JP2019138291A - 内燃機関の電動機制御装置 - Google Patents

内燃機関の電動機制御装置 Download PDF

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淳一 安原
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Abstract

【課題】ベルトの異音発生を抑制可能にした内燃機関の電動機制御装置を提供する。【解決手段】内燃機関10は、クランクシャフトに設けられたクランクプーリ20と、モータジェネレータ90と、モータジェネレータ90の回転軸に設けられたモータプーリ50と、クランクプーリ20及びモータプーリ50に巻き掛けられたベルト70と、モータジェネレータ90の上流側に位置するベルト70に張力を付与する第1テンショナプーリ310と、モータジェネレータ90の下流側に位置するベルト70に張力を付与する第2テンショナプーリ350とを備える。制御装置100は、モータジェネレータ90を駆動して機関を始動する際に、モータジェネレータ90の出力トルクをランプ状に増大させるソフトスタート処理を実行するとともに、ソフトスタート処理を一旦中断してモータジェネレータ90の出力トルクを一定のトルクに保持するトルク保持処理を実行する。【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の電動機制御装置に関する。
従来、例えば特許文献1には、クランクシャフトに設けられたクランクプーリと、電動機と、電動機の回転軸に設けられた電動機プーリと、クランクプーリ及び電動機プーリに巻き掛けられたベルトと、ベルトに張力を付与するテンショナプーリとを備える内燃機関が開示されている。
この内燃機関では、電動機を駆動して機関を始動する際に、電動機の出力トルクをランプ状に増大させる(時間経過と共に直線状に出力トルクを増大させる)ソフトスタート処理を実行することにより、電動機の起動直後にベルトの張力が大きく変動することを抑えるようにしている。
特開2003−328911号公報
ところで、ベルトの送り方向において電動機プーリの上流側に位置するベルトに張力を付与する第1テンショナプーリと、同じく送り方向において電動機プーリの下流側に位置するベルトに張力を付与する第2テンショナプーリとを備える内燃機関において上記ソフトスタート処理を実行すると、以下の不都合の発生が懸念される。
すなわち、ソフトスタート処理が開始されて電動機の出力トルクが増加していくと、電動機プーリの上流側に位置するベルトは張られていき、第1テンショナプーリはベルトの外側に向かって移動していく。この第1テンショナプーリの移動により上流側のベルトには適切な張力が付与される。また、電動機プーリの下流側に位置するベルトは逆に緩んでいき、第2テンショナプーリはベルトの内側に向かって移動していく。この第2テンショナプーリの移動により下流側のベルトにも適切な張力が付与される。
そして、第1テンショナプーリが可動限界位置にまで移動する、あるいはベルトに付与される第1テンショナプーリの付勢力とベルトの張力とが釣り合うなどすると、ベルトの外側に向かっていた第1テンショナプーリの移動は収まり、ベルトを介して回転されるクランクプーリの回転速度は増加していく。
ここで、電動機の出力トルクが増加している最中に第1テンショナプーリの移動が収まると、瞬間的ではあるものの、電動機プーリの下流側に位置するベルトが第2テンショナプーリから離れてしまうことがある。このようにして第2テンショナプーリからベルトが離れてしまうと、離れたベルトが再び第2テンショナプーリに接触したときに異音(叩き音)が発生するおそれがある。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ベルトの異音発生を抑制可能にした内燃機関の電動機制御装置を提供することにある。
上記課題を解決する内燃機関の電動機制御装置は、クランクシャフトに設けられたクランクプーリと、電動機と、前記電動機の回転軸に設けられた電動機プーリと、前記クランクプーリ及び前記電動機プーリに巻き掛けられたベルトと、前記ベルトの送り方向において前記電動機プーリの上流側に位置する前記ベルトに張力を付与する第1テンショナプーリと、前記ベルトの送り方向において前記電動機プーリの下流側に位置する前記ベルトに張力を付与する第2テンショナプーリと、を備える内燃機関に適用されて、前記電動機の駆動を制御する。この制御装置は、前記電動機を駆動して機関を始動する際に、前記電動機の出力トルクをランプ状に増大させるソフトスタート処理を実行するとともに、前記ソフトスタート処理の実行途中に当該ソフトスタート処理を一旦中断して前記出力トルクを一定のトルクに保持するトルク保持処理を実行する。
同構成によれば、上述したソフトスタート処理の実行途中に上記トルク保持処理が実行されて電動機の出力トルクが一定のトルクに保持されることにより、同電動機の出力トルク増加は一旦中断される。この出力トルクの増加を中断させるトルク保持処理の実行時期を、ソフトスタート処理の開始に伴う第1テンショナプーリの移動が収まる時期に合わせることにより、電動機プーリの下流側に位置するベルトが瞬間的に第2テンショナプーリから離れることが抑えられる。そのため、離れたベルトが再び第2テンショナプーリに接触するという状態になりにくく、その結果、ベルトの異音発生を抑えることができるようになる。
一実施形態にかかる電動機制御装置及び内燃機関を示す模式図。 同実施形態における始動時制御の処理手順を示すフローチャート。 同実施形態における始動時のモータトルクの推移を示すタイミングチャート。 同実施形態の始動時におけるモータプーリ周りの状態を示す模式図。 同実施形態の始動時におけるベルト張力の変動を示すグラフ。
以下、内燃機関の電動機制御装置を具体化した一実施形態について、図1〜図5を参照して説明する。
本実施形態の内燃機関10は、いわゆるマイルドハイブリッド車両に搭載される内燃機関であって、所定の自動始動条件が成立すると、後述のモータジェネレータ90が力行作動されることにより、内燃機関10の自動始動が実施される。また、車両の低速走行時や、加速時にもモータジェネレータ90は力行作動されてクランクシャフトの回転を補助する。また、車両の減速時などには、モータジェネレータ90は回生作動されて発電を行う。
図1に示すように、内燃機関10のクランクシャフトには、クランクプーリ20が固定されている。内燃機関10のウォータポンプの回転軸には、ウォータポンププーリ40が固定されている。電動機である上記モータジェネレータ90の回転軸には、電動機プーリであるモータプーリ50が固定されている。エアコンディショナの圧縮機の回転軸には、エアコンプーリ60が固定されている。
そして、クランクプーリ20、ウォータポンププーリ40、モータプーリ50、エアコンプーリ60の順にベルト70が巻き掛けられている。なお、本実施形態では、クランクプーリ20とウォータポンププーリ40との間のベルト70にアイドラプーリ30が巻き掛けられており、また、ベルト70の送り方向は、図1において右回り(図1に示す矢印R方向)になっている。
モータプーリ50に巻き掛けられているベルト70には、テンショナ300によって所定の張力が付与されている。このテンショナ300は、ベルト70の送り方向においてモータプーリ50の上流側に位置するベルト70(より詳細にはモータプーリ50とウォータポンププーリ40との間のベルト70)に張力をかける第1テンショナプーリ310を備えている。この第1テンショナプーリ310は、中央付近に設けられた第1軸330によって回動可能に支持された第1アーム320の先端に回転可能に支持されている。
また、テンショナ300は、ベルト70の送り方向においてモータプーリ50の下流側に位置するベルト70(より詳細にはモータプーリ50とエアコンプーリ60との間のベルト70)に張力をかける第2テンショナプーリ350を備えている。この第2テンショナプーリ350は、中央付近に設けられた第2軸370によって回動可能に支持された第2アーム360の先端に回転可能に支持されている。
そして、第1アーム320において第1テンショナプーリ310が配設された端部の反対側の端部と、第2アーム360において第2テンショナプーリ350が配設された端部の反対側の端部とは、それら各端部を離す方向に付勢するスプリング380で繋がっている。このスプリング380の付勢力により、第1テンショナプーリ310及び第2テンショナプーリ350は互いに近づくように付勢されており、これによりモータプーリ50の上流側に位置するベルト70及びモータプーリ50の下流側に位置するベルト70には、トルク伝達を行う上で最適な張力が付与されている。
制御装置100は、内燃機関10を制御対象とし、内燃機関の各種操作対象機器(燃料噴射弁など)を操作することによって、内燃機関10の各種制御を実施する。また、制御装置100は、上記モータジェネレータ90に接続された駆動回路95を制御することにより、モータジェネレータ90の力行作動や回生作動といった電動機制御を実施する。
制御装置100は、各種制御を実施する際、クランク角センサ210の出力信号Scrから算出される機関回転速度NEを参照する。また、制御装置100は、アクセルセンサ220によって検出されるアクセルペダルの操作量であるアクセル操作量ACCPや、圧力センサ230によって検出される車両用ブレーキのマスタシリンダ内の液圧であるブレーキ圧BPを参照する。制御装置100は、CPU110、ROM120及びRAM130を備えており、ROM120に記憶されたプログラムをCPU110が実行することにより、内燃機関10の各種制御を実行する。
制御装置100は、上記モータジェネレータ90による機関の自動始動時において、以下の始動時制御を実行する。すなわち、制御装置100は、機関の自動始動時において、モータジェネレータ90の出力トルク(以下、モータトルクという)をランプ状に増大させるソフトスタート処理を実行するとともに、ソフトスタート処理の実行途中に当該ソフトスタート処理を一旦中断してモータトルクを一定のトルクに保持するトルク保持処理を実行する。
以下、上記ソフトスタート処理及び上記トルク保持処理を実行する本実施形態の始動時制御について詳細を説明する。
図2に、制御装置100が実行する上記始動時制御の処理手順を示す。この図2に示す処理は、ROM120に記憶されたプログラムをCPU110が実行することにより実現される。なお、図2に示す処理は、所定条件の成立によって機関の自動停止が実行されている間、所定周期毎に繰り返し実行される。また、以下では、先頭に「S」を付与した数字によってステップ番号を表現する。
図2に示す処理を開始すると、制御装置100は、自動始動要求があるか否かを判定する(S100)。このS100の処理では、機関の自動停止が実行されている状態において、例えばアクセル操作量ACCPが規定値以上になった場合やブレーキ圧BPの低下量が規定量以上になった場合に、自動始動要求があると判定される。そして自動始動要求がないときには(S100:NO)、本処理は一旦終了される。
一方、自動始動要求があるときには(S100:YES)、制御装置100は、モータジェネレータ90のソフトスタート処理を実行する(S110)。このソフトスタート処理は、モータジェネレータ90のモータトルクをランプ状に増大させる、つまり時間経過と共に直線状にモータトルクを増大させる処理であり、こうしたモータトルクの制御は、制御装置100が駆動回路95を通じてモータジェネレータ90の力行作動を制御することによって実施される。
次に、制御装置100は、S110にてソフトスタート処理を開始してから第1期間PD1が経過したか否かを判定する(S120)。そして、第1期間PD1がまだ経過していないときには(S120:NO)、S120にて肯定判定されるまで、制御装置100はS120の処理を繰り返す。
一方、第1期間PD1が経過したと判定される場合には(S120:YES)、制御装置100は、現在実行中のソフトスタート処理を一旦中断して、モータトルクを一定のトルクに保持するトルク保持処理を実行する(S130)。このトルク保持処理では、ソフトスタート処理を中断した時点のモータトルクが予め定めた第2期間PD2の間保持される。
次に、制御装置100は、S130にてトルク保持処理を開始してから第2期間PD2が経過したか否かを判定する(S140)。そして、第2期間PD2がまだ経過していないときには(S140:NO)、S140にて肯定判定されるまで、制御装置100はS140の処理を繰り返す。
一方、第2期間PD2が経過したと判定される場合には(S140:YES)、制御装置100は、トルク保持処理を中止して、ソフトスタート処理を再開する(S150)。このS150にてソフトスタート処理が再開されると、モータトルクは、トルク保持処理にて保持されていたモータトルクから始動時最大トルクに向けてランプ状に増大されている。
次に、制御装置100は、内燃機関10が完爆したか否か、つまり機関の自動始動が完了したか否かを判定する(S160)。ちなみに、完爆したか否かの判定は、例えば機関回転速度NEが所定の完爆判定速度以上になったことをもって完爆したと判定することができる。そして、いまだ完爆していないときには(S160:NO)、S160にて肯定判定されるまで、制御装置100はS160の処理を繰り返す。
一方、完爆したと判定される場合には(S160:YES)、制御装置100は、モータ駆動を停止する、つまりモータジェネレータ90のモータトルクが「0」になるように駆動回路95を制御して(S170)、その後、本処理を一旦終了する。
次に、上記始動時制御の作用を説明する。
図3に示すように、制御装置100は、内燃機関10の自動始動要求があると(時刻t1)、モータジェネレータ90の出力トルク(以下、モータトルクといい、図3において実線L1で示す)を「0」から始動時最大トルクに向けてランプ状に増大させる、つまり時間経過と共に直線状にモータトルクを増大させるソフトスタート処理を開始する。なお、始動時最大トルクは、自動始動時においてモータジェネレータ90から出力されるモータトルクの最大値であり、機関始動に必要な速度にまでクランクプーリ20の回転速度を高めるために必要なモータトルクになっている。
図4に示すように、ソフトスタート処理が開始されてモータトルクが増加していくと、モータジェネレータ90の上流側に位置するベルト70は張られていくため、第1テンショナプーリ310はベルト70の外側方向(図3に示す矢印D1方向)に向かって移動していく。この第1テンショナプーリ310の移動により上流側のベルト70には適切な張力が付与される。また、ソフトスタート処理が開始されてモータトルクが増加していくと、モータジェネレータ90の下流側に位置するベルト70は逆に緩んでいくため、第2テンショナプーリ350はベルト70の内側方向(図3に示す矢印D2方向)に向かって移動していく。この第2テンショナプーリ350の移動により下流側のベルト70にも適切な張力が付与される。
そして、時刻t1においてソフトスタート処理を開始してから所定時間が経過すると、第1テンショナプーリ310が可動限界位置にまで移動する、あるいはベルト70に付与される第1テンショナプーリ310の付勢力とベルト70の張力とが釣り合うなどして、ベルト70の外側方向(矢印D1方向)に向かっていた第1テンショナプーリ310の移動が収まる(止まる)。こうして第1テンショナプーリ310の移動が収まると、ベルト70を介して回転されるクランクプーリ20の回転速度は、モータトルクの増大に伴って増加していく。なお、本実施形態では、時刻t1においてソフトスタート処理を開始してから第1テンショナプーリ310の移動が収まるまでの上記所定時間が予め計測されており、その計測された値が上記第1期間PD1として設定されている。
ここで、モータジェネレータ90のモータトルクが増加している最中に第1テンショナプーリ310の移動が止まると、図4に一点鎖線L3で示すように、瞬間的ではあるものの、モータジェネレータ90の下流側に位置するベルト70が第2テンショナプーリ350から離れてしまうことがある。このようにして第2テンショナプーリ350からベルト70が離れてしまうと、離れたベルト70が再び第2テンショナプーリ350に接触したときに異音(叩き音)が発生するおそれがある。
この点、本実施形態では、時刻t1においてソフトスタート処理を開始してから上記第1期間PD1が経過した時点で、制御装置100は、ソフトスタート処理を一旦中断してモータトルクを一定のトルクに保持するトルク保持処理を開始する(図3の時刻t2)。このトルク保持処理では、ソフトスタート処理を中断した時点のモータトルク(時刻t2の時点におけるモータトルク)が第2期間PD2の間保持される。
このようにモータトルクの増加を中断させるトルク保持処理の実行時期を、第1テンショナプーリ310の移動が収まる時期に合わせることにより、モータジェネレータ90の下流側に位置するベルト70が瞬間的に第2テンショナプーリ350から離れることが抑えられる。そのため、離れたベルト70が再び第2テンショナプーリ350に接触するという状態になりにくく、その結果、ベルト70の異音発生が抑えられる。
なお、本実施形態では、モータジェネレータ90の下流側に位置するベルト70が瞬間的に第2テンショナプーリ350から離れることを抑えるために必要な上記トルク保持処理の実行期間についてその最適値が予めの実験等を通じて求められており、同最適値が上記第2期間PD2として設定されている。
そして、図3に示すように、第2期間PD2が経過すると(時刻t3)、制御装置100は、トルク保持処理を中止して、ソフトスタート処理を再開することにより、トルク保持処理にて保持されていたモータトルクを始動時最大トルクに向けてランプ状に増大させていく。そして、モータトルクが始動時最大トルクに達すると(時刻t4)、制御装置100は、内燃機関10が完爆するまで、モータジェネレータ90のモータトルクを始動時最大トルクに保持することにより、クランクプーリ20は機関始動に必要な速度で回転する。
以上説明した本実施形態では、以下の効果を得ることができる。
(1)モータジェネレータ90を駆動して内燃機関10を始動する際、上記ソフトスタート処理の実行途中に当該ソフトスタート処理を一旦中断してモータトルクを一定のトルクに保持するトルク保持処理を実行するようにしている。そのため、上述したようにベルト70の異音発生を抑えることができる。
(2)また、本実施形態では、自動始動時において上述したソフトスタート処理を実行するために、自動始動の開始直後におけるモータトルクの増大が緩やかになる。そのため、図3において二点鎖線L2にて示すように自動始動の開始直後からモータトルクを急速に始動時最大トルクにまで高める場合と比較して、自動始動の開始直後におけるモータジェネレータ90の消費電力を低減することができる。
(3)図5に、モータジェネレータ90の上流側に位置するベルト70の自動始動開始直後における張力を示す。なお、図5に示す実線L1は本実施形態における同ベルト70の張力を示す。一方、図5に示す二点鎖線L2は、図3において二点鎖線L2にて示したように自動始動の開始直後からモータトルクを急速に始動時最大トルクにまで高める場合の同ベルト70の張力を示す。
上述したように、本実施形態では、自動始動時に上述したソフトスタート処理を実行する。そのため、図3において二点鎖線L2にて示した上記の始動態様と比較して、自動始動の開始直後においてモータプーリ50とクランクプーリ20の周速(プーリの外周が1秒間に移動する距離)の差が急激に増大することが抑えられる。そのため、本実施形態では図5に実線L1にて示すように、同図5に二点鎖線L2にて示す場合と比較して、自動始動の開始直後において、モータジェネレータ90の上流側に位置するベルト70の張力を低くすることができる。従って、例えばベルト70の耐久性が低下することを抑えることができる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記実施形態では、図3に示したように、時刻t4以降、モータジェネレータ90のモータトルクを始動時最大トルクに保持するようにした。この他、モータトルクが始動時最大トルクに達した以降(時刻t4以降)、モータトルクを低下させても、クランクプーリ20の回転速度を十分に維持することができるのであれば、時刻t4以降のモータトルクを始動時最大トルクよりも小さいトルクにしてもよい。
・図1に示した各プーリの配置や、プーリを備える補機の種類は適宜変更することができる。
10…内燃機関、20…クランクプーリ、22…スタータギヤ、30…アイドラプーリ、40…ウォータポンププーリ、50…モータプーリ、60…エアコンプーリ、70…ベルト、90…モータジェネレータ、95…駆動回路、100…制御装置、110…CPU、120…ROM、130…RAM、210…クランク角センサ、220…アクセルセンサ、230…圧力センサ、300…テンショナ、310…第1テンショナプーリ、320…第1アーム、330…第1軸、350…第2テンショナプーリ、360…第2アーム、370…第2軸、380…スプリング。

Claims (1)

  1. クランクシャフトに設けられたクランクプーリと、電動機と、前記電動機の回転軸に設けられた電動機プーリと、前記クランクプーリ及び前記電動機プーリに巻き掛けられたベルトと、前記ベルトの送り方向において前記電動機プーリの上流側に位置する前記ベルトに張力を付与する第1テンショナプーリと、前記ベルトの送り方向において前記電動機プーリの下流側に位置する前記ベルトに張力を付与する第2テンショナプーリと、を備える内燃機関に適用されて、前記電動機の駆動を制御する制御装置であって、
    前記電動機を駆動して機関を始動する際に、前記電動機の出力トルクをランプ状に増大させるソフトスタート処理を実行するとともに、前記ソフトスタート処理の実行途中に当該ソフトスタート処理を一旦中断して前記出力トルクを一定のトルクに保持するトルク保持処理を実行する
    内燃機関の電動機制御装置。
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