JP2008111619A - 熱交換器伝熱管の内面洗浄方法 - Google Patents

熱交換器伝熱管の内面洗浄方法 Download PDF

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Abstract

【課題】復水器等の多管式熱交換器における伝熱管の内面を効率的に洗浄することができる熱交換器伝熱管の内面洗浄方法を提供する。
【解決手段】真空度計26によって計測された真空度が予め設定されている下限値未満になった場合に、制御装置27が気泡吹込み流量調節弁24を開放・調整して、気泡発生装置21から適切な量の気泡22を冷却水入口側水室15内に発生させ、その気泡混合流で冷却管14の内面洗浄を開始する。そして、真空値が予め設定されている上限値を超えると、制御装置27が気泡吹込み流量調節弁24を閉止して、気泡発生装置21からの気泡の発生を停止し、冷却管14の内面洗浄を終了する。
【選択図】図1

Description

本発明は熱交換器における伝熱管の内面洗浄方法に関し、例えば発電プラントにおける復水器等の多管式熱交換器において、海水を冷却水として使用した場合での伝熱管内面に付着する水垢や錆等のスケールを清掃除去する熱交換器の伝熱管の内面洗浄方法に関するものである。
従来から、例えば発電プラントにおける復水器等の多管式熱交換器における伝熱管には、長期間の運転使用に伴い伝熱管内面に水垢や錆当のスケールが付着し、特に海水を冷却水として使用する場合には、貝殻やその他の海洋生物が多く付着し、伝熱効率の低下や伝熱管の腐食が発生するため、適時スケールを除去、洗浄する必要があった。
従来、その方法として、伝熱管に洗浄ブラシを挿入し、洗浄ガンにより高圧水を流入させ、洗浄ブラシを伝熱管内に移動させるブラシ打ちを行う方法により、定期的に伝熱管内の付着物の除去作業が行なわれていた(例えば、特許文献1参照。)。
また、他の方法として、熱交換器中にスポンジボールを投入浮遊させて、伝熱管を貫流させながら洗浄することも行なわれていた(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−221395号公報(段落[0022])
しかし、前述の洗浄ブラシと洗浄ガンによって伝熱管内面を洗浄する方法については、伝熱管は数が非常に多いことから、伝熱管一本一本に洗浄ガンを充てる操作は手間が掛かる上に、復水器の器内は湿気が非常に高く、洗浄水により濡れながらの長時間の作業は作業者にとっても負荷の大きいものとなっていた。
また、前述のスポンジボールによって伝熱管内面を洗浄する方法については、スポンジボールの投入、回収のための特別な装置が必要であり、その装置スペース、伝熱管への均一な分配の確保等といった設備の大型化に伴う問題も発生し、更には、スポンジボールの損耗測定、補充のための運転管理が必要となる等の問題があった。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、復水器等の多管式熱交換器における伝熱管の内面を効率的に洗浄することができる熱交換器伝熱管の内面洗浄方法を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明は以下の特徴を有する。
[1]多管式熱交換器において、管内を液体が流れている伝熱管の内面を洗浄する方法であって、当該熱交換器の熱交換効率を計測し、その計測値の変化に基づいて、前記伝熱管の入口から気体を気泡状にして送り込むことを特徴とする熱交換器伝熱管の内面洗浄方法。
[2]熱交換効率の計測値が予め定めた下限値未満となった場合に、気泡状にした気体の送り込みを開始し、熱交換効率の計測値が予め定めた上限値超えとなった場合に、気泡状にした気体の送り込みを終了することを特徴とする前記[1]に記載の熱交換器伝熱管の内面洗浄方法。
本発明においては、管内を液体が流れている伝熱管の入口から気泡状の気体を送り込み、その気泡混合流により管内付着物の除去を行って伝熱管内面洗浄を行うようにしているので、伝熱管内面洗浄時の作業者の作業負荷が軽減するともに、洗浄用装置の設置スペースも少なくてすむ。また、熱交換器の熱交換効率の変化に基づいて、伝熱管に気泡状の気体を送り込むようにしているので、用役のランニングコストを必要最小限に抑えられるとともに、熱交換器の効率を常時最大限に維持することが可能となる。
本発明の実施形態を以下に述べる。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態として、多管式熱交換器が蒸気タービン用の復水器である場合について述べる。
図1は、第1の実施形態における復水器を示すものである。
図1に示すように、この復水器10においては、本体11内部に多数の冷却管(伝熱管)14が設置されていて、冷却水入口16から導入された冷却水(海水)が、冷却水入口側水室15を経由して、冷却管入口14aから冷却管14に供給され、冷却管14内を通過して冷却管出口14bから流出した後、冷却水出口側水室17を経由して、冷却水出口18から排出される。その際に、本体11上部の蒸気入口から導入された蒸気が、冷却管14内の冷却水(海水)と熱交換して復水となり、その復水が本体11下部の復水出口から取り出されるようになっている。
その上で、この実施形態においては、冷却水入口側水室15内に気泡発生装置21が設置され、気泡発生装置21の気体配管23には、気泡吹込み流量調節弁24および流量計25が設けられている。この気泡発生装置21を用いて、不活性ガスまたは空気等の気体を気泡状にして冷却水入口側水室15内の冷却水中に放出し、その気泡と冷却水が混合した気泡混合流を冷却管入口14aから冷却管14内に送り込み、その気泡混合流が冷却管14内を通過するによって冷却管14の内面洗浄を行うようにしている。
また、復水器10の熱交換効率の指標として真空度が真空度計26によって常時計測され、その計測値が制御装置27に送られるようになっている。
上記のような構成のもとで、真空度計26によって計測された真空度が予め設定されている下限値未満になった場合に、制御装置27が気泡吹込み流量調節弁24を開放・調整して、気泡発生装置21から適切な量の気泡22を冷却水入口側水室15内に発生させ、その気泡混合流で冷却管14の内面洗浄を開始する。そして、真空値が予め設定されている上限値を超えると、制御装置27が気泡吹込み流量調節弁24を閉止して、気泡発生装置21からの気泡の発生を停止し、冷却管14の内面洗浄を終了する。
このような操作により、復水器10の真空度の変化に応じて、冷却管14の内面洗浄を自動的に実施することができる。
上記のようにして、この実施形態においては、冷却管14内に気泡混合流を送り込み、その気泡混合流により冷却管14の内面洗浄を行うようにしているので、冷却管内面洗浄時の作業者の作業負荷が軽減するともに、洗浄用装置の設置スペースも少なくてすむ。また、復水器10の真空度の変化に基づいて、冷却管14内に気泡混合流を送り込むようにしているので、用役のランニングコストを必要最小限に抑えられるとともに、復水器10の効率を常時最大限に維持することが可能となる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態として、一般的な多管式熱交換器の場合について述べる。
図2は、第2の実施形態における多管式熱交換器を示すものである。
図2に示すように、この多管式熱交換器30においては、本体31内部に多数の伝熱管32が設置されていて、流体A入口34から導入された流体A(液体)が、流体A入口側室33を経由して、伝熱管入口32aから伝熱管32に供給され、伝熱管32内を折り返しながら通過して伝熱管入口32bから流出した後、流体A出口側室34を経由して、流体A出口36から排出される。一方、流体Bが流体B入口37から導入され、伝熱管32内の流体Aと熱交換した後、流体B出口38から排出される。
その上で、この実施形態においては、流体A入口側室33内に気泡発生装置41が設置され、気泡発生装置41の気体配管43には、気泡吹込み流量調節弁44および流量計45が設けられている。この気泡発生装置41を用いて、不活性ガスまたは空気等の気体を気泡状にして流体A入口側室33内の流体A中に放出し、その気泡と冷却水が混合した気泡混合流を伝熱管入口32aから伝熱管32内に送り込み、その気泡混合流が伝熱管32内を通過するによって伝熱管32の内面洗浄を行うようにしている。
そして、ここでは、前述の第1の実施形態における復水器10の真空度に替えて、多管式熱交換器30の熱貫流率(熱交換効率)が常時監視されている。すなわち、流体Aの入口温度を測定する温度計46と、流体Aの出口温度を測定する温度計47と、流体Bの入口温度を測定する温度計48と、流体Bの出口温度を測定する温度計49が設置されており、それらの測定値が制御装置50に送られて、熱貫流率を算出するようになっている。
上記のような構成のもとで、制御装置50が算出した熱貫流率が予め設定されている下限値未満になった場合に、制御装置50が気泡吹込み流量調節弁44を開放・調整して、気泡発生装置41から適切な量の気泡42を流体A入口側室33内に発生させ、その気泡混合流で伝熱管32の内面洗浄を開始する。そして、熱貫流率が予め設定されている上限値を超えると、制御装置50が気泡吹込み流量調節弁34を閉止して、気泡発生装置41からの気泡の発生を停止し、伝熱管32の内面洗浄を終了する。
このような操作により、多管式熱交換器30の熱貫流率の変化に応じて、伝熱管32の内面洗浄を自動的に実施することができる。
上記のようにして、この実施形態においては、伝熱管32内に気泡混合流を送り込み、その気泡混合流により伝熱管32の内面洗浄を行うようにしているので、伝熱管内面洗浄時の作業者の作業負荷が軽減するともに、洗浄用装置の設置スペースも少なくてすむ。また、多管式熱交換器30の熱貫流率の変化に基づいて、伝熱管32内に気泡混合流を送り込むようにしているので、用役のランニングコストを必要最小限に抑えられるとともに、多管式熱交換器30の効率を常時最大限に維持することが可能となる。
本発明の第1の実施形態の説明図である。 本発明の第2の実施形態の説明図である。
符号の説明
10 復水器
11 本体
12 蒸気入口
13 復水出口
14 冷却管(伝熱管)
14a 冷却管入口
14b 冷却管出口
15 冷却水入口側水室
16 冷却水入口
17 冷却水出口側水室
18 冷却水出口
21 気泡発生装置
22 気泡
23 気体配管
24 気泡吹込み流量調整弁
25 流量計
26 真空度計
27 制御装置
30 多管式熱交換器
31 本体
32 伝熱管
32a 伝熱管入口
32a 伝熱管出口
33 流体A入口側室
34 流体A入口
35 流体A出口側室
36 流体A出口
37 流体B入口
38 流体B出口
41 気泡発生装置
42 気泡
43 気体配管
44 気泡吹込み流量調整弁
45 流量計
46 温度計
47 温度計
48 温度計
49 温度計
50 制御装置

Claims (2)

  1. 多管式熱交換器において、管内を液体が流れている伝熱管の内面を洗浄する方法であって、当該熱交換器の熱交換効率を計測し、その計測値の変化に基づいて、前記伝熱管の入口から気体を気泡状にして送り込むことを特徴とする熱交換器伝熱管の内面洗浄方法。
  2. 熱交換効率の計測値が予め定めた下限値未満となった場合に、気泡状にした気体の送り込みを開始し、熱交換効率の計測値が予め定めた上限値超えとなった場合に、気泡状にした気体の送り込みを終了することを特徴とする請求項1に記載の熱交換器伝熱管の内面洗浄方法。
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