JP2017126815A - 発振回路 - Google Patents

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Abstract


【課題】消費電力を低減することが可能な発振回路を提供する。
【解決手段】発振回路11は、共振回路12と、複数の負性抵抗回路13−1、13−2、13-nを具備している。複数の負性抵抗回路13−1、13−2、13−nは、それぞれ第1の電源端子、第2の電源端子、入力端子及び出力端子を含み、第1の電源端子及び第2の電源端子により電源と接地間に電流通路が直列接続され、入力端子及び出力端子により共振回路12に並列接続される。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、例えば半導体集積回路に設けられる発振回路に関する。
例えば半導体集積回路に設けられる発振回路は、半導体集積回路が設けられるシステムが待機状態であっても、動作し続けている。システム全体の待機時の電力は、発振回路の消費電力により決定されるため、待機時の電力を削減するために、発振回路の消費電力の削減が必要である。
一般に、発振回路は、半導体集積回路の一部として設計されることが多い。半導体集積回路は微細化されているが、半導体集積回路の入出力ピンを駆動するI/O電圧VDDI/Oは、設計ルールが例えば65nmにおいて、例えば1.8V〜3.6Vとされている。
発振回路の消費電力を削減するため、発振回路は、半導体集積回路のコア部のトランジスタの設計ルールを用いて設計される。コア部のトランジスタの駆動電圧は、I/O電圧VDDI/Oより低い例えば1.2Vであるため、降圧回路により、I/O電圧VDDI/Oが1.2Vに降圧される。
Y. Chang, J. Leete, Z. Zhou, M. Vadipour, Y. Chang, and H. Darabi, "A differential digitally controlled crystal oscillator with a 14-bit tuning resolution and sine wave outputs for cellular applications," IEEE J. Solid-State Circuits, vol. 47, no. 2, pp. 421-434, Feb. 2012.
上記のように、発振回路の電源は、降圧回路により生成される。しかし、発振回路の電力のうち、33%〜66%が降圧回路により消費される。したがって、さらなる消費電力の低減が望まれている。
本実施形態は、消費電力を低減することが可能な発振回路を提供しようとするものである。
実施形態の発振回路は、共振回路と、複数の負性抵抗回路を具備している。複数の負性抵抗回路は、それぞれ第1の電源端子、第2の電源端子、入力端子及び出力端子を含み、前記第1の電源端子及び第2の電源端子により電源と接地間に電流通路が直列接続され、前記入力端子及び出力端子により前記共振回路に並列接続されている。
第1の実施形態に係る発振回路の一例を示す構成図。 図1に示す共振回路の一例を示す回路図。 図1に示す負性抵抗回路の一例を示す回路図。 第1の実施形態の動作を説明するための構成図。 負性抵抗回路の第1の変形例を示す回路図。 負性抵抗回路の第2の変形例を示す回路図。 負性抵抗回路の第3の変形例を示す回路図。 負性抵抗回路の第4の変形例を示す回路図。 第2の実施形態に係る発振回路の一例を示す構成図。 第2の実施形態の第1の変形例を示す構成図。 図10に示す低域通過フィルタの一例を示す回路図。 第2の実施形態の第2の変形例を示す構成図。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。図面において、同一部分には同一符号を付し、説明は省略する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る発振回路11を示している。発振回路11は、例えば図示せぬ半導体集積回路に実装され、半導体集積回路のコア部のトランジスタの設計ルールを用いて設計される。コア部のトランジスタは、I/O電圧VDDI/O(例えば1.8V〜3.6V)より低い電圧、例えば1.2Vで駆動される。第1の実施形態は、従来のような降圧回路を用いずに、I/O電圧からI/O電圧より低い電圧を生成する。
図1において、発振回路11は、共振回路12と複数の負性抵抗回路13−1、13−2〜13−nを含んでいる。負性抵抗回路13−1、13−2〜13−nのそれぞれは、同一の構成である。各負性抵抗回路13−1、13−2〜13−nの図示せぬ電流通路は、I/O電圧が供給される配線14と接地間に直列接続されている。すなわち、負性抵抗回路13−1、13−2〜13−nは、配線14と接地間に縦積みされている。また、各負性抵抗回路13−1、13−2〜13−nの入力端子、及び出力端子は、共振回路12に並列接続されている。
n個の負性抵抗回路13−1、13−2〜13−nの電流通路をI/O電圧が供給される配線14と接地間に直列接続し、各負性抵抗回路13−1、13−2〜13−nに所定の直流バイアス電圧を供給することにより、後述するように、I/O電圧を1/nの電圧に降圧することができる。
図2は、共振回路12の一例を示している。共振回路12は、水晶振動子12a、キャパシタ12b、12cを含んでいる。水晶振動子12aの一端は、キャパシタ12bを介して接地され、他端はキャパシタ12cを介して接地されている。さらに、水晶振動子12aの一端は、図1に示す負性抵抗回路13−1、13−2〜13−nの入力端に接続され、他端は、負性抵抗回路13−1、13−2〜13−nの出力端に接続される。
共振回路12の構成は、これに限定されるものではなく、変形可能である。また、水晶振動子を用いた共振回路に限らず、LC回路を用いた共振回路を適用することも可能である。
図3は、負性抵抗回路13−1、13−2〜13−nの一例を示すものであり、代表して負性抵抗回路13−nを示している。
負性抵抗回路13−nは、例えば第1の電源端子13a、第2の電源端子13b、入力端子13c、出力端子13d、NチャネルMOSトランジスタ(以下、NMOSと称す)13e、直流カット用のキャパシタ13f、13g、バイアス抵抗13h、バイアス端子13iを含んでいる。
NMOS13eの電流通路の一端は、第1の電源端子13aに接続され、他端は第2の電源端子13bに接続されている。入力端子13cとNMOS13eのゲート電極との間には、キャパシタ13fが接続され、バイアス端子13iとNMOS13eのゲート電極との間には、バイアス抵抗13hが接続されている。出力端子13dと第1の電源端子13aとの間にはキャパシタ13gが接続されている。
負性抵抗回路13−1の第1の電源端子13aは、図1に示すように、I/O電圧が供給される配線14に接続され、負性抵抗回路13−2の第1の電源端子13aは、負性抵抗回路13−1の第2の電源端子13bに接続される。負性抵抗回路13−nの第1の電源端子13aは、負性抵抗回路13−n−1(図示せず)の第2の電源端子13bに接続され、第2の電源端子13bは、接地されている。したがって、負性抵抗回路13−1、13−2〜13−nに含まれるNMOS13eの電流通路は、I/O電圧が供給される配線14と接地間に直列接続されている。
負性抵抗回路13−1、13−2〜13−nそれぞれの入力端子13cは、共振回路12の一端に接続され、出力端子13dは、共振回路12の他端に接続されている。このため、負性抵抗回路13−1、13−2〜13−nは、共振回路12に並列接続されている。
負性抵抗回路13−1、13−2〜13−nそれぞれのバイアス端子13iには、例えばそれぞれ異なる直流バイアス電圧が供給される。この直流バイアス電圧は、負性抵抗回路13−1、13−2〜13−nそれぞれの例えば第1の電源端子13aの電圧と第2の電源端子13bの電圧との中間の電圧である。
図4は、第1の実施形態の動作を説明するものであり、3つの負性抵抗回路13−1、13−2、13−3を用いた場合を示している。3つの負性抵抗回路13−1、13−2、13−3により、例えばI/O電圧3.6Vを1/3の1.2Vに降圧することができる。
すなわち、負性抵抗回路13−1、13−2、13−3に含まれるNMOS13eの閾値電圧が全て同じである場合において、1つの負性抵抗回路により1.2V降圧される。つまり、負性抵抗回路13−1によりI/O電圧3.6Vが2.4Vに降圧され、負性抵抗回路13−2により、2.4Vが1.2Vに降圧される。この場合、負性抵抗回路13−1、13−2、13−3のそれぞれのバイアス電圧は、負性抵抗回路13−1、13−2、13−3のそれぞれの第1の電源端子13aと第2の電源端子13bの中間の電圧に設定される。
具体的には、負性抵抗回路13−1のバイアス電圧は、3.6Vと2.4Vの中間の3.0Vであり、負性抵抗回路13−2のバイアス電圧は、2.4Vと1.2Vの中間の1.8Vであり、負性抵抗回路13−3のバイアス電圧は、1.2Vと接地電圧の中間の0.6Vである。このようなバイアス電圧を負性抵抗回路13−1、13−2、13−3にそれぞれ供給することにより、I/O電圧3.6Vをコア部の電圧1.2Vに降圧することができる。
尚、負性抵抗回路の数が4個以上である場合も、バイアス電圧の設定方法は、同一であるが、各負性抵抗回路に含まれるNMOS13eの閾値電圧を、ゲート・ソース間の電位差より低く設定する必要がある。
また、後述するように、例えば最も接地電位に近い負性抵抗回路13−3(13−n)の直流カット用のキャパシタ13f、13gは、発振回路11の出力の直流レベルを設定するため除去される。
さらに、上記バイアス電圧が供給された負性抵抗回路13−1、13−2、13−3は、各NMOS13eの電流通路が直列接続されている。このため、負性抵抗回路13−1に流れる電流が負性抵抗回路13−2及び負性抵抗回路13−3によって再利用される。したがって、消費電流を1/(負性抵抗回路の数)に削減することができる。すなわち、図4に示す例の場合、消費電流を1/3=1/9に削減することができる。
上記第1の実施形態によれば、負性抵抗回路13−1、13−2〜13−nにそれぞれ含まれ、電流通路が直列接続されたNMOS13eのゲート電極に、第1の電源端子13aの電圧と第2の電源端子13bの電圧との中間の電圧からなるバイアス電圧を供給することにより、降圧回路を用いることなく、I/O電圧より負性抵抗回路の数の分だけ低い電圧を生成することができる。
しかも、電流通路が直列接続された複数の負性抵抗回路を用いることにより、消費電流を1/(負性抵抗回路の数)に削減することができる。したがって、降圧回路を用いた場合に比べて、低消費電力の発振回路を実現することが可能である。
また、負性抵抗回路13−1、13−2〜13−nに含まれるトランジスタをコア部のトランジスタと同一の設計ルールで製造することが可能である。このため、負性抵抗回路13−1、13−2〜13−nを含む発振回路11を小型化することが可能である。
(負性抵抗回路の第1の変形例)
図5は、負性抵抗回路の第1の変形例を示している。第1の実施形態において、負性抵抗回路は、NMOSを用いて構成されていた。これに対して、第1の変形例は、相補型の負性抵抗回路の例を示している。
図5に示すように、負性抵抗回路13は、PチャネルMOSトランジスタ(以下、PMOSと称す)13j、NMOS13k、直流カット用のキャパシタ13l、13m、13n、バイアス抵抗13o、13p、バイアス端子13i−1、13i−2を含んでいる。
PMOS13j、NMOS13kは、第1の電源端子13aと第2の電源端子13bとの間に電流通路が直列接続されている。入力端子13cとPMOS13jのゲート電極との間には、キャパシタ13lが接続され、入力端子13cとNMOS13kのゲート電極との間には、キャパシタ13mが接続されている。バイアス端子13i−1とPMOS13jのゲート電極との間には、バイアス抵抗13oが接続され、バイアス端子13i−2とNMOS13kのゲート電極との間には、バイアス抵抗13pが接続されている。PMOS13jとNMOS13kの接続ノードと出力端子13dとの間には、キャパシタ13nが接続されている。
バイアス端子13i−1、13i−2には、第1の電源端子13aの電圧と第2の電源端子13bの電圧との中間の電圧が供給される。
上記構成によれば、PMOS13jとNMOS13kにより構成されたCMOSインバータ回路を用いて負性抵抗回路を構成することが可能である。第1の変形例に係る負性抵抗回路13を複数個用いて、図1又は図4に示す構成とすることにより、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(負性抵抗回路の第2の変形例)
図3、図5に示す負性抵抗回路は、別途生成されたバイアス電圧を必要としている。これに対して、第2の変形例は、セルフバイアス型の負性抵抗回路を提供する。
図6は、負性抵抗回路の第2の変形例を示している。入力端子13cとPMOS13jのゲート電極及びNMOS13kのゲート電極との間には、キャパシタ13qが接続されている。PMOS13jのゲート電極及びNMOS13kのゲート電極と、PMOS13jとNMOS13kの接続ノードとの間には、バイアス抵抗13rが接続されている。
上記第2の変形例によれば、バイアス抵抗13rにより、PMOS13j及びNMOS13kのゲート電極に、第1の電源端子13aの電圧と第2の電源端子13bの電圧の中間の電圧を供給することができる。このため、バイアス電圧を生成する回路が別途必要ない。したがって、回路構成を簡単化することが可能である。
また、第2の変形例に係る負性抵抗回路13を複数個用いて、図1又は図4に示す構成とすることにより、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(負性抵抗回路の第3の変形例)
図4に示すように、複数の負性抵抗回路の電流通路を直列接続する場合、各段の負性抵抗回路を構成するNMOS(及びPMOS)のゲート・ソース間の電圧は、負性抵抗回路の数が増加するに従って低下する。負性抵抗回路の数が例えば3つの場合、NMOS(及びPMOS)のゲート・ソース間の電圧は、0.6Vであり、負性抵抗回路の数が例えば4つの場合、NMOS(及びPMOS)のゲート・ソース間の電圧は、0.45Vとなる。例えばNMOSの閾値電圧が0.6Vであるとすると、ゲート・ソース間の電圧が0.45Vであると、NMOSが動作不能となる。PMOSについても同様の現象が生じる。また、負性抵抗回路の数が少ない場合においても、I/O電圧が低下された場合、NMOS及びPMOSが動作不能となる。
これを回避するため、第3の変形例は、セルフバイアス型の負性抵抗回路において、NMOS及びPMOSのバックゲートバイアスを制御可能としている。
図7は、第3の変形例を示している。PMOS13jのゲート電極及びNMOS13kのゲート電極と、PMOS13jとNMOS13kの接続ノードとの間には、バイアス抵抗13s、13tが直列接続されている。バイアス抵抗13sとバイアス抵抗13tの接続ノードと接地間には、キャパシタ13uが接続されている。さらに、バイアス抵抗13sとバイアス抵抗13tの接続ノードの電圧は、PMOS13j及びNMOS13kの図示せぬN型のウェル領域、P型のウェル領域に供給される。このため、PMOS13j及びNMOS13kに正のバックゲートバイアス電圧が印加される。したがって、PMOS13j及びNMOS13kの閾値電圧が低下される。バックゲートバイアス電圧は、PMOS13j、NMOS13kのゲート電極に供給されるゲートバイアス電圧と等しい電圧、すなわち、第1の電源端子13aと第2の電源端子13bとの中間の電圧である。
上記第3の変形例によれば、セルフバイアス型の負性抵抗回路において、バイアス抵抗13s、13tにより生成されたゲートバイアス電圧の一部をバックゲートバイアス電圧として用いることにより、各負性抵抗回路に含まれるPMOS13j、NMOS13kの閾値電圧を制御している。このため、各負性抵抗回路に含まれるPMOS13j及びNMOS13kを低電圧で駆動することが可能であり、複数の負性抵抗回路を縦積みした場合、或いはI/O電圧が低下された場合においても、各負性抵抗回路を確実に動作させることが可能である。
(負性抵抗回路の第4の変形例)
図8は、図6に示すセルフバイアス型の負性抵抗回路を複数個用いた場合を示し、各負性抵抗回路の電流通路を直列接続した場合を示している。すなわち、I/O電圧が供給される配線14と接地間に複数の負性抵抗回路13−1、13−2〜13−nが縦積みされている。この場合において、任意の1つの負性抵抗回路に含まれる直流カット用のキャパシタ13q、13nを除去することにより、発振回路の出力の直流レベルを設定することができる。
図8に示す場合、最も接地電位に近い負性抵抗回路13−nのキャパシタ13q、13nが除去されている。
前述したように、複数の負性抵抗回路を縦積みした場合、I/O電圧を負性抵抗回路の数で割った値の降圧電圧を得ることができる。このため、最も接地電位に近い負性抵抗回路13−nの出力電圧が最も低くなる。各負性抵抗回路の出力電圧の誤差範囲が一定とすると、出力電圧が低いほど誤差電圧が小さい。このため、最も接地電位に近い負性抵抗回路13−nからキャパシタ13q、13nを除去することが望ましい。
上記第4の変形例によれば、縦積みされた複数の負性抵抗回路の内の任意の1つの負性抵抗回路に含まれる直流カット用のキャパシタ13q、13nを除去することにより、発振回路の出力の直流レベルを設定することができる。
(第2の実施形態)
縦積みされた複数の負性抵抗回路は、製造プロセス、電源電圧、及び温度(以下、PVTと称す)のばらつきの影響を受け易い。
第2の実施形態は、PVTのばらつきの影響を低減した発振回路について説明する。
図9は、第2の実施形態に係る発振回路11を示している。発振回路11には、電流源21を介してI/O電圧が供給される。すなわち、電流源21は、負性抵抗回路13−1とI/O電圧が供給される配線14との間に接続されている。電流源21は、後述するように、半導体集積回路内の例えばコア部のトランジスタより高耐圧の例えばPMOSにより構成され、このPMOSは、制御信号Const-gmにより制御される。制御信号Const-gmは、温度係数を持った信号であり、例えば電源電圧の変動に対して依存性のない図示せぬバイアス生成回路により生成される。このため、複数の負性抵抗回路13−1、13−2〜13−nには、電流源21を介して一定の電流が供給される。
上記第2の実施形態によれば、複数の負性抵抗回路13−1、13−2〜13−nには、制御信号Const-gmにより電流が一定に制御された電流源21を介してI/O電圧が供給される。このため、発振回路11は、PVTのばらつきの影響を抑制することができ、安定した発振動作を行うことが可能である。
(第2の実施形態の第1の変形例)
図10は、第2の実施形態の第1の変形例を示している。第1の変形例において、制御信号Const-gmは、低域通過フィルタ(LPF)22を介して電流源21に供給される。このため、LPF22により、制御信号Const-gmに含まれるノイズを除去することができる。したがって、電流源21をさらに安定に動作させることができ、発振回路11の位相ノイズを低下させることが可能である。
図11は、LPF22の一例を示している。LPF22は、PMOS22aとキャパシタ22bにより構成されている。PMOS22aの電流通路の一端には、制御信号Const-gmが供給され、他端は、電流源21を構成するPMOS21aのゲート電極に接続されている。PMOS22aのゲート電極には、制御信号Const-gmより低い電圧V1が供給され、PMOS22aは、抵抗として機能する。キャパシタ22bの一方の電極は、PMOS21aのゲート電極に接続され、他方の電極は、PMOS21aと負性抵抗回路13−1との接続ノードに接続されている。
上記のように、LPF22は、抵抗として機能するPMOS22aとキャパシタ22bとにより構成されている。このため、小型のLPFを構成することができる。
(第2の実施形態の第2の変形例)
図12は、第2の実施形態の第2の変形例を示している。第2の変形例において、スイッチ23が、LPF22を構成するPMOS22aと並列に接続されている。スイッチ23は、発振回路11の起動時にオンとされ、LPF22をオフとする。このため、起動時、制御信号Const-gmは、LPF22を通らずにPMOS21aのゲート電極に直接供給される。その後、発振回路11が定常状態に達した時点において、スイッチ23がオフとされる。このため、制御信号Const-gmは、LPF22を通ってPMOS21aのゲート電極に供給される。
このように、発振回路11の起動時にスイッチ23をオンとして、制御信号Const-gmをPMOS21aのゲート電極に直接供給している。このため、発振回路11の起動時間を短縮することができる。
また、発振回路11が定常状態に達した時点において、スイッチ23をオフとし、LPF22を通して制御信号Const-gmをPMOS21aのゲート電極に供給している。このため、LPF22により制御信号Const-gmのノイズを除去でき、電流源21を安定に動作させることができる。したがって、発振回路11の動作を安定化することが可能である。
その他、本発明は上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
11…発振回路、12…共振回路、13−1、13−2〜13−n…負性抵抗回路、13a…第1の電源端子、13b…第2の電源端子、13c…入力端子、13d…出力端子、13e、13k…NチャネルMOSトランジスタ、13j、21a、22a、…PチャネルMOSトランジスタ、13f、13g、13l、13m、13n、13q、13u、22b…キャパシタ、13h、13o、13p、13r、13s、13t…抵抗、21…電流源、22…LPF、23…スイッチ。

Claims (11)

  1. 共振回路と、
    それぞれ第1の電源端子、第2の電源端子、入力端子及び出力端子を含み、前記第1の電源端子及び第2の電源端子により電源と接地間に電流通路が直列接続され、前記入力端子及び出力端子により前記共振回路に並列接続された複数の負性抵抗回路と
    を具備することを特徴とする発振回路。
  2. 前記複数の負性抵抗回路のそれぞれは、
    前記第1の電源端子と前記第2の電源端子との間に電流通路が接続された少なくとも1つの第1導電型の第1のトランジスタを含み、
    前記第1のトランジスタのゲート電極には、前記第1の電源端子の電圧と前記第2の電源端子の電圧との中間の電圧が供給されることを特徴とする請求項1記載の発振回路。
  3. 前記複数の負性抵抗回路のそれぞれは、
    前記入力端子と前記第1のトランジスタのゲート電極の間に接続された第1のキャパシタと、
    一端が前記第1のトランジスタのゲート電極に接続され、他端に前記中間の電圧が供給された第1の抵抗と、
    前記第1の電源端子と第1の出力端子との間に接続された第2のキャパシタと
    をさらに具備することを特徴とする請求項2記載の発振回路。
  4. 前記複数の負性抵抗回路のそれぞれは、
    電流通路の一端が前記第1の電源端子に接続された第2導電型の第2のトランジスタと、
    電流通路の一端が前記第2のトランジスタの前記電流通路の他端に接続され、他端が前記第2の電源端子に接続された第1導電型の第3のトランジスタと、
    前記入力端子と前記第2のトランジスタのゲート電極との間に接続された第3のキャパシタと、
    一端に前記第1の電源端子の電圧と前記第2の電源端子の電圧との中間の電圧が供給され、他端が前記第2のトランジスタのゲート電極に並列接続された第2の抵抗と、
    前記入力端子と前記第3のトランジスタのゲート電極との間に接続された第4のキャパシタと、
    一端に前記中間の電圧が供給され、他端が前記第3のトランジスタのゲート電極に接続された第3の抵抗と、
    前記第2のトランジスタと前記第3のトランジスタの第1の接続ノードと出力端子との間に接続された第5のキャパシタと
    を具備することを特徴とする請求項1記載の発振回路。
  5. 前記複数の負性抵抗回路のそれぞれは、
    電流通路の一端が前記第1の電源端子に接続された第2導電型の第4のトランジスタと、
    電流通路の一端が前記第4のトランジスタの前記電流通路の他端に接続され、電流通路の他端が前記第2の電源端子に接続された第1導電型の第5のトランジスタと、
    前記入力端子と前記第4のトランジスタのゲート電極、及び前記第5のトランジスタのゲート電極との間に接続された第6のキャパシタと、
    前記第4のトランジスタのゲート電極と前記第5のトランジスタのゲート電極との第2の接続ノードと、前記第4のトランジスタと前記第5のトランジスタの第3の接続ノードとの間に接続された第4の抵抗と、
    前記第3の接続ノードと前記出力端子との間に接続された第7のキャパシタと
    を具備することを特徴とする請求項1記載の発振回路。
  6. 前記複数の負性抵抗回路の内の1つは、前記第4のトランジスタと、前記第5のトランジスタと、前記第4の抵抗により構成されていることを特徴とする請求項5記載の発振回路。
  7. 前記複数の負性抵抗回路のそれぞれは、
    電流通路の一端が前記第1の電源端子に接続された第2導電型の第6のトランジスタと、
    電流通路の一端が前記第6のトランジスタの前記電流通路の他端に接続され、電流通路の他端が前記第2の電源端子に接続された第1導電型の第7のトランジスタと、
    前記入力端子と前記第6のトランジスタのゲート電極、及び前記第7のトランジスタのゲート電極との間に接続された第8のキャパシタと、
    前記第6のトランジスタのゲート電極と前記第7のトランジスタのゲート電極との第4の接続ノードと、前記第6のトランジスタと前記第7のトランジスタの第5の接続ノードとの間に直列接続された第5の抵抗及び第6の抵抗と、
    前記第5の接続ノードと前記出力端子との間に接続された第9のキャパシタと、
    前記第5の抵抗と第6の抵抗との第6の接続ノードと接地間に接続された第10のキャパシタとを具備し、
    前記第6、第7のトランジスタのバックゲートに前記第6の接続ノードの電圧が供給されることを特徴とする請求項1記載の発振回路。
  8. 前記電源に接続され、制御信号に従って定電流を前記複数の負性抵抗回路に供給する電流源をさらに具備することを特徴とする請求項1,4、5、7のいずれかに記載の発振回路。
  9. 前記電流源に接続され、前記制御信号に含まれるノイズを除去するフィルタをさらに具備することを特徴とする請求項8記載の発振回路。
  10. 前記電流源は、電流通路の一端が前記電源に接続された第2導電型の第8のトランジスタを具備し、
    前記フィルタは、電流通路の一端が前記第8のトランジスタのゲート電極に接続された第2導電型の第9のトランジスタと、
    前記第8のトランジスタのゲート電極と前記第8のトランジスタの電流通路の他端との間に接続された第11のキャパシタと
    を具備することを特徴とする請求項9記載の発振回路。
  11. 前記フィルタに接続され、前記発振回路の起動時に、前記フィルタをオフとするスイッチをさらに具備することを特徴とする請求項9又は10記載の発振回路。
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