JP2017132144A - 成形金型 - Google Patents

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Abstract

【課題】可動型の一部をコアバックさせて樹脂発泡体を成形する場合でも、成形した樹脂発泡体の意匠ラインの一部が崩れてしまうことがない成形金型を提供すること。【解決手段】成形金型1は、固定型10と、コアバック可能なスライド型30を有し、固定型10に対して型締めすることで成形キャビティ40を画成可能な可動型20とを備えている。この成形金型1は、成形キャビティ40に溶融状態の発泡樹脂材料70を射出・充填可能となっている。また、この成形金型1は、射出・充填した発泡樹脂材料70から樹脂発泡体72を成形時にスライド型30をコアバック可能となっている。そして、成形キャビティ40は、コアバックによって成形キャビティ40自身の容積が増加しても、樹脂発泡体72が所望する意匠ラインを成すように形成されている。【選択図】図5

Description

本発明は、成形金型に関し、詳しくは、射出・充填した発泡樹脂材料から樹脂発泡体を成形時にスライド型をコアバック可能となっている成形金型に関する。
従来、自動車の運転席と助手席との間には、物品を収納可能な収納部を有するコンソールボックスが設けられている。このコンソールボックスの収納部の開口(いずれも図示しない)を開閉するドア(蓋)150は、例えば、特許文献1(「第1の従来技術」と記す)に示されるように、樹脂製の基材160と、この基材160の表面側を覆うウレタン等の樹脂発泡体172と、この樹脂発泡体172の表面側を覆う表皮180とから構成されている(図11参照)。これにより、ドア150の表面側にクッション性を持たせることができるため、このドア150の表面を肘掛けとしても使用できる。
したがって、コンソールボックスを収納ボックスとしてだけでなく肘掛けとしても使用できるため、コンソールボックスの機能性を高めることができる。なお、上述した第1の従来技術では、基材160の側面部分に樹脂発泡体172が無いため、この側面部分に肘が当たると、この当たった肘に異物感を生じさせることとなっていた。また、上述した第1の従来技術では、ドア150の製造工程において、スライド型(図示しない)の入れ込み作業が必要となるため、作業工程が増加してしまうこととなっていた。
これらの問題を解決するために、基材160の側面部分にも発泡樹脂材料170(樹脂発泡体172が発泡する前の溶融状態の原液)を流し込んでドア150を製造することと、スライド型130をコアバックさせることとを含む技術が考案(「第2の従来技術」と記す)された。ここで、この第2の従来技術を詳述すると、この第2の従来技術では、例えば、図12に示されるように、ドア150を製造する成形金型101は、固定型110と、コアバック可能なスライド型130を有し固定型110に対して型締めすることで成形キャビティ140を画成可能な可動型120とを備えた構成となっている。
この成形金型101を使用したドア150の製造方法を説明すると、まず、図13に示されるように、固定型110に基材160をセットしておき、可動型120に表皮180をセットする作業を行う。次に、図14に示されるように、固定型110に対して可動型120を型締めする作業を行う。これにより、成形キャビティ140が画成されることとなる。次に、図15に示されるように、画成された成形キャビティ140に溶融状態の発泡樹脂材料170を射出・充填する作業を行う。次に、図16に示されるように、スライド型をコアバック(可動型120に対して退行)させつつ、射出・充填した発泡樹脂材料170を発泡させる作業を行う。
この発泡させる作業が完了すると発泡樹脂材料170から樹脂発泡体172が成形されることとなる。これにより、図17に示されるように、基材160と樹脂発泡体172と表皮180とが一体となったドア150が製造される(出来上がる)。このようにドア150が製造されると、発泡樹脂材料170が成形キャビティ140内で発泡したため、表皮180が発泡の圧力で成形キャビティ140に密着することとなる。したがって、出来上がったドア150(成形した樹脂発泡体172)の意匠ラインをデザイン通りに仕上げることができる。
特開2014−117870号公報
しかしながら、上述した第2の従来技術では、スライド型130をコアバックさせると、成形キャビティ140に余分なスペース142が生じてしまう。そのため、この余分なスペース142にも発泡樹脂材料170が流れ込み、この流れ込んだ発泡樹脂材料170から樹脂発泡体172が成形されることとなる(図16参照)。したがって、出来上がったドア150(成形した樹脂発泡体172)の意匠ラインの一部が崩れてしまうこととなっていた。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、可動型の一部をコアバックさせて樹脂発泡体を成形する場合でも、成形した樹脂発泡体の意匠ラインの一部が崩れてしまうことがない成形金型を提供することである。
本発明は、上記の目的を達成するためのものであって、以下のように構成されている。請求項1に記載の発明は、固定型と、コアバック可能なスライド型を有し、固定型に対して型締めすることで成形キャビティを画成可能な可動型と、を備えた成形金型である。この成形金型は、成形キャビティに溶融状態の発泡樹脂材料を射出・充填可能となっている。また、この成形金型は、射出・充填した発泡樹脂材料から樹脂発泡体を成形時にスライド型をコアバック可能となっている。そして、成形キャビティは、コアバックによって成形キャビティ自身の容積が増加しても、樹脂発泡体が所望する意匠ラインを成すように形成されている。
請求項1に記載の発明によれば、スライド型をコアバックさせても、成形キャビティに余分なスペースが生じてしまうことがない。そのため、この余分なスペースに発泡樹脂材料が流れ込み、この流れ込んだ発泡樹脂材料から樹脂発泡体が成形されることがない。したがって、成形した樹脂発泡体の意匠ラインの一部が崩れてしまうことがない。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の成形金型であって、成形キャビティにおける固定型側のキャビティ形成面には、基材をセット可能となっている。また、成形キャビティにおける可動型側のキャビティ形成面には、表皮をセット可能となっている。
請求項2に記載の発明によれば、基材と樹脂発泡体と表皮とが一体となったドアを簡便に製造できる。
実施例に係る成形金型の縦断面図である。 図1の次工程を説明する図である。 図2の次工程を説明する図である。 図3の次工程を説明する図である。 図4の次工程を説明する図である。 図5の次工程を説明する図である。 図6の次工程を説明する図である。 図7の次工程を説明する図である。 図8の次工程を説明する図である。 図9の次工程を説明する図である。 第1の従来技術(特許文献1)に係るコンソールボックスのドアの縦断面図である。 第2の従来技術に係る成形金型の縦断面図である。 図12の次工程を説明する図である。 図13の次工程を説明する図である。 図14の次工程を説明する図である。 図15の次工程を説明する図である。 図16の次工程を説明する図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図1〜10を用いて説明する。まず、図1を参照して、本発明の実施例に係る成形金型1を説明する。この成形金型1は、図1から明らかなように、固定型10と、この固定型10に対して第1の駆動源(図示しない)の駆動力を介して型締め型開き可能な可動型20とから構成されている。以下に、これら固定型10と可動型20とを個別に説明していく。なお、この成形金型1は、左右に対称な構成であるため、その片側についてのみ説明しており、もう片側については省略している。このことは、後述するドア50の製造工程の説明においても同様である。
まず、固定型10から説明していく。この固定型10のキャビティ形成面12には、凹み12aが形成されている。このキャビティ形成面12には、後述する基材60をセット可能となっている。この凹み12aには、ゲートとランナーとを介して射出機(いずれも図示しない)に繋がっている。そのため、射出機から発泡樹脂材料70は、ランナーからゲートを介して成形キャビティ40に射出・充填されることとなる。固定型10は、このように構成されている。
次に、可動型20を説明する。この可動型20には、第2の駆動源(図示しない)の駆動力を介して型締め型開き方向にスライド可能なスライド型30が設けられている。このスライド型30のキャビティ形成面32には、凹み32aが形成されている。このキャビティ形成面32には、後述する表皮80をセット可能となっている。なお、これら固定型10と可動型20とが型締め状態になると、これら凹み12a、32aから後述するように製造するドア50が所望する形状を成すための成形キャビティ40が形成されることとなる。
また、この成形キャビティ40は、第2の従来技術と同様に、基材60の側面部分にも発泡樹脂材料70(樹脂発泡体72が発泡する前の溶融状態の原液)を流し込むことができるように構成されている。また、この成形キャビティ40は、後述するコアバックによって成形キャビティ40自身の容積が増加しても、樹脂発泡体72が所望する意匠ラインを成すように形成されている。すなわち、この成形金型1では、スライド型30をコアバックさせても、第2の従来技術とは異なり、成形キャビティ40に余分なスペースが生じてしまうことがない。可動型20は、このように構成されている。
続いて、図2〜10を参照して、上述した構成から成る成形金型1の動作を説明する。この動作の説明にあたって、ドア50の製造工程を例に説明することとする。なお、このドア50は、第1の従来技術と同様に、コンソールボックスの収納部の開口(いずれも図示しない)を開閉するための蓋のことである。
まず、図2に示すように、成形金型1(固定型10と可動型20)の型開き状態において、固定型10のキャビティ形成面12に基材60をセットしておき、可動型20とスライド型30のキャビティ形成面32とに表皮80をセットする作業を行う。次に、図3に示すように、成形金型1を型締めする作業を行う。これにより、成形キャビティ40が画成されることとなる。次に、図4に示すように、成形キャビティ40に溶融状態の発泡樹脂材料70を射出・充填する作業を行う。
次に、図5に示されるように、スライド型30をコアバック(可動型20に対して退行)させつつ、射出・充填した発泡樹脂材料70を発泡させる作業を行う。この発泡させる作業が完了すると発泡樹脂材料70から樹脂発泡体72が成形されることとなる。これにより、図6に示されるように、基材60と樹脂発泡体72と表皮80とが一体となったドア50が出来上がる(製造される)。
このようにドア50が完成すると、第2の従来技術と同様に、発泡樹脂材料70が成形キャビティ40内で発泡したため、表皮80が発泡の圧力で成形キャビティ40に密着することとなる。したがって、出来上がったドア50(成形した樹脂発泡体72)の意匠ラインをデザイン通りに仕上げることができる。
次に、図7に示されるように、出来上がったドア50を成形金型1から取り出す作業を行う。なお、このドア50の基材60の内面側には、図2〜6において、図示を省略したが、裏面カバー(内面の意匠カバー)90を組み付けるための係止爪62が一体を成すように形成されている。また、このドア50の表皮80は、その縁に余長部82を有するように長く形成されている。
次に、図8に示されるように、表皮80の余長部82を内側に折り曲げて、この余長部82に形成されている係止孔82aに係止爪62を貫通させる作業を行う。次に、図9に示されるように、基材60の内面側に裏面カバー90を組み付ける作業を行う。次に、図10に示されるように、さらに裏面カバー90を組み付けていき、係止爪62を撓ませて裏面カバー90の係止孔92に係止させる作業を行う。これにより、ドア50の基材の60の内面側に裏面カバー90を組み付けることができる。なお、このように基材60と樹脂発泡体72と表皮80とが一体を成すように形成(一体成形)されているため、基材60の内面側の裏面カバー90を組み付けるときでも、表皮80にズレが生じることを防止できる。
本発明の実施例に係る成形金型1は、上述したように構成されている。この構成によれば、成形キャビティ40は、スライド型30のコアバックによって成形キャビティ40自身の容積が増加しても、樹脂発泡体72が所望する意匠ラインを成すように形成されている。すなわち、スライド型30をコアバックさせても、成形キャビティ40に余分なスペースが生じてしまうことがない。そのため、この余分なスペースに発泡樹脂材料70が流れ込み、この流れ込んだ発泡樹脂材料70から樹脂発泡体72が成形されることがない。したがって、成形した樹脂発泡体72の意匠ラインの一部が崩れてしまうことがない。
また、この構成によれば、キャビティ形成面12には、基材60をセット可能となっている。このキャビティ形成面32には、表皮80をセット可能となっている。そのため、基材60と樹脂発泡体72と表皮80とが一体となったドア50を簡便に製造できる。
上述した内容は、あくまでも本発明の一実施の形態に関するものであって、本発明が上記内容に限定されることを意味するものではない。
実施例では、樹脂発泡体72をコンソールボックスのドア50に適用した形態を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、樹脂発泡体72をグローブボックスのドア、インパネオーナメント、ドアトリム等に適用しても構わない。
1 成形金型
10 固定型
20 可動型
30 スライド型
40 成形キャビティ
60 基材
70 発泡樹脂材料
72 樹脂発泡体
80 表皮

Claims (2)

  1. 固定型と、
    コアバック可能なスライド型を有し、固定型に対して型締めすることで成形キャビティを画成可能な可動型と、を備え、
    成形キャビティに溶融状態の発泡樹脂材料を射出・充填可能となっており、
    射出・充填した発泡樹脂材料から樹脂発泡体を成形時にスライド型をコアバック可能となっている成形金型であって、
    成形キャビティは、コアバックによって成形キャビティ自身の容積が増加しても、樹脂発泡体が所望する意匠ラインを成すように形成されている成形金型。
  2. 請求項1に記載の成形金型であって、
    成形キャビティにおける固定型側のキャビティ形成面には、基材をセット可能となっており、
    成形キャビティにおける可動型側のキャビティ形成面には、表皮をセット可能となっている成形金型。


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