JP2017127787A - 遊技機 - Google Patents

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直幸 渡辺
Naoyuki Watanabe
直幸 渡辺
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【課題】操作装置の有効な継続操作に対応した継続演出を楽しんで遊技することができる遊技機を提供すること。【解決手段】特別遊技の実行を判定する特別遊技判定手段と、操作装置と、所定演出手段に操作装置の操作を促す操作指示演出を行わせる操作指示演出制御手段と、所定の有効期間中に操作装置の操作が行われると、特別遊技判定手段の判定結果に基づいて、所定演出手段に、操作装置の有効操作の継続期間に応じて段階的に変化する継続演出を行わせる継続演出制御手段と、を備える。継続演出には、特別遊技の実行の可能性があることを示唆する第1の継続演出(大ぼやけ顔OD1→ぼやけ顔OD2→ピエロOD3B→ピエロOD4B)と、最終段階よりも前の段階において第1の継続演出より特別遊技の実行の可能性が高いことを示唆する第2の継続演出(大ぼやけ顔OD1→ぼやけ顔OD2→すまし顔OD3G→笑顔0D4G)と、がある。【選択図】図27

Description

本発明は、演出ボタンの長押し等の継続操作を促す指示演出が行なわれた際、有効期間内に指示演出に対応する有効操作を行えば、所定の演出手段が行う演出を遊技者が楽しむことができる遊技機に関する。
従来、遊技中において、演出ボタンの長押し等の継続操作を促す指示演出が行なわれれば、遊技者は、対応する演出を期待して、所定の有効期間内に演出ボタンの継続操作(長押し操作等)を行う。
特開2010−35987号公報
しかし、遊技者が指示演出に従って演出ボタンを長押し操作し、その長押し操作の有効な継続操作に対応した演出(継続演出)が表示されても、十分に、楽しめなかった。
本発明は、上記の課題を解決するもので、操作装置の有効な継続操作に対応した継続演出を楽しんで遊技することができる遊技機を提供することを目的とする。
本発明に係る遊技機は、判定条件の成立により遊技者に有利な特別遊技を実行するか否かを判定する特別遊技判定手段と、
遊技者が操作を行うことが可能な操作装置と、
所定の演出手段に、遊技者に前記操作装置に対する操作を促す操作指示演出を行わせる操作指示演出制御手段と、
前記操作指示演出が行われているときであって所定の有効期間内に前記操作装置に対して操作が行われると、前記特別遊技判定手段による判定の結果に基づいて、所定の演出手段に、前記操作装置に対する操作が継続している期間に応じて段階的に変化する継続演出を行わせる継続演出制御手段と、
を備え、
前記継続演出には、前記特別遊技が実行される可能性があることを示唆する第1の継続演出と、最終段階よりも前の段階において前記第1の継続演出より前記特別遊技が実行される可能性が高いことを示唆する第2の継続演出と、があることを特徴とする。
本発明に係る遊技機では、操作装置の有効な継続操作に対応した継続演出を楽しんで遊技することができる。
本発明の一実施形態に係る遊技機の正面図である。 実施形態に係る遊技機の電気系統の概略ブロック図である。 実施形態の遊技機の演出ボタン装置を示す概略縦断面図である。 実施形態の遊技機のメイン制御部が行うメイン側タイマ割込処理のフローチャートである。 始動口SW(スイッチ)処理のフローチャートである。 特別図柄処理のフローチャートである。 大当たり判定処理のフローチャートである。 変動パターン選択処理のフローチャートである。 停止中処理のフローチャートである。 大入賞口処理のフローチャートである。 遊技状態設定処理のフローチャートである。 実施形態の遊技機の演出制御部が行うサブ側メイン処理のフローチャートである。 サブ側タイマ割込処理のフローチャートである。 コマンド受信処理のフローチャートである。 演出選択処理のフローチャートである。 演出ボタン処理のフローチャートである。 操作演出選択処理のフローチャートである。 継続操作演出選択処理のフローチャートである。 短押し操作演出選択処理のフローチャートである。 継続演出選択テーブルの内容を示す説明図である。 短押し演出選択テーブルの内容を示す説明図である。 実施形態の遊技機の画像音響制御部が行う継続操作指示演出処理のフローチャートである。 継続操作演出処理のフローチャートである。 中断再開処理のフローチャートである。 短押し操作演出処理のフローチャートである。 実施形態の継続操作指示演出を示す説明図である。 実施形態の継続操作演出(継続演出)を示す説明図である。 実施形態の短押し操作演出(短押し演出)を示す説明図である。 実施形態の遊技機の継続操作演出の操作タイミングを説明する図である。 実施形態の遊技機の短押し操作演出の操作タイミングを説明する図である。 実施形態の遊技機の動作時における継続操作演出の一例を説明する図である。 実施形態の遊技機の動作時における継続操作演出の他の例を説明する図である。 実施形態の遊技機の動作時における短押し操作演出の一例を説明する図である。 継続操作演出(継続演出)の変形例を説明する図である。 図34に示す継続操作演出の動作時の一例を説明する図である。
(1)パチンコ遊技機の構造
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明すると、実施形態の遊技機としてのパチンコ遊技機10は、図1に示すように、遊技機枠11の内部に遊技盤15を取り付けて構成される。遊技機枠11は、外枠12、内枠13、及び、前面側のガラス扉部14、を備える。外枠12は、パチンコ遊技機10の外郭部となる枠体であり、内枠13は、遊技盤15が取り付けられる枠体であり、ガラス扉部14は、遊技盤15を保護するとともに発射ハンドル43等が配設される前枠である。ガラス扉部14は、遊技盤15の前面側における遊技球の転動する遊技領域16や遊技球の転動を予定していない非遊技領域17を目視できるように、それらの前側を覆う透明なガラス部14aと、そのガラス部14aの下方の皿ユニット部14bとを備える。
ガラス扉部14は、外枠12や内枠13に対してヒンジ11aによりそれぞれ回動自在とされ、内枠13は、外枠12とガラス扉部14とに対してヒンジ11aによりそれぞれ回動自在としている。
ガラス扉部14の前面側には、ガラス部14aの下方の皿ユニット部14bに、上皿42aと下皿42bとを有した球受け皿42、発射ハンドル43、下皿42bの球を抜く皿球抜きボタン44、上皿42aの球を下皿42bに移す通路球抜きボタン45、演出キー47、及び、後述する操作装置としての演出ボタン装置108が、配設されている。また、ガラス扉部14の前面側には、上部側に、スピーカ48や枠ランプ49が配設されている。
遊技盤15には、発射ハンドル43の操作により発射された遊技球が転動する遊技領域16が、レール部材35で囲まれて形成されている。遊技領域16には、遊技球を誘導する多数の図示しない障害釘や風車が突設され、さらに、盤ランプ50が埋設されている。
遊技領域16の中央には、略円環状に囲む枠体部18aを備えたセンター役物装置18が、配設されている。センター役物装置18には、中央の後部側に、演出手段としての画像表示部20の表示画面20aが配置されている。実施形態の画像表示部20は、液晶表示装置であり、表示画面20aは液晶画面としている。画像表示部20は、客待ち用のデモ表示、装飾図柄変動演出、大当たり遊技に並行して行われる大当たり演出等を表示画面20aに表示する。装飾図柄変動演出は、数字等の装飾図柄と装飾図柄以外の演出画像とにより構成されて、変動表示を経て停止表示された装飾図柄により、大当たり抽選(即ち、大当たり乱数の取得とその大当たり乱数を用いた判定、特別図柄抽選ともいう)の結果を報知する演出である。この装飾図柄変動演出は、特別図柄変動に並行して行われる。また、大当たり抽選は、遊技球の後述する第1始動口22または第2始動口23への入賞に対して行われる。
さらに、画像表示部20は、操作装置としての演出ボタン装置108を使用して行なう操作演出OD(ODC,ODS)(図27,33参照)やその演出を表示させるように演出ボタン装置108の操作を促す操作指示演出OI(OIC,OIS)(図26,33参照)も、表示画面20aに表示する。
なお、後述するように、操作指示演出OIとしては、実施形態の場合、長押し操作(継続操作)を指示する継続操作指示演出OIC(図26参照)と、短押し操作(長押しせずに1回でも押下すればよい操作)を指示する短押し操作指示演出OIS(図33参照)がある。そして、それらの指示演出時に演出ボタン装置108を有効操作した時には、特別図柄抽選の判定結果に応じた操作演出ODとして、後述する継続演出(継続操作演出)ODC(図27参照)や短押し演出(短押し操作演出)ODS(図28,33参照)が表示される。
センター役物装置18の枠体部18aの左部には、入口から遊技球を流入させ、出口からステージ部18cへ遊技球を流出させるワープ部18bが配設されている。枠体部18aの下部のステージ部18cは、ワープ部18bから流入した遊技球を、上面で転動させて、第1始動口22へと案内したり、あるいは、そのまま、第1始動口22の上方より左右にずれた位置から、落下させる。
遊技領域16の左右方向における中央下部には、始動入賞装置21が設けられている。始動入賞装置21は、遊技球の入球し易さが常時変わらない第1始動口22と、電動チューリップ(以下「電チュー」という。「可変入賞装置」に相当する。)24により開閉される第2始動口23とを備えている。電チュー24は、電チューソレノイド24a(図2参照)により駆動される。第2始動口23は、電チュー24が開いているときのみ遊技球が入賞可能となる。
また、遊技領域16には、大入賞装置(特別可変入賞装置)26が設けられている。大入賞装置26は、始動入賞装置21の右方に配置されており、大入賞口27と、大入賞口ソレノイド26a(図2参照)により動作する開閉部材26bとを備えている。大入賞口27は、開閉部材26bにより開閉される。
また、遊技領域16には、複数の普通入賞装置29、遊技球が通過可能なゲート28が設けられている。各普通入賞装置29は、始動入賞装置21の左方に配置されている。各普通入賞装置29に入った遊技球は、その普通入賞装置29内の普通入賞口30に入賞する。ゲート28は、センター役物装置18の右部に配置されている。ゲート28は、いわゆる右打ちをした際に、遊技球が通過する可能性がある通過口である。
また、遊技領域16の外側の非遊技領域17であって遊技盤15の右下部には、表示器類が配置されている。パチンコ遊技機10には、表示器類として、普通図柄表示器37、第1特別図柄表示器39a、及び、第2特別図柄表示器39bが設けられるとともに、普通図柄保留ランプ38、第1特別図柄保留ランプ40a、及び、第2特別図柄保留ランプ40b等が設けられている。
第1特別図柄表示器39a、第2特別図柄表示器39bは、それぞれ、遊技球の第1始動口22、第2始動口23への入賞を契機として行われる大当たり抽選の結果を、変動表示を経て停止表示される特別図柄により報知する(これを「特別図柄変動」という)ものである。第1特別図柄表示器39a、第2特別図柄表示器39bに停止表示された特別図柄が大当たり図柄又は小当たり図柄であれば、大入賞口27を所定回数開閉する当たり遊技が行われる。簡単に述べれば、始動口22,23への入賞による判定条件の成立により、大当たり判定(抽選)が行われ、その判定結果が大当りであれば、遊技者に有利な特別遊技としての大当たり遊技が実行されることとなる。
特別図柄の変動表示中または当たり遊技中に、遊技球が第1始動口22または第2始動口23に入賞すると、メイン制御部60(図2参照)は、その入賞に対して取得した大当たり乱数等の乱数を、第1始動口22への入賞であれば第1特図保留記憶部63aに、第2始動口23への入賞であれば第2特図保留記憶部63bに、特図保留記憶として記憶する。そして、特別図柄変動を実行可能になったときに、記憶しておいた特図保留記憶に基づいて大当たりか否かの判定を行い、特別図柄変動を実行する。
第1特別図柄保留ランプ40a、第2特別図柄保留ランプ40bは、それぞれ、第1特図保留記憶部63a、第2特図保留記憶部63bに記憶されている特図保留記憶の個数を表示するものである。なお、第1特図保留記憶部63a、第2特図保留記憶部63bに記憶される特図保留記憶の個数は、それぞれ4個が上限とされているため、第1特図保留記憶部63aに4個の特図保留記憶がある状態で遊技球が第1始動口22に入賞したときや、第2特図保留記憶部63bに4個の特図保留記憶がある状態で遊技球が第2始動口23に入賞したときは、その入賞に対して大当たり乱数等の乱数は取得されない。
普通図柄表示器37は、遊技球のゲート28への通過を契機として行われる普通図柄抽選の結果を、変動表示を経て停止表示される普通図柄により報知する(これを「普通図柄変動」という)ものである。普通図柄表示器37に停止表示された普通図柄が当たり図柄であれば、所定時間及び所定回数、電チュー24を開く補助遊技が行われる。
普通図柄の変動表示中または補助遊技中に、遊技球がゲート28を通過すると、メイン制御部60は、その通過に対して取得した当たり乱数等の乱数を、普図保留記憶部63cに普図保留記憶として記憶する。そして、普通図柄変動を開始可能な状態になったときに、記憶しておいた普図保留記憶に基づいて当たりか否かの判定を行い、普通図柄変動を実行する。
普通図柄保留ランプ38は、普図保留記憶部63cに記憶されている普図保留記憶の個数を表示するものである。なお、普図保留記憶部63cに記憶される普図保留記憶の個数は、それぞれ4個が上限とされているため、普図保留記憶部63cに4個の普図保留記憶がある状態で遊技球がゲート28を通過したときは、その通過に対して当たり乱数は取得されない。
なお、遊技領域16の下端には、入賞しなかった遊技球が排出されるアウト口33が配設されている。
(2)パチンコ遊技機の電気系統
次に、実施形態のパチンコ遊技機10の電気系統について説明する。図2に示すように、パチンコ遊技機10は、メイン制御部60、払出制御部70、演出制御手段としてのサブ制御部85を備え、サブ制御部85は、演出制御部90、画像音響制御部95、及び、ランプ制御部100を備えている。そして、払出制御部70及び演出制御部90はメイン制御部60に接続され、画像音響制御部95及びランプ制御部100は演出制御部90に接続されている。各制御部は、CPU61,71,91,96,101、ROM62,72,92,97,102、RAM63,73,93,98,103等を備えている。また、メイン制御部60は、RAM63内に、第1特図保留記憶部63a、第2特図保留記憶部63b、及び、普図保留記憶部63cを備えている。さらに、演出制御部90は、RTC(リアルタイムクロック)94を備えている。RTC94は、日時を計測しており、パチンコ遊技機10の電源が遮断されても図示しないバックアップ電源により計測動作を継続する。
メイン制御部60は、大当たりの抽選や遊技状態の移行など主に利益に関わる制御を行うものである。メイン制御部60には、第1始動口22内に設けられて第1始動口22に入賞した遊技球を検出する第1始動口SW(スイッチ)22a、第2始動口23内に設けられて第2始動口23に入賞した遊技球を検出する第2始動口SW23a、電チュー24を駆動する電チューソレノイド24a、ゲート28内に設けられてゲート28を通過した遊技球を検出するゲートSW28a、大入賞口27内に設けられて大入賞口27に入賞した遊技球を検出する大入賞口SW27a、開閉部材26bを駆動する大入賞口ソレノイド26a、各普通入賞口30内にそれぞれ設けられてその普通入賞口30に入賞した遊技球を検出する普通入賞口SW30a、第1特別図柄保留ランプ40a、第2特別図柄保留ランプ40b、普通図柄保留ランプ38、第1特別図柄表示器39a、第2特別図柄表示器39b、普通図柄表示器37がそれぞれ接続され、矢印で示すように、各スイッチからはメイン制御部60に信号が入力され、各ソレノイドやランプ等にはメイン制御部60から信号が出力される。
また、メイン制御部60は、払出制御部70に各種コマンドを送信するとともに、払い出し監視のために払出制御部70から信号を受信する。払出制御部70には、払出部75が接続され、払出制御部70は、メイン制御部60から受信したコマンドに従って払出部75を動作させ、賞球の払出を行わせる。
さらに、メイン制御部60には、ホールに設置されたホストコンピュータに対して各種の情報を送信する盤用外部情報端子基板105が接続されている。メイン制御部60は、払出制御部70から取得済みの払い出した賞球数の情報やメイン制御部60の状態等の情報を、盤用外部情報端子基板105を介して、ホストコンピュータに送信する。
払出制御部70は、払出部(払出駆動モータ)75、払出球検出SW76、球有り検出SW77、満タン検出SW78、及び、発射部79と接続される。
払出制御部70は、払出部(払出駆動モータ)75に対して入賞時の賞球数を払い出す制御を行なう。払出部75は、遊技球の貯留部から所定数を払い出すための払出駆動モータからなる。そして、払出制御部70は、払出部75に対して各入賞口(第1始動口22、第2始動口23、大入賞口27、普通入賞口30)に入賞した遊技球に対応した賞球数を払い出す制御を行なう。
また、払出制御部70は、発射部79に対する遊技球の発射の操作を検出して遊技球の発射を制御する。発射部79は、遊技のための遊技球を発射するものであり、発射ハンドル43からの遊技者による遊技操作を検出するセンサや遊技球を発射させるソレノイド等を備える。払出制御部70は、発射部79のセンサにより遊技操作を検出すると、検出された遊技操作に対応してソレノイド等を駆動させて遊技球を間欠的に発射させ、遊技盤15の遊技領域16に遊技球を送り出す。
また、払出制御部70は、払い出す遊技球の状態を検出する各所の検出部が接続され、賞球のための払い出し状態を検出する。これらの検出部としては、既述の払出球検出SW76、球有り検出SW77、満タン検出SW78等がある。
さらに、払出制御部70には、ホールに設置された図示しないホストコンピュータに対して各種情報を送信する枠用外部情報端子基板106が接続されている。払出制御部70は、払出部(払出駆動モータ)75を駆動させて払い出した賞球数の情報等を枠用外部情報端子基板106を介してホストコンピュータに送信し、また、同様の情報をメイン制御部60にも送信する。
また、メイン制御部60は、演出制御部90に対し各種コマンドを送信し、演出制御部90は、画像音響制御部95との間でコマンドや信号の送受信を行う。画像音響制御部95には画像表示部20及びスピーカ48が接続され、画像音響制御部95は、演出制御部90から受信したコマンドに従って、画像表示部20の表示画面20aに装飾図柄その他の画像を表示し、スピーカ48から音声を出力する。
具体的には、画像音響制御部95のROM97には、画像表示部20において表示する装飾図柄、背景、キャラクタ、アイテム等の既述の操作演出ODや操作指示演出OIを含む画像データが記憶されている。さらには、画像データと同期させて又は画像データとは独立にスピーカ48から出力する音声、楽曲、効果音等の音響データが記憶されている。画像音響制御部95のCPU96は、ROM97に記憶された画像データや音響データの中から、演出制御部90から受信したコマンドに対応したものを選択して読み出し、読み出した画像データを用いて装飾図柄等の画像を表示するための画像処理を行い、また、読み出した音響データを用いて音声等の音響を出力するための音声処理を行う。そして、画像音響制御部95は、画像処理された画像データに基づいて画像表示部20に画像を表示し、音声処理された音響データに基づいてスピーカ48から音響を出力する。
また、演出制御部90は、ランプ制御部100との間でコマンドや信号の送受信を行う。ランプ制御部100には、枠ランプ49、盤ランプ50、及び、可動役物装置130の図示しない駆動モータやセンサが接続され、ランプ制御部100は、演出制御部90から受信したコマンドに従って、ランプ49,50を点灯・消灯するとともに、可動役物装置130の駆動モータを駆動させて、可動役物装置130の可動体としての星型の可動役物131(図1参照)を左右に揺動させるように動作させる。
具体的には、ランプ制御部100のROM102には、演出制御部90にて決定される演出内容に応じたランプ49,50の発光パターンデータ(点灯/点滅や発光色に関するデータ)が記憶されている。ランプ制御部100のCPU101は、ROM102に記憶された発光パターンデータの中から、演出制御部90から受信したコマンドに対応したものを選択して読み出し、読み出した発光パターンデータに従ってランプ49,50の発光を制御する。また、ランプ制御部100のROM102には、演出制御部90にて決定される演出内容に応じた可動役物装置130の動作パターンデータが記憶されている。ランプ制御部100のCPU101は、読み出した動作パターンデータに従って、可動役物装置130の動作を制御する。
また、演出制御部90には、操作装置としての演出ボタン装置108における遊技者が操作する演出ボタン(操作部・押下部)115(図1,3参照)が押下操作されたことを検出する演出ボタン検出SW120が接続されており、演出ボタン115が押下されると、演出ボタン検出SW120から演出制御部90に対して信号が出力される。さらに、演出キー47のキー検出SW47aも演出制御部90に接続されている。演出キー47は、遊技者によってキー操作されると、キー操作に対応したキー検出SW47aの信号が演出制御部90へ入力される。
(3)演出ボタン装置の構造
実施形態の演出ボタン装置108は、図1,3に示すように、球受け皿42の上皿42aの中央手前側に配設され、上皿42aの天井パネル109の配設孔109aに、昇降可能に演出ボタン(操作部・押下部)115を配設させて構成される。演出ボタン装置108は、遊技者が押下操作する操作部(押下部)としての演出ボタン115と、演出ボタン115を上方へ付勢するばね122と、演出ボタン115から下方に延びる検知片部119と、検知片部119を利用して演出ボタン115の操作を検知する操作検知手段としての演出ボタン検出SW120と、を備えて構成される。
演出ボタン115は、天井壁を有した略円筒状として、下部外周にフランジ部115aを備えて構成され、内部に、ばね受け座115bを設けて上方へ凹んで構成されている。そして、演出ボタン115は、ばね受け座115bをばね122に支持されて上方へ付勢され、上方側への位置規制が、天井パネル109の配設孔109aの内周縁から円筒状に下方に延びるストッパ109bによりなされている。また、演出ボタン115は、ばね122の付勢力に抗して、下面115cを、後述するクッション材111を介在させて、中間壁部110の規制部110bに当接させるまで、押下操作を行うことができる。
中間壁部110は、上皿42a内に配設固定され、演出ボタン115のフランジ部115aをガイドするガイド筒部110cを備えるとともに、中央に、ばね122を挿通させる挿通孔110aを備え、さらに、演出ボタン115の下面115cを規制する既述の規制部110bを備えて構成される。
ばね122は、実施形態の場合、コイルばねから構成されて、演出ボタン115のばね受け座115bと上皿42a側のベース壁部113に設けられたばね座113aとの間に、配設されている。
なお、ストッパ109bの下面と規制部110bの上面とには、フランジ部115aや下面115cとの当接状態を緩和するためのクッション材(ゴム)109c,111が配設されている。
また、演出ボタン115の下面115c側には、光電センサからなる演出ボタン検出SW120を遮光することにより、演出ボタン115のON操作(押下操作)を検知する検知片部119が配設されている。演出ボタン検出SW120は、上皿42a内のベース壁部113に配設され、演出ボタン115の押下操作時、既述したように、演出制御部90にON信号を出力する。
光電センサからなる演出ボタン検出SW120は、演出制御部90に対して出力する信号の波形として、図29や図30に示す立上り信号(ON信号)や下がり信号(OFF信号)がある。すなわち、演出ボタン115を押下操作して、検知片部119が検出SW120を遮光して、透光状態から遮光状態に変化させれば、検出SW120はON信号(立上り信号)を演出制御部90に出力し、その押下状態を維持すると、検出SW120の遮光状態が維持されて、ON信号が継続される状態となる。その後、演出ボタン115から手を離せば、ばね122によって、演出ボタン115が押下操作前の状態に上昇し、検知片部119が検出SW120を遮光状態から透光状態に変化させることから、検出SW120はOFF信号(下がり信号)を演出制御部90に出力することとなる。
(4)遊技状態等の説明
実施形態のパチンコ遊技機10の遊技状態について説明すると、実施形態のパチンコ遊技機10では、設定される遊技状態として、通常遊技状態、時短遊技状態、確変遊技状態、潜確遊技状態の4つの遊技状態がある。また、実施形態のパチンコ遊技機10では、特別図柄抽選の結果実行される遊技として、大当たり遊技(15Rの大当たり遊技と2Rの大当たり遊技)、小当たり遊技があり、普通図柄抽選の結果実行される遊技として、補助遊技がある。実施形態では、大当り遊技が、遊技者に有利な特別遊技となる。
時短遊技状態とは、通常遊技状態よりも第2始動口23へ遊技球が入賞し易い状態をいい、通常遊技状態では、例えば、普通図柄抽選の当選確率が1/20、普通図柄変動時間が12秒となっており、第2始動口23の開放パターンとして、0.2秒の開放を1回おこなう短開放パターン(短開放図柄への当選時)と、0.2秒の開放ののち4.0秒の開放をおこなう長開放パターン(長開放図柄への当選時)とがあるのに対して、時短遊技状態では、普通図柄抽選の当選確率が19/20、普通図柄変動時間が0.5秒となっており、第2始動口23の開放パターンとして、3.0秒の開放を1回おこなう短開放パターン(短開放図柄への当選時)と、5.0秒の開放を1回おこなう長開放パターン(長開放図柄への当選時)とがある。なお、短開放図柄へは、当たり当選時の2/11で当選し、長開放図柄へは、当たり当選時の9/11で当選する。また、大当たり遊技の実行中における普通図柄抽選の当選確率、普通図柄変動時間、第2始動口23の開放パターンは、通常遊技状態と同様となっており、小当たり遊技の実行中における普通図柄抽選の当選確率、普通図柄変動時間、第2始動口23の開放パターンは、小当たり当選時の遊技状態と同様となっている。
確変遊技状態とは、通常遊技状態よりも大当たりに当選しやすく、かつ第2始動口23へ遊技球が入賞し易い状態をいい、通常遊技状態では、例えば、大当たり当選確率が1/300であるのに対して、確変遊技状態では、大当たり当選確率が10/300となっている。また、確変遊技状態では、普通図柄抽選の当選確率、普通図柄変動時間、第2始動口23の開放パターンは、時短遊技状態と同様となっている。
潜確遊技状態とは、通常遊技状態よりも大当たりに当選しやすい状態をいい、潜確遊技状態では、大当たり当選確率は、確変遊技状態と同様となっており、普通図柄抽選の当選確率、普通図柄変動時間、第2始動口23の開放パターンは、通常遊技状態と同様となっている。
そして、初期状態では(即ち、電源が投入されて最初の遊技が開始されるときは)通常遊技状態であり、大当たりに当選すると、大入賞口27を所定回数開閉する大当たり遊技を経て、その大当たりの種類に応じた遊技状態に遷移する。大当たりの種類には、ほとんど賞球の獲得が望めない短当たりとして、2R(ラウンド)潜確大当たりがあり、多くの賞球を獲得可能な長当たりとして、15R(ラウンド)確変大当たり、15R(ラウンド)通常大当たりがある。また、これら大当たりの他に小当たりがある。なお、ラウンドとは大入賞口27の開放期間を言う。2R潜確大当たりでは、大入賞口27を極短時間2回開放する大当たり遊技を行った後、潜確遊技状態に遷移し、15R確変大当たりでは、大入賞口27を15回開放する大当たり遊技を行った後、確変遊技状態に遷移し、15R通常大当たりでは、大入賞口27を15回開放する大当たり遊技を行った後、時短遊技状態に遷移する。また、小当たりは、見かけ上2R潜確大当たりと変わらない動作をするもので、大入賞口27を極短時間2回開放する小当たり遊技を行うが、遊技状態は遷移しない。なお、時短遊技状態において途中で大当たりが発生することなく、例えば100回の特別図柄変動が行われたときも、通常遊技状態に遷移する。
大当たり及び小当たりの抽選は大当たり乱数を用いて行われ、大当たりに当選した場合に当選した大当たりがいずれの種類の大当たりとなるかの抽選は、大当たり図柄乱数を用いて行われる。大当たり乱数は、例えば、0〜299までの範囲で値をとることとされ、通常遊技状態時又は時短遊技状態時では、大当たりに当選する割合が1/300となるよう大当たりに当選する乱数値が定められるとともに、小当たりに当選する割合が3/300となるよう、小当たりに当選する乱数値が定められている。また、大当たり乱数は、確変遊技状態時又は潜確遊技状態時では、大当たりに当選する割合が10/300となるよう、大当たりに当選する乱数値が定められるとともに、小当たりに当選する割合が3/300となるよう、小当たりに当選する乱数値が定められている。大当たり図柄乱数は、例えば、0〜249までの範囲で値をとることとされ、第1始動口22への入賞に対しては、15R通常大当たりに当選する割合が100/250となり、15R確変大当たりに当選する割合が75/250となり、2R潜確大当たりに当選する割合が75/250になるよう各大当たりに当選する乱数値が定められ、第2始動口23への入賞に対しては、15R通常大当たりに当選する割合が100/250となり、15R確変大当たりに当選する割合が125/250となり、2R潜確大当たりに当選する割合が25/250になるよう各大当たりに当選する乱数値が定められており、第1始動口22へ入賞したときよりも長当たりに当選する割合が高くなっている。すなわち、実施形態のパチンコ遊技機10では、第1始動口22に遊技球が入賞して行われる大当たり抽選よりも、第2始動口23に遊技球が入球して行われる大当たり抽選の方が、遊技者にとって有利となるように設定されている。
また、大当たり抽選の結果がハズレであった場合に、特別図柄変動に並行して行われる装飾図柄変動演出において装飾図柄をリーチ状態とするか否かは、リーチ乱数を用いて行われる。リーチ乱数は、例えば、0〜249までの範囲で値をとることとされ、リーチ有り、すなわち、リーチ状態とするに当選する割合が40/250となり、リーチ無し、すなわち、リーチ状態としないに当選する割合が210/250となるようリーチに当選する乱数値が定められている。
また、補助遊技を行うか否かの抽選、すなわち普通図柄抽選は、当たり乱数を用いて行われ、当たりに当選した場合に当選した当たりがいずれの種類の当たりとなるかの抽選は、当たり図柄乱数を用いて行われる。当たり乱数は、例えば、0〜19までの範囲で値をとることとされ、非特定遊技状態(通常遊技状態、潜確遊技状態、および大当たり遊技の実行中)では、当たりに当選する割合が1/20となるよう当たりに当選する乱数値が定められ、特定遊技状態(時短遊技状態および確変遊技状態)では、当たりに当選する割合が19/20となるよう当たりに当選する乱数値が定められている。また、当たり図柄乱数は、例えば、0〜10までの範囲で値をとることとされ、短開放図柄に当選する割合が2/11となり、長開放図柄に当選する割合が9/11となるよう各当たりに当選する乱数値が定められている。なお、普通図柄抽選の結果がハズレである場合には、当たり図柄乱数を判定することなくハズレとする。
(5)パチンコ遊技機の動作
≪メイン制御部での処理≫
次に、図4〜11に基づいてメイン制御部60の動作について説明する。なお、後述する各カウンタは、RAM63に設けられ、パチンコ遊技機10の電源投入時にゼロクリアされる。
メイン制御部60は、電源の供給が開始されると、図示しない起動処理や電源遮断監視処理等を含んだメイン制御処理の実行を開始し、メイン制御部60への電源の供給中、このメイン制御処理を継続的に実行する。そして、メイン制御部60は、このメイン制御処理に対して、所定周期毎(例えば4ms毎)、図4に示すタイマ割込処理を割り込ませて実行する。
[メイン側タイマ割込処理]
メイン制御部60は、図4に示すメイン側タイマ割込処理を例えば4msecといった短時間毎に繰り返す。すなわち、乱数更新処理(S201)、始動口SW処理(S202)、ゲートSW処理(S203)、大入賞口SW処理(S204)、普通入賞口SW処理(S205)、特別図柄処理(S206)、普通図柄処理(S207)、大入賞口処理(S208)、電チュー処理(S209)、賞球処理(S210)、及び、出力処理(S211)を繰り返して行う。
[乱数更新処理]乱数更新処理(S201)では、図示しないが、メイン制御部60は、大当たり抽選に用いる大当たり乱数、大当たり図柄の種類(15R通常図柄、15R確変図柄、または2R潜確図柄)を決めるための大当たり図柄乱数、装飾図柄変動演出においてリーチ状態とするか否か決めるためのリーチ乱数、装飾図柄変動演出の変動パターン(例えばスーパーリーチ演出や擬似連を行うかなど)を決めるための変動パターン乱数、普通図柄抽選に用いる当たり乱数、当たり図柄の種類(長開放図柄、短開放図柄、又は、ハズレ図柄)を決めるための当たり図柄乱数等を更新する乱数更新処理を行う。
[始動口SW処理]
始動口SW処理(S202)では、図5に示すように、メイン制御部60は、第1始動口SW22aがONしたか否かを判定し(S301)、ONしていなければステップS306に進み、ONしていれば、第1特図保留記憶部63aに記憶されている大当たり乱数の個数を数える第1始動口保留カウンタの値U1が、上限値の4未満か否かを判定する(S302)。4未満でない場合はステップS306に進み、4未満の場合は、U1に1を加算し(S303)、各種乱数(大当たり乱数、大当たり図柄乱数、リーチ乱数、変動パターン乱数)を取得して第1特図保留記憶部63aに格納する(S304)。そして、第1保留数増加コマンドをセットして(S305)、ステップS306に進む。
ステップS306では、メイン制御部60は第2始動口SW23aがONしたか否かを判定し、ONしていなければ始動口SW処理を終え、ONしていれば、第2特図保留記憶部63bに記憶されている大当たり乱数の個数を数える第2始動口保留カウンタの値U2が、上限値の4未満か否かを判定する(S307)。4未満でない場合は始動口SW処理を終え、4未満の場合は、U2に1を加算し(S308)、各種乱数(大当たり乱数、大当たり図柄乱数、リーチ乱数、変動パターン乱数)を取得して第2特図保留記憶部63bに格納する(S309)。そして、第2保留数増加コマンドをセットして(S310)、始動口SW処理を終える。
[ゲート処理]ゲート処理(S203)では、図示しないが、メイン制御部60が、ゲートSW28aがONしたと判定したとき、普通図柄保留球数が「4」未満であることを条件として当たり乱数を取得、格納する。
[大入賞口SW処理]大入賞口SW処理(S204)では、図示しないが、大入賞口SW27aがONしていれば、大当たり遊技中又は小当たり遊技中(後述する当たり遊技フラグがON)か否かを判定して、大当たり遊技中又は小当たり遊技中であれば、入賞個数カウンタの値に1を加算するとともに、大入賞口カウンタの値に1を加算する処理である。
[普通入賞口SW処理]普通入賞口SW処理(S205)は、図示しないが、普通入賞口SW30aがONしていれば普通入賞口カウンタの値に1を加算する処理である。
続いて、メイン制御部60は、後述する特別図柄処理(S206)、普通図柄処理(S207)、後述する大入賞口処理(S208)、電チュー処理(S209)、賞球処理(S210)、及び、出力処理(S211)を行う。
[普通図柄処理]普通図柄処理(S207)においては、図示しないが、ゲートSW処理において格納した当たり乱数が、現在の遊技状態(確変遊技状態、通常遊技状態、潜確遊技状態又は時短遊技状態)に対応して予め設定された当たり乱数値であるかハズレ乱数値であるかの判定を行うとともに、現在の遊技状態に応じて普通図柄の変動時間を選択し、普通図柄表示器37に選択した変動時間だけ普通図柄を変動表示させ、変動時間が経過して普通図柄の変動表示を停止させたとき、当たり乱数が当たり乱数値である場合に補助遊技フラグをONする。補助遊技フラグがONされると、電チュー処理(S209)において、電チュー24が、現在の遊技状態に応じて設定された開時間及び回数だけ開放動作される。
[電チュー処理]電チュー処理(S209)においては、図示しないが、上述した普通図柄処理において補助遊技フラグがONされたとき、第2始動口23の電チュー24を現在の遊技状態に応じた開時間及び回数だけ開放動作する。
[賞球処理]賞球処理(S210)においては、図示しないが、遊技球の入球に応じた大入賞口カウンタの値に応じた数の賞球(実施形態では1カウントあたり15球)、普通入賞口カウンタの値に応じた数の賞球(実施形態では1カウントあたり10球)、及び、始動入賞口カウンタの値に応じた数の賞球(実施形態では1カウントあたり3球)を払い出すためのコマンドをセットして、それらのカウンタをゼロクリアする。
[出力処理]出力処理(S211)においては、図示しないが、各種コマンドを払出制御部70及び演出制御部90に出力する。
[特別図柄処理]
特別図柄処理(S206)では、メイン制御部60は、図6に示すように、当たり遊技中か否かを示す当たり遊技フラグ(即ち、小当たり遊技フラグ、長当たり遊技フラグ、又は、短当たり遊技フラグ)がONか否かを判定し(S401)、ONであれば特別図柄処理を終え、ONでなければ特別図柄の変動中か否かを判定する(S402)。そして、変動中であればステップS411に進み、変動中でなければ、第2始動口保留カウンタの値U2又は第1始動口保留カウンタの値U1が1以上か否かを判定する(S403,S405)。そして、U2及びU1が1以上でなければ特別図柄処理を終え、U2又はU1が1以上であればU2又はU1から1を減算して(S404,S406)、ステップS304又はS309で格納しておいた大当たり乱数を用いて後述する大当たり判定処理(S407)を行い、次いで、後述する変動パターン選択処理を行う(S408)。
その後、メイン制御部60は、第1特別図柄表示器39aまたは第2特別図柄表示器39bにおいて特別図柄の変動を開始し(S409)、変動開始コマンドをセットして(S410)、ステップS411に進む。ステップS411では、特別図柄の変動時間が経過したか否かを判定し、経過していなければ特別図柄処理を終えるが、経過していれば特別図柄の変動を停止して、大当たり判定処理でセットされた図柄で特別図柄を確定表示し(S412)、変動停止コマンドをセットする(S413)。そして、後述する停止中処理(S414)を行って、特別図柄処理を終える。
[大当たり判定処理]
大当たり判定処理(S407)では、メイン制御部60は、図7に示すように、遊技状態に応じた大当たり判定用テーブルを用いて、大当たり乱数が大当たりか否かの判定を行う(S501)。そして、大当たりであれば(S502でYES)、ステップS304又はステップS309で格納しておいた大当たり図柄乱数がどの大当たり図柄を示すものかを判定し(S503)、その大当たり図柄をセットする(S504)。なお、大当たり図柄によって、大当たりの種類が決まる。一方、大当たり乱数が大当たりでないが(S502でNO)、小当たりであれば(S505でYES)、小当たり図柄をセットする(S506)。小当たりでもなければ(S505でNO)、ハズレ図柄をセットする(S507)。
[変動パターン選択処理]
変動パターン選択処理(S408)では、メイン制御部60は、図8に示すように、直前の大当たり判定処理(図6参照)で大当たりと判定していれば(S601でYES)、変動パターンテーブルとして大当たり用テーブルをセットし(S602)、小当たりと判定していれば(S601でNO、S603でYES)、変動パターンテーブルとして小当たり用テーブルをセットする(S604)。大当たりでも小当たりでもない場合には(S603でNO)、リーチ乱数判定テーブルを参照してステップS304又はS309で格納しておいたリーチ乱数がリーチ有りを示すものであるか否かの判定を行い(S605)、リーチ有りである場合は(S606でYES)、変動パターンテーブルとしてリーチハズレ用テーブルをセットし(S607)、リーチ無しである場合は(S606でNO)、変動パターンテーブルとしてバラハズレ用テーブルをセットする(S608)。ここで、バラハズレとは、装飾図柄をリーチ状態としないで停止表示させる変動パターンのことをいう。装飾図柄のリーチ状態とは、左装飾図柄、中装飾図柄、右装飾図柄と3つある装飾図柄のうちの2つを同じ装飾図柄で停止表示させた状態をいう。各装飾図柄は、例えば「1」〜「9」までの数字を装飾した図柄などから構成される。
次に、メイン制御部60は、上記のようにセットした変動パターンテーブルを参照して、ステップS304又はステップS309で格納しておいた変動パターン乱数がいずれの変動パターンを示すかの判定を行い(S609)、その変動パターン乱数が示す変動パターンをセットする(S610)。なお、変動パターンには変動時間を示す情報が含まれている。また、変動パターン乱数は、例えば、0〜10363までの値をとり、大当たり抽選の結果が大当たりであるか小当たりであるかハズレであるか、大当たりである場合は大当たり図柄の種類が何であるか、ハズレである場合はリーチハズレであるかバラハズレであるか、によって異なる変動パターンテーブルを参照して判定されて、およそ180種類ある変動パターンの中から1つの変動パターンを決めるための乱数である。
[停止中処理]
停止中処理(S414)では、メイン制御部60は、図9に示すように、時短遊技状態か否かを示す時短遊技フラグがONか否かを判定し(S701)、ONでない場合はステップS705に進むが、ONの場合は、時短遊技状態中の特別図柄の変動回数を数える時短変動カウンタの値Jを1減算し(S702)、Jが0であれば時短遊技状態を終えるために時短遊技フラグをOFFして(S703,S704)、ステップS705に進む。
ステップS705では、メイン制御部60は、確変遊技状態か否かを示す確変遊技フラグ又は潜確遊技状態か否かを示す潜確遊技フラグがONか否かを判定し(S705)、ONでない場合はステップS709に進むが、ONの場合は、確変遊技状態中又は潜確遊技状態中の特別図柄の変動回数を数える確変潜確変動カウンタの値Xを1減算し(S706)、Xが0であれば確変遊技状態又は潜確遊技状態を終えるために確変潜確遊技フラグをOFFして(S707,S708)、ステップS709に進む。
ステップS709では、メイン制御部60は、大当たりか否か(即ち、停止した特別図柄が大当たり図柄か否か)を判定し、大当たりである場合は(S709でYES)、その大当たりが長当たりであるか否か判定する(S710)。長当たりである場合は、長当たり遊技フラグをセットし(S711)、一方、長当たりでない場合は、短当たりであるので、短当たりフラグをセットする(S712)。そして、時短変動カウンタの値J及び確変潜確変動カウンタの値Xをゼロクリアするとともに(S713)、時短遊技フラグ、確変遊技フラグ、潜確遊技フラグをOFFして(S714)、ステップS717に進む。
一方、大当たりでない場合は(S709でNO)、メイン制御部60は、小当たりか否か(即ち、停止した特別図柄が小当たり図柄か否か)を判定し(S715)、小当たりでない場合には停止中処理を終え、小当たりである場合には、小当たり遊技フラグをONして(S716)、ステップS717に進む。
ステップS717では、メイン制御部60は、当たり遊技(大当たり遊技又は小当たり遊技)のオープニングを開始するとともに(S717)、オープニングコマンドをセットして(S718)、停止中処理を終える。
[大入賞口処理]
大入賞口処理(S208)では、メイン制御部60は、図10に示すように、まず、当たり遊技フラグがONか否かを判定し(S801)、ONでなければ大入賞口処理を終えるが、ONであれば、オープニング中であるか否かを判定する(S802)。オープニングとは、当たり遊技の開始から第1ラウンドの開始までの期間をいう。メイン制御部60は、オープニング中と判定した場合には、オープニング時間が経過したか否かを判定し(S803)、経過していなければ大入賞口処理を終え、経過していれば、当たりの種類に応じた最大R数(ラウンド数)と作動パターンとを設定する(S804)。そして、入賞個数カウンタの値Cをゼロクリアし(S805)、ラウンドカウンタの値Rに1を加算し(S806)、大入賞口27の作動(開放)を開始する(S807)。
次に、メイン制御部60は、大入賞口27の作動時間(開放時間。実施形態では、長当たりであれば29.5秒、短当たりまたは小当たりであれば0.1秒)が経過したか否かを判定し(S808)、経過していれば大入賞口27を閉口し(S810)、経過していなければ、入賞個数カウンタの値Cが規定個数(実施形態では、9個)であるか否かを判定して(S809)、規定個数でなければ大入賞口処理を終え、規定個数であれば大入賞口27を閉口する(S810)。
そして、メイン制御部60は、ラウンドカウンタの値Rが最大R数であるか否かを判定し(S811)、最大R数でなければ大入賞口処理を終え、最大R数であれば、エンディングを開始して(S812)、エンディングコマンドをセットし(S813)、ラウンドカウンタの値Rをゼロクリアする(S814)。なお、エンディングとは、最終ラウンドの終了から当たり遊技の終了までの期間をいう。次に、メイン制御部60は、エンディング時間が経過したか否かを判定し(S817)、経過していなければ大入賞口処理を終え、経過していれば後述する遊技状態設定処理を行って(S818)、当たり遊技フラグをOFFする(S819)。
一方、メイン制御部60は、ステップS802においてオープニング中でないと判定したときは、大入賞口27がエンディング中であるか否かを判定し(S815)、エンディング中であればステップS817に移行し、エンディング中でなければ大入賞口27の作動中か否かを判定する(S816)。そして、作動中でなければステップS805に移行し、作動中であればステップS808に移行する。
[遊技状態設定処理]
遊技状態設定処理(S818)では、メイン制御部60は、図11に示すように、終了する当たり遊技が、小当たりであれば(S901でYES)、遊技状態を遷移させないので遊技状態設定処理を終え、15R通常大当たりであれば(S902でYES)、時短遊技状態に遷移させるため時短遊技フラグをONするとともに(S903)、時短変動カウンタの値Jを100として(S904)、遊技状態設定処理を終える。また、終了する当たり遊技が、15R確変大当たりであれば(S905でYES)、確変遊技状態に遷移させるため確変遊技フラグをONするとともに(S906)、確変潜確変動カウンタの値Xを10000として(S908)、遊技状態設定処理を終え、2R潜確大当たりであれば(S905でNO)、潜確遊技状態に遷移させるため潜確遊技フラグをONするとともに(S907)、確変潜確変動カウンタの値Xを10000として(S908)、遊技状態設定処理を終える。
≪演出制御部での処理≫
以上のメイン制御部60における処理と並行して、サブ制御部85の演出制御部90では図12〜19に示すようなサブ側メイン処理とサブ側タイマ割込処理を行う。
[サブ側メイン処理]
演出制御部90は、図12に示すように、まず、起動時に初期設定を行い(S1001)、CTC(Counter/Timer Circuit)の周期設定を行った後(S1002)、設定された周期にしたがって、演出制御において用いられる乱数を更新しつつ(S1003)、タイマ割り込み処理を受け付ける。
[サブ側タイマ割込処理]
演出制御部90は、図13に示すようなサブ側タイマ割込処理を例えば1msecといった短時間毎に繰り返す。サブ側タイマ割込処理では、コマンド受信処理(S1101)と、演出ボタン処理(S1102)と、コマンド受信処理及び演出ボタン処理でセットしたコマンドを画像音響制御部95やランプ制御部100に送信するコマンド送信処理(S1103)とを行う。コマンド送信処理が実行されると、各種コマンドを受信した画像音響制御部95やランプ制御部100は、各種演出装置(画像表示部20、スピーカ48、枠ランプ49、盤ランプ50、及び、可動役物装置130)を用いて各種演出(装飾図柄変動演出、大当たり演出、操作演出等)を実行する。
[コマンド受信処理]
コマンド受信処理(S1101)では、演出制御部90は、図14に示すように、メイン制御部60から保留数増加コマンド(第1保留数増加コマンドまたは第2保留数増加コマンド)を受信したか否かを判定し(S1201)、受信していれば、第1保留数増加コマンドであれば第1保留数を、第2保留数増加コマンドであれば第2保留数を加算し(S1202)、その保留数を表示画面20aに表示させるための保留数コマンドをセットする(S1203)。
次に、演出制御部90は、メイン制御部60から変動開始コマンドを受信していれば後述する演出選択処理を行い(S1204,S1205)、変動停止コマンドを受信していれば変動演出終了中処理を行う(S1206,S1207)。そして、演出制御部90は、オープニングコマンドを受信していれば、当たり演出選択処理を行い(S1208,S1209)、エンディングコマンドを受信していれば、エンディング演出選択処理を行う(S1210,S1211)。続いて、演出制御部90は、客待ちコマンド受信処理を行って(S1212)、コマンド受信処理を終える。
[演出選択処理]
演出選択処理(S1205)では、演出制御部90は、図15に示すように、まず、メイン制御部60から受信した変動開始コマンドを解析するとともに(S1301)、演出モードを示すモードフラグを参照する(S1302)。変動開始コマンドには、現在の遊技状態を示す情報、大当たり抽選において選択された特別図柄及び変動パターンを示す情報が含まれている。また、演出モードとは、画像表示部20における演出の態様であり、演出モードが異なると、登場するキャラクタや背景画像が異なる等、画像表示部20に表示される画像が異なり、装飾図柄変動演出も演出モードに応じたものが実行される。例えば、演出モードには、時短遊技状態であることを示す時短モード、確変遊技状態であることを示す確変モード、潜確遊技状態であることを示唆する潜確モード、通常遊技状態であることを示す通常モードなどがある。ここで、各モード中に実行される背景画像等の演出を、それぞれ、時短モード演出、確変モード演出、潜確モード演出、通常モード演出という。
続いて、演出制御部90は、保留数を1減算してその保留数を表示画面20aに表示させるための保留数コマンドをセットする保留数減算処理を行う(S1303)。そして、所定の変動演出パターンテーブルをセットし、セットした変動演出パターンテーブルを参照するとともに、解析した変動開始コマンド及び参照した演出モードに基づいて、変動演出パターンを選択する(S1304)。これにより、いわゆるステップアップ予告演出やチャンスアップ予告演出などの予告演出などを含めて装飾図柄変動演出としてどのような演出を行うかが決定される。ついで、S1304において選択された変動パターンを参照して、演出ボタン装置108の操作を指示するか否か、そして、その指示に基づく操作に対応する操作演出を表示する操作演出選択処理(S1305)を行い、さらに、選択した変動演出パターンにて装飾図柄変動演出を開始するための変動演出開始コマンドをセットし(S1306)、演出選択処理を終了する。
[変動演出終了中処理]変動演出終了中処理(S1207)においては、図示しないが、演出制御部90は、受信した変動停止コマンド(S1206)を解析し、当たりの場合は、上限継続回数を設定し直してモードフラグを変更し、ハズレの場合は、現在のモードの上限継続回数に到達するまで「1」を減算し、変動演出終了コマンドをセットする。上限継続回数に到達して「0」となれば、通常モードに戻すためにモードフラグを0として、変動演出終了コマンドをセットする。
[当たり演出選択処理]当たり演出選択処理(S1209)においては、演出制御部90は、図示しないが、オープニングコマンドを解析し(S1208)、当たり演出パターンを選択し、オープニング演出開始コマンドをセットする。
[エンディング演出選択処理]エンディング演出選択処理(S1211)においては、演出制御部90は、図示しないが、エンディングコマンドを解析し(S1210)、エンディング演出パターンを選択し、エンディング演出開始コマンドをセットする。
[客待ちコマンド受信処理]客待ちコマンド受信処理(S1212)においては、図示しないが、演出制御部90は、客待ちコマンドを受信したか否かを判定し、客待ちコマンドを受信すると、客待ち時間の計測を開始し、タイムアップすると客待ち演出コマンドをセットする処理などを行う。
[演出ボタン処理]
演出ボタン処理(S1102)では、演出制御部90は、図16に示すように、押下フラグがONか否かを判定して(S1401)、ONされていれば(S1401でYES)、S1405に移行し、ONされていなければ(S1401でNO)、S1402に移行して、演出ボタン115がONされているか否か、換言すれば、演出ボタン115からON信号が出力されているか否かを判定する。演出ボタン115がONされていなければ(S1402でNO)、処理を終え、演出ボタン115がONされていれば(換言すれば、図29や図30でのON信号である立上り信号を検出すれば)(S1402でYES)、押下フラグをONするとともに(S1403)、押下コマンドをセットし(S1404)、処理を終える。
一方、S1405では、演出ボタン115がOFFされているか否か、換言すれば、演出ボタン115からOFF信号(図29や図30での下がり信号)が出力されているか否かを判定し、出力されていなければ(S1405でNO)、処理を終え、出力されていれば(S1405でYES)、押下フラグをOFFするとともに(S1406)、OFFコマンドをセットして(S1407)、処理を終える。
なお、S1404やS1407でセットした押下コマンドやOFFコマンドは、コマンド送信処理(S1103)において、演出制御部90から画像音響制御部95やランプ制御部100に送信される。
[操作演出選択処理]
操作演出選択処理(S1305)では、演出制御部90は、図17に示すように、まず、直前の変動演出パターン選択処理(S1304)において選択された変動演出パターンを参照し(S1501)、ついで、選択された変動演出パターンに演出ボタン115の長押し操作(継続操作)を伴なう継続操作演出(継続演出)が含まれているか否かを判定し(S1502)、継続操作演出が含まれていれば(S1502でYES)、継続操作演出選択処理を行い(S1503)、継続操作演出が含まれていなけば(S1502でNO)、継続操作演出選択処理を行うことなく、S1504に移行して、短押し操作演出(短押し演出)が含まれているか否か判定する。そして、選択された変動演出パターンに演出ボタン115の短押し操作を伴なう短押し操作演出が含まれていれば(S1504でYES)、短押し操作演出選択処理を行なって(S1505)、処理を終え、短押し操作演出が含まれていなければ(S1504でNO)、短押し操作演出選択処理を行うことなく、処理を終える。
[継続操作演出選択処理]
継続操作演出選択処理(S1503)では、演出制御部90は、図18に示すように、まず、参照した変動開始コマンドの解析結果(S1301)に基づいて、実行する継続操作演出が大当りに基づくものか否かを判定し(S1601)、大当たりであれば、大当り用選択テーブルをセットし(S1602)、大当りでなければ、ハズレ用選択テーブルをセットする(S1603)。
次に、演出制御部90は、サブ側メイン処理で更新されている乱数を取得し、取得した継続操作演出パターン乱数とセットした選択テーブルとを参照して、取得した継続操作演出パターン乱数が、実行する継続操作演出パターンのいずれを示すかの判定を行い(S1604)、その継続操作演出パターン乱数が示す継続操作演出パターンの継続操作演出コマンドをセットする(S1605)。
この継続操作演出コマンドは、サブ側タイマ割込処理のコマンド送信処理(S1103)により、画像音響制御部95に送信され、画像音響制御部95は、継続操作演出コマンドの対応する継続操作演出パターンの中の所定の継続操作演出を実行する。
そして、実施形態の場合、継続操作演出(継続演出)は、図20,27に示すように、演出ボタン115の有効な長押し操作により、大当たり抽選の判定結果に基づき、表示画面20aに表示される所定のキャラクタが、第1段階(初期段階)の演出(大ぼやけ顔)OD1から、徐々にピントを合わせて、第2段階の演出(ぼやけ顔)OD2を経て、第4段階(最終段階)の演出OD4、例えば、笑顔OD4G(図27のD参照)、変顔OD4M(図27のE参照)、あるいは、ピエロOD4B(図27のG参照)と変化させて表示する演出(ピント演出)としている。なお、笑顔OD4Gと変顔OD4Mとの前段階の演出には、第3段階の演出(すまし顔)OD3Gがあり、また、ピエロOD4Bの演出でも、その前段階の第3段階があり、その第3段階では、ピエロOD3Bの演出を表示する構成としている。
そして、第1段階から第4段階まで、徐々に変化して表示されるものの、後述するように、継続操作演出の表示時間は、演出ボタン115の操作を促す操作指示演出の開始に伴なって発生する有効期間の時間自体が一定となっており(例えば5秒)、遊技者が行う演出ボタン115の長押し操作が遅れて、第1段階OD1の表示が、有効期間の開始から遅れたタイミングで表示されれば、第4段階OD4や第3段階OD3の演出が表示されることなく、有効時間の終期を迎えて時間切れとなり、継続操作演出が終了する場合もある。
ちなみに、実施形態の場合、継続操作演出ODCの開始から第1段階の演出OD1の表示を経て第2段階の演出OD2の表示完了までを3秒として、継続操作演出ODCの開始から第3段階の演出OD3の表示完了まで4.2秒としており、さらに、第4段階の演出OD4の表示が、第3段階の演出OD3の表示完了後から有効期間(5秒)の終期までとし、有効期間の開始と共に、継続操作演出ODCが開始されても、第4段階の演出OD4の表示時間は、0.8秒としている。なお、実施形態の場合、有効期間は、後述するように、継続操作指示演出OICが表示画面20aに表示されて2秒経過時に開始され、その後、5秒経過後に終期を迎える(図29参照)。
また、大当たり抽選の判定結果に応じて、大当たりに対応する全てを、笑顔OD4Gの演出表示とし、ハズレに対応する全てをピエロOD4Bの演出表示としては、遊技の趣向性に欠けることから、実施形態の場合、図20に示すような選択割合となるように、最終段階OD4の演出に関し、大当たり抽選の判定結果が大当たりの場合、笑顔OD4Gとなる演出の選択割合が60%、変顔OD4Mとなる演出の選択割合が30%、ピエロOD4Bとなる演出の選択割合が10%としている。また、ハズレの判定の場合、笑顔OD4Gとなる演出の選択割合が10%、変顔OD4Mとなる演出の選択割合が30%、ピエロOD4Bとなる演出の選択割合が60%としている。
[短押し操作演出選択処理]
短押し操作演出選択処理(S1505)では、演出制御部90は、図19に示すように、まず、参照した変動開始コマンドの解析結果(S1301)に基づいて、実行する短押し操作演出が大当りに基づくものか否か否かを判定し(S1701)、大当たりであれば、大当り用選択テーブルをセットし(S1702)、大当りでなければ、ハズレ用選択テーブルをセットする(S1703)。
次に、演出制御部90は、サブ側メイン処理で更新されている乱数を取得し、取得した短押し操作演出パターン乱数とセットした選択テーブルとを参照して、取得した短押し操作演出パターン乱数が、実行する短押し操作演出パターンのいずれを示すかの判定を行い(S1704)、その短押し操作演出パターン乱数が示す短押し操作演出パターンの短押し操作演出コマンドをセットする(S1705)。
この短押し操作演出コマンドは、サブ側タイマ割込処理のコマンド送信処理(S1103)により、画像音響制御部95に送信され、画像音響制御部95は、短押し操作演出コマンドの対応する短押し操作演出パターンの中の所定の短押し操作演出を実行する。
そして、実施形態の場合、短押し操作演出(短押し演出)は、図28に示すように、帯状の背景BBに三つ星の装飾柄BSを表示したカットイン予告ODSとし、大当たりに対応する期待度の高い短押し操作演出ODSGが背景BBを赤色とし(図28のA参照)、ハズレに対応する期待度の低い短押し操作演出ODSBが背景BBを青色としている(図28のC参照)。また、期待度を中程度とする短押し操作演出ODSMは背景BBを黄色としている(図28のB参照)。
なお、この短押し操作演出においても、大当たり抽選の判定結果に応じて、大当たりに対応する全てを、背景BBを赤色とした短押し操作演出ODSGの表示とし、ハズレに対応する全てを背景BBを青色とした短押し操作演出ODSBの表示としては、遊技の趣向性に欠けることから、実施形態の場合、図21に示すような選択割合となるように、大当たり抽選の判定結果が大当たりの場合、背景BBを赤とする短押し操作演出ODSGの選択割合を60%、背景BBを黄色とする短押し操作演出ODSMの選択割合を30%、背景BBを青色とする短押し操作演出ODSBの選択割合を10%としている。また、ハズレの判定の場合、短押し操作演出ODSGの選択割合を10%、短押し操作演出ODSMの選択割合を30%、短押し操作演出ODSBの選択割合を60%としている。
≪画像音響制御部での処理≫
次に、画像音響制御部95での処理を説明すると、画像音響制御部95では、選択された所定の変動選択パターンでの装飾図柄変動時、所定のタイミングで割込処理されて、図22に示す継続操作指示演出処理、図23に示す継続操作演出処理、図24に示す中断再開処理、及び、図25に示す短押し操作演出処理が、順次、実行される。
[継続操作指示演出処理]
継続操作指示演出処理では、画像音響制御部95は、図22に示すように、まず、継続操作指示フラグがONか否かを判定し(S2001)、ONされていれば(S2001でYES)、S2005に移行し、ONされていなければ(S2001でNO)、S2002に移行して、継続操作演出コマンドを受信したか否かを判定する。継続操作演出コマンドを受信していなければ(S2002でNO)、処理を終え、受信していれば(S2002でYES)、後述する図26に示す継続操作指示演出OICを表示し(S2003)、継続操作指示フラグをONして(S2004)、S2005に移行する。
S2005では、継続操作指示演出OICを表示してから所定時間(例えば7秒)経過したか否かを判定し、経過していなければ(S2005でNO)、処理を終え、経過していれば(S2005でNO)、継続操作指示演出を停止し(S2006)、継続操作指示フラグをOFFして(S2007)、処理を終える。
継続操作指示演出OICは、遊技者に演出ボタン115の長押し操作を促すものであり、図26のA,Bに示すような装飾図柄の変動表示中に、変動図柄を小さくさせて、表示画面20aの中央付近に表示される。実施形態の場合、図26のBに示すように、ボタン図柄B1と長押し操作を促す文字図柄WIGとを合わせた案内演出IGを表示し、ついで、図26のCに示すように、ボタン図柄B1と長押しの操作開始を知らせる文字図柄WISとを合わせたスタート演出ISを表示している。なお、実施形態の場合、案内演出IGは1秒表示し、スタート演出ISは6秒表示する構成としている。また、継続操作演出ODCの準備段階のぼやけ図柄FIG,FISの演出も合わせて表示されている。
[継続操作演出処理]
継続操作演出処理では、画像音響制御部95は、図23に示すように、まず、Mが3か否かを判定し(S2101)、Mが3であれば(S2101でYES)、S2117に移行し、Mが3でなければ(S2101でNO)、S2102に移行して、Mが2か否か判定する。Mが2であれば(S2102でYES)、S2112に移行し、Mが2でなければ(S2102でNO)、S2103に移行して、Mが1か否か判定し、Mが1であれば(S2103でYES)、S2108に移行し、Mが1でなければ(S2103でNO)、S2104に移行し、継続操作演出コマンドを受信したか否かを判定する。継続操作演出コマンドを受信していなければ(S2104でNO)、処理を終え、受信していれば(S2104でYES)、S2105に移行して、その継続操作演出コマンドを解析し、その後、S2106に移行して、継続操作指示フラグがONか否かを判定する。継続操作指示フラグがONされていなければ(S2106でNO)、処理を終え、ONされていれば(S2106でYES)、Mに1を入れて(S2107)、S2108に移行する。
S2108では、押下コマンドを受信しているか否かを判定し、押下コマンドを受信していなけば(S2108でNO)、S2113に移行し、押下コマンドを受信していれば(S2108でYES)、有効期間内か否かを判定する(S2109)。この有効期間は、演出ボタン115の操作が継続操作演出処理での有効な操作と判定される期間であり、既述したように、実施形態の場合、5秒とし、その始期を継続操作指示演出OICの表示後の2秒経過時(換言すれば、スタート演出ISの表示後の1秒経過時)としている(図29のA,B参照)。
S2109において、有効期間内であれば(S2109でYES)、S2110に移行して、継続操作演出ODCの表示を開始し、Mに2を入れて(S2111)、S2112に移行する。継続操作演出(継続演出)ODCは、既述したように、図27のAに示す第1段階(初期段階)の大ぼやけ顔の演出OD1、図27のBに示す第2段階のぼやけ顔の演出OD2、図27のC,Fに示す第3段階のピントがあった演出OD3(すまし顔演出OD3G,ピエロ演出OD3B)、及び、図27のD,E,Gに示す第4段階の期待度の大小を明示した演出0D4(OD4G,OD4M,OD4B)と順次変化する演出である。
S2112において、画像音響制御部95は、OFFコマンドを受信したか否か判定する。すなわち、遊技者が演出ボタン115を押下して演出ボタン115の長押し操作を継続していれば、画像音響制御部95は、OFFコマンドを受信しないことから、S2112でNOとなり、S2113に移行し、有効期間が終了したか否かを判定し、有効期間(5秒)が終了していなければ(S2113でNO)、継続操作演出表示を続行するように、処理を終了し、有効期間が終了していれば(S2113でYES)、S2114に移行し、表示画面20aでの継続操作演出の表示を止めて、表示画面20aに装飾図柄変動等を表示させるように、継続操作演出表示処理を停止し、Mに0を入れて(S2115)、処理を終了する。なお、押下コマンドが受信されていない状態でも(S2108でNO)、有効期間が終了すれば(S2113でYES)、S2114に移行して、継続操作演出表示処理を停止し、Mに0を入れて(S2115)、処理を終了する。
そして、実施形態の場合、既述したように、継続操作演出ODCの開始から第1段階の演出OD1を経て第2段階の演出OD2の表示完了までを3秒として、継続操作演出ODCの開始から第3段階の演出OD3の表示完了まで4.2秒としており、さらに、第4段階の演出OD4の表示が、第3段階の演出OD3の表示完了後から有効期間(5秒)の終期までとしているため、有効期間の早い段階で、押下コマンドが受信(S2108でYES)されていないと、換言すれば、有効期間の早い段階で、演出ボタン115を長押し操作していないと、第4段階の演出OD4や第3段階の演出OD3が表示されないこととなる。
すなわち、図29のAに示すように、継続操作指示演出OIGとして、案内演出IGが表示され、その1秒後にスタート演出ISが表示され、そのスタート演出ISが有効期間の5秒と1秒との計6秒表示される。この時、有効期間は、図29のBに示すように、スタート演出ISを表示してから1秒後から開始され、5秒後に終期を迎えて、有効時間が終了することとなる。
そして、図29のCに示すように、遊技者が、スタート演出ISにより、演出ボタン115の長押し操作を開始すれば、図29のDに示すように、有効期間の開始と同時に表示画面20aで表示される継続操作演出ODCを楽しむことができる。しかし、図29のEに示すように、遊技者が、スタート演出ISの表示から1秒以上の経過後であって、有効期間の開始後に演出ボタン115の長押し操作を開始しても、図29のFに示すように、、継続操作演出ODCの開始が遅れ、最終段階等の演出OD4等が表示画面20aに表示されることなく、装飾図柄変動等の表示となってしまうこととなる。
また、長押し操作が途切れれば、すなわち、遊技者が演出ボタン115から手を離せば、画像音響制御部95は、OFFコマンドを受信する(図23のS1405〜S1407、図13のS1103参照)。そのため、画像音響制御部95は、継続操作演出を、順次、段階を上げるように継続表示中であっても、S2112でYESと判定し、Mに3を入れて(S2116)、S2117に移行し、中断再開処理を実行する。
[中断再開処理]
中断再開処理(S2117)では、画像音響制御部95は、図24に示すように、まず、S2201において、中断フラグがONか否かを判定し(S2201)、中断フラグがONでなければ(S2201でNO)、S2205に移行し、中断フラグがONであれば(S2201でYES)、S2202に移行する。なお、中断再開処理を実行した初期段階では、中断フラグはONされていないことから、S2201でNOとなって、S2205に移行して、再開フラグがONか否かを判定する。なお、中断再開処理を実行した初期段階では、再開フラグもONされていないことから、S2205でNOとなって、S2207に移行して、表示中の継続操作演出を、段階を上げることなく、その段階の表示中のまま(停止表示したまま)として、継続操作演出を中断し、中断フラグをONして(S2208)、S2209に移行し、有効期間が経過してなければ(S2209でNO)、処理を終える。
その後の中断再開処理(S2117)では、画像音響制御部95は、S2201において、中断フラグがONと判定することから(S2201でYES)、S2202で移行して、押下コマンドを受信したか否かを判定し、受信していなければ(S2202でNO)、S2209に移行し、有効期間が経過してなければ(S2209でNO)、処理を終える。一方、S2202で、押下コマンドを受信していれば(S2202でYES)、停止表示したままとして中断していた継続操作演出を、つぎの段階の演出に移行させるように、再開させ(S2203)、再開フラグをONして(S2204)、S2209に移行し、有効期間が経過していなければ(S2209でNO)、処理を終える。
その後の中断再開処理(S2117)では、画像音響制御部95は、S2201において、中断フラグがOFFと判定されることから(S2201でNO)、S2205に移行して、再開フラグがONか否かを判定する。この時点では、再開フラグはONであって、OFFコマンドを受信しなけば、すなわち、演出ボタン115の長押し操作が中止されなければ、S2206でNOと判定されることから、S2209に移行し、有効期間が経過していなければ(S2209でNO)、処理を終える。
以上のように、中断再開処理(S2117、図24参照)では、画像音響制御部95は、遊技者が演出ボタン115を長押し操作すれば、所定の段階での演出を停止表示していた継続操作演出を、再開させ、そして、遊技者が演出ボタン115の押下操作を止めれば、再度、停止表示して、中断し、その後の遊技者の演出ボタン115の長押し操作に応じて、その都度、継続操作演出を再開することとなる。
その後、S2209において、有効期間が経過すれば(S2209でYES)、表示画面20aでの継続操作演出の表示を止めて、表示画面20aに装飾図柄変動等を表示させるように、継続操作演出表示処理を停止する(S2210)。さらに、中断フラグと再開フラグとを共にOFFし(S2211)、Mに0を入れて(S2212)、処理を終了する。
[短押し操作演出処理]
短押し操作演出処理では、画像音響制御部95は、図25に示すように、まず、S2301において、短押し操作指示フラグがONか否かを判定し、ONされていれば(S2301でYES)、S2305に移行し、ONされていなければ(S2301でNO)、S2302に移行して、短押し操作コマンドを受信しているか否か判定し、受信していなければ(S2302でNO)、処理を終え、受信していれば(S2302でYES)、図33のA,Bに示す短押し操作指示演出OISを表示画面20aに表示し(S2303)、短押し操作指示フラグをONして(S2304)、S2305に移行する。
なお、短押し操作指示演出OISは、図33のA,Bに示すように、演出ボタン115を模したボタン図柄B1と、押下操作を促す「Push!」の文字図柄B2と、時間経過を示す目盛りB4を設けたメータ図柄B3と、からなる。そして、メータ図柄B3は、短押し操作指示演出OISの表示開始から目盛りB4が、右に延びるように移動して、有効期間(例えば、5秒)の経過時、右端に到達するように表示される。
そして、S2305に移行して、有効期間内か否か判定して、有効期間内であれば(S2305でYES)、S2307に移行して、OFFコマンドを受信しているか否かを判定し、受信していなければ(S2307でNO)、処理を終え、受信していれば(S2307でYES)、S2308に移行して、押下コマンドを受信したか否かを判定する。押下コマンドを受信していなれば(S2308でNO)、処理を終え、押下コマンドを受信していれば(S2308でYES)、S2309に移行して、短押し操作指示演出の表示を止め、図28のA,B,Cのいずれかの短押し操作演出ODSを表示画面20aに表示し(S2310、図33のC,F,H参照)、短押し操作指示フラグをOFFして(S2311)、処理を終える。
すなわち、S2303〜S2305及びS2307〜S2310の処理では、図30のA,Bに示すように、短押し操作指示演出が表示されて、有効期間が開始された状態で、演出ボタン115が、図30のEの初期操作のように、既に押下操作されていれば、図25のS2307でNOとなって処理を終えることから、図30のFに示すように、短押し操作演出ODSは表示されない。しかし、有効期間の開始後において、図30のCやEの2回目の押下操作のように、演出ボタン115が押下操作されれば、図30のD,Fに示すように、短押し操作演出ODSが表示されることとなる。
なお、このように短押し操作演出に関し、有効期間の開始時に押下コマンドを受信していると、有効操作と判断せずに、短押し操作演出を表示しない理由は、演出ボタン検出SW120が故障している場合を考慮しているからである。また、このように短押し操作演出が表示されない場合、故障していなければ、短押し操作演出を見たい遊技者は、演出ボタン115を押下し直すため、実質的な支障が生じないからである。
そして、S2305において、有効期間が経過していれば(S2305でYES)、S2306に移行して、短押し操作指示演出の表示を止め、ついで、短押し操作指示フラグをOFFして(S2311)、処理を終える。
(6)実施形態のパチンコ遊技機の演出例
[継続操作演出]
以下に、実施形態の演出例について説明すると、例えば、通常遊技状態にて遊技が進行しているときに、演出制御部90の演出選択処理(図15参照)において、装飾図柄変動時、操作演出ODの内の継続操作演出(継続演出)ODCを実行する変動演出パターンが選択されたとする(S1304、S1305、図17のS1502、S1503、図18参照)。そして、この場合、基本的に、その装飾図柄変動が、大当たり、あるいは、ハズレに基づく場合の二通りがあり、さらに、有効期間との関係で有効に使用したか否かで複数の例がある。
1.大当たりに基づく継続操作演出の場合
1−A.
演出ボタン115の長押し操作を有効期間の開始時から行う場合
表示画面20aには、まず、図31のAに示すように、中装飾図柄が変動表示中とした装飾図柄変動が表示画面20aに表示され、ついで、図31のBに示すように、装飾図柄変動が右下隅の小さな表示となって、演出ボタン115の長押し操作を促す継続操作指示演出OICの案内演出IGが表示画面20aの中央に表示され、さらに、図31のCに示すように、継続操作指示演出OICのスタート演出ISが表示される。なお、この時、ぼやけ図柄FIG,FISも順次表示される。
そして、遊技者がスタート演出ISの表示直後から演出ボタン115を長押し操作していれば、図31のDに示すように、継続操作演出ODCが開始されて、ぼやけ図柄FISから大ぼやけ顔の初期段階の演出OD1に変化し、さらに、図31のEに示すように、ぼやけ顔の第2段階の演出OD2に変化する。そして、遊技者が演出ボタン115の長押し操作を継続すれば、図32のAに示すように、大当たりの期待度の高いすまし顔の演出OD3Gを表示し、ついで、図32のBに示すように、笑顔の演出OD4Gが表示画面20aに表示されることとなる。
そして、その後、図32のCに示すように、表示画面20aに、中装飾図柄が変動表示中とした装飾図柄変動が変動表示され、ついで、図32のDに示すように、中装飾図柄が停止表示されて、左装飾図柄(以下、左図柄と略す)、中装飾図柄(以下、中図柄と略す)、及び、右装飾図柄(以下、右図柄と略す)が同じ数字図柄とした大当たりの装飾図柄を停止表示させることとなる。
1−B.
演出ボタン115の長押し操作を有効期間の開始後(例えば、1秒後)に行う場合
表示画面20aには、まず、上記と同様に、図31のAに示すように、中図柄が変動表示中とした装飾図柄変動が表示され、ついで、図31のBに示すように、装飾図柄変動の小さな表示と継続操作指示演出OICの案内演出IGが表示され、さらに、図31のCに示すように、スタート演出ISが表示される。その後、遊技者が遅れて演出ボタン115の長押し操作を行えば、継続操作演出ODCが開始され、図31のDに示すように、継続操作演出ODCの初期段階の演出OD1が表示され、さらに、図31のEに示すように、ぼやけ顔の第2段階の演出OD2に変化する。そしてさらに、図32のAに示すように、大当たりの期待度の高い図27のCに示すすまし顔の演出OD3Gが表示画面20aに表示されるものの、有効期間の5秒の終期を迎えて有効期間が終了するため、笑顔の演出OD4Gが表示されることなく、図32のFに示すように、表示画面20aに、中図柄が変動表示中とした装飾図柄変動が変動表示されることとなる。そしてその後、図32のDに示すように、中図柄が停止表示されて、左図柄、中図柄、及び、右図柄が同じ数字図柄とした大当たりの装飾図柄が停止表示されることとなる。
1−C.
なお、有効期間が開始されて1秒後でなく、さらに遅れた3秒後に長押し操作したならば、継続操作演出の開始から第2段階の演出OD2の表示完了まで3秒かかることから、第3段階の演出OD3が表示されることなく、図31のA,B,C,D,E,F,Gに示すように、第2段階の演出OD2が表示されるだけで、その後、表示画面20aに、中図柄が変動表示中とした装飾図柄変動が変動表示され、そしてその後、中図柄が停止表示されて、左図柄、中図柄、及び、右図柄が同じ数字図柄とした大当たりの装飾図柄が停止表示されることとなる。
1−D.
勿論、有効期間が開始されて4秒経過して長押し操作したり、あるいは、演出ボタン115を押下操作しなければ、継続操作演出(継続演出)の第2段階の演出OD2の表示完了まで到達せずに、第1段階の演出OD1が表示された後に装飾図柄変動が表示されたり、あるいは、スタート演出ISが表示されるだけで、装飾図柄変動が表示される状態となる。
また、断続的に演出ボタン115を押下操作して、有効な長押し操作の合計が、短くなり、例えば、1秒未満等となっても、上記の同様に、継続操作演出(継続演出)の第2段階の演出OD2の表示完了まで到達せずに、装飾図柄変動(図31のF、図32のC参照)が表示されることとなる。
2.ハズレに基づく継続操作演出の場合
2−A.
演出ボタン115の長押し操作を有効期間の開始時から行う場合
表示画面20aには、まず、図31のAに示すように、中図柄が変動表示中とした装飾図柄変動が表示され、ついで、図31のBに示すように、装飾図柄変動の小さな表示と継続操作指示演出OICの案内演出IGが表示され、さらに、図31のCに示すように、スタート演出ISが表示される。
そして、遊技者がスタート演出ISの表示直後から演出ボタン115を長押し操作していれば、図31のDに示すように、継続操作演出ODCが開始されて、大ぼやけ顔の初期段階の演出OD1が表示され、さらに、図31のEに示すように、ぼやけ顔の第2段階の演出OD2に変化する。さらに、遊技者が演出ボタン115を長押し操作していれば、図32のHに示すように、第3段階の演出として、大当たりの期待度の低いピエロOD3Bが表示され、ついで、第4段階でも、図32のIに示すように、ピエロOD4Bが表示画面20aに表示されることとなる。
その後、図32のFに示すように、表示画面20aに、中図柄が変動表示中とした装飾図柄変動が変動表示され、ついで、図32のGに示すように、左図柄や右図柄と異なった中図柄が停止表示されて、ハズレの装飾図柄を停止表示させることとなる。
2−B.
演出ボタン115の長押し操作を有効期間の開始後(例えば、1秒後)に行う場合
表示画面20aには、まず、上記と同様に、図31のAに示すように、中図柄が変動表示中とした装飾図柄変動が表示され、ついで、図31のBに示すように、装飾図柄変動の小さな表示と継続操作指示演出OICの案内演出IGが表示され、さらに、図31のCに示すように、スタート演出ISが表示される。その後、遊技者が遅れて演出ボタン115の長押し操作を行えば、図31のDに示すように、継続操作演出ODCの初期段階の演出OD1が表示され、さらに、図31のEに示すように、ぼやけ顔の第2段階の演出OD2が表示される。そしてさらに、図32のHに示すように、ピエロOD3Bが表示画面20aに表示されるものの、有効期間の5秒の終期を迎えて有効期間が終了するため、第4段階の演出OD4Bが表示されることなく、図32のFに示すように、表示画面20aに、中図柄が変動表示中とした装飾図柄変動が変動表示され、そしてその後、図32のGに示すように、左図柄や右図柄と異なった中図柄が停止表示されて、ハズレの装飾図柄を停止表示させることとなる。
2−C.
なお、有効期間の開始して1秒後でなく、さらに遅れた3秒後に長押し操作したならば、継続操作演出ODCの開始から第2段階の演出OD2の表示完了まで3秒かかるため、第3段階の演出OD3Bが表示されることなく、図31のA,B,C,D,E,F,Hに示すように、第2段階の演出OD2が表示されるだけで、その後、表示画面20aに、中図柄が変動表示中とした装飾図柄変動が変動表示され、そしてその後、左図柄や右図柄と異なった中図柄が停止表示されて、ハズレの装飾図柄を停止表示させることとなる。
2−D.
勿論、有効期間が開始されて4秒経過して長押し操作したり、あるいは、演出ボタン115を押下操作しなければ、継続操作演出(継続演出)の第2段階の演出OD2の表示完了まで到達せずに、第1段階の演出OD1が表示された後に装飾図柄変動が表示されたり、あるいは、スタート演出ISが表示されるだけで、装飾図柄変動が表示される状態となる。
また、断続的に演出ボタン115を押下操作して、有効な長押し操作の合計が、短くなり、例えば、1秒未満等となっても、上記の同様に、継続操作演出(継続演出)の第2段階の演出OD2の表示完了まで到達せずに、装飾図柄変動(図31のF、図32のF参照)が表示されることとなる。
3.
なお、実施形態では、大当たり判定処理において、大当たりやハズレと判定されていても、図20に示すような選択割合に応じて、継続操作演出ODCにおける第4段階の演出が笑顔OD4G、変顔OD4M、及び、ピエロOD4Bのいずれかに適宜選択されることから、図32のA,Bが表示されても、その後、図32のC,Gと順に示すようなハズレの表示となる場合や、図32のA,Eが表示されても、その後、図32のF,Dと順に示すような大当たりの表示となる場合、あるいは、図32のHやIから図32のF,Dに示すような大当たりの表示となる場合等がある。
[短押し操作演出]
また、実施形態において、例えば、通常遊技状態にて遊技が進行しているときに、演出制御部90の演出選択処理(図15参照)において、装飾図柄変動時、操作演出ODの内の短押し操作演出(短押し演出)ODSを実行する変動演出パターンが選択されたとする(S1304、S1305、図17のS1504、S1505、図19参照)。そして、この場合、基本的に、その装飾図柄変動が、大当たり、あるいは、ハズレに基づく場合の二通りがある。なお、実施形態の場合には、装飾図柄変動の初期の段階で、短押し操作演出が実行されることとして、説明する。
1.大当たりに基づく短押し操作演出の場合
表示画面20aには、まず、図33のAに示すように、左図柄が変動表示中とした装飾図柄変動の表示中に、演出ボタン115の短押し操作を促す短押し操作指示演出OISが表示画面20aに表示され、ついで、図33のBに示すように、メータ図柄B3の目盛りB4が右に延びていく。
そして、遊技者が、操作指示演出OISの表示と同時に開始される有効期間(5秒)内に、演出ボタン115を短押し操作すれば、図33のCに示すように、短押し操作指示演出OICが消えて、短押し操作演出ODSの期待度の大きな背景色を赤色とした演出(カットイン予告)ODSGが表示画面20aに表示される。その後、図33のDに示すように、左図柄と右図柄とが同じ装飾図柄として、中図柄が変動するリーチ状態の装飾図柄変動を経て、図33のEに示すように、中図柄が停止表示されて、左図柄、中図柄、及び、右図柄が同じ数字図柄とした大当たりの装飾図柄を停止表示させることとなる。
2.ハズレに基づく短押し操作演出の場合
表示画面20aには、上記と同様に、まず、図33のAに示すように、左図柄が変動表示中とした装飾図柄変動の表示中に、演出ボタン115の短押し操作を促す短押し操作指示演出OISが表示画面20aに表示され、ついで、図33のBに示すように、メータ図柄B3の目盛りB4が右に延びていく。
そして、遊技者が、有効期間内に、演出ボタン115を短押し操作すれば、図33のHに示すように、短押し操作指示演出OICが消えて、短押し操作演出ODSの期待度の小さな背景色を青色とした演出ODSBが表示画面20aに表示される。その後、例えば、図33のIに示すように、左図柄と右図柄とが異なった装飾図柄として、中図柄が変動する装飾図柄変動を経て、図33のJに示すように、中図柄が停止表示されて、左図柄、中図柄、及び、右図柄が相互に異なった数字図柄としたハズレ(バラハズレ)の装飾図柄を停止表示させることとなる。
3.
勿論、有効期間内に演出ボタン115を押下操作しなければ、短押し操作指示演出OISが表示されるだけで、有効期間の経過後、短押し操作指示演出OISが消えて、図33のD,Iに示すように、装飾図柄変動が表示される状態となる。
4.
なお、実施形態では、大当たり判定処理において、大当たりやハズレと判定されていても、図21に示すような選択割合に応じて、短押し操作演出ODSの演出が大当たりの期待度大の操作演出ODSG、期待度中の操作演出ODSM、及び、期待度小の操作演出ODSBのいずれかに適宜選択されることから、図33のC,Dが表示されても、その後、図33のGに示すようなハズレの表示となる場合や、図33のFやHが表示されても、その後、図33のD、Eと大当たりの表示となる場合等がある。
(7)実施形態のパチンコ遊技機の作用・効果、及び、変形例
1.
実施形態のパチンコ遊技機10では、始動口22,23への入賞に伴なう判定条件の成立により遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行するか否かを判定する特別遊技判定手段(メイン制御部60)と、
遊技者が操作を行うことが可能な操作装置(演出ボタン装置108)と、
所定の演出手段(画像表示部20の表示画面20a)に、遊技者に操作装置(演出ボタン装置108)に対する操作を促す操作指示演出(OIC)を行わせる操作指示演出制御手段(演出制御部90及び画像音響制御部95)と、
操作指示演出(OIC)が行われているときであって所定の有効期間内に操作装置(演出ボタン装置108)に対して操作が行われると、特別遊技判定手段(メイン制御部60)による判定の結果に基づいて、所定の演出手段(画像表示部20の表示画面20a)に、操作装置(演出ボタン装置108)に対する操作が継続している期間に応じて段階的に変化する継続演出(操作継続演出ODC(OD1,OD2,OD3(OD3B,OD3G),OD4(OD4B,OD4M,OD4G)、図27,31,32参照)を行わせる継続演出制御手段(演出制御部90及び画像音響制御部95)と、
を備え、
継続演出(操作継続演出ODC)には、前記特別遊技が実行される可能性があることを示唆する第1の継続演出(大ぼやけ顔OD1、ぼやけ顔OD2、ピエロOD3B、ピエロOD4B、図27のA,B,F,G、図31のA〜E、図32のH,I参照)と、最終段階よりも前の段階において前記第1の継続演出より特別遊技(大たり遊技)が実行される可能性が高いことを示唆する第2の継続演出(大ぼやけ顔OD1、ぼやけ顔OD2、すまし顔OD3G、笑顔0D4G、図27のA,B,C,D、図31のA〜E、図32のA,B参照)と、があることを特徴とする。
実施形態のパチンコ遊技機10では、操作装置としての演出ボタン装置108の演出ボタン115を有効操作していると、第1段階から第4段階へと段階的に変化する継続操作演出ODC(OD1,OD2,OD3(OD3B,OD3G),OD4(OD4B,OD4M,OD4G))が開始されて、遊技者は、画像表示部20の表示画面20aに表示される第1段階から第4段階までの演出OD1,OD2,OD3,OD4の全てを長く見ることが可能となる。そして、継続演出(操作継続演出ODC)としては、特別遊技が実行される可能性があることを示唆する第1の継続演出(大ぼやけ顔OD1→ぼやけ顔OD2→ピエロOD3B→ピエロOD4B)と、最終段階よりも前の段階において第1の継続演出より特別遊技が実行される可能性が高いことを示唆する第2の継続演出(大ぼやけ顔OD1→ぼやけ顔OD2→すまし顔OD3G→笑顔0D4G)と、がある。すなわち、特別遊技が実行される可能性があること示唆するような段階的に変化する継続演出(操作継続演出ODC)において、第1の継続演出(大ぼやけ顔OD1,ぼやけ顔OD2,ピエロ0D3B,ピエロOD4B)と第2の継続演出(大ぼやけ顔OD1,ぼやけ顔OD2,すまし顔OD3G、笑顔OD4G)とでは、最終段階まで到る途中(実施形態では第2段階を経て第3段階に向かう途中)まで、共に同じぼやけ顔OD2の演出があるものの、その後、第2の継続演出では、ピエロOD3Bの演出でなく、すまし顔OD3Gの演出となり、その後さらに、第1の継続演出ではピエロOD4Bの演出であるのに対し、第2の継続演出では、笑顔OD4Gの演出となって、最終段階の手前の途中段階において、第2の継続演出では、第1の継続演出に比べて、より大当たりの可能性の期待度が高い演出が表示されて、第2の継続演出を見る遊技者は、より楽しく遊技できる。勿論、第1の継続演出を見る遊技者は、第2の継続演出に比べて、大当たりの期待度が低いことを、最終段階の前段階において認識できて、つぎの機会には、第2の継続演出を見えることを期待して、遊技できる。換言すれば、実施形態のパチンコ遊技機1では、遊技者が、操作装置を有効に継続操作していれば、大当たりとしての特別遊技の判定結果を段階的に示唆する継続演出を、最終段階まで見なくとも、すなわち、最終段階の手前の途中(実施形態では第3段階)の前後までみれば、大当たりの期待度が高いか低いかを類推できて、楽しく遊技できる。
したがって、実施形態のパチンコ遊技機10では、操作装置の有効な継続操作に対応した継続演出を楽しんで、遊技することができる。
2.
また、実施形態のパチンコ遊技機1では、操作装置(演出ボタン装置108)に対する操作を検知する操作検知手段(演出ボタン検出SW120)を更に備え、
継続演出制御手段(演出制御部90及び画像音響制御部95)は、
所定の有効期間内に操作検知手段(演出ボタン検出SW120)によって操作装置(演出ボタン装置108)に対して操作が行われていない第1状態(OFF)から操作装置(演出ボタン装置108)に対して操作が行われている第2状態(ON)に変化したことが検知されると、継続演出(継続操作演出ODC)を行わせ、
所定の有効期間が開始されたタイミングにおいて操作検知手段(演出ボタン検出SW120)によって既に第2状態(ON)に変化していることが検知されていると(中断再開処(図23のS2117、図24参照))、直ちに継続演出(継続操作演出ODC)を行わせることが可能であることを特徴とする。
実施形態のパチンコ遊技機10では、操作装置(演出ボタン装置108の演出ボタン115)の操作の有効期間内であれば、一旦、演出ボタン115(操作装置)から手を離して中断させて継続演出(継続操作演出)ODCを停止表示させていても、再度、演出ボタン装置108を操作して第2状態(ON)にすれば、継続演出制御手段(演出制御部90と画像音響制御部95)が、停止表示していた継続演出(継続操作演出)ODCを、再開させる。そして、遊技者が演出ボタン(操作装置)115の押下操作を止めれば、再度、停止表示して、中断し、その後の遊技者の演出ボタン(操作装置)115の長押し操作に応じて、その都度、第2状態(ON)に変化したことが検知されて、継続演出(継続操作演出)ODCを再開することとなって、極力、継続演出ODCを長く表示させることができ、遊技者は、段階的に変化する継続演出ODCを長く楽しむことができて、特に、最終段階よりも前の段階の演出(OD3G,OD3B等)までを楽しむことができる。
る。
3.
実施形態のパチンコ遊技機10では、遊技者が操作を行うことが可能な操作装置としての演出ボタン装置108と、
演出ボタン装置(操作装置)108に対する操作を検知する操作検知手段としての演出ボタン検出SW120と、
所定の演出手段としての画像表示部20(表示画面20a)に、遊技者に演出ボタン装置(操作装置)108に対する継続的な操作を促す操作指示演出OICを行わせる操作指示演出制御手段(演出制御部90及び画像音響制御部95)と、
操作指示演出(OIC)が行われたときであって所定の有効期間内に演出ボタン検出SW(操作検知手段)120によって操作が行われたことが検知されるとともに当該操作が継続して行われていることが検知されると、所定の演出手段としての画像表示部20(表示画面20a)に、操作が継続して行われていることを示す演出であって操作が継続して行われている期間に応じて段階的に変化する継続演出(継続操作演出)ODCを行わせる継続演出制御手段(演出制御部90及び画像音響制御部95)と、
を備え、
操作指示演出制御手段(演出制御部90及び画像音響制御部95)は、所定の有効期間が開始される前から操作指示演出OICを行わせ(図29のA,B参照)、
継続演出制御手段(演出制御部90及び画像音響制御部95)は、
所定の有効期間が開始されたタイミングにおいて演出ボタン検出SW(操作検知手段)120によって操作が行われていることが検知されると、直ちに継続演出(継続操作演出)ODCを行わせることが可能であり(図29のC,D)、
継続演出(継続操作演出)ODCを行なわせているときに演出ボタン検出SW(操作検知手段)120によって操作が行われていることが検知されないと、継続演出(継続操作演出)ODCの変化を中断するとともに、継続演出(継続操作演出)ODCの変化を中断しているときであって、所定の有効期間内に再び演出ボタン検出SW(操作検知手段)120によって操作が行われたことが検知されると、継続演出(継続操作演出)ODCの変化を再開する。
すなわち、実施形態のパチンコ遊技機10では、継続演出ODCを表示させるための操作装置である演出ボタン装置108の演出ボタン115の継続的な操作(実施形態では長押し操作)の有効期間が、継続操作指示演出OICの表示後(実施形態では継続操作指示演出OICの表示が開示されてから2秒後、換言すれば、案内演出IGの表示後に表示されるスタート演出ISが表示されてから1秒後)に開始される。そのため、有効期間が開始される時点で、遊技者が、継続操作指示演出OICのスタート演出ISの表示後、直ちに、演出ボタン115を長押し操作していれば、有効期間の開始されると同時に直ちに、第1段階から第4段階へと段階的に変化する継続操作演出ODC(OD1,OD2,OD3,OD4)が開始されて、遊技者は、画像表示部20の表示画面20aに表示される第1段階から第4段階までの演出OD1,OD2,OD3,OD4の全てを長く見ることができる。
したがって、実施形態のパチンコ遊技機10では、演出ボタン装置(操作装置)108の有効な継続操作である演出ボタン115の長押し操作に対応して段階的に変化する継続演出(継続操作演出)ODCを長く楽しむことができる。そして、遊技者は、継続演出の段階的な変化を長く楽しめることから、一層、楽しく遊技できる。
一方、操作装置(演出ボタン115)の操作(長押し操作)のタイミングが遅れたり、操作装置(演出ボタン115)の押下操作を中断させて、長押し操作の積算時間が短くなれば、演出手段(画像表示部20の表示画面20a)に表示される第1段階から第4段階までの演出OD1,OD2,OD3,OD4の開始が遅れたり、あるいは、次段階への移行に時間がかかって、有効期間の終期までの残存期間が短くなる。そのため、実施形態のパチンコ遊技機10では、最終段階の第4段階の演出OD4、あるいは、その前段階の第3段階や第2段階の演出OD3,OD2が表示されずに、継続操作指示演出の表示前の状態に戻ってしまうことから、遊技者は、継続演出(継続操作演出)ODCを長く楽しむことができなくなってしまう。
但し、実施形態のパチンコ遊技機10では、操作装置(演出ボタン装置108の演出ボタン115)の操作の有効期間内であれば、一旦、演出ボタン115(操作装置)から手を離して中断させて継続演出(継続操作演出)ODCを停止表示させていても、再度、演出ボタン装置108を操作すれば、継続演出制御手段(演出制御部90と画像音響制御部95)が、停止表示していた継続演出(継続操作演出)ODCを、再開させ、そして、遊技者が演出ボタン(操作装置)115の押下操作を止めれば、再度、停止表示して、中断し、その後の遊技者の演出ボタン(操作装置)115の長押し操作に応じて、その都度、継続演出(継続操作演出)ODCを再開することとなって、極力、継続演出ODCを長く表示させることができ、遊技者は、段階的に変化する継続演出ODCを長く楽しむことができる。
4.
また、実施形態のパチンコ遊技機10では、始動口22,23への入賞に伴なう判定条件の成立により遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行するか否かを判定(大当たり判定)する特別遊技判定手段(メイン制御部)60をさらに備え、
継続演出制御手段(演出制御部90及び画像音響制御部95)は、特別遊技判定手段による判定の結果に応じて、異なるように変化する継続演出OD3G,OD3B、あるいは、OD4G,OD4M,OD4Bを行なわせている。
すなわち、実施形態では、遊技者が継続操作指示演出OICの表示後、直ちに、演出ボタン115を長押し操作していれば、遊技者は、画像表示部20の表示画面20aに表示される第1段階から第4段階までの演出OD1,OD2,OD3,OD4の全てを長く見ることができ、特に、最終段階の演出OD4G,OD4M,OD4Bを見ることができ、大当たりの期待を高めることができる。
しかしながら、演出ボタン115の長押し操作のタイミングが遅れたり、演出ボタン115の押下操作を中断させて、長押し操作の積算時間が短くなれば、有効期間の終期までの残存期間が短くなるため、遊技者は、大当たりの期待度の大小に関係する最終変化段階の第4段階の演出OD4(OD4G,OD4M,OD4B)を見れないこととなって、遊技の趣向性を低減させてしまうこととなる。そのため、遊技者は、次回の継続操作指示演出OICの表示時には、直ちに、演出ボタン115を長押し操作しようとして、継続演出(継続操作演出)ODCを長く楽しむことができる。そして、実施形態では、有効期間の始期が、継続操作指示演出OICの表示後、演出ボタン115を長押し操作した状態で、迎えることができることから、操作指示演出OICの表示時に演出ボタン115を長押し操作していた遊技者は、有効時間の開始と同時に、確実に、長く、継続操作演出(継続演出)ODCを見ることができることとなる。
5.
実施形態では、継続操作演出(継続演出)ODCとして、キャラクターのピントが合うように、演出手段としての画像表示部20で表示する形状(演出図柄・演出図形・装飾図柄)が変化する演出を例示したが、単に、色が変化する演出としてもよい。例えば、図34に示すように、水晶球図柄Qの色が、継続操作指示演出OCIの案内演出IGやスタート演出ISの表示後、演出ボタン115を長押し操作して、有効期間の開始と同時に継続操作演出ODC1が開始され、順次、色が変化する演出としてもよい。図例の場合には、初期段階の演出ODBで青色に変化し、第2段階の演出ODYで黄色に変化し、第3段階の演出ODRで赤色に変化し、継続操作演出が大当たりに基づく変動演出として表示される場合に、第4段階の演出ODLで虹色に変化し、その継続操作演出ODC1がハズレに基づく変動演出として表示される場合には、その段階より前の段階である黄色表示の演出ODYや赤色表示の演出ODRを維持する演出としている。
そのため、遊技時には、例えば、図35のA,Bに示すように、画像表示部20の表示画面20aに、装飾図柄が変動表示中の状態から、継続操作指示演出OICが表示され(図例では、スタート演出ISが表示されているが、その前に、図34のAに示す案内演出IGが表示されている)、そして、演出ボタン115の有効操作により、継続操作演出ODC1が開始されて、図示していないが、初期段階の演出ODB(図34のC参照)や第2段階の演出ODY(図34のD参照)が表示され、さらに、図35のCに示すように、第3段階の演出ODRが表示されて、そしてその後、その継続操作演出ODC1が、大当たりに基づくものであれば、最終的に、図35のDの演出ODLが表示され、ついで、継続操作演出ODC1の表示が消え、図35のEに示すように、装飾図柄変動の表示に戻り、さらに、図35のFに示すように、大当たりを示す装飾図柄が停止表示される。
一方、その継続操作演出ODC1がハズレに基づく場合には、図35のA,Bに示すように、画像表示部20の表示画面20aに、装飾図柄変動が変動中の状態から、継続操作指示演出OICが表示され、そして、演出ボタン115の有効操作により、継続操作演出ODC1が開始されて、図示していないが、初期段階や第2段階の演出ODB,ODY(図34のC、D参照)が表示され、さらに、図35のCに示すように、第3段階の演出ODRが表示され、その状態が有効期間の終期まで維持され、その後、継続操作演出ODC1の表示が消え、図35のEに示すように、装飾図柄変動の表示に戻り、そして、図35のGに示すように、ハズレを示す装飾図柄が停止表示される。
そして、演出ボタン115の有効操作が遅れて、有効期間の終期の残存期間が短くなれば、継続操作演出ODC1の第3段階の演出ODRや第2段階の演出ODY等までの表示ししかされず、その後、継続操作演出ODC1の表示が消えてしまうことから、遊技者は、継続操作演出ODC1の表示が消えなければ、どの段階の演出が表示されていたかと期待し、次回の継続操作指示演出OICの表示時には、直ちに、演出ボタン115を長押し操作しようとして、以後の遊技を楽しむことができる。
6.
また、継続操作演出(継続演出)は、演出手段としての画像表示部で表示する演出図柄の形状、模様、色等が変化する場合に限るものではなく、例えば、遊技者の憧れるアイドル等の画像(所謂、お宝演出画像)を静止させた状態として、有効期間の終期まで表示するとする演出としてもよい。
7.
さらに、継続操作演出(継続演出)を表示する演出手段としては、スピーカ48による音を利用しても良い。
8.
また、遊技者の操作する操作装置としては、操作部(演出ボタン)117を押下操作する演出ボタン装置108に限らず、遊技者が牽引等の継続操作できるジョイスティック装置等を、利用していも良い。
9.
さらに、実施形態では、継続操作指示演出が開始されて2秒後に、有効期間を開始させたが、遊技者の操作装置の操作の行い易さや行ない難さを考慮して、適宜、継続操作指示演出の開始後における有効期間の開始時までの猶予期間は、2秒に限らず、適宜、増減させてもよい。同様に、有効期間自体も、実施形態の5秒に限定されることなく、適宜増減させてもよい。
10.
さらにまた、実施形態では、演出手段として、一つの画像表示部20を使用することとしたが、複数使用しても良く、そして例えば、継続操作指示演出と継続操作演出とを異なった第1の画像表示部と第2の画像表示部とに分けて表示してもよい。
11.
また、実施形態では、遊技機として、パチンコ遊技機10を例示したが、遊技者が操作できる操作装置を備えていれば、パチスロ遊技機等に本発明を適用してもよい。
10…パチンコ遊技機、
20…(演出手段)画像表示部、
60…(特別遊技判定手段)メイン制御部、
90…(操作指示演出制御手段・継続演出制御手段)演出制御部、
95…(操作指示演出制御手段・継続演出制御手段)画像音響制御部、
108…(操作装置)演出ボタン装置、
115…(操作部)演出ボタン、
120…(操作検知手段・光電センサ)演出ボタン検出SW、
ODC(ODC1)…(継続演出)継続操作演出、
ODS…(短押し演出)短押し操作演出、
OIC…継続操作指示演出、
OIS…短押し操作指示演出。

Claims (2)

  1. 判定条件の成立により遊技者に有利な特別遊技を実行するか否かを判定する特別遊技判定手段と、
    遊技者が操作を行うことが可能な操作装置と、
    所定の演出手段に、遊技者に前記操作装置に対する操作を促す操作指示演出を行わせる操作指示演出制御手段と、
    前記操作指示演出が行われているときであって所定の有効期間内に前記操作装置に対して操作が行われると、前記特別遊技判定手段による判定の結果に基づいて、所定の演出手段に、前記操作装置に対する操作が継続している期間に応じて段階的に変化する継続演出を行わせる継続演出制御手段と、
    を備え、
    前記継続演出には、前記特別遊技が実行される可能性があることを示唆する第1の継続演出と、最終段階よりも前の段階において前記第1の継続演出より前記特別遊技が実行される可能性が高いことを示唆する第2の継続演出と、があることを特徴とする遊技機。
  2. 前記操作装置に対する操作を検知する操作検知手段を更に備え、
    前記継続演出制御手段は、
    前記所定の有効期間内に前記操作検知手段によって前記操作装置に対して操作が行われていない第1状態から前記操作装置に対して操作が行われている第2状態に変化したことが検知されると、前記継続演出を行わせ、
    前記所定の有効期間が開始されたタイミングにおいて前記操作検知手段によって既に前記第2状態に変化していることが検知されていると、直ちに前記継続演出を行わせることが可能であることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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