JP2017134148A - 画像形成装置及び像担持体上の滑剤量制御方法 - Google Patents
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Abstract
Description
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
[画像形成装置の構成の概略]
図4は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の要部の一例を示す図である。
図4に示す画像形成装置1は、感光体10、帯電装置20、露光装置30、現像装置40、転写装置50、荷電量調整装置60、クリーニング補助装置75を備える。この画像形成装置1は、着色粒子に滑剤を含む外添剤を添加処理したトナー粒子を用いる「滑剤トナー外添系」の例である。
ここで、滑剤の挙動について説明する。
図4に示す滑剤トナー外添系の画像形成装置1の場合、現像プロセスにおいて画像部にはトナーと共に滑剤が感光体10上に供給され、非画像部にはトナーから遊離している滑剤が単体で感光体10へ供給される。その後、画像形成のプロセスは、転写プロセスに移行する。転写プロセスでは、一部の滑剤はトナーと共に中間転写体51に移動し、他の一部の滑剤は転写残トナーと共にあるいは滑剤単体にて感光体10上に留まる。それからクリーニング補助ブラシ76に到達し、一部のトナーと共にクリーニング補助ブラシ76によって回収される。
図5は、画像形成装置1の制御系の一例を示すブロック図である。
図5には、本発明の説明に必要と考える要素又はその関連要素を記載しており、画像形成装置1の制御系はこの例に限られない。
本発明は、滑剤トナー外添系の画像形成装置に限定されるものではなく、感光体に滑剤を塗布する滑剤塗布系においても有効である。
図6は、本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置の要部の一例を示す図である。
図6に示す画像形成装置1Aは、クリーニングブレード70の感光体回転方向下流側に滑剤塗布装置90を備えている。滑剤塗布装置90は、感光体10に当接した塗布ブラシ91と、塗布ブラシ91に不図示のバネ等の弾性部材によって押圧された固形化された滑剤(以下「固形滑剤」と記す)92と、感光体10に当接された固定化ブレード93とから構成される。固形滑剤92には、例えばステアリン酸亜鉛が使用される。
図7は、画像形成装置1Aの制御系の一例を示すブロック図である。
図7に示す画像形成装置1Aの制御系においては、滑剤塗布装置90が制御装置100とデータ通信可能に接続されている。なお、図7では、クリーニング補助装置75(図4参照)を削除しているが、画像形成装置1Aにクリーニング補助装置75が配置されてもよい。
感光体上滑剤量に対するクリーニングブレードの影響について、図6の滑剤塗布系の画像形成装置1Aを用いて実験した。
滑剤塗布装置90により感光体10上に滑剤を塗布した状態に対して、クリーニングブレード70に到達するトナー量(0.1〜0.6g/m2)を変えて、感光体10を30回転させた後の感光体10上の滑剤量を計測した。クリーニングブレード70へ供給されるトナー量は、転写バイアス条件を変えて調整した。滑剤量に関しては、滑剤塗布後の滑剤がクリーニングブレード70付近を通過後に感光体10表層を切り出し、FT−IR(フーリエ変換赤外分光光度計)により求められるステアリン酸亜鉛中の亜鉛の比率で代用した。
図8より、クリーニングブレード70に供給するトナー量によって滑剤回収量が異なり、クリーニングブレード70へ供給するトナー量が増えると滑剤回収量が増えることが確認できる。
図9より、クリーニングブレード70に供給するトナー荷電量によって滑剤回収量が異なり、クリーニングブレード70へ供給するトナー荷電量(本例では負極性)が増えると滑剤回収量が増えることが確認できる。
図10は、本発明の第1及び第2の実施形態に係る画像形成装置1(1A)における画像形成方法の処理を示すフローチャートである。
制御装置100が備えるCPUは、ROM又は記憶装置101に記録されたプログラムを実行することで、図10に示す処理を実現する。制御装置100は、ジョブが入力されたことを検知すると、本フローチャートの処理を開始する。
画像形成装置1(図4)を用いて後述する実験例1〜7の実験を実施した。画像形成装置1の構成に従って、感光体10、現像装置40、転写装置50、トナー、クリーニングブレード70、クリーニング補助装置75等を下記のように設定した。
・感光体10について
感光体10としては、アルミニウムよりなる例えば幅が約350mmのドラム状の金属基体の外周面に、ポリカーボネート樹脂よりなる厚さ25μmの感光層が形成されたドラム状の有機感光体を用いた。測定中の感光体10の回転速度は、400mm/secとした。
現像装置40としては、線速度600mm/minで回転駆動される現像スリーブ41を備えるものを用いた。この現像スリーブ41に感光体10の表面電位と同極性のバイアス電圧が印加され、二成分現像剤によって反転現像が行われる。
中間転写体51として導電性を付与したポリイミド樹脂からなる無端状のベルトを用いた。転写装置50は、中間転写体51を介して感光体10に圧接する。転写装置50として、通常、トナーの帯電極性とは逆極性の電圧が印加される転写ローラが用いられる。
コロトロンチャージャーを用い、印加電圧はDC電圧にAC電圧を重畳したものとした。
クリーニングブレード70としては、ウレタンゴムよりなる反発弾性率が50%(25℃)、JIS−A硬度が70°、厚さが2.00mm、自由長が10mm、幅が324mmのものを用いた。そして、クリーニングブレード70は、感光体10表面に圧接/離間可能な構成とした。圧接時におけるクリーニングブレード70の感光体10に対する当接力を20N/m、当接角15°となるように設定した。
クリーニング補助ブラシ76としては、導電性ポリエステルから構成された、繊度が10d、密度が45KF/inch2、毛長が3mm、外径が13.4mm、幅が348mmのものを用いた。また、クリーニング補助ブラシ76は、感光体10への押し込み量を1mmとし、感光体10の回転方向(a方向)に対して相対移動するウィズ回転(b方向)とした。クリーニング補助ブラシ76に当接する回収ローラ77としては、ステンレス製で外径が10mm、幅が351mmのものを用いた。また、回収ローラ77は、クリーニング補助ブラシ76への押し込み量を1mmとし、クリーニング補助ブラシ76の回転方向(b方向)に対して対向移動するカウンター回転(b方向)とした。回収ローラ77には、回収したトナーをかき取るために、厚みが0.05mmのステンレス製金属ブレードをカウンター当接(いわゆるリーディング方式)している。
二成分現像剤を構成するトナーは、乳化重合法により製造された体積平均粒径が6.5μmのトナー粒子よりなり、負帯電性を有するものである。そのトナー粒子に潤滑性外添剤(滑剤)としてステアリン酸亜鉛を、重量比でトナー粒子1に対して0.2部添加したものを使用した。実験で使用するトナー粒子はマイナス帯電であり、滑剤はプラス帯電である。
比較例は、実験例1〜7のいずれの制御も実施しない例である。比較例では、感光体走行距離にて200krotまでは、クリーニングブレード70の摩耗、及びハーフトーン(中間階調)における初期画像(感光体走行初期の画像)からの濃度変動差ともに問題は発生しなかったが、300krotにおいて両品質とも問題が発生した。なお、図11において、ハーフトーンにおける初期画像からの濃度変動差を‘初期からのΔ画像濃度’と記している。
上術したように、感光体10の削れ性は、感光体走行距離に応じて非線形に低下し、感光体10の削れ性に応じてクリーニングブレード70での滑剤回収量は変動する(感光体10の削れ性が低下すると滑剤回収性も低下する)。そのため、滑剤供給量が一定の場合、感光体10上の滑剤量が非線形に増加する挙動を示す(図3)。
図12では、感光体10の20000回転(20krot)当たりの感光体摩耗速度が0.05μm未満の場合には、クリーニング補助ブラシθは0.3である。
また、感光体摩耗速度が0.05以上かつ0.1未満[μm/20krot]の場合には、クリーニング補助ブラシθは0.6である。
また、感光体摩耗速度が0.1以上かつ0.15未満[μm/20krot]の場合には、クリーニング補助ブラシθは1である。
また、感光体摩耗速度が0.15以上かつ0.2未満[μm/20krot]の場合には、クリーニング補助ブラシθは1.5である。
また、感光体摩耗速度が0.2以上[μm/20krot]の場合には、クリーニング補助ブラシθは2である。
ここで、感光体10の削れ性の測定について説明する。上記のように、摩耗量測定部80に反射分光式干渉計を用いたが、測定方法としては下記3つの方法から選択すればよい。これらの測定方法は、実験例1に限らず、実験例2〜7にも適用可能である。
摩耗量測定部80は、感光体10周方向のクリーニングブレード70の下流側から現像装置40までの間において、感光体10の表面の膜厚を直接的に測定する。測定方法としては分光法、あるいは渦電流式を用いればよい。
感光体10の摩耗により感光体10の帯電後の表面電位が変動することを利用する。まず摩耗量測定部80は、感光体10の所定の走行距離ごとに、感光体10周方向の帯電装置20と露光装置30との間の表面電位を測定する。感光体10の走行距離に応じた摩耗量と表面電位とを予め実験により求め、それらの対応テーブルを作成して記憶装置101等に保存しておく。そして、摩耗量測定部80は、感光体10の表面電位を測定し、その測定値と対応テーブルから感光体10の摩耗量を計算し、感光体10の単位走行距離当たりの摩耗量すなわち摩耗速度を計算する。
実使用において想定される平均的なカバレッジ(印字率とも呼ばれる)における感光体10の摩耗特性を予め実験により求めておく。そして、該当カバレッジにおける感光体走行距離に対する感光体摩耗速度を計算し、それに基づいて感光体走行距離に対する滑剤量制御パラメーター(例えば実験例1におけるクリーニング補助ブラシθ)を制御パラメーターテーブル31に格納しておけばよい。
なお、感光体の走行初期は摩耗速度が大きく変曲点P以降は緩やかに低下していくことから(図1参照)、摩耗量測定部80による摩耗量の検知周期を、感光体の走行初期には細かく設定し、走行距離に対する摩耗特性の変曲点P以降の走行距離を走行後(もしくは時間経過後)には粗く設定してもよい。上記直接検知及び間接検知において、感光体10の摩耗速度(感光体単位走行距離当たりの摩耗量)を検知周期毎に計算すれば、変曲点Pは把握可能である。予測検知に関しては、制御パラメーターテーブル31上に変曲点Pの情報を保存しておく。
図13は、感光体摩耗速度と回収ローラ押し込み量との対応関係を示す制御パラメーターテーブルの例である。
図13では、感光体10の20000回転(20krot)当たりの感光体摩耗速度が0.05μm未満の場合には、回収ローラ押し込み量は0.5[mm]である。
また、感光体摩耗速度が0.05以上かつ0.1未満[μm/20krot]の場合には、回収ローラ77の押し込み量は0.8[mm]である。
また、感光体摩耗速度が0.1以上かつ0.15未満[μm/20krot]の場合には、回収ローラ77の押し込み量は1.1[mm]である。
また、感光体摩耗速度が0.15以上かつ0.2未満[μm/20krot]の場合には、回収ローラ77の押し込み量は1.4[mm]である。
また、感光体摩耗速度が0.2以上[μm/20krot]の場合には、回収ローラ77の押し込み量は1.8[mm]である。
図14は、感光体摩耗速度と回収ローラθとの対応関係を示す制御パラメーターテーブルの例である。
図14では、感光体10の20000回転(20krot)当たりの感光体摩耗速度が0.05μm未満の場合には、回収ローラθは0.1である。
また、感光体摩耗速度が0.05以上かつ0.1未満[μm/20krot]の場合には、回収ローラθは0.3である。
また、感光体摩耗速度が0.1以上かつ0.15未満[μm/20krot]の場合には、回収ローラθは0.6である。
また、感光体摩耗速度が0.15以上かつ0.2未満[μm/20krot]の場合には、回収ローラθは0.8である。
また、感光体摩耗速度が0.2以上[μm/20krot]の場合には、回収ローラθは1.1である。
図15は、感光体摩耗速度と荷電量調整装置への印加AC成分との対応関係を示す制御パラメーターテーブルの例である。
図13では、感光体10の20000回転(20krot)当たりの感光体摩耗速度が0.05μm未満の場合には、荷電量調整装置60のAC成分のピークピーク値Vppは8[kV]である。
また、感光体摩耗速度が0.05以上かつ0.1未満[μm/20krot]の場合には、荷電量調整装置60のAC成分のピークピーク値Vppは7[kV]である。
また、感光体摩耗速度が0.1以上かつ0.15未満[μm/20krot]の場合には、荷電量調整装置60のAC成分のピークピーク値Vppは6[kV]である。
また、感光体摩耗速度が0.15以上かつ0.2未満[μm/20krot]の場合には、荷電量調整装置60のAC成分のピークピーク値Vppは5[kV]である。
また、感光体摩耗速度が0.2以上[μm/20krot]の場合には、荷電量調整装置60のAC成分のピークピーク値Vppは3[kV]である。
実験例1〜4は、感光体10の削れ性(摩耗速度)に応じてクリーニングブレード70での滑剤回収量を制御することにより、感光体上滑剤量の安定性を確保している。一方で、感光体10の削れ性の変動に起因した感光体上滑剤量の変動(図3)に対して、感光体10に対する滑剤供給量を制御することにより、感光体上滑剤量の安定性を確保することも可能である。つまり、感光体10の削れ性の低下に伴ってクリーニングブレード70での滑剤回収量が低下し感光体上滑剤量が増加することに対して、感光体10の削れ性の低下に応じて滑剤供給量を低下させることで、感光体上滑剤量の安定性を図る。滑剤トナー外添系の画像形成装置1における転写領域での滑剤量制御について、図16に転写装置での滑剤量制御を評価する評価装置を示す。
感光体10は、一例として外径100mm、長さ100mmのアルミニウム製の円筒部材であり、その表面にポリカーボネート樹脂よりなる厚さ25μmの感光層が設けられ、感光体11の一端がグラウンドに接続されている。現像ローラ13は、一例として外径30mmのアルミニウム製の円筒部材であり、その円周面に250g/m2の現像剤を保持している。感光体11と現像ローラ13は、250μmの距離をおいて対向している。現像ローラ13には、周波数6000Hz、振幅800V、オフセット−450Vの交流電圧を印加している。この状態で現像ローラ13をa方向に600mm/secで回転させ、その後、感光体11をa方向に400mm/secで1回転させる。こうすることで感光体11上には5g/m2のトナー層が形成される。
(1−感光体11上の転写残トナー重量/現像後の感光体11上のトナー重量)×100(%)
・転写電圧を大きくし過ぎると転写効率が低下する。
感光体摩耗速度については、実験例1と同様に直接検知し、20krot毎に求めた。そして、図18に示す制御パラメーターテーブル35に基づいて、転写電圧制御を実施した。
図18では、感光体10の20000回転(20krot)当たりの感光体摩耗速度が0.05μm未満の場合には、転写電圧は500[V]である。
また、感光体摩耗速度が0.05以上かつ0.1未満[μm/20krot]の場合には、転写電圧は720[V]である。
また、感光体摩耗速度が0.1以上かつ0.15未満[μm/20krot]の場合には、転写電圧は780[V]である。
また、感光体摩耗速度が0.15以上かつ0.2未満[μm/20krot]の場合には、転写電圧は840[V]である。
また、感光体摩耗速度が0.2以上[μm/20krot]の場合には、転写電圧は900[V]である。
滑剤トナー外添系における滑剤供給量制御の別法としては、帯電電位制御がある。図19に現像における各電位の関係を示す。図20の画像部は露光領域であり、背景部は非露光領域である。図20に示すように、露光領域電位Viと現像バイアスVdcの差が画像部電位差となり、帯電電位≒非露光領域電位Voと現像バイアスVdcの差が背景部電位差となる。
感光体摩耗速度については、実験例1と同様に直接検知し、20krot毎に求めた。そして、現像バイアスVdcを−550Vに固定し、図20に示す制御パラメーターテーブル36に基づいて、帯電電位制御を実施した。
既述のとおり滑剤供給の形態として、滑剤トナー外添系の画像形成装置1(図4)の他に、滑剤塗布装置90を備える画像形成装置1A(図6)に示されるような滑剤塗布系がある。実験例7においては、滑剤塗布装置90を用いた滑剤供給量制御の方法について説明する。
感光体摩耗速度については、実験例1と同様に直接検知し、20krot毎に求めた。そして、図21に示す制御パラメーターテーブル37に基づいて、塗布ブラシ91のθ制御を実施した。
Claims (19)
- トナー像を担持する回転可能な第1の像担持体と、
前記第1の像担持体を帯電させる帯電部と、
前記第1の像担持体に光を照射して静電潜像を書き込む露光部と、
前記第1の像担持体に前記露光部により書き込まれた前記静電潜像から前記トナー像を現像する現像部と、
前記第1の像担持体に現像された前記トナー像を第2の像担持体に転写する転写部と、
前記第1の像担持体に当接し、前記トナー像を転写した後に前記第1の像担持体に残留したトナーである転写残トナーを回収するクリーニング部材と、
前記第1の像担持体の表面の摩耗量を測定する摩耗量測定部と、
前記摩耗量測定部で測定された前記第1の像担持体の摩耗量に基づく、非線形に変動する前記第1の像担持体の削れ性に応じて、供給された滑剤の前記第1の像担持体上の滑剤量を制御する制御部と、を備える
画像形成装置。 - 前記制御部は、前記第1の像担持体の削れ性に応じて、前記クリーニング部材による滑剤回収量を制御する
請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記制御部は、前記第1の像担持体の削れ性の低下に応じて、前記滑剤回収量を増加させる
請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記制御部は、前記第1の像担持体の削れ性に応じて、前記クリーニング部材へ到達するトナー量を制御する
請求項3に記載の画像形成装置。 - 前記転写部と前記クリーニング部材の間に配置された、前記第1の像担持体と接触して回転しながら前記転写残トナーを回収するクリーニング補助ブラシ、を更に備え、
前記制御部は、前記第1の像担持体の削れ性に応じて、前記クリーニング補助ブラシの回転速度を制御する
請求項4に記載の画像形成装置。 - 前記転写部と前記クリーニング部材の間に配置された、前記第1の像担持体と接触して回転しながら前記転写残トナーを回収するクリーニング補助ブラシと、
前記クリーニング補助ブラシから前記トナーを回収する回転可能な回収ローラ、を更に備え、
前記制御部は、前記第1の像担持体の削れ性に応じて、前記クリーニング補助ブラシに対する前記回収ローラの押し込み量を制御する
請求項4に記載の画像形成装置。 - 前記転写部と前記クリーニング部材の間に配置された、前記第1の像担持体と接触して回転しながら前記転写残トナーを回収するクリーニング補助ブラシと、
前記クリーニング補助ブラシから前記トナーを回収する回転可能な回収ローラ、を更に備え、
前記制御部は、前記第1の像担持体の削れ性に応じて、前記回収ローラの回転速度を制御する
請求項4に記載の画像形成装置。 - 前記制御部は、前記第1の像担持体の削れ性に応じて、前記クリーニング部へ到達する前記トナーの荷電量を制御する
請求項3に記載の画像形成装置。 - 前記クリーニング部材に対し前記第1の像担持体の回転方向の上流側に配置された、前記第1の像担持体上の前記転写残トナーの荷電量を調整する荷電量調整部、を更に備え、
前記制御部は、前記第1の像担持体の削れ性に応じて、前記荷電量調整部の出力を制御する
請求項8に記載の画像形成装置。 - 前記制御部は、前記第1の像担持体の削れ性に応じて、前記第1の像担持体に供給される滑剤の滑剤供給量を制御する
請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記制御部は、前記第1の像担持体の削れ性の低下に応じて、前記滑剤供給量を低下させる
請求項10に記載の画像形成装置。 - 前記トナーとして着色粒子に前記滑剤が添加処理されたトナー粒子が前記現像部に供給され、
前記制御部は、前記第1の像担持体の削れ性に応じて、前記転写部に印加する転写電圧を制御する
請求項11に記載の画像形成装置。 - 前記トナーとして着色粒子に前記滑剤が添加処理されたトナー粒子が前記現像部に供給され、
前記制御部は、前記第1の像担持体の削れ性に応じて、前記帯電部に印加する帯電電位を制御する
請求項11に記載の画像形成装置。 - 固形滑剤から前記滑剤を粒状にかき取り前記第1の像担持体に塗布する、回転可能な滑剤塗布部、を更に備え、
前記制御部は、前記第1の像担持体の削れ性に応じて、前記滑剤塗布部の回転速度を制御する
請求項11に記載の画像形成装置。 - 前記摩耗量測定部による前記第1の像担持体の摩耗量の測定周期を、前記像担持体の走行初期には細かく設定し、前記第1の像担持体の走行距離に対する摩耗特性の変曲点以降には粗く設定する
請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記摩耗量測定部は、前記第1の像担持体の前記摩耗量を、分光法あるいは渦電流式により直接測定する
請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記摩耗量測定部は、前記帯電部により帯電された前記第1の像担持体の表面電位を測定し、前記第1の像担持体の表面電位の測定値と、前記第1の像担持体の表面電位と摩耗量との関係が登録されたテーブルとから、前記第1の像担持体の前記摩耗量を算出する
請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記摩耗量測定部は、予め求めておいた平均印字率ごとの、前記第1の像担持体の走行距離と前記第1の像担持体の摩耗量との関係が登録されたテーブルを用いて、前記第1の像担持体の前記摩耗量を算出する
請求項1に記載の画像形成装置。 - トナー像を担持する回転可能な第1の像担持体と、前記第1の像担持体を帯電させる帯電部と、前記第1の像担持体に光を照射して静電潜像を書き込む露光部と、前記第1の像担持体に前記露光部により書き込まれた前記静電潜像から前記トナー像を現像する現像部と、前記第1の像担持体に現像された前記トナー像を第2の像担持体に転写する転写部と、前記第1の像担持体に当接し、前記トナー像を転写した後に前記第1の像担持体に残留したトナーである転写残トナーをかき取るクリーニング部材と、を備えた画像形成装置における像担持体上の滑剤量制御方法であって、
摩耗量測定部により前記第1の像担持体の表面の摩耗量を測定し、前記摩耗量測定部で測定された前記第1の像担持体の摩耗量に基づく、非線形に変動する前記第1の像担持体の削れ性に応じて、供給された滑剤の前記第1の像担持体上の滑剤量を制御する
像担持体上の滑剤量制御方法。
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