JP2017127890A - 構造体の製造方法 - Google Patents

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【課題】高い固着強度で管状部材に他の部材が固着され、固着箇所における耐振性が向上された構造体を製造することが可能な構造体の製造方法を提供する。【解決手段】金属管からなる管状のビーム部材2の外周にブラケット部材3が取り付けられたレインフォース1からなる構造体の製造方法であって、ブラケット部材3に形成された取付孔3aにビーム部材2を挿通させてビーム部材2の外周にブラケット部材3を配置する部材配置工程と、ビーム部材2を拡管させてビーム部材2の外周面をブラケット部材3に固着させる固着工程と、ビーム部材2の外周面とブラケット部材3の取付孔3aの内周面との固着箇所Aにおける軸方向の両端部Atを周方向へわたって覆うように補強材11を充填する補強材充填工程と、を含む。【選択図】図5

Description

本発明は、金属管からなる管状部材の外周に他の部材が取り付けられた構造体の製造方法に関する。
自動車の部品は、コストや溶接などの施工性の観点から鋼部材が多く用いられている。近年の燃費の向上の要求から、鋼部材の一部を軽量な部材で置き換えることが行われており、パネル部材の他、フレーム部材にもそのような軽量化部材を適用することが検討されている。このような軽量構造部材としては、アルミニウム合金が好適に用いられる。
ところで、フレーム部材にブラケット部材を溶接して固着すると、溶接時の熱によってフレーム部材が熱変形するおそれがある。このため、溶接時の熱変形を抑止する固着方法として、管状部材を拡管させることで、その外周側のブラケット部材を固着させるかしめによる固着が検討されている。
このかしめによる固着方法としては、例えば、管状部材の内部に水等の液体を充填し、その液体の圧力によって管状部材を拡管させ、外周側のブラケット部材を固着させる液圧成形がある(例えば、特許文献1参照)。また、管状部材を機械的に内側から広げて外周側のブラケット部材を固着させる機械成形も知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2006−264444号公報 特開2010−51972号公報
このようなかしめによる固着方法は、溶接による固着方法と比較して熱歪が発生しないため精度の高い構造体を得ることができる。一方で、インストルメントパネル内に設けられるレインフォースなどの構造体では、車両走行中の振動が付与された際に、固着箇所の端部に繰り返し荷重がかかることがある。このため、固着箇所での固着強度を高め、耐振性を向上させることが求められている。
本発明は、高い固着強度で管状部材に他の部材が固着され、固着箇所における耐振性が向上された構造体を製造することが可能な構造体の製造方法を提供することを目的としている。
本発明は下記構成からなる。
金属管からなる管状部材の外周に他の部材が取り付けられた構造体の製造方法であって、
前記他の部材に形成された取付孔に前記管状部材を挿通させて前記管状部材の外周に前記他の部材を配置する部材配置工程と、
前記管状部材を拡管させて前記管状部材の外周面を前記他の部材に固着させる固着工程と、
前記管状部材の外周面と前記他の部材の取付孔の内周面との固着箇所における軸方向の両端部を周方向へわたって覆うように補強材を充填する補強材充填工程と、
を含むことを特徴とする構造体の製造方法。
また、前記補強材として、樹脂を用いてもよい。
また、前記補強材充填工程において、前記固着箇所の両端部を覆う金型を配置し、前記金型と前記固着箇所の両端部との間に溶融樹脂を射出することであってもよい。
また、前記固着工程において、前記管状部材の内部に配置させたコイルに通電することで発生する電磁力により前記管状部材を拡管する電磁成形を行うことであってもよい。
また、前記固着工程において、前記管状部材の内部に充填した液体の圧力で前記管状部材を拡管させる液圧成形、または、周方向に分割された複数の分割体を前記管状部材の内部に配置し、前記分割体の配置の中心に楔を挿し込んで前記分割体を径方向外方へ変位させることで前記管状部材を拡管させる機械成形を行うことであってもよい。
本発明の構造体の製造方法によれば、高い固着強度で管状部材に他の部材が固着され、固着箇所における耐振性が向上された構造体を製造することができる。
本発明の構造体の製造方法によって製造する構造体の一例であるレインフォースの斜視図である。 本発明に係る構造体の製造方法の部材配置工程を説明する工程説明図で、ビーム部材の軸方向に沿う概略断面図である。 本発明に係る構造体の製造方法の固着工程を説明する工程説明図で、ビーム部材のかしめ前における軸方向に沿う概略断面図である。 本発明に係る構造体の製造方法の固着工程を説明する工程説明図で、ビーム部材のかしめ後における軸方向に沿う概略断面図である。 本発明に係る構造体の製造方法の補強材充填工程を説明する工程説明図で、ビーム部材の軸方向に沿う概略断面図である。 本発明に係る構造体の製造方法の射出成形による補強材充填工程を説明する工程説明図で、ビーム部材の軸方向に沿う概略断面図である。 本発明に係る構造体の製造方法によって補強された構造体の変形例を示すビーム部材の軸方向に沿う概略断面図である。 本発明に係る構造体の製造方法の液圧成形による固着工程を説明する工程説明図で、ビーム部材の軸方向に沿う概略断面図である。 本発明に係る構造体の製造方法の機械成形による固着工程を説明する工程説明図で、ビーム部材の軸方向に沿う概略断面図である。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1は、構造体の一例であるレインフォースの斜視図である。
ここでの構造体は、自動車等の車両のインストルメントパネル内に設けられるレインフォース1を一例として説明するが、これに限らない。
図1に示すように、レインフォース1は、管状部材であるビーム部材2と、このビーム部材2の外周に設けられた他の部材であるブラケット部材3とを有している。ビーム部材2は、長尺円筒状に形成されている。このビーム部材2には、レインフォース1を車両のボディに固定するための固定部材4及びレインフォース1にステアリングを支持させる支持部材5が固定される。
このビーム部材2は、非磁性体の金属管であり、例えば、アルミニウムまたはアルミニウム合金からなる押出材である。ブラケット部材3は、例えば、インストルメントパネルを構成する部材等に固定される。ブラケット部材3は、アルミニウムまたはアルミニウム合金などの金属材料から形成されたもので、例えば、鋳物あるいは展伸材である。なお、ブラケット部材3としては、アルミニウムまたはアルミニウム合金に限らず他の金属材料であってもよく、また、硬質樹脂材料から形成されたものでもよい。ブラケット部材3は、ビーム部材2の外周に一体的に設けられている。ビーム部材2は、ブラケット部材3の固着箇所が、径方向外方へ拡径された拡径部6とされている。
次に、ビーム部材2の外周にブラケット部材3が設けられた上記構造のレインフォース1の製造方法を、その工程毎に説明する。
(部材配置工程)
図2は、部材配置工程を説明する工程説明図で、ビーム部材の軸方向に沿う概略断面図である。
拡径部6を成形する前のビーム部材2を用意し、このビーム部材2をブラケット部材3に形成された取付孔3aに挿通させる。そして、ビーム部材2の外周における軸方向の所定位置にブラケット部材3を配置する。
(固着工程)
外周にブラケット部材3を配置させたビーム部材2を拡管して拡径部6を形成する。これにより、このビーム部材2の外周にブラケット部材3をかしめて固着する。
以下、ビーム部材2を電磁成形によって拡管させる場合について説明する。
図3及び図4は、固着工程を説明する工程説明図で、図3はビーム部材のかしめ前における軸方向に沿う概略断面図、図4はビーム部材のかしめ後における軸方向に沿う概略断面図である。
まず、図3に示すように、ビーム部材2の内部にコイル21を挿入し、拡管させる箇所にコイル21を配置させる。コイル21は、ボビン部21aと導体素線21bとを備えている。ボビン部21aは絶縁性樹脂を棒状に形成したもので、このボビン部21aの周囲に導体素線21bが巻回されている。導体素線21bは、矩形または正方形の断面形状を有しており、その周囲は、絶縁性物質21cで覆われている。そして、このコイル21をビーム部材2の内部に挿入した状態でコイル21に瞬間的に大電流を流して電磁力を発生させる。すると、ビーム部材2は、コイル21の配置箇所が電磁力で径方向外方へ均等に拡がり、拡径部6が形成される。これにより、図4に示すように、ビーム部材2は、その外周面がブラケット部材3の取付孔3aに押し付けられる。したがって、ビーム部材2には、その軸方向の所定位置にブラケット部材3がかしめられて固着される。
(補強材充填工程)
図5は補強材充填工程を説明する工程説明図で、ビーム部材の軸方向に沿う概略断面図である。
図5に示すように、ビーム部材2の外周面とブラケット部材3の取付孔3aの内周面との固着箇所Aにおける軸方向の両端部Atに、この両端部Atを覆うように補強材11を充填する。すると、補強材11は、ビーム部材2の外周面とブラケット部材3の取付孔3aの内周面との固着箇所Aの微小な隙間に入り込み、その後硬化する。これにより、ビーム部材2の外周面とブラケット部材3の取付孔3aの内周面との固着箇所Aが補強材11によって隙間なく密着された状態に維持される。
この補強材11としては、例えば、樹脂、はんだ等のろう材、接着材あるいはシール材などがある。具体的には、ビーム部材2及びブラケット部材3よりも低融点の樹脂やろう材を溶融させた状態で固着箇所Aの端部Atを覆うように充填したり、固着箇所Aの端部Atに接着材やシール材を塗布する。
補強材11として、樹脂を用いる場合は、射出成形によって固着箇所Aの端部Atを覆うように充填するのが好ましい。
図6は、射出成形による補強材充填工程を説明する工程説明図で、ビーム部材の軸方向に沿う概略断面図である。
図6に示すように、射出成形によって固着箇所Aの端部Atに樹脂を充填するには、まず、ビーム部材2の外周に金型31を配置させ、この金型31をビーム部材2に固着されたブラケット部材3に密着させる。この金型31には、内周面とブラケット部材3へ密着させる面との角部に、周方向にわたってテーパ部32が形成されている。したがって、この金型31をビーム部材2の外周に配置させることで、金型31と固着箇所Aの端部Atとの間に射出空間Sが形成される。そして、この射出空間Sへ、金型31に形成されたゲート孔31aを通して補強材11となる溶融樹脂を充填して硬化させる。これにより、固着箇所Aの端部Atが樹脂からなる補強材11によって覆われ、固着箇所Aが補強される。
このように、上記実施形態に係る構造体の製造方法によれば、管状部材であるビーム部材2を拡管させてブラケット部材3にかしめて固着するので、溶接で固着する場合と比較し、熱歪をなくすことができ、高い取付精度でブラケット部材3を固着することができる。
しかも、ビーム部材2の外周面とブラケット部材3の取付孔3aの内周面との固着箇所Aにおける軸方向の両端部Atを覆うように補強材11を充填することで、補強材11によって固着箇所Aを隙間なく密着させた状態に維持させることができる。これにより、ビーム部材2とブラケット部材3とのかしめ部分での固着強度及び耐振性を高めることができる。したがって、車両走行中に付与される振動に対しても十分な耐振性を得ることができる。
なお、上記実施形態では、ブラケット部材3の幅寸法の範囲でビーム部材2を拡管させて拡径部6を形成したが、ビーム部材2に、ブラケット部材3の幅寸法よりも軸方向に長い拡径部6をビーム部材2に形成しても良い。この場合、図7に示すように、拡管されるビーム部材2は、ブラケット部材3の両側において拘束されないため、ブラケット部材3の両側で盛り上がることとなる。この場合も、ビーム部材2の外周面とブラケット部材3の取付孔3aの内周面との固着箇所Aにおける軸方向の両端部Atを覆うように補強材11を充填することで、補強材11によって固着箇所Aを隙間なく密着させた状態に維持させることができる。
また、本製造方法によれば、補強材11として樹脂を用いれば、樹脂からなる補強材11によって、ビーム部材2の外周面とブラケット部材3の取付孔3aの内周面との固着箇所Aでの密着状態を維持させることができる。
しかも、補強材11として樹脂を用いる場合、補強材充填工程において、固着箇所Aの両端部Atを覆う金型31と固着箇所Aの両端部Atとの間に溶融樹脂を射出する射出成形によって、ビーム部材2の外周面とブラケット部材3の取付孔3aの内周面との固着箇所Aを成形した樹脂で容易に補強することができる。特に、射出成形で補強する場合、ポリプロピレン等の強度や成形性の高い樹脂を容易に用いることができ、また、強度を高めるための充填材を併用することで、さらに高強度に補強することができる。
また、固着工程において、ビーム部材2の内部に配置させたコイル21に通電することで発生する電磁力によりビーム部材2を拡管する電磁成形を行う場合では、容易にかつ必要な箇所を部分的に拡管させることができ、ビーム部材2の外周にブラケット部材3を確実に固着させることができる。特に、ビーム部材2がアルミニウムまたはアルミニウム合金からなる金属管である場合には、電磁成形によって拡管することが生産性などの観点から好ましい。
なお、上記実施形態では、固着工程において、電磁成形によってビーム部材2を拡管させたが、ビーム部材2を拡管させる拡管手段としては、電磁成形に限らず、液圧成形または機械成形によるものでもよい。
液圧成形によって固着工程を行う場合、まず、拡径部6を成形する前のビーム部材2をブラケット部材3に形成された取付孔3aに挿通させる(図2参照)。次いで、図8に示すように、ビーム部材2の内部に水等の液体51を充填し、ビーム部材2に内圧を付与する。すると、ビーム部材2は、液体51の圧力によって拡管し、その外周面がブラケット部材3の取付孔3aの内周面に押し付けられ、これにより、ビーム部材2には、その軸方向の所定位置にブラケット部材3がかしめられて固着される。なお、液圧成形で拡管させる場合、ビーム部材2は、その軸方向にわたって拡管されることとなる。
機械成形によって固着工程を行う場合、拡径部6を成形する前のビーム部材2をブラケット部材3に形成された取付孔3aに挿通させる(図2参照)。次いで、図9に示すように、周方向に複数に分割(例えば、3分割)された分割体(マンドレル)61をビーム部材2の内部における拡管させる所定位置に配置し、分割体61の配置の中心に先細りの楔62を挿し込む。すると、各分割体61が径方向外方へ変位することで、ビーム部材2が分割体61で径方向外方へ押圧されて拡管し、その外周面がブラケット部材3の取付孔3aの内周面に押し付けられ、これにより、ビーム部材2には、その軸方向の所定位置にブラケット部材3がかしめられて固着される。
この液圧成形または機械成形の場合も、ビーム部材2を拡管させてビーム部材2の外周にブラケット部材3を容易にかつ確実に固着させることができる。なお、ビーム部材2の拡径手段としては、そのほかに、ビーム部材2の内部に気体を充填して圧力を付与してビーム部材2を拡管させるブロー成形によるものでも良い。
このように、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、実施形態の各構成を相互に組み合わせることや、明細書の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者が変更、応用することも本発明の予定するところであり、保護を求める範囲に含まれる。
以上の通り、本明細書には次の事項が開示されている。
(1) 金属管からなる管状部材の外周に他の部材が取り付けられた構造体の製造方法であって、
前記他の部材に形成された取付孔に前記管状部材を挿通させて前記管状部材の外周に前記他の部材を配置する部材配置工程と、
前記管状部材を拡管させて前記管状部材の外周面を前記他の部材に固着させる固着工程と、
前記管状部材の外周面と前記他の部材の取付孔の内周面との固着箇所における軸方向の両端部を周方向へわたって覆うように補強材を充填する補強材充填工程と、
を含むことを特徴とする構造体の製造方法。
この構造体の製造方法によれば、管状部材を拡管させて他の部材にかしめて固着するので、溶接で固着する場合と比較し、熱歪をなくすことができ、高い取付精度で他の部材を固着することができる。
しかも、管状部材の外周面と他の部材の取付孔の内周面との固着箇所における軸方向の両端部を周方向へわたって覆うように補強材を充填することで、補強材によって固着箇所を隙間なく密着させた状態に維持させることができる。これにより、管状部材と他の部材とのかしめ部分での固着強度及び耐振性を高めることができる。
(2) 前記補強材として、樹脂を用いる
ことを特徴とする(1)に記載の構造体の製造方法。
この構造体の製造方法によれば、樹脂からなる補強材によって容易に管状部材の外周面と他の部材の取付孔の内周面との固着箇所での密着状態を維持させることができる。
(3) 前記補強材充填工程において、前記固着箇所の両端部を覆う金型を配置し、前記金型と前記固着箇所の両端部との間に溶融樹脂を射出する
ことを特徴とする(2)に記載の構造体の製造方法。
この構造体の製造方法によれば、射出成形によって管状部材の外周面と他の部材の取付孔の内周面との固着箇所の両端部を樹脂で覆って固着箇所を補強することができる。特に、射出成形で樹脂を成形して補強する場合、ポリプロピレン等の強度や成形性の高い樹脂を用いることができ、また、強度を高めるための充填材を併用することで、さらに高強度に補強することができる。
(4) 前記固着工程において、前記管状部材の内部に配置させたコイルに通電することで発生する電磁力により前記管状部材を拡管する電磁成形を行う
ことを特徴とする(1)から(3)のいずれか一項に記載の構造体の製造方法。
この構造体の製造方法によれば、電磁成形によって管状部材を容易にかつ必要な箇所を部分的に拡管させることができ、管状部材の外周に他の部材を確実に固着させることができる。
(5) 前記固着工程において、前記管状部材の内部に充填した液体の圧力で前記管状部材を拡管させる液圧成形、または、周方向に分割された複数の分割体を前記管状部材の内部に配置し、前記分割体の配置の中心に楔を挿し込んで前記分割体を径方向外方へ変位させることで前記管状部材を拡管させる機械成形を行う
ことを特徴とする(1)から(3)のいずれか一項に記載の構造体の製造方法。
この構造体の製造方法によれば、液圧成形または機械成形によって管状部材を拡管させることで管状部材の外周に他の部材を容易にかつ確実に固着させることができる。
1 レインフォース(構造体)
2 ビーム部材(管状部材)
3 ブラケット部材(他の部材)
3a 取付孔
11 補強材
21 コイル
31 金型
51 液体
61 分割体
62 楔
A 固着箇所
At 端部

Claims (5)

  1. 金属管からなる管状部材の外周に他の部材が取り付けられた構造体の製造方法であって、
    前記他の部材に形成された取付孔に前記管状部材を挿通させて前記管状部材の外周に前記他の部材を配置する部材配置工程と、
    前記管状部材を拡管させて前記管状部材の外周面を前記他の部材に固着させる固着工程と、
    前記管状部材の外周面と前記他の部材の取付孔の内周面との固着箇所における軸方向の両端部を周方向へわたって覆うように補強材を充填する補強材充填工程と、
    を含むことを特徴とする構造体の製造方法。
  2. 前記補強材として、樹脂を用いる
    ことを特徴とする請求項1に記載の構造体の製造方法。
  3. 前記補強材充填工程において、前記固着箇所の両端部を覆う金型を配置し、前記金型と前記固着箇所の両端部との間に溶融樹脂を射出する
    ことを特徴とする請求項2に記載の構造体の製造方法。
  4. 前記固着工程において、前記管状部材の内部に配置させたコイルに通電することで発生する電磁力により前記管状部材を拡管する電磁成形を行う
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の構造体の製造方法。
  5. 前記固着工程において、前記管状部材の内部に充填した液体の圧力で前記管状部材を拡管させる液圧成形、または、周方向に分割された複数の分割体を前記管状部材の内部に配置し、前記分割体の配置の中心に楔を挿し込んで前記分割体を径方向外方へ変位させることで前記管状部材を拡管させる機械成形を行う
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の構造体の製造方法。
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