JP2017129544A - 基板検査装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの利便性が低下するのを防止することができる基板検査装置を提供する。
【解決手段】システムレベルテスト回路19を用いてDUT36の電気的特性の検査を実行するための検査プログラム24は、ユーザが作成するインターフェースモジュール28を有し、インターフェースモジュール28は、DUT36の電気的特性の検査を実行する際にシステムレベルテスト回路19を制御する。
【選択図】図4

Description

本発明は、基板に形成された半導体デバイスを当該基板から切り出すことなく検査する基板検査装置及びプログラムに関する。
基板としての半導体ウエハ(以下、単に「ウエハ」という。)に形成された半導体デバイス、例えば、パワーデバイスやメモリの電気的特性を検査する基板検査装置としてプローバが知られている。
プローバは、多数のピン状のプローブを有するプローブカードと、ウエハを載置して上下左右に自在に移動するステージとを備え、プローブカードの各プローブを半導体デバイスが有する電極パッドや半田バンプに接触させて半導体デバイスの電気的特性を検査する(例えば、特許文献1参照。)。半導体デバイスの電気的な特性や機能の良否はプローバに接続されたICテスタが判定する。また、半導体デバイスの電気的特性の検査において、ICテスタが行う半導体デバイスの電源制御や電気的特性の測定を実行するためのプログラムはユーザが作成するが、ICテスタ自身を制御するためのプログラムはプローバの製造業者(ベンダー)が作成している。
ところで、ICテスタの回路構成は製品化された半導体デバイスが実装される回路構成、例えば、マザーボードや機能拡張カードの回路構成と異なるため、ICテスタは半導体デバイスが実装された状態での電気的な特性や機能の良否を判定することができず、結果として、ICテスタでは検知されなかった半導体デバイスの不具合が、半導体デバイスを機能拡張カード等に実装した場合に発見されるという問題がある。特に、近年、マザーボードや機能拡張カードが行う処理の複雑化、高速化に伴い、マザーボードや機能拡張カードの回路構成も複雑化してICテスタの回路構成との差異が大きくなっているため、上述した問題が顕著化している。
そこで、半導体デバイスの品質を保証するために、ICテスタに代えて、プローブカードへ半導体デバイスが実装される回路構成、例えば、機能拡張カードの回路構成を再現する検査回路を設け、当該プローブカードを用いて半導体デバイスを機能拡張カードに実装した状態を模した状態で、半導体デバイスをウエハから切り出すことなく半導体デバイスの電気的特性を測定する技術が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。なお、このような実装状態を模した状態での検査をウエハレベルシステムレベルテストという。
特開平7―297242号公報 特開2015−84398号公報
しかしながら、半導体デバイスが複数種の機能拡張カードに実装される可能性がある場合、ウエハレベルシステムレベルテストを行うプローバでは各機能拡張カードに対応する複数種の検査回路を用いて半導体デバイスの電気的特性の検査を行う。複数種の検査回路を用いる場合、ユーザは各検査回路について検査を行うために検査回路の交換を行う必要があるが、各検査回路を制御するためのプログラムはベンダーが作成する。したがって、ユーザが検査回路の交換を行う度にベンダーへプログラムの作成を依頼する必要があり、ユーザの利便性が低下するという問題がある。
本発明の目的は、ユーザの利便性が低下するのを防止することができる基板検査装置及びプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の基板検査装置は、基板に形成された半導体デバイスの各電極へ接触するプローブを有するプローブカードを備える基板検査装置であって、前記半導体デバイスが実装される回路を模した疑似回路と、前記疑似回路を用いて前記半導体デバイスの電気的特性の検査を実行するためのプログラムを少なくとも一時的に格納する格納部と、前記プログラムに従って前記半導体デバイスの電気的特性の検査を実行する制御部とを備え、前記プログラムはユーザが作成するユーザ作成モジュールを有し、前記ユーザ作成モジュールは、前記半導体デバイスの電気的特性の検査を実行する際に前記疑似回路を制御することを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明のプログラムは、基板に形成された半導体デバイスの各電極へ接触するプローブを有するプローブカードと、前記半導体デバイスが実装される回路を模した疑似回路とを備える基板検査装置において、前記疑似回路を用いて前記半導体デバイスの電気的特性の検査を実行するためのプログラムであって、ユーザが作成するユーザ作成モジュールを有し、前記ユーザ作成モジュールは、前記半導体デバイスの電気的特性の検査を実行する際に前記疑似回路を制御することを特徴とする。
本発明によれば、半導体デバイスが実装される回路を模した疑似回路を用いて半導体デバイスの電気的特性の検査を実行するためのプログラムは、ユーザが作成するユーザ作成モジュールを有し、ユーザ作成モジュールは、半導体デバイスの電気的特性の検査を実行する際に疑似回路を制御する。すなわち、疑似回路を制御するためのプログラムのモジュールをユーザが作成することができる。これにより、例えば、疑似回路の交換に応じて必要となる交換後の疑似回路を制御するためのプログラムの作成をベンダーに依頼する必要を無くすことができ、もって、ユーザの利便性が低下するのを防止することができる。
本発明の実施の形態に係る基板検査装置としてのプローバの構成を概略的に説明するための斜視図である。 本発明の実施の形態に係る基板検査装置としてのプローバの構成を概略的に説明するための正面図である。 図2におけるプローブカードが有する各プローブを説明するための拡大側面図である。 DUTの電気的特性の検査を実行するためのプログラムのモジュール構成を示す図である。 図4におけるマルチ制御モジュール等が実行するDUTの電気的特性の測定処理を示すフローチャートである。 図1のプローバにおけるプラットフォームの構成を概略的に示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施の形態に係る基板検査装置としてのプローバの構成を概略的に説明するための斜視図であり、図2は、同正面図である。図2は部分的に断面図として描かれ、後述する本体12、ローダ13及びテストボックス14に内蔵される構成要素が示される。
図1及び図2において、プローバ10は、ウエハWを載置するステージ11を内蔵する本体12と、該本体12に隣接して配置されるローダ13と、本体12を覆うように配置されるテストボックス14とを備え、ウエハWに形成された半導体デバイス(DUT(Device Under Test))の電気的特性の検査を行う。本体12は内部が空洞の筐体形状を呈し、当該内部には上述したステージ11の他に、該ステージ11に対向するようにプローブカード15が配置され、プローブカード15はウエハWと対向する。プローブカード15におけるウエハWと対向する下面にはウエハWのDUTの電極パッドや半田バンプに対応して多数の針状のプローブ16が配置される。
ウエハWはステージ11に対する相対位置がずれないように該ステージ11へ固定され、ステージ11は水平方向及び上下方向に関して移動可能であり、プローブカード15及びウエハWの相対位置を調整してDUTの電極パッドや半田バンプを各プローブ16へ接触させる。テストボックス14は、本体12を覆う際、フレキシブルな配線17を介してプローブカード15と電気的に接続される。ローダ13は、搬送容器であるFOUP(図示しない)からDUTが形成されたウエハWを取り出して本体12の内部のステージ11へ載置し、また、DUTの電気的特性の検査が終了したウエハWをステージ11から除去してFOUPへ収容する。
プローブカード15は、ウエハWから切り出されて製品化されたDUTが実装される回路構成、例えば、DRAMの回路構成を再現するカード側検査回路18(疑似回路)を有し、該カード側検査回路18は各プローブ16へ接続される。プローブカード15の各プローブ16は、図3に示すように、電源ピン16aと信号ピン16bとを含み、各プローブ16がウエハWのDUTの電極パッドや半田バンプに接触する際、電源ピン16aはDUTの電源へ電力を供給し、信号ピン16bはDUTからの信号をカード側検査回路18へ伝達する。
テストボックス14は、検査制御ユニットや記録ユニット(いずれも図示しない)と、DRAMが実装される回路構成、例えば、マザーボードの回路構成の一部を再現するボックス側検査回路19(疑似回路)と、SSD(Solid State Drive)等からなるハードディスク20を搭載するボード21とを有する。配線17はプローブカード15のカード側検査回路18から電気信号をボックス側検査回路19へ伝達する。ローダ13は、コントローラ(制御部)、ROMやRAMからなるメモリ(格納部)、及び簡素な測定モジュール(いずれも図示しない)からなるベースユニット22を内蔵する。ベースユニット22は配線23によってボックス側検査回路19へ接続され、コントローラは、メモリが少なくとも一時的に格納するDUTの電気的特性の検査を実行するためのプログラム(以下、単に「検査プログラム」という。)に従い、例えば、カード側検査回路18やボックス側検査回路19へDUTの電気的特性の検査開始を指示する。
ところで、DUTは複数種のDRAMに実装される可能性があり、また、各DRAMも複数種のマザーボードに実装される可能性がある。これに対応して、プローバ10では、プローブカード15のカード側検査回路18を取り替えることにより、複数種のDRAMの回路構成を再現することができ、さらに、テストボックス14が有するボックス側検査回路19を取り替えることにより、複数種のマザーボードの回路構成を再現することができる。なお、本実施の形態では、以下、カード側検査回路18をロードボード18と称し、ボックス側検査回路19をシステムレベルテスト回路19と称する。さらに、上述したように、プローバ10では、ボックス側検査回路19が各マザーボードの回路構成の一部を再現するが、ベースユニット22は各マザーボードに共通する回路構成を再現する。すなわち、ボックス側検査回路19及びベースユニット22が協働して各マザーボードについて全体の回路構成を再現する。
プローバ10では、DUTの電気的特性の検査を実行する際、例えば、システムレベルテスト回路19がロードボード18へデータを送信する。さらに、ベースユニット22(のコントローラ)は、送信されたデータがDUTへ各プローブ16を介して接続されたロードボード18によって正しく処理されたか否かをロードボード18からの電気信号に基づいて判定する。また、プローバ10では、ロードボード18、システムレベルテスト回路19及びベースユニット22のうち、DUTが接続されるロードボード18が物理的にDUTへ最も近くに配置される。これにより、電気的特性の検査時において、DUT及びロードボード18の間の配線の長さの影響、例えば、配線容量の変化の影響を極力抑えることができ、DRAMやマザーボードを有する実機としてのコンピュータにおける配線環境に極めて近い配線環境でDUTの電気的特性の検査を行うことができる。
図4は、検査プログラムのモジュール構成を示す図である。
図4及び後述の図5では、ウエハWには4つのDUTが形成され、プローバ10には4つのDUTに対応して4つのシステムレベルテスト回路19がユーザによって用意され、1つの検査プログラムによって全てのDUTの電気的特性の検査が実行されることを前提とする。
図4において、検査プログラム24は、当該検査プログラム24を全体的に制御するメインプログラムモジュール25と、4つのDUTや4つのシステムレベルテスト回路19を統合的に制御するマルチ制御モジュール26と、4つのDUT及び4つのシステムレベルテスト回路19を個々に制御するハード制御モジュール27と、マルチ制御モジュール26及びハード制御モジュール27を連携させるためのインターフェースとして機能するインターフェースモジュール28(ユーザ作成モジュール)とを有する。
メインプログラムモジュール25は、各DUTや各システムレベルテスト回路19の電源制御、並びに各DUTの電気的特性の測定の開始を全体的に規定する。マルチ制御モジュール26は、メインプログラムモジュール25からの各種命令を受けて個々のDUTや個々のシステムレベルテスト回路19の電源制御や個々のDUTの電気的特性の測定の開始を規定する。ハード制御モジュール27は、個々のDUTや個々のシステムレベルテスト回路19の電源制御における具体的な処理、並びに、個々のDUTの電気的特性の測定における具体的な処理を規定する。例えば、ハード制御モジュール27では、交換されたシステムレベルテスト回路19を用いたDUTの電気的特性の測定における固有の判断基準、例えば、閾値等が定義される。インターフェースモジュール28は、いずれのDUTやいずれのシステムレベルテスト回路19の電源制御を実行するか、いずれのDUTの電気的特性の測定を開始するか、さらには、いずれのDUTを電気的特性の測定の対象から排除するかを規定する。本実施の形態では、ユーザがインターフェースモジュール28を、後述する各種命令を用いて任意に作成する。また、ユーザが、DUTの変更やシステムレベルテスト回路19の交換に応じてメインプログラムモジュール25及びハード制御モジュール27を任意に作成する。すなわち、プローバ10では、ユーザがメインプログラムモジュール25、ハード制御モジュール27及びインターフェースモジュール28を任意に作成することにより、個々のDUTや個々のシステムレベルテスト回路19の電源、並びに個々のDUTの電気的特性の測定を任意に制御することができる。なお、本実施の形態では、ベンダーがマルチ制御モジュール26を作成する。
図5は、図4におけるマルチ制御モジュール26等が実行するDUTの電気的特性の測定処理を示すフローチャートである。
図5の処理は、メインプログラムモジュール25から、各DUTの電気的特性の測定を開始することを示す全体測定開始命令を受けてマルチ制御モジュール26、インターフェースモジュール28及びハード制御モジュール27が実行する。
図5において、まず、DUTの追い番を示すカウント値Nを1にセットし(ステップS51)、カウント値NのDUTが電気的特性の測定の対象か否かを判別する(ステップS52)。なお、本実施の形態では、ユーザが、インターフェースモジュール28において後述の個別測定開始命令を用い、カウント値NのDUTが電気的特性の測定の対象か否かを予め規定する。
ステップS52の判別の結果、カウント値NのDUTが電気的特性の測定の対象でない場合、ステップS55に進む。電気的特性の測定の対象である場合、インターフェースモジュール28を呼び出す(ステップS53)。本実施の形態では、インターフェースモジュール28は当該カウント値NのDUTの電気的特性の測定における具体的な処理を記述する。また、当該DUTの電気的特性の測定を単独で実行(単独処理)するか、若しくは、当該DUTの電気的特性の測定を他のDUTの電気的特性の測定と一括して実行(一括処理)するかはインターフェースモジュール28及びハード制御モジュール27によって規定される。例えば、インターフェースモジュール28は、ハード制御モジュール27に応じて単独処理を実行するか、若しくは一括処理を実行するかを判定し(ステップS54)、その後、単独処理又は一括処理を実行する。なお、マルチ制御モジュール26は、単独処理又は一括処理が実行される際、インターフェースモジュール28に応じて、ハード制御モジュール27へ各DUTの電気的特性の測定を開始することを示す個別測定開始命令を個別に、若しくは一括してハード制御モジュール27に伝達する。
次いで、カウント値Nに1を加算し(ステップS55)、加算されたカウント値Nが、ウエハWに形成されたDUTの数である最大N(本実施の形態では4)に達したか否かをマルチ制御モジュール26が判別する(ステップS56)。ステップS56の判別の結果、加算されたカウント値Nが最大Nに達していない場合、ステップS52に戻り、最大Nに達している場合、本処理を終了する。これにより、本実施の形態では、ウエハWに形成された全てのDUTについて、個別に又は一括して電気的特性の測定を実行する。
上述した図5では、DUTの電気的特性の測定処理について説明したが、各DUTや各システムレベルテスト回路19についてそれらの電源をオンするか又は当該電源をオフするかを示す全体電源制御命令や、各DUTについて電気的特性の測定を実行するか否かを判定することを示す全体排除命令を受けた場合もマルチ制御モジュール26、インターフェースモジュール28及びハード制御モジュール27は図5と同様の処理を実行する。
例えば、マルチ制御モジュール26は、メインプログラムモジュール25から全体電源制御命令を受けた場合、インターフェースモジュール28に応じて、各DUTや各システムレベルテスト回路19の各々に関し、当該DUTや当該システムレベルテスト回路19だけの電源をオン又はオフすることを示す個別電源制御命令をハード制御モジュール27へ伝達する。なお、マルチ制御モジュール26は、インターフェースモジュール28に応じて、全てのDUTや全てのシステムレベルテスト回路19の個別電源制御命令を一括してハード制御モジュール27へ伝達することもある。また、例えば、マルチ制御モジュール26は、メインプログラムモジュール25から全体排除命令を受けた場合、インターフェースモジュール28に応じて、特定のDUTに関しては当該DUTを電気的特性の測定の対象から排除する個別排除命令をハード制御モジュール27へ伝達する。なお、マルチ制御モジュール26は、インターフェースモジュール28に応じて、全てのDUTに関し、個別排除命令を一括してハード制御モジュール27へ伝達することもある。
図6は、図1のプローバにおけるプラットフォームの構成を概略的に示すブロック図である。
図6において、プローバ10は、ウエハレベルシステムレベルテストプラットフォーム29と、システムレベルテスト電源モジュール30と、ユーザカスタムモジュール31とを有する。ウエハレベルシステムレベルテストプラットフォーム29は、DUTの電気的特性の測定における主制御部であるテスターコントローラ32と、DIO(Data Input Output)モジュール33と、コントロールボード34とを有する。ユーザカスタムモジュール31は、ロードボード18と、ウエハレベルシステムレベルテスト(SLT)回路19と、パワーコントローラ35とを有する。なお、図6では、ユーザカスタムモジュール31が3つのシステムレベルテスト回路19を有し、ロードボード18には3つのDUT36が各プローブ16を介して電気的に接続され、各DUT36はロードボード18に配置されたDUTコントローラ37によって制御される。また、ユーザカスタムモジュール31における各システムレベルテスト回路19やロードボード18はユーザが取り替えることができる。
プローバ10において、各システムレベルテスト回路19や各DUT36の電源制御を実行する際、テスターコントローラ32はDIOモジュール33やコントロールボード34を制御する。具体的に、テスターコントローラ32はコントロールボード34を介してパワーコントローラ35を制御し、各システムレベルテスト回路19や各DUT36へ電力を供給する。また、テスターコントローラ32はDIOモジュール33、さらにはDUTコントローラ37を介して各DUT36の電源を制御する。特に、過電流等によって或るDUT36の電気的特性の測定が中断した場合、テスターコントローラ32はパワーコントローラ35を制御して当該DUT36及び当該DUT36に対応するシステムレベルテスト回路19への電力の供給を停止する。なお、DUTコントローラ37は、電気的特性の測定が中断されたDUT36の制御を停止する。
また、プローバ10において、各DUT36の電気的特性の測定を実行する際、テスターコントローラ32は各システムレベルテスト回路19を制御し、各システムレベルテスト回路19に対応する各DUT36の電気的特性の測定を実行する。このとき、テスターコントローラ32は各システムレベルテスト回路19へ各種命令を送信し、さらに、各システムレベルテスト回路19からの情報、例えば、電気的特性の測定の結果(例えば、測定の中断又は測定の成功)に関する情報を取得する。特に、或るDUT36の電気的特性の測定が中断した場合、テスターコントローラ32は当該DUT36及び対応するシステムレベルテスト回路19の間の通信を停止する。
ところで、上述したように、DUT36は複数種のDRAMに実装される可能性があり、さらに、各DRAMも複数種のマザーボードに実装される可能性があることを考慮し、プローバ10はユーザによってロードボード18やシステムレベルテスト回路19を交換可能に構成される。ロードボード18やシステムレベルテスト回路19の交換前後では、例えば、システムレベルテスト回路19の電源の数が変更され、また、DUT36の電気的特性の測定における固有の判断基準が変更されることがある。また、ウエハWに形成されるDUT36の数、言わば、ロードボード18に接続されるDUT36の数も変更されることがある。これに対応して、本実施の形態では、DUT36を制御するハード制御モジュール27や、ハード制御モジュール27のインターフェースとして機能するインターフェースモジュール28は、ユーザによって生成可能に構成される。さらに、本実施の形態では、ロードボード18の各DUT36や各システムレベルテスト回路19を制御するための各種命令が提供される。各種命令としては、電源制御や電気的特性の測定の対象となるDUT36を個別に指定する個別設定命令や上述した個別測定開始命令、個別電源制御命令及び個別排除命令が該当する。ユーザはこれらの各種命令を用いてインターフェースモジュール28を生成する。
例えば、ユーザは、インターフェースモジュール28において個別設定命令を用い、電源制御を行うDUT36を設定する。テスターコントローラ32は、個別設定命令に応じてコントロールボード34やDIOモジュール33を介してパワーコントローラ35にアクセスし、電源制御を行うDUT36を設定する。また、ユーザは、インターフェースモジュール28において個別電源制御命令を用い、電源をオン又はオフするDUT36やシステムレベルテスト回路19を指定する。テスターコントローラ32は、個別電源制御命令に応じてコントロールボード34やDIOモジュール33を介してパワーコントローラ35にアクセスし、指定されたDUT36やシステムレベルテスト回路19の電源のオン又はオフを制御する。さらに、ユーザは、インターフェースモジュール28において個別測定開始命令を用い、電気的特性の測定を実行するDUT36及び該DUT36に対応するシステムレベルテスト回路19を指定する。テスターコントローラ32は、個別測定開始命令に応じてコントロールボード34やDIOモジュール33を介して指定されたシステムレベルテスト回路19やロードボード18にアクセスし、指定されたシステムレベルテスト回路19を用いて指定されたDUT36の電気的特性の測定を実行し、さらに、測定の結果を取得する。
また、本実施の形態では、メインプログラムモジュール25もユーザによって生成可能に構成される。ユーザは、測定対象となる各DUT36を設定する全体設定命令、並びに、上述した全体電源制御命令、全体測定開始命令や全体測定排除命を用いてメインプログラムモジュール25を生成する。
なお、ユーザは、上述したメインプログラムモジュール25、ハード制御モジュール27やインターフェースモジュール28をプローバ10では生成せず、自身が所有する機器、例えば、PCで生成する。
本実施の形態によれば、システムレベルテスト回路19を用いてDUT36の電気的特性の検査を実行するための検査プログラム24は、ユーザが作成するインターフェースモジュール28を有し、インターフェースモジュール28は、DUT36の電気的特性の検査を実行する際にシステムレベルテスト回路19を制御する。すなわち、システムレベルテスト回路19を制御するプログラム(インターフェースモジュール28)をユーザが作成することができる。これにより、例えば、システムレベルテスト回路19の交換に応じて必要となる交換後のシステムレベルテスト回路19を制御するためのプログラムの作成をベンダーに依頼する必要を無くすことができ、もって、ユーザの利便性が低下するのを防止することができる。
また、本実施の形態では、インターフェースモジュール28を作成するために提供される各種命令が、個別電源制御命令や個別測定開始命令だけでなく個別設定命令や個別排除命令を含むので、ウエハWに複数のDUT36が形成されていても、1つの検査プログラム24によって各DUT36の検査の実行、不実行を制御することができる。すなわち、1つの検査プログラム24を実行するだけで複数のDUT36の電気的特性の検査を実現することができ、もって、当該検査の効率を向上することができる。
以上、本発明について、上記実施の形態を用いて説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
上記実施の形態では、マルチ制御モジュール26及びハード制御モジュール27のインターフェースをプログラムであるインターフェースモジュール28で実現したが、当該インターフェースをハード回路によって実現してもよい。この場合、当該ハード回路はシステムレベルテスト回路19の交換に応じて交換可能に構成される。
また、システムレベルテスト回路19やベースユニット22はマザーボードの回路構成を再現し、ロードボード18はDRAMの回路構成を再現したが、システムレベルテスト回路19やベースユニット22が再現する回路構成は、マザーボードの回路構成に限られず、又、ロードボード18が再現する回路構成はDRAMの回路構成に限られない。すなわち、ロードボード18、システムレベルテスト回路19やベースユニット22が再現する回路構成は、DUT36が実装される回路構成であればよい。また、DUT36も特に構成が限定されることは無く、例えば、ロードボード18が再現する回路構成が拡張カードの回路構成である場合、DUT36はMPU(Main Processing Unit)であってもよく、システムレベルテスト回路19やベースユニット22が再現する回路構成が上述したようにマザーボードの回路構成である場合、半導体デバイスはAPU(Accelerated Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)であってもよく、ロードボード18、システムレベルテスト回路19及びベースユニット22が再現する回路構成がテレビの回路構成である場合、半導体デバイスはRFチューナーであってもよい。
また、本発明の目的は、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、ベースユニット22に供給し、該ベースユニット22のコントローラのCPUが記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施の形態の機能を実現することになり、プログラムコード及びそのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、RAM、NV−RAM、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD(DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW)等の光ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、他のROM等の上記プログラムコードを記憶できるものであればよい。或いは、上記プログラムコードは、インターネット、商用ネットワーク、若しくはローカルエリアネットワーク等に接続される不図示の他のコンピュータやデータベース等からダウンロードすることによってベースユニット22に供給されてもよい。
また、コントローラが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、CPU上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、ベースユニット22に接続された機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
上記プログラムコードの形態は、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラムコード、OSに供給されるスクリプトデータ等の形態から成ってもよい。
W ウエハ
10 プローバ
15 プローブカード
16 プローブ
18 ロードボード
19 システムレベルテスト回路
24 検査プログラム
28 インターフェースモジュール
36 DUT


Claims (5)

  1. 基板に形成された半導体デバイスの各電極へ接触するプローブを有するプローブカードを備える基板検査装置であって、
    前記半導体デバイスが実装される回路を模した疑似回路と、
    前記疑似回路を用いて前記半導体デバイスの電気的特性の検査を実行するためのプログラムを少なくとも一時的に格納する格納部と、
    前記プログラムに従って前記半導体デバイスの電気的特性の検査を実行する制御部とを備え、
    前記プログラムはユーザが作成するユーザ作成モジュールを有し、
    前記ユーザ作成モジュールは、前記半導体デバイスの電気的特性の検査を実行する際に前記疑似回路を制御することを特徴とする基板検査装置。
  2. 前記基板には複数の前記半導体デバイスが形成され、
    前記制御部は、前記複数の半導体デバイスの電気的特性の検査を一括して実行することを特徴とする請求項1記載の基板検査装置。
  3. 前記ユーザ作成モジュールを作成するための複数の命令が提供され、
    前記複数の命令は、前記半導体デバイスの電源のオン及びオフに係る命令、並びに前記電気的特性の検査の開始に係る命令を含むことを特徴とする請求項1又は2記載の基板検査装置。
  4. 前記複数の命令は、前記検査を実行する半導体デバイスを特定する命令及び前記検査から除外する半導体デバイスを特定する命令を含むことを特徴とする請求項3記載の基板検査装置。
  5. 基板に形成された半導体デバイスの各電極へ接触するプローブを有するプローブカードと、前記半導体デバイスが実装される回路を模した疑似回路とを備える基板検査装置において、前記疑似回路を用いて前記半導体デバイスの電気的特性の検査を実行するためのプログラムであって、
    ユーザが作成するユーザ作成モジュールを有し、
    前記ユーザ作成モジュールは、前記半導体デバイスの電気的特性の検査を実行する際に前記疑似回路を制御することを特徴とするプログラム。
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