JP2017126450A - 燃料電池スタック - Google Patents

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Abstract

【課題】エンドプレートの加工性を有効に向上させるとともに、薄肉状の前記エンドプレートの角部の強度を良好に確保することを可能にする。【解決手段】第1エンドプレート48aの主面64aには、角部66aを挟んで第1突起状座面68aと第2突起状座面68bとが設けられる。第1突起状座面68aと第2突起状座面68bとは、角部66aを挟んで交差する側面64bの厚さ方向と側面64cの厚さ方向とに膨出する。第1突起状座面68aと第2突起状座面68bとは、主面64aに設けられた凸状部68cにより連結される。【選択図】図4

Description

本発明は、燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する発電セルを備え、複数の前記発電セルが積層された積層方向両端に、矩形状のエンドプレートが配設される燃料電池スタックに関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる電解質膜の一方の面にアノード電極が、他方の面にカソード電極が、それぞれ配設された電解質膜・電極構造体(MEA)を備えている。電解質膜・電極構造体は、セパレータによって挟持されることにより、発電セル(単位セル)が構成されている。通常、所定の数の発電セルが積層されることにより、例えば、車載用燃料電池スタックとして燃料電池車両(燃料電池電気自動車等)に組み込まれている。
燃料電池スタックでは、特に車載用として使用される際、燃料電池スタック全体の剛性を確保するため、積層された複数の発電セルをケーシング(ボックス)内に収容する構成が採用されている。例えば、特許文献1に開示されている燃料電池スタックでは、複数の発電セルが水平方向に積層され、積層方向の両端にエンドプレートが配設されるとともに、一対の前記エンドプレート間には、サイドパネルが固定されている。
サイドパネルは、互いに接合される一対のプレス板と、前記一対のプレス板間に、積層方向に沿って延在するプレス板両端部に対応して介装されるとともに、前記プレス板よりも肉厚な平板部材と、を備えている。
特開2014−216268号公報
ところで、燃料電池スタック全体の小型化及び軽量化を図るために、特にエンドプレートの薄肉化が図られている。このため、エンドプレートの一方の主面には、側面の厚さ方向に膨出してボルト締結用の突起状座面が設けられている。幅狭な側面に、ボルト挿入用孔部を強固且つ確実に形成するためである。
その際、エンドプレートは、鋳造又は鍛造により成形されている。従って、エンドプレートの主面には、切削加工が施されるとともに、突起状座面の周囲にも切削加工が施されている。これにより、エンドプレートの加工作業が煩雑化するとともに、加工コストが高騰するという問題がある。
本発明は、この種の課題を解決するものであり、エンドプレートの加工性を有効に向上させるとともに、薄肉状の前記エンドプレートの角部の強度を良好に確保することが可能な燃料電池スタックを提供することを目的とする。
本発明に係る燃料電池スタックは、燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する発電セルを備え、複数の前記発電セルが積層された積層方向両端に、矩形状のエンドプレートが配設されている。エンドプレートには、パネル部材が固定されている。
エンドプレートの一方の主面には、一つの角部を挟んで交差する第1側面の厚さ方向と第2側面の厚さ方向とに膨出しているボルト締結用の第1突起状座面と第2突起状座面とが設けられている。そして、第1突起状座面と第2突起状座面とは、一方の主面に設けられた凸状部により連結されている。
また、この燃料電池スタックでは、第1突起状座面及び第2突起状座面と凸状部とは、内周側が連続する湾曲面で連なっていることが好ましい。
本発明によれば、エンドプレートの一つの角部を挟んで交差する第1側面の厚さ方向と第2側面の厚さ方向とに膨出して、第1突起状座面と第2突起状座面とが設けられている。このため、薄肉状のエンドプレートの角部の強度を良好に向上させることができる。
しかも、第1突起状座面と第2突起状座面とは、一方の主面に設けられた凸状部により連結されている。ここで、鋳造成形時又は鍛造成形時に、第1突起状座面及び第2突起状座面と凸状部とは、一体に成形されている。従って、成形後に、凸状部を切削加工する必要がなく、エンドプレートの加工性を有効に向上させることが可能になる。
本発明の実施形態に係る燃料電池スタックの第1エンドプレート側からの斜視説明図である。 前記燃料電池スタックの第2エンドプレート側からの一部分解斜視説明図である。 前記燃料電池スタックを構成する発電セルの要部分解斜視説明図である。 前記第1エンドプレートの内面側の主面から見た斜視説明図である。
図1及び図2に示すように、本発明の実施形態に係る燃料電池スタック10は、例えば、図示しない燃料電池電気自動車に搭載される。燃料電池スタック10は、複数の発電セル12が電極面を立位姿勢にして水平方向(矢印B方向)に積層された積層体12asを備える(図2参照)。積層体12asは、ケーシング14内に収容される。なお、燃料電池スタック10は、複数の発電セル12を重力方向(矢印C方向)に積層してもよい。
図3に示すように、発電セル12は、電解質膜・電極構造体16と、前記電解質膜・電極構造体16を挟持するカソードセパレータ18及びアノードセパレータ20とを備える。カソードセパレータ18及びアノードセパレータ20は、横長(又は縦長)の長方形状を有する。
カソードセパレータ18及びアノードセパレータ20は、例えば、鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板、めっき処理鋼板、あるいはその金属表面に防食用の表面処理を施した金属板により構成される。カソードセパレータ18及びアノードセパレータ20は、平面が矩形状を有するとともに、金属製薄板を波形状にプレス加工することにより、断面凹凸形状に成形される。なお、カソードセパレータ18及びアノードセパレータ20は、金属セパレータに代えて、例えば、カーボンセパレータを使用してもよい。
発電セル12の長辺方向(矢印A方向)の一端縁部には、それぞれ積層方向である矢印B方向に個別に連通して、酸化剤ガス供給連通孔22a及び燃料ガス排出連通孔24bが設けられる。酸化剤ガス供給連通孔22aは、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給する一方、燃料ガス排出連通孔24bは、燃料ガス、例えば、水素含有ガスを排出する。
発電セル12の長辺方向の他端縁部には、それぞれ積層方向である矢印B方向に個別に連通して、燃料ガスを供給するための燃料ガス供給連通孔24aと、酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス排出連通孔22bとが設けられる。
発電セル12の短辺方向(矢印C方向)の両端縁部一方側(水平方向一端側)には、すなわち、酸化剤ガス供給連通孔22a及び燃料ガス排出連通孔24b側には、冷却媒体供給連通孔26aが上下に設けられる。冷却媒体供給連通孔26aは、冷却媒体(流体)を供給するために、矢印B方向にそれぞれ個別に連通しており、対向する辺に上下に1個ずつ(2個ずつでもよい)設けられる。
発電セル12の短辺方向の両端縁部他方側(水平方向他端側)には、すなわち、燃料ガス供給連通孔24a及び酸化剤ガス排出連通孔22b側には、冷却媒体排出連通孔26bが上下に設けられる。冷却媒体排出連通孔26bは、冷却媒体を排出するために、矢印B方向にそれぞれ個別に連通しており、対向する辺に上下に1個ずつ(2個ずつでもよい)設けられる。
電解質膜・電極構造体16は、例えば、水分を含んだパーフルオロスルホン酸の薄膜である固体高分子電解質膜28と、前記固体高分子電解質膜28を挟持するカソード電極30及びアノード電極32とを備える。固体高分子電解質膜28は、陽イオン交換膜であり、フッ素系電解質の他、HC(炭化水素)系電解質を使用してもよい。
カソード電極30及びアノード電極32は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層(図示せず)を有する。白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子は、ガス拡散層の表面に一様に塗布されることにより、電極触媒層(図示せず)が形成される。電極触媒層は、固体高分子電解質膜28の両面に形成される。
カソードセパレータ18の電解質膜・電極構造体16に向かう面18aには、酸化剤ガス供給連通孔22aと酸化剤ガス排出連通孔22bとを連通する酸化剤ガス流路34が形成される。酸化剤ガス流路34は、矢印A方向に延在する複数本の波状流路溝(又は直線状流路溝)により形成される。
アノードセパレータ20の電解質膜・電極構造体16に向かう面20aには、燃料ガス供給連通孔24aと燃料ガス排出連通孔24bとを連通する燃料ガス流路36が形成される。燃料ガス流路36は、矢印A方向に延在する複数本の波状流路溝(又は直線状流路溝)により形成される。
互いに隣接するアノードセパレータ20の面20bとカソードセパレータ18の面18bとの間には、冷却媒体供給連通孔26a、26aと冷却媒体排出連通孔26b、26bとに連通する冷却媒体流路38が形成される。冷却媒体流路38は、水平方向に延在しており、電解質膜・電極構造体16の電極範囲にわたって冷却媒体を流通させる。
カソードセパレータ18の面18a、18bには、このカソードセパレータ18の外周端縁部を周回して第1シール部材40が一体成形される。アノードセパレータ20の面20a、20bには、このアノードセパレータ20の外周端縁部を周回して第2シール部材42が一体成形される。
第1シール部材40及び第2シール部材42としては、例えば、EPDM、NBR、フッ素ゴム、シリコーンゴム、フロロシリコーンゴム、ブチルゴム、天然ゴム、スチレンゴム、クロロプレーン又はアクリルゴム等のシール材、クッション材、あるいはパッキン材等の弾性を有するシール部材が用いられる。
図2に示すように、発電セル12の積層方向一端(積層体12asの一端)には、第1ターミナルプレート44a、第1絶縁プレート46a及び第1エンドプレート48aが、外方に向かって、順次、配設される。発電セル12の積層方向他端(積層体12asの他端)には、第2ターミナルプレート44b、第2絶縁プレート46b及び第2エンドプレート48bが、外方に向かって、順次、配設される。
各発電セル12は、矩形状を有し、それぞれの四隅には、R状の湾曲部12rが形成される。第1ターミナルプレート44a、第2ターミナルプレート44b、第1絶縁プレート46a及び第2絶縁プレート46bは、矩形状を有し、それぞれの四隅には、R状の湾曲部44ar、44br、46ar及び46brが形成される。なお、第1ターミナルプレート44aは、第1絶縁プレート46aの中央部に形成される凹部に収容されてもよく、第2ターミナルプレート44bは、第2絶縁プレート46bの中央部に形成される凹部に収容されてもよい。
横長形状(長方形状)の第1エンドプレート48aの略中央部(中央部から偏心していてもよい)からは、第1ターミナルプレート44aに接続された第1電力出力端子50aが外方に向かって延在する。横長形状(長方形状)の第2エンドプレート48bの略中央部(中央部から偏心していてもよい)からは、第2ターミナルプレート44bに接続された第2電力出力端子50bが外方に向かって延在する。
第1エンドプレート48aと第2エンドプレート48bの各辺間には、連結バー52の両端がねじ54により固定され、複数の積層された発電セル12に積層方向(矢印B方向)の締め付け荷重を付与する。
ケーシング14は、矢印B方向両端の2辺(面)が第1エンドプレート48a及び第2エンドプレート48bにより構成される。第1エンドプレート48a及び第2エンドプレート48bは、鋳造又は鍛造により成形される。ケーシング14の矢印A方向両端の2辺(面)は、横長プレート形状の第1サイドパネル(パネル部材)56及び第2サイドパネル(パネル部材)58により構成される。ケーシング14の高さ方向(矢印C方向)両端の2辺(面)は、上方サイドパネル(パネル部材)60及び下方サイドパネル(パネル部材)62により構成される。上方サイドパネル60及び下方サイドパネル62は、横長プレート形状を有する。
図4に示すように、第1エンドプレート48aの一方の主面である内側の主面(第1絶縁プレート46aに当接する面)64aには、一つの角部66aを挟んで第1突起状座面68aと第2突起状座面68bとが設けられる。第1突起状座面68aと第2突起状座面68bとは、角部66aを挟んで交差する側面(第1側面)64bの厚さ方向(矢印B方向)と側面(第2側面)64cの厚さ方向(矢印B方向)とに膨出する。第1突起状座面68a及び第2突起状座面68bには、それぞれボルト締結用のねじ穴70が形成される。
主面64aには、第1突起状座面68aと第2突起状座面68bとを連結する凸状部68cが設けられる。第1突起状座面68a及び第2突起状座面68bと凸状部68cとは、第1エンドプレート48aを鋳造又は鍛造する際に、一体成形される肉厚部位である。第1突起状座面68a及び第2突起状座面68bと凸状部68cとは、内周側が連続するRを有する湾曲面68dにより連なっている。湾曲面68dと第1絶縁プレート46aの湾曲部46arとの間には、隙間が設けられる。
主面64aには、角部66bを挟んで交差する側面(第1側面)64dの厚さ方向(矢印B方向)と側面(第2側面)64cの厚さ方向(矢印B方向)とに膨出する第1突起状座面68aと第2突起状座面68bとが設けられる。
主面64aには、角部66cを挟んで交差する側面(第1側面)64bの厚さ方向(矢印B方向)と側面(第2側面)64cの厚さ方向(矢印B方向)とに膨出する第1突起状座面68aと第2突起状座面68bとが設けられる。
主面64aには、角部66dを挟んで交差する側面(第1側面)64bの厚さ方向(矢印B方向)と側面(第2側面)64eの厚さ方向(矢印B方向)とに膨出する第1突起状座面68aと第2突起状座面68bとが設けられる。
角部66b、66c及び66dを挟んだそれぞれの第1突起状座面68aとそれぞれの第2突起状座面68bとは、凸状部68cにより連結されるとともに、内周側が連続するRを有する湾曲面68dにより連なっている。なお、角部66a〜66dの中、少なくとも一カ所が凸状部68cにより連結されていればよい。
主面64aの上部及び下部には、それぞれ2個の突起状座面72が厚さ方向に膨出成形される。各突起状座面72には、ボルト締結用のねじ穴70が形成される。
主面64aでは、第1突起状座面68a、第2突起状座面68b、凸状部68c及び突起状座面72を除く領域に切削加工が施されるとともに、湾曲面68dが切削加工される。主面64aには、第1絶縁プレート46aが当接するとともに、シール部材が設けられるため、平面性を確保する必要がある。なお、第2エンドプレート48bでは、一方の主面である内側の主面(第2絶縁プレート46bに当接する面)64aが、上記の第1エンドプレート48aの主面64aと同様に構成されており、その詳細な説明は省略する。
図2に示すように、第1サイドパネル56、第2サイドパネル58、上方サイドパネル60及び下方サイドパネル62には、各ねじ穴70に対向して孔部74が形成される。各孔部74に挿入されるねじ76は、各ねじ穴70に螺合することにより、ケーシング14が一体に固定される。
図1に示すように、第1エンドプレート48aの他方の主面である外側の主面64fには、上下に一対の冷却媒体供給連通孔26aに連通する樹脂製の冷却媒体供給マニホールド76aが、複数本のボルト77により取り付けられる。主面64fには、上下に一対の冷却媒体排出連通孔26bに連通する樹脂製の冷却媒体排出マニホールド76bが、複数本のボルト77により取り付けられる。冷却媒体供給マニホールド76aには、入口管路部78aが設けられる一方、冷却媒体排出マニホールド76bには、出口管路部78bが設けられる。
図2に示すように、第2エンドプレート48bの他方の主面である外側の主面64fには、酸化剤ガス供給マニホールド80a及び酸化剤ガス排出マニホールド80bが一方の対角位置に取り付けられる。主面64fには、燃料ガス供給マニホールド82a及び燃料ガス排出マニホールド82bが他方の対角位置に取り付けられる。酸化剤ガス供給マニホールド80a、酸化剤ガス排出マニホールド80b、燃料ガス供給マニホールド82a及び燃料ガス排出マニホールド82bは、電気絶縁性を有する樹脂からなる。
酸化剤ガス供給マニホールド80aと酸化剤ガス排出マニホールド80bとは、酸化剤ガス供給連通孔22aと酸化剤ガス排出連通孔22bとに連通する。燃料ガス供給マニホールド82aと燃料ガス排出マニホールド82bとは、燃料ガス供給連通孔24aと燃料ガス排出連通孔24bとに連通する。
このように構成される燃料電池スタック10の動作について、以下に説明する。
まず、図2に示すように、第2エンドプレート48bの酸化剤ガス供給マニホールド80aから酸化剤ガス供給連通孔22aには、酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給される。第2エンドプレート48bの燃料ガス供給マニホールド82aから燃料ガス供給連通孔24aには、水素含有ガス等の燃料ガスが供給される。
さらに、図1に示すように、第1エンドプレート48aでは、冷却媒体供給マニホールド76aの入口管路部78aから純水やエチレングリコール、オイル等の冷却媒体が供給される。冷却媒体は、各冷却媒体供給連通孔26aに分配される。
このため、図3に示すように、酸化剤ガスは、酸化剤ガス供給連通孔22aからカソードセパレータ18の酸化剤ガス流路34に導入される。酸化剤ガスは、酸化剤ガス流路34に沿って矢印A方向に移動し、電解質膜・電極構造体16のカソード電極30に供給される。
一方、燃料ガスは、燃料ガス供給連通孔24aからアノードセパレータ20の燃料ガス流路36に供給される。燃料ガスは、燃料ガス流路36に沿って矢印A方向に移動し、電解質膜・電極構造体16のアノード電極32に供給される。
従って、電解質膜・電極構造体16では、カソード電極30に供給される酸化剤ガスと、アノード電極32に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費されて発電が行われる。
次いで、電解質膜・電極構造体16のカソード電極30に供給されて一部が消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス排出連通孔22bに沿って矢印B方向に排出される。一方、電解質膜・電極構造体16のアノード電極32に供給されて一部が消費された燃料ガスは、燃料ガス排出連通孔24bに沿って矢印B方向に排出される。図2に示すように、酸化剤ガスは、酸化剤ガス排出マニホールド80bから排出されるとともに、燃料ガスは、燃料ガス排出マニホールド82bから排出される。
また、図3に示すように、上下の冷却媒体供給連通孔26aに供給された冷却媒体は、互いに隣接するカソードセパレータ18及びアノードセパレータ20間の冷却媒体流路38に導入される。冷却媒体は、上下の冷却媒体供給連通孔26aから一旦、互いに近接する方向に、すなわち、矢印C方向内方に沿って流動した後、矢印A方向に移動して電解質膜・電極構造体16を冷却する。冷却媒体は、矢印C方向外方に互いに離間する方向に移動した後、上下の冷却媒体排出連通孔26bに沿って矢印B方向に排出される。
図1に示すように、冷却媒体は、上下の冷却媒体排出連通孔26bから冷却媒体排出マニホールド76b内に排出される。冷却媒体は、冷却媒体排出マニホールド76bの出口管路部78bから外部に排出される。
この場合、本実施形態では、図4に示すように、第1エンドプレート48aの主面64aには、一つの角部66aを挟んで第1突起状座面68aと第2突起状座面68bとが設けられている。第1突起状座面68aと第2突起状座面68bとは、角部66aを挟んで交差する側面64bの厚さ方向と側面64cの厚さ方向とに膨出している。このため、薄肉化された第1エンドプレート48aにおいて、角部66aの強度を良好に向上させることができる。
しかも、第1突起状座面68aと第2突起状座面68bとは、主面64aに設けられた凸状部68cにより連結されている。ここで、第1エンドプレート48aの鋳造成形時又は鍛造成形時に、第1突起状座面68a及び第2突起状座面68bと凸状部68cとは、一体に成形されている。
従って、成形後に、第1エンドプレート48aの主面64aを平坦化させるため、前記主面64aに切削加工を施す際、凸状部68cを切削加工する必要がない。特に、第1突起状座面68aと第2突起状座面68bとの間隔は、比較的狭くなっている。これにより、通常、凸状部68cに加工を施す加工具は、小径のものが使用され、前記凸状部68cの加工が煩雑且つ時間のかかる作業となり易い。
このため、本実施形態では、凸状部68cの加工が不要になることにより、第1エンドプレート48aの加工性を有効に向上させることができるという効果が得られる。
さらに、第1突起状座面68a及び第2突起状座面68bと凸状部68cとは、内周側が連続するRを有する湾曲面68dにより連なっている。従って、湾曲面68dは、第1絶縁プレート46aの湾曲部46arとの干渉を回避するとともに、応力集中を緩和することができ、強度を一層向上させることが可能になるという利点がある。
なお、第1エンドプレート48aでは、他の角部66b、66c及び66dにも、上記の角部66aと同様の構成が採用されており、前記角部66aと同様の効果が得られる。また、第2エンドプレート48bでは、主面64aが、上記の第1エンドプレート48aの主面64aと同様に構成されており、前記第1エンドプレート48aと同様の効果が得られる。
10…燃料電池スタック 12…発電セル
12as…積層体 16…電解質膜・電極構造体
18…カソードセパレータ 20…アノードセパレータ
22a…酸化剤ガス供給連通孔 22b…酸化剤ガス排出連通孔
24a…燃料ガス供給連通孔 24b…燃料ガス排出連通孔
26a…冷却媒体供給連通孔 26b…冷却媒体排出連通孔
28…固体高分子電解質膜 30…カソード電極
32…アノード電極 34…酸化剤ガス流路
36…燃料ガス流路 38…冷却媒体流路
44a、44b…ターミナルプレート 46a、46b…絶縁プレート
48a、48b…エンドプレート 56、58…サイドパネル
60…上方サイドパネル 62…下方サイドパネル
64a、64f…主面 64b、64c、64d、64e…側面
66a、66b、66c、66d…角部
68a、68b、72…突起状座面 68c…凸状部
68d…湾曲面 70…ねじ穴

Claims (2)

  1. 燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する発電セルを備え、複数の前記発電セルが積層された積層方向両端に、矩形状のエンドプレートが配設されるとともに、前記エンドプレートには、パネル部材が固定される燃料電池スタックであって、
    前記エンドプレートの一方の主面には、一つの角部を挟んで交差する第1側面の厚さ方向と第2側面の厚さ方向とに膨出しているボルト締結用の第1突起状座面と第2突起状座面とが設けられ、
    前記第1突起状座面と前記第2突起状座面とは、前記一方の主面に設けられた凸状部により連結されていることを特徴とする燃料電池スタック。
  2. 請求項1記載の燃料電池スタックであって、前記第1突起状座面及び前記第2突起状座面と前記凸状部とは、内周側が連続する湾曲面で連なっていることを特徴とする燃料電池スタック。
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