JP2017134161A - 液晶表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】液晶表示装置の信頼性を向上させる。【解決手段】一実施形態に係る液晶表示装置は、第1基板と、上記第1基板に対向する第2基板と、上記第1基板及び上記第2基板の間に封入された液晶層とを備える。上記第1基板は、表示領域に配列された複数の画素の各々に配置された複数の画素電極と、上記複数の画素電極に対向する共通電極とを備える。上記表示領域は、第1領域と、上記第1領域よりも上記表示領域の縁に近い第2領域とを含む。上記複数の画素電極は、上記第1領域に属する上記画素に配置された第1画素電極と、上記第2領域に属する上記画素に配置された第2画素電極とを含む。上記第1領域において上記第1画素電極と上記共通電極とが対向する第1面積よりも、上記第2領域において上記第2画素電極と上記共通電極とが対向する第2面積の方が大きい。【選択図】 図5

Description

本発明の実施形態は、液晶表示装置に関する。
従来、一対の基板と、これら基板の間に封入された液晶層とを備える液晶表示装置が知られている。液晶表示装置は、画素ごとに設けられた画素電極と、複数の画素に亘る共通電極との間に生じる電界により上記液晶層の液晶分子を駆動することで画像を表示する。
液晶表示装置が有する表示領域の縁部は、信頼性試験などにおいて、水分が浸入しやすいことが判ってきている。水分が浸入すると、イオン性の不純物が液晶層に溶け出し、液晶層の駆動電圧が低下することがある。この電圧低下に起因して、表示領域に画像の輝度ムラが生じ得る。また、液晶層に交流の駆動電圧を印加する制御方式においては、上記イオンの極性に応じて、画像の輝度が周期的に変化するいわゆるフリッカが生じ得る。このフリッカは、消費電力低減などの目的で駆動電圧の周波数を下げた際には、顕著に視認される。
特開2013−92612号公報
本開示の一態様における目的は、液晶表示装置の信頼性を向上させることである。
一実施形態に係る液晶表示装置は、第1基板と、上記第1基板に対向する第2基板と、上記第1基板及び上記第2基板の間に封入された液晶層とを備える。上記第1基板は、表示領域に配列された複数の画素の各々に配置された複数の画素電極と、上記複数の画素電極に対向する共通電極とを備える。上記表示領域は、第1領域と、上記第1領域よりも上記表示領域の縁に近い第2領域とを含む。上記複数の画素電極は、上記第1領域に属する上記画素に配置された第1画素電極と、上記第2領域に属する上記画素に配置された第2画素電極とを含む。上記第1領域において上記第1画素電極と上記共通電極とが対向する第1面積よりも、上記第2領域において上記第2画素電極と上記共通電極とが対向する第2面積の方が大きい。
図1は、第1実施形態に係る液晶表示装置の概略的な構成を示す斜視図である。 図2は、液晶表示装置の概略的な等価回路を示す図である。 図3は、液晶表示装置の断面の一例を示す図である。 図4は、副画素の平面構造の一例を示す図である。 図5は、表示領域において画素電極と共通電極との対向面積を増やす範囲を示す平面図である。 図6は、第2画素電極に適用し得る形状の一例を示す図である。 図7は、第3画素電極に適用し得る形状の一例を示す図である。 図8は、第2実施形態に係る第1画素電極の形状の一例を示す図である。 図9は、第2実施形態に係る第2画素電極の形状の一例を示す図である。 図10は、第3実施形態に係る第2画素電極の形状の一例を示す図である。 図11は、第4実施形態に係る第1画素電極の形状の一例を示す図である。 図12は、第4実施形態に係る第2画素電極の形状の一例を示す図である。 図13は、第5実施形態に係る液晶表示装置の断面の一例を示す図である。 図14は、第5実施形態に係る第1画素電極及び共通電極の形状の一例を示す図である。 図15は、第5実施形態に係る第2画素電極及び共通電極の形状の一例を示す図である。
いくつかの実施形態につき、図面を参照しながら説明する。
なお、開示はあくまで一例に過ぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有される。また、図面は、説明をより明確にするため、実際の態様に比べて模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。各図において、連続して配置される同一又は類似の要素については符号を省略することがある。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同一又は類似した機能を発揮する構成要素には同一の参照符号を付し、重複する詳細な説明を省略することがある。
各実施形態においては、表示装置の一例として、バックライトを備える透過型の液晶表示装置を開示する。ただし、各実施形態は、他種の表示装置に対する、各実施形態にて開示される個々の技術的思想の適用を妨げるものではない。他種の表示装置としては、例えば、外光を反射してこの反射光を表示に利用する反射型の機能を備えた液晶表示装置などが想定される。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る液晶表示装置1の概略的な構成を示す斜視図である。液晶表示装置1は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話端末、パーソナルコンピュータ、テレビ受像装置、車載装置、ゲーム機器、ウェアラブル端末等の種々の装置に用いることができる。
液晶表示装置1は、表示パネル2と、バックライト3と、表示パネル2を駆動する駆動ICチップ4と、表示パネル2及びバックライト3の動作を制御する制御モジュール5と、表示パネル2及びバックライト3へ制御信号を伝達するフレキシブル回路基板FPC1,FPC2とを備えている。
本実施形態においては、図1に示すように、第1方向X及び第2方向Yを定義する。第1方向Xは、例えば表示パネル2の短辺に沿う方向である。第2方向Yは、例えば表示パネル2の長辺に沿う方向である。図示した例において、各方向X,Yは互いに垂直に交わるが、各方向,X,Yは他の角度で交わっても良い。
表示パネル2は、第1基板SUB1と、第1基板SUB1に対向する第2基板SUB2と、第1基板SUB1及び第2基板SUB2の間に配置された液晶層(後述する液晶層LC)とを備えている。表示パネル2は、画像を表示する表示領域DA(アクティブエリア)を有している。表示パネル2は、例えば、表示領域DAにおいて、第1方向X及び第2方向Yにマトリクス状に並ぶ複数の画素PXを備えている。
バックライト3は、第1基板SUB1と対向している。駆動ICチップ4は、例えば第1基板SUB1に実装されている。但し、駆動ICチップ4は、制御モジュール5などに実装されても良い。フレキシブル回路基板FPC1は、第1基板SUB1と制御モジュール5とを接続している。フレキシブル回路基板FPC2は、バックライト3と制御モジュール5とを接続している。
図2は、液晶表示装置1の概略的な等価回路を示す図である。液晶表示装置1は、ゲートドライバGDと、ソースドライバSDと、走査線Gと、信号線Sとを備えている。走査線Gは、ゲートドライバGDに接続されている。信号線Sは、ソースドライバSDに接続され、各走査線Gと交差している。
各走査線Gは、表示領域DAにおいて第1方向Xに延びるとともに第2方向Yに並んでいる。各信号線Sは、表示領域DAにおいて第2方向Yに延びるとともに第1方向Xに並んでいる。各走査線G及び各信号線Sは、第1基板SUB1に形成されている。
図2の例においては、各走査線G及び各信号線Sによって区画された領域が1つの副画素SPXに相当する。例えば、1つの画素PXは、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)を表示する副画素SPXで構成されている。画素PXは、白色を表示する副画素などをさらに含んでも良いし、同一の色に対応する複数の副画素を含んでも良い。なお、本開示においては、副画素SPXを単に画素と呼ぶこともある。
各副画素SPXは、スイッチング素子SWと、画素電極PEと、共通電極CEとを備えている。これらスイッチング素子SW、画素電極PE及び共通電極CEも、走査線G及び信号線Sと同じく第1基板SUB1に形成されている。スイッチング素子SW及び画素電極PEは、画素PXごとに設けられている。スイッチング素子SWは、例えば薄膜トランジスタであり、走査線G、信号線S、及び画素電極PEと電気的に接続されている。共通電極CEは、複数の副画素SPXに亘って形成され、これら副画素SPXの画素電極PEと対向している。
ゲートドライバGDは、各走査線Gに対して走査信号を順次供給する。ソースドライバSDは、各信号線Sに対して映像信号を選択的に供給する。あるスイッチング素子SWに接続された走査線Gに走査信号が供給され、かつこのスイッチング素子SWに接続された信号線Sに映像信号が供給されると、この映像信号に応じた電圧が画素電極PEに印加される。このとき画素電極PEと共通電極CEとの間に生じる電界によって、液晶層LCの液晶分子の配向が電圧の印加されていない初期配向状態から変化する。このような動作により、表示領域DAに画像が表示される。
図3は、表示領域DAにおける液晶表示装置1の断面の一例を模式的に示す図である。この図に示す断面は、1つの副画素SPXに着目したものである。図3の例において、第1基板SUB1は、第1絶縁基板10と、第1絶縁層11と、第2絶縁層12と、第3絶縁層13と、第1配向膜14と、画素電極PEと、共通電極CEと、信号線Sとを備えている。
第1絶縁基板10は、第2基板SUB2と対向する第1面10Aと、上述のバックライト3と対向する第2面10Bとを有している。第1絶縁層11は、第1面10Aに形成されている。信号線Sは、第1絶縁層11の上に形成されている。第2絶縁層12は、第1絶縁層11及び信号線Sを覆っている。共通電極CEは、第2絶縁層12の上に形成されている。第3絶縁層13は、共通電極CEを覆っている。画素電極PEは、第3絶縁層13の上に形成されている。第1配向膜14は、画素電極PE及び第3絶縁層13を覆っている。
画素電極PEは、スリットSLを有している。画素電極PE及び共通電極CEは、例えばインジウム・ティン・オキサイド(ITO)などの透明導電材料で形成されている。画素電極PEと共通電極CEの間には、電荷を保持する保持容量が形成される。
第2基板SUB2は、第2絶縁基板20と、遮光層21と、カラーフィルタ22と、オーバーコート層23と、第2配向膜24とを備えている。第2絶縁基板20は、第1基板SUB1と対向する第1面20Aと、第1面20Aの反対側の第2面20Bとを有している。遮光層21は、第1面20Aに形成され、副画素SPXを区画している。カラーフィルタ22も第2面20Aに形成され、副画素SPXに対応する色に着色されている。オーバーコート層23は、カラーフィルタ22を覆っている。第2配向膜24は、オーバーコート層23を覆っている。第1配向膜14と第2配向膜24との間には、液晶分子を含む液晶層LCが形成されている。
第1絶縁基板10の第2面10Bには、第1偏光板PL1を含む第1光学素子OD1が配置されている。第2絶縁基板20の第2面20Bには、第2偏光板PL2を含む第2光学素子OD2が配置されている。第1偏光板PL1と第2偏光板PL2の偏光軸(或いは吸収軸)は互いに直交している。
なお、図3に示した構造は、IPS(In-Plane-Switching)モードの一種であるFFS(Fringe Field Switching)モードに係る液晶表示装置に適用可能な構造である。このモードにおいては、画素電極PEと共通電極CEとの間に生じるいわゆる横電界(基板主面と略平行な電界)を主に利用して液晶層LCが駆動される。
続いて、副画素SPXの平面構造について説明する。図4は、副画素SPXの平面構造の一例を概略的に示す図である。ここでは、隣り合う2本の走査線G、隣り合う2本の信号線S、遮光層21、及び画素電極PEを示し、表示パネル2が備える他の要素を省略している。
図4の例において、走査線Gは第1方向Xに沿って直線状に延び、信号線Sは第2方向Yに沿って直線状に延びている。但し、走査線G及び信号線Sは、必ずしも直線状に延びる必要はなく、屈曲していても良い。
図中の1点鎖線は、遮光層21の縁部の位置を示している。遮光層21は、走査線G及び信号線Sと平面視で重畳している。さらに、遮光層21は、上述のスイッチング素子SWなどとも重畳する。遮光層21は、2本の走査線Gと2本の信号線Sとで囲われた範囲内に、開口領域APを有している。この開口領域APを通過する光が副画素SPXの表示に実質的に寄与する。
画素電極PEは、第2方向Yにおける両端部である第1端部E1及び第2端部E2を有している。図4の例では、画素電極PEは、第1端部E1及び第2端部E2の間で第2方向Yに延びる長尺な形状を有している。画素電極PEは、その多くの部分が開口領域APと重畳するが、第1端部E1及び第2端部E2は遮光層21と重畳している。画素電極PEの第1方向Xにおける両端部は概ね開口領域APに位置している。画素電極PEは、第1端部E1の近傍において、第3絶縁層13などを貫通するコンタクトホールを通じて上述のスイッチング素子SWと電気的に接続されている。
図4の例において、画素電極PEは、1本のスリットSLと、このスリットSLに隣接する第1線部LP1及び第2線部LP2とを有している。スリットSLは、第1部分P1と、第2部分P2と、第3部分P3とを有している。第1部分P1は第2部分P2と第3部分P3の間に位置している。第2部分P2は第1端部E1側に位置し、第3部分P3は第2端部E2側に位置している。
第1部分P1は、第1延出方向D1に沿って延びている。第2部分P2及び第3部分P3は、第1延出方向D1と交わる第2延出方向D2に沿って延びている。第1延出方向D1は、例えば第2方向Yと平行である。第2延出方向D2は、図4の例では第1延出方向D1に対して鋭角で反時計回りに傾いた方向である。
他の観点からいうと、各線部LP1,LP2のスリットSLに沿う辺部の傾きが、各部分P1〜P3において異なる。すなわち、これらの辺部は、第1部分P1においては第1延出方向D1に沿って延び、第2部分P2及び第3部分P3においては大部分が第2延出方向D2に沿って延びている。
上述の第1配向膜14及び第2配向膜24は、第1方向Xに対して所定の鋭角(例えば5〜15°)だけ傾いた方向に、ラビング処理や光配向処理などの配向処理が施されている。また、液晶層LCに含まれる液晶分子は、例えば負の誘電率異方性を有している。負の誘電率異方性の液晶の配向方位に関しては、図4において反時計回りを正とした場合、第1方向Xに対してマイナス方向(−5〜15°)が液晶の配向方向となる。このような構成においては、スリットSLの第2部分P2及び第3部分P3は、画素電極PEへの電圧印加時における液晶分子の配向能を強化する役割を担う。なお、液晶層LCの誘電率異方性は正であっても良い。また、配向処理が施される方向は第1方向Xや第2方向Yと一致しても良く、この場合においては第1延出方向D1を第1方向X或いは第2方向Yに対して傾ければ良い。
液晶表示装置1にタッチパネルが設けられる場合などには、例えばユーザの指により表示パネル2が押されると、その押圧により液晶層LCにおいてドメインが成長し、指を離した後にもその影響が残ることがある。これに対し本実施形態においては、押圧力が解放された際に、第2部分P2及び第3部分P3付近に生ずる電界の作用によって、液晶分子を所望の配向方向に方向付けることが可能となる。したがって、液晶分子の配向欠陥が生じ難くなる。
一例として、画素電極PEの第2方向Yに沿う長さL1は54μmであり、第1端部E1から第1部分P1及び第2部分P2の境界までの長さL2は10μmであり、第2端部E2から第1部分P1及び第3部分P3の境界までの長さL3は6μmである。この場合において、第1部分P1の第2方向Yに沿う長さは38μmとなる。また、一例として、開口領域APの第1方向Xにおける幅Wは10μmである。さらにこの場合において、開口領域APの左側の辺部から第1線部LP1までの距離、第1線部LP1の幅、スリットSLの幅、第2線部LP2の幅、及び第2線部LP2から開口領域APの右側の辺部までの距離は、例えば2μm、1.5μm、3μm、1.5μm、及び2μmである。
上述の通り、表示パネル2の端部から表示パネル2の内部に水分が浸入すると、液晶層LCの駆動電圧が低下して表示領域DAに画像の輝度ムラが生じたり、フリッカが生じたりし得る。このような水分浸入による影響は、表示領域DAの縁部(外周部)で生じやすい。
本実施形態では、表示領域DAの縁部に所在する画素電極PEと共通電極CEとが対向する面積(平面視で重畳する面積)を増やすことで、水分浸入による影響を低減する。すなわち、この面積を増やせば画素電極PEと共通電極CEとの間に形成される保持容量が増え、結果として液晶層LCへの電荷供給量を安定させることができるので、輝度ムラやフリッカを低減ないしは防止することができる。これにより、液晶表示装置1の信頼性が向上する。
図5は、表示領域DAにおいて、画素電極PEと共通電極CEとの対向面積を増やす範囲を示す平面図である。この図の例において、表示領域DAは、第1領域A1と、第2領域A2と、第3領域A3とを有している。以下、第1領域A1に属する画素PXに配置される画素電極PEを第1画素電極PE1、第2領域A2に属する画素PXに配置される画素電極PEを第2画素電極PE2、第3領域A3に属する画素PXに配置される画素電極PEを第3画素電極PE3と呼ぶ。さらに、第1画素電極PE1のスリットSLを第1スリットSL1、第2画素電極PE2のスリットSLを第2スリットSL2、第3画素電極PE3のスリットSLを第3スリットSL3と呼ぶ。
第1画素電極PE1と共通電極CEとが対向する面積は、第1面積S1である。第2画素電極PE2と共通電極CEとが対向する面積は、第1面積S1よりも大きい第2面積S2である(S1<S2)。第3画素電極PE3と共通電極CEとが対向する面積は、第1面積S1よりも大きく第2面積S2よりも小さい第3面積S3である(S1<S3<S2)。この関係から明らかなように、画素電極PE1〜PE3と共通電極CEの間の保持容量は、第1画素電極PE1、第3画素電極PE3、第2画素電極PE2の順で大きくなり、水分浸入への耐性も同じ順で大きくなる。
第2領域A2は第1領域A1よりも表示領域DAの縁に近く、第3領域A3は第1領域A1と第2領域A2の間に所在している。具体的には、図5の例においては、第1領域A1は矩形状であり、第3領域A3は第1領域A1を囲う矩形枠状であり、第2領域A2は第3領域A3を囲う矩形枠状である。
なお、第1領域A1は必ずしも矩形状である必要はなく、その外周は曲線状であっても良いし、4角以外の多角形であっても良い。また、第2領域A2及び第3領域A3の内周及び外周に関しても、曲線状であっても良いし、4角形以外の多角形であっても良い。
また、第3領域A3は第1領域A1を完全に囲っている必要はなく、第1領域A1の一部のみに接していても良い。第2領域A2に関しても、第3領域A3を完全に囲っている必要はなく、第3領域A3の一部のみに接していても良い。
また、駆動ICチップ4が実装された非対向領域NA(第2基板SUB2と重畳しない第1基板SUB1の一部)の近傍においては、第2基板SUB2の端部から表示領域DAまでの距離が他の部分よりも長い。そのため、非対向領域NAの近傍においては水分浸入の影響が生じにくい。そこで、非対向領域NAの近傍の1辺を除く3辺に沿って第2領域A2及び第3領域A3が設けられても良い。さらに、水分は、表示領域DAの4つの角部から浸入しやすい。そこで、少なくともこれら4つの角部、或いはこれら角部から非対向領域NAの近傍の2つの角部を除いた残り2つの角部に第2領域A2及び第3領域A3が設けられても良い。
図5の例において、第2領域A2及び第3領域A3の幅は、全周に亘って一定である。また、第2領域A2の幅は第3領域A3の幅より小さい。一例として、第2領域A2及び第3領域A3を合せた幅WAは1mm以上であり、好ましくは2mm以上である。このような幅WAを有していれば、水分浸入による影響を好適に防ぐことができる。なお、第2領域A2及び第3領域A3の幅は、位置によって異なっていても良い。例えば、水分が浸入しやすい4つの角部において第2領域A2或いは第3領域A3の幅を大きくしても良い。
なお、図5に示すように、平面視において表示領域DAはシール材SEで囲われている。このシール材SEは、第1基板SUB1と第2基板SUB2の間に形成されており、液晶層LCをこれら基板間に封入している。
各画素電極PE1〜PE3と共通電極CEとが対向する面積は、例えば画素電極PEの面積を増減させることで調整できる。第1画素電極PE1は、例えば図4に示した形状を有している。
図6は、第2画素電極PE2に適用し得る形状の一例を示す図である。この図に示す第2画素電極PE2は、外形は図4の第1画素電極PE1と同じである。第2画素電極PE2が有する第2スリットSL2は、第1部分P1を含むが、第2部分P2及び第3部分P3を含まない。すなわち、第2部分P2及び第3部分P3に相当する部分(図6において破線で示す)が第2画素電極PE2の透明導電材料で覆われている。これにより、第2画素電極PE2の面積が第1画素電極PE1の面積よりも大きくなり、結果として第2面積S2が第1面積S1よりも大きくなる。
図7は、第3画素電極PE3に適用し得る形状の一例を示す図である。この図に示す第3画素電極PE3は、外形は図4の第1画素電極PE1と同じである。第3画素電極PE3が有する第3スリットSL3は、第1部分P1、第2部分P2及び第3部分P3を含むが、第2部分P2及び第3部分P3の面積が図4の例よりも小さい。具体的には、図7の第2部分P2及び第3部分P3は、図4の第2部分P2及び第3部分P3(図7において破線で示す)の一部を第3画素電極PE3の透明導電材料で覆った形状を有している。これにより、第3画素電極PE3の面積が第1画素電極PE1の面積よりも大きく、かつ第2画素電極PE2の面積よりも小さくなっている。結果として、第3面積S3が第1面積S1よりも大きく、かつ第2面積S2よりも小さくなる。
図4においては第1スリットSL1の第2方向Yにおける両端部が開口領域APの外側に延びているが、図6及び図7においては各スリットSL2,SL3の両端部が開口領域APの内側に位置している。但し、各スリットSL2,SL3は、図4の場合と同じく第2方向Yにおける両端部が開口領域APの外側まで延びるか、開口領域APの端部と一致していても良い。
なお、第2画素電極PE2は、第1画素電極PE1及び第3画素電極PE3よりも面積が小さい第2部分P2及び第3部分P3を有していても良い。また、第2画素電極PE2及び第3画素電極PE3は、第2部分P2及び第3部分P3のいずれか一方のみ、第1画素電極PE1よりも面積が低減されていても良い。
画素PX(或いは副画素SPX)の大きさを変えずに第2画素電極PE2及び第3画素電極PE3の面積を増やすと、画素PXの透過率が低下し、第2領域A2及び第3領域A3に応じた額縁状のムラが生じることが懸念される。しかしながら、第2部分P2及び第3部分P3は第1部分P1に比べて透過率が元々低い。そのため、図4、図6及び図7のように第2部分P2及び第3部分P3を埋めることで第2画素電極PE2及び第3画素電極PE3の面積を増やした場合には、透過率が殆ど減少しないか、減少してもその程度は小さい。
また、第2部分P2及び第3部分P3の面積を減らすか完全に無くした場合には、上述のドメインの影響が懸念される。しかしながら、第2領域A2及び第3領域A3が設けられる表示領域DAの縁部においては、表示パネル2が押された際の荷重が表示領域DAの周囲のシール材SEに分散される。これにより、液晶層LCの変形量が小さくなり、結果としてドメインも生じにくくなる。さらに、ドメインが生じたとしても、表示領域DAの縁部は視認されにくい位置であるため、表示品位はさほど低下しない。
なお、第2領域A2及び第3領域A3における輝度低下が問題となる場合には、開口領域APの面積(開口率)、第2画素電極PE2及び第3画素電極PE3の線幅、或いは液晶層LCのセルギャップなどを適宜に調整して、各領域A1〜A3の輝度を一定に保っても良い。表示領域DAの縁部は、視野角に応じた混色が視認されにくい。そこで、第2画素電極PE2及び第3画素電極PE3の線幅を調整する場合には、隣り合う副画素SPXの間の距離を小さくすることで変調率を上げ、透過率を調整しても良い。
(第2実施形態)
第2実施形態について説明する。本実施形態では、画素電極PEに適用し得る他の形状を開示する。特に言及しない構成は第1実施形態と同様である。
図8は、本実施形態に係る第1画素電極PE1の平面形状を概略的に示す図である。図4の例と同じく、第1画素電極PE1は、第1延出方向D1に延びる第1部分P1と、第2延出方向D2に延びる第2部分P2及び第3部分P3とを含む第1スリットSL1を有している。
第1線部LP1及び第2線部LP2は、第1部分P1に隣接する部分は第1延出方向D1に延び、第2部分P2及び第3部分P3に隣接する部分は第2延出方向D2に延びている。また、第1端部E1の近傍は、他の部分に比べて第1画素電極PE1の第1方向Xにおける幅が増大している。
図8の例においては、第1延出方向D1が第2方向Yに対して時計回りに所定の鋭角で傾いている。第2延出方向D2は、第2方向Yに対して時計回りに第1延出方向D1よりも大きい鋭角で傾いている。
図9は、第2画素電極PE2の平面形状の一例を示す図である。この第2画素電極PE2の第2スリットSL2は、図6の例と同じく第2部分P2及び第3部分P3を有していない。すなわち、第2部分P2及び第3部分P3に相当する部分(図9において破線で示す)が第2画素電極PE2の透明導電材料で覆われている。これにより、第2画素電極PE2の面積が図8の第1画素電極PE1の面積よりも大きくなり、結果として第2面積S2が第1面積S1よりも大きくなる。
例えば、第3画素電極PE3については、第1実施形態と同じく、第1画素電極PE1よりも面積が小さい第2部分P2及び第3部分P3を含んだ第3スリットSL3を有している。
なお、第2画素電極PE2は、第1画素電極PE1及び第3画素電極PE3よりも面積が小さい第2部分P2及び第3部分P3を有していても良い。また、第2画素電極PE2及び第3画素電極PE3は、第2部分P2及び第3部分P3のいずれか一方のみ、第1画素電極PE1よりも面積が低減されていても良い。
本実施形態の画素電極PEを用いた場合であっても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第3実施形態)
第3実施形態について説明する。本実施形態では、図9に示した第2画素電極PE2の変形例を開示する。特に言及しない構成は上述の各実施形態と同様である。
図10は、本実施形態に係る第2画素電極PE2の平面形状を概略的に示す図である。図9の例と同じく、この第2画素電極PE2の第2スリットSL2は、第2部分P2及び第3部分P3を有していない。すなわち、第2部分P2及び第3部分P3に相当する部分が第2画素電極PE2の透明導電材料で覆われている。
さらに、本実施形態に係る第2画素電極PE2は、第2スリットSL2の外部においても透明導電材料が追加されている。すなわち、第2画素電極PE2は、第1端部E1の側に拡張部EX1を有し、第2端部E2の側に拡張部EX2を有している。第2画素電極PPE2は、第1端部E1及び第2端部E2のいずれか一方の側にのみ拡張部を有していても良い。
第3画素電極PE3についても同様に、拡張部EX1,EX2を有していても良い。この場合において、拡張部EX1,EX2の面積を第2画素電極PE2のものより小さくしても良い。
本実施形態のように第2スリットSLの外部にも第2画素電極PE2を拡張することで、第2画素電極PE2の面積が一層大きくなり、結果として第2面積S2が一層大きくなる。これにより、第2領域A2の副画素SPXの保持容量を高めることができる。その他、上述した各実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第4実施形態)
第4実施形態について説明する。本実施形態では、画素電極PEに適用し得るさらに他の形状を開示する。特に言及しない構成は上述した各実施形態と同様である。
図11は、本実施形態に係る第1画素電極PE1の平面形状を概略的に示す図である。この第1画素電極PE1の第1スリットSL1は、第1部分P1と、第2部分P2と、第3部分P3と、第4部分P4と、第5部分P5と、第6部分P6とを含む。第3部分P3及び第4部分P4は、第1部分P1と第2部分P2を繋ぐ連通部分であり、これら各部分P1,P2の間の配置されている。第5部分P5は、第1端部E1側において第1部分P1と繋がっている。第6部分P6は、第2端部E2側において第2部分P2と繋がっている。
第1部分P1は、第1延出方向D1に延びている。第3部分P3及び第5部分P5は、第2延出方向D2に延びている。例えば、第2部分P2、第4部分P4、及び第6部分P6は、それぞれ第1部分P1、第3部分P3、及び第5部分P5と、第1方向Xと平行な軸に関して線対称な形状である。第1線部LP1及び第2線部LP2は、第1スリットSL1と同様に屈曲した形状を有している。
このような形状の第1画素電極PE1は、いわゆるデュアルドメイン方式の画素電極である。すなわち、第1スリットSL1の主部である第1部分P1と第2部分P2、さらにはこれらに隣接する各線部LP1,LP2が異なる方向に延びているために、画素電極PEへの電圧印加時における液晶分子の配向方向が多様化され、広視野角を実現できる。
図12は、第2画素電極PE2の平面形状の一例を示す図である。この第2画素電極PE2の第2スリットSL2は、第1部分P1及び第2部分P2を有しているが、第3乃至第6部分P3〜P6を有していない。すなわち、第3乃至第6部分P3〜P6に相当する部分(図12において破線で示す)が第2画素電極PE2の透明導電材料で覆われている。これにより、第2画素電極PE2の面積が図11の第1画素電極PE1の面積よりも大きくなり、結果として第2面積S2が第1面積S1よりも大きくなる。第3実施形態と同様に、第2スリットSL2の外部に拡張部を設けても良い。
例えば、第3画素電極PE3については、第1画素電極PE1よりも面積が小さい第3乃至第6部分P3〜P6を含んだ第3スリットSL3を有している。或いは、第3画素電極PE3は、第2画素電極PE2と同じく第5部分P5及び第6部分P6を有していないが、第3部分P3及び第4部分P4を有したものであっても良い。
なお、第2画素電極PE2は、第1画素電極PE1及び第3画素電極PE3よりも面積が小さい第3乃至第6部分P3〜P6を有していても良い。また、第2画素電極PE2及び第3画素電極PE3は、第3乃至第6部分P3〜P6のいずれか一部のみ、第1画素電極PE1よりも面積が低減されていても良い。
本実施形態の画素電極PEを用いた場合であっても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第5実施形態)
第5実施形態について説明する。本実施形態においては、画素電極PEと液晶層LCとの間に共通電極CEを配置した構造の液晶表示装置1と、この液晶表示装置1が備える共通電極CE及び画素電極PEの形状の一例を開示する。特に言及しない構成は上述した各実施形態と同様である。
図13は、表示領域DAにおける液晶表示装置1の断面の一例を模式的に示す図である。この図に示す断面は、1つの副画素SPXに着目したものであって、画素電極PEが第2絶縁層12の上に形成され、共通電極CEが第3絶縁層13の上に形成されている点で図3と異なる。
画素電極PEは、副画素SPXごとに配置されている。画素電極PEは、スリットを有していない。共通電極CEは、複数の副画素SPXに亘って延びている。共通電極CEは、各画素電極PEと対向する領域に、それぞれ2本のスリットSLCを有している。
本実施形態においては、第1領域A1の画素PXに設けられたスリットSLCを第1スリットSLC1、第2領域A2の画素PXに設けられたスリットSLCを第2スリットSLC2、第3領域A3の画素PXに設けられたスリットSLCを第3スリットSLC3と呼ぶ。
図14は、第1領域A1に属する画素PXの第1画素電極PE1及び共通電極CEの形状の一例を示す平面図である。ここでは、1つの画素PXに含まれる3つの副画素SPXに対応する構成を示している。1点鎖線で示す領域が第1画素電極PE1の形状である。
第1スリットSLC1は、図8と同じく、第1部分P1と、第2部分P2と、第3部分P3とを有している。各第1スリットSLC1は、平面視で各第1画素電極PE1と重畳している。
図15は、第2領域A2に属する画素PXの第2画素電極PE2及び共通電極CEの形状の一例を示す平面図である。この図の例において、第2スリットSLC2は、図9と同じく第2部分P2及び第3部分P3を有していない。すなわち、第2部分P2及び第3部分P3に相当する部分(図15において破線で示す)が共通電極CEの透明導電材料で覆われている。また、第2画素電極PE2は、第1画素電極PE1と同じ形状である。これにより、第2画素電極PE2と共通電極CEとが対向する第2面積S2が、図14の第1画素電極PE1と共通電極CEとが対向する第1面積S1よりも大きくなっている。
例えば、第3画素電極PE3と重畳する第3スリットSLC3については、第1部分P1に加えて、第1スリットSLC1よりも面積が小さい第2部分P2及び第3部分P3を有している。これにより、第3画素電極PE3と共通電極CEとが対向する第3面積S3が第1面積S1よりも大きく、かつ第2面積S2よりも小さくなる。
なお、第2スリットSLC2は、第1スリットSLC1や第3スリットSLC3よりも面積が小さい第2部分P2及び第3部分P3を有していても良い。また、第2スリットSLC2及び第3スリットSLC3は、第2部分P2及び第3部分P3のいずれか一方のみ、第1スリットSLC1よりも面積が低減されていても良い。また、第2部分P2及び第3部分P3は同一の面積でなくても良い。
本実施形態の共通電極CE及び画素電極PEを用いた場合であっても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、各実施形態においては、表示領域DAを第1乃至第3領域A1〜A3の3つに分けて、画素電極PEと共通電極CEが対向する面積を調整する例を示した。しかしながら、表示領域DAをより多数の領域に分けて、表示領域DAの端に向かうに連れて対向面積を増加させても良い。また、表示領域DAを2つの領域にのみ分けても良い。
第1乃至第4実施形態では、画素電極PEが1本のスリットSLを有する例を示した。しかしながら、画素電極PEは、複数のスリットSLを有しても良い。複数のスリットSLを有する場合、画素電極PEと共通電極CEが対向する面積は、各スリットSLの全てを利用して調整しても良いし、一部のみ利用して調整しても良い。
また、第5実施形態では、共通電極CEが副画素SPXにおいて2本のスリットSLCを有する例を示した。しかしながら、共通電極CEは、副画素SPXにおいて1本のみスリットSLCを有しても良いし、3本以上のスリットSLCを有しても良い。
各実施形態にて開示した技術的思想は、適宜に組み合わせることができる。例えば、第5実施形態の第1スリットSLC1は、第4実施形態のスリットSLのように第1乃至第6部分P1〜P6を有しても良い。この場合において、第2スリットSLC2や第3スリットSLC3は、第3乃至第6部分P3〜P6を有さなくても良いし、第1スリットSLC1よりも面積の小さい第3乃至第6部分P3〜P6を有しても良い。
また、周辺表示領域において少なくとも1色以上のカラーフィルタの膜厚を薄くすることにより透過率を向上させることができる。或いは、周辺表示領域において遮光層の面積を減らすことでも同様の効果を得ることができる。
1…液晶表示装置、2…表示パネル、SUB1…第1基板、SUB2…第2基板、DA…表示領域、PX…画素、PE…画素電極、CE…共通電極、LC…液晶層、SL…スリット、AP…開口領域、A1…第1領域、A2…第2領域、A3…第3領域、S1…第1面積、S2…第2面積、S3…第3面積、SE…シール材。

Claims (8)

  1. 表示領域に配列された複数の画素の各々に配置された画素電極と、前記画素電極に対向する共通電極と、を備える第1基板と、
    前記第1基板に対向する第2基板と、
    前記第1基板及び前記第2基板の間に封入された液晶層と、
    を備え、
    前記表示領域は、第1領域と、前記第1領域よりも前記表示領域の縁に近い第2領域とを含み、
    複数の前記画素電極は、前記第1領域に属する前記画素に配置された第1画素電極と、前記第2領域に属する前記画素に配置された第2画素電極とを含み、
    前記第1領域において前記第1画素電極と前記共通電極とが対向する第1面積よりも、前記第2領域において前記第2画素電極と前記共通電極とが対向する第2面積の方が大きい、
    液晶表示装置。
  2. 前記画素電極は、前記共通電極及び前記液晶層の間に配置され、
    前記第1画素電極は、第1スリットを有し、
    前記第2画素電極は、第2スリットを有する、
    請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記共通電極は、前記画素電極及び前記液晶層の間に配置され、
    前記共通電極は、前記第1画素電極と重畳する第1スリットと、前記第2画素電極と重畳する第2スリットと、を有する、
    請求項1に記載の液晶表示装置。
  4. 前記第1スリットは、第1延出方向に延びる第1部分と、前記第1延出方向と交わる第2延出方向に延びる第2部分とを含み、
    前記第2スリットは、前記第1部分を含み、かつ前記第2部分を含まない、
    請求項2又は3に記載の液晶表示装置。
  5. 前記第1スリットは、第1延出方向に延びる第1部分と、前記第1延出方向と交わる第2延出方向に延びる第2部分とを含み、
    前記第2スリットは、前記第1部分を含み、かつ前記第1スリットの前記第2部分よりも面積の小さい前記第2部分を含む、
    請求項2又は3に記載の液晶表示装置。
  6. 前記第1スリットは、第1延出方向に延びる第1部分と、前記第1延出方向と交わる第2延出方向に延びる第2部分と、前記第1部分及び前記第2部分を繋ぐ連通部分と、を有し、
    前記第2スリットは、前記第1部分及び前記第2部分を含み、かつ前記連通部分を含まない、
    請求項2又は3に記載の液晶表示装置。
  7. 前記第2領域は、前記1領域を囲っている、
    請求項1乃至6のうちいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  8. 前記表示領域は、前記第1領域及び前記第2領域の間に介在する第3領域をさらに備え、
    前記複数の画素電極は、前記第3領域に属する前記画素に配置された第3画素電極をさらに含み、
    前記第3領域において前記第3画素電極と前記共通電極とが対向する第3面積は、前記第1面積よりも大きく、かつ前記第2面積よりも小さい、
    請求項1乃至7のうちいずれか1項に記載の液晶表示装置。
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