JP2017137114A - 混合容器セット及び付加剤収容具 - Google Patents

混合容器セット及び付加剤収容具 Download PDF

Info

Publication number
JP2017137114A
JP2017137114A JP2016020961A JP2016020961A JP2017137114A JP 2017137114 A JP2017137114 A JP 2017137114A JP 2016020961 A JP2016020961 A JP 2016020961A JP 2016020961 A JP2016020961 A JP 2016020961A JP 2017137114 A JP2017137114 A JP 2017137114A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mouth
sealing film
mixing container
container set
cylindrical portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016020961A
Other languages
English (en)
Inventor
剛 有泉
Takeshi Ariizumi
剛 有泉
彦希 梅垣
Hikonori Umegaki
彦希 梅垣
渡辺 薫
Kaoru Watanabe
薫 渡辺
西谷 弘
Hiroshi Nishitani
弘 西谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Terumo Corp filed Critical Terumo Corp
Priority to JP2016020961A priority Critical patent/JP2017137114A/ja
Publication of JP2017137114A publication Critical patent/JP2017137114A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)
  • Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)
  • Package Specialized In Special Use (AREA)

Abstract

【課題】コンパクト化を図ることができ、封止フィルムを円滑に開封することができる混合容器セット及び付加剤収容具を提供する。【解決手段】混合容器セット10は、容器本体20、口部22、収容部16及び封止フィルム18を備えている。容器本体20に設けられた口部22には、口部22に対して収容部16を回転させることによって封止フィルム18を収容室14の外側から収容部16の回転方向に沿って破りながら収容室14内に進入することが可能な開封用突起52と、封止フィルム18が開封された状態で収容室14内と容器本体20内とを連通する連通孔とが形成されている。混合容器セット10Aを構成する付加剤収容具56は、容器本体20に接続可能な口部22aを有している。【選択図】図6

Description

本発明は、溶剤を収容する容器本体と溶剤に加えられる付加剤を収容する収容部とを備えた混合容器セット及び付加剤収容具に関する。
この種の混合容器セットとして、例えば、特許文献1の医薬物質用の滴下ボトルが知られている。この滴下ボトルは、ボトル本体と、ボトル本体の首部に接続されたキャップ部とを備えている。キャップ部は、ボトル本体内の液体に混合させる付加剤を収容する外側円筒体と、付加剤を外側円筒体内に封止するダイアフラムと、外側円筒体内に軸線方向に沿ってスライド可能に配設された内側円筒体とを有している。内側円筒体の下端部は、ダイアフラム(封止フィルム)を外側円筒体の軸線方向に沿って剪断することができるように鏨状又はのみ状に形成(斜めにカット)されている。
特開平11−290423号公報
上述した特許文献1のような従来技術では、内側円筒体を外側円筒体に対してボトル本体側にスライドさせることにより、内側円筒体の鏨状の下端部を封止フィルムに押し当てて当該封止フィルムを剪断している。そのため、キャップ部が軸線方向に比較的大きくなるという不都合がある。
また、付加剤が収容されている外側円筒体内に内側円筒体が配設されているため、封止フィルムを剪断する際に、内側円筒体の下端部と封止フィルムとの間に付加剤が入り込むことがある。そうすると、封止フィルムを円滑に開封させることができないおそれがある。
本発明は、このような課題を考慮してなされたものであり、コンパクト化を図ることができ、封止フィルムを円滑に開封することができる混合容器セット及び付加剤収容具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る混合容器セットは、溶剤を収容する容器本体と、容器本体に設けられた口部と、口部に対する回転によって口部に着脱可能に構成され、且つ溶剤に加えられる付加剤が収容された収容室を有する収容部と、収容部に接着され、且つ収容室内に付加剤を封止する封止フィルムと、を備え、口部には、口部に対して収容部を回転させることによって封止フィルムを収容室の外側から収容部の回転方向に沿って破りながら収容室内に進入することが可能な開封用突起と、口部に収容部が接続され且つ封止フィルムが開封された状態で収容室内と容器本体内とを連通する連通孔と、が形成されていることを特徴とする。
このような構成によれば、開封用突起によって封止フィルムを収容部の回転方向に沿って破ることができるので、混合容器セットのコンパクト化を図ることができる。また、開封用突起を収容室内ではなく口部に形成しているので、開封用突起を封止フィルムに対して直接的に接触させることができる。これにより、封止フィルムを円滑に開封することができる。
上記の混合容器セットにおいて、口部には、第1ねじ部が形成され、収容部には、第1ねじ部に螺合可能な第2ねじ部が形成され、開封用突起は、第1ねじ部及び第2ねじ部の締め付け方向への収容部の回転によって封止フィルムを破りながら収容室内に進入するように設けられていてもよい。
このような構成によれば、第2ねじ部を第1ねじ部に対して締め付けることにより封止フィルムを開封用突起によって円滑に開封することができる。
上記の混合容器セットにおいて、口部は、第1ねじ部が形成された第1円筒部を有し、収容部は、第2ねじ部が形成された円筒状の周壁部と、周壁部の片方の開口を閉塞する閉塞部と、閉塞部から延出するとともに第1円筒部の内孔に嵌入可能な第2円筒部と、を有し、第2円筒部内には、収容室が形成され、封止フィルムは、第2円筒部に接着され、開封用突起は、第1円筒部の内孔に位置していてもよい。
このような構成によれば、簡易な構成により開封用突起を収容室の外側から封止フィルムに接触させることができる。
上記の混合容器セットにおいて、開封用突起は、回転方向に沿って360°未満の所定角度だけ延在していてもよい。
このような構成によれば、開封用突起によって封止フィルムが収容部から切り離されることを抑えることができる。
上記の混合容器セットにおいて、第1ねじ部及び第2ねじ部は、最大締め付け位置に達したときに、開封用突起によって封止フィルムが破られる角度が360°未満であるように形成されていてもよい。
このような構成によれば、開封用突起によって封止フィルムが収容部から切り離されることを一層抑えることができる。
上記の混合容器セットにおいて、開封用突起は、第1円筒部の軸線に沿って延在し、且つ第1円筒部のうち第2円筒部が嵌入される開口部側に向かって薄肉に形成されていてもよい。
このような構成によれば、開封用突起の先端部を封止フィルムに対して容易に貫通させることができる。
上記の混合容器セットにおいて、第1円筒部の内周面には、第2円筒部が嵌入される開口部側に向かって径方向外方に傾斜した第1テーパ面が形成され、第2円筒部の外周面には、第1テーパ面に液密に接触可能な第2テーパ面が形成されていてもよい。
このような構成によれば、口部及び収容部の間から溶剤、付加剤又は混合剤(以下、溶剤等と称することがある)が漏出することを抑えることができる。
上記の混合容器セットにおいて、収容部には、第1円筒部の先端面に液密に接触するシール突起が形成されていてもよい。
このような構成によれば、口部及び収容部の間から溶剤等が漏出することをさらに抑えることができる。
本発明に係る付加剤収容具は、溶剤を収容する容器本体に設けられた中空状の接続部に接続可能な口部と、口部に対する回転によって口部に着脱可能に構成され、且つ溶剤に加えられる付加剤が収容された収容室を有する収容部と、収容部に接着され、且つ収容室内に付加剤を封止する封止フィルムと、を備え、口部には、口部に対して収容部を回転させることによって封止フィルムを収容室の外側から収容部の回転方向に沿って破りながら収容室内に進入することが可能な開封用突起と、接続部に口部が接続されるとともに口部に収容部が接続され且つ封止フィルムが開封された状態で収容室内と容器本体内とを連通する連通孔と、が形成されていることを特徴とする。
このような構成によれば、上述した混合容器セットと同様の作用効果を奏する付加剤収容具を得ることができる。
本発明によれば、口部に形成された開封用突起によって封止フィルムを収容部の回転方向に沿って破ることができるので、混合容器セットのコンパクト化を図ることができ、封止フィルムを円滑に開封することができる。
本発明の第1実施形態に係る混合容器セットを示す模式図である。 図1の口部及び収容部の分解斜視図である。 図2の一部断面斜視図である。 図4Aは口部に収容部を接続した状態を示す一部省略縦断面図であり、図4Bは収容部を口部に対して所定量だけ回転させた状態を示す一部省略縦断面図である。 図5Aは図4BのVA−VA線に沿った横断面図であり、図5Bは収容部を口部に対して最大締め付け位置まで回転させた状態を示す横断面図である。 溶剤に付加剤が混合された状態の混合容器セットの一部省略縦断面図である。 口部から収容部を取り外した状態を示す一部省略縦断面図である。 本発明の第2実施形態に係る混合容器セットを示す模式図である。
以下、本発明に係る混合容器セット及び付加剤収容具について好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照しながら説明する。なお、図5A及び図5Bでは、説明の便宜上、付加剤M2の図示を省略している。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に係る混合容器セット10は、飲食前に容器12内の溶剤M1に付加剤M2を混合して撹拌することにより、味、粘度、成分等を変化させた経口栄養剤(混合剤M3)を得るためのものである。ただし、混合容器セット10は、経口栄養剤を得るためのものに限定されない。すなわち、混合容器セット10は、例えば、使用前に溶剤M1に付加剤M2を混合することにより、生体に投与する薬剤(混合剤M3)を得るためのものであってもよい。
図1〜図3及び図6に示すように、混合容器セット10は、溶剤M1を収容する容器12と、付加剤M2を収容する収容室14が形成された収容部16と、収容室14内に付加剤M2を封止する封止フィルム18とを備えている。容器12は、パウチ容器として構成されており、可撓性を有する容器本体20と、容器本体20に一体的に設けられた口部22と、口部22に着脱自在なキャップ24とを有している。
容器本体20は、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィンのような軟質樹脂製又はアルミニウム製の可撓性を有するフィルム材を重ね、その周縁のシール部において融着又は接着し、袋状に構成されたバッグである。容器本体20は、透明に構成するのが好ましい。この場合、容器本体20内の溶剤M1に付加剤M2を混合させた際にこれら物質の混ざり具合(溶解具合)を外から容易に視認することができるからである。
図3に示すように、口部22は、硬質樹脂で一体的に成形されている。口部22は、容器本体20に対して融着又は接着された固定部26と、固定部26から延出した第1円筒部28とを有している。固定部26には、容器本体20内に連通する貫通孔26aが形成されている。固定部26は、第1円筒部28の内周面よりも径方向内方に延出している。
固定部26のうち第1円筒部28の内孔28aに臨む面には、径方向内方に向かって貫通孔26a側に傾斜した傾斜面30が形成されている。第1円筒部28の内孔28aは、貫通孔26aに連通している。第1円筒部28の内周面には、先端に向かって径方向外方に傾斜した第1テーパ面32が形成されている。第1円筒部28の外周面には、第1ねじ部34が形成されている(図2参照)。
収容部16は、硬質樹脂によって一体的に成形されており、円筒状の周壁部36と、周壁部36の片側の開口を閉塞する閉塞部38と、周壁部36内に位置するように閉塞部38から延出した第2円筒部40とを備えている。
周壁部36と第2円筒部40とは、互いに同軸に設けられている。周壁部36の内周面には、口部22の第1ねじ部34に螺合する第2ねじ部42が形成されている。第2円筒部40は、第1ねじ部34及び第2ねじ部42が螺合した状態で、第1円筒部28の内孔28aに嵌入される(図4A等参照)。すなわち、収容部16は、口部22に対する回転によって口部22に着脱可能に構成されている。
図2から解かるように、周壁部36の外周面には、ユーザの手指の滑り止めとして機能する滑り止め部44が形成されている。本実施形態では、滑り止め部44は、周壁部36の略全長に亘って延在する凸部が周壁部36の全周に亘って所定間隔離間して複数設けられることによって構成されている。このような滑り止め部44は、例えば、ローレット加工により形成することができる。なお、滑り止め部44の大きさ及び形状は任意に設定可能であり、周壁部36の外周面に凹部を形成することによって構成してもよい。
図3に示すように、閉塞部38の一方の面には、第1円筒部28の先端面に接触することにより溶剤M1等が口部22と収容部16との間から漏出することを抑えるための円環状のシール突起46が形成されている。シール突起46の大きさ及び形状は、任意に設定可能である。
第2円筒部40の外周面には、先端に向かって径方向内方に傾斜した第2テーパ面48が形成されている。第2円筒部40の軸線に対する第2テーパ面48の傾斜角度は、第1円筒部28の軸線に対する第1テーパ面32の傾斜角度と同一に設定されている。そのため、第2テーパ面48は、第2ねじ部42を第1ねじ部34に締め付けた状態で第1テーパ面32に液密に接触することとなる。これにより、口部22及び収容部16の間から溶剤M1等が漏出することを一層抑えることができる。
第2円筒部40の内孔は、付加剤M2を収容する収容室14として機能する。付加剤M2は、例えば、粉末剤、錠剤、顆粒剤、液剤等を用いることができる。一般的に、粉末剤は、錠剤及び顆粒剤よりも溶剤M1に均一に混合(溶解)させ易く、且つ液剤よりも保存期間が長い。そのため、付加剤M2としては、粉末剤を用いるのが好ましい。
付加剤M2は、フレーバ(香料)、ゲル化剤、栄養素等を含有することができる。栄養素としては、例えば、分岐鎖アミノ酸(BCAA:branched-chain amino acids)等が挙げられる。
第2円筒部40の先端面(閉塞部38とは反対側の端面)には、収容室14内に付加剤M2を封止するための封止フィルム18が接着されている。封止フィルム18としては、アルミニウム製のフィルムを好適に用いることができるが、樹脂製のフィルム等であってもよい。封止フィルム18の縁部は、第2円筒部40の先端面に接着されている。
なお、第2円筒部40の先端部の外周面には、環状凹部50が形成されている。環状凹部50は、製造時に、封止フィルム18を貼り付けた後、その余分な部分をパンチ切断する際のパンチ刃の逃げ空間(クリアランス)である。これにより、封止フィルム18を第2円筒部40の先端部の外形形状に沿って効率的に形成することができる。すなわち、封止フィルム18が第2円筒部40の外側にはみ出すことが抑えられるため、封止フィルム18が第1円筒部28と第2円筒部40との間に挟み込まれることを防止することができる。
このように構成される混合容器セット10では、封止フィルム18を収容室14の外側から開封するための開封用突起52が口部22に設けられている。具体的には、開封用突起52は、固定部26から第1円筒部28の軸線方向に沿って第1円筒部28における第2円筒部40が嵌入される開口部側に向かって突出している。
すなわち、開封用突起52は、第1ねじ部34及び第2ねじ部42を互いに締め付ける(収容部16を口部22に対して回転させる)ことによって封止フィルム18を収容室14の外側から収容部16の回転方向に沿って破りながら収容室14内に進入する(図4B〜図5B及び図6参照)。また、開封用突起52は、封止フィルム18のうち第2円筒部40の内周面の近傍に接触するように設けられている(図5A参照)。これにより、封止フィルム18を第2円筒部40の内周面に沿って比較的大きく開封することができる。
開封用突起52は、封止フィルム18を360°の範囲で破らない(封止フィルム18が第2円筒部40から切り離されない)ように、第1円筒部28の周方向に所定角度だけ延在している。前記所定角度は、30°以上90°以下、好ましくは、45°以上75°以下、さらに好ましくは60°に設定される。
前記所定角度が30°よりも小さいと、封止フィルム18を開封するために必要な収容部16の口部22に対する回転量が比較的多くなる(第1ねじ部34及び第2ねじ部42の長さが長くなる)ため混合容器セット10が大きくなり易い。一方、前記所定角度が90°よりも大きいと、封止フィルム18が360°の範囲で破れるおそれがある。前記所定角度が60°であれば、封止フィルム18が360°の範囲で破れることを確実に抑えることができるとともに混合容器セット10のコンパクト化を好適に図ることができる。
このような開封用突起52を備える場合、第1ねじ部34及び第2ねじ部42は、最大締め付け位置に達したときに、開封用突起52により封止フィルム18が収容部16の回転方向に360°未満の所定角度θ(例えば、300°)だけ破られるように形成されている(図5B参照)。これにより、開封用突起52によって封止フィルム18が収容部16から切り離されることを一層抑えることができる。
なお、所定角度θは、180°以上が好ましく、300°がより好ましい。これにより、付加剤M2の重さによって、封止フィルム18の切り離された部分がめくれやすくなるとともに、完全に切り離されにくくなる。
開封用突起52のうち第1円筒部28の径方向内方を指向する内面は、先端に向かって径方向外側に傾斜している。換言すれば、開封用突起52は、先端側に向かって徐々に薄肉に形成されている。これにより、開封用突起52の先端部を封止フィルム18に対して容易に貫通させることができる。
本実施形態に係る混合容器セット10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次に、混合容器セット10の使用方法について説明する。なお、初期状態において、容器本体20はキャップ24によって封止されている。
図1に示すように、まず、ユーザは、容器本体20からキャップ24を取り外し、所望の付加剤M2が収容されている収容部16を容器12の口部22に接続する。すなわち、ユーザは、滑り止め部44を把持した状態で、第2ねじ部42を第1ねじ部34に螺合させて収容部16を口部22に対して第1ねじ部34及び第2ねじ部42が互いに締め付けられる方向(R1方向)に回転させる(図4A参照)。
そうすると、第1ねじ部34及び第2ねじ部42が互いに締め付けられ、開封用突起52の先端が封止フィルム18の外表面に接触する。そして、封止フィルム18がR1方向に回転しながら開封用突起52の先端に向かって押し付けられるため、開封用突起52の先端部が封止フィルム18のうち第1円筒部28の内周面の近傍を貫通する(図4B及び図5A参照)。
次いで、収容部16をR1方向にさらに回転させると、封止フィルム18は、開封用突起52のR2方向の側面に接触しながらR1方向に回転するとともに開封用突起52の基端側に進行する。換言すれば、開封用突起52が収容室14内に進行する。そのため、封止フィルム18の破断部54は、拡幅しながらR1方向に沿って広がる。
そして、第1ねじ部34及び第2ねじ部42の最大締め付け位置まで収容部16を回転させると、封止フィルム18は、開封用突起52によって周方向に所定角度θ(例えば、300°)だけ破られて開封する(図5B参照)。このとき、図6に示すように、収容室14内は、封止フィルム18の破断部54、口部22の連通孔(第1円筒部28の内孔28a及び固定部26の貫通孔26a)を介して容器本体20内に連通するため、収容室14内の付加剤M2が容器本体20内に導入される。
なお、本実施形態では、付加剤M2は傾斜面30によって固定部26の貫通孔26aに導かれるため、口部22に付加剤M2が残留することを抑えることができる。さらに、封止フィルム18は、周方向に所定角度(60°)だけ破られずに残っているため、封止フィルム18の一部が収容部16から切り離されて容器本体20内に脱落することはない(図5B及び図6参照)。
また、第1ねじ部34及び第2ねじ部42の最大締め付け位置では、第1テーパ面32と第2テーパ面48とが互いに液密に接触するとともにシール突起46が弾性変形した状態で第1円筒部28の先端面に液密に接触している。すなわち、容器12内の溶剤M1等が口部22及び収容部16の間から漏出することが抑えられている。
その後、ユーザは、収容部16付きの容器本体20を振ることにより付加剤M2が加えられた溶剤M1を撹拌する。これにより、混合剤M3が得られる。続いて、図7に示すように、ユーザは、収容部16を口部22から取り外し、固定部26の貫通孔26a及び第1円筒部28の内孔28aを介して混合剤M3を飲食する。
本実施形態によれば、開封用突起52によって封止フィルム18を収容部16のR1方向に沿って破ることができるので、混合容器セット10のコンパクト化を図ることができる。また、開封用突起52を収容室14内ではなく口部22に形成しているので、開封用突起52を封止フィルム18に対して直接的に接触させることができる。これにより、封止フィルム18を円滑に開封することができる。
本実施形態によれば、口部22が、第1ねじ部34が形成された第1円筒部28を有し、収容部16が、第2ねじ部42が形成された周壁部36と、周壁部36の片方の開口を閉塞する閉塞部38と、閉塞部38から延出するとともに第1円筒部28の内孔28aに嵌入可能な第2円筒部40を有している。そして、第2円筒部40内に形成された収容室14を当該第2円筒部40に接着された封止フィルム18によって封止し、第1円筒部28の内孔28aに封止フィルム18を開封する開封用突起52が位置している。これにより、簡易な構成により開封用突起52を収容室14の外側から封止フィルム18に接触させることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る混合容器セット10Aについて図8を参照しながら説明する。なお、第2実施形態に係る混合容器セット10Aにおいて、第1実施形態に係る混合容器セット10と同一の構成要素には同一の参照符号を付し、詳細な説明は省略する。
図8に示すように、本実施形態に係る混合容器セット10Aは、容器12aと付加剤収容具56とを備えている。容器12aは、容器本体20と、容器本体20に固定された中空状の第1接続部58と、第1接続部58の開口を閉塞する閉塞キャップ60とを有している。
付加剤収容具56は、口部22aと収容部16とを有している。すなわち、本実施形態において、口部22aは、容器本体20に対して分離しており、第1接続部58に対して液密に接続可能な第2接続部62を有している。第2接続部62は、上述した固定部26を第1接続部58に接続可能な構成にしたものである。口部22aは、第1接続部58に対して着脱可能に構成されていてもよいし、第1接続部58に対して装着すると取り外すことができないように構成されていてもよい。
本実施形態に係る付加剤収容具56及び混合容器セット10Aは、上述した第1実施形態に係る混合容器セット10と同様の作用効果を奏する。
本発明に係る混合容器セットは、上述の実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10、10A…混合容器セット 12、12a…容器
14…収容室 16…収容部
18…封止フィルム 20…容器本体
22、22a…口部 26…固定部
28…第1円筒部 32…第1テーパ面
34…第1ねじ部 36…周壁部
38…閉塞部 40…第2円筒部
42…第2ねじ部 46…シール突起
48…第2テーパ面 52…開封用突起

Claims (9)

  1. 溶剤を収容する容器本体と、
    前記容器本体に設けられた口部と、
    前記口部に対する回転によって前記口部に着脱可能に構成され、且つ前記溶剤に加えられる付加剤が収容された収容室を有する収容部と、
    前記収容部に接着され、且つ前記収容室内に前記付加剤を封止する封止フィルムと、を備え、
    前記口部には、
    当該口部に対して前記収容部を回転させることによって前記封止フィルムを前記収容室の外側から前記収容部の回転方向に沿って破りながら前記収容室内に進入することが可能な開封用突起と、
    前記口部に前記収容部が接続され且つ前記封止フィルムが開封された状態で前記収容室内と前記容器本体内とを連通する連通孔と、が形成されていることを特徴とする混合容器セット。
  2. 請求項1記載の混合容器セットにおいて、
    前記口部には、第1ねじ部が形成され、
    前記収容部には、前記第1ねじ部に螺合可能な第2ねじ部が形成され、
    前記開封用突起は、前記第1ねじ部及び前記第2ねじ部の締め付け方向への前記収容部の回転によって前記封止フィルムを破りながら前記収容室内に進入するように設けられていることを特徴とする混合容器セット。
  3. 請求項2記載の混合容器セットにおいて、
    前記口部は、前記第1ねじ部が形成された第1円筒部を有し、
    前記収容部は、
    前記第2ねじ部が形成された円筒状の周壁部と、
    前記周壁部の片方の開口を閉塞する閉塞部と、
    前記閉塞部から延出するとともに前記第1円筒部の内孔に嵌入可能な第2円筒部と、を有し、
    前記第2円筒部内には、前記収容室が形成され、
    前記封止フィルムは、前記第2円筒部に接着され、
    前記開封用突起は、前記第1円筒部の内孔に位置していることを特徴とする混合容器セット。
  4. 請求項3記載の混合容器セットにおいて、
    前記開封用突起は、前記回転方向に沿って360°未満の所定角度だけ延在していることを特徴とする混合容器セット。
  5. 請求項4記載の混合容器セットにおいて、
    前記第1ねじ部及び前記第2ねじ部は、最大締め付け位置に達したときに、前記開封用突起によって前記封止フィルムが破られる角度が360°未満であるように形成されていることを特徴とする混合容器セット。
  6. 請求項3〜5のいずれか1項に記載の混合容器セットにおいて、
    前記開封用突起は、前記第1円筒部の軸線に沿って延在し、且つ前記第1円筒部のうち前記第2円筒部が嵌入される開口部側に向かって薄肉に形成されていることを特徴とする混合容器セット。
  7. 請求項3〜6のいずれか1項に記載の混合容器セットにおいて、
    前記第1円筒部の内周面には、前記第2円筒部が嵌入される開口部側に向かって径方向外方に傾斜した第1テーパ面が形成され、
    前記第2円筒部の外周面には、前記第1テーパ面に液密に接触可能な第2テーパ面が形成されていることを特徴とする混合容器セット。
  8. 請求項3〜7のいずれか1項に記載の混合容器セットにおいて、
    前記収容部には、前記第1円筒部の先端面に液密に接触するシール突起が形成されていることを特徴とする混合容器セット。
  9. 溶剤を収容する容器本体に設けられた中空状の接続部に接続可能な口部と、
    前記口部に対する回転によって前記口部に着脱可能に構成され、且つ前記溶剤に加えられる付加剤が収容された収容室を有する収容部と、
    前記収容部に接着され、且つ前記収容室内に前記付加剤を封止する封止フィルムと、を備え、
    前記口部には、
    当該口部に対して前記収容部を回転させることによって前記封止フィルムを前記収容室の外側から前記収容部の回転方向に沿って破りながら前記収容室内に進入することが可能な開封用突起と、
    前記接続部に前記口部が接続されるとともに前記口部に前記収容部が接続され且つ前記封止フィルムが開封された状態で前記収容室内と前記容器本体内とを連通する連通孔と、が形成されていることを特徴とする付加剤収容具。
JP2016020961A 2016-02-05 2016-02-05 混合容器セット及び付加剤収容具 Pending JP2017137114A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016020961A JP2017137114A (ja) 2016-02-05 2016-02-05 混合容器セット及び付加剤収容具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016020961A JP2017137114A (ja) 2016-02-05 2016-02-05 混合容器セット及び付加剤収容具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017137114A true JP2017137114A (ja) 2017-08-10

Family

ID=59564616

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016020961A Pending JP2017137114A (ja) 2016-02-05 2016-02-05 混合容器セット及び付加剤収容具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017137114A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022528551A (ja) * 2019-04-12 2022-06-14 イーエルシー マネージメント エルエルシー 再構成可能な容器蓋システム
JP2022528907A (ja) * 2019-04-10 2022-06-16 イーエルシー マネージメント エルエルシー 再構成可能な容器蓋システム
JP2023036854A (ja) * 2019-04-12 2023-03-14 イーエルシー マネージメント エルエルシー 再構成可能な容器蓋システム

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4682689A (en) * 1986-06-27 1987-07-28 Clairol Incorporated Dual compartment container
JP2004090956A (ja) * 2002-08-30 2004-03-25 Japan Crown Cork Co Ltd 混合用キャップ
JP2006027709A (ja) * 2004-07-21 2006-02-02 Japan Crown Cork Co Ltd 混合用容器蓋
JP2007276787A (ja) * 2004-10-25 2007-10-25 Coca Cola Co:The 収納室付きキャップ
JP2009067412A (ja) * 2007-09-11 2009-04-02 Kikuji Yamaguchi 二剤混合容器
JP2009161187A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Yoshino Kogyosho Co Ltd 2剤混合容器
JP2010189046A (ja) * 2009-02-19 2010-09-02 Fresh:Kk ボトルキャップおよび飲料用ボトル
JP2012035858A (ja) * 2010-08-05 2012-02-23 Takeuchi Press Ind Co Ltd 二重チューブ容器

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4682689A (en) * 1986-06-27 1987-07-28 Clairol Incorporated Dual compartment container
JP2004090956A (ja) * 2002-08-30 2004-03-25 Japan Crown Cork Co Ltd 混合用キャップ
JP2006027709A (ja) * 2004-07-21 2006-02-02 Japan Crown Cork Co Ltd 混合用容器蓋
JP2007276787A (ja) * 2004-10-25 2007-10-25 Coca Cola Co:The 収納室付きキャップ
JP2009067412A (ja) * 2007-09-11 2009-04-02 Kikuji Yamaguchi 二剤混合容器
JP2009161187A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Yoshino Kogyosho Co Ltd 2剤混合容器
JP2010189046A (ja) * 2009-02-19 2010-09-02 Fresh:Kk ボトルキャップおよび飲料用ボトル
JP2012035858A (ja) * 2010-08-05 2012-02-23 Takeuchi Press Ind Co Ltd 二重チューブ容器

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022528907A (ja) * 2019-04-10 2022-06-16 イーエルシー マネージメント エルエルシー 再構成可能な容器蓋システム
JP2023040089A (ja) * 2019-04-10 2023-03-22 イーエルシー マネージメント エルエルシー 再構成可能な容器蓋システム
JP7256898B2 (ja) 2019-04-10 2023-04-12 イーエルシー マネージメント エルエルシー 再構成可能な容器蓋システム
JP7330352B2 (ja) 2019-04-10 2023-08-21 イーエルシー マネージメント エルエルシー 再構成可能な容器蓋システム
JP2022528551A (ja) * 2019-04-12 2022-06-14 イーエルシー マネージメント エルエルシー 再構成可能な容器蓋システム
JP2023036854A (ja) * 2019-04-12 2023-03-14 イーエルシー マネージメント エルエルシー 再構成可能な容器蓋システム
JP7330353B2 (ja) 2019-04-12 2023-08-21 イーエルシー マネージメント エルエルシー 再構成可能な容器蓋システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2017214122A (ja) 付加剤添加構造及び混合容器セット
US7607460B2 (en) Coupling assembly
US8151985B2 (en) Containers for storing at least two substances for subsequent mixing
US7308915B2 (en) Packaging system for storing and mixing separate ingredient components
US8136660B2 (en) Multi compartment container system
US7635012B2 (en) Sealed storage container with a coupling assembly
JP5605781B2 (ja) 好ましくは医学的または薬学的活性物質等の物質および液体を別々に収容し、これらを放出に先立って混合するための装置
US20080125704A1 (en) Liquid chamber cap with compartment for use with injectables
JP5204117B2 (ja) 蓋及び分注システム
JP2018502796A (ja) 清涼飲料を作るためのキャップおよび方法
JP2017137114A (ja) 混合容器セット及び付加剤収容具
JPH0556998A (ja) 薬剤容器およびそれを用いた薬液注入装置
US20020027087A1 (en) Capsule for use in preparing a dental amalgam
BR212019019073Y1 (pt) Tampa dosadora para um recipiente de líquido
JP6819900B2 (ja) メスコネクタ
JP2006213332A (ja) 2成分混合容器
WO2013091882A1 (en) A pharmaceutical package
JP2009519874A (ja) 異種物質の為の組立式貯蔵空間を有するキャップ受容装置
JP2017137113A (ja) 付加剤収容具及びそれを備えた混合容器セット
JPH0872921A (ja) 二剤混合容器
JP3961608B2 (ja) 穿孔具付きキャップ
JP2018131207A (ja) 付加剤収容具及び混合容器セット
JP6735396B1 (ja) 2液混合容器
WO2014120034A1 (ru) Укупорочное устройство для емкости
JP6279842B2 (ja) コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181010

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190711

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190723

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200204