JP2017133758A - 熱交換器の洗浄方法および装置 - Google Patents

熱交換器の洗浄方法および装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017133758A
JP2017133758A JP2016013923A JP2016013923A JP2017133758A JP 2017133758 A JP2017133758 A JP 2017133758A JP 2016013923 A JP2016013923 A JP 2016013923A JP 2016013923 A JP2016013923 A JP 2016013923A JP 2017133758 A JP2017133758 A JP 2017133758A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat exchanger
gas
liquid
flow
cleaning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016013923A
Other languages
English (en)
Inventor
靖夫 冨山
Yasuo Tomiyama
靖夫 冨山
裕彦 寺園
Hirohiko Terasono
裕彦 寺園
晴雄 浦
Haruo Ura
晴雄 浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Air Water Plant & Engineering Inc
Original Assignee
Air Water Plant & Engineering Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Air Water Plant & Engineering Inc filed Critical Air Water Plant & Engineering Inc
Priority to JP2016013923A priority Critical patent/JP2017133758A/ja
Publication of JP2017133758A publication Critical patent/JP2017133758A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning In General (AREA)
  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)

Abstract

【課題】配管材料に損傷を与えず、簡易な装置と作業で、熱交換器の稼動を停止することなくスライムを除去する熱交換器の洗浄方法を提供する。【解決手段】熱交換器1において冷却水を流通させる伝熱管3に対し、当該熱交換器1において定められた流量で冷却水を流通させながら連続的にガスを導入し、上記伝熱管3内に、パルス状に交互に流れる気相流32と液相流33を発生させることにより、伝熱管3に体積したスライム等の汚れを効果的に除去する。薬剤を使わないため配管材料に損傷を与えない。ガス導入路15があれば足りるため簡易な装置と作業で洗浄できる。熱交換器1の操業中に伝熱管3にガスを導入して洗浄できる。【選択図】図1

Description

本発明は、熱交換器の内部に蓄積する汚れを洗浄する熱交換器の洗浄方法および装置に関するものである。
熱交換の媒体として水を使用する熱交換器がひろく用いられている。このような熱交換器を継続的に使用すると、水に由来する汚れが熱交換器の内部に付着する。このような汚れは、柔らかい含水有機物がゲル状になった物質で、一般にスライムと呼ばれている。このスライムは、もともと水源中に存在するか大気中から混入した微生物が、増殖・成長し、付着・堆積するものである。このようなスライムの付着・堆積は、水を使用する熱交換器において避けることができない。
スライムが伝熱面に付着すると熱交換効率が低下するため、それを定期的に除去する洗浄が必要になる。
一般に、スライム状の汚れを除去するには、薬剤による化学洗浄が行われる。たとえば、熱交換器の内部に過酸化水素、ヒドラジン等の薬剤を注入し、スライムを剥離除去する。ところがこの方法では、各種薬剤の取り扱いに危険があり、処理後には中和作業が必要である。また、化学洗浄が長時間におよぶと、銅や鉄でできた配管などの損傷が激しくなる。したがって、化学洗浄は、薬液の濃度や洗浄時間に関する取り決めが多く作業が煩雑で、できれば廃止したいという傾向にある。
このような事情から、熱交換器の洗浄については、産業界でさまざまな取り組みが行われている。
〔文献の開示〕
熱交換器の洗浄に関する先行技術文献として、出願人は下記の特許文献1〜6を把握している。
特許文献1は、熱交換器細管の洗浄用ガンに関するものである。
この文献には、下記の記載がある。
[公報第2頁左欄第1行〜第14行]従来、火力発電所、原子力発電所等に施設されている熱交換器である復水器には、冷却水として海水を取り入れている。その為、復水器細管内にスライム、貝類等が付着してプラントの熱効率を低下させるので、定期的に細管洗浄作業を行つているが、この作業は、高温、多湿等悪条件の復水器の前部室に作業者が入り込み、多くの人手と時間を費して行なわれている。その作業の現状は、外径が22.4〜31.7mm、長さが12〜15m、本数が1プラント当り20000〜60000本程度ある復水器細管Pの個々の細管管口部からブラシ弾を込め、これを水圧が10〜12kg/cm程度の洗浄用ガンを用いて打抜くことで、細管内壁面に付着したスライム、貝類、ゴミ等を洗浄除去している。
特許文献2は、熱交換器及び熱交換管内スケールの除去方法に関するものである。
この文献には、下記の記載がある。
[要約]
[課題]液体が流される複数の熱交換管を有する熱交換器において、機器の運転中でも熱交換管内に付着したスケールを剥離させることができるようにした熱交換器及び、熱交換管内スケールの除去方法を提供すること。
[解決手段]潤滑油冷却器における水管4の入口部に圧縮空気ノズル11と、そのノズル11の前にカルマン渦発生用の丸棒12が配設されている。圧縮空気ノズル11から出た圧縮空気は噴流となって丸棒12に当たり、丸棒12の両側からカルマン渦が発生し、そのカルマン渦による振動と冷却水の乱流及び圧縮空気の気泡によって水管4内部の汚れスケールを剥離して除去する。
特許文献3は、熱交換器伝熱管の内面洗浄方法に関するものである。
この文献には、下記の記載がある。
[要約]
[課題]復水器等の多管式熱交換器における伝熱管の内面を効率的に洗浄することができる熱交換器伝熱管の内面洗浄方法を提供する。
[解決手段]真空度計26によって計測された真空度が予め設定されている下限値未満になった場合に、制御装置27が気泡吹込み流量調節弁24を開放・調整して、気泡発生装置21から適切な量の気泡22を冷却水入口側水室15内に発生させ、その気泡混合流で冷却管14の内面洗浄を開始する。そして、真空値が予め設定されている上限値を超えると、制御装置27が気泡吹込み流量調節弁24を閉止して、気泡発生装置21からの気泡の発生を停止し、冷却管14の内面洗浄を終了する。
特許文献4は、熱交換器における伝熱管の内面洗浄方法に関するものである。
この文献には、下記の記載がある。
[特許請求の範囲]1.伝熱管内を液体が流れる多管式熱交換器において、前記伝熱管内を流れる前記液体中に水の比重とほぼ等しい比重の水中植物を素材とした粒子を流下し、前記伝熱管内を流下する固液二相流中に伝熱管入口端で気体を噴出して固気液三相流とすることにより、管内付着物の除去、及び塵埃やバクテリア等の付着の防止を図ることを特徴とする熱交換器における伝熱管の内面洗浄方法。
特許文献5は、配管洗浄方法に関するものである。
この文献には、下記の記載がある。
[要約]
[課題]より簡便な方法で洗浄効果を上げ、洗浄回数を減らすことのできる配管洗浄方法を提供することを目的とする。
[解決手段]配管洗浄方法は、送水ポンプを用い、純水タンクから接続流路を介して配管内へと純水を送水するとともに、気泡圧送手段を用い、間欠的または連続的に気泡を前記送水ポンプの下流側に位置する前記接続流路内へ供給する。気泡を接続経路内に供給することで、純水を流動変動させることができる。それによって、ゴミを巻き上げながら下流側へと押し流すことができるため、洗浄効率が向上する。
特許文献6は、冷却水配管の配管洗浄方法とその洗浄装置に関するものである。
この文献には、下記の記載がある。
[要約]
[課題]パルスエアーを投入することで、配管内部の水流を変化させ、また、配管内部に脈動流をランダムに発生させる等のことによるキャビテーション効果により、効率的な配管洗浄に対処する。また、スライム系の汚れに対しては、過酸化水素の低濃度希釈液に浸透させて循環洗浄することで、その洗浄効果を飛躍的に高める。
[解決手段]被洗浄配管への給水工程中にパルスエアーを給気した上で排水する給排水洗浄工程と、過酸化水素の希釈液を洗浄剤として、被洗浄配管に循環浸透させる浸透洗浄工程と、洗浄液を循環させる循環工程中にパルスエアーを給気する循環洗浄工程と、再び、給排水とパルスエアーにより被洗浄配管を濯ぎ洗浄した上で、最後に仕上げ洗浄する工程を備えている。
特公平5−22840号公報 特開2000−356498号公報 特開2008−111619号公報 特開平4−191号公報 特開2012−115730号公報 特開2003−24892号公報
〔文献1の課題〕
特許文献1は、洗浄ガンやブラシ・スポンジなどを用いて、スライムを物理的にこそぎ落とす技術を開示する。
このような方法では、直線的な配管であれば洗浄できるとしても、L字配管やU字配管のような屈曲部を洗浄することができない。このため、ブラシ洗浄可能な配管とそれ以外の配管を接続部から分解して別々に洗浄する必要がある。洗浄後は、再び配管を接続しなければならない。このように、配管の分解と組立てに多大な手間と作業時間が費やされる。当然このような作業は熱交換器の稼動を停止して行う。したがって、熱交換器を停止してから再稼動させるまで場合によっては1週間以上もかかってしまい、スムーズな工場実務の運営を妨げる。
〔文献2の課題〕
特許文献2は、油冷却器や復水器など、内部を液体が流れる複数の熱交換管を有する熱交換器について、熱交換管内に付着したスケールを除去する方法を開示する。この方法は、圧縮空気ノズルから圧縮空気を噴出させて、互いに回転方向が逆な渦を交互に発生させ、規則正しい配置を保って流れ去る周期的な渦流出(いわゆるカルマン渦)を発生させることにより洗浄する。したがってこの方法では、圧縮空気を発生させるシステムと、カルマン渦発生用の支持部材を配する。
この方法では、最適なカルマン渦を発生させるために必要な圧縮空気を発生させる条件と、冷却水の流速条件の確定が必要である。しかしながら、この特許文献2にはそれら条件の記載がなく、この洗浄方法による具体的な洗浄結果についての記載もない。つまり特許文献2は、現実的に有効な解決手段を提示するものではない。
〔文献3の課題〕
特許文献3は、発電プラントなどの蒸気タービン用の復水器等の多管式熱交換器の伝熱管の内面洗浄する方法について開示する。この方法は、不活性ガスまたは空気等の気体を気泡状にして冷却水入口側水室内の冷却水中に放出し、その気泡と冷却水が混合した気泡混合流を冷却管入口から冷却管内に送り込み、その気泡混合流を冷却管内に通過させることによって冷却管の内面を洗浄する。この方法はまた、復水器の真空度や、多管式熱交換器の熱貫流率(熱交換効率)を常時監視し、真空度や熱貫流率が下回った場合にのみ、気泡発生装置を稼動させる。
しかしながら特許文献3には、実際の気泡発生や洗浄処理の条件の記載がなく、どのような状態であれば高効率の洗浄が可能なのか、という観点の記載もされていない。つまり特許文献3は、現実的に有効な解決手段を提示するものではない。
〔文献4の課題〕
特許文献4は、流体である水に水と比重がほぼ等しい水中植物の微粒子を混合して、さらに気体成分を混合した固気液三相流での除去方法である。
しかしながら、この方法は、水と比重がほぼ等しい水中植物の微粒子を用意しなければならない。また、そもそも系内には存在しない固形物を新たに加える必要がある。それによって機器トラブルを発生するリスクを否定できない。その点は、過酸化水素、ヒドラジン等の薬剤による化学洗浄による問題に近い問題がある。
〔文献5の課題〕
特許文献5は、気体成分を混合させることによる配管洗浄方法である。この方法は、陸用ボイラ、舶用ボイラ、及び化学プラントなどにおける建設中のプラントの配管内の洗浄を目的として、大粒の気泡の群、またはマイクロバブル、ナノバブルなどの微小気泡の群を用いて洗浄する。この文献には、例として50m/hで水張りする場合、風量50m/h程度のエアポンプを用いて数秒〜数十秒の間隔をおきながら、間欠的に数十リットルの空気を供給する方法が開示されている。
しかしながら、この方法は、あくまで気泡の群で除去するため、気泡発生装置が必要である。また、除去対象は溶接粉・埃・内錆・油分などのゴミであるため、微生物などからなる軟質の含水有機物ゲルであるスライムを除去できるとは限らない。
〔文献6の課題〕
特許文献6は、火力発電所や各種プラント設備に配管された冷却管を対象として、パルスエアーを投入することで、配管内部の水流を変化させ、また、配管内部に脈動流をランダムに発生させる等によるキャビテーション効果により、配管内を洗浄する方法が開示されている。
この方法を採るためには、循環ポンプと消泡ポンプが必要で、洗浄対象の水を導入して処理するための専用の複雑な装置を据付けなければならない。したがってこの方法は、運転が煩雑なうえ、熱交換器に適用することが現実的ではない。
以上のように、従来は、配管材料に損傷を与えず、容易な作業でスライムを除去する方法は提案されていなかった。また、従来の方法は、装置の稼動を停止する定期メンテナンスのときに行う必要があるのがほとんどであり、熱交換器の稼動効率が低下するのは止むを得なかった。
〔目的〕
本発明は上記課題を解決するものであり、つぎの目的でなされたものである。
配管材料に損傷を与えず、簡易な装置と作業で、プラントや圧縮機などの設備を停止することなく、熱交換器に付着・堆積したスライムを除去することができる熱交換器の洗浄方法および装置を提供する。
〔請求項1〕
上記目的を達成するため、請求項1に記載の熱交換器の洗浄方法は、つぎの構成を採用した。
熱交換器において熱媒体としての液体を流通させる液体流路に対し、当該熱交換器において定められた液体流量で液体を流通させながら連続的にガスを導入し、上記液体流路内に、パルス状に交互に流れる気相流と液相流を発生させる。
〔請求項2〕
請求項1に記載の熱交換器の洗浄方法は、請求項1に記載の構成に加え、つぎの構成を採用した。
上記液体流路に対するガスの導入を、当該熱交換器の操業中に行う。
〔請求項3〕
請求項3に記載の熱交換器の洗浄方法は、請求項1または2に記載の構成に加え、つぎの構成を採用した。
上記液体流路に対するガスの導入を、上記液体流量の0.6〜1.3倍の流量で行う。
〔請求項4〕
上記目的を達成するため、請求項4に記載の熱交換器の洗浄装置は、つぎの構成を採用した。
熱交換器において熱媒体としての液体を流通させる液体流路に対し、当該熱交換器において定められた液体流量で液体を流通させながら連続的にガスを導入し、上記液体流路内に、パルス状に交互に流れる気相流と液相流を発生させる、ガス導入路を備えている。
〔請求項1〕
請求項1の熱交換器の洗浄方法は、上記液体流路内に、パルス状に交互に流れる気相流と液相流を発生させる。上記気相流と液相流がパルス状に交互に流れることにより、液体流路に体積したスライム等の汚れを効果的に除去できる。したがって、従来のような薬剤などを使わなくてすみ、配管材料に損傷を与えず、コストも節減できる。
また、液体流路に対して連続的にガスを導入するだけのガス導入路があれば足りる。したがって、従来のような専用の複雑な装置を必要とせず、簡易な装置と作業で洗浄できる。
また、液体流路に対するガスの導入を液体を流通させながら行えばよいことから、たとえば、当該熱交換器の操業中に液体流路に対してガスを導入して洗浄を行うことが可能になる。
〔請求項2〕
請求項2の熱交換器の洗浄方法は、上記液体流路に対するガスの導入を、当該熱交換器の操業中に行う。
このため、装置の稼動を止めなくてすむことから、洗浄メンテナンスに要するコストを大幅に節減できる。
〔請求項3〕
請求項3の熱交換器の洗浄方法は、上記液体流路に対するガスの導入を、上記液体流量の0.6〜1.3倍の流量で行い、連続的なガスの導入で気相流と液相流をパルス状に交互に発生させる。これにより、液体流路に体積したスライム等の汚れを効果的に除去できる。
〔請求項4〕
請求項4の熱交換器の洗浄装置は、上記液体流路内に、パルス状に交互に流れる気相流と液相流を発生させる。上記気相流と液相流がパルス状に交互に流れることにより、液体流路に付着・堆積したスライム等の汚れを効果的に除去できる。したがって、従来のような薬剤などを使わなくてすみ、配管材料に損傷を与えず、コストも節減できる。
また、液体流路に対して連続的にガスを導入するだけのガス導入路があれば足りる。したがって、従来のような専用の複雑な装置を必要とせず、簡易な装置と作業で洗浄できる。
また、液体流路に対するガスの導入を液体を流通させながら行えばよいことから、たとえば、当該熱交換器の操業中に液体流路に対してガスを導入して洗浄を行うことが可能になる。
本発明の第1実施形態の熱交換器の洗浄方法および装置を説明する図である。 洗浄中の液体流路内の状態を説明する図である。 本発明の第2実施形態の熱交換器の洗浄方法および装置を説明する図である。 実験例の設備を示す図である。 A/W比に対する模擬スライムの除去程度を観察した結果である。 模擬スライムの除去に要する時間を調査した結果である。 洗浄前後の伝熱管内部の写真である。 熱交換器を操業しながら洗浄したときの冷却流体の温度変化を測定した結果である。
図1は、本発明の第1実施形態を説明するもので、本発明が適用された熱交換器の洗浄方法と洗浄装置を説明する図である。
〔熱交換器〕
熱交換器1は、本発明が洗浄対象とするものである。第1実施形態で図示した熱交換器1は、熱媒体である液体として冷却水を用い、導入された熱流体を冷却して冷却流体として取り出すものである。冷却対象とする流体としては、たとえばガスやオイルなどを適用することができる。
上記熱交換器1は、円筒状の本体2に、冷却水導入路13、排水路14、熱流体導入路11、冷却流体導出路12が接続されている。上記冷却水導入路13と排水路14は、円筒状の本体2の第1端部に接続されている。上記熱流体導入路11と冷却流体導出路12は、円筒状の本体2の胴部に接続されている。
上記本体2の内部には、上記冷却水導入路13と排水路14が接続された第1端部に近いところに、第1隔壁4が設けられている。上記本体2の内部には、上記第1端部と反対側の第2端部に近いところに、第2隔壁5が設けられている。上記第1隔壁4と第2隔壁5に挟まれた領域が熱交換室10になっている。上記熱交換室10には、熱流体導入路11と冷却流体導出路12が連通している。
上記第1隔壁4から第2隔壁5にわたって多数の伝熱管3が設けられている。上記伝熱管3は、上記第1端部側の開口が第1隔壁4を貫け、上記第2端部側の開口が第2隔壁5を貫けている。
上記第1隔壁4よりも第1端部側の空間は、仕切板6で図における上下2つの空間に仕切られている。一方の空間には上記冷却水導入路13が連通している。もう一方の空間には上記排水路14が連通している。上記冷却水導入路13が連通した空間は前室7であり、上記排水路14が連通した空間は後室9である。上記第2隔壁4よりも第2端部側の空間は、冷却水が反転する反転室8である。
上記熱交換器1では、冷却水は、冷却水導入路13から前室7に導入され、伝熱管3を通って反転室8に至り、ここで反転して後室9まで伝熱管3を流れ、排水路14から排出される。また、上記熱交換器1では、熱流体は、熱流体導入路11から熱交換室10に導入され、熱交換室10内を通過するときに伝熱管3と接触して熱交換が行われる。この過程で上記熱流体は冷却されて冷却流体となり、その冷却流体は冷却流体導出路12から導出される。
〔ガス導入路〕
熱交換器1において熱媒体としての液体を流通させる液体流路に対し、当該熱交換器1において定められた液体流量で液体を流通させながら連続的にガスを導入し、上記液体流路内に、パルス状に交互に流れる気相流32と液相流33を発生させる、ガス導入路15を備えている。
この例では、上記液体流路は、伝熱管3内の流路である。
上記ガス導入路15は、この例では上記冷却水導入路13に接続され、上記冷却水導入路13における冷却水の流れに対して連続的にガスを導入する。
上記ガス導入路15には上流側から、第1開閉弁21、圧力計16、流量調節弁17、流量計18、ブロー弁19、逆止弁20、第2開閉弁22が設けられている。
上記ガス導入路には、この例ではガスとして圧縮空気が導入される。上記圧縮空気はたとえば、図示しないコンプレッサによって得られるものを用いることもできるし、圧縮空気ボンベから得られるものを用いることもできる。
上記ブロー弁19は、ガス導入前の準備段階および着脱時に系内のガスを抜くために使用するものである。上記圧縮空気に必要とされる圧力は、冷却水の圧力以上で所定の圧縮空気が流れる圧力が必要である。流量調節弁17で所定の流量に調節された圧縮空気が、上記冷却水導入路13における冷却水の流れに対して連続的に導入される。
上記流量調節弁17および流量計18は、上記冷却水導入路13に導入する空気の流量を調整し、その流量を計測するためのものである。
第1実施形態では、上記液体流路に対するガスの導入を、上記液体流量の0.6〜1.3倍の流量で行う。つまり、上記熱交換器1において定められた冷却水の流量の0.6〜1.3倍の流量で、ガス導入路15から空気を導入する。言い換えると、ガス導入路15から導入する空気の流量は、当該熱交換器1の規格において定められた冷却水の流量の0.6〜1.3倍の流量である。当該熱交換器1の規格で定められた冷却水の流量は、すべての伝熱管3を通って流れる冷却水の流量である。
〔洗浄方法〕
第1実施形態の洗浄方法では、上記熱交換器1において熱媒体としての液体を流通させる液体流路に対し、当該熱交換器1において定められた液体流量で液体を流通させながら連続的にガスを導入し、上記液体流路内に、パルス状に交互に流れる気相流32と液相流33を発生させる。
図2は、上記伝熱管3内の流体の状態を模式的に示す図である。伝熱管3内を流れる冷却水は液相流33として存在し、ガス導入路15から導入されたガスは気泡31または気相流32として存在する。図2(A)〜(D)は、上記伝熱管3を流れる冷却水の流量(W)に対する伝熱管3に導入するガスの流量(A)の比(A/W)を変化させたときの状態である。(A)⇒(B)⇒(C)⇒(D)の順に、徐々にA/W比が大きくなる、つまり液体流量に対してガス流量が増えている。
図2(A)では、液相流33の上側に細かな気泡31が多数分散した状態で流れている。
図2(B)は、液相流33の上側に大きな気泡31が間隔をあけて流れている。
図2(C)は、気相流32と液相流33がパルス状に交互に流れている。
図2(D)は、下側の液相流32と上側の気相流33が上下に分離して流れている。
第1実施形態では、液体流路である伝熱管3に対し、当該熱交換器1で定められた流量で冷却水を流しながら、ガス導入路15から連続的に空気を導入する。これにより、上記伝熱管3内に、パルス状に交互に流れる気相流32と液相流33を発生させる。このときガス導入路15から導入する空気の流量は、当該熱交換器1の規格において定められた冷却水の流量の0.6〜1.3倍の流量である。ここで、当該熱交換器1で定められた流量とは、当該熱交換器における冷却水の設計流量である。
第1実施形態では、上記液体流路に対するガスの導入を、当該熱交換器の操業中に行うことが好ましい。上述したように、洗浄中の伝熱管3内には、液相流33が気相流32と交互にパルス状に流れている。このため、洗浄中であっても、交互に流れる液相流33によって熱交換が行われ、熱交換性能は大幅に低下しない。また、交互にパルス状に流れる液相流33と気相流32によって、伝熱管3の内壁面に付着したスライム等の汚れは早期に除去され、伝熱管3自体の熱交換性能を回復させる。したがって、洗浄を開始してから終了するまでの時間、伝熱管3へのガス導入を行っても、熱交換性能の低下による操業への悪影響はほとんどない。このため、上記液体流路に対するガスの導入を、当該熱交換器の操業中に行うことができ、洗浄のために操業を停止するといったメンテナンスコストを大幅に節減できるのである。
〔第1実施形態の効果〕
第1実施形態の装置および方法は、つぎの作用効果を奏する。
第1実施形態は、上記液体流路内に、パルス状に交互に流れる気相流と液相流を発生させる。上記気相流と液相流がパルス状に交互に流れることにより、液体流路に付着・堆積したスライム等の汚れを効果的に除去できる。したがって、従来のような薬剤などを使わなくてすみ、配管材料に損傷を与えず、コストも節減できる。
また、液体流路に対して連続的にガスを導入するだけのガス導入路があれば足りる。したがって、従来のような専用の複雑な装置を必要とせず、簡易な装置と作業で洗浄できる。
また、液体流路に対するガスの導入を液体を流通させながら行えばよいことから、たとえば、当該熱交換器の操業中に液体流路に対してガスを導入して洗浄を行うことが可能になる。
第1実施形態は、上記液体流路に対するガスの導入を、当該熱交換器の操業中に行う。
このため、装置の稼動を止めなくてすむことから、洗浄メンテナンスに要するコストを大幅に節減できる。
第1実施形態は、上記液体流路に対するガスの導入を、上記液体流量の0.6〜1.3倍の流量で行い、連続的なガスの導入で気相流と液相流をパルス状に交互に発生させる。これにより、液体流路に付着・堆積したスライム等の汚れを効果的に除去できる。
〔第2実施形態〕
図3は、本発明の第2実施形態を説明する図である。この例では、熱交換器1は、第1実施形態とは逆に、伝熱管3内に熱流体を通し、熱交換室10内に冷却水を通すものである。それ以外、この第2実施形態は、基本的には第1実施形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付して説明を省略している。
〔熱交換器〕
熱交換器1は、熱流体導入路11と冷却流体導出路12が、円筒状の本体2の第1端部に接続されている。つまり、熱流体導入路11は前室7に連通し、冷却流体導出路12は後室9に連通している。また、上記冷却水導入路13と排水路14は、円筒状の本体2の胴部に接続されている。つまり、上記熱交換室10に、熱流体導入路11と冷却流体導出路12が連通している。
この熱交換器1では、冷却水は、冷却水導入路13から熱交換室10に導入され、熱交換室10内を通過するときに伝熱管3と接触して熱交換が行われる。熱交換後の水は排水路14から排出される。また、熱流体は、熱流体導入路11から前室7に導入され、伝熱管3を通って反転室8に至り、ここで反転して後室9まで伝熱管3を流れる。この過程で上記熱流体は冷却されて冷却流体となり、その冷却流体は冷却流体導出路12から導出される。
〔ガス導入路〕
ガス導入路15は、冷却水導入路13に接続されている。つまりこの例では、上記液体流路は、熱交換室10内の流路である。
〔洗浄方法〕
第2実施形態の洗浄方法では、上記熱交換器1において熱媒体としての液体を流通させる液体流路に対し、当該熱交換器1において定められた液体流量で液体を流通させながら連続的にガスを導入し、上記液体流路内に、パルス状に交互に流れる気相流32と液相流33を発生させる。
第2実施形態では、液体流路である熱交換室10に対し、当該熱交換器1で定められた流量で冷却水を流しながら、ガス導入路15から連続的に空気を導入する。これにより、上記熱交換室10内に、パルス状に交互に流れる気相流32と液相流33を発生させる。このときガス導入路15から導入する空気の流量は、当該熱交換器1の規格において定められた冷却水の流量の0.6〜1.3倍の流量である。
〔第2実施形態の効果〕
第2実施形態の装置および方法でも、上記第1実施形態と同様の作用効果を奏する。
つぎに、実験例および実施例について説明する。
〔実験例〕
上述したように、本発明者らは、熱交換器を操業したままで、スライムと呼ばれる微生物などからなる軟質の含水有機物ゲル状の不純物を、配管への劣化などの負担を掛けることなく、出来るだけ簡素であり、作業が容易に除去する方法について検討した。
本発明者らはまず最初に、伝熱管に水が流れている中に、適当な量のガスを混合することで、液相流と気相流による混相流を生じさせ、付着した汚れが取れるかどうかの実験を行った。
図4は、本実験の装置を示す図である。この装置は、透明ホース41を用い、空気と水の流量比によって、液相流と気相流の混相流がどのような挙動を示すか、明確に観察できるようにした。この装置は、透明ホース41の上流端に空気導入路43が接続され、下流端にアクリル管45が配置されている。上記空気導入路43には空気用の流量計42が取り付けられ、水導入路44には水用の流量計46が取り付けられている。
水と空気の流量は、空気流量/水流量(A/W比)が体積比で0〜12となるよう変化させた。
A/W比が0.6未満と小さいときには、水の中に泡が混じっている状況にある(図2(A))。A/W比が0.6以上になると、水が気泡を運んでいるような状況になる(図2(B))。A/W比が1.2以上になると、気相流32と液相流33がパルス状に交互に流れる間欠流となる(図2(C))。A/W比が大きくなると、気相流32と液相流33が大きくなる。A/W比が12以上になると、流れが激しくなり、上部に気相流32、下部に液相流33が分離する(図2(D))。この実験例により、上記A/W比が1.2以上のときに間欠流が発生することが明らかになった。
一方、実機である熱交換器において液体流路内にパルス状に交互に流れる気相流と液相流を発生させるには、気体を導入すると液体流量が減少するため、この事象を考慮し、気体の導入量を決定する必要がある。基礎実験結果をベースに検討した結果、当該熱交換器において定められた液体流量に対し、その0.6〜1.3倍の流量で気体を導入することにより、ほぼ基礎実験と同様の結果が得られた。
つぎの実験は、間欠流を使って付着物を除去する実験である。
除去する付着物は、アクリル管45の内面に付着させたマーガリンである。このマーガリンは、伝熱管3内に付着するスライムと硬度や付着力が近い模擬スライムである。
図5は、A/W比を変化させながら、模擬スライムであるマーガリンがどの程度除去できるかを観察した結果である。
A/W比=1.0〜2.2の範囲では、除去率が90%を下回ることはなかった。かなりの模擬スライムが、空気と水による間欠流によって除去できている。
図6は、A/W比を1.0以上として、模擬スライムの除去に要する時間を調査した結果である。
A/W比が1.0以上の間欠流を流せば、3分間という非常に短時間で95%以上の模擬スライムが除去できている。
下記の実施例1〜3は、熱交換器の実機について洗浄を行ったものである。
〔実施例1〕
実施例1で対象とした熱交換器は、窒素圧縮機で圧縮窒素を冷却するものである。上記窒素圧縮機は、窒素処理量10000Nm/h、吐出圧1.81MPaG、1400kW、4段圧縮の装置である。実施例1は、上記窒素圧縮機で1年間使い続けた熱交換器を洗浄したものである。
A/W比を1.2として空気を導入し、液相流と気相流による間欠流を10分間流した結果、洗浄前と比較して総括伝熱係数(W/m・℃)が20〜30%向上した。
〔実施例2〕
実施例2が対象とした熱交換器は、空気圧縮機のオイルクーラーである。上記空気圧縮機は、空気処理量125000Nm/h、吐出圧0.47MPaG、10700kW、3段圧縮の装置である。実施例2は、上記空気圧縮機で5年間使い続けたオイルクーラーを洗浄したものである。
A/W比を1.2として空気を導入し、液相流と気相流による間欠流を流した結果、洗浄前と比較して総括伝熱係数(W/m・℃)が170%向上した。
〔実施例3〕
実施例3が対象とした熱交換器は、窒素圧縮機で圧縮窒素を冷却するものである。上記窒素圧縮機は、窒素処理量7200Nm/h、吐出圧0.69MPaG、1400kW、3段圧縮の装置である。実施例3は、上記窒素圧縮機で6ヶ月間使い続けた熱交換器を洗浄したものである。
当該熱交換器において定められた量の1.0〜1.2倍の空気量で40〜60分連続洗浄した結果、総括伝熱係数が向上し、窒素圧縮機の電力使用量も1%低減できた。
図7は、洗浄前後の伝熱管3内部の写真である。洗浄前の管内にはデコボコのスライムが見られ、洗浄後の管内にはスライムが見られない。間欠流でスライムを除去できたことが目視でも確認できた。
図8は、熱交換器1を操業しながら、ガス導入路15からガスの導入を60分間続けたときの、冷却流体導出路12から出てくる冷却流体の温度変化を測定した結果である。熱交換器1を操業しながらガス導入による洗浄を行っても、冷却流体の温度に大きな変動はない。本発明のガス導入による洗浄を、熱交換器1を操業しながら行うことができることを確認した。
〔まとめ〕
実機である熱交換器1の水の配管内に、当該熱交換器において定められた水量(冷媒量)に対し、その0.6〜1.3倍の流量で空気または不活性ガスを導入することで、間欠流が生まれ、スライムと呼ばれる微生物成分を容易に除去できることがわかった。ここで除去に掛かる時間は、数分から30分程度であり、さらに熱交換器を通常の実務稼動させたまま洗浄処理することが可能になった。
熱交換器1の伝熱面の配管内に付着する微生物などからなる軟質の含水有機物ゲル状の不純物を、熱交換器1を通常可動させたまま、配管への劣化などの負担を掛けることなく、簡素で除去作業が容易になったため、メンテナンスの頻度と手間が軽減され、工場の実稼動に影響が少なく、操業させることができるようになった。
また、伝熱管3の熱交換効率を回復させることにより熱エネルギーを有効に利用し、設備全体として消費する動力や燃料を節減することができる。
〔変形例〕
以上は本発明の特に好ましい実施形態について説明したが、本発明は図示した実施形態に限定する趣旨ではなく、各種の態様に変形して実施することができ、本発明は各種の変形例を包含する趣旨である。
たとえば、上記実施形態および実施例では、ガス導入路15から空気を導入する例を示したがこれに限定するものではなく、導入するガスは、たとえば窒素やアルゴンなどの不活性ガスをはじめ、各種のガスを用いることができる。また、当然のことながら、例示した多管式熱交換器だけでなく、他の構造の熱交換器にも適用が可能である。
伝熱管3に対してガスを導入するときには、管の中心に向かって径方向に導入することもできるし、管の内周に沿って旋回流を起こすように導入することもできる。
1:熱交換器
2:本体
3:伝熱管
4:第1隔壁
5:第2隔壁
6:仕切板
7:前室
8:反転室
9:後室
10:熱交換室
11:熱流体導入路
12:冷却流体導出路
13:冷却水導入路
14:排水路
15:ガス導入路
16:圧力計
17:流量調節弁
18:流量計
19:ブロー弁
20:逆止弁
21:第1開閉弁
22:第2開閉弁
31:気泡
32:気相流
33:液相流
41:透明ホース
42:空気用の流量計
43:空気導入路
44:水導入路
45:アクリル管
46:水用の流量計

Claims (4)

  1. 熱交換器において熱媒体としての液体を流通させる液体流路に対し、当該熱交換器において定められた液体流量で液体を流通させながら連続的にガスを導入し、上記液体流路内に、パルス状に交互に流れる気相流と液相流を発生させる
    ことを特徴とする熱交換器の洗浄方法。
  2. 上記液体流路に対するガスの導入を、当該熱交換器の操業中に行う
    請求項1記載の熱交換器の洗浄方法。
  3. 上記液体流路に対するガスの導入を、上記液体流量の0.6〜1.3倍の流量で行う
    請求項1または2記載の熱交換器の洗浄方法。
  4. 熱交換器において熱媒体としての液体を流通させる液体流路に対し、当該熱交換器において定められた液体流量で液体を流通させながら連続的にガスを導入し、上記液体流路内に、パルス状に交互に流れる気相流と液相流を発生させる、ガス導入路を備えている
    ことを特徴とする熱交換器の洗浄装置。
JP2016013923A 2016-01-28 2016-01-28 熱交換器の洗浄方法および装置 Pending JP2017133758A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016013923A JP2017133758A (ja) 2016-01-28 2016-01-28 熱交換器の洗浄方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016013923A JP2017133758A (ja) 2016-01-28 2016-01-28 熱交換器の洗浄方法および装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017133758A true JP2017133758A (ja) 2017-08-03

Family

ID=59502613

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016013923A Pending JP2017133758A (ja) 2016-01-28 2016-01-28 熱交換器の洗浄方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017133758A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019198368A1 (ja) * 2018-04-09 2019-10-17 株式会社デンソー 熱交換器

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0244193A (ja) * 1988-08-02 1990-02-14 Nippon Steel Chem Co Ltd 多管式熱交換器
JP2002066486A (ja) * 2000-09-01 2002-03-05 Kaken Tec Kk 管路内面の洗浄方法
JP2005221109A (ja) * 2004-02-04 2005-08-18 Hitachi Engineering & Services Co Ltd プレート式熱交換器の洗浄方法および装置
JP2012115730A (ja) * 2010-11-29 2012-06-21 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 配管洗浄方法
JP2012200712A (ja) * 2011-03-28 2012-10-22 Kuraray Co Ltd 配管の洗浄方法
JP2013088094A (ja) * 2011-10-21 2013-05-13 Chugoku Electric Power Co Inc:The 熱交換器の運転方法
JP2014016098A (ja) * 2012-07-09 2014-01-30 Mitsubishi Electric Corp 熱交換器およびその運転方法
US9233404B1 (en) * 2014-01-17 2016-01-12 Robert J. Munoz Fluid pulse generator for cleaning passageways

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0244193A (ja) * 1988-08-02 1990-02-14 Nippon Steel Chem Co Ltd 多管式熱交換器
JP2002066486A (ja) * 2000-09-01 2002-03-05 Kaken Tec Kk 管路内面の洗浄方法
JP2005221109A (ja) * 2004-02-04 2005-08-18 Hitachi Engineering & Services Co Ltd プレート式熱交換器の洗浄方法および装置
JP2012115730A (ja) * 2010-11-29 2012-06-21 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 配管洗浄方法
JP2012200712A (ja) * 2011-03-28 2012-10-22 Kuraray Co Ltd 配管の洗浄方法
JP2013088094A (ja) * 2011-10-21 2013-05-13 Chugoku Electric Power Co Inc:The 熱交換器の運転方法
JP2014016098A (ja) * 2012-07-09 2014-01-30 Mitsubishi Electric Corp 熱交換器およびその運転方法
US9233404B1 (en) * 2014-01-17 2016-01-12 Robert J. Munoz Fluid pulse generator for cleaning passageways

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019198368A1 (ja) * 2018-04-09 2019-10-17 株式会社デンソー 熱交換器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0357572A1 (en) A process for cleaning tube type heat exchangers
KR100822354B1 (ko) 배관내 녹이나 스케일 등 이물질 제거장치
US20080264607A1 (en) Water treatment
KR20020047090A (ko) 초음파 세정방법
WO2018021256A1 (ja) 沈殿物除去装置及びこれを備える冷却水循環システム
JP2017133758A (ja) 熱交換器の洗浄方法および装置
CN108580474A (zh) 一种换热器快速清洗装置及清洗方法
KR101435986B1 (ko) 공기압 충격파를 이용한 배관세정장치
CN202860937U (zh) 微爆破式水管道除垢装置
CN206356334U (zh) 一种横管式煤气初冷器用管束清洗装置
JP2008111619A (ja) 熱交換器伝熱管の内面洗浄方法
JP4409047B2 (ja) 水中の溶存酸素低減設備
JP3157938U (ja) バブル発生器及び管路洗浄機
JPH10253290A (ja) 熱交換器容器の内部又は原子力蒸気発生器の二次側の内部からスケール、スラッジ或いは沈積物を除去する方法
JP2017013038A (ja) 空撃およびナノバブルによる洗浄装置
US20110290736A1 (en) Water treatment
JP2012115730A (ja) 配管洗浄方法
CN206970319U (zh) 一种暂时硬度锅炉用水缓蚀阻垢水处理系统
JP2007248021A (ja) 冷却方法および冷却装置
JP2006314910A (ja) 金属製ワーク洗浄システム、洗浄方法及び製造方法
KR101463130B1 (ko) 자외선 소독 설비 석영관의 화학세척 시스템 및 화학 세척 방법
Levina et al. Minimizing deposit formation in industrial fluid heat exchangers
RU2369750C1 (ru) Способ очистки маслосистемы турбомашины
RU2432317C2 (ru) Ультразвуковой реактор проточного типа для производства йодированной поваренной соли
JP5541557B2 (ja) 水冷式オゾン発生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160219

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20160422

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20160422

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181213

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191018

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191029

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191213

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200121