JP2017129327A - 貯湯式給湯システム - Google Patents

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Hiromasa Kuroyanagi
洋真 黒柳
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一樹 池田
圭 ▲柳▼本
圭 ▲柳▼本
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史人 竹内
Norito Takeuchi
史人 竹内
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Abstract

【課題】沸き上げ温度を低くすることで配管の劣化を抑制することと、貯湯タンクの湯切れを確実に回避することとを両立可能な貯湯式給湯システムを提供する。【解決手段】一日の目標熱量である沸き上げ目標熱量Qoと夜間率とに基づいて、夜間目標熱量Qo_nightを計算する(ステップS7)。夜間目標熱量Qo_nightを貯湯タンクに蓄積する場合に要求される第一要求温度Tp_nightを計算する(ステップS8)。湯切れ防止目標熱量Q_con_maxを貯湯タンクに蓄積する場合に要求される第二要求温度Tp_lowを計算する(ステップS9)。第一上限温度と、第一上限温度より高い温度である第二上限温度と、第一要求温度Tp_nightと、第二要求温度Tp_lowとを比較することで、夜間時間帯に沸き上げ運転を行うときの沸き上げ温度の目標値である夜間沸き上げ目標温度Tpを決定する(ステップS10〜S16)。【選択図】図2

Description

本発明は、貯湯式給湯システムに関する。
貯湯式給湯システムにおいて、所定期間内に使用した熱量に基づいて沸き上げ目標熱量を算出し、この沸き上げ目標熱量に基づいて沸き上げ目標温度を算出し、この沸き上げ目標温度で、電気料金単価の割安な夜間時間帯に満タン、または沸き上げ目標熱量まで、沸き上げるようにしているものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−168524号公報
ヒートポンプユニットに接続されるヒートポンプ配管を流れる湯の温度が高くなるほど、当該配管の劣化が促進することが知られている。
ヒートポンプ配管の保護のためには、ヒートポンプ配管内を流れる湯の温度を下げることが有効である。すなわち、沸き上げ目標温度を下げることが有効である。
しかしながら、上述した従来の貯湯式給湯システムでは、使用熱量に基づいて算出された沸き上げ目標熱量が大きい場合には、沸き上げ目標温度が高くなってしまう。
その一方で、沸き上げ目標温度を低下させると、夜間時間帯での沸き上げ量が不足し、昼間時間帯での給湯利用によって湯切れが生じる可能性がある。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、沸き上げ温度を低くすることで配管の劣化を抑制することと、貯湯タンクの湯切れを確実に回避することとを両立可能な貯湯式給湯システムを提供することを目的とする。
本発明に係る貯湯式給湯システムは、水を加熱する加熱手段と、加熱手段で加熱された湯を貯える貯湯タンクと、使用された熱量を学習する使用熱量学習手段と、使用熱量学習手段により学習された情報に基づいて、一日の目標熱量を計算する第一計算手段と、使用熱量学習手段により学習された情報に基づいて、貯湯タンクの湯切れを防止するために必要な熱量である湯切れ防止目標熱量を計算する第二計算手段と、一日の使用電力量に対する、夜間時間帯での使用電力量の割合の目標値である夜間率を記憶する夜間率記憶手段と、貯湯タンクに熱を蓄積する運転である沸き上げ運転のときに加熱手段から貯湯タンクへ供給される湯の温度である沸き上げ温度を制御可能な沸き上げ制御手段と、を備え、沸き上げ制御手段は、第一計算手段により計算された一日の目標熱量と夜間率とに基づいて夜間目標熱量を計算する手段と、夜間目標熱量を貯湯タンクに蓄積する場合に要求される沸き上げ温度である第一要求温度を計算する手段と、湯切れ防止目標熱量を貯湯タンクに蓄積する場合に要求される沸き上げ温度である第二要求温度を計算する手段と、第一上限温度と、第一上限温度より高い温度である第二上限温度と、第一要求温度と、第二要求温度とを比較することで、夜間時間帯に沸き上げ運転を行うときの沸き上げ温度の目標値である夜間沸き上げ目標温度を決定する手段と、を備えるものである。
本発明の貯湯式給湯システムによれば、沸き上げ温度を低くすることで配管の劣化を抑制することと、貯湯タンクの湯切れを確実に回避することとを両立することが可能となる。
実施の形態1の貯湯式給湯システムを示す図である。 実施の形態1の貯湯式給湯システムが実行する制御ルーチンのフローチャートである。 実施の形態1の貯湯式給湯システムが実行する制御ルーチンのフローチャートである。 実施の形態1及び2の貯湯式給湯システムが備える制御装置のハードウェア構成の例を示す図である。 実施の形態1及び2の貯湯式給湯システムが備える制御装置のハードウェア構成の他の例を示す図である。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。各図において共通する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を簡略化または省略する。なお、本開示における装置、器具、及び部品等の、個数、配置、向き、形状、及び大きさは、原則として、図面に示す個数、配置、向き、形状、及び大きさに限定されない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1の貯湯式給湯システムを示す図である。図1に示すように、本実施の形態の貯湯式給湯システム1は、ヒートポンプユニット2及び貯湯タンク10を備える。ヒートポンプユニット2は、水を加熱する加熱手段の例である。ヒートポンプユニット2内には、圧縮機、給湯用熱交換器、膨張弁、及び空気熱交換器が冷媒配管により順次接続されて構成されたヒートポンプ回路が備えられている。ヒートポンプユニット2及び貯湯タンク10は、ヒートポンプ配管3を介して接続されている。ヒートポンプ配管3は、貯湯タンク10の下部とヒートポンプユニット2とを接続している。また、ヒートポンプ配管3は、貯湯タンク10の上部とヒートポンプユニット2とを接続している。
貯湯タンク10内には、温度による水の密度の差により、上側が高温で下側が低温になる温度成層が形成される。ヒートポンプユニット2及び循環ポンプ4を作動させることで、貯湯タンク10に熱を蓄積する運転、すなわち沸き上げ運転を行うことができる。沸き上げ運転では、以下のようになる。ヒートポンプ配管3の途中に配置された循環ポンプ4により、貯湯タンク10の下部から取り出された水がヒートポンプ配管3を通ってヒートポンプユニット2内に導かれる。この水はヒートポンプユニット2内で沸き上げられて高温の湯になる。この高温の湯が、ヒートポンプ配管3を通って貯湯タンク10の上部に戻される。貯湯タンク10内に上部から高温の湯が蓄積し、下側の低温水との間の温度境界層が下方へ移動する。以下の説明では、沸き上げ運転のときにヒートポンプユニット2から貯湯タンク10の上部へ供給される湯の温度を「沸き上げ温度」と称する。
貯湯タンク10の外面には、上から順に第1〜第4の温度センサ5a〜5dが間隔をあけて設けられている。これらの温度センサ5a〜5dは、貯湯タンク10の上部からの内容積がそれぞれ所定の量、例えば、0L、50L、100L、150Lとなるような高さの位置に配置されている。貯湯タンク10の下部とヒートポンプユニット2とをつなぐヒートポンプ配管3の途中には、第5の温度センサ5eが設けられている。第1〜第5の温度センサ5a〜5eで検知される温度に基づいて、貯湯タンク10内の貯湯量及び蓄熱量を計算できる。ヒートポンプ配管3と貯湯タンク10の上部との接続部分には、沸き上げ温度センサ6が設けられている。この沸き上げ温度センサ6は、沸き上げ温度を検知する。
一般給湯側電動混合弁7は、貯湯タンク10の上部に接続された給湯管8からの高温湯と、水道管等の水源に接続された給水管9からの水とを混合し、その混合された湯水を、混合給湯管30を経由して蛇口等に供給する。
給水管9には、給水温度センサ23が設けられており、給水管9を流れる水の温度を検知することができる。混合給湯管30には、給湯用流量センサ19及び給湯用温度センサ20が設けられており、混合給湯管30を流れる湯の流量及び温度を検知することができる。
風呂給湯側電動混合弁11は、給湯管8からの高温湯と給水管9からの水とを混合し、その混合された湯水を、混合風呂管18及び風呂側循環回路12を経由して浴槽(図示省略)に供給することにより、湯張りを行う。浴槽内の湯量が適量となったところで混合風呂管18の途中に設けられた電磁弁13が閉じ、湯張りが完了する。
混合風呂管18には、風呂用流量センサ21及び風呂用温度センサ22が設けられており、混合風呂管18を流れる湯の流量及び温度を検知することができる。
風呂側循環回路12は、風呂循環ポンプ14により浴槽から浴槽水を引き込み、熱交換器15を経由して浴槽に戻る経路である。また、タンク側循環回路16は、貯湯タンク10の上部から貯湯タンク10内の湯をタンク循環ポンプ17で引き込み、熱交換器15を経由して貯湯タンク10の下部に繋がる経路である。浴槽内の湯の温度を昇温または保温するための浴槽加熱動作を行う場合には、風呂循環ポンプ14及びタンク循環ポンプ17が作動される。これにより、浴槽から風呂側循環回路12に引き込まれた浴槽水と、貯湯タンク10の上部からタンク側循環回路16に引き込まれた高温湯とが、熱交換器15において熱交換を行う。浴槽内の湯の温度が目標温度に達すると、風呂循環ポンプ14及びタンク循環ポンプ17が停止され、浴槽加熱動作が終了する。
本実施の形態の貯湯式給湯システム1は、制御装置24及びリモコン25を備える。上述したヒートポンプユニット2、循環ポンプ4、第1〜第5の温度センサ5a〜5e、沸き上げ温度センサ6、一般給湯側電動混合弁7、風呂給湯側電動混合弁11、電磁弁13、風呂循環ポンプ14、タンク循環ポンプ17、給湯用流量センサ19、給湯用温度センサ20、風呂用流量センサ21、風呂用温度センサ22及び給水温度センサ23は、制御装置24に対して、電気的に接続されている。制御装置24は、貯湯式給湯システム1の各部の動作を制御する。
リモコン25は、制御装置24に対し、双方向にデータ通信可能に接続される。リモコン25は、ユーザーインターフェースの例である。リモコン25は、例えば、浴室に設置される。浴室以外の場所、例えば台所等に設置される他のリモコン(図示省略)がさらに備えられてもよい。リモコン25は、例えば液晶表示装置、有機EL表示装置などからなる表示部と、ユーザーが操作するスイッチ等の操作部と、スピーカー、マイク等を備える。ユーザーは、リモコン25の操作部を操作することで、例えば運転動作指令、設定値の変更などの入力操作を行うことができる。リモコン25は、貯湯式給湯システム1の状態等の情報を表示部に表示することでユーザーに報知できる。また、リモコン25は、スピーカーから発する音声または音によってユーザーに情報を報知できる。
制御装置24は、沸き上げ制御部24a、使用熱量学習部24b、夜間率記憶部24c、第一計算部24d、及び第二計算部24eを備える。沸き上げ制御部24aは、沸き上げ運転を制御する。使用熱量学習部24bは、ユーザーにより使用された熱量の実績、すなわち貯湯式給湯システム1がユーザー側へ供給した熱量の実績、を学習する。夜間率記憶部24cは、夜間率の値を記憶する。夜間率とは、貯湯式給湯システム1が一日すなわち24時間で使用する電力量に対する、夜間時間帯での使用電力量の割合の目標値である。
夜間時間帯は、他の時間帯に比べて電気料金単価が割安になる時間帯である。夜間時間帯は、例えば、23時から翌朝の7時までの時間帯である。夜間時間帯は、例えば、深夜電力、時間帯別電灯契約等の電力会社との契約によって定められるものである。深夜電力とは、電力消費の少ない深夜から朝にかけての電気を使用することによって、電気料金が割安になる契約である。時間帯別電灯契約とは、電力を昼間と夜間の2つの時間帯に分けて、電気料金を計算する契約であり、昼間の電気料金は若干高くなるが、夜間の電気料金は大幅に割引されるものである。以下の説明では、一日のうちで夜間時間帯以外の時間帯を「昼間時間帯」と称する。
夜間率の値は、予め設定されていてもよい。ユーザー等がリモコン25を操作することで夜間率の値を変更可能にしてもよい。夜間時間帯の開始時刻及び終了時刻の情報を、ユーザー等がリモコン25を操作することで入力可能にしてもよい。制御装置24が外部機器(図示省略)と通信することで、当該外部機器から夜間時間帯の開始時刻及び終了時刻の情報を取得可能にしてもよい。
第一計算部24dは、一日の目標熱量である沸き上げ目標熱量Qoを計算する。第二計算部24eは、湯切れ防止目標熱量Q_con_maxを計算する。湯切れ防止目標熱量Q_con_maxは、貯湯タンク10の湯切れを防止するために必要な熱量である。
以下、実施の形態1の動作を、図2及び図3に基づいて、より詳細に説明する。図2及び図3は、実施の形態1の貯湯式給湯システム1が実行する制御ルーチンのフローチャートである。
図2のステップS1では、以下のようにする。使用熱量学習部24bは、給湯用流量センサ19、給湯用温度センサ20及び給水温度センサ23によって検知される流量及び温度に基づいて、給湯に使用された熱量を算出する。また、使用熱量学習部24bは、風呂用流量センサ21、風呂用温度センサ22及び給水温度センサ23によって検知される流量及び温度に基づいて、浴槽の湯張りに使用された熱量を算出する。使用熱量学習部24bは、その両者を合算することにより、貯湯タンク10から取り出されて使用された湯の熱量、すなわち使用熱量を算出する。使用熱量学習部24bは、一日の使用熱量の積算値を、Q_day1(一日前の使用熱量の積算値),Q_day2(二日前の使用熱量の積算値),・・・,Q_dayn(n日前の使用熱量の積算値)として、過去所定期間分(例えば過去二週間分)を記憶している。
なお、使用熱量学習部24bは、浴槽水の追い焚きが行われた場合に、浴槽水の湯量と、浴槽水の温度上昇値とに基づいて、追い焚きに使用された熱量を算出し、この算出した熱量を上記使用熱量に加算してもよい。追い焚きに使用された熱量は、浴槽水の量(例えば180L)×浴槽水の温度上昇値(例えば10℃)/換算係数、という計算式によって求めることができる。
ステップS1からステップS2へ移行する。ステップS2で、使用熱量学習部24bは、一日のうちで、時間的に集中して使用された最大の熱量、すなわち集中熱量Q_dayn_conを算出する。集中熱量Q_dayn_conは、例えば、浴槽の湯張りに使用される熱量に相当する。使用熱量学習部24bは、過去所定期間分(例えば過去二週間分)の集中熱量Q_dayn_conの値を記憶している。
ステップS2からステップS3へ移行する。ステップS3で、制御装置24は、夜間時間帯の開始時刻(例えば23時)になったかどうかを判断する。まだ夜間時間帯開始時刻になっていない場合には、上記ステップS1及びステップS2の処理が繰り返される。夜間時間帯開始時刻になった場合には、ステップS3からステップS4へ移行する。ステップS4で、使用熱量学習部24bは、過去所定期間分(例えば過去二週間分)の、一日毎の使用熱量の積算値Q_day1〜Q_daynに基づいて、一日の使用熱量の平均値Q_aveを算出する。
ステップS4からステップS5へ移行する。ステップS5で、第二計算部24eは、以下のようにして、湯切れ防止目標熱量Q_con_maxを算出する。使用熱量学習部24bにより学習された過去所定期間分(例えば過去二週間分)の毎日の集中熱量Q_dayn_conのうちの最大値を、湯切れ防止目標熱量Q_con_maxとして算出する。
ステップS5からステップS6へ移行する。ステップS6で、第一計算部24dは、ステップS5で算出されたQ_aveを用いて、下記式1により、沸き上げ目標熱量Qoを計算する。
Qo=Q_ave×放熱係数+起動熱量 ・・・式1
ここで、放熱係数とは、沸き上げた熱量に対し、浴槽の湯張りまたは入浴等によって湯が使用されるまでの間に貯湯タンク10からの放熱によって熱量が減少することを考慮して、予め設定されている値(例えば1.1)である。起動熱量とは、昼間時間帯の沸き上げ運転を開始する貯湯タンク10内の残湯量から演算されるタンク熱量条件(例えば3500kcal)である。
なお、第一計算部24dは、Q_aveに代えて、過去所定期間(例えば過去二週間)の、一日毎の使用熱量の最大値Q_max(すなわちQ_day1〜Q_daynのうちの最大値)に基づいて、沸き上げ目標熱量Qoを算出するようにしてもよい。
ステップS6からステップS7へ移行する。ステップS7で、沸き上げ制御部24aは、第一計算部24dにより計算された沸き上げ目標熱量Qoと、夜間率記憶部24cに記憶されている夜間率とに基づいて、下記式2により、夜間目標熱量Qo_nightを計算する。夜間率は、100%より低い値(例えば80%)に設定されている。夜間目標熱量Qo_nightは、夜間時間帯に貯湯タンク10に蓄積する熱量の目標値である。
Qo_night=Qo×夜間率 ・・・式2
ステップS7からステップS8へ移行する。ステップS8で、沸き上げ制御部24aは、ステップS7で算出された夜間目標熱量Qo_nightに基づいて、下記式3により、第一要求温度Tp_nightを計算する。第一要求温度Tp_nightは、夜間目標熱量Qo_nightを貯湯タンク10に蓄積する場合に要求される沸き上げ温度である。
Tp_night=Qo_night/(タンク容量−マージン)+給水温度 ・・・式3
ここで、タンク容量とは、貯湯タンク10の容量(例えば370L)である。マージンとは、貯湯タンク10内の一定量は、放熱して給湯に使用できないことを考慮した値(例えば60L)である。給水温度とは、給水温度センサ23によって検知される給水温度(例えば10℃)である。
ステップS8からステップS9へ移行する。ステップS9で、沸き上げ制御部24aは、ステップS5で算出された湯切れ防止目標熱量Q_con_maxに基づいて、下記式4により、第二要求温度Tp_lowを計算する。
Tp_low=Q_con_max/(タンク容量−マージン)+給水温度 ・・・式4
式4の「タンク容量」「マージン」「給水温度」は、式3の場合と同じである。第二要求温度Tp_lowは、湯切れ防止目標熱量Q_con_maxを貯湯タンク10に蓄積する場合に要求される沸き上げ温度である。
制御装置24は、沸き上げ温度の上限値として、異なる二つの上限値、すなわち第一上限温度及び第二上限温度を記憶している。第一上限温度は、ヒートポンプ配管3の保護を目的としたものである。第一上限温度は、第二上限温度に比べて温度が低い方の値である。第一上限温度は、例えば、80℃としてもよい。第二上限温度は、湯切れ防止を目的としたものである。第二上限温度は、第一上限温度に比べて温度が高い方の値である。第二上限温度は、例えば、90℃としてもよい。
ステップS9からステップS10へ移行する。ステップS10で、沸き上げ制御部24aは、ステップS9で算出された第二要求温度Tp_lowと、第一上限温度(例えば80℃)とを比較する。第二要求温度Tp_lowが第一上限温度(例えば80℃)以下である場合には、ステップS10からステップS11へ移行する。ステップS11で、沸き上げ制御部24aは、ステップS8で算出された第一要求温度Tp_nightと、ステップS9で算出された第二要求温度Tp_lowとを比較する。第一要求温度Tp_nightが第二要求温度Tp_lowより高い場合には、ステップS11からステップS12へ移行する。
ステップS12で、沸き上げ制御部24aは、第一要求温度Tp_nightと、第一上限温度(例えば80℃)とのうち、低い方の値を、夜間沸き上げ目標温度Tpとして決定する。夜間沸き上げ目標温度Tpは、夜間時間帯に沸き上げ運転を行うときの沸き上げ温度の目標値である。
第一要求温度Tp_nightが第二要求温度Tp_low以下である場合には、ステップS11からステップS13へ移行する。ステップS13で、沸き上げ制御部24aは、第二要求温度Tp_lowを夜間沸き上げ目標温度Tpとして決定する。
第二要求温度Tp_lowが第一上限温度(例えば80℃)より高い場合には、ステップS10からステップS14へ移行する。ステップS14で、沸き上げ制御部24aは、第二要求温度Tp_lowと、第二上限温度(例えば90℃)とを比較する。第二要求温度Tp_lowが第二上限温度(例えば90℃)より低い場合には、ステップS14からステップS15へ移行する。ステップS15で、沸き上げ制御部24aは、第二要求温度Tp_lowを夜間沸き上げ目標温度Tpとして決定する。
第二要求温度Tp_lowが第二上限温度(例えば90℃)以上の高い場合には、ステップS14からステップS16へ移行する。ステップS16で、沸き上げ制御部24aは、第二上限温度(例えば90℃)を夜間沸き上げ目標温度Tpとして決定する。
ステップS12,S13,S15,またはS16から、図3のステップS17へ移行する。ステップS17で、沸き上げ制御部24aは、第2〜第5の温度センサ5b〜5eで検知される温度に基づいて、貯湯タンク10内の現在の蓄熱量Qtを算出する。ステップS17からステップS18へ移行する。ステップS18で、沸き上げ制御部24aは、ステップS7で算出された夜間目標熱量Qo_nightと、ステップS17で算出された蓄熱量Qtとに基づいて、下記式5により、夜間時間帯の沸き上げ熱量Qnを算出する。
Qn=Qo_night−Qt ・・・式5
ステップS18からステップS19へ移行する。ステップS19で、沸き上げ制御部24aは、ステップS18で算出された夜間時間帯の沸き上げ熱量Qnに基づいて、下記式6に従い、夜間時間帯の沸き上げ時間Twを算出する。
Tw=Qn/860[cal/Wh]/Hac[kW]×60[分] ・・・式6
ここで、Hacとは、ヒートポンプユニット2における加熱能力(例えば4.5kW)である。
ステップS19からステップS20へ移行する。ステップS20で、沸き上げ制御部24aは、ステップS19で算出された夜間時間帯の沸き上げ時間Twに基づいて、下記式7により、夜間時間帯の沸き上げ開始時刻t−startを算出する。
t−start=夜間時間帯終了時刻−Tw ・・・式7
ステップS20からステップS21へ移行する。ステップS21で、沸き上げ制御部24aは、夜間時間帯の沸き上げ開始時刻t−startを過ぎたかどうかを判断する。夜間時間帯の沸き上げ開始時刻t−startを過ぎていない場合には、ステップS21からステップS17に戻り、ステップS17〜ステップS21の処理を再び行う。夜間時間帯の沸き上げ開始時刻t−startを過ぎた場合には、ステップS21からステップS22へ移行する。
ステップS22で、沸き上げ制御部24aは、沸き上げ運転を開始する、すなわちヒートポンプユニット2及び循環ポンプ4の運転を開始する。沸き上げ運転のとき、沸き上げ制御部24aは、沸き上げ温度センサ6で検知される沸き上げ温度が、ステップS12,S13,S15,またはS16で決定された夜間沸き上げ目標温度Tpに等しくなるように制御する。例えば、循環ポンプ4による水の循環流量を制御することで、沸き上げ温度センサ6で検知される沸き上げ温度が夜間沸き上げ目標温度Tpに等しくなるように制御できる。
ステップS22からステップS23へ移行する。ステップS23で、沸き上げ制御部24aは、貯湯タンク10内の現在の蓄熱量Qtが夜間目標熱量Qo_nightに達したかどうかを判断する。蓄熱量Qtがまだ夜間目標熱量Qo_nightに達していない場合には、ステップS23からステップS22へ戻り、沸き上げ運転を継続する。蓄熱量Qtが夜間目標熱量Qo_nightに達した場合には、ステップS23からステップS24へ移行する。ステップS23で、沸き上げ制御部24aは、沸き上げ運転を停止する。
以下、本実施の形態1の貯湯式給湯システム1の効果について説明する。本実施の形態1であれば、夜間目標熱量Qo_nightから計算される第一要求温度Tp_nightと、湯切れ防止目標熱量Q_con_maxから計算される第二要求温度Tp_lowと、ヒートポンプ配管3の保護を目的とした第一上限温度と、湯切れ防止を目的とした第二上限温度とを比較することで、夜間沸き上げ目標温度Tpを決定する。その際、夜間沸き上げ目標温度Tpが、第一上限温度または第二上限温度を超えないようにする。このようにすることで、貯湯タンク10の湯切れが発生することを確実に防止しつつ、夜間沸き上げ目標温度Tpをなるべく低くできる。夜間沸き上げ目標温度Tpを低くすることで、ヒートポンプ配管3が熱で劣化することを抑制できる。その結果、ヒートポンプ配管3の耐用年数を向上できる。また、夜間沸き上げ目標温度Tpを低くすることで、ユーザーによって湯が使用されるまでの間に、沸き上げた湯の熱が貯湯タンク10から無駄に放熱してしまう量を少なくできる。
本実施の形態では、第二要求温度Tp_lowが第一上限温度(例えば80℃)以下、かつ、第一要求温度Tp_nightが第二要求温度Tp_low以下である場合には、第二要求温度Tp_lowを夜間沸き上げ目標温度Tpとして決定する(ステップS13)。この場合、貯湯タンク10の湯切れを確実に防止できる第二要求温度Tp_lowを満足しつつ、ヒートポンプ配管3の保護を目的とした第一上限温度以下の温度に夜間沸き上げ目標温度Tpを決定できる。このため、湯切れ防止とヒートポンプ配管3の保護とをより確実に両立できる。
本実施の形態では、第二要求温度Tp_lowが第一上限温度(例えば80℃)以下、かつ、第一要求温度Tp_nightが第二要求温度Tp_lowより高い場合には、第一要求温度Tp_nightと、第一上限温度(例えば80℃)とのうち、低い方の値を、夜間沸き上げ目標温度Tpとして決定する(ステップS12)。この場合、以下のようになる。第一要求温度Tp_nightが第一上限温度(例えば80℃)より低い場合には、第一要求温度Tp_nightが夜間沸き上げ目標温度Tpとして決定される。よって、夜間目標熱量Qo_nightを確保可能な第一要求温度Tp_nightを満足しつつ、ヒートポンプ配管3の保護を目的とした第一上限温度より低い温度に夜間沸き上げ目標温度Tpを決定できる。第一要求温度Tp_nightが第一上限温度(例えば80℃)より高い場合には、第一上限温度(例えば80℃)が夜間沸き上げ目標温度Tpとして決定される。このように、夜間沸き上げ目標温度Tpが第一上限温度(例えば80℃)を超えることがないので、ヒートポンプ配管3を確実に保護できる。
本実施の形態では、第二要求温度Tp_lowが第一上限温度(例えば80℃)より高く、かつ、第二要求温度Tp_lowが第二上限温度(例えば90℃)より低い場合には、第二要求温度Tp_lowを夜間沸き上げ目標温度Tpとして決定する(ステップS15)。この場合、貯湯タンク10の湯切れを確実に防止できる第二要求温度Tp_lowを満足しつつ、夜間沸き上げ目標温度Tpを第二上限温度(例えば90℃)より低い値に決定できる。このため、湯切れを防止しつつ、ヒートポンプ配管3をなるべく保護できる。
本実施の形態では、第二要求温度Tp_lowが第二上限温度(例えば90℃)以上の場合には、第二上限温度(例えば90℃)を夜間沸き上げ目標温度Tpとして決定する(ステップS16)。このため、夜間沸き上げ目標温度Tpが第二上限温度(例えば90℃)を超えて高くなることを防止できる。このため、ヒートポンプ配管3をなるべく保護できる。
第一上限温度及び第二上限温度の値をユーザー等が設定可能にしてもよい。例えば、リモコン25をユーザー等が操作することで、第一上限温度及び第二上限温度の値を変更可能でもよい。第一上限温度及び第二上限温度の値をユーザー等が設定可能にすることで、ユーザー毎の使用状況に応じて、第一上限温度及び第二上限温度の値をより適切な値に設定できる。
第一上限温度及び第二上限温度を用いて夜間沸き上げ目標温度Tpが補正されることで、夜間時間帯での沸き上げ運転にて、ステップS7で算出した夜間目標熱量Qo_nightを貯湯タンク10に蓄積できない場合が起こり得る。そのような場合には、夜間目標熱量Qo_nightに対する不足分の熱量を、夜間時間帯以外での沸き上げ運転で補えばよい。
実施の形態2.
次に、実施の形態2について説明するが、上述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分については説明を簡略化または省略する。本実施の形態2の貯湯式給湯システム1の構成は、前述した図1の構成と同じでよい。本実施の形態2の貯湯式給湯システム1は、前述した図2及び図3のルーチンの処理を実行する。
本実施の形態2では、沸き上げ制御部24aは、以下のようにする。夜間時間帯の終了時点において、貯湯タンク10内の現在の蓄熱量Qtと、夜間目標熱量Qo_nightとを比較することで、追加の沸き上げ運転の要否を判断する。夜間時間帯の終了時点で貯湯タンク10内の蓄熱量Qtが夜間目標熱量Qo_nightに達している場合には、追加の沸き上げ運転の必要なしと判断する。夜間時間帯の終了時点で貯湯タンク10内の蓄熱量Qtが夜間目標熱量Qo_nightを下回っている場合には、追加の沸き上げ運転の必要ありと判断する。夜間時間帯の終了時点で貯湯タンク10内の蓄熱量Qtが夜間目標熱量Qo_nightを下回っている場合には、貯湯タンク10内の蓄熱量Qtが夜間目標熱量Qo_nightに達するまで、沸き上げ運転を継続する。本実施の形態であれば、このようにすることで、例えば、夜間時間帯の給湯負荷の利用により貯湯タンク10内の熱量が減少した場合であっても、夜間目標熱量Qo_nightを貯湯タンク10に確保できる。
本実施の形態では、夜間時間帯の終了後に沸き上げ運転を継続している場合に、貯湯量が不足している旨をユーザーに報知してもよい。例えば、使用熱量の大きい追い焚きまたは浴槽保温を行う動作の際に、リモコン25の表示部へ“湯切れの可能性あり”との旨を表示してもよいし、リモコン25から音声で報知してもよい。このようにすることで、追加の沸き上げ運転の最中に過大な熱量の使用がなされることを確実に抑制でき、湯切れの可能性を確実に低減できる。
また、本実施の形態では、夜間時間帯の終了後に沸き上げ運転を継続している場合に、使用熱量を抑制する手法として、貯湯式給湯システム1が備える機能の一部を制限または能力低下させるように制御してもよい。当該制御を「使用熱量抑制制御」と称する。使用熱量抑制制御では、例えば、以下のようにしてもよい。貯湯式給湯システム1が備える浴槽保温機能に関して、浴槽加熱動作の開始条件及び終了条件の緩和を行うことで、浴槽加熱動作の頻度を減らすこととしてもよい。具体的には、浴槽加熱動作の開始条件及び終了条件として使用している浴槽温度と、リモコン25にて設定される浴槽目標温度との差に関して、次のようにする。通常時には、浴槽目標温度に対して浴槽温度が2℃低くなった場合に、浴槽加熱動作を開始する。これに対して、使用熱量抑制制御の実行時には、浴槽目標温度に対して浴槽温度が3℃低くなった場合に、浴槽加熱動作を開始する。これにより、浴槽加熱動作が開始されるタイミングが遅くなるので、使用熱量を抑制できる。通常時には、浴槽目標温度に対して浴槽温度が2℃高くなった場合に、浴槽加熱動作を終了する。これに対して、使用熱量抑制制御の実行時には、浴槽目標温度に対して浴槽温度が1℃高くなった場合に、浴槽加熱動作を終了する。これにより、浴槽加熱動作が終了されるタイミングが早くなるので、使用熱量を抑制できる。
貯湯タンク10内の蓄熱量Qtが夜間目標熱量Qo_nightに達し、追加の沸き上げ運転が終了した場合には、使用熱量抑制制御を終了し、通常時の制御に戻す。
追加の沸き上げ運転が継続されているときに、タンク側循環回路16が動作すると、擬似的に、ヒートポンプユニット2を利用した浴槽加熱回路が形成されることになる。それゆえ、貯湯タンク10の熱量が減少することを抑制できる。この際に、ヒートポンプユニット2から貯湯タンク10へ供給される湯の流量と、貯湯タンク10からタンク側循環回路16へ供給される湯の流量とのバランスをとるために、循環ポンプ4及びタンク循環ポンプ17の回転数を変更し、循環流量の調整を行ってもよい。
夜間沸き上げ目標温度Tpに対して設けた第一上限温度及び第二上限温度の影響により、夜間時間帯の終了時点において貯湯タンク10内の蓄熱量Qtが夜間目標熱量Qo_nightに対して不足している場合、夜間時間帯以外で追加の沸き上げ運転を行う。追加の沸き上げ運転の最中に、使用熱量の大きい追い焚きまたは浴槽保温が行われた際、湯切れの可能性が生じる可能性がある。これに対し、本実施の形態2によれば、追加の沸き上げ運転により夜間目標熱量Qo_nightを確保するまでは、使用熱量を抑制することで、湯切れの可能性を低くすることができる。
図4は、実施の形態1及び2の貯湯式給湯システム1が備える制御装置24のハードウェア構成の例を示す図である。制御装置24の各機能は、処理回路により実現される。図4に示す例では、制御装置24の処理回路は、少なくとも1つのプロセッサ241と少なくとも1つのメモリ242とを備える。処理回路が少なくとも1つのプロセッサ241と少なくとも1つのメモリ242とを備える場合、制御装置24の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアおよびファームウェアの少なくとも一方は、プログラムとして記述される。ソフトウェアおよびファームウェアの少なくとも一方は、少なくとも1つのメモリ242に格納される。少なくとも1つのプロセッサ241は、少なくとも1つのメモリ242に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、制御装置24の各機能を実現する。少なくとも1つのプロセッサ241は、CPU(Central Processing Unit)、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSP(Digital Signal Processor)ともいう。例えば、少なくとも1つのメモリ242は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)等の、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD(Digital Versatile Disc)等である。
図5は、実施の形態1及び2の貯湯式給湯システム1が備える制御装置24のハードウェア構成の他の例を示す図である。図5に示す例では、制御装置24の処理回路は、少なくとも1つの専用のハードウェア243を備える。処理回路が少なくとも1つの専用のハードウェア243を備える場合、処理回路は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものである。制御装置24の各部の機能がそれぞれ処理回路で実現されても良い。また、制御装置24の各部の機能がまとめて処理回路で実現されても良い。
また、制御装置24の各機能について、一部を専用のハードウェア243で実現し、他の一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現してもよい。処理回路は、ハードウェア243、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって、制御装置24の各機能を実現しても良い。
また、単一の制御装置により貯湯式給湯システム1の動作が制御される構成に限定されるものではなく、複数の制御装置が連携することで貯湯式給湯システム1の動作を制御する構成にしても良い。
1 貯湯式給湯システム、 2 ヒートポンプユニット、 3 ヒートポンプ配管、 4 循環ポンプ、 5a〜5e 温度センサ、 6 沸き上げ温度センサ、 7 一般給湯側電動混合弁、 8 給湯管、 9 給水管、 10 貯湯タンク、 11 風呂給湯側電動混合弁、 12 風呂側循環回路、 13 電磁弁、 14 風呂循環ポンプ、 15 熱交換器、 16 タンク側循環回路、 17 タンク循環ポンプ、 18 混合風呂管、 19 給湯用流量センサ、 20 給湯用温度センサ、 21 風呂用流量センサ、 22 風呂用温度センサ、 23 給水温度センサ、 24 制御装置、 24a 沸き上げ制御部、 24b 使用熱量学習部、 24c 夜間率記憶部、 24d 第一計算部、 24e 第二計算部、 25 リモコン、 30 混合給湯管、 241 プロセッサ、 242 メモリ、 243 ハードウェア

Claims (8)

  1. 水を加熱する加熱手段と、
    前記加熱手段で加熱された湯を貯える貯湯タンクと、
    使用された熱量を学習する使用熱量学習手段と、
    前記使用熱量学習手段により学習された情報に基づいて、一日の目標熱量を計算する第一計算手段と、
    前記使用熱量学習手段により学習された情報に基づいて、前記貯湯タンクの湯切れを防止するために必要な熱量である湯切れ防止目標熱量を計算する第二計算手段と、
    一日の使用電力量に対する、夜間時間帯での使用電力量の割合の目標値である夜間率を記憶する夜間率記憶手段と、
    前記貯湯タンクに熱を蓄積する運転である沸き上げ運転のときに前記加熱手段から前記貯湯タンクへ供給される湯の温度である沸き上げ温度を制御可能な沸き上げ制御手段と、
    を備え、
    前記沸き上げ制御手段は、
    前記第一計算手段により計算された一日の目標熱量と前記夜間率とに基づいて夜間目標熱量を計算する手段と、
    前記夜間目標熱量を前記貯湯タンクに蓄積する場合に要求される沸き上げ温度である第一要求温度を計算する手段と、
    前記湯切れ防止目標熱量を前記貯湯タンクに蓄積する場合に要求される沸き上げ温度である第二要求温度を計算する手段と、
    第一上限温度と、第一上限温度より高い温度である第二上限温度と、前記第一要求温度と、前記第二要求温度とを比較することで、前記夜間時間帯に沸き上げ運転を行うときの沸き上げ温度の目標値である夜間沸き上げ目標温度を決定する手段と、
    を備える貯湯式給湯システム。
  2. 前記第二要求温度が前記第一上限温度以下、かつ、前記第一要求温度が前記第二要求温度以下の場合には、前記第二要求温度を前記夜間沸き上げ目標温度として決定し、
    前記第二要求温度が前記第一上限温度以下、かつ、前記第一要求温度が前記第二要求温度より高い場合には、前記第一要求温度及び前記第一上限温度のうちの低い方を前記夜間沸き上げ目標温度として決定する請求項1に記載の貯湯式給湯システム。
  3. 前記第二要求温度が前記第一上限温度より高く、かつ、前記第二要求温度が前記第二上限温度より低い場合には、前記第二要求温度を前記夜間沸き上げ目標温度として決定する請求項1または請求項2に記載の貯湯式給湯システム。
  4. 前記第二要求温度が前記第二上限温度以上の場合には、前記第二上限温度を前記夜間沸き上げ目標温度として決定する請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の貯湯式給湯システム。
  5. 前記第一上限温度及び前記第二上限温度をユーザーが設定可能な手段を備える請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の貯湯式給湯システム。
  6. 前記沸き上げ制御手段は、前記夜間時間帯の終了時に前記貯湯タンクの蓄熱量が前記夜間目標熱量に到達していない場合には前記貯湯タンクの蓄熱量が前記夜間目標熱量に到達するまで沸き上げ運転を継続する請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の貯湯式給湯システム。
  7. 前記夜間時間帯の終了後に沸き上げ運転を継続している場合に、貯湯量が不足している旨を報知する手段を備える請求項6に記載の貯湯式給湯システム。
  8. 前記夜間時間帯の終了後に沸き上げ運転を継続している場合に、前記貯湯式給湯システムが備える機能の一部を制限または能力低下させる手段を備える請求項6または請求項7に記載の貯湯式給湯システム。
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