JP2017131676A - 清掃用シート - Google Patents
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Abstract
Description
前記掻き取り層は、太径繊維の繊維交点が接合されており、かつ複数の該太径繊維が起立して、その先端部が該掻き取り層の表面に存在しているエアレイド不織布からなり、
前記太径繊維は、その繊度が10dtex以上150dtex以下であり、かつ前記掻き取り層中に10質量%以上含まれており、
前記掻き取り層は、前記太径繊維どうしの間に空間を有し、該空間に研磨粒子が脱離可能に存在しており、
前記掻き取り層の表面に先端部が存在している前記太径繊維は、該先端部を含む先端域に、前記研磨粒子が実質的に付着していない、清掃用シートを提供するものである。
掻き取り層5からの研磨粒子6の脱落の程度は次の方法で測定できる。清掃用シート1を10cm×10cmの正方形に切り出して試験片を得る。この試験片を、20℃±5℃の環境下において、掻き取り層が外方を向くループにする。ループは試験片のほぼ中央が弧を描くようにして、両端部同士は合掌させて把持部とする。把持部を上、ループを下側とし把持部を鉛直上方に位置させた状態下に、ループを上下に振動させる。上下動のストロークは1cmとし、周期は3回/秒とする。この上下動を1分間行う。この上下動によって脱落した物質を回収し、その質量(g)を測定する。その測定結果に100を乗じて、研磨粒子6の脱落量(g/m2)とする。
<1>
掻き取り層と、パルプ繊維を含む吸水層とが積層されてなる清掃用シートであって、
前記掻き取り層は、太径繊維の繊維交点が接合されており、かつ複数の該太径繊維が起立して、その先端部が該掻き取り層の表面に存在しているエアレイド不織布からなり、
前記太径繊維は、その繊度が10dtex以上150dtex以下であり、かつ前記掻き取り層中に10質量%以上含まれており、
前記掻き取り層は、前記太径繊維どうしの間に空間を有し、該空間に研磨粒子が脱離可能に存在しており、
前記掻き取り層の表面に先端部が存在している前記太径繊維は、該先端部を含む先端域に、前記研磨粒子が実質的に付着していない、清掃用シート。
前記掻き取り層中に、前記太径繊維と、該太径繊維よりも繊度の小さい細径繊維とを含有させた、前記<1>記載の清掃用シート。
<3>
前記掻き取り層に含まれる前記太径繊維が、熱融着性繊維である前記<1>又は<2>に記載の清掃用シート。
<4>
前記掻き取り層の表面に、凹凸が形成されている前記<1>ないし<3>のいずれか1に記載の清掃用シート。
<5>
前記凹部の総面積は、清掃用シートの清掃面の面積に対して好ましくは5%以上、更に好ましくは10%以上であり、好ましくは50%以下、更に好ましくは40%以下である前記<4>に記載の清掃用シート。
<6>
ミシン目が形成されている前記<1>ないし<5>のいずれか1に記載の清掃用シート。
前記清掃用シートは硬質表面の清掃用であり、該清掃用シートは、乾式タイプのものであり、洗浄液等の液体成分を含んでいない前記<1>ないし<6>のいずれか1に記載の清掃用シート。
<8>
前記清掃用シートに占める前記液体成分の割合が3質量%以下である前記<7>に記載の清掃用シート。
<9>
前記掻き取り層の表面に、菱形格子状のヒートエンボス加工が施されている前記<1>ないし<8>のいずれか1に記載の清掃用シート。
<10>
前記太径繊維の繊度は好ましくは20dtex以上、更に好ましくは30dtex以上であり、好ましくは150dtex以下、更に好ましくは130dtex以下、一層好ましくは120dtex以下である前記<1>ないし<9>のいずれか1に記載の清掃用シート。
<11>
前記太径繊維は短繊維であり、その繊維長は、好ましくは2mm以上、更に好ましくは3mm以上であり、一層好ましくは4mm以上であり、また15mm以下であり、好ましくは8mm以下であり、特に好ましくは6mm以下である前記<1>ないし<10>のいずれか1に記載の清掃用シート。
前記太径繊維の割合が好ましくは30質量%以上、更に好ましくは50質量%以上であり、太径繊維以外の繊維を含有させる場合、太径繊維の割合は90質量%以下である前記<1>ないし<11>のいずれか1に記載の清掃用シート。
<13>
前記太径繊維として、捲縮性を有しているものを用い、捲縮形態としては、スパイラル型、ジグザグ型又はU字型である前記<1>ないし<12>のいずれか1に記載の清掃用シート。
<14>
掻き取り層中に、太径繊維以外の繊維が含まれている場合、該繊維として太径繊維よりも繊度の小さい細径繊維を用い、
細径繊維として、太径繊維よりも繊度が小さく、繊度が好ましくは0.5detx以上、更に好ましくは1detx以上のものを用い、繊度が好ましくは5detx以下、更に好ましくは3detx以下のものを用い、
掻き取り層に占める細径繊維の割合は好ましくは1質量%以上、更に好ましくは5質量%以上であり、好ましくは50質量%以下、更に好ましくは30質量%以下である前記<1>ないし<13>のいずれか1に記載の清掃用シート。
<15>
掻き取り層中に、太径繊維以外の繊維が含まれている場合、該繊維として太径繊維よりも繊度の小さい細径繊維を用い、
細径繊維は、短繊維であり、細径繊維の繊維長は、好ましくは2mm以上、更に好ましくは3mm以上、一層好ましくは4mm以上であり、また好ましくは15mm以下、更に好ましくは8mm以下、一層好ましくは6mm以下であり、
細径繊維は、熱融着性繊維から構成されている前記<1>ないし<14>のいずれか1に記載の清掃用シート。
<16>
前記掻き取り層の坪量は、好ましくは20g/m2以上、更に好ましくは30g/m2以上であり、好ましくは200g/m2以下、更に好ましくは150g/m2以下である前記<1>ないし<15>のいずれか1に記載の清掃用シート。
前記太径繊維のうち、掻き取り層の表面に先端部が存在している太径繊維は、該先端部を含む先端域に研磨粒子が実質的に付着しておらず、太径繊維の先端域を拡大したときに観察される研磨粒子の数が、掻き取り層の厚み方向の中央部での太径繊維に観察される研磨粒子の数に対して10%以下である前記<1>ないし<16>のいずれか1に記載の清掃用シート。
<18>
研磨粒子6は、掻き取り層の質量に対して好ましくは150質量%以上、更に好ましくは200質量%以上存在し、掻き取り層の質量に対して好ましくは900質量%以下、更に好ましくは750質量%以下存在している前記<1>ないし<17>のいずれか1に記載の清掃用シート。
<19>
研磨粒子として水不溶性の粒子を用い、該粒子のモース硬度が好ましくは3以上7以下であり、該研磨粒子が炭酸カルシウム、ゼオライト又はシリカ(珪石粉)であり、これらの研磨粒子は単独で又は2種以上組み合わせて用いられ、研磨粒子はその平均粒子径が好ましくは5μm以上、更に好ましくは10μm以上であり、好ましくは30μm以下、更に好ましくは20μm以下である前記<1>ないし<18>のいずれか1に記載の清掃用シート。
<20>
吸水層に親水性繊維が含まれ、該親水性繊維の繊維長は、吸水層が湿式抄紙法により製造される場合には、好ましくは0.1mm以上20mm以下、更に好ましくは0.2mm以上15mm以下であり、吸水層がエアレイ法により製造される場合には、好ましくは0.1mm以上15mm以下、更に好ましくは0.3mm以上10mm以下である前記<1>ないし<19>のいずれか1に記載の清掃用シート。
<21>
吸水層に親水性繊維が含まれ、吸水層に占める親水性繊維の割合は、好ましくは10質量%以上100質量%以下、更に好ましくは20質量%以上100質量%以下であり、吸水層に親水性繊維以外の繊維が含まれる場合、該繊維としては、繊度が好ましくは0.5dtex以上5detx以下、更に好ましくは1dtex以上3detx以下で、かつ繊維長が好ましくは2mm以上15mm以下、更に好ましくは3mm以上8mm以下の熱融着性繊維を用い、これらの繊維は、吸水層中に好ましくは5質量%以上90質量%以下、更に好ましくは10質量%以上80質量%以下含まれている前記<1>ないし<20>のいずれか1に記載の清掃用シート。
吸水層の坪量は、好ましくは30g/m2以上、更に好ましくは40g/m2以上であり、好ましくは100g/m2以下、更に好ましくは80g/m2以下である前記<1>ないし<21>のいずれか1に記載の清掃用シート。
<23>
掻き取り層と吸水層からなる清掃用シートの総坪量は、好ましくは50g/m2以上300g/m2以下である前記<1>ないし<22>のいずれか1に記載の清掃用シート。
<24>
面内方向の通気度TMDよりも垂直厚み方向の通気度TVDの方が小さく、掻き取り層の垂直厚み方向の通気度TVDよりも吸水層の垂直厚み方向の通気度TVDの方が小さい前記<1>ないし<23>のいずれか1に記載の清掃用シート。
<25>
清掃用シートの厚み方向において研磨粒子は掻き取り層の裏面側(吸水層)寄りの位置に相対的に多く存在し、表面側(清掃面側)に相対的に少ないか、又は存在しない前記<1>ないし<24>のいずれか1に記載の清掃用シート。
<26>
前記<1>ないし<25>のいずれか1に記載の清掃用シートを、使用前の状態では乾式タイプものとなし、使用に際しては、乾式のまま、あるいは湿潤させて使用し、
湿潤させて使用する場合、清掃対象面を水で湿潤させておき、湿潤状態の清掃対象表面を掻き取り層で清掃し、次いで湿潤状態の該清掃対象表面の水分を含む汚れを含んだ汚液を吸水層で拭き取る、清掃方法。
清掃対象面である硬質表面を水で湿潤させておき、湿潤状態の硬質表面に、前記<1>ないし<25>のいずれか1に記載の清掃用シートにおける掻き取り層側の面を押し当てて、こすりつけ、これによって、掻き取り層から研磨粒子を放出させて清掃対象面Cに供給し、
放出された研磨粒子と、掻き取り層の表面に多数存在している太径繊維の先端部で、清掃対象面に存する汚れを研摩ないし掻き取り、汚れを清掃対象面から除去し、
除去された汚れを、水中に溶け込ませるかあるいは分散させて、水とともに吸水層に吸収し、このようにして、清掃対象面を清浄な状態とする、前記<26>に記載の清掃方法。
<28>
前記<1>ないし<25>のいずれか1に記載の清掃用シートが複数枚積層されて、包装材内に収納されている清掃用シート包装体であって、
前記包装材は、前記清掃用シートを取り出すための開口部と、該開口部を閉鎖するリシール可能な閉鎖部材とを備えており、
前記清掃用シートは、その吸水層の側が前記開口部の側を向くように前記包装材内に積層されている、清掃用シート包装体。
<29>
前記<1>ないし<25>のいずれか1に記載の清掃用シートが、包装材内に1枚収納されて個別包装されている清掃用シート包装体であって、
前記包装材の周縁部に開孔又はフックが設けられており、該開孔又は該フックによって吊り下げが可能になっている清掃用シート包装体。
<30>
前記<1>ないし<25>のいずれか1に記載の清掃用シートの製造方法であって、
研磨粒子が付与される前の清掃用シートにおける掻き取り層に、研磨粒子を含むスラリーを塗工して塗膜を形成し、
前記塗膜が湿潤状態のうちに、前記掻き取り層に、表面が平滑な部材を押し当てて、該掻き取り層の表面域からスラリーを除去する工程を有する、清掃用シートの製造方法。
<31>
前記塗膜を乾燥させた後、掻き取り層の表面域を繊維からなる拭き取り部材で拭き取る工程を更に有する前記<30>に記載の清掃用シートの製造方法。
(1)掻き取り層の製造
太径繊維(45g/m2)と細径繊維(15g/m2)を混合して原料を調整した。芯がポリエチレンテレフタレート(PET)で、鞘が低融点ポリエチレンテレフタレート(PET)からなる芯鞘構造の熱融着性複合繊維(以下「PET・PET」と表記する。)を太径繊維として使用した。この太径繊維の繊度は56dtex、繊維長は5mmであった。細径繊維には、芯がポリエチレンテレフタレート(PET)で、鞘が低融点ポリエチレンテレフタレート(PET)からなる芯鞘構造の熱融着性複合繊維(以下「PET・PET」と表記する。)を使用した。この細径繊維の繊度は2.2dtex、繊維長は5mmであった。この繊維原料からエアレイ法により坪量45g/m2のウェブを形成した。このウェブにおける構成繊維どうしの交点を熱融着によって接着し、掻き取り層用エアレイド不織布を得た。
パルプ繊維(長さ加重平均繊維長2.5mm)20g/m2と、熱融着性繊維としてのPET・PET複合繊維40g/m2とを混合して原料を調製した。PET・PET複合繊維の繊度は2.2dtex、繊維長は5mmであった。この原料からエアレイ法によりウェブを形成した。
吸水層用繊維を含むエアレイ法によって形成されたウェブの片面に、掻き取り層用繊維を含むエアレイ法によって形成されたウェブを積層し、各ウェブの構成繊維同士の交点及び両ウェブ間を融着又はバインダーにより接着させて、吸水層用エアレイド不織布及び掻き取り層用不織布を形成するとともに、吸水層用エアレイド不織布とかき取り層用エアレイド不織布とを一体化させた。一体化の手段として、ヒートエンボスを用いた。ヒートエンボス加工のパターンは図1に示すとおりとした。凹部の面積率は12%であった。掻き取り層の表面には、太径繊維の先端部が多数存在していた。このようにして得られた積層シートにおける掻き取り層に、研磨粒子を含むスラリーを塗工した。スラリーは、質量比で研磨粒子(炭酸カルシウム)を50%、界面活性剤を10%含み、残部が水からなるものであった。スラリーの塗工量は、乾燥後の固形分量が、以下の表1に示す値となるようにした。研磨粒子はその平均粒子径が20μmであった。スラリーの塗工によって形成された塗膜が湿潤状態のうちに、掻き取り層の表面を、ポリエチレンテレフタレートからなるフィルムで掻き取った。塗膜の乾燥後、掻き取り層の表面を坪量40g/m2のパルプ不織布で拭き取った。このようにして目的とする清掃用シートを得た。顕微鏡観察の結果、この清掃用シートにおいては、掻き取り層の表面域に、研磨粒子が実質的に存在していなかった。
以下の表1に示す条件を採用した以外は、実施例1と同様にして清掃用シートを得た。ただし比較例3のスラリーは、質量比で研磨粒子(炭酸カルシウム:平均粒径20μm)30%、界面活性剤30%残部が水からなるものを用いた。
得られた清掃用シートについて、研磨粒子の脱落量を上述の方法で測定した。また水垢汚れ洗浄力及び掻き取り感を以下の方法で評価した。それらの結果を以下の表1に示す。
ステンレス製(SUS304)プレートにSi水溶液(濃度160ppm)を90g/m2塗布し、室温にて24時間風乾後、180℃90分加熱して、モデル水垢汚れを作成する。このモデル水垢汚れを各シートで5ないし20往復清拭し、清拭前後の状態を以下の基準で目視評価した。
○:汚れが残っていない
○△:光にかざすとわずかに見える
△:光にかざすとはっきり見える
×:容易にわかる
ステンレス製(SUS304)のプレートを清拭し、拭き心地を官能評価。
○:清拭面が点状に当たる。シャリシャリ感が強い。
○△:清拭面がやや広い点状に当たる。シャリシャリ感がやや強い。
△:清拭面が、広い点状に当たる。シャリシャリ感がやや弱い。
×:清拭面が、面状に当たる。シャリシャリ感が弱く、グリップ感が強い。
以下の表2に示す条件を採用した以外は、実施例1と同様にして清掃用シートを得た。比較例4はスラリーを塗布しなかった(研磨粒子を含まない)。得られた清掃用シートについて、研磨粒子の脱落量を上述の方法で測定した。また水垢汚れ洗浄力及び掻き取り感を上述の方法で評価した。それらの結果を以下の表2に示す。
2 太径繊維
2A 先端域
3 親水性繊維
4 吸水層
5 掻き取り層
5A 表面域
6 研磨粒子
吸水層の坪量は、好ましくは30g/m 2 以上、更に好ましくは40g/m 2 以上であり、好ましくは100g/m 2 以下、更に好ましくは80g/m2以下である前記<1>ないし<21>のいずれか1に記載の清掃用シート。
<23>
掻き取り層と吸水層からなる清掃用シートの総坪量は、好ましくは50g/m 2 以上3
00g/m2以下である前記<1>ないし<22>のいずれか1に記載の清掃用シート。
<24>
面内方向の通気度TMDよりも垂直厚み方向の通気度TVDの方が小さく、掻き取り層の垂直厚み方向の通気度TVDよりも吸水層の垂直厚み方向の通気度TVDの方が小さい前記<1>ないし<23>のいずれか1に記載の清掃用シート。
<25>
清掃用シートの厚み方向において研磨粒子は掻き取り層の裏面側(吸水層)寄りの位置に相対的に多く存在し、表面側(清掃面側)に相対的に少ないか、又は存在しない前記<1>ないし<24>のいずれか1に記載の清掃用シート。
<26>
前記<1>ないし<25>のいずれか1に記載の清掃用シートを、使用前の状態では乾式タイプものとなし、使用に際しては、乾式のまま、あるいは湿潤させて使用し、
湿潤させて使用する場合、清掃対象面を水で湿潤させておき、湿潤状態の清掃対象表面を掻き取り層で清掃し、次いで湿潤状態の該清掃対象表面の水分を含む汚れを含んだ汚液を吸水層で拭き取る、清掃方法。
Claims (10)
- 掻き取り層と、パルプ繊維を含む吸水層とが積層されてなる清掃用シートであって、
前記掻き取り層は、太径繊維の繊維交点が接合されており、かつ複数の該太径繊維が起立して、その先端部が該掻き取り層の表面に存在しているエアレイド不織布からなり、
前記太径繊維は、その繊度が10dtex以上150dtex以下であり、かつ前記掻き取り層中に10質量%以上含まれており、
前記掻き取り層は、前記太径繊維どうしの間に空間を有し、該空間に研磨粒子が脱離可能に存在しており、
前記掻き取り層の表面に先端部が存在している前記太径繊維は、該先端部を含む先端域に、前記研磨粒子が実質的に付着していない、清掃用シート。 - 前記掻き取り層中に、前記太径繊維と、該太径繊維よりも繊度の小さい細径繊維とを含有させた、請求項1に記載の清掃用シート。
- 前記掻き取り層に含まれる前記太径繊維が、熱融着性繊維である請求項1又は2に記載の清掃用シート。
- 前記掻き取り層の表面に、凹凸が形成されている請求項1ないし3のいずれか記載の清掃用シート。
- ミシン目が形成されている請求項1ないし4のいずれか一項に記載の清掃用シート。
- 請求項1ないし5のいずれか一項に記載の清掃用シートが複数枚積層されて、包装材内に収納されている清掃用シート包装体であって、
前記包装材は、前記清掃用シートを取り出すための開口部を備えており、
前記清掃用シートは、その吸水層の側が前記開口部の側を向くように前記包装材内に積層されている、清掃用シート包装体。 - 前記の包装材は、周縁部に開孔又はフックが設けられた別包装材に内封された別包装体である請求項7記載の清掃用シート包装体。
- 請求項1ないし5のいずれか一項に記載の清掃用シートが、包装材内に1枚収納されて個別包装されている清掃用シート包装体であって、
前記包装材の周縁部に開孔又はフックが設けられており、該開孔又は該フックによって吊り下げが可能になっている清掃用シート包装体。 - 請求項1ないし5のいずれか一項に記載の清掃用シートの製造方法であって、
研磨粒子が付与される前の清掃用シートにおける掻き取り層に、研磨粒子を含むスラリーを塗工して塗膜を形成し、
前記塗膜が湿潤状態のうちに、前記掻き取り層に、表面が平滑な部材を押し当てて、該掻き取り層の表面域からスラリーを除去する工程を有する、清掃用シートの製造方法。 - 前記塗膜を乾燥させた後、掻き取り層の表面域を繊維からなる拭き取り部材で拭き取る工程を更に有する請求項9に記載の清掃用シートの製造方法。
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