JP2017131367A - 光音響画像生成装置、システム、及び方法 - Google Patents

光音響画像生成装置、システム、及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】光音響画像生成システム、装置、及び方法において、光音響画像と超音波画像との双方を表示する場合に、STC処理における深さとゲインとの関係の調整の手間を抑制した装置を提供する。
【解決手段】超音波画像生成部25は、超音波画像を生成する。光音響画像生成部24は、光音響画像を生成する。第1の増幅部253は、超音波画像信号を深さ方向の位置に応じたゲインで増幅する。第1の増幅部253は、複数の深さ方向の位置のそれぞれと各位置におけるゲインとの対応関係を定義する第1のゲイン定義情報に従って、超音波画像信号を増幅する。ゲイン計算部32は、第1のゲイン定義情報に基づいて第2のゲイン定義情報を計算する。第2の増幅部243は、第2のゲイン定義情報にしたがって、光音響画像信号を深さ方向の位置に応じたゲインで増幅する。
【選択図】図2

Description

本発明は、光音響画像生成装置、システム、及び方法に関し、更に詳しくは、被検体内の光吸収体が光を吸収することで発生した光音響波の検出信号に基づいて光音響画像を生成する光音響画像生成装置、システム、及び方法に関する。
生体内部の状態を非侵襲で検査できる画像検査法の一種として、超音波検査法が知られている。超音波検査では、超音波の送信及び受信が可能な超音波探触子が用いられる。超音波探触子から被検体(生体)に超音波を送信させると、その超音波は生体内部を進んでいき、組織界面で反射する。超音波探触子でその反射超音波を受信し、反射超音波が超音波探触子に戻ってくるまでの時間に基づいて距離を計算することで、内部の様子を画像化することができる。
また、光音響効果を利用して生体の内部を画像化する光音響イメージングが知られている。一般に光音響イメージングでは、パルスレーザ光を生体内に照射する。生体内部では、生体組織がパルスレーザ光のエネルギーを吸収し、そのエネルギーによる断熱膨張により超音波(光音響波)が発生する。この光音響波を超音波プローブなどで検出し、検出信号に基づいて光音響画像を構成することで、光音響波に基づく生体内の可視化が可能である。
ここで、反射超音波及び光音響波は被検体内を伝搬する際に減衰が生じるため、被検体の深部において発生した反射超音波及び光音響波の検出信号の強度は弱くなる。被検体内を進行する反射超音波及び光音響波の減衰を補償するための処理として、検出信号を増幅する増幅器のゲイン(感度)を、時間(深さ)に応じて変化させるSTC(Sensitivity Time Control)処理が知られている。STCは、TGC(Time Gain Control)とも呼ばれる。
超音波画像と光音響画像との双方を生成する装置におけるSTC処理が特許文献1に開示されている。特許文献1に記載の装置では、光を照射された被検体から発生してプローブが受信した光音響波を用いて第1の画像を生成する。また、被検体に送信され被検体の内部で反射したのちにプローブが受信した超音波を用いて第2の画像を生成する。第1の補正手段は、第1の画像の輝度を深さ方向の位置に応じたゲインで補正する。第2の補正手段は、第1の補正手段とは独立に、第2の画像の輝度を深さ方向の位置に応じたゲインで補正する。特許文献1には、光音響画像と超音波画像とで、各々独立した輝度補正手段を設けることで、それぞれの測定原理に基づく減衰特性に依存せずに、ユーザが観察しやすいように輝度補正を行うことができると記載されている。
特開2004−163257号公報
特許文献1では、光音響波と超音波とでは、それぞれの測定原理が有する減衰特性の違いによる深さ方向の画像特性の違いが潜在するため、それぞれ独立に補正制御を行っている。このため、測定深度に依存せずに均一な輝度レベルを有する超音波画像を得るために、超音波画像に対して深さとゲインの関係が調整されたとしても、光音響画像に対する深さとゲインの関係は、超音波画像に対するそれとは独立に維持される。光音響画像において測定深度によらずに均一な輝度レベルを有する画像を得るためには、別途、光音響画像に対する深さとゲインの関係を調整する必要があった。したがって、医師などの画像の観察者は、光音響画像と超音波画像との双方に対して深さとゲインとの関係の調整を実施しなくてはならず、手間がかかった。
本発明は、上記事情に鑑み、光音響画像と超音波画像との双方を表示する場合に、STC処理における深さとゲインとの関係の調整の手間を抑制可能な光音響画像生成装置、システム、及び方法を提供する。
上記目的を達成するために、本発明は、被検体内に送信された音響波に対する反射音響波の検出信号に基づいて反射音響波画像を生成する反射音響波画像生成部と、光源から出射した光を被検体内の光吸収体が吸収することに起因して発生した光音響波の検出信号に基づいて光音響画像を生成する光音響画像生成部と、反射音響波画像生成部に入力される反射音響波の検出信号、及び反射音響波画像の信号値の少なくとも一方を、複数の深さ方向の位置のそれぞれと各位置におけるゲインとの対応関係を定義する第1のゲイン定義情報に従って、深さ方向の位置に応じたゲインで増幅する第1の増幅部と、光音響画像生成部に入力される光音響波の検出信号、及び光音響画像の信号値の少なくとも一方を、複数の深さ方向の位置のそれぞれと各位置におけるゲインとの対応関係を定義する第2のゲイン定義情報に従って、深さ方向の位置に応じたゲインで増幅する第2の増幅部と、第1のゲイン定義情報に基づいて第2のゲイン定義情報を計算するゲイン計算部とを備える光音響画像生成装置を提供する。
本発明の光音響画像生成装置は、第1のゲイン定義情報を決定するゲイン決定部を更に有することが好ましい。
本発明の光音響画像生成装置は、ユーザ操作に応じて第1のゲイン定義情報を変化させるためのゲイン操作部を更に有することが好ましい。ゲイン決定部は、ゲイン操作部の操作に応じて第1のゲイン定義情報を決定することが好ましい。
本発明の光音響画像生成装置では、ゲイン操作部は第1のゲイン定義情報における深さ方向の各位置に対応した複数のゲイン変更用のつまみを有することが好ましい。ゲイン決定部は各つまみの操作量に応じて深さ方向の各位置におけるゲインを決定することも好ましい。
本発明の光音響画像生成装置では、ゲイン決定部は、第1のゲイン定義情報を複数記憶しており、それら複数の第1のゲイン定義情報の中から、ユーザ操作に従って、第1の増幅部で用いられる第1のゲイン定義情報を選択することとしてもよい。
本発明の光音響画像生成装置では、ゲイン決定部は、反射音響波の検出信号に基づいて第1のゲイン定義情報を決定してもよい。
本発明の光音響画像生成装置では、ゲイン計算部は、第1のゲイン定義情報における深さ方向の各位置のゲインに変換係数を乗じたゲインを、第2のゲイン定義情報で定義されるゲインとして計算してもよい。
上記の変換係数はあらかじめ設定されていてもよい。
ゲイン計算部は、上記の変換係数を光音響波の受信周波数及び反射音響波の受信周波数に基づいて決定してもよい。
本発明の光音響画像生成装置は、光音響波の検出信号と反射音響波の検出信号とを比較し、変換係数を決定する係数決定部を更に有する構成であってもよい。
本発明の光音響画像生成装置では、係数決定部は、複数の深さ方向の位置の範囲のそれぞれで、光音響波の検出信号と反射音響波の検出信号とを比較し、複数の深さ方向の位置の範囲のそれぞれに対して変換係数を決定してもよい。その場合、ゲイン計算部は、第1のゲイン定義情報における深さ方向の各位置のゲインに、各位置が属する深さ方向の位置の範囲に対して決定された変換係数を乗じることが好ましい。
本発明は、また、光源と、被検体内に音響波を送信する音響波送信部と、光源から出射した光を被検体内の光吸収体が吸収することに起因して発生した光音響波、及び音響波送信部から送信された音響波に対する反射音響波を検出する音響波受信部と、反射音響波の検出信号に基づいて反射音響波画像を生成する反射音響波画像生成部と、光音響波の検出信号に基づいて光音響画像を生成する光音響画像生成部と、反射音響波画像生成部に入力される反射音響波の検出信号、及び反射音響波画像の信号値の少なくとも一方を、複数の深さ方向の位置のそれぞれと各位置におけるゲインとの対応関係を定義する第1のゲイン定義情報に従って、深さ方向の位置に応じたゲインで増幅する第1の増幅部と、光音響画像生成部に入力される光音響波の検出信号、及び光音響画像の信号値の少なくとも一方を、複数の深さ方向の位置のそれぞれと各位置におけるゲインとの対応関係を定義する第2のゲイン定義情報に従って、深さ方向の位置に応じたゲインで増幅する第2の増幅部と、第1のゲイン定義情報に基づいて第2のゲイン定義情報を計算するゲイン計算部とを備える光音響画像生成システムを提供する。
本発明は、更に、被検体内に送信された音響波に対する反射音響波の検出信号に基づいて反射音響波画像を生成するステップと、光源から出射した光を被検体内の光吸収体が吸収することに起因して発生した光音響波の検出信号に基づいて光音響画像を生成するステップと、反射音響波画像の生成に用いられる反射音響波の検出信号、及び反射音響波画像の信号値の少なくとも一方を、複数の深さ方向の位置のそれぞれと各位置におけるゲインとの対応関係を定義する第1のゲイン定義情報に従って、深さ方向の位置に応じたゲインで増幅するステップと、光音響画像の生成に用いられる光音響波の検出信号、及び光音響画像の信号値の少なくとも一方を、複数の深さ方向の位置のそれぞれと各位置におけるゲインとの対応関係を定義する第2のゲイン定義情報に従って、深さ方向の位置に応じたゲインで増幅するステップと、第1のゲイン定義情報に基づいて第2のゲイン定義情報を計算するステップとを有する光音響画像生成方法を提供する。
本発明の光音響画像生成装置、システム、及び方法は、光音響画像と超音波画像との双方を表示する場合に、STC処理における深さとゲインとの関係の調整の手間を抑制することができる。
本発明の第1実施形態に係る光音響画像生成システムを示すブロック図。 超音波ユニット内の一部の詳細な構成を示すブロック図。 ゲイン操作部の具体例を示す図。 超音波画像信号の増幅に用いられるゲインカーブを示すグラフ。 音響波の減衰特性を示すグラフ。 光音響画像信号の増幅に用いられるゲインカーブを示すグラフ。 動作手順を示すフローチャート。 ゲイン操作前の超音波画像及び光音響画像を示す図。 ゲイン操作後の超音波画像光音響画像を示す図。 本発明の第2実施形態に係る光音響画像生成装置の一部を示すブロック図。 第2実施形態における動作手順を示すフローチャート。 超音波画像信号に基づく第1のゲイン定義情報決定の手順を示すフローチャート。 本発明の第3実施形態に係る光音響画像生成装置の一部を示すブロック図。 音響波の減衰特性を示すグラフ。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る光音響画像生成システムを示す。光音響画像生成システム10は、プローブ(超音波探触子)11、超音波ユニット12、及びレーザユニット13を含む。なお、本発明の実施形態では、音響波として超音波を用いるが、超音波に限定されるものではなく、被検対象や測定条件等に応じて適切な周波数を選択してさえいれば、可聴周波数の音響波を用いてもよい。
レーザユニット13は、光源であり、測定光を出射する。レーザユニット13から出射した測定光は、例えば光ファイバなどの導光手段を用いてプローブ11まで導光され、プローブ11から被検体に向けて出射される。レーザユニット13は、例えばYAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)やアレキサンドライトなどを用いた固体レーザ光源である。レーザユニット13は、例えば励起光源であるフラッシュランプと、レーザをパルス発振させるためのQスイッチとを含む。レーザユニット13における光源のタイプは特に限定されず、レーザユニット13が、レーザダイオード光源(半導体レーザ光源)であってもよいし、或いはレーザダイオード光源を種光源とする光増幅型レーザ光源であってもよい。レーザ光源以外の光源を用いてもよい。
レーザユニット13が出射するレーザ光の波長は、計測の対象となる被検体内の物質の光吸収特性によって適宜決定される。例えば計測対象が生体内のヘモグロビンである場合(つまり、血管を撮像する場合)には、レーザ光の波長は近赤外波長域に属する波長であることが好ましい。近赤外波長域とはおよそ700〜850nmの波長域を意味する。レーザユニット13は、単波長のレーザ光を出射するものであってもよいし、複数の波長のレーザ光を出射可能なものであってもよい。レーザユニット13は、複数波長のレーザ光を出射可能である場合は、複数の波長のレーザ光を同時に出射してもよいし、複数の波長のレーザ光を切り替えて出射してもよい。
プローブ11は、例えば一次元的に配列された複数の超音波振動子を有している。プローブ11は、レーザユニット13から出射されたレーザ光が被検体に照射された後に、検体内の光吸収体から発せられた光音響波を検出する。また、プローブ11は、光音響波の検出に加えて、被検体に対する音響波(超音波)の送信、及び送信した超音波に対する反射音響波(反射超音波)の受信を行う。その場合、プローブ11は、音響波送信部と音響波受信部とを兼ねる。超音波の送受信は分離した位置で行ってもよい。例えばプローブ11とは異なる位置から超音波の送信を行い、その送信された超音波に対する反射超音波をプローブ11で受信してもよい。プローブ11は、リニアプローブに限定されず、コンベクスプローブ、又はセクタープローブでもよい。
超音波ユニット12は、光音響画像生成装置を構成する。超音波ユニット12は、受信回路21、AD変換器(Analog to Digital convertor)22、受信メモリ23、光音響画像生成部24、超音波画像生成部25、画像合成部26、制御部28、送信制御回路29、ゲイン操作部30、ゲイン決定部31、及びゲイン計算部32を有する。超音波ユニット12は、典型的にはプロセッサ、メモリ、及びバスなどを有する。超音波ユニット12には、光音響画像生成に関するプログラムが組み込まれており、そのプログラムに従ってプロセッサが動作することで、超音波ユニット12内の各部の少なくとも一部の機能が実現する。
図2は、超音波ユニット12内の一部の詳細な構成を示す。受信回路21は、プローブ11が出力する検出信号を受信する。受信回路21は、低ノイズアンプ211、可変ゲインアンプ212、及びローパスフィルタ213を含む。プローブ11の検出信号は、低ノイズアンプ211で増幅された後に、可変ゲインアンプ212で深度に応じたゲイン調整がなされ、ローパスフィルタ213で高周波成分がカットされる。
AD変換器22は、受信回路21が受信した検出信号、すなわちプローブ11で検出された光音響波の検出信号及び反射超音波の検出信号をアナログ信号からデジタル信号に変換する。AD変換器22は、AD変換された光音響波及び反射超音波の検出信号(サンプリングデータ)を受信メモリ23に格納する。受信回路21とAD変換器22とは、例えば1つのIC(Integrated Circuit)として構成されていてもよし、個別のICとして構成されていてもよい。
光音響画像生成部24は、受信メモリ23から光音響波の検出信号のサンプリングデータを読み出す。光音響画像生成部24は、光音響波の検出信号(そのサンプリングデータ)に基づいて光音響画像を生成する。超音波画像生成部(反射音響波画像生成部)25は、受信メモリ23から反射超音波の検出信号のサンプリングデータを読み出す。超音波画像生成部25は、反射超音波の検出信号(そのサンプリングデータ)に基づいて超音波画像(反射音響波画像)を生成する。
超音波画像生成部25は、超音波画像再構成部251、検波・対数変換部252、第1の増幅部253、及び超音波画像構築部254を有する。超音波画像再構成部251は、反射超音波波の検出信号(反射超音波信号)の再構成を行い、超音波画像の各ラインのデータを生成する。再構成された反射超音波信号は超音波画像とみなすことができる。超音波画像再構成部251は、例えばプローブ11の64個の音響検出素子からのデータを、音響検出素子の位置に応じた遅延時間で加算し、1ライン分のデータを生成する(遅延加算法)。
検波・対数変換部252は、再構成された反射超音波信号(超音波画像信号)に対して例えば包絡線検波を行い、検波後の信号を対数変換する。第1の増幅部253は、超音波画像に対してSTC処理を行う。第1の増幅部253は、対数変換が施された超音波画像信号(その信号値)を、深さ方向の位置に応じたゲインで増幅する。言い換えれば、第1の増幅部253は、反射超音波信号を、超音波送信を開始した時刻(サンプリングを開始した時刻)から経過した時間に応じたゲインで増幅する。特に、本実施形態では、第1の増幅部253は、ゲイン決定部31において決定された第1のゲイン定義情報に従って、超音波画像信号を深さ方向の位置に応じたゲインで増幅する。
ゲイン決定部31は、第1のゲイン定義情報を決定する。第1のゲイン定義情報は、複数の深さ方向の位置のそれぞれと各位置におけるゲインとの対応関係を定義する情報である。超音波画像では、被検体の深さ方向に離散的に複数の制御点が設定される。第1のゲイン定義情報は、複数の制御点のそれぞれにおけるゲインを定義する。第1のゲイン定義情報で定義されるゲインは、例えばデフォルト値に対する変更分(差分)として定義される。ゲイン操作部30は、ユーザ操作に応じて第1のゲイン定義情報を変化させるためのユーザインタフェースを有する。ゲイン決定部31は、ゲイン操作部30の操作に応じて第1のゲイン定義情報を決定する。
図3は、ゲイン操作部30の具体例を示す。ゲイン操作部30は、例えば、第1のゲイン定義情報における複数の深さ方向の位置(制御点)に対応した複数のゲイン変更用のつまみを有する。図3の例では、ゲイン操作部30は、6つの制御点に対応した6つのゲイン変更用のつまみT1〜T6を有する。隣接する制御点の間の間隔は、例えば等間隔に設定されている。制御点の数は任意であり、測定深さなどに応じて適宜設定されていればよい。ゲイン変更用のつまみは、スライドバー又はダイヤルなどの物理的な手段であってもよいし、GUI(graphical user interface)で構成されたものであってもよい。
図3において、つまみT1は、最も浅い位置にある制御点に対応したゲイン変更用のつまみであり、つまみT6は、最も深い値にある制御点に対応したゲイン変更用のつまみである。ユーザは、つまみT1〜T6をそれぞれ紙面の左右方向に動かすことで、第1のゲイン定義情報を変更することができる。ゲイン決定部31は、例えばユーザがつまみT1を紙面に向かって右側に動かすと、つまみT1に対応した制御点に対するゲインを強める。逆に、ユーザがつまみT1を紙面に向かって左側に動かすと、ゲイン決定部31は、つまみT1に対応した制御点に対するゲインを弱める。つまみT1の中央の位置は「中立」の位置であり、つまみT1が中央に位置する場合、ゲインはデフォルト値から変化なしとなる。
図4は、超音波画像信号の増幅に用いられるゲインカーブを示す。図4に示すグラフにおいて、横軸はゲインの大きさを示し、縦軸は深さ方向の位置を表す。図4における制御点C1〜C6は、図3のつまみT1〜T6に対応した制御点を表す。第1の増幅部253は、第1のゲイン定義情報で定義される各制御点C1〜C6の位置では、第1のゲイン定義情報で定義されるゲインを、超音波画像信号の増幅に用いるゲインとする。第1の増幅部253は、隣接する2つの制御点の間の深さ方向の位置では、それら2つの制御点のゲインを線形補間演算し、線形補間されたたゲインを、超音波画像信号の増幅に用いるゲインとする。補間は線形補間には限定されず、より高次な補間を用いることとしてもよい。
上記に代えて、又は加えて、ゲイン決定部31が第1のゲイン定義情報を複数記憶している場合、ゲイン決定部31は、ユーザ操作に従って、複数の第1のゲイン定義情報の中から第1の増幅部253で用いられる第1のゲイン定義情報を選択してもよい。例えば、ゲイン決定部31は、複数の観察対象部位のそれぞれに対応した第1のゲイン定義器情報を記憶している。ユーザが、コンソールに設けられたボタン、トラックボール、又はタッチパネルなどの入力手段を操作して観察対象部位を選択した場合、ゲイン決定部31は、選択された観察対象部位に対応する第1のゲイン設定情報を、第1の増幅部253で用いられる第1のゲイン定義情報として選択する。
図2に戻り、超音波画像構築部254は、第1の増幅部253で増幅された超音波画像信号を表示画像の画素値に変換し、超音波画像(Bモード画像)を生成する。超音波画像構築部254は、例えば超音波画像信号のある範囲内の信号強度を、最高輝度から最低輝度の範囲の表示階調に変換することで、超音波画像を生成する。超音波画像構築部254は、生成した超音波画像を画像合成部26に送信する。
光音響画像生成部24は、光音響画像再構成部241、検波・対数変換部242、第2の増幅部243、及び光音響画像構築部244を有する。光音響画像再構成部241は、光音響波の検出信号(光音響信号)の再構成を行い、光音響画像の各ラインのデータを生成する。再構成された光音響信号は光音響画像とみなすことができる。光音響画像再構成部241は、例えば遅延可算法を用いて光音響信号の再構成を行う。光音響画像再構成部241は、遅延加算法に代えて、CBP法(Circular Back Projection)により再構成を行ってもよい。あるいは光音響画像再構成部241は、ハフ変換法又はフーリエ変換法を用いて再構成を行ってもよい。
検波・対数変換部242は、再構成された光音響信号(光音響画像信号)に対して例えば包絡線検波を行い、検波後の信号を対数変換する。第2の増幅部243は、光音響画像に対してSTC処理を行う。第2の増幅部243は、対数変換が施された光音響画像信号(その信号値)を、深さ方向の位置に応じたゲインで増幅する。特に、本実施形態では、第2の増幅部243は、ゲイン計算部32において計算された第2のゲイン定義情報に従って、光音響画像信号を深さ方向の位置に応じたゲインで増幅する。
ゲイン計算部32は、ゲイン決定部31で決定された第1のゲイン定義情報に基づいて第2のゲイン定義情報を計算する。ゲイン計算部32は、例えば第1のゲイン定義情報における深さ方向の各位置のゲインに変換係数を乗じたゲインを、第2のゲイン定義情報で定義されるゲインとして計算する。変換係数はあらかじめ設定されており、超音波ユニット12内の図示しない記憶部に記憶されていてもよい。変換係数は、被検体がないテスト画面を超音波画像と光音響画像との双方において取得し、それらの比を計算することで決定されてもよい。変換係数の決定を例えば超音波ユニット12の工場出荷前に実施し、決定された変換係数を装置固有の変換係数として記憶部にプリセットしてもよい。
図5は、音響波の減衰を示すグラフである。図5に示すグラフにおいて、横軸は深さ方向の位置を表し、縦軸は音響波の減衰を表す。音響波が通る部分の減衰率は0.5[bB/cm/MHz]であるとし、音響波の周波数が10MHzの場合を考えた。図5において、グラフBは反射超音波の減衰特性を示し、グラフPAは光音響波の減衰特性を示す。反射超音波の減衰は、送信された超音波の強度に対する受信された超音波の強度の比で表され、光音響波の減衰は、発生した光音響波の強度に対する検出された光音響波の強度の比で表される。
グラフBとグラフPAとを比較すると、光音響波の減衰は、反射超音波の減衰の半分であることがわかる。光音響波の減衰が半分になる理由は、超音波は送信と受信の往復の経路において減衰が生じるのに対し、光音響波は検出(受信)のみの片道で減衰が生じるためであると考えられる。
具体的に、超音波の生体における減衰特性は、0.5[dB/cm/MHz]〜1[dB/cm/MHz]であり、減衰は、超音波の伝播距離と周波数とにおおむね比例する。例えば、深さ位置3cmを考えたとき、超音波は往復で6cm伝播するのに対し、光音響波は片道の3cmのみ音響波(超音波)として伝播する。例えば、ユーザが、深さ3cmの超音波画像を観察している場合を考える。また、深さ位置3cmの制御点においてゲインを10dB増加した場合に、超音波画像が適正に観察できたとする。この場合、光音響画像に対しては、深さ位置3cmの制御点においてゲインを5dB増加させると、光音響画像の適正な観察が可能になると考えられる。
本発明者は、反射超音波(超音波画像)に対して超音波の進行に伴う減衰を補償するために、あるゲインで超音波画像信号の増幅を行った場合、そのゲインの半分のゲインで光音響画像信号を増幅すれば、光音響波の進行に伴う減衰を補償できることを見出した。したがって、第2のゲイン定義情報設定を計算する場合に用いられる上記の変換係数は0.5に設定されることが好ましい。ゲイン計算部32は、この変換係数を用い、第1のゲイン定義情報における深さ方向の各位置のゲインの半分のゲインを、第2のゲイン定義情報で定義されるゲインとして計算する。
図6は、光音響画像信号の増幅に用いられるゲインカーブを示す。図6に示すグラフにおいて、横軸はゲインの大きさを示し、縦軸は深さ方向の位置を表す。図6における制御点C1〜C6は、図3のつまみT1〜T6に対応した制御点を表す。第2の増幅部243は、第2のゲイン定義情報で定義される各制御点C1〜C6の深さ方向の位置では、第2のゲイン定義情報で定義されるゲインを、光音響画像信号の増幅に用いるゲインとする。第2の増幅部243は、隣接する2つの制御点の間の深さ方向の位置では、それら2つの制御点のゲインを線形補間演算し、線形補間されたたゲインを、光音響画像信号の増幅に用いるゲインとする。補間は線形補間には限定されず、より高次な補間を用いることとしてもよい。図4と図6とを比較すると、光音響画像信号に対するゲインは、超音波画像信号に対するゲインの半分になっていることがわかる。
再び図2に戻り、光音響画像構築部244は、第2の増幅部243で増幅された光音響画像信号を表示画像の画素値に変換し、光音響画像を生成する。光音響画像構築部244は、例えば光音響画像信号のある範囲内の信号強度を、最高輝度から最低輝度の範囲の表示階調に変換することで、光音響画像を生成する。光音響画像構築部244は、生成した光音響画像を画像合成部26に送信する。
画像合成部26は、光音響画像と超音波画像とを合成する。画像合成部26は、例えば光音響画像と超音波画像とを重畳することで画像合成を行う。画像合成部26は、光音響画像と超音波画像とに、互いに異なる表示色を割り当ててもよい。合成された画像は、ディスプレイ装置などの画像表示装置14(図1を参照)に表示される。画像合成を行わずに、画像表示装置14に、光音響画像と超音波画像とを並べて表示し、或いは光音響画像と超音波画像とを切り替えてすることも可能である。
図1に示す制御部28は、超音波ユニット12内の各部を制御する。制御部28は、例えば光音響画像を取得する場合は、レーザユニット13にトリガ信号を送信し、レーザユニット13からレーザ光を出射させる。トリガ信号には、例えばレーザユニット13においてレーザ媒質に励起光を出射させるための励起トリガ信号と、レーザをQスイッチ発振させるためのQスイッチトリガ信号とを含む。制御部28は、レーザ光の出射に合わせて、受信回路21にサンプリングトリガ信号を送信し、光音響波のサンプリング開始タイミングなどを制御する。
制御部28は、超音波画像を取得する場合は、送信制御回路29に超音波送信を指示する旨の超音波送信トリガ信号を送信する。送信制御回路29は、超音波送信トリガ信号を受けると、プローブ11から超音波を送信させる。制御部28は、超音波送信のタイミングに合わせて受信回路21にサンプリグトリガ信号を送信し、反射超音波のサンプリングを開始させる。
図7は、動作手順を示す。医師などのユーザは、ゲイン操作部30を操作して超音波画像に対するSTC処理におけるゲインの調整を行う(ステップS21)。ゲイン決定部31は、ゲイン操作部30における操作に基づいて、第1のゲイン定義情報を決定する(ステップS22)。ゲイン決定部31は、決定した第1のゲイン定義情報を第1の増幅部253(図2を参照)とゲイン計算部32とに送信する。
ゲイン計算部32は、第1のゲイン定義情報に基づいて第2のゲイン定義情報を決定する(ステップS23)。ゲイン計算部32は、ステップS23では、例えば第1のゲイン定義情報で定義されたゲインの半分のゲインを第2のゲイン定義情報として決定する。ゲイン計算部32は、決定した第2のゲイン定義情報を第2の増幅部243に送信する。
制御部28(図1を参照)は、送信制御回路29に超音波送信トリガ信号を送信し、送信制御回路29を介してプローブ11から被検体に超音波を送信させる(ステップS11)。プローブ11は、送信した超音波に対する反射超音波を検出する(ステップS12)。検出された反射超音波は、受信回路21を経てAD変換器22でデジタル信号に変換され、受信メモリ23に格納される。
超音波画像生成部25は、受信メモリ23から反射超音波信号を読み出し、読み出した反射超音波信号に基づいて超音波画像を生成する(ステップS13)。第1の増幅部253は、ステップS22で決定された第1のゲイン定義情報に従って、超音波画像信号を、深さ位置に応じたゲインで増幅する(ステップS14)。
なお、図2では、第1の増幅部253は検波・対数変換部252にて検波・対数変換がなされた超音波画像信号を増幅することとしているが、これには限定されない。第1の増幅部253は、超音波画像再構成部251にて再構成された超音波画像信号、又は超音波画像構築部254にて表示画像の画素値に変換された超音波画像信号を増幅してもよい。
また、ステップS21のゲイン操作部30の操作は、ステップS13で生成された画像が画像表示装置14に表示された状態で実施されてもよい。その場合には、ゲイン操作部30の操作と超音波画像の生成及び表示とを繰り返し実施することで、ユーザは、STC処理が施された超音波画像を確認しながら、STC処理におけるゲインの調整を実施することができる。
制御部28は、レーザユニット13に励起トリガ信号を送信し、次いで、Qスイッチトリガ信号を送信する。レーザユニット13は、励起トリガ信号に応答してフラッシュランプなどの励起光源を点灯し、Qスイッチトリガ信号に応答してQスイッチをオンにし、パルスレーザ光を出射する(ステップS15)。
被検体内では、光吸収体が照射されたパルスレーザ光のエネルギーを吸収することで、光音響波が発生する。プローブ11は、被検体内で発生した光音響波を検出する(ステップS16)。検出された光音響波は、受信回路21を経てAD変換器22でデジタル信号に変換され、受信メモリ23に格納される。被検体のレーザ光が照射される領域を複数の部分領域に分割し、部分領域ごとに光照射と光音響信号の検出とを行うこととしてもよい。
光音響画像再構成部241は、受信メモリ23から光音響信号を読み出し、読み出した光音響信号に基づいて光音響画像を生成する(ステップS17)。第2の増幅部243は、ステップS23で決定された第2のゲイン定義情報に従って、光音響画像信号を、深さ位置に応じたゲインで増幅する(ステップS18)。第2の増幅部243は、例えば各深さ位置において、第1の増幅部253において増幅される超音波画像の半分のゲインで、光音響画像を増幅する。画像合成部26は、超音波画像と光音響画像と画像表示装置14に表示する(ステップS19)。
図8は、ゲイン操作前の超音波画像及び光音響画像を示す。反射超音波及び光音響波は、深部に行くほど減衰が大きいため、深い位置では輝度が極端に下がり、そのままでは深部まで観察することが困難である。
図9は、ゲイン操作後の超音波画像光音響画像を示す。ユーザは、ゲイン操作部30を操作し、例えば各制御点のゲインをデフォルト値から増減させることで、超音波画像において深部の観察が可能となるように、STC処理のゲイン調整を行う。超音波画像に対するSTC処理のゲイン調整において第1のゲイン定義情報が変更されると、それに伴って第2のゲイン定義情報も変更され、光音響画像に対するSTC処理のゲイン調整が実施される。光音響画像に対するSTC処理のゲインが調整されることで、例えば図9中に白抜きの矢印で示すように、図8においては観察が不可能であった深部に存在する光吸収体が、観察可能となる。
本実施形態では、超音波画像に対する第1のゲイン定義情報に基づいて、光音響画像に対する第2のゲイン定義情報を決定する。光音響計測と超音波(反射超音波)計測とは、計測の原理こそ異なるものの、被検体の同じ部位を通る光音響波と反射超音波とが受ける減衰には類似性がある。本実施形態では、光音響画像に対するSTC処理のゲインを、超音波画像に対するSTC処理のゲインの例えば半分に設定する。このように設定することで、ユーザは、超音波画像に対してSTC処理のゲイン操作を行うだけで、光音響画像に対するSTC処理のゲイン調整を実施することができる。例えば、超音波画像において深部の観察が可能となるようにSTC処理のゲイン調整を行うことで、光音響画像についても深部の観察が可能になり、調整の手間を省くことができる。
次いで、本発明の第2実施形態を説明する。図10は、本発明の第2実施形態に係る光音響画像生成装置の一部を示す。本実施形態に係る光音響画像生成装置(超音波ユニット)の構成は、図2に示す第1実施形態で説明した超音波ユニットの構成からゲイン操作部30が省略された構成である。本実施形態では、ゲイン決定部31は、反射超音波信号に基づいて第1のゲイン定義情報を決定する。その他の点は、第1実施形態と同様でよい。
ゲイン決定部31は、超音波画像生成部25の検波・対数変換部252から検波・対数変換がなされた超音波画像信号を受信する。ゲイン決定部31は、受信した超音波画像信号に基づいて、第1のゲイン定義情報における各制御点に対するゲインを決定する。別の言い方をすれば、ゲイン決定部31は、超音波画像信号に基づいてSTC処理のゲインを自動調整する。超音波画像信号に基づくSTC処理のゲインの調整の手法は、特に限定はされない。そのような手法として、例えば特開2007−117168号公報に記載の手法を利用することが可能である。
なお、図10では、ゲイン決定部31は検波・対数変換部252にて検波・対数変換がなされた超音波画像信号に基づいて第1のゲイン定義情報を決定することとしているが、これには限定されない。ゲイン決定部31は、超音波画像再構成部251にて再構成された超音波画像信号、又は超音波画像構築部254にて表示画像の画素値に変換された超音波画像信号に基づいて第1のゲイン定義情報を決定してもよい。
図11は、本実施形態における動作手順を示す。制御部28(図1を参照)は、送信制御回路29に超音波送信トリガ信号を送信し、送信制御回路29を介してプローブ11から被検体に超音波を送信させる(ステップS31)。プローブ11は、送信した超音波に対する反射超音波を検出する(ステップS32)。検出された反射超音波は、受信回路21を経てAD変換器22でデジタル信号に変換され、受信メモリ23に格納される。
超音波画像生成部25は、受信メモリ23から反射超音波信号を読み出し、読み出した反射超音波信号に基づいて超音波画像を生成する(ステップS33)。ゲイン決定部31は、受信した超音波画像信号に基づいて、第1のゲイン定義情報における各制御点に対するゲインを決定する(ステップS34)。ゲイン決定部31は、決定した第1のゲイン定義情報を第1の増幅部253(図10を参照)とゲイン計算部32とに送信する。
図12は、超音波画像信号に基づく第1のゲイン定義情報決定の手順を示す。ゲイン決定部31は、超音波画像を、深さ方向に複数の領域に分割する(ステップS51)。分割された深さ領域のそれぞれは制御点を含んでいる。制御点は、各深さ領域の中央と一致することが好ましい。ゲイン決定部31は、分割された各深さ領域においてヒストグラムを生成する(ステップS52)。ゲイン決定部31は、各深さ領域のヒストグラムについて、ヒストグラムのピーク(最も度数の多い階級の階級値)と、強度幅(度数が一定の値を以上となる階級の幅)とを求める(ステップS53)。
ゲイン決定部31は、各深さ領域のヒストグラムの強度内の平均信号強度を計算する(ステップS54)。ゲイン決定部31は、各深さ領域の強度内の平均信号強度と、各深さ領域であらかじめ設定されている目標平均信号強度との差分を計算する(ステップS55)。ゲイン決定部31は、ステップS55で計算された差分の値(差分値)に基づいて第1のゲイン定義情報を決定する(ステップS56)。ゲイン決定部31は、ステップS56では、ステップS55で計算された差分値に基づいて、各深さ領域の中央深さの超音波画像に対する補正ゲインを求める。上記した超音波画像に基づく第1のゲイン定義の決定の仕方は一例であり、上記したものには限定されない。
図11に戻り、ゲイン計算部32は、ステップS34で決定された第1のゲイン定義情報に基づいて第2のゲイン定義情報を決定する(ステップS35)。ゲイン計算部32は、ステップS35では、例えば第1のゲイン定義情報で定義されたゲインの半分のゲインを第2のゲイン定義情報として決定する。ゲイン計算部32は、決定した第2のゲイン定義情報を第2の増幅部243に送信する。第1の増幅部253は、ステップS34で決定された第1のゲイン定義情報に従って、超音波画像信号を、深さ位置に応じたゲインで増幅する(ステップS36)。
制御部28は、レーザユニット13に励起トリガ信号を送信し、次いで、Qスイッチトリガ信号を送信する。レーザユニット13は、励起トリガ信号に応答してフラッシュランプなどの励起光源を点灯し、Qスイッチトリガ信号に応答してQスイッチをオンにし、パルスレーザ光を出射する(ステップS37)。被検体内では、光吸収体が照射されたパルスレーザ光のエネルギーを吸収することで、光音響波が発生する。プローブ11は、被検体内で発生した光音響波を検出する(ステップS38)。検出された光音響波は、受信回路21を経てAD変換器22でデジタル信号に変換され、受信メモリ23に格納される。
光音響画像再構成部241は、受信メモリ23から光音響信号を読み出し、読み出した光音響信号に基づいて光音響画像を生成する(ステップS39)。第2の増幅部243は、ステップS35で決定された第2のゲイン定義情報に従って、光音響画像信号を、深さ位置に応じたゲインで増幅する(ステップS40)。第2の増幅部243は、例えば各深さ位置において、第1の増幅部253において増幅される超音波画像の半分のゲインで、光音響画像を増幅する。画像合成部26は、超音波画像と光音響画像と画像表示装置14に表示する(ステップS41)。
本実施形態では、ゲイン決定部31は、超音波画像信号に基づいて第1のゲイン定義情報を決定する。超音波画像に基づいて第1のゲイン定義情報を決定することで、STC処理におけるゲインを自動調整することができる。また、本実施形態では、超音波画像における自動調整の結果を利用して、光音響画像に対するSTC処理におけるゲインを自動調整することができる。このため、ユーザの手間をより削減することが可能である。なお、本実施形態においても、第1の実施形態と同様にゲイン操作部30(図1を参照)を有する構成を採用してもよい。その場合、超音波画像信号に基づいて自動調整されたゲインと、ユーザによる手動で調整されたゲインとを切り替え可能に構成してもよい。
続いて、本発明の第3実施形態を説明する。図13は、本発明の第3実施形態に係る光音響画像生成装置の一部を示す。本実施形態に係る光音響画像生成装置(超音波ユニット)は、図2に示す第1実施形態で説明した超音波ユニットの構成に加えて、係数決定部33を有する。係数決定部33は、光音響波の検出信号と反射音響波の検出信号とを比較し、ゲイン計算部32で用いられる変換係数を決定する。その他の点は、第1実施形態又は第2実施形態と同様でよい。
係数決定部33は、光音響画像再構成部241にて再構成された光音響信号と、超音波画像再構成部251にて再構成された超音波信号とを受信する。係数決定部33は、ある音線(ライン)について光音響信号を深さ方向に積分する。同様に、係数決定部33は、ある音線について超音波信号を深さ方向に積分する。積分する範囲は、深さ方向の全範囲である必要はない。被検体の深部において発生した光音響波の検出信号は弱いため、係数決定部33は、被検体の表面側から一定の範囲で積分すればよい。
係数決定部33は、深さ方向に積分された光音響信号と深さ方向に積分された超音波信号との比を計算する。係数決定部33は、計算された比を、第2のゲイン定義情報を計算する際に用いられる変換係数として決定する。係数決定部33は、複数の音線のそれぞれで光音響信号及び超音波信号を積分し、それらの合計又は平均に基づいて変換係数を決定することとしてもよい。係数決定部33は、決定した変換係数を、ゲイン計算部32に通知する。ゲイン計算部32は、第1のゲイン定義情報におけるゲインに、通知された変換係数を乗じたゲインを、第2のゲイン定義情報におけるゲインとして決定する。係数決定部33は、1つのICとして構成されていてもよいし、他の構成要素のICの中の一部として構成されていてもよい。
係数決定部33は、深さ方向を複数のブロックに分け、それらのそれぞれで光音響信号及び超音波信号を積分してもよい。その場合、ブロックごとに積分された光音響信号と積分された超音波信号との比を計算し、ブロックごとに変換係数を決定してもよい。つまり、係数決定部33は、複数の深さ方向の位置の範囲のそれぞれで、光音響波の検出信号と反射音響波の検出信号とを比較し、複数の深さ方向の位置の範囲のそれぞれに対して変換係数を決定してもよい。その場合、ゲイン計算部32は、第1のゲイン定義情報における深さ方向の各位置のゲインに、各位置が属する深さ方向の位置の範囲に対して決定された変換係数を乗じることで第2のゲイン定義情報を計算してもよい。
係数決定部33が受信する光音響信号及び超音波信号は再構成されたものには限定されない。例えば、検波・対数変換部242が出力する検波・対数変換された光音響信号と、検波・対数変換部252が出力する検波・対数変換された超音波信号とを受信することとしてもよい。あるいは、第2の増幅部243がSTC処理を実施しない状態で光音響画像構築部244が生成した光音響画像と、第1の増幅部253がSTC処理を実施しない状態で超音波画像構築部254が生成した超音波画像とを受信してもよい。
本実施形態では、係数決定部33は、光音響信号と反射超音波信号とに基づいて変換係数を決定する。このようにすることで、被検体に応じて変換係数を変更でき、一定の変換係数を用いる場合に比べて、被検体依存性をなくし、光音響画像に対して、より適切なSTC処理のゲインを設定できる。その他の効果は、第1実施形態又は第2実施形態と同様である。
なお、前述のように、反射超音波の減衰及び光音響波の減衰は、周波数にも比例する。例えば、プローブ帯域5MHz〜10MHzのプローブ11を使用することを考える。この帯域は、光音響計測に使用可能な浅部向けのプローブの典型的な帯域である。そのような帯域のプローブを使用した場合に、光音響波と反射超音波とで、受信周波数が異なる場合がある。例えば、光音響波の感度を重視して、光音響波の受信周波数を5MHzとし、かつ、反射超音波の受信周波数を10MHzとする場合がある。
図14は、音響波の減衰を示すグラフである。図14に示すグラフにおいて、横軸は深さ方向の位置を表し、縦軸は音響波の減衰を表す。音響波が通る部分の減衰率は0.5[bB/cm/MHz]であるとした。図14において、グラフBは反射超音波の減衰特性を示し、グラフPAは光音響波の減衰特性を示す。光音響波の受信周波数は5MHzであり、反射超音波の受信周波数は10MHzである。
反射超音波の減衰は、反射超音波の伝播距離は光音響波の伝播距離の2倍であることから、受信周波数が同一であると仮定した場合、光音響波の減衰の2倍となる(図4も参照)。反射超音波の受信周波数が光音響波の受信周波数の2倍である場合、反射超音波の減衰は更に2倍となり、図14に示すように、反射超音波の減衰は、受信周波数が1/2の光音響波の減衰の4倍となる。
ゲイン計算部32は、第1のゲイン定義情報に基づいて第2のゲイン定義情報を計算する場合に、変換係数を、光音響波の受信周波数及び反射超音波の受信周波数に基づいて決定してもよい。例えば上記の場合、受信周波数10MHzの反射超音波の減衰は受信周波数5MHzの光音響波の減衰の4倍になるため、変換係数を0.25に決定する。ゲイン計算部32は、第1のゲイン定義情報における深さ方向の各位置のゲインに変換係数0.25を乗じたゲインを、第2のゲイン定義情報で定義されるゲインとして計算する。このようにすることで、反射超音波の受信周波数が10MHzで光音響波の受信周波数が5MHzである場合に、超音波画像において深部の観察が可能となるようにSTC処理のゲイン調整を行うことで、光音響画像についても深部の観察が可能になる。
上記とは逆に、反射超音波の感度を重視して、反射超音波の受信周波数を5MHzとし、かつ、光音響波の受信周波数を10MHzとする場合も考えられる。その場合、光音響波の減衰は、受信周波数が半分の反射音響波の減衰と同じになる。そのような場合、ゲイン計算部32は、変換係数を1に決定すればよい。
なお、上記各実施形態では、第1の増幅部253が超音波画像生成部25の一部であり、第1の増幅部253が超音波画像信号を増幅することでSTC処理を実施する例について説明したが、これには限定されない。例えば、超音波画像生成部25の前段に第1の増幅部253を配置し、超音波画像生成部25に入力する反射超音波信号を、深さ位置に応じたゲインで増幅してもよい。第2の増幅部243についても同様に、光音響画像生成部24の前段に第2の増幅部243を配置し、光音響画像生成部24に入力する光音響信号を、深さ位置に応じたゲインで増幅してもよい。第1の増幅部253及び第2の増幅部243を省略し、受信回路21の可変ゲインアンプ212において、反射超音波の検出時は第1のゲイン定義情報に基づいて反射超音波の検出信号を増幅し、光音響波の検出時は第2のゲイン定義情報に基づいて光音響波の検出信号を増幅することとしてもよい。
図7及び図11に示すフローチャートでは、超音波画像を先に生成し、光音響画像を後に生成しているが、超音波画像の生成と光音響画像の生成は、どちらが先でもよい。また、図7のステップS21のゲイン操作部30の操作は任意のタイミングで実施することができる。例えばステップS19において超音波画像と光音響画像とを画像表示装置14に表示した後で実施してもよい。その場合には、新たに決定された第1のゲイン定義情報に従って増幅された超音波画像と、第2のゲイン定義情報に従って増幅された光音響画像とを、画像表示装置14に表示するとよい。超音波画像と光音響画像とは、必ずしも同一のフレームレートで生成する必要はなく、例えば複数の超音波画像を生成する間に1枚の光音響画像を生成するようにしてもよい。
図7及び図11に示すフローチャートでは、反射超音波の検出と光音響波の検出とを行っているが、これらの検出は必ずしも実施されなくてもよい。例えば、図示しない記憶装置に、過去に検出された光音響波の検出信号及び反射超音波の検出信号、又は過去に生成された光音響画像及び超音波画像を記憶しておき、その記憶装置から光音響波の検出信号及び反射超音波の検出信号、又は光音響画像及び超音波画像を読み出してもよい。記憶装置は、超音波ユニット12から読み出し可能に構成されていればよく、例えば記憶装置と超音波ユニット12とがインターネットなどのネットワークを介して接続されていてもよい。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて説明したが、本発明の光音響画像生成装置、システム、及び方法は、上記実施形態にのみ限定されるものではなく、上記実施形態の構成から種々の修正及び変更を施したものも、本発明の範囲に含まれる。
10:光音響画像生成システム
11:プローブ
12:超音波ユニット
13:レーザユニット
14:画像表示装置
21:受信回路
22:AD変換器
23:受信メモリ
24:光音響画像生成部
25:超音波画像生成部
26:画像合成部
28:制御部
29:送信制御回路
30:ゲイン操作部
31:ゲイン決定部
32:ゲイン計算部
33:係数決定部
21:低ノイズアンプ
212:可変ゲインアンプ
213:ローパスフィルタ
241:光音響画像再構成部
242:検波・対数変換部
243:第2の増幅部
244:光音響画像構築部
251:超音波画像再構成部
252:対数変換部
253:第1の増幅部
254:超音波画像構築部
T1〜T6:つまみ

Claims (13)

  1. 被検体内に送信された音響波に対する反射音響波の検出信号に基づいて反射音響波画像を生成する反射音響波画像生成部と、
    光源から出射した光を前記被検体内の光吸収体が吸収することに起因して発生した光音響波の検出信号に基づいて光音響画像を生成する光音響画像生成部と、
    前記反射音響波画像生成部に入力される反射音響波の検出信号、及び前記反射音響波画像の信号値の少なくとも一方を、複数の深さ方向の位置のそれぞれと各位置におけるゲインとの対応関係を定義する第1のゲイン定義情報に従って、深さ方向の位置に応じたゲインで増幅する第1の増幅部と、
    前記光音響画像生成部に入力される光音響波の検出信号、及び前記光音響画像の信号値の少なくとも一方を、複数の深さ方向の位置のそれぞれと各位置におけるゲインとの対応関係を定義する第2のゲイン定義情報に従って、深さ方向の位置に応じたゲインで増幅する第2の増幅部と、
    前記第1のゲイン定義情報に基づいて前記第2のゲイン定義情報を計算するゲイン計算部とを備える光音響画像生成装置。
  2. 前記第1のゲイン定義情報を決定するゲイン決定部を更に有する請求項1に記載の光音響画像生成装置。
  3. ユーザ操作に応じて前記第1のゲイン定義情報を変化させるためのゲイン操作部を更に有し、前記ゲイン決定部は、前記ゲイン操作部の操作に応じて前記第1のゲイン定義情報を決定する請求項2に記載の光音響画像生成装置。
  4. 前記ゲイン操作部は前記第1のゲイン定義情報における前記深さ方向の各位置に対応した複数のゲイン変更用のつまみを有し、前記ゲイン決定部は各つまみの操作量に応じて前記深さ方向の各位置におけるゲインを決定する請求項3に記載の光音響画像生成装置。
  5. 前記ゲイン決定部は、前記第1のゲイン定義情報を複数記憶しており、該複数の第1のゲイン定義情報の中から、ユーザ操作に従って、前記第1の増幅部で用いられる第1のゲイン定義情報を選択する請求項2に記載の光音響画像生成装置。
  6. 前記ゲイン決定部は、前記反射音響波の検出信号に基づいて前記第1のゲイン定義情報を決定する請求項2に記載の光音響画像生成装置。
  7. 前記ゲイン計算部は、前記第1のゲイン定義情報における深さ方向の各位置のゲインに変換係数を乗じたゲインを、前記第2のゲイン定義情報で定義されるゲインとして計算する請求項1から6何れか1項に記載の光音響画像生成装置。
  8. 前記変換係数はあらかじめ設定されている請求項7に記載の光音響画像生成装置。
  9. 前記ゲイン計算部は、前記変換係数を前記光音響波の受信周波数及び前記反射音響波の受信周波数に基づいて決定する請求項7に記載の光音響画像生成装置。
  10. 前記光音響波の検出信号と前記反射音響波の検出信号とを比較し、前記変換係数を決定する係数決定部を更に有する請求項7に記載の光音響画像生成装置。
  11. 前記係数決定部は、複数の深さ方向の位置の範囲のそれぞれで、前記光音響波の検出信号と前記反射音響波の検出信号とを比較し、複数の深さ方向の位置の範囲のそれぞれに対して前記変換係数を決定し、
    前記ゲイン計算部は、前記第1のゲイン定義情報における深さ方向の各位置のゲインに、各位置が属する深さ方向の位置の範囲に対して決定された前記変換係数を乗じる請求項10に記載の光音響画像生成装置。
  12. 光源と、
    被検体内に音響波を送信する音響波送信部と、
    前記光源から出射した光を前記被検体内の光吸収体が吸収することに起因して発生した光音響波、及び前記音響波送信部から送信された音響波に対する反射音響波を検出する音響波受信部と、
    前記反射音響波の検出信号に基づいて反射音響波画像を生成する反射音響波画像生成部と、
    前記光音響波の検出信号に基づいて光音響画像を生成する光音響画像生成部と、
    前記反射音響波画像生成部に入力される反射音響波の検出信号、及び前記反射音響波画像の信号値の少なくとも一方を、複数の深さ方向の位置のそれぞれと各位置におけるゲインとの対応関係を定義する第1のゲイン定義情報に従って、深さ方向の位置に応じたゲインで増幅する第1の増幅部と、
    前記光音響画像生成部に入力される光音響波の検出信号、及び前記光音響画像の信号値の少なくとも一方を、複数の深さ方向の位置のそれぞれと各位置におけるゲインとの対応関係を定義する第2のゲイン定義情報に従って、深さ方向の位置に応じたゲインで増幅する第2の増幅部と、
    前記第1のゲイン定義情報に基づいて前記第2のゲイン定義情報を計算するゲイン計算部とを備える光音響画像生成システム。
  13. 被検体内に送信された音響波に対する反射音響波の検出信号に基づいて反射音響波画像を生成するステップと、
    光源から出射した光を前記被検体内の光吸収体が吸収することに起因して発生した光音響波の検出信号に基づいて光音響画像を生成するステップと、
    前記反射音響波画像の生成に用いられる反射音響波の検出信号、及び前記反射音響波画像の信号値の少なくとも一方を、複数の深さ方向の位置のそれぞれと各位置におけるゲインとの対応関係を定義する第1のゲイン定義情報に従って、深さ方向の位置に応じたゲインで増幅するステップと、
    前記光音響画像の生成に用いられる光音響波の検出信号、及び前記光音響画像の信号値の少なくとも一方を、複数の深さ方向の位置のそれぞれと各位置におけるゲインとの対応関係を定義する第2のゲイン定義情報に従って、深さ方向の位置に応じたゲインで増幅するステップと、
    前記第1のゲイン定義情報に基づいて前記第2のゲイン定義情報を計算するステップとを有する光音響画像生成方法。
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