JP2017125628A - 空気調和装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸熱源が小さい場合においても、除霜時間の短縮化を図り、暖房停止時間を短縮化し、使用者の快適性を向上できる空気調和装置を提供する。【解決手段】圧縮機11と、圧縮機11と並列に設けられた複数の室外熱交換器15a、15bと、室外熱交換器15a、15b毎に設けられた室外膨張弁16a、16bと、室内熱交換器22a、22bとを備えた空気調和装置1Aにおいて、除霜時に冷媒の流入口となる室外熱交換器15a、15bの一方の接続口25a、25bに接続された接続管113a、113aに、該室外熱交換器15a、15b毎に設けられた弁装置130a、130bと、接続管113a、113aから分岐し、弁装置130a、130bの切り替えによって、室外熱交換器15a、15bの一方の接続口25a、25bを、圧縮機11の吸込口11aに連通させるバイパス回路17a、17bと、を備えた。【選択図】図1

Description

本発明は、室外ユニットと複数台の室内ユニットを有し、複数台の室内ユニットの冷房運転もしくは暖房運転を実施可能とする空気調和装置に関するものである。
従来、室外ユニットと複数台の室内ユニットを有し、複数台の室内ユニットの冷房運転もしくは暖房運転を実施可能とする空気調和装置が存在する。これらの空気調和装置では、室外ユニットには、圧縮機と、複数の互いに並列に設けられた室外熱交換器と、各室外熱交換器毎に設けられた室外膨張弁と、冷媒の流路方向を切り替えることができる切替弁とが備えられている。室内ユニットには、室内熱交換器と、室内膨張弁とが備えられている。室外ユニットと室内ユニットはユニット間配管により接続される。ユニット間配管は、室内ユニットの室内熱交換器と、室外ユニットの圧縮機の冷媒吸込管とにそれぞれ接続されたガス管と、室内ユニットの室内膨張弁と、室外ユニットの室外膨張弁とにそれぞれ接続された液管とを有して構成される。
上記構成によると、暖房時、室外熱交換器は蒸発器となり、低温の冷媒が室外熱交換器に流れ、空気と熱交換が行われることになり、空気中の水分が室外熱交換器のフィンに凝結して霜が発生する。室外熱交換器に着霜すると、空気との熱交換ができなくなり、暖房能力が低下する。
そこで、従来の空気調和装置では、室外熱交換器に発生した霜を除くため、暖房と逆方向に冷媒を循環させて、高温の冷媒を室外熱交換器に流し、室外熱交換器を凝縮器として機能させ霜を溶かす逆サイクル除霜(以後、除霜と記述)が可能となっている。つまり、この除霜では、冷房運転時と同じ様に空気調和装置内に冷媒が流れるようになっている。
従来の構成では、各室外熱交換器の圧縮機側に開閉弁を設けて、室外熱交換器の温度が上昇し所定値以上となると除霜完了と判断し、当該室外熱交換器と接続する開閉弁を閉める動作が行われる。この動作により、除霜が完了した室外熱交換器への冷媒の寝込回避が可能となり、除霜が完了していない室外熱交換器へ十分な冷媒を供給することになり、除霜能力が向上する。しかし、開閉弁を閉じることで冷媒の流入が急に遮断され、高圧が瞬時に上昇する場合があり、異常高圧となり、圧縮機が停止し、除霜が中断する課題があった。
これらの課題を解決するため、特許文献1が提案されている。図7に特許文献1の構成を示す。圧縮機41と、切替弁42と、室外熱交換器43a、43bと、室外膨張弁44a、44bとからなる室外ユニット40と、室内膨張弁51と室内熱交換器52を備えた室内ユニット50が接続された冷媒回路で構成されている。
除霜中に、例えば室外熱交換器43aの温度が所定値以上となると、除霜完了と判断し、除霜完了した室外熱交換器43aに対応する室外膨張弁44aを閉じる動作を行う。これにより、室内ユニット50に流れる冷媒流量が少なくなり、室内熱交換器52で冷媒が蒸発しやすくなることで、圧縮機41の吸入過熱度が大きくなる。過熱度の上昇によって、室内膨張弁51を開く動作を行い冷媒流量を増加させるが、室内膨張弁51の開度が所定値以上となると、室外ユニット40から流入してくる冷媒流量が減少したと判断して、室外膨張弁44aを開く動作を行う。この動作により、除霜中の急激な圧力上昇を抑制し、除霜中断を防止することで、除霜が継続できるとしている。
特開2010−203673号公報
しかしながら、上記従来技術では、除霜を実施する上で除霜中に吸熱源となる室内熱交換器の温度低下を防止するために吸熱を制限する場合や、接続室内ユニットが少なく吸熱源が極めて小さい場合には対応できず、吸熱量が減少、圧縮機吸入温度が低下し、凝縮温度が上昇し難くなるため、複数の室外熱交換器ともに除霜完了まで到達せず、除霜時間が長くなりことで暖房時間が短くなり、使用者の快適性が低下するという課題がある。
そこで、本発明は、上記課題を解決するものであり、吸熱源が小さい場合においても、除霜時間の短縮化を図り、暖房停止時間を短縮化し、使用者の快適性を向上できる空気調和装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、圧縮機と、前記圧縮機と並列に設けられた複数の室外熱交換器と、前記室外熱交換器毎に設けられた室外膨張弁と、室内熱交換器とを備えた空気調和装置において、除霜時に冷媒の流入口となる前記室外熱交換器の一方の接続口に接続された接続管に、該室外熱交換器毎に設けられた弁装置と、前記接続管から分岐し、前記弁装置の切り替えによって、前記室外熱交換器の一方の接続口を、前記圧縮機の吸込口に連通させるバイパス回路と、を備えたことを特徴とする。
また本発明は、上記の空気調和装置において、除霜時に、前記複数の室外熱交換器の中から除霜を行う除霜対象室外熱交換器を選択し、前記弁装置を切り替えて、前記除霜対象室外熱交換器でない室外熱交換器の前記一方の接続口を前記バイパス回路に接続する制御部を備えたことを特徴とする。
また本発明は、上記の空気調和装置において、前記弁装置は、前記圧縮機の吐出口と前記室外熱交換器との間に該室外熱交換器毎に設けられた第1の開閉弁と、前記第1の開閉弁と前記室外熱交換器との間から分岐する前記室外熱交換器毎に設けられた前記バイパス回路にそれぞれ設けられた第2の開閉弁と、を備えたことを特徴とする。
また本発明は、上記の空気調和装置において、前記制御部は、除霜時に、前記除霜対象室外熱交換器でない室外熱交換器と接続する前記第1の開閉弁、及び、前記室外膨張弁を閉状態、前記除霜対象室外熱交換器でない室外熱交換器と接続する前記第2の開閉弁を開状態とすることを特徴とする。
また本発明は、上記の空気調和装置において、前記弁装置は、前記室外熱交換器の一方の接続口を、前記圧縮機の吐出口の側に接続するか、又は、前記バイパス回路に接続するかを切り替える熱交換器切替弁を備えたことを特徴とする。
また本発明は、上記の空気調和装置において、前記制御部は、除霜時に、前記熱交換切替弁を切り替えて、前記除霜対象室外熱交換器でない室外熱交換器の一方の接続口を前記バイパス回路に接続することを特徴とする。
また本発明は、上記の空気調和装置において、前記複数の室外熱交換器が上下方向に並列に設けられ、前記制御部は前記室外熱交換器の最下段伝熱管の位置が高い前記室外熱交換器から順次除霜を行うことを特徴とする。
また本発明は、上記の空気調和装置において、前記複数の室外熱交換器が左右方向に並列に設けられ、前記制御部は前記室外熱交換器の伝熱管ガス側入口から前記圧縮機の吸入口までの配管長さが短い前記室外熱交換器から順次除霜を行うことを特徴とする。
本発明の空気調和装置では、例えば、吸熱源が小さい場合においても、吸熱が不足せず、除霜に必要な熱量を十分に得ることになり、凝縮温度が上昇しやすく、除霜が早く完了し、暖房停止時間の短縮化となり、使用者の快適性を向上させることができる。
また、複数回に分けて除霜を行うことで、除霜対象室外熱交換器容量が熱量に対して相対的に小さくなり、室外熱交換器の凝縮負荷が小さくなり、室外熱交換器の温度が上昇しやすくなるため、確実に霜を溶かすことが可能となり、霜残りによる暖房復帰時の性能低下を抑制することができる。
本発明の実施形態に係る空気調和装置の冷媒回路を示す図である。 室外熱交換器の除霜時の熱量の関係の一例を示す図である。 除霜運転を行う際の制御部の動作を示すフローチャートである。 複数の室外熱交換器が上下に並べられている構成を示す模式図である。 複数の室外熱交換器が左右に並べられている構成を示す模式図である。 本発明の第2の実施形態に係る空気調和装置の冷媒回路を示す図である。 従来技術の実施形態に係る空気調和装置の冷媒回路を示す図である。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る空気調和装置1Aの冷媒回路図である。
図1に示すように、空気調和装置1Aは、室外ユニット10と、複数の室内ユニット20a、20bと、室外ユニット10と室内ユニット20a、20bとを接続するユニット間配管30とを備える。ユニット間配管30は、液管31とガス管32とを備えて構成される。室内ユニット20a、20bは、液管31、ガス管32に対し、並列に接続される。
室外ユニット10は、圧縮機11と、切替弁12と、室外熱交換器15a、15bと、室外膨張弁16a、16bと、液管接続口18と、ガス管接続口19とを備えている。また、室外ユニット10は、弁装置130a、130bとしての第1の開閉弁13a、13b、及び第2の開閉弁14a、14bと、バイパス回路17a、17bと、を備えている。液管31の一端は、室外ユニット10の液管接続口18、ガス管32の一端は、室外ユニット10のガス管接続口19に接続され、液管31の他端は、室内膨張弁21a、21b、ガス管32の他端は、室内熱交換器22a、22bに接続される。
切替弁12は、圧縮機11の吐出側を、室外熱交換器15a、15bの一方の接続口25a、25b又は、ガス管接続口19のいずれか一方に接続するように切替え可能に構成されている。空気調和装置1Aを冷房運転する場合に、又は、室外熱交換器15a、15bの除霜運転をする場合には、圧縮機11の吐出側を、室外熱交換器15a、15bの一方の接続口25a、25bに接続するように切替弁12を切り替える。空気調和装置1Aを暖房運転する場合には、圧縮機11の吐出側を、ガス管接続口19に接続するように切替弁12を切り替える。このようにして、空気調和装置1Aは、切替弁12の切り替えにより、冷房運転、暖房運転、及び、除霜運転可能に構成されている。
室外熱交換器15a、15bは同じ容量の熱交換器であり、圧縮機11に対して並列に設けられている。室外熱交換器15a、15bの一方の接続口25a、25bと切替弁12との間を接続する接続管113a、113bには、第1の開閉弁13a、13bがそれぞれ設けられている。第1の開閉弁13a、13bは、それぞれ開くことで、接続管113a、113b内に冷媒が流れ、閉じることで、接続管113a、113b内の冷媒の流れが停止するように構成されている。また、室外熱交換器15a、15bの他方の接続口26a、26bには室外熱交換器15a、15bの冷媒流量を調整できる室外膨張弁16a、16bが接続されている。
また、室外熱交換器15a、15bの一方の接続口25a、25bと圧縮機11の吸入口との間には、接続管113a、113bからそれぞれ分岐するバイパス管117a、117bが接続されている。バイパス管117a、117bにより、室外熱交換器15a、15bの一方の接続口25a、25bと圧縮機11の吸入口とを連通させるバイパス回路17a、17bが形成される。バイパス管117a、117bには、第2の開閉弁14a、14bがそれぞれ備えられている。第2の開閉弁14a、14bはそれぞれ開くことでバイパス回路17a、17b内に冷媒が流れ、閉じることで、バイパス回路17a、17b内の冷媒の流れが停止するように構成されている。バイパス回路17a、17bは上記第1の開閉弁13a、13bと上記室外熱交換器15a、15bとの間で、接続管113a、113bから分岐し、上記圧縮機11の吸込口11aに至る回路であり、上記室外熱交換器15a、15b毎に設けられている。
室内ユニット20a、20bは、それぞれ室内膨張弁21a、21bと、室内熱交換器22a、22bとを備える。
空気調和装置1Aは、切替弁12を切り替えることで、室外熱交換器15a、15bを凝縮器として用いる冷房運転と、室内熱交換器22a、22bを凝縮器として用いる暖房運転とを切り替えて動作可能に構成されている。
空気調和装置1Aは、圧縮機11、第1の開閉弁13a、13b、第2の開閉弁14a、14b、及び、切替弁12を切り替えて、冷房運転、暖房運転、及び、後述する除霜運転のいずれかの運転を行うように各部を制御する制御部100を備えている。
制御部100は、図示しないCPU、不揮発性メモリー、RAM等により構成され、不揮発性メモリーに記憶されている制御プログラムを読み出して実行し、空気調和装置1Aの各部を制御する。
制御部100は、室内ユニット20a、20bを冷房運転する場合には、第1の開閉弁13a、13b、室外膨張弁16a、16b、室内膨張弁21a、21bを開状態とする。そして、制御部100は、第2の開閉弁14a、14bを閉状態とする。また、制御部100は、圧縮機11の吐出側と第1の開閉弁13a、13bとが接続されるように切替弁12を切り替える。こうして、制御部100は、圧縮機11、切替弁12、第1の開閉弁13a、13b、室外熱交換器15a、15b、室外膨張弁16a、16b、液管接続口18、室内膨張弁21a、21b、室内熱交換器22a、22b、ガス管接続口19、切替弁12、及び、圧縮機11が順に連通させる。
これにより、図1において実線の矢印で示したように、制御部100は、圧縮機11から吐出管111を経て吐出した冷媒を、室外熱交換器15a、15bで放熱して凝縮し、液管31を介して室内ユニット20a、20bに供給する。そして、制御部100は、室内熱交換器22a、22bで吸熱し蒸発した冷媒を、ガス管32を介して室外ユニット10に戻し、吸込管112を経て圧縮機11に戻して、冷媒回路を循環させる。
また、制御部100は、室内ユニット20a、20bを暖房運転する場合には、第1の開閉弁13a、13b、室外膨張弁16a、16b、室内膨張弁21a、21bを開状態とする。そして、制御部100は、第2の開閉弁14a、14bを閉状態とする。また、制御部100は、圧縮機11の吐出側とガス管接続口19とが接続されるように切替弁12を切り替える。こうして、制御部100は、圧縮機11、切替弁12、ガス管接続口19、室内熱交換器22a、22b、室内膨張弁21a、21b、液管接続口18、室外膨張弁16a、16b、室外熱交換器15a、15b、第1の開閉弁13a、13b、切替弁12、及び、圧縮機11を順に連通させる。
これにより、図1において破線の矢印で示したように、制御部100は、圧縮機11から吐出管111を経て吐出された冷媒を、ガス管32を介して室内ユニット20a、20bに供給する。そして、制御部100は、室内熱交換器22a、22bで放熱して凝縮した冷媒を、液管31を介して室外ユニット10に戻し、室外熱交換器15a、15bで吸熱させ蒸発させて、吸込管112を経て圧縮機11に戻し、冷媒回路を循環させる。
ところで、暖房運転時に、空気中の水分が室外熱交換器15a、15bのフィンに凝結して霜が発生する場合がある。室外熱交換器15a、15bに着霜すると、空気との熱交換ができなくなり、暖房能力が低下するため、着霜が予測される条件になると、制御部100は、室外熱交換器15a、15bの除霜運転を行う。
図3は、除霜運転を行う際の制御部100の動作を示すフローチャートである。制御部100は、空気調和装置1Aの暖房運転時に、室外熱交換器15a、15bの除霜運転が必要か否かを判定する(ステップS1)。例えば、制御部100は、室外熱交換器15a、15bの冷媒温度が予め設定した閾値以下(例えば−10℃以下)である場合に、除霜運転が必要であると判定する構成とすることができる。この場合、室外ユニット10には、暖房運転時に室外熱交換器15a、15bの一方の接続口25a、25bから流出する冷媒の温度を計測する不図示の温度センサーが備えられる。そして、制御部100は、当該温度センサーが計測した冷媒温度を取得して、冷媒温度が予め設定した閾値以下であるか否かを判定する構成であってもよい。制御部100は、室外熱交換器15a、15bの冷媒温度の他に、外気乾球温度や、湿球温度に基づいて除霜運転が必要であるか否かを判定する構成であっても良い。また、制御部100は、種々のセンサーから入力される室外側外気乾球温度、湿球温度、及び、室外熱交換器15a、15bの冷媒温度に基づいて、除霜運転が必要か否かを判定する構成であっても良い。
制御部100は、除霜運転が必要であると判定すると(ステップS1:Yes)、まず1回目の除霜運転を開始する。1回目の除霜運転では、制御部100は、室外熱交換器15a、15bのうち、どちらか一方の室外熱交換器の除霜を行う。本実形態では、制御部100が、1回目の除霜を、室外熱交換器15aに対して行うものとして以下の説明をする。
制御部100は、1回目の除霜を開始するために、第1の開閉弁13a、室外膨張弁16a、第2の開閉弁14b、室内膨張弁21a、21bを開状態とし、第1の開閉弁13b、室外膨張弁16b、第2の開閉弁14aを閉状態とする。また、制御部100は、圧縮機11の吐出側と第1の開閉弁13a、13bとが接続されるように、切替弁12を切り替える(ステップS2)。こうして、制御部100は、圧縮機11、切替弁12、第1の開閉弁13a、室外熱交換器15a、室外膨張弁16a、液管接続口18、室内膨張弁21a、21b、室内熱交換器22a、22b、ガス管接続口19、切替弁12、および圧縮機11を順に連通させ、室外熱交換器15aの除霜を行う。この時、室外熱交換器15b内の冷媒は、バイパス管117bを介して圧縮機11に戻される。
この1回目の除霜では、制御部100は、圧縮機11から吐出された高温の冷媒を、室外熱交換器15aで放熱させて室外熱交換器15aの除霜を行う。室外熱交換器15aを出た冷媒は、液管接続口18を通って室外ユニット10から流出し、液管31を介して室内ユニット20a、20bに流入する。室内ユニット20a、20bに流入した冷媒は、室内熱交換器22a、22bおよびガス管32を介することで、暖房時の熱が蓄熱された配管から吸熱して室外ユニット10に戻り、圧縮機11に吸入され、冷媒回路を循環する。また、室外熱交換器15b内に保有されている冷媒は、バイパス管117bを通って圧縮機11に戻される。
制御部100は、除霜運転中の室外熱交換器15aの冷媒の温度が所定値以上(例えば15℃以上)に到達したか否かを判定する(ステップS3)。制御部100は、室外熱交換器15aの冷媒の温度が所定値以上に到達したことを検出すると(ステップS3:Yes)、除霜完了と判断し、1つ目の室外熱交換器15aの除霜運転を終了する(ステップS4)。
次に、制御部100は、2回目の除霜運転を開始する(ステップS5)。2回目の除霜運転では、室外熱交換器15a、15bのうち、1回目の除霜運転を行ったものの他方の室外熱交換器の除霜が行われる。
本実施形態では、2回目の除霜運転は、室外熱交換器15bに対して行われるものとして以下の説明をする。
制御部100は、1回目の除霜の状態から、第1の開閉弁13b、室外膨張弁16b、第2の開閉弁14aを開状態と、第1の開閉弁13a、室外膨張弁16a、第2の開閉弁14bを閉状態とする。この状態では、圧縮機11の吐出側と第1の開閉弁13a、13bとが接続されるように、切替弁12が切り替えられている。このように、制御部100は、圧縮機11、切替弁12、第1の開閉弁13b、室外熱交換器15b、室外膨張弁16b、液管接続口18、室内膨張弁21a、21b、室内熱交換器22a、22b、ガス管接続口19、切替弁12、および圧縮機11を順に連通させて、室外熱交換器15bの除霜を行う。この時、室外熱交換器15a内の冷媒は、バイパス管117aを介して圧縮機11に戻される。
2回目の除霜では、制御部100は、圧縮機11から吐出された高温の冷媒を、室外熱交換器15bで放熱させて、室外熱交換器15bの除霜を行う。室外熱交換器15bを出た冷媒は、液管接続口18を通って室外ユニット10から流出し、液管31を介して室内ユニット20a、20bに流入する。室内ユニット20a、20bに流入した冷媒は、室内熱交換器22a、22bおよびガス管32を介することで、暖房時の熱が蓄熱された配管から吸熱して室外ユニット10に戻り、圧縮機11に吸入され、冷媒回路を循環する。また、室外熱交換器15a内に保有されている冷媒は、バイパス管117aを通して圧縮機11に戻される。
制御部100は、除霜運転中の室外熱交換器15bの冷媒の温度が所定値以上(例えば15℃以上)に到達したか否かを判定する(ステップS6)。制御部100は、室外熱交換器15bの冷媒の温度が所定値以上に到達したことを検出すると(ステップS6:Yes)、除霜完了と判断し、2つ目の室外熱交換器15bに対する除霜運転を完了する(ステップS7)。
本実施の形態では、制御部100は、圧縮機11に対して並列に設けられた2台の室外熱交換器15a、15bを2回に分けて順次除霜を行う構成であるが、3台以上の並列に設けられた室外熱交換のそれぞれを別々に順に除霜する構成であっても良い。そのため、2つ目の室外熱交換器15bの除霜運転を完了する際に、制御部100は、すべての室外熱交換器の除霜運転が完了したか否かを判定する(ステップS8)構成であっても良い。そして、すべての室外熱交換器の除霜運転が完了した場合には、除霜運転動作を終了し、まだ除霜運転が完了していない室外熱交換器がある場合には、ステップS5〜ステップS8を繰り返す構成であっても良い。この場合には、制御部100は、除霜運転対象の室外熱交換器に接続された第1の開閉弁、室外膨張弁を開状態とすると共に、第2の開閉弁を閉状態とする。また、制御部100は、除霜運転対象ではない室外熱交換器に接続された第1の開閉弁、室外膨張弁を閉状態とすると共に第2の開閉弁を開状態とする。そして、制御部100は、圧縮機11から吐出された高温の冷媒を、除霜運転対象の室外熱交換器で放熱させて除霜を行うとともに、他の室外熱交換器内に保有されている冷媒を、バイパス管を通して圧縮機11に戻す。
図2は、合計容量が0.082mの室外熱交換器15a、15bの除霜時に、室外熱交換器15a、15bにおいて−10℃の冷媒温度の冷媒を、15℃まで上昇させるために必要な熱量を示す図である。なお、図3に示した除霜に必要な熱量は、冷媒温度が−10℃の際に、着霜が予測される条件(室外側外気乾球温度2℃、湿球温度1℃)における、室外熱交換器15a、15bの容量、除霜前後の冷媒の温度変化、および冷媒の密度・比熱から求めたものである。
また、図2には、除霜中にガス管32から得られる熱量が示されている。除霜中にガス管32から得られる熱量は、暖房運転時に高温冷媒が循環するガス管32の容量、除霜前後のガス管32内の冷媒の温度変化、および冷媒の密度・比熱から、求められる。例えば、室外熱交換器15a、15bを同時に除霜する場合、ガス管32の長さが500mと長い設置条件では、ガス管32からの吸熱が多く、室外熱交換器15a、15bを除霜するだけの十分な熱量を得ることになる。しかし、ガス管32の長さが30mと短い設置条件では、室外熱交換器15a、15bの容量に対してガス管32からの吸熱が少なく、除霜するだけの十分な熱量を得られず、室外熱交換器温度が15℃に到達しにくくなる。
本実施形態では、各室外熱交換器15a、15bを別々に、2回に分けて除霜を行っているため、1回目の除霜対象室外熱交換器15aの容量が、室外熱交換器15a、15bを同時に除霜する場合の容量の半分の0.041mとなる。このため、除霜に必要な熱量も室外熱交換器15a、15bの除霜を同時に行う場合に比べて半分で済む。また、1回目の除霜が完了し、2回目の除霜対象室外熱交換器15bに移行後は、1回目の除霜対象室外熱交換器15aから吸熱することで、熱量を確保できる。これにより、吸熱源が小さい場合においても、吸熱が不足せず、確実に霜を溶かすことが可能となり、霜残りによる暖房復帰時の性能低下を抑制することができる。また、ガス管32が短い場合(例えば30m)においても除霜に必要な熱量を確保でき、室外熱交換器温度が15℃まで到達しやすくなる。
本実施の形態では、除霜運転時に、2台の並列に設けられた室外熱交換器15a、15bを2回に分けて順次除霜を行う。そして、1回目の除霜では、除霜対象室外熱交換器15aでない室外熱交換器15b内の冷媒がバイパス回路17bから圧縮機11に流れる。2回目の除霜では、除霜対象室外熱交換器15bでない室外熱交換器15a内の冷媒がバイパス回路17aから圧縮機11に流れる。これにより、ガス管32からの吸熱が少なくなる2回目の除霜を実施する際に、1回目の除霜で温められた室外熱交換器15aからも吸熱することが可能となり、除霜に必要な熱量を十分に得ることになる。よって、凝縮温度が上昇しやすく、除霜が早く完了し、暖房停止時間の短縮化となり、使用者の快適性を向上させることができる。
また、複数回に分けて除霜を行うことで、除霜させる室外熱交換器容量が熱量に対して相対的に小さくなり、各室外熱交換器の凝縮負荷が小さく、より室外熱交換器の温度が上昇しやすくなる。このため、ユニット間のガス管32が短く、ガス管32からの吸熱が少ない場合においても、確実に霜を溶かすことが可能となり、霜残りによる暖房復帰時の性能低下を抑制することができる。
図4(一部の配管・弁などは不図示)は、複数の室外熱交換器15a、15bの配置構成を示す図である。図4に示すように、複数の室外熱交換器15a、15bは上下方向に並列に設けられている構成であってもよい。室外熱交換器15aは上段に位置している。室外熱交換器15aの最下段伝熱管33aの位置は、圧縮機11の吸込口11aとヘッド差がH1である。室外熱交換器15bは下段に位置している。室外熱交換器15bの最下段伝熱管33bの位置は、圧縮機11の吸込口11aとヘッド差がH2である。そして、ヘッド差H1>ヘッド差H2である。
制御部100は、複数の室外熱交換器15a、15bが上下方向に並列に設けられている場合、室外熱交換器15a、15bの最下段伝熱管33a、33bの位置が高い室外熱交換器15aから順次除霜を行うこととする。
これにより、最下段伝熱管33aの位置が高い室外熱交換器15aの方が、圧縮機11の吸込口11aとのヘッド差が大きく、冷媒が圧縮機11に戻りやすくなる。2回目の除霜を実施する際には、1回目の除霜で冷媒が流入した室外熱交換器15aから冷媒が戻りやすくなり、室外熱交換器15aからより吸熱しやすくなる。このため、除霜に必要な熱量が得ることができ、さらなる除霜時間の短縮化、暖房停止時間の短縮化となり、使用者の快適性をさらに向上できる。
また、最下段伝熱管33bの位置が低い下側の室外熱交換器15bの方が、2回目に除霜を行うことになる。このため、上側の室外熱交換器15aの除霜中に発生する凝縮水の滴下による下側の室外熱交換器15bでの再氷結が抑制されることになり、暖房が頻繁に停止することによる暖房性能の低下を抑制できる。
図5(一部の配管・弁などは不図示)は、複数の室外熱交換器15a、15bの別の配置構成を示す図である。図5に示すように、複数の室外熱交換器15a、15bは左右方向に並列に設けられている構成であってもよい。室外熱交換器15aの伝熱管ガス側入口34aから圧縮機11の吸込口11aまでの配管長さは、室外熱交換器15bの伝熱管ガス側入口34bから圧縮機11の吸込口11aまでの配管長さよりも短くなっている。
制御部100は、複数の室外熱交換器15a、15bが左右方向に並列に設けられている場合、室外熱交換器15a、15bの伝熱管ガス側入口34a、34bから圧縮機11の吸込口11aまでの配管長さが短い室外熱交換器15aから順次除霜を行うこととする。
これにより、伝熱管ガス側入口34aから圧縮機11の吸込口11aまでの配管長さが短い室外熱交換器15aの方が、配管内の圧力損失が小さく、冷媒が圧縮機11に戻りやすくなる。2回目の除霜を実施する際、1回目の除霜で冷媒が流入した室外熱交換器15aから冷媒が戻りやすくなり、室外熱交換器15aからより吸熱しやすくなる。このため、除霜に必要な熱量が得ることができ、さらなる除霜時間の短縮化、暖房停止時間の短縮化となり、使用者の快適性をさらに向上できる。
以上の説明から明らかなように、圧縮機11と、圧縮機11と並列に設けられた複数の室外熱交換器15a、15bと、室外熱交換器15a、15b毎に設けられた室外膨張弁16a、16bと、室内熱交換器22a、22bとを備えた空気調和装置1Aにおいて、圧縮機11の吐出口と、除霜時に冷媒の流入口となる室外熱交換器15a、15bの一方の接続口25a、25bとの間の接続管113a、113bに、該室外熱交換器15a、15b毎に設けられた弁装置130a、130bと、接続管113a、113bから分岐し、弁装置130a、130bの切り替えによって、室外熱交換器15a、15bの一方の接続口25a、25bを、圧縮機11の吸込口11aに連通させるバイパス回路17a、17bと、を備えた。
この構成によれば、除霜を行う除霜対象室外熱交換器を選択して除霜運転を行うことができるため、複数の室外熱交換器15a、15bを一度にすべて除霜する場合に比べて、一回の除霜に必要な熱量が少なくて済む。また、複数回に分けて除霜を行うことで、除霜させる室外熱交換器15a、15bの容量が熱量に対して相対的に小さくなり、各室外熱交換器15a、15bの凝縮負荷が小さく、より室外熱交換器15a、15bの温度が上昇しやすくなるため、確実に霜を溶かすことが可能となる。また、除霜させる室外熱交換器15a、15bの容量が熱量に対して相対的に小さくなるため、吸熱源が小さい場合においても、吸熱が不足せず、確実に霜を溶かすことが可能となる。これらにより、霜残りによる暖房復帰時の性能低下を抑制することができ、除霜時間の短縮化を図り、暖房停止時間を短縮化し、使用者の快適性を向上することができる。
また、本実施の形態においては、除霜時に、前記複数の室外熱交換器15a、15bの中から除霜を行う除霜対象室外熱交換器を選択し、弁装置130a、130bを切り替えて、除霜対象室外熱交換器でない室外熱交換器15a、15bの一方の接続口25a、25bをバイパス回路17a、17bに接続する制御部100を備えた。
この構成によれば、制御部100が、弁装置130a、130bを切り替える制御を行って、除霜運転を行うため、確実に霜を溶かし、霜残りによる暖房復帰時の性能低下を抑制する制御を自動で実行させることができ、使用者の快適性を向上することができる。
また、本実施の形態においては、弁装置130a、130bは、圧縮機11の吐出口と室外熱交換器15a、15bとの間に該室外熱交換器15a、15b毎に設けられた第1の開閉弁13a、13bを備える。また、弁装置130a、130bは、第1の開閉弁13a、13bと室外熱交換器15a、15bとの間から分岐する室外熱交換器15a、15b毎に設けられたバイパス回路17a、17bにそれぞれ設けられた第2の開閉弁14a、14bと、を備える。
これらの構成によれば、第1の開閉弁13a、13bの開閉と、第2の開閉弁14a、14bの開閉との組み合わせにより、除霜を行う室外熱交換器15a、15bを選択して、個別に除霜することができる。これにより、簡単な構成で、除霜を複数回に分けて行うことができ、吸熱源が小さい場合においても、吸熱が不足せず、使用者の快適性を向上することができる。
また、本実施の形態においては、制御部100は、除霜時に、前記除霜対象室外熱交換器でない室外熱交換器15a、15bと接続する第1の開閉弁13a、13b、及び、室外膨張弁16a、16bを閉状態、除霜対象室外熱交換器でない室外熱交換器15a、15bと接続する第2の開閉弁14a、14bを開状態とする。これにより、除霜を複数回に分けて行うことができ、吸熱源が小さい場合においても、吸熱が不足せず、使用者の快適性を向上することができる。また、ガス管32からの吸熱が少なくなる2回目以降の除霜では、1回目の除霜対象室外熱交換器から吸熱することができる。よって、除霜に必要な熱量を十分に得ることになるため、凝縮温度が上昇しやすく、除霜が早く完了し、暖房停止時間の短縮化となり、使用者の快適性を向上させることができる。
また、本実施の形態においては、複数の室外熱交換器15a、15bが上下方向に並列に設けられ、制御部100は室外熱交換器15a、15bの最下段伝熱管33a、33bの位置が高い室外熱交換器15a、15bから順次除霜を行う。このため、除霜に必要な熱量が得ることができ、さらなる除霜時間の短縮化、暖房停止時間の短縮化となり、使用者の快適性をさらに向上できる。また、最下段伝熱管33bの位置が低い下側の室外熱交換器15bの方が、2回目に除霜を行うことになる。このため、上側の室外熱交換器15aの除霜中に発生する凝縮水の滴下による下側の室外熱交換器15bでの再氷結が抑制されることになり、暖房が頻繁に停止することによる暖房性能の低下を抑制できる。
また、本実施の形態においては、複数の室外熱交換器15a、15bが左右方向に並列に設けられ、制御部100は室外熱交換器15a、15bの伝熱管ガス側入口から圧縮機の吸入口までの配管長さが短い室外熱交換器15a、15bから順次除霜を行う。この構成によれば、2回目の除霜を実施する際、1回目の除霜で冷媒が流入した室外熱交換器15aから冷媒が戻りやすくなり、室外熱交換器15aからより吸熱しやすくなる。このため、除霜に必要な熱量が得ることができ、さらなる除霜時間の短縮化、暖房停止時間の短縮化となり、使用者の快適性をさらに向上できる。
<第2の実施形態>
図6は、本発明の第2の実施形態に係る空気調和装置1Bの冷媒回路を示す図である。図6に示すように、空気調和装置1Bは、上述の第1の実施形態の弁装置130a、130bに替えて、弁装置140a、140bとして熱交換器切替弁35a、35bを備えている。熱交換器切替弁35a、35bは、室外熱交換器15a、15bの一方の接続口25a、25bを、吐出管111、又は、吸込管112に連通するバイパス回路17a、17bのいずれか一方に切り替え接続可能に構成されている。なお、この第2の実施形態の説明では、上述の第1の実施の形態の空気調和装置1Aと同様の構成については、図6中に同符号を付して説明を省略する。
空気調和装置1Bにおいて、除霜は、2回に分けて行われる。除霜は、制御部100が制御する。1回目の除霜は、室外熱交換器15aに対して行なわれる。制御部100は、上述の第1の実施形態で説明したように、除霜運転が必要であると判定すると、まず、1回目の除霜運転を開始する。1回目の除霜運転では、制御部100は、室外膨張弁16a、室内膨張弁21a、21bを開状態とし、室外膨張弁16bを閉状態とする。また、制御部100は、圧縮機11の吐出側が室外熱交換器15a、15bに接続されるように、切替弁12を切り替える。さらに制御部100は、熱交換器切替弁35aを、切替弁12と室外熱交換器15aが連通するように切替え、熱交換器切替弁35bを、室外熱交換器15bとバイパス回路17bが連通するように切替える。こうして、制御部100は、圧縮機11、切替弁12、熱交換器切替弁35a、室外熱交換器15a、室外膨張弁16a、液管接続口18、室内膨張弁21a、21b、室内熱交換器22a、22b、ガス管接続口19、切替弁12、および圧縮機11を順に連通させ、室外熱交換器15aの除霜を行う。この時、室外熱交換器15b内の冷媒は、熱交換器切替弁35b、バイパス管117bを介して圧縮機11に戻される。
室外熱交換器15aの温度が所定値以上に到達したと判定すると、制御部100は、1回目の除霜運転が完了したと判断し、2回目の除霜を行う。2回目の除霜は、室外熱交換器15bに対して行われる。制御部100は、2回目の除霜運転を行うにあたって、1回目の除霜の状態から、室外膨張弁16bを開状態と、室外膨張弁16aを閉状態とする。また、制御部100は、熱交換器切替弁35aを、室外熱交換器15aとバイパス回路17aが連通するように切替え、熱交換器切替弁35bを、切替弁12と室外熱交換器15bが連通するように切替える。こうして、制御部100は、圧縮機11、切替弁12、熱交換器切替弁35b、室外熱交換器15b、室外膨張弁16b、液管接続口18、室内膨張弁21a、21b、室内熱交換器22a、22b、ガス管接続口19、切替弁12、および圧縮機11を順に連通させ、室外熱交換器15bの除霜を行う。この時、室外熱交換器15a内の冷媒は、熱交換器切替弁35a、バイパス管117aを介して圧縮機11に戻される。
これらに構成によれば、弁装置140a、140bとしての熱交換器切替弁35a、35bの切り替えによって除霜対象室外熱交換器を選択することができる。これにより、この第2の実施形態では、上述の第1の実施形態と同様の効果に加え、冷媒回路構成を簡略化することができるという効果が得られる。
なお、上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様の例示であり、本発明の要旨の範囲において任意に変形、及び応用が可能であることは勿論である。
1A、1B 空気調和装置
10 室外ユニット
11 圧縮機
11a 吸込口
12 切替弁
13a、13b 第1の開閉弁
14a、14b 第2の開閉弁
15a、15b 室外熱交換器
16a、16b 室外膨張弁
17a、17b バイパス回路
18 液管接続口
19 ガス管接続口
20a、20b 室内ユニット
21a、21b 室内膨張弁
22a、22b 室内熱交換器
25a、25b 一方の接続口
26a、26b 他方の接続口
30 ユニット間配管
31 液管
32 ガス管
35a、35b 熱交換器切替弁
100 制御部
130a、130b、140a、140b 弁装置

Claims (8)

  1. 圧縮機と、前記圧縮機と並列に設けられた複数の室外熱交換器と、前記室外熱交換器毎に設けられた室外膨張弁と、室内熱交換器とを備えた空気調和装置において、
    除霜時に冷媒の流入口となる前記室外熱交換器の一方の接続口に接続された接続管に、該室外熱交換器毎に設けられた弁装置と、
    前記接続管から分岐し、前記弁装置の切り替えによって、前記室外熱交換器の一方の接続口を前記圧縮機の吸込口に連通させるバイパス回路と、
    を備えたことを特徴とする空気調和装置。
  2. 除霜時に、前記複数の室外熱交換器の中から除霜を行う除霜対象室外熱交換器を選択し、前記弁装置を切り替えて、前記除霜対象室外熱交換器でない室外熱交換器の前記一方の接続口を前記バイパス回路に接続する制御部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
  3. 前記弁装置は、前記圧縮機の吐出口と前記室外熱交換器との間に該室外熱交換器毎に設けられた第1の開閉弁と、前記第1の開閉弁と前記室外熱交換器との間から分岐する前記室外熱交換器毎に設けられた前記バイパス回路にそれぞれ設けられた第2の開閉弁と、を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の空気調和装置。
  4. 前記制御部は、除霜時に、前記除霜対象室外熱交換器でない室外熱交換器と接続する前記第1の開閉弁、及び、前記室外膨張弁を閉状態、前記除霜対象室外熱交換器でない室外熱交換器と接続する前記第2の開閉弁を開状態とすることを特徴とする請求項3に記載の空気調和装置。
  5. 前記弁装置は、前記室外熱交換器の一方の接続口を、前記圧縮機の吐出口の側に接続するか、又は、前記バイパス回路に接続するか、を切り替える熱交換器切替弁を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の空気調和装置。
  6. 前記制御部は、除霜時に、前記熱交換器切替弁を切り替えて、前記除霜対象室外熱交換器でない室外熱交換器の一方の接続口を前記バイパス回路に接続することを特徴とする請求項5に記載の空気調和装置。
  7. 前記複数の室外熱交換器が上下方向に並列に設けられ、前記制御部は前記室外熱交換器の最下段伝熱管の位置が高い前記室外熱交換器から順次除霜を行うことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の空気調和装置。
  8. 前記複数の室外熱交換器が左右方向に並列に設けられ、前記制御部は前記室外熱交換器の伝熱管ガス側入口から前記圧縮機の吸入口までの配管長さが短い前記室外熱交換器から順次除霜を行うことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の空気調和装置。
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