JP2017129013A - 制御装置 - Google Patents

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Toshihisa Nakajima
登志久 中島
野口 仁志
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仁志 野口
弘 岡田
Hiroshi Okada
弘 岡田
前田 茂
Shigeru Maeda
茂 前田
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Abstract

【課題】エンジンの始動性の低下を抑制しつつベルトの耐久性を向上させたベルト伝動システムの制御装置を提供する。【解決手段】制御装置24は、ベルト21の負荷状態を検出する負荷検出部52と、エンジン11の始動指令に応じてモータ14を力行作動させるスタータ制御部51と、スタータ制御部51によるモータ14の力行作動時、ベルト21の負荷状態が所定の高負荷状態である場合にモータ14の出力トルクを減少させるトルク制限部53とを備える。したがって、モータ14は、駆動開始直後から最大トルクを出力することが可能である。そのため、エンジン11のクランク軸13の回転を速やかに上昇させることができる。また、ベルト21が高負荷状態になった場合にはモータ14の出力トルクが減少させられため、ベルト21の張力増加およびスリップを抑えることができる。【選択図】図7

Description

本発明は、ベルト伝動システムに用いられる制御装置に関する。
従来、ベルトを介してエンジンの駆動軸にモータの回転動力を伝達するように構成されたベルト伝動システムが公知である。例えば特許文献1に開示されたベルト伝動システムでは、エンジンを始動するとき、モータの駆動開始時点から所定時間はモータの出力トルクを最大トルクよりも小さくし、上記所定時間の経過後にモータの出力トルクを最大トルクにする。これにより、ベルトの張力増加、および、ベルトとプーリとのスリップを抑制して、ベルトの耐久性の向上を図っている。
特開2003−328911号公報
ところが、特許文献1に開示されたベルト伝動システムでは、モータの駆動開始時点から所定時間はモータの出力トルクが最大トルクとならないため、エンジンの始動性が低下するという欠点があった。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、エンジンの始動性の低下を抑制しつつベルトの耐久性を向上させたベルト伝動システムの制御装置を提供することである。
本発明による制御装置は、モータと、モータの回転軸に設けられるモータプーリと、エンジンの駆動軸に設けられる駆動軸プーリと、モータプーリおよび駆動軸プーリに掛けまわされるベルトと、ベルトに接触するように設けられるとともにベルトに対して接近および離間する方向へ移動可能なテンショナプーリを有するテンショナと、を備えるベルト伝動システムに用いられる。制御装置は、ベルトの負荷状態を検出する負荷検出部と、エンジンの始動指令に応じてモータを力行作動させるスタータ制御部と、スタータ制御部によるモータの力行作動時、ベルトの負荷状態が所定の高負荷状態である場合にモータの出力トルクを減少させるトルク制限部とを備える。
したがって、モータは駆動開始直後から最大トルクを出力することが可能である。そのため、エンジンの駆動軸の回転を速やかに上昇させることができる。また、ベルトが高負荷状態の場合にはモータの出力トルクが減少させられため、ベルトの張力増加およびスリップを抑えることができる。よって、本発明によれば、エンジンの始動性の低下を抑制しつつベルトの耐久性を向上させることができる。
上記「所定の高負荷」とは、例えばベルトの最大許容負荷である。
本発明の第1実施形態による制御装置が用いられた車両用エンジンのベルト伝動システムを示す図である。 図1の状態から第1テンショナプーリが緩み側へ移動した状態を示す図である。 図2の状態から更に第1テンショナプーリが緩み側へ移動した状態を示す図である。 図1の制御装置により実行される処理を説明するフローチャートである。 図1の制御装置が減少指令時間を算出するとき用いる目標トルクと減少指令時間との関係を示す図である。 図1の制御装置が減少指令時間を算出するとき用いるモータ応答性と減少指令時間との関係を示す図である。 図1の制御装置が有する機能部を示すブロック図である。 第1実施形態において、エンジン回転停止状態からエンジンを始動するときの出力トルク、ベルト上流部張力およびエンジン回転数の時系列変化を、第1実施形態と第1比較形態と第2比較形態とで比較して示す図である。 第1実施形態において、エンジン惰性回転状態からエンジンを始動するときの出力トルク、ベルト上流部張力およびエンジン回転数の時系列変化を、第1実施形態と第1比較形態と第2比較形態とで比較して示す図である。 本発明の第2実施形態において、エンジン回転停止状態からエンジンを始動するときの出力トルク、ベルト上流部張力およびエンジン回転数の時系列変化を、第2実施形態と第1比較形態とで比較して示す図である。 本発明の第3実施形態による制御装置により実行される処理を説明するフローチャートである。 本発明の第4実施形態による制御装置により実行される処理を説明するフローチャートである。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づき説明する。実施形態同士で実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態による制御装置は、図1に示す車両用エンジン11のベルト伝動システム12に用いられている。ベルト伝動システム12は、エンジン11の駆動軸としてのクランク軸13とモータ14との間でベルトを介して動力伝達を行う。
(ベルト伝動システム)
先ず、ベルト伝動システム12について図1を参照して説明する。
ベルト伝動システム12は、モータ14、モータプーリ15、駆動軸プーリ16、補機プーリ16、17、18、ベルト21、第1テンショナ22、第2テンショナ23、および、制御装置24を備えている。
モータ14は、力行作動および回生作動が可能なモータジェネレータである。モータ14は、エンジン11を始動するとき力行作動してクランク軸13を回転駆動するスタータ機能、力行作動してエンジン11の駆動を補助するアシスト機能、および、回生作動して発電する発電機能を併せ持っている。
モータプーリ15は、モータ14の回転軸25に固定されており、回転軸25と一体に回転する。
駆動軸プーリ16は、クランク軸13に固定されており、クランク軸13と一体に回転する。
補機プーリ16、17、18は、図示しない補機の入力軸に固定されている。補機は、例えばウォーターポンプ、空調用コンプレッサ、およびパワステポンプ等である。
ベルト21は、無端環状部材であり、モータプーリ15、駆動軸プーリ16、および補機プーリ16、17、18に掛けまわされている。プーリの回転は、ベルト21を介して他のプーリに伝達される。本実施形態では、ベルト21の送り方向において駆動軸プーリ16、補機プーリ16、モータプーリ15、補機プーリ17、補機プーリ18がその順で設けられている。
モータプーリ15、駆動軸プーリ16、補機プーリ16、17、18、およびベルト21からなるベルト伝動機構は、モータ14のスタータ機能およびアシスト機能を発揮するとき、モータ14のトルク(以下、出力トルク)をモータプーリ15およびベルト21を介して駆動軸プーリ16に伝達して、クランク軸13を回転駆動する。また、ベルト伝動機構は、モータ14の発電機能を発揮するとき、エンジン11のトルクを駆動軸プーリ16およびベルト21を介してモータプーリ15に伝達して、回転軸25を回転駆動する。
第1テンショナ22は、ベルト21の送り方向において駆動軸プーリ16からモータプーリ15までの間の第1区間に設けられており、ベルト21のうち第1区間の部分の張力を主として調整する。第1テンショナ22は、支点軸31、「支持部材」としてのアーム32、第1テンショナプーリ33、および付勢部材34を有する。
支点軸31は、エンジン11のケースに固定されている。アーム32は、支点軸31により軸心AX1まわりに回転可能に支持されている。第1テンショナプーリ33は、ベルト21に接触するように設けられているアイドラプーリであって、アーム32の一端部により回転可能に支持されている。また、第1テンショナプーリ33は、ベルト21に対して接近および離間する方向、すなわちベルト21に対して張り方向および緩み方向へ移動可能である。付勢部材34は、アーム32の他端部とエンジン11のケースとの間に設けられているばねであり、第1テンショナプーリ33をベルト21に押し付けてベルト21の張力が増すようにアーム32を付勢している。
第2テンショナ23は、ベルト21の送り方向においてモータプーリ15から駆動軸プーリ16までの間の第2区間に設けられており、ベルト21のうち第2区間の部分の張力を主として調整する。第2テンショナ23は、支点軸35、「支持部材」としてのアーム36、第2テンショナプーリ37、および付勢部材38を有する。
支点軸35は、エンジン11のケースに固定されている。アーム36は、支点軸35により軸心AX2まわりに回転可能に支持されている。第2テンショナプーリ37は、ベルト21に接触するように設けられているアイドラプーリであって、アーム36の一端部により回転可能に支持されている。また、第2テンショナプーリ37は、ベルト21に対して接近および離間する方向、すなわちベルト21に対して張り方向および緩み方向へ移動可能である。付勢部材38は、アーム36の他端部とエンジン11のケースとの間に設けられているばねであり、第2テンショナプーリ37をベルト21に押し付けてベルト21の張力が増すようにアーム36を付勢している。
制御装置24は、マイクロコンピュータおよびモータ駆動回路を主体として構成されており、車両に設けられるエンジン用制御装置41および各種センサと電気的に接続されている。エンジン用制御装置41は、エンジン11の始動指令を制御装置24に出力する。
上記各種センサには、クランク角センサ42およびギャップセンサ43などが含まれる。クランク角センサ42は、クランク軸13の回転位置(回転角)を検出する。制御装置24は、クランク軸13の回転位置の変化に基づきクランク軸13の回転数(以下、エンジン回転数)を算出する。ギャップセンサ43は、所定の基準位置P1から第1テンショナプーリ33の特定位置P2までの距離を検出する。制御装置24は、上述の距離を第1テンショナプーリ33の位置情報(以下、プーリ位置情報)として取得する。そして、制御装置24は、各種センサから取得する信号に基づき所定の処理を実行してモータ14を制御して、ベルト伝動システム12の作動状態を制御する。
(制御装置)
次に、制御装置24について図1〜図7を参照して説明する。以下の説明において、ベルト21のうちモータプーリ15に対して送り方向側の部分を下流部44と記載する。また、ベルト21のうちモータプーリ15に対して送り方向とは反対側の部分を上流部45と記載する。
ベルト伝動システム12は、図1の状態において始動指令に応じてモータ14が力行作動すると、図2の状態を経て図3に示すように上流部45が張られるとともに、下流部44が緩められる。この際、図3の状態よりもさらに上流部45が張られてしまうと、ベルト21の負荷状態が所定の高負荷状態となり、ベルト21の耐久性の低下を招く。この高負荷状態は、ベルト21の耐久性の低下に影響を与えるような高張力の状態であるとして予め例えば実験等により確認される。本実施形態では、「所定の高負荷」はベルト21の最大許容負荷である。
そこで、制御装置24は、図4に示す処理を実行して、ベルト21が高負荷状態となるのを回避する。図4に示すルーチンは、制御装置24が起動しているときに繰り返し実行される。
先ずステップS1では、エンジン11の始動指令が有るか否かが判定される。始動指令が有る場合(S1:Yes)、処理はステップS2に移行する。一方、始動指令が無い場合(S1:No)、処理は図4に示すルーチンを抜ける。
ステップS2では、モータ14が力行作動させられる。始動開始直後のモータ14の目標トルクは、モータ14が出力可能なトルク範囲の最大トルクに設定される。ステップS2の後、処理はステップS3に移行する。
ステップS3では、エンジン回転数が0よりも大きいか否か、すなわちクランク軸13が回転しているか否かが判定される。エンジン回転数が0よりも大きい場合(S3:Yes)、処理はステップS4に移行する。一方、エンジン回転数が0以下である場合(S3:No)、処理はステップS2に戻る。
ステップS4では、ベルト21の負荷状態が所定の高負荷状態であるか否かが判定される。本実施形態では、プーリ位置情報を基にベルトの負荷状態が判断される。具体的には、基準位置P1から特定位置P2までの距離が所定の閾値以下となった場合に、ベルトの負荷状態が高負荷状態であると判定される。以下では、上記距離を負荷判断距離と記載する。ベルト21が高負荷状態である場合(S4:Yes)、処理はステップS5に移行する。一方、ベルト21が高負荷状態ではない場合(S4:No)、処理はステップS2に戻る。
ステップS5では、後述のステップS6においてモータ14の出力トルクが減少させられるときの目標トルクが算出される。本実施形態では、ステップS6での目標トルクは0である。続いて、後述のステップS6、S7においてモータ14の出力トルクが減少するように指令する時間(以下、減少指令時間Tc)が算出される。減少指令時間Tcは、図5に示すようにステップS6での目標トルクが小さいほど短く設定される。また、減少指令時間Tcは、図6に示すようにモータ14の応答性(すなわち、目標トルクの指令に対する出力トルクの反応の特性)が低いほど短く設定される。モータ14の応答性に関する情報は予め制御装置24の記憶部に記憶されている。ステップS5の後、処理はステップS6に移行する。
ステップS6では、モータ14の出力トルクが減少させられる。本実施形態では、モータ14の目標トルクが最大トルクから0に変更される。つまり、モータ14の力行作動が休止される。ステップS6の後、処理はステップS7に移行する。
ステップS7では、モータ14の力行作動の休止開始から減少指令時間Tcが経過したか否かが判定される。減少指令時間Tcが経過した場合(S7:Yes)、処理はステップS8に移行する。一方、減少指令時間Tcが未経過である場合(S7:No)、処理はステップS6に戻る。
ステップS8では、モータ14の目標トルクが元の値、すなわち最大トルクに戻される。つまり、モータ14の力行作動が再開される。ステップS8の後、処理は図4のルーチンを抜ける。
図7に示すように、制御装置24は、図4のステップS1、S2の処理を行うスタータ制御部51と、図4のステップS4の処理を行う負荷検出部52と、図4のステップS3、S5、S6、S7、S8の処理を行うトルク制限部53とを有する。制御装置24の機能部51、52、53が実行する処理は、ROM等に予め記憶されたプログラムをCPUで実行することによるソフトウェア処理、または、専用の電子回路によるハードウェア処理で実現されている。
(効果)
以上説明したように、第1実施形態による制御装置24は、ベルト21の負荷状態を検出する負荷検出部52と、エンジン11の始動指令に応じてモータ14を力行作動させるスタータ制御部51と、スタータ制御部51によるモータ14の力行作動時、ベルト21の負荷状態が所定の高負荷状態である場合にモータ14の出力トルクを減少させるトルク制限部53と、を備える。
したがって、モータ14は、図8に実線で示すように駆動開始時刻t1直後から最大トルクを出力することが可能である。そのため、エンジン11のクランク軸13の回転を速やかに上昇させることができる。また、ベルト21が高負荷状態になった場合(図8の時刻t2)にはモータ14の出力トルクが減少させられため、ベルト21の張力増加およびスリップを抑えることができる。よって、第1実施形態によれば、エンジン11の始動性の低下を抑制しつつベルト21の耐久性を向上させることができる。
図8に一点鎖線で示すように、第1比較形態では、駆動開始時刻t1直後から最大トルクが出力される。しかし、時刻t2を過ぎてもなお最大トルクのままであるため、ベルトの高負荷状態が継続してしまう。そのため、第1比較形態では、ベルトの耐久性が低下するおそれがある。
一方、図8に破線で示すように、第2比較形態では、駆動開始時刻t1から所定時間はモータの出力トルクが最大トルクよりも小さくされ、上記所定時間の経過後にモータの出力トルクが最大トルクにされる。これによると、ベルトが高負荷状態にならない代わりに、エンジン回転数の立ち上がりが遅れ、エンジン始動性が低下してしまう。
第1実施形態では、第1および第2比較形態における上述の問題を解決している。
また、第1実施形態では、負荷検出部52は、プーリ位置情報を基にベルト21の負荷状態を判断する。
プーリ位置情報のみを判断材料とするため、エンジン11がいかなる状態(停止状態、回転状態)であってもベルト21の負荷状態を判断可能である。
また、第1実施形態では、負荷検出部52は、所定の基準位置から第1テンショナプーリ33の特定位置までの距離である負荷判断距離をプーリ位置情報として取得する。
二点間距離は容易に検出することができるため、比較的容易にベルト21の負荷状態を判断可能である。
また、第1実施形態では、トルク制限部53は、クランク軸13の回転開始以降にモータ14の出力トルクを減少させる。
このようにクランク軸13の回転が確認されたときのみトルク減少制御が行われるので、エンジン回転数を速やかに上昇させることができる。これに対して、クランク軸13が未だ回転していない段階からトルク減少制御が行われると、エンジン回転数の立ち上がりが遅くなってしまう。
また、第1実施形態では、トルク制限部53は、モータ14の応答性が低いほど減少指令時間Tcを短くする。
これにより、ベルト21の高負荷状態を解除するために必要十分なだけ出力トルクを減少させつつ、高負荷状態の解除後に可及的に速やかに出力トルクを最大トルクまで上げることができる。
また、第1実施形態では、トルク制限部53は、モータ14の出力トルクを減少させるとき、当該モータ14の目標トルクを小さくする。このようにしてモータ14の出力トルクを減少させることができる。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態では、モータ14は、応答性が比較的低いものが用いられている。そのため、図10に示すように減少指定時間Tcが比較的短く設定される。これにより、ベルト21の高負荷状態を解除するために必要十分なだけ出力トルクを減少させつつ、高負荷状態の解除後に可及的に速やかに出力トルクを最大トルクまで上げることができる。
[第3実施形態]
本発明の第3実施形態では、図11に示すように、ステップS6においてモータ14の出力トルクが減少させられるとき、目標トルクが最大トルクよりも半減させられる。このように、トルク減少制御において目標トルクを0まで減少しなくてもよい。これにより高負荷状態の解除後に可及的に速やかに出力トルクを最大トルクまで上げることができるため、特に、応答性が比較的低いモータ14を用いるときに有効である。
[第4実施形態]
本発明の第4実施形態では、図12に示すように、ステップS6においてモータ14の出力トルクが減少させられるとき、目標トルクが最大トルクの1/3だけ減少させられる。このように、トルク減少制御において目標トルクを0まで減少しなくてもよい。これにより高負荷状態の解除後に可及的に速やかに出力トルクを最大トルクまで上げることができるため、特に、応答性が比較的低いモータ14を用いるときに有効である。
[他の実施形態]
本発明の他の実施形態では、第2テンショナの位置情報に基づきベルトの負荷状態が判断されてもよい。また、第1テンショナおよび第2テンショナの両方の位置情報に基づきベルトの負荷状態が判断されてもよい。
本発明の他の実施形態では、トルク減少制御時の目標トルクは、0、最大トルクの半減、最大トルクの1/3減少に限らず、その間の値であってもよい。
本発明の他の実施形態では、負荷検出部は、テンショナプーリの軸心まわりの角度をプーリ位置情報として取得してもよい。
本発明の他の実施形態では、トルク制限部は、モータの通電電流を小さくすることによって、モータの出力トルクを減少させてもよい。
本発明の他の実施形態では、駆動軸の回転開始直前にモータの出力トルクを減少させてもよい。
本発明の他の実施形態では、第1テンショナおよび第2テンショナは、振り子式に限らず、他の形式のテンショナであってもよい。
本発明の他の実施形態では、駆動軸プーリおよびモータプーリの他に設けられるプーリの数はいくつであってもよい。また、他のプーリの種類は特に限定されず、例えばアイドラプーリ等であってもよい。また、他のプーリが接続される補機の種類は、第1実施形態および第2実施形態に記載されたものに限定されない。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
10・・・ベルト伝動システム
11・・・エンジン
13・・・駆動軸
14・・・モータ
15・・・モータプーリ
16・・・駆動軸プーリ
21・・・ベルト
22・・・第1テンショナ(テンショナ)
25・・・回転軸
33・・・第1テンショナプーリ(テンショナプーリ)
51・・・負荷検出部
52・・・スタータ制御部
53・・・トルク制限部

Claims (8)

  1. モータ(14)と、前記モータの回転軸(25)に設けられるモータプーリ(15)と、エンジン(11)の駆動軸(13)に設けられる駆動軸プーリ(16)と、前記モータプーリおよび前記駆動軸プーリに掛けまわされるベルト(21)と、前記ベルトに接触するように設けられるとともに前記ベルトに対して接近および離間する方向へ移動可能なテンショナプーリ(33)を有するテンショナ(22)と、を備えるベルト伝動システムに用いられる制御装置であって、
    前記ベルトの負荷状態を検出する負荷検出部(51)と、
    前記エンジンの始動指令に応じて前記モータを力行作動させるスタータ制御部(52)と、
    前記スタータ制御部による前記モータの力行作動時、前記ベルトの負荷状態が所定の高負荷状態である場合に前記モータの出力トルクを減少させるトルク制限部(53)と、
    を備える制御装置。
  2. 前記負荷検出部は、前記テンショナプーリの位置情報であるプーリ位置情報を基に前記ベルトの負荷状態を判断する請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記負荷検出部は、所定の基準位置から前記テンショナプーリの特定位置までの距離を前記プーリ位置情報として取得する請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記テンショナは、所定の軸心まわりに回転可能に設けられるとともに前記テンショナを支持している支持部材を有し、
    前記負荷検出部は、前記テンショナプーリの前記軸心まわりの角度を前記プーリ位置情報として取得する請求項2に記載の制御装置。
  5. 前記トルク制限部は、前記駆動軸の回転開始以降に前記モータの出力トルクを減少させる請求項1〜4のいずれか一項に記載の制御装置。
  6. 前記モータの出力トルクが減少するように指令する時間を減少指令時間(Tc)とすると、
    前記トルク制限部は、前記モータの応答性が低いほど前記減少指令時間を短くする請求項1〜5のいずれか一項に記載の制御装置。
  7. 前記トルク制限部は、前記モータの出力トルクを減少させるとき、当該モータの目標トルクを小さくする請求項1〜6のいずれか一項に記載の制御装置。
  8. 前記トルク制限部は、前記モータの出力トルクを減少させるとき、当該モータの通電電流を小さくする請求項1〜6のいずれか一項に記載の制御装置。
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