JP2017126933A - 画像形成装置 - Google Patents

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千草 山根
士郎 西本
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Abstract

【課題】あらゆるユーザーの健康状態の測定頻度を向上することである。
【解決手段】MFP20は、記録媒体に画像形成する画像形成部26を備える。MFP20は、ユーザーの健康状態に関する生体情報を測定する電極34a,34b、インピーダンス測定部33と、生体情報の測定を促すための測定促進情報を生成し、所定のタイミングで測定促進情報を表示部23に通知させる制御部21と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来、用紙に画像を形成するMFP(MultiFunction Peripheral:複合機)等の画像形成装置が知られている。画像形成装置を設けたオフィスにおけるオフィスワーカーのストレスを始めとする健康状態を本人が把握するには、オフィスにてある程度の頻度で測定することが望ましい。しかし、ウエアラブルセンサーを全員に配布することは企業の経済的な負担も大きく、また、常時管理されている感覚から従業員に敬遠されがちであり、万歩計を除いて導入は進んでいない。
そこで、ユーザーの健康状態を測定する機能を有する画像形成装置が知られている。例えば、印刷の待ち時間に、ユーザーからの操作に応じて、本体に接続された測定機器をユーザーが装着し、当該測定機器によりユーザーの健康データを測定する画像形成装置が知られている(特許文献1参照)。
また、ユーザーからの操作に応じて、本体に内蔵された測定部によりユーザーの生体インピーダンスを測定し、測定した生体インピーダンスと操作入力されたユーザーの生体情報とから体脂肪率を計算する画像形成装置が知られている(特許文献2参照)。
特開2013−218561号公報 特開2006−34586号公報
しかし、上記の従来技術では、測定できる環境を提供しただけでは、以下のような課題があり、測定の頻度の向上(健康管理意識の向上)はあまり期待できない。
・健康管理に対する意識が低いユーザーは、わざわざ測定しようとはしない。
・画像形成装置を利用するユーザーの多くは、コピーや印刷を行う目的で画像形成装置を使用するため、健康状態を測定する機能に意識が向かず、見過ごされてしまう。また、どのタイミングで測定をしたらよいか分からないユーザーもいる。
本発明の課題は、あらゆるユーザーの健康状態の測定頻度を向上することである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明の画像形成装置は、
記録媒体に画像形成する画像形成手段を備える画像形成装置であって、
ユーザーの健康状態に関する生体情報を測定する測定手段と、
前記生体情報の測定を促すための測定促進情報を生成し、所定のタイミングで前記測定促進情報を通知手段に通知させる制御手段と、を備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
前記所定のタイミングは、個人認証完了時である。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
前記所定のタイミングとは、印刷の開始指示後である。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記制御手段は、印刷完了までに要する印刷時間を推定し、推定した印刷時間と測定時間との関係情報を前記測定促進情報とともに通知させる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記制御手段は、印刷完了までに要する印刷時間を推定し、推定した印刷時間が所定時間より長い場合に前記測定促進情報を通知させる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の画像形成装置において、
前記制御手段は、前記推定した印刷時間が第1の所定時間より長い場合に健康状態の通常測定を促す前記測定促進情報を通知させ、前記推定した印刷時間が前記第1の所定時間より長い第2の所定時間より長い場合に健康状態の高精度測定を促す前記測定促進情報を通知させる。
請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記制御手段は、前回測定から所定期間以上経過しているか否かを判別し、所定期間以上経過している場合に、前記測定促進情報を通知させる。
請求項8に記載の発明は、
記録媒体に画像形成する画像形成手段を備える画像形成装置であって、
ユーザーの健康状態に関する生体情報を測定する測定手段と、
前記生体情報の測定を促すための測定促進情報を生成し、前記画像形成の待機期間に前記測定促進情報を通知手段に通知させる制御手段と、を備える。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の画像形成装置において、
前記待機期間は、印刷ジョブが実行されておらず且つ操作がされていない期間である。
請求項10に記載の発明は、請求項1から9のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記測定された生体情報に基づいて健康状態を示す健康データを生成する健康データ生成手段を備える。
本発明によれば、あらゆるユーザーの健康状態の測定頻度を向上できる。
本発明の実施の形態の画像形成システムを示すブロック図である。 MFPを示す外観図である。 MFPの機能構成を示すブロック図である。 MFP処理を示すフローチャートである。 MFP処理の印刷処理及びコピー処理を示すフローチャートである。 図5の印刷処理及びコピー処理の続きを示すフローチャートである。 MFP処理の健康測定処理を示すフローチャートである。 測定終了処理を示すフローチャートである。 (a)は、機能選択画面を示す図である。(b)は、第1の測定促進画面を示す図である。(c)は、印刷データ選択画面を示す図である。(d)は、第2の測定促進画面を示す図である。 (a)は、第3の測定促進画面を示す図である。(b)は、第4の測定促進画面を示す図である。(c)は、測定情報画面を示す図である。(d)は、印刷エラー画面を示す図である。 (a)は、測定エラー画面を示す図である。(b)は、測定選択画面を示す図である。(c)は、測定結果画面を示す図である。(d)は、印刷選択画面を示す図である。
添付図面を参照して本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。なお、本発明は、図示例に限定されるものではない。
図1〜図5を参照して、本発明に係る実施の形態を説明する。先ず、図1〜図3を参照して、本実施の形態の装置構成を説明する。図1は、本実施の形態の画像形成システム1を示すブロック図である。図2は、MFP20を示す外観図である。図3は、MFP20の機能構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施の形態の画像形成システム1は、サーバー10と、画像形成装置としてのMFP20と、少なくとも1台のPC(Personal Computer)40と、を備える。サーバー10と、MFP20とは、通信ネットワークNを介して接続されている。通信ネットワークNは、インターネット等である。
サーバー10は、通信ネットワークNのクラウド上に設けられ、MFP20で測定されたユーザーの健康状態を示す健康データを管理する情報処理装置である。本実施の形態では、健康データが、ストレス度を示すデータであるものとする。サーバー10は、記憶部(図示略)を備え、ユーザーIDと、当該ユーザーIDのユーザーに対応する測定日時情報と、当該測定日時情報において測定された健康データと、を対応付けて当該記憶部に記憶している。
MFP20及びPC40は、例えば、企業等のオフィスに設置され、LAN(Local Area Network)で接続されている。PC40は、各種情報処理を行うデスクトップPC、パームトップPC等の端末装置であり、ユーザーの操作により、文書、図面等の画像データ等を含む印刷データをMFP20に送信する。MFP20は、PC40から送信された印刷データの印刷、原稿のコピー、健康状態の測定、測定した健康データのサーバー10への送信等を行う。
なお、画像形成システム1におけるMFP20の台数は、1台に限定されるものではなく、複数台としてもよい。その構成では、サーバー10は、複数のMFP20のユーザーの健康データを管理する。
次いで、図2を参照して、MFP20の外観構成を説明する。図2に示すように、MFP20は、ADF(Auto Document Feeder)24と、プラテン25aと、ボタン部22aと、表示部23と、認証入力部32aと、電極34a,34bと、排紙トレイ36と、給紙トレイ28aと、を備える。
ADF24は、MFP20の最上面に設けられ、開閉可能であって、載置されたコピー又はスキャン用の複数の原稿を1枚ずつ原稿読み取り用のコンタクトガラス(図示略)に送り出す。プラテン25aは、ADF24が開けられた状態で、コピー又はスキャン用の原稿が載置される。
ボタン部22aは、数字ボタン、各種機能ボタン、印刷開始用のスタートボタン等のハードウェアキーを有し、ユーザーからの押下入力を受け付ける。表示部23は、LCD(Liquid Crystal Display)等で構成され、各種表示情報を表示する。また、表示部23には、一体的にタッチパネルが設けられている。
認証入力部32aは、ユーザーの個人認証用情報の入力部であり、ここでは生体情報としての指紋情報の入力部であるものとし、ユーザーの所定の読み取り用の指の指紋が入力される。但し、認証入力部32aは、入力を受け付ける認証用情報が指紋情報である構成に限定されるものではなく、静脈認証用の指の静脈、パスワード認証用のパスワード、IDカード認証用のIDカード等、他の認証用情報の入力部としてもよい。
電極34a,34bは、ユーザーの健康状態に関する生体インピーダンスの入力を受け付ける同じ材料の金属等の導電体である。電極34aは、ユーザーの左手が接触入力され、電極34bは、ユーザーの右手が接触入力される。
排紙トレイ36は、印刷された用紙が排出されるトレイである。給紙トレイ28aは、印刷用の用紙が格納されるトレイである。給紙トレイ28aは、例えば、複数の種類の用紙を格納する複数のトレイを有する構成とする。
次いで、図3を参照して、MFP20の内部の機能構成を説明する。図3に示すように、MFP20は、制御手段、健康データ生成手段としての制御部21と、操作部22と、表示部23と、ADF24と、原稿読取部25と、画像形成手段としての画像形成部26と、定着部27と、給紙部28と、通信部29と、計時部30と、記憶部31と、認証部32と、測定手段としてのインピーダンス測定部33、電極34a,34bと、を備える。電極34a,34bを除くMFP20の各部は、バス35を介して接続されている。
制御部21は、MFP20の各部を制御し、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only memory)(図示略)を有する。制御部21は、CPUがROMに記憶されている各種プログラムを読み出して適宜RAMに展開し、展開されたプログラムとCPUとの協働で、各種処理を実行する。ROMには、各種データや、各種プログラムが記憶され、特に後述するMFP処理を実行させるためのMFPプログラムが記憶されているものとする。
操作部22は、ボタン部22a、表示部23に設けられたタッチパネルを有し、ユーザーの操作を受け付け、当該操作に基づく操作情報を制御部21に出力する。表示部23は、制御部21から入力される表示情報に従って各種表示情報を表示する。ADF24は、制御部21の指示に従い、コピー又はスキャン用の原稿をコンタクトガラスに送る。原稿読取部25は、コンタクトガラス、プラテン25a、スキャナー等を備え、制御部21の指示に従い、コンタクトガラス又はプラテン25a上の原稿の画像を読み取って画像データを取得する。
画像形成部26は、制御部21の指示に従い、原稿読取部25により取得された画像データ、通信部29を介してPC40から受信された印刷データの画像データ、記憶部31に記憶された画像データに基づいて、用紙に電子写真方式の画像形成を行う画像形成部である。画像形成部26は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色に対応する感光体ドラム、中間転写ベルト、2次転写ローラー等を備える。イエローの感光体ドラムは、一様に帯電された後、イエロー色の画像データに基づいてレーザービームにより走査露光され、静電潜像が形成される。そして、イエローの感光体ドラムの静電潜像にイエロー色のトナーが付着され、現像が行われる。マゼンタ、シアン、ブラックの感光体ドラムについても、扱う色が異なることを除いて、イエローの感光体ドラムと同様であるため、説明を省略する。
各感光体ドラム上に形成された各色のトナー像は、回転する中間転写ベルト上に逐次転写される(1次転写)。すなわち、中間転写ベルト上には、4色のトナー像が重ね合わされたカラートナー像が形成される。中間転写ベルト上のカラートナー像は、2次転写ローラーにより、用紙上に一括して転写される(2次転写)。なお、画像形成部26は、用紙にモノクロの画像形成を行う構成としてもよい。
定着部27は、制御部21の指示に従い、画像形成部26によりトナー像が形成された用紙を加熱及び加圧して用紙にトナー像を定着する。定着部27は、例えば、誘導加熱又はハロゲンヒーターにより加熱する加熱ローラーと、加熱ローラーとの間にニップ部を形成する加圧ローラーと、を有する。
給紙部28は、給紙トレイ28aを有し、制御部21の指示に従い、給紙トレイ28aに格納された用紙を取り出して画像形成部26に供給する。
通信部29は、通信ネットワークN及びLANに通信接続されるネットワークカード等であり、制御部21の指示に従い、通信ネットワークN上のサーバー10や、LAN上のPC40と、情報の送受信を行う。計時部30は、リアルタイムクロックであり、現在日時情報を計時し、計時した現在日時情報を制御部21に出力する。
記憶部31は、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリー等により構成され、各種画像処理に係る画像データ等の各種データを記憶する。また、記憶部31には、予め登録されたユーザーの識別情報と、当該ユーザーのメールアドレスと、ユーザーの指紋の特徴点データと、が対応付けられて記憶されているものとする。なお、識別情報、メールアドレス、指紋の特徴点データを、サーバー10に記憶しておき、MFP20が通信により取得するようにしてもよい。
認証部32は、認証入力部32aを有し、制御部21の指示に従い、認証入力部32aから入力されたユーザーの指紋情報の特徴点データを生成して制御部21に出力する。
インピーダンス測定部33は、制御部21の指示に従い、電極34a,34b間に微弱な電流を流して、電極34a,34b間のインピーダンスをユーザーの生体情報である生体インピーダンスとして測定し、測定した生体インピーダンスを制御部21に出力する。
次に、図4〜図11を参照して、画像形成システム1の動作を説明する。図4は、MFP処理を示すフローチャートである。図5は、MFP処理の印刷処理及びコピー処理を示すフローチャートである。図6は、図5の印刷処理及びコピー処理の続きを示すフローチャートである。図7は、MFP処理の健康測定処理を示すフローチャートである。図8は、測定終了処理を示すフローチャートである。
図9(a)は、機能選択画面51を示す図である。図9(b)は、第1の測定促進画面52を示す図である。図9(c)は、印刷データ選択画面53を示す図である。図9(d)は、第2の測定促進画面54を示す図である。図10(a)は、第3の測定促進画面55を示す図である。図10(b)は、第4の測定促進画面56を示す図である。図10(c)は、測定情報画面57を示す図である。図10(d)は、印刷エラー画面58を示す図である。図11(a)は、測定エラー画面59を示す図である。図11(b)は、測定選択画面60を示す図である。図11(c)は、測定結果画面61を示す図である。図11(d)は、印刷選択画面62を示す図である。
図4〜図7を参照して、MFP20で実行されるMFP処理を説明する。MFP処理における印刷データの印刷は、印刷データを送信したユーザーの認証が行われると、印刷開始されるものとする。MFP20において、例えばユーザーにより電源がオンされたことをトリガとして、制御部21は、ROM内のMFPプログラムに従い、MFP処理を実行する。
図4に示すように、制御部21は、MFP20の各部のイニシャライズや、定着部27のウォームアップ等の初期動作を行う(ステップS11)。そして、制御部21は、ユーザーから操作部22への操作入力の待機処理を行う(ステップS12)。印刷データの印刷をする場合、ステップS12の間に、制御部21は、通信部29を介してPC40から少なくとも1つの印刷データの受信を行い、受信した印刷データを記憶部31に記憶する。この印刷データには、印刷対象の画像データ、印刷の設定情報、印刷データを送信させたユーザーのユーザーIDが含まれているものとする。
ステップS11の初期動作の期間とステップS12の待機処理の期間とは、画像形成の待機期間である。この待機期間は、印刷ジョブが実行されておらず且つ操作がされていない期間である。制御部21は、ステップS11,S12で、健康状態の測定を促す測定促進画面情報を生成し、測定促進画面情報に基づき表示部23に測定促進画面を表示する構成としてもよい。この構成において、ステップS12では、常時又は所定の時間間隔で測定促進画面が表示されるものとする。
そして、制御部21は、ユーザーから操作部22に認証用の操作入力がされたか否かを判別する(ステップS13)。操作入力されていない場合(ステップS13;NO)、制御部21は、ステップS12に移行する。操作入力がされた場合(ステップS13;YES)、制御部21は、認証部32によりユーザーから指紋情報の入力を受け付けて特徴点データを取得し、受信した印刷データのユーザーIDと、入力された指紋の特徴点データと、の組み合わせが、記憶部31に記憶されているか否かにより、ユーザーの個人認証を行う(ステップS14)。ここでは、ユーザーの個人認証が成功したものとして後の処理を説明するが、個人認証失敗した場合、例えば、個人認証失敗の旨が表示部23に表示され、ステップS13に移行される。
そして、制御部21は、通信部29を介して、ステップS14で認証されたユーザーのユーザーIDを含む前回測定日時情報の要求をサーバー10に送信し、当該前回測定日時情報をサーバー10から受信して取得する(ステップS15)。ステップS15において、サーバー10は、前回測定日時情報の要求をMFP20から受信すると、記憶部に記憶している測定日時情報のうち、当該要求のユーザーIDに対応する前回測定日時情報を読み出して要求元のMFP20に返信する。
そして、制御部21は、計時部30から現在日時情報を取得し、ステップS15で取得された前回測定日時情報から現在日時情報まで、予め設定された所定期間以上経過しているか否かを判別する(ステップS16)。所定期間以上経過していない場合(ステップS16;NO)、制御部21は、機能選択画面情報を生成し、機能選択画面情報に基づき表示部23に機能選択画面を表示する(ステップS17)。ステップS17では、例えば、図9(a)に示す機能選択画面51が表示される。
機能選択画面51は、メッセージ510、コピーボタン511、印刷ボタン512、健康測定ボタン513、設定メニューボタン514、を有する。メッセージ510は、機能選択を促す旨のメッセージである。コピーボタン511は、機能としてコピーの選択入力を受け付けるボタンである。印刷ボタン512は、機能として印刷の選択入力を受け付けるボタンである。健康測定ボタン513は、健康状態の測定を行う機能としての健康測定の選択入力を受け付けるボタンである。設定メニューボタン514は、各機能の設定メニュー表示用のボタンである。設定メニューボタン514がタッチされると、各種設定入力のための設定メニュー画面が表示され、ユーザーからの各種設定入力が受け付けられる。各種設定入力後に、コピーボタン511、印刷ボタン512又は健康測定ボタン513がタッチ入力される。
所定期間以上経過している場合(ステップS16;YES)、制御部21は、第1の測定促進画面情報を生成し、第1の測定促進画面情報に基づき表示部23に第1の測定促進画面を表示する(ステップS18)。ステップS18では、例えば、図9(b)に示す第1の測定促進画面52が表示される。
第1の測定促進画面52は、メッセージ520、コピーボタン521、印刷ボタン522、健康測定ボタン523、設定メニューボタン524、を有する。メッセージ520は、前回測定日時情報から所定期間以上経過しており健康状態の測定を促す旨と、機能選択を促す旨と、のメッセージである。コピーボタン521、印刷ボタン522、健康測定ボタン523、設定メニューボタン524は、コピーボタン511、印刷ボタン512、健康測定ボタン513、設定メニューボタン514と同様である。
そして、制御部21は、ステップS17の機能選択画面又はステップS18の第1の測定促進画面により、操作部22を介してユーザーからのタッチ入力を受け付け、どの機能が選択されたかを判別する(ステップS19)。選択機能が印刷である場合(ステップS19;印刷)、制御部21は、印刷処理を行い(ステップS20)、ステップS12に移行する。選択機能がコピーである場合(ステップS19;コピー)、制御部21は、コピー処理を行い(ステップS21)、ステップS12に移行する。選択機能が健康測定である場合(ステップS19;健康測定)、制御部21は、健康測定処理を行い(ステップS22)、ステップS12に移行する。
図5及び図6を参照して、図4のステップS20,S21の印刷処理及びコピー処理を説明する。図5に示すように、印刷処理では先ず、制御部21は、記憶部31に記憶された少なくとも1つの印刷データに基づいて、印刷データ選択画面情報を生成し、印刷データ選択画面情報に基づいて印刷データ選択画面を表示し、操作部22を介してユーザーからの実際に印刷する印刷データの選択入力を受け付ける(ステップS31)。ステップS31では、例えば、図9(c)に示す印刷データ選択画面53が表示される。
印刷データ選択画面53は、印刷データ選択ボタン531、全選択ボタン532、印刷開始ボタン533、を有する。印刷データ選択ボタン531は、印刷データ毎に設けられ、実際に印刷する印刷データの選択入力を受け付けるボタンである。全選択ボタン532は、印刷データ選択ボタン531の全ての印刷データの選択入力を受け付けるボタンである。印刷開始ボタン533は、印刷データ選択ボタン531の選択された印刷データの実行指示を受け付けるボタンである。
そして、制御部21は、操作部22を介してユーザーから選択された印刷データの印刷開始ボタンがタッチ入力されたか否かを判別する(ステップS32)。印刷開始ボタンがタッチ入力されていない場合(ステップS32;NO)、制御部21は、ステップS31に移行する。
図5に示すように、コピー処理では先ず、制御部21は、操作部22を介してユーザーからのコピーに関する各種設定情報の入力を受け付ける(ステップS33)。そして、制御部21は、操作部22を介してユーザーからのコピーを開始するためスタートボタンの押下入力を受け付けたか否かを判別する(ステップS34)。スタートボタンが押下入力されていない場合(ステップS34;NO)、制御部21は、ステップS33に移行する。
スタートボタンが押下入力された場合(ステップS34;YES)、制御部21は、ステップS33で入力された設定情報に応じて、ADF24及び原稿読取部25を制御して、原稿の読み取りを行い、読み取った原稿の画像データを取得する(ステップS35)。そして、制御部21は、原稿の読み取りを完了したか否かを判別する(ステップS36)。原稿の読み取りを完了していない場合(ステップS36;NO)、制御部21は、ステップS35に移行する。
印刷開始ボタンがタッチ入力された場合(ステップS32;YES)、又は原稿の読み取りを完了した場合(ステップS36;YES)、制御部21は、給紙部28、画像形成部26、定着部27を制御し、ステップS31で入力された設定情報に応じた選択された印刷データの印刷、又はステップS33で入力された設定情報に応じてステップS35で取得された画像データの、用紙への印刷を開始する(ステップS37)。
そして、制御部21は、ステップS31で入力された設定情報、選択された印刷データ、又は、ステップS33で入力された設定情報、ステップS35で取得された画像データに基づいて、ステップS37の印刷開始から印刷終了までの推定の印刷時間を算出する(ステップS38)。そして、制御部21は、ステップS38又はS45で算出された印刷時間が、予め設定された所定の閾値T1よりも長いか否かを判別する(ステップS39)。閾値T1は、健康測定の通常測定に要する時間である。印刷時間が閾値T1よりも長い場合(ステップS39;YES)、制御部21は、ステップS38又はS45で算出された印刷時間が、予め設定された所定の閾値T2よりも長いか否かを判別する(ステップS40)。閾値T2は、健康測定の高精度測定に要する時間であり、T2>T1である。
本実施の形態では、健康測定は、通常測定と、高精度測定の2種類があるものとする。通常測定は、所定時間のユーザーの両手間の生体インピーダンスを測定し、測定した生体インピーダンスから、健康データとしてストレス度を算出する測定である。高精度測定は、通常測定の所定時間よりも長い所定時間のユーザーの両手間の生体インピーダンスを測定し、同様にストレス度を算出する測定である。測定時間が長いほど、単位時間当たりの生体インピーダンスへのノイズの影響を低減できるため、高精度のストレス度を算出できる。
印刷時間が閾値T2よりも長い場合(ステップS39;YES)、制御部21は、第2の測定促進画面情報を生成し、第2の測定促進画面情報に基づき表示部23に第2の測定促進画面を表示する(ステップS41)。ステップS41では、例えば、図9(d)に示す第2の測定促進画面54が表示される。
第2の測定促進画面54は、メッセージ540、高精度測定選択ボタン541、通常測定選択ボタン542、測定しない選択ボタン543、を有する。メッセージ540は、健康測定を促す旨と、MFP利用時間としての印刷時間が閾値T1,T2よりも長い旨と、のメッセージである。高精度測定選択ボタン541は、高精度測定の選択入力を受け付けるボタンである。通常測定選択ボタン542は、通常測定の選択入力を受け付けるボタンである。測定しない選択ボタン543は、健康測定をしない旨の選択入力を受け付けるボタンである。高精度測定選択ボタン541、通常測定選択ボタン542、測定しない選択ボタン543がタッチ入力される。第2の測定促進画面54では、高精度測定及び通常測定のいずれも選択可能であるが、印刷時間内(すなわち、印刷の待ち時間内)に高精度測定が可能であることがわかるため、高精度測定を促す効果がある。
印刷時間が閾値T2以下の場合(ステップS40;NO)、制御部21は、第3の測定促進画面情報を生成し、第3の測定促進画面情報に基づき表示部23に第3の測定促進画面を表示する(ステップS42)。ステップS42では、例えば、図10(a)に示す第3の測定促進画面55が表示される。
第3の測定促進画面55は、メッセージ550、高精度測定選択ボタン551、通常測定選択ボタン552、測定しない選択ボタン553、を有する。メッセージ550は、健康測定を促す旨と、MFP利用時間としての印刷時間が閾値T2以下で閾値T1よりも長い旨と、のメッセージである。高精度測定選択ボタン551、通常測定選択ボタン552、測定しない選択ボタン553は、第2の測定促進画面54の高精度測定選択ボタン541、通常測定選択ボタン542、測定しない選択ボタン543と同様のボタンである。第3の測定促進画面55では、高精度測定及び通常測定のいずれも選択可能であるが、特に、算出された印刷時間が測定時間に満たない(すなわち、印刷の待ち時間内に完了しない)高精度測定よりも、算出された印刷時間が測定時間よりも長い(すなわち、印刷の待ち時間内に完了する)通常測定が促されている。
印刷時間が閾値T1以下の場合(ステップS39;NO)、制御部21は、第4の測定促進画面情報を生成し、第4の測定促進画面情報に基づき表示部23に第4の測定促進画面を表示する(ステップS43)。ステップS43では、例えば、図10(b)に示す第4の測定促進画面56が表示される。
第4の測定促進画面56は、メッセージ560、高精度測定選択ボタン561、通常測定選択ボタン562、測定しない選択ボタン563、を有する。メッセージ560は、健康測定を促す旨と、MFP利用時間としての印刷時間が閾値T2より小さく,閾値T1以下の旨と、のメッセージである。高精度測定選択ボタン561、通常測定選択ボタン562、測定しない選択ボタン563は、第2の測定促進画面54の高精度測定選択ボタン541、通常測定選択ボタン542、測定しない選択ボタン543と同様のボタンである。第4の測定促進画面56では、算出された印刷時間が高精度測定及び通常測定の測定時間以下であるが、高精度測定及び通常測定のいずれも選択可能であるものとする。
以上のように、本実施の形態では、印刷時間と測定時間(高精度、通常)との関係を表示することにより、印刷の待ち時間で測定できることがわかるため、ユーザーによる測定の実施が促進される。なお、本実施の形態では、印刷時間が測定時間より短い場合でも測定促進画面を表示するようにしているが、印刷時間が測定時間より長い場合(すなわち、印刷の待ち時間内に測定が完了する場合)のみ測定促進画面を表示するようにしてもよい。
そして、制御部21は、ステップS41の第2の測定促進画面、ステップS42の第3の測定促進画面、又はステップS43の第3の測定促進画面により、操作部22を介してユーザーからのタッチ入力を受け付け、どの測定が選択されたかを判別する(ステップS44)。未選択の場合(ステップS44;未選択)、制御部21は、ステップS31で入力された設定情報、選択された印刷データ、印刷済の印刷データ、又は、ステップS33で入力された設定情報、ステップS35で取得された画像データ、印刷済の画像データに基づいて、現在から印刷終了までの残りの推定の印刷時間を算出し(ステップS45)、ステップS39に移行する。
測定しないが選択された場合(ステップS44;しない)、制御部21は、印刷の状況を示すとともに、測定促進画面への移行入力を受け付ける移行ボタンを有する印刷画面情報を生成し、印刷画面情報に基づき表示部23に印刷画面を表示する(ステップS46)。印刷画面では、測定促進画面への移行ボタンのタッチ入力が可能である。
そして、制御部21は、操作部22を介して、測定促進画面への移行ボタンのタッチ入力がされたか否かを判別する(ステップS47)。移行ボタンがタッチ入力されていない場合(ステップS47;NO)、制御部21は、印刷が終了したか否かを判別する(ステップS48)。印刷が終了していない場合(ステップS48;NO)、制御部21は、ステップS46に移行する。印刷が終了した場合(ステップS48;YES)、印刷処理又はコピー処理が終了する。移行ボタンがタッチ入力された場合(ステップS47;YES)、制御部21は、ステップS45と同様にして残りの印刷時間を算出し(ステップS49)、ステップS39に移行する。
通常測定又は高精度測定が選択された場合(ステップS44;通常測定又は高精度測定)、制御部21は、インピーダンス測定部33により電極34a,34b間の生体インピーダンスの測定を開始し、計時部30から現在日時情報を測定日時情報として取得する(ステップS50)。ユーザーは、電極34a,34bにそれぞれ左手、右手を触れさせる。ステップS50において、制御部21は、電極34a,34bにそれぞれ左手、右手を触れさせることを促すメッセージを含む画面情報を生成して表示部23に画面表示することとしてもよい。
そして、図6に示すように、制御部21は、測定情報画面情報を生成し、測定情報画面情報に基づき表示部23に測定情報画面を表示する(ステップS51)。ステップS52では、例えば、図10(c)に示す測定情報画面57が表示される。測定情報画面57は、メッセージ570を有する。メッセージ570は、健康状態(生体インピーダンス)を測定中である旨のメッセージである。
そして、制御部21は、給紙部28、画像形成部26、定着部27、用紙の搬送路等におけるジャム発生等の印刷に関する印刷エラーが発生したか否かを判別する(ステップS52)。印刷エラーが発生した場合(ステップS52;YES)、制御部21は、印刷エラー画面情報を生成し、印刷エラー画面情報に基づき表示部23に印刷エラー画面を表示する(ステップS53)。ステップS53では、例えば、図10(d)に示す印刷エラー画面58が表示される。
印刷エラー画面58は、メッセージ580、次へボタン581を有する。メッセージ580は、印刷エラーが発生し、印刷エラー解消を促す旨のメッセージである。次へボタン581は、印刷エラーの発生箇所及びその解消方法を案内する印刷エラー解消ガイダンス画面に遷移するための入力を受け付けるボタンである。次へボタン581がユーザーによりタッチ入力される。
そして、制御部21は、印刷エラー解消ガイダンス画面情報を生成し、印刷エラー解消ガイダンス画面情報に基づき表示部23に印刷エラー解消ガイダンス画面を表示し、ユーザーの印刷エラー解消操作に応じて印刷エラー解消を行い(ステップS54)、ステップS51に移行する。ユーザーは、印刷エラー解消ガイダンス画面に応じて、印刷エラー発生箇所の印刷エラー解消操作を行う。
印刷エラーが発生していない場合(ステップS52;NO)、制御部21は、電極34a,34b、インピーダンス測定部33における生体インピーダンス測定に関する測定エラーが発生したか否かを判別する(ステップS55)。測定エラーは、例えば、ユーザーが測定中に電極34a,34bから手を離したことに基づくエラーである。測定エラーが発生した場合(ステップS55;YES)、制御部21は、測定エラー画面情報を生成し、測定エラー画面情報に基づき表示部23に測定エラー画面を表示する(ステップS56)。ステップS56では、例えば、図11(a)に示す測定エラー画面59が表示される。
測定エラー画面59は、メッセージ590、次へボタン591を有する。メッセージ590は、測定エラーが発生し、印刷エラー解消を促す旨のメッセージである。次へボタン591は、生体インピーダンスの測定をやり直すための入力を受け付けるボタンである。次へボタン591がユーザーによりタッチ入力される。
そして、制御部21は、ステップS45と同様にして残りの推定の印刷時間を算出し(ステップS57)、ステップS39に移行する。測定エラーが発生していない場合(ステップS55;NO)、制御部21は、ステップS44で入力された通常測定又は高精度測定の選択情報及び測定時間に基づき、生体インピーダンスの測定が完了したか否かを判別する(ステップS58)。生体インピーダンスの測定が完了していない場合(ステップS58;NO)、制御部21は、ステップS51に移行する。
生体インピーダンスの測定が完了した場合(ステップS58;YES)、制御部21は、後述する測定終了処理を行う(ステップS59)。そして、制御部21は、ステップS46,S48と同様にして、ステップS60,S61を行い、印刷処理又はコピー処理を終了する。
上記ステップS38、S45、S57の印刷時間を算出においては、現在のユーザーが入力した印刷データの印刷の前に、他のユーザーの印刷データの印刷が行われている場合、その他のユーザーの印刷データの印刷に要する時間も併せて残り印刷時間として算出する。
図7を参照して、図4のステップS22の健康測定処理を説明する。図7に示すように、先ず、制御部21は、測定選択画面情報を生成し、測定選択画面情報に基づき表示部23に測定選択画面を表示し、測定の種類の選択入力を受け付ける(ステップS71)。ステップS71では、例えば、図11(b)に示す測定選択画面60が表示される。
測定選択画面60は、メッセージ600、高精度測定選択ボタン601、通常測定選択ボタン602、測定しない選択ボタン603、を有する。メッセージ600は、健康測定の種類選択を促す旨のメッセージである。高精度測定選択ボタン601、通常測定選択ボタン602、測定しない選択ボタン603は、第2の測定促進画面54の高精度測定選択ボタン541、通常測定選択ボタン542、測定しない選択ボタン543と同様のボタンである。高精度測定選択ボタン601、通常測定選択ボタン602、測定しない選択ボタン603がタッチ入力される。測定しない選択ボタン603がタッチ入力された場合、フローチャートには示されないが、例えば、健康測定処理が終了する。
そして、制御部21は、図4のステップS50と同様にして測定開始の処理を行う(ステップS72)。そして、制御部21は、図6のステップS51と同様にして測定情報画面表示を行う(ステップS73)。そして、制御部21は、図6のステップS55と同様にして測定エラーが発生したか否かを判別する(ステップS74)。測定エラーが発生した場合(ステップS74;YES)、制御部21は、ステップS71に移行する。測定エラーが発生していない場合(ステップS74;NO)、制御部21は、図6のステップS58と同様にして測定を完了したか否かを判別する(ステップS75)。測定を完了していない場合(ステップS75;NO)、制御部21は、ステップS73に移行する。測定を完了した場合(ステップS75;YES)、制御部21は、後述する測定終了処理を行い(ステップS76)、健康測定処理を終了する。
図8を参照して、図6のステップS59、図7のステップS76の測定終了処理を説明する。図8に示すように、先ず、制御部21は、測定された生体インピーダンスのデータを用いて、ユーザーのストレス度を算出する(ステップS81)。
ここで、ストレス度の算出を説明する。先ず、時系列に測定された生体インピーダンスのデータを、ユーザーの心拍を示す心電図のデータとして用いる。制御部21は、心電図のデータから心拍間隔を計算した心拍変動時系列データを生成する。そして、制御部21は、心拍変動時系列データから周期構造を抽出するために、パワースペクトル密度(PSD:Power Spectral Density)を算出する。そして、制御部21は、心拍変動から自律神経のバランスを推定するために、心拍変動時系列データから、呼吸変動に対応する高周波変動成分(HF成分)と血圧変動であるメイヤー波(Mayer wave)に対応する低周波成分(LF成分)を抽出し、両者の強度を比較する。というのは、呼吸変動を反映するHF成分が、副交感神経が緊張(活性化)している場合にのみ心拍変動に現れる一方、LF成分が、交感神経が緊張しているときも、副交感神経が緊張しているときも心拍変動に現れるという性質を利用するためである。
LF成分とHF成分としては、パワースペクトルのLF成分の領域(0.05[Hz]から0.15[Hz]まで)、及びHF成分の領域(0.15[Hz]から0.40[Hz]まで)の強度を合計した値(積分値)をそれぞれ用いる。副交感神経が優位にある場合にHF成分が現れるため、HF成分の数値を副交感神経の活性度(緊張度)とする場合もある。また、交感神経が優位でも、副交感神経が優位でも、上記合計値にLF成分が現れるため、本実施の形態では、例えば、LF成分とHF成分との比をとって、LF成分/HF成分をストレス指標(交感神経の活性度)としてのストレス度とする。
リラックスしている状態、つまり副交感神経が活性化しているときには、呼吸変動を反映したHF成分と血圧変動を反映したLF成分も現れるが、ストレス状態にある場合、つまり交感神経が活性化しているときには、LF成分が現れる一方、HF成分が減少する。従って、リラックス状態にあると相対的にHF成分が大きくなるのでストレス度の値は小さくなり、反対に、ストレス状態にあるとHF成分に対してLF成分が大きくなるので、ストレス度の値が大きくなる。このストレス度が幾つ以上になるとストレス状態と判定するか、という判定基準は、個人差や測定条件等により変わってくる。
そして、制御部21は、ステップS82で算出されたストレス度に基づく健康データを健康測定の結果データとして生成し、図4の14で認証されたユーザーのユーザーIDに対応するメールアドレスを記憶部31から読み出し、通信部29を介して、生成した健康データと、図5のステップS50又は図7のステップS72で取得された測定日時情報とを含むメールを、読み出したメールアドレス宛に送信する(ステップS82)。健康データは、例えば、ストレス度と、ストレス度がどのストレス状態であるかを示すストレス状態データと、を有するものとする。ステップS82で送信されるメールには、自分の行動や認知の仕方を振り返り、他者と相談したり、認知の歪みに気づき、前向きになるための認知行動療法プログラムのURL(Uniform Resource Locator)も含めることとしてもよい。
そして、制御部21は、ステップS82で生成した健康データを含む測定結果画面情報を生成し、測定結果画面情報に基づき表示部23に測定結果画面を表示する(ステップS83)。ステップS83では、例えば、図11(c)に示す測定結果画面61が表示される。
測定結果画面61は、メッセージ610、最近測定結果表示ボタン611、測定結果印刷ボタン612、終了ボタン613、を有する。メッセージ610は、ステップS82で生成した健康データと、その健康データをユーザーのメールアドレス宛に送信した旨と、のメッセージである。最近測定結果表示ボタン611は、最近測定結果を表示する選択を受け付けるボタンである。測定結果印刷ボタン612は、ステップS82で生成した健康データを印刷する選択を受け付けるボタンである。終了ボタン613は、このままでの健康測定の終了を受け付けるボタンである。最近測定結果表示ボタン611、測定結果印刷ボタン612又は終了ボタン613がタッチ入力される。最近測定結果表示ボタン611がタッチ入力されると、フローチャートには示さないが、制御部21は、被測定ユーザーのユーザーIDを用いて、最近の測定結果の健康データ及び測定日時情報をサーバー10に要求して受信し、受信した最近の測定結果の健康データ及び測定日時情報を表示部23に表示する。
そして、制御部21は、ステップS83の測定結果画面により、操作部22を介して測定結果印刷ボタンのタッチ入力によりユーザーからのタッチ入力を受け付け、測定した健康データの印刷が指示されたか否かを判別する(ステップS84)。健康データの印刷が指示された場合(ステップS84;YES)、制御部21は、図5のステップS37と同様にして、ステップS82で生成された健康データと、図5のステップS50又は図7のステップS72で取得された測定日時情報とを印刷する(ステップS85)。なお、このとき、ステップS31で選択された印刷データ、または、コピー処理により入力された印刷データの印刷が完了していない場合には、その完了後に健康データの印刷が行われる。
なお、測定結果画面61で測定結果印刷ボタン612がタッチ入力されると、制御部21は、図11(d)に示す印刷選択画面62を表示部23に表示する構成としてもよい。印刷選択画面62は、メッセージ620、今日測定結果印刷ボタン621、過去測定結果印刷ボタン622、終了ボタン623、を有する。メッセージ620は、印刷の種類の選択入力を促す旨のメッセージである。今日測定結果印刷ボタン621は、今日の測定結果(最後に測定した測定結果)の健康データ等の印刷する選択を受け付けるボタンである。過去測定結果印刷ボタン622は、今日を含む過去の測定結果の健康データ等の印刷する選択を受け付けるボタンである。終了ボタン623は、健康データ等の印刷を行わずに終了を受け付けるボタンである。
今日測定結果印刷ボタン621、過去測定結果印刷ボタン622又は終了ボタン623がタッチ入力される。今日測定結果印刷ボタン621がタッチ入力されると、ステップS85で、最後(今日)に測定された健康データ及び測定日時情報が印刷される。今日測定結果印刷ボタン621がタッチ入力されると、ステップS85で、制御部21は、健康測定したユーザーのユーザーIDを用いて、過去の測定結果の健康データ及び測定日時情報をサーバー10に要求して受信し、図5のステップS37と同様に、最後(今日)及び受信した過去の測定結果の健康データ及びそれらの測定日時情報を印刷する。
終了ボタンのタッチ入力により健康データの印刷が指示されない場合(ステップS84;NO)、又はステップS85の後、制御部21は、通信部29を介して、ステップS82で生成された健康データと、図5のステップS50又は図7のステップS72で取得された測定日時情報とを、健康測定したユーザーのユーザーIDとともにサーバー10印刷し(ステップS86)、測定終了処理を終了する。サーバー10は、MFP20から健康データ、測定日時情報及びユーザーIDを対応付けて自装置の記憶部に記憶する。
以上、本実施の形態によれば、MFP20は、ユーザーの健康状態に関する生体情報を測定する電極34a,34b、インピーダンス測定部33と、生体情報の測定を促すための測定促進画面情報を生成し、所定のタイミングで測定促進画面情報を表示部23に表示させる制御部21と、を備える。
このため、ユーザーが視認した測定促進情報に応じて、生体情報の測定を行うので、健康管理に関心があるユーザーだけでなく健康管理に関心がないユーザーを含むあらゆるユーザーの健康状態の測定頻度を向上することができ、延いては健康管理意識を向上させることができる。
また、所定のタイミングは、個人認証完了時である。このため、個人認証完了時というユーザーがMPF30の前に存在し且つユーザーの操作入力を邪魔しない適切なタイミングで生体情報の測定を効果的に促すことができる。
また、所定のタイミングは、印刷の開始指示後である。このため、印刷の開始指示後というユーザーがMPF30の前に存在し且つユーザーの印刷のための操作入力後である適切なタイミングで生体情報の測定を効果的に促すことができる。
また、制御部21は、印刷完了までに要する印刷時間を推定し、推定した印刷時間と測定時間との長短の関係情報を測定促進画面情報とともに表示させる。このため、ユーザーが印刷時間と測定時間との大小関係に応じて、印刷時間内の生体情報の測定を効果的に促すことができる。
また、制御部21は、推定した印刷時間が所定時間より長い場合に測定促進画面情報を表示させる。より具体的には、制御部21は、推定した印刷時間が閾値T1より長い場合に健康状態の通常測定を促す測定促進画面情報を表示させ、推定した印刷時間が閾値T1より長い閾値T2より長い場合に健康状態の高精度測定を促す測定促進画面情報を表示させる。このため、推定した印刷時間の長短に応じて適切な健康状態の生体情報の測定を促すことができる。
また、制御部21は、前回測定から所定期間以上経過しているか否かを判別し、所定期間以上経過している場合に、測定促進情報を表示させる。このため、ユーザーが長い期間健康状態を測定しないことを低減できる。
また、制御部21は、画像形成(印刷)の待機期間に測定促進画面情報を表示部23に表示させる。このため、あらゆるユーザーの健康状態の測定頻度を向上することができ、健康管理意識を向上させることができるとともに、画像形成が指示されるまでの待機期間を有効に活用して、生体情報の測定を促すことができる。
また、待機期間は、印刷ジョブが実行されておらず且つ操作がされていない期間である。このため、ユーザーが操作入力をしようとする適切なタイミングで生体情報の測定を効果的に促すことができる。
また、制御部21は、測定された生体情報に基づいて健康状態を示す健康データを生成する。このため、健康データを適切且つ確実に生成できる。
なお、上記実施の形態における記述は、本発明に係る好適な画像形成装置の一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、制御部21が、測定促進情報としての測定促進画面情報を表示部23に表示させてユーザーに通知する構成としたが、これに限定されるものではない。例えば、MFP20が、スピーカー等の音声出力部、LED(Light Emitting Diode)等の点灯部を備え、制御部21が、健康状態の測定を促す測定促進情報を、音声出力部の音声出力、点灯部による点灯により通知させる構成としてもよい。さらに、制御部21が、通信部29を介して、測定促進情報としての測定促進画面情報を印刷データ送信元のPC40に送信し、PC40の印刷のドライバー画面に表示させる構成としてもよい。
また、上記実施の形態では、制御部21が、インピーダンス測定部33により測定された生体インピーダンスを用いて、健康データとしてのストレス度及びストレス状態データを生成する構成としたが、これに限定されるものではない。例えば、制御部21が、インピーダンス測定部33により測定された生体インピーダンスを用いて、心電図、心拍数、呼吸数、体脂肪率等、他の健康データを生成する構成としてもよい。また、生体インピーダンスの測定に限らず、これに替えて、例えば、血圧測定を行うようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、制御部21が、MFPの各機能と、インピーダンス測定をともに制御する構成としたが、インピーダンス測定を別の制御部(測定制御部)で制御する構成としてもよい。この場合、MFP制御部から、測定の開始指示を測定モードとともに測定制御部へ送り、測定制御部から測定完了、測定結果及びエラー発生の通知を受信する構成となる。
また、上記実施の形態では、MFP20の画像形成部26は、電子写真方式の画像形成部としたが、これに限定されるものではない。例えば、画像形成部26が、インクジェット方式等、他の画像形成方式の画像形成部であることとしてもよい。
また、上記実施の形態では、健康データをサーバー10へ送信し、サーバー10で管理(測定日時を含む)するように構成したが、MFP20内部で管理するようにしてもよい。
また、以上の実施の形態における画像形成システム1を構成する各部の細部構成及び細部動作に関して本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
1 画像形成システム
10 サーバー
20 MFP
21 制御部
22 操作部
22a ボタン部
23 表示部
24 ADF
25 原稿読取部
25a プラテン
26 画像形成部
27 定着部
28 給紙部
28a 給紙トレイ
29 通信部
30 計時部
31 記憶部
32 認証部
32a 認証入力部
33 インピーダンス測定部
34a,34b 電極
35 バス
36 排紙トレイ
40 PC
N 通信ネットワーク

Claims (10)

  1. 記録媒体に画像形成する画像形成手段を備える画像形成装置であって、
    ユーザーの健康状態に関する生体情報を測定する測定手段と、
    前記生体情報の測定を促すための測定促進情報を生成し、所定のタイミングで前記測定促進情報を通知手段に通知させる制御手段と、を備える画像形成装置。
  2. 前記所定のタイミングは、個人認証完了時である請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記所定のタイミングとは、印刷の開始指示後である請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、印刷完了までに要する印刷時間を推定し、推定した印刷時間と測定時間との関係情報を前記測定促進情報とともに通知させる請求項1から3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、印刷完了までに要する印刷時間を推定し、推定した印刷時間が所定時間より長い場合に前記測定促進情報を通知させる請求項1から4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、前記推定した印刷時間が第1の所定時間より長い場合に健康状態の通常測定を促す前記測定促進情報を通知させ、前記推定した印刷時間が前記第1の所定時間より長い第2の所定時間より長い場合に健康状態の高精度測定を促す前記測定促進情報を通知させる請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御手段は、前回測定から所定期間以上経過しているか否かを判別し、所定期間以上経過している場合に、前記測定促進情報を通知させる請求項1から6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 記録媒体に画像形成する画像形成手段を備える画像形成装置であって、
    ユーザーの健康状態に関する生体情報を測定する測定手段と、
    前記生体情報の測定を促すための測定促進情報を生成し、前記画像形成の待機期間に前記測定促進情報を通知手段に通知させる制御手段と、を備える画像形成装置。
  9. 前記待機期間は、印刷ジョブが実行されておらず且つ操作がされていない期間である請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記測定された生体情報に基づいて健康状態を示す健康データを生成する健康データ生成手段を備える請求項1から9のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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