JP2017136578A - 電解水生成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電解室での電気分解を効率よく行ない溶存水素濃度を高めつつ、隔膜の損傷を抑制できる電解水生成装置を提供する。
【解決手段】電解水生成装置1は、固体高分子膜等の隔膜43によって第1給電体41が配された第1極室40Aと第2給電体42が配された第2極室40Bとに区切られ、水を電気分解することにより電解水を生成する電解室40と、第1極室40Aに接続され、第1極室40Aに電気分解される水を供給する第1給水路11aと、第1極室40Aに接続され、電気分解された電解水を第1極室40Aから送出する第1出水路12と、第2極室40Bに接続され、第2極室40Bに電気分解される水を供給する第2給水路11bと、第2極室40Bに接続され、電気分解された電解水を第2極室40Bから送出する第2出水路13とを備える。第2出水路13には、第2出水路13内の水位を検出する水位検出手段26が設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電気分解によって生成された電解水を生成する電解水生成装置に関する。
従来、電気分解によって水素が溶け込んだ電解水を生成する電解水生成装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。上記特許文献1に開示されている電解水生成装置では、通常、第1極室で生成された電解水が利用される場合、第2極室で副次的に生成される電解水は、捨て水として下水等に廃棄される。
ところで、何らかの事情により、第2極室に電気分解される水を供給する給水路又は第2極室から電解水を送出する出水路に詰まりが生じた場合、第2極室40Bを移動する水流がなくなるので、第2極室で電気分解によって生成される気体が第2極室に滞留する。この場合、第2給電体の表面に供給される水が減少するため、電解室での電気分解が著しく抑制されるおそれがある。
また、第1極室及び第2極室に供給される水には、隔膜を冷却する作用を有している。そうしたところ、第2極室に接続されている給水路に詰まりが生じた場合、上記給水路から第2極室への給水は停止される。この状態で電気分解が進行すると、第2極室内の水が徐々に消費され、第2極室内の水位が低下する。その結果、隔膜の第2極室側の表面に供給される水が減少するため、隔膜が過熱により損傷を受けるおそれがある。
一方、第2極室に接続されている出水路に詰まりが生じた場合にあっては、生成された気体が出水路から排出されなくなるので、やがて出水路の詰まり箇所から第2極室にかけて上記気体が充満し、ひいては第2極室内の水位が低下する。その結果、給水路に詰まりが生じた場合と同様に、隔膜の第2極室側の表面に供給される水が減少するため、隔膜が過熱により損傷を受けるおそれがある。既に述べたように、第2極室で生成される電解水は廃棄されることが多いことから、第2極室側の給水路又は出水路の詰まりはユーザーに発見されにくいため、上述した問題が生じ易い傾向にある。
特開2015−213868号公報
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、電解室での電気分解を効率よく行ない溶存水素濃度を高めつつ、隔膜の損傷を抑制できる電解水生成装置を提供することを主たる目的としている。
本発明の第1発明に係る電解水生成装置は、隔膜によって第1給電体が配された第1極室と第2給電体が配された第2極室とに区切られ、かつ、水を電気分解することにより電解水を生成する電解室と、前記第1極室に接続され、前記第1極室に電気分解される水を供給する第1給水路と、前記第1極室に接続され、電気分解された電解水を前記第1極室から送出する第1出水路と、前記第2極室に接続され、前記第2極室に電気分解される水を供給する第2給水路と、前記第2極室に接続され、電気分解された電解水を前記第2極室から送出する第2出水路とを備え、前記第2出水路には、前記第2出水路内の水位を検出する水位検出手段が設けられていることを特徴とする。
本発明に係る前記電解水生成装置において、前記水位検出手段は、光を照射する照射部と、前記照射部から照射され、前記第2出水路を透過した光を検出して電気信号を出力する受光部とを有することが望ましい。
本発明に係る前記電解水生成装置において、前記水位検出手段は、前記受光部から出力された電気信号に基づいて、前記第2給水路及び前記第2出水路の詰まりを判定する判定手段をさらに備えることが望ましい。
本発明に係る前記電解水生成装置において、前記第2出水路は、前記第2極室の上端部から上方にのびていることが望ましい。
本発明に係る前記電解水生成装置において、前記第2給水路には、前記第2極室への給水を制限する給水制限手段が設けられていることが望ましい。
本発明の電解水生成装置では、隔膜、第1極室及び第2極室を有する電解室と、第1極室に接続された第1給水路及び第1出水路と、第2極室に接続された第1給水路及び第1出水路とを備える。第1極室での電気分解によって生成された気体は、電解水に溶け込み、電解水と共に第1出水路を介して第1極室から送出され、気体が溶存する電解水をユーザーが利用できる。
一方、第2極室で電気分解によって生成された気体は、第2出水路を介して第2極室から送出される。仮に、上記第2給水路又は第2出水路に詰まりが生じた状態で電解水生成装置の使用が継続された場合、やがて、第2出水路には、第2極室で生成された気体が充満し、第2出水路内の水位が低下する。本発明では、第2出水路に設けられている水位検出手段によって、第2出水路内の水位が検出されるので、第2給水路又は第2出水路の詰まりが知得されうる。これにより、電解室での電気分解を効率よく行ない溶存水素濃度を高めつつ、第2極室内の電解水によって隔膜を冷却し、隔膜の損傷を抑制することが可能となる。
本発明の第1発明に係る電解水生成装置の一実施形態の概略構成を示すブロック図である。 図1の電解水生成装置の電気的構成を示すブロック図である。 図1の水位検出手段の概略構成を示す図である。 図2の液面センサーから出力される信号を示す図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1は、本発明の実施形態である電解水生成装置1の概略構成を示している。電解水生成装置1は、飲用又は料理用等の水として、又は透析治療に用いられる電解水素水を生成する。電解水生成装置1は、電解槽4と、給水路11と、出水路12及び13とを備える。
電解槽4は、供給された水を電気分解することにより電解水素水を生成する。電解槽4は、電解室40と、第1給電体41と、第2給電体42と、隔膜43とを有している。電解室40は、隔膜43によって、第1給電体41側の第1極室40Aと、第2給電体42側の第2極室40Bとに区切られる。
第1給電体41及び第2給電体42には、例えば、チタニウム等からなるエクスパンドメタル等の網状金属の表面に白金のめっき層が形成されたものが適用されている。このような網状の第1給電体41及び第2給電体42は、隔膜43を挟持しながら、隔膜43の表面に水を行き渡らせることができ、電解室40内での電気分解を促進する。
第1給電体41及び第2給電体42の一方は陽極給電体として適用され、他方は陰極給電体として適用される。電解室40の第1極室40A及び第2極室40Bの両方に水が供給され、第1給電体41及び第2給電体42に直流電圧が印加されることにより、電解室40内で水の電気分解が生ずる。
隔膜43には、例えば、スルホン酸基を有するフッ素系樹脂からなる固体高分子膜等が適宜用いられている。隔膜43の両面には、白金からなるめっき層が形成されている。隔膜43のめっき層と第1給電体41及び第2給電体42とは、当接し、電気的に接続される。隔膜43は、電気分解で生じたイオンを通過させる。隔膜43を介して第1給電体41と第2給電体42とが電気的に接続される。固体高分子材料からなる隔膜43が適用される場合、電解水素水のpH値を上昇させることなく、溶存水素濃度を高めることができる。このような電解水素水は、例えば、透析治療での患者の酸化ストレスの低減に好適とされている。
電解室40内で水が電気分解されることにより、水素ガス及び酸素ガスが発生する。例えば、第1給電体41が陰極給電体として適用される場合、第1極室40Aでは、水素ガスが発生し、水素ガスが溶け込んだ電解水素水が生成される。一方、第2極室40Bでは、酸素ガスが発生し、酸素ガスが溶け込んだ電解酸素水が生成される。第1給電体41が陽極給電体として適用される場合、第1極室40Aでは、酸素ガスが発生し、酸素ガスが溶け込んだ電解酸素水が生成される。一方、第2極室40Bでは、水素ガスが発生し、水素ガスが溶け込んだ電解水素水が生成される。
給水路11には、電気分解される原水が供給される。給水路11の上流には、原水を浄化する浄水カートリッジ(図示せず)が適宜設けられている。
給水路11は、第1給水路11a及び第2給水路11bに分岐し、電解槽4に接続されている。第1給水路11aは、第1極室40Aに接続されている。第1給水路11aは、第1極室40Aに電気分解される水を供給する。第2給水路11bは、第2極室40Bに接続されている。第2給水路11bは、第2極室40Bに電気分解される水を供給する。
第1出水路12は、第1極室40Aに接続されている。第1出水路12は、第1極室40Aで電気分解された電解水を第1極室40Aから送出する。
本実施形態では、第1給水路11aは、第1極室40Aの下端部と連通し、第1出水路12は、第1極室40Aの上端部と連通している。これにより、第1極室40Aの下部から上部に大局的な水の流れが生ずる。そして、第1極室40Aで電気分解によって発生した気体は、微小な気泡となって第1極室40Aの上部に移動する。従って、第1極室40Aで気体の移動方向と大局的に水が流れる方向とが一致するため、気体が水に溶け込みやすくなり、溶存ガスの濃度が容易に高められる。
第2出水路13は、第2極室40Bに接続されている。第2出水路13は、第2極室40Bで電気分解された電解水を第2極室40Bから送出する。
本実施形態では、第2給水路11bは、第2極室40Bの下端部と連通し、第2出水路13は、第2極室40Bの上端部と連通している。これにより、第2極室40Bの下部から上部に大局的な水の流れが生ずる。そして、第2極室40Bで電気分解によって発生した気体は、微小な気泡となって第2極室40Bの上部に移動する。従って、第2極室40Bで気体の移動方向と大局的に水が流れる方向とが一致するため、気体が第2極室40Bから送出されやすくなる。これにより、第2給電体42の表面に気体が滞留することが抑制され、第2給電体42の表面に十分な水が供給されて、電解室40での電気分解が促進されるので、溶存水素濃度が容易に高められる。
図2は、給電体41、42に電解電流を供給するための電気回路を示している。給電体41、42に供給される電解電流Iは、制御部6によって制御される。
制御部6は、給電体41、42等の各部の制御を司る。制御部6は、例えば、各種の演算処理、情報処理等を実行するCPU(Central Processing Unit)及びCPUの動作を司るプログラム及び各種の情報を記憶するメモリ等を有している。
制御部6は、例えば、第1給電体41及び第2給電体42の極性を制御する。制御部6が第1給電体41及び第2給電体42の極性を相互に変更することにより、電解水素水又は電解酸素水のうち所望の電解水が、第1極室40Aから第1出水路12を介して送出され、利用可能となる。
以下、特に断りのない限り、第1給電体41が陰極給電体として適用される場合について説明するが、第1給電体41が陽極給電体として適用される場合についても同様である。
第1給電体41と制御部6との間の電流供給ラインには、電流検出手段44が設けられている。電流検出手段44は、第2給電体42と制御部6との間の電流供給ラインに設けられていてもよい。電流検出手段44は、給電体41、42に供給する電解電流Iを検出し、その値に相当する電気信号を制御部6に出力する。
制御部6は、例えば、電流検出手段44から出力された電気信号に基づいて、第1給電体41及び第2給電体42に印加する直流電圧を制御する。より具体的には、制御部6は、予め設定された溶存水素濃度に応じて、電流検出手段44によって検出される電解電流Iが所望の値となるように、第1給電体41及び第2給電体42に印加する直流電圧をフィードバック制御する。例えば、電解電流Iが過大である場合、制御部6は、上記電圧を減少させ、電解電流Iが過小である場合、制御部6は、上記電圧を増加させる。これにより、第1給電体41及び第2給電体42に供給する電解電流Iが適切に制御される。
第2給水路11bには、第2極室40Bへの給水を制限する給水制限手段25が設けられている。本実施形態では、給水制限手段25として、例えば、流量制御弁が適用されている。給水制限手段25は、一部又は全体の流路断面積が小さく設定された第2給水路11bによって構成されていてもよい。第2給水路11bに給水制限手段25が設けられることにより、第2極室40Bで副次的に生成される電解水を削減し、水の有効利用を図ることができる。なお、給水制限手段25によって第2極室40Bへの給水が顕著に制限された場合、第2極室40Bで生成された酸素ガスOの一部は、第2極室40B内の電解水に溶け込めず、微小な気泡状態で電解水と共に第2出水路13から送出される。
第2出水路13には、第2出水路13内の水位を検出する水位検出手段26が設けられている。水位検出手段26は、例えば、光学式の液面センサー28(図2参照)を含む。
図3は、液面センサー28を示している。液面センサー28は、光を照射する照射部28aと、照射部28aから照射された光を受ける受光部28bとを有する。
照射部28aは、例えば、発光ダイオード等によって構成されている。照射部28aは、制御部6によって制御され、受光部28bに向って赤外線光を照射する。受光部28bは、例えば、フォトディテクターなどの受光素子等によって構成されている。受光部28bは、第2出水路13を透過した赤外線光を光電変換し、その値に相当する電気信号を制御部6に出力する。液面センサー28は、照射部28aと受光部28bとの間の光路に第2出水路13が位置されるように、配置される。第2出水路13は、少なくとも液面センサー28の面する箇所で透光性を有する。
図3(a)は、第2出水路13内の水位が、液面センサー28の検出領域よりも低下している(すなわち、液面センサー28の検出領域に対応する第2出水路13内に水がない)場合を示し、図3(b)は、第2出水路13内の水位が、液面センサー28の検出領域よりも高い(すなわち、液面センサー28の検出領域に対応する第2出水路13内に水が満たされている)場合を示している。
図3(a)に示されるように、第2出水路13内の水位が、液面センサー28の検出領域よりも低下している場合、照射部28aから照射された光は、第2出水路13の内面で屈折し、受光部28bに入射して検出される。この場合、受光部28bから制御部6に、光受けた旨の信号(ハイ信号)が出力される。
一方、図3(b)に示されるように、第2出水路13内の水位が、液面センサー28の検出領域よりも高い場合、照射部28aから照射された光は、第2出水路13の内面を直進し、その結果、受光部28bには入射せず検出されない。この場合、受光部28bから制御部6に、光を受けなかった旨の信号(ロー信号)が出力される。
制御部6は、受光部28bから出力された電気信号に基づいて、電解槽4の動作を制御する。例えば、第2出水路13内の水位が、液面センサー28の検出領域よりも低下した場合、制御部6は、第1給電体41及び第2給電体42への電解電流Iの供給を停止する。これにより、電解室40での電気分解が停止され、第2出水路13内の水位のさらなる低下が抑制され、隔膜43の損傷が抑制されうる。第2出水路13内の水位が、液面センサー28の検出領域よりも低下した場合、制御部6が、電解水生成装置1の点検及び修理を促す警告を発するように構成されていてもよい。
図4は、受光部28bから制御部6に出力される信号の推移を示している。図4(a)は、電解水生成装置1の各部が正常に動作している(すなわち、電解槽4に供給された水を電気分解して、電解水素水と電解酸素水とを生成している)場合における受光部28bから出力される信号である。図4(b)は、第2給水路11b又は第2出水路13に詰まりが生じた異常時に受光部28bから出力される信号である。
正常動作時では、第2極室40Bでの電気分解によって発生した酸素ガスが、小さな気泡状態を維持しつつ、第2極室40Bを移動する水流に乗って第2極室40Bから送出されて液面センサー28の検出領域を通過する。図3(b)に示されるように、第2出水路13内に水が満たされている場合、受光部28bは、光を受けなかった旨のロー信号L1を出力を出力するが、微小な気泡を検出した受光部28bは、小さな幅のハイ信号H1を出力する。このため、正常動作時には、図4(a)に示されるように、小さな幅のパルス信号P1がランダムかつ頻繁に出力される。このような信号は、正常動作時のパルス信号P1である。
一方、第2給水路11bに詰まりが生じた異常動作時では、第2極室40Bを移動する水流がなくなるので、電気分解によって発生した酸素ガスは、第2極室40Bに滞留する。このため、液面センサー28の検出領域には、小さな気泡が通過せずに水が満たされたままとなるので、図4(b)に示されるように、受光部28bからは、ロー信号L2が継続的に出力される。そして、第2極室40Bに滞留する酸素ガスの気泡が塊状に成長すると、浮力によって第2極室40Bから上方に移動し、液面センサー28の検出領域を通過する。このとき、図4(b)に示されるように、塊状の気泡を検出した受光部28bからは、大きな幅のハイ信号H2によるパルス信号P2が単発的に出力される。このような信号は、異常動作時のパルス信号P2である。
第2極室に接続されている第2給水路11bに詰まりが生じた場合、第2給水路11bから第2極室40Bへの給水は停止される。この状態で電気分解が進行すると、第2極室40B内の水が徐々に消費され、上述した塊状の酸素ガスの気泡が上方に移動するに従い、第2出水路13内の水位が低下する。その結果、液面センサー28の検出領域まで水位が低下すると、図4(b)に示されるように、受光部28bからは、ハイ信号H3が継続的に出力される。
一方、第2出水路13に詰まりが生じた場合も、生成された気体が第2出水路13から排出されなくなるので、やがて第2出水路13の詰まり箇所から第2極室40Bにかけて酸素ガスが充満し、ひいては第2極室40B内の水位が低下する。その結果、上述した第2給水路11bに詰まりが生じた場合と同様に、図4(b)に示される信号が出力される。
従って、制御部6は、液面センサー28から出力される信号を監視することにより、第2給水路11b及び第2出水路13の詰まりを検出することができる。すなわち、制御部6は、第2給水路11b及び第2出水路13の詰まりの有無を判定する判定手段としての機能を有する。
例えば、制御部6は、予め定められた時間T(図4(a)及び(b)参照)の間に液面センサー28から出力されたパルス数を計数し、予め定められた第1閾値と比較する。その結果、図4(a)に示されるように、パルス数が第1閾値よりも大きい場合、電解槽4及び第2給水路11b及び第2出水路13の状態は、正常であると判定できる。一方、図4(b)に示されるように、パルス数が第1閾値よりも小さい場合、電解槽4及び第2給水路11b及び第2出水路13の状態は、異常であると判定できる(第1手法)。
また、制御部6は、液面センサー28から出力されたパルスの幅w(図4(a)及び(b)参照)を計算し、予め定められた第2閾値と比較する。その結果、図4(a)に示されるように、パルスの幅wが第2閾値より小さい場合、電解槽4及び第2給水路11b及び第2出水路13の状態は、正常であると判定できる。一方、図4(b)に示されるように、パルスの幅wが第2閾値より大きい場合、電解槽4及び第2給水路11b及び第2出水路13の状態は、異常であると判定できる(第2手法)。
制御部6は、上記第1手法又は第2手法を用いることにより、第2出水路13内の水位が液面センサー28の検出領域まで低下する前に、第2給水路11b又は第2出水路13の異常を検出できる。制御部6は、上記第1手法と第2手法とを組み合わせて、第2給水路11b及び第2出水路13の詰まりを判定してもよい。この場合、より正確に第2給水路11b及び第2出水路13の詰まりを判定することが可能となる。
本発明では、第2出水路13に設けられている水位検出手段26によって、第2出水路13内の水位が検出されるので、第2給水路11b又は第2出水路13の詰まりが知得されうる。これにより、電解室40での電気分解を効率よく行ない溶存水素濃度を高めつつ、第2極室40B内の電解水によって隔膜43を冷却し、隔膜43の損傷を抑制することが可能となる。本実施形態では、第2給水路11bの給水量以上の水が第1給水路11aから第1極室40Aに供給されるので、第1極室40A及び第2極室40B内の電解水によって隔膜43の全体を両面から冷却し、隔膜43の損傷をより一層抑制することが可能となる。
また、第2出水路13を透過する赤外線光を用いて第2出水路13内の水位を検出する光学式(非接触)の液面センサー28では、第2出水路13内にセンサー等が配されることがないため、第2出水路13内での雑菌の発生・繁殖が抑制されうる。
なお、電解水生成装置1では、第2給水路11bから給水制限手段25が省かれていてもよい。この場合、第2給水路11bから第2極室40Bへの給水量が増加するので、第2極室40Bで生成される酸素ガスが第2極室40B内の電解水に溶け込み易くなる。これにより、酸素ガスの気泡がより微小になるか又は酸素ガスが全て電解水に溶け込むこととなり、正常動作時において、液面センサー28から出力される信号から、図4(a)に示されるパルスが検出されないおそれがある。この場合であっても、第2給水路11b又は第2出水路13に詰まりが生ずると、図4(b)に示される異常なパルス信号P2が検出される。従って、制御部6は、上記第2手法を用いることにより、第2給水路11b又は第2出水路13の異常を検出できる。
第2出水路13は、第2極室40Bの上端部から上方にのびている。これにより、第2給水路11b及び第2出水路13等の状態が正常であるとき、第2極室40Bでの電気分解によって発生した酸素ガスが、第2極室40Bを移動する水流に乗って、第2極室40Bから送出され易くなる。従って、液面センサー28から出力される信号から、図4(a)に示される正常なパルス信号P1が検出され易くなり、第2給水路11b及び第2出水路13の詰まり等の異常をより一層正確に判定できるようになる。
なお、何らかの事情により、隔膜43が破損した場合には、第2極室40Bの水が第2極室40Bに流れ込み、第2出水路13内の水位が低下する。本実施形態では、このような異常が生じた場合にあっても、第2出水路13内の水位が低下したことを液面センサー28が検出し、水位が第2極室40Bの上端部まで低下する前に、制御部6が電解槽4の動作を停止させる。
電解水生成装置1では、第1給電体41を陽極給電体として適用することにより、陰極室である第2極室40Bに接続されている第2出水路13のスケール等の付着による詰まりを検出することができる。このような機能は、制御部6が第1給電体41及び第2給電体42の極性を相互に入れ替えることにより、容易に実現される。陰極室に接続されている第2出水路13のスケール等の付着による詰まりの検出は、隔膜43が、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)親水膜によって構成されている形態に特に有効である。
以上、本実施形態の電解水生成装置1が詳細に説明されたが、本発明は上記の具体的な実施形態に限定されることなく種々の態様に変更して実施される。すなわち、電解水生成装置1は、少なくとも、隔膜43によって第1給電体41が配された第1極室40Aと第2給電体42が配された第2極室40Bとに区切られ、かつ、水を電気分解することにより電解水を生成する電解室40と、第1極室40Aに接続され、第1極室40Aに電気分解される水を供給する第1給水路11aと、第1極室40Aに接続され、電気分解された電解水を第1極室40Aから送出する第1出水路12と、第2極室40Bに接続され、第2極室40Bに電気分解される水を供給する第2給水路11bと、第2極室40Bに接続され、電気分解された電解水を第2極室40Bから送出する第2出水路13とを備え、第2出水路13には、第2出水路13内の水位を検出する水位検出手段26が設けられていればよい。
1 電解水生成装置
4 電解槽
6 制御部(判定手段)
11a 第1給水路
11b 第2給水路
12 第1出水路
13 第2出水路
25 給水制限手段
26 水位検出手段
40 電解室
40A 第1極室
40B 第2極室
41 第1給電体
42 第2給電体
43 隔膜

Claims (5)

  1. 隔膜によって第1給電体が配された第1極室と第2給電体が配された第2極室とに区切られ、かつ、水を電気分解することにより電解水を生成する電解室と、
    前記第1極室に接続され、前記第1極室に電気分解される水を供給する第1給水路と、 前記第1極室に接続され、電気分解された電解水を前記第1極室から送出する第1出水路と、
    前記第2極室に接続され、前記第2極室に電気分解される水を供給する第2給水路と、 前記第2極室に接続され、電気分解された電解水を前記第2極室から送出する第2出水路とを備え、
    前記第2出水路には、前記第2出水路内の水位を検出する水位検出手段が設けられていることを特徴とする電解水生成装置。
  2. 前記水位検出手段は、光を照射する照射部と、前記照射部から照射され、前記第2出水路を透過した光を検出して電気信号を出力する受光部とを有する請求項1記載の電解水生成装置。
  3. 前記水位検出手段は、前記受光部から出力された電気信号に基づいて、前記第2給水路及び前記第2出水路の詰まりを判定する判定手段をさらに備える請求項2記載の電解水生成装置。
  4. 前記第2出水路は、前記第2極室の上端部から上方にのびている請求項2又は3に記載の電解水生成装置。
  5. 前記第2給水路には、前記第2極室への給水を制限する給水制限手段が設けられている請求項1乃至4のいずれかに記載の電解水生成装置。
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