JP2003222416A - 蓄熱式空気調和装置 - Google Patents

蓄熱式空気調和装置

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JP2003222416A
JP2003222416A JP2002023551A JP2002023551A JP2003222416A JP 2003222416 A JP2003222416 A JP 2003222416A JP 2002023551 A JP2002023551 A JP 2002023551A JP 2002023551 A JP2002023551 A JP 2002023551A JP 2003222416 A JP2003222416 A JP 2003222416A
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heat exchanger
valve
refrigerant
type air
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Masashi Takazawa
正志 高澤
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Sanyo Electric Air Conditioning Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高負荷暖房運転の制御時や、室温制御時に予
め設定した温度に室温が到達し、圧縮機が停止したと
き、未利用のエネルギーを回収して有効に利用できる蓄
熱式空気調和装置を提供する。 【解決手段】 蓄熱槽6を有し、この蓄熱槽に水没して
設けられる蓄熱熱交換器5及び、この蓄熱熱交換器に流
れる冷媒の量を調整する冷媒量調整弁4bを有する室外
ユニット31と、室内熱交換器13の温度を検知する熱
交換器温度センサE及び、室内の温度を検知する室温セ
ンサ27を有する室内ユニット32とを備え、室外ユニ
ットと室内ユニットとをユニット間配管22で接続し、
温水蓄熱運転及び通常暖房運転を可能にした蓄熱式空気
調和装置30において、熱交換器温度センサまたは室温
センサが予め定められた温度に到達し、圧縮機が停止し
た時冷媒量調整弁を開放する制御手段33を備えた構成
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓄熱槽を有しこの
蓄熱槽に温水を蓄熱し、この熱を暖房中の除霜運転の際
に利用する蓄熱式空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、蓄熱槽を有しこの蓄熱槽に温水を
蓄熱し、この熱を暖房中の除霜運転の際に利用する蓄熱
式空気調和装置が知られている。
【0003】以下、従来例を図2〜図5の図面に基づい
て説明する。
【0004】図2は高負荷暖房運転時の冷媒の流れを示
す蓄熱式空気調和装置の冷媒回路図であり、図3は通常
暖房及び通常冷房運転時の冷媒の流れを示す冷媒回路
図、図4は温水蓄熱運転、温水利用除霜運転及び氷蓄熱
運転の冷媒の流れを示す冷媒回路図、図5は氷利用冷房
運転時の冷媒の流れを示す冷媒回路図である。
【0005】図2において、蓄熱式空気調和装置(以下
単に空気調和装置という)30は、室外ユニット31と
室内ユニット32がユニット間配管22により連結され
て構成され、これら室外ユニット31と室内ユニット3
2を制御する制御装置(制御手段)33を備えている。
【0006】室外ユニット31は、圧縮機1、四方弁
2、室外熱交換器3、室外電動膨張弁4a、冷媒量調整
弁4b、第2電動膨張弁4c、蓄熱槽6、この蓄熱槽6
に水没状態で配設される蓄熱熱交換器(冷媒管コイル)
5、レシーバタンク7、第1開閉弁d、第2開閉弁e、
第3開閉弁f、第1逆止弁h、第2逆止弁i、二方弁2
4、アキュームレータ8及びユニット間配管22を接続
するための第1サービスバルブ25、第2サービスバル
ブ26を備え、これらの部品が配管にて接続されてい
る。
【0007】圧縮機1の冷房時吐出側には、四方弁2、
室外熱交換器3、室外電動膨張弁4a及びレシーバタン
ク7の一端7aが順次接続される。レシーバタンク7の
他端は、2方向に分岐され、分岐されたレシーバタンク
7の一方の端7bには、冷媒量調整弁4b、蓄熱熱交換
器5及び二方弁24の一端24bが順次接続される。ま
た、冷媒量調整弁4b・蓄熱熱交換器5間を接続する配
管には、分岐管が設けられ、この分岐管には第1開閉弁
d、第1逆止弁h、第2電動膨張弁4c及び第2サービ
スバルブ26が順次接続される。
【0008】レシーバタンク7の他方の端7cには、第
3開閉弁f、第2逆止弁iが順次接続され、二方弁24
・蓄熱熱交換器5間を接続する配管に接続される。ま
た、このレシーバタンク7・第3開閉弁f間を接続する
配管には、分岐管が設けられ、この分岐管には第2開閉
弁eが接続され、さらに第1逆止弁h・第2電動膨張弁
4c間を接続する配管に接続される。
【0009】圧縮機1の冷房時吸込側には、アキュムレ
ータ8、四方弁2及び二方弁24の一端24aが順次接
続される。二方弁24の一端24aには、第1サービス
バルブ25が接続される。
【0010】室内ユニット32は、室内熱交換器13の
両端部に配管が接続され、これらの配管がユニット間配
管22に接続される。室内ユニット32には室温を検出
する室温センサ27が設けられ、室内熱交換器13には
熱交換器13の温度を検出するサーミスタ(熱交換器温
度センサ)Eが設けられている。
【0011】制御装置33は、室温センサ27、サーミ
スタEに接続され、これらから検出された温度の信号を
入力するとともに、圧縮機1の運転及び停止、四方弁2
の切り替え、室外電動膨張弁4a、冷媒量調整弁4b、
第2電動膨張弁4cの開度、並びに、第1開閉弁d、第
2開閉弁e、第3開閉弁f及び二方弁24の開閉をそれ
ぞれ制御する。
【0012】この制御装置33による制御によって、高
負荷暖房運転、通常暖房運転、通常冷房運転、温水蓄熱
運転、温水利用除霜運転、製氷運転及び氷利用冷房運転
が選択して実施される。
【0013】次に、高負荷暖房運転について説明する。
【0014】(a)高負荷暖房運転(図2) 前述の蓄熱式空気調和装置30は、室温を30℃以上の
高い目標温度で通常暖房運転をする場合がある。これを
高負荷暖房運転という。この高負荷暖房運転を実施する
場合、室内熱交換器13の温度(凝縮温度)が高くなる
と内部の高圧圧力が上限値を越え高圧カット(保護装置
⇒図示せず)が作動し圧縮機1が停止することがある。
【0015】この高圧カットが作動すると蓄熱式空気調
和装置30に無理な負荷をかけてしまうので、これを避
けるため、室内熱交換器13の温度が所定温度以上にな
るとサーミスタEにより温度を検知してサーモオフする
ように制御している。
【0016】例えば、室内熱交換器13の温度が61℃
以上になると自動的に5分間高負荷暖房運転を停止し、
室内熱交換器13の温度が低下したら、再び高負荷暖房
運転を開始するものである。
【0017】高負荷暖房運転が実施された場合、室外ユ
ニット31において、圧縮機1から吐出された冷媒は、
運転開始時、図2の破線矢印に示すように、第1サービ
スバルブ25、室内ユニット32の室内熱交換器13、
第2サービスバルブ26、室外ユニット31の第2電動
膨張弁4c(開度制御)、第2開閉弁e、レシーバタン
ク7、室外電動膨張弁4a(開度制御)、室外熱交換器
3、四方弁2を順次通り、アキュムレータ8を経て圧縮
機1に戻り循環する。この室外熱交換器3が蒸発器、室
内熱交換器13が凝縮器としてそれぞれ機能し、室温セ
ンサ27と目標温度との差に基づいて高負荷暖房運転が
行われる。
【0018】次に、通常暖房運転、通常冷房運転、温水
蓄熱運転、温水利用除霜運転、製氷運転及び氷利用冷房
運転について説明する。
【0019】(b)通常暖房運転(図3) 通常暖房運転が実施される場合、室外ユニット31にお
いて、第2開閉弁eが開操作され、第1開閉弁d及び第
3開閉弁fが閉操作される。
【0020】圧縮機1から吐出された冷媒は、図3の破
線矢印に示すように、第1サービスバルブ25、室内ユ
ニット32の室内熱交換器13、第2サービスバルブ2
6、室外ユニット31の第2電動膨張弁4c(開度制
御)、第2開閉弁e、レシーバタンク7、室外電動膨張
弁4a(開度制御)、室外熱交換器3、四方弁2を順次
通り、アキュムレータ8を経て圧縮機1に戻り循環す
る。この室外熱交換器3が蒸発器、室内熱交換器13が
凝縮器としてそれぞれ機能し、通常暖房運転が行われ
る。
【0021】(c)通常冷房運転(図3) 通常冷房運転が実施される場合、冷媒が通常暖房運転と
同じ経路を逆方向(四方弁を切り替える)に循環する
(図3の実線矢印に示す)。これによって、室外熱交換
器3が凝縮器、室内熱交換器13が蒸発器としてそれぞ
れ機能し、通常冷房運転を行う。
【0022】(d)温水蓄熱運転(図4) 冬の夜間(例えば1時〜6時)等の時間帯に、暖房運転
を停止して室外ユニット31の蓄熱槽6内に温水を作
り、温水蓄熱を実施する。この場合には、冷媒量調整弁
4bが開度制御され、第1開閉弁d、第2開閉弁e、及
び第3開閉弁fが閉操作される。
【0023】圧縮機1から吐出された冷媒は、図4の破
線矢印に示すように、室外ユニット31の四方弁2、二
方弁24を順次通り、蓄熱熱交換器5、冷媒量調整弁4
b(開度制御)を順次通り、レシーバタンク7、室外電
動膨張弁4a(開度制御)、室外熱交換器3、四方弁
2、アキュームレータ8を経て圧縮機1へ戻り、この経
路を循環する。これによって、室外熱交換器3が蒸発
器、蓄熱熱交換器5が凝縮器として機能し、蓄熱槽6内
に温水を作る。
【0024】(e)温水利用除霜運転(図4) 暖房運転の除霜時に実施される。この場合には、冷媒が
温水蓄熱運転と同じ経路を、逆方向(四方弁を切り替え
る)に循環する。
【0025】圧縮機1から吐出された冷媒は、図4の実
線矢印に示すように、室外ユニット31の四方弁2、室
外熱交換器3、室外電動膨張弁4a(全開)、レシーバ
タンク7、蓄熱ユニット12の冷媒量調整弁4b(開度
制御)、蓄熱熱交換器5を順次通り、二方弁24及びア
キュムレータ8を経て圧縮機1へ戻り、この経路を循環
する。これによって、室外熱交換器3が凝縮器、蓄熱熱
交換器5が蒸発器としてそれぞれ機能し、室外熱交換器
3の除霜が行われる。なお、この除霜運転時には高圧側
の冷媒圧力を上げるため、室外熱交換器3に送風する室
外送風機(図示せず)は停止している。
【0026】(f)製氷運転(図4) 夏の夜間(例えば1時〜6時)等の時間帯に冷房運転を
停止して室外ユニット31の蓄熱槽6内に製氷し、氷蓄
熱を実施する。この場合には、冷媒が温水蓄熱運転と同
じ経路を、逆方向(四方弁を切り替える)に循環する。
【0027】圧縮機1から吐出された冷媒は、図4の実
線矢印に示すように、室外ユニット31の四方弁2、室
外熱交換器3、室外電動膨張弁4a(全開)、レシーバ
タンク7を順次通り、冷媒量調整弁4b(開度制御)、
蓄熱熱交換器5を順次通り、二方弁24及びアキュムレ
ータ8を経て圧縮機1へ戻り、この経路を循環する。こ
れによって、室外熱交換器3が凝縮器、蓄熱熱交換器5
が蒸発器として機能し、蓄熱槽6内に氷を作る。
【0028】(g)氷利用冷房運転(図5) 夏の昼間等に、蓄熱槽6内の氷を利用して氷利用冷房運
転を実施する。この場合には、室外ユニット31におい
て、第1開閉弁d及び第3開閉弁fが開操作され、第2
開閉弁eが閉操作される。
【0029】圧縮機1から吐出された冷媒は、図5の実
線矢印に示すように、室外ユニット31の四方弁2、室
外熱交換器3、室外電動膨張弁4a(全開)、レシーバ
タンク7を順次通り、レシーバタンク7から分岐され
る。そして、一方が蓄熱ユニット12の冷媒量調整弁4
b(開度制御)を通り、他方が第3開閉弁f、第2逆止
弁i、蓄熱熱交換器5を順次通って合流し、第1開閉弁
d、第1逆止弁h、第2電動膨張弁4c(開度制御)、
第2サービスバルブ26を順次通り、室内ユニット32
の室内熱交換器13及び第1サービスバルブ25、室外
ユニット31の四方弁2、アキュムレータ8を経て圧縮
機1に戻り、この経路を循環する。これによって、室外
熱交換器3が第1凝縮器、蓄熱熱交換器5が第2凝縮
器、室内熱交換器13が蒸発器としてそれぞれ機能す
る。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような高負荷暖房運転の制御時や、室温制御時に予め
設定された温度に室温が到達したときには、圧縮機1を
停止させ、冷媒量調整弁4bはこの間運転には無関係な
のでずっと閉塞していた。このため、高温、高圧のエネ
ルギーを持った冷媒が循環配管中に滞留しており、この
循環配管の表面から未利用のエネルギーが大気中に熱エ
ネルギーとして放出されていた。
【0031】本発明は、このような事情に鑑みて成され
たものであり、高負荷暖房運転の制御時や、室温制御時
に予め設定した温度に室温が到達し、圧縮機1を停止さ
せたときの未利用のエネルギーを回収して有効に利用で
きる蓄熱式空気調和装置を提供することを目的とする。
【0032】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、圧縮機、室外熱交換器、
蓄熱槽、この蓄熱槽に水没して設けられる蓄熱熱交換器
及び、この蓄熱熱交換器に流れる冷媒の量を調整する冷
媒量調整弁を有する室外ユニットと、室内熱交換器、こ
の室内熱交換器に付設されこの室内熱交換器の温度を検
知する熱交換器温度センサ及び、室内の温度を検知する
室温センサを有する室内ユニットとを備え、前記室外ユ
ニットと室内ユニットとをユニット間配管で接続し、温
水蓄熱運転及び通常暖房運転を可能にした蓄熱式空気調
和装置において、前記熱交換器温度センサまたは室温セ
ンサが予め定められた温度に到達し、前記圧縮機が停止
したとき、前記冷媒量調整弁を開放する制御手段を備え
たことを特徴とする。
【0033】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の蓄熱式空気調和装置において、前記冷媒量調整弁は、
予め定められた弁開度に開放することを特徴とする。
【0034】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の蓄熱式空気調和装置において、前記予め定められた弁
開度は、約20〜30%であることを特徴とする。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0036】図1は本発明の一実施形態における高負荷
暖房運転時に予め定められた室内熱交換器13の温度を
サーミスタEが検知し、制御装置33の命令により圧縮
機1を停止させ冷媒の流れが止まった状態の時に冷媒量
調整弁4bを約20〜30%の弁開度で開放した状態を
示した蓄熱式空気調和装置の冷媒回路図である。
【0037】また、上述の状態は、通常暖房運転時に予
め定められた室温を室温センサ27が検知し、制御装置
33の命令により圧縮機1を停止させ冷媒の流れが止ま
った状態の時に冷媒量調整弁4bを約20〜30%の弁
開度で開放した状態と同じ状態である。
【0038】前述の状態のときには、例えば、室内熱交
換器13の温度が約42℃と仮定すると、この時配管内
の冷媒の圧力は約25kg/cm2に相当(モリエル線
図より)する。
【0039】一方、蓄熱槽6内の水温が約20℃と仮定
すると、蓄熱熱交換器5内の冷媒の圧力は約14kg/
cm2に相当(同)する。
【0040】従って、配管内の冷媒の圧力と蓄熱熱交換
器5内の冷媒の圧力との間に圧力差(この例では約11
kg/cm2の差)が生じている。
【0041】この時、サーミスタEまたは室温センサ2
7が予め定められた温度に到達すると、制御装置33か
らの命令により圧縮機1を停止させ、冷媒量調整弁4b
が20〜30%の開度で開放する。すると、配管内の高
温、高圧の冷媒が圧力差により、実線矢印に示すよう
に、レシーバタンク7から、冷媒量調整弁4bを通過し
て蓄熱熱交換器5内に流入し、この蓄熱熱交換器5にて
凝縮し、蓄熱槽6内の水と熱交換を行い、蓄熱槽6内の
水の温度を上昇させるのである。
【0042】その後、2〜3分経過すると、蓄熱槽6内
の水温は約2〜5deg上昇し冷媒量調整弁4b近辺の
冷媒の圧力差がなくなり、配管内の冷媒の圧力と蓄熱熱
交換器5内の冷媒の圧力が平衡し冷媒の流れがなくな
る。
【0043】前述の状態を繰り返すことで、いままで、
大気中に放熱していた熱エネルギーは回収されて、蓄熱
槽6内の水温を上昇させることに利用することができ、
温水蓄熱時間を大幅に短縮することが可能である。
【0044】また、前述の状態を繰り返すと冷媒が液化
して蓄熱熱交換器5内を冷媒液で満たすことになる。し
かし、冷媒量調整弁4bが開放されていることにより、
温度差のある液冷媒が合流するため、その後も引き続き
熱交換は継続し、蓄熱槽6内の水に徐々に熱が蓄えられ
る。
【0045】即ち、サーミスタEまたは室温センサ27
の温度が予め定められた温度に到達し、圧縮機1が停止
したときに冷媒量調整弁4bを開放することにより、暖
房中に従来未利用であった熱エネルギーを回収して利用
した温水蓄熱が可能であり、そのため、温水蓄熱の時間
が大幅に短縮され、また、高圧の冷媒を早く中圧にする
ことができるため、次の暖房サイクルの立ち上がりを早
く行うことが可能である。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の蓄熱式空
気調和装置は、熱交換器温度センサまたは室温センサが
予め定められた温度に到達し、前記圧縮機が停止したと
き、冷媒量調整弁を開放する制御手段を備えた構成なの
で、暖房中に従来未利用であった熱エネルギーを回収し
て利用する温水蓄熱が可能であり、そのため、温水蓄熱
の時間が大幅に短縮され、また、高圧の冷媒を早く中圧
にすることができるため、次の暖房サイクルの立ち上が
りを早く行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における蓄熱式空気調和装
置の冷媒回路図であり、熱交換器温度センサまたは室温
センサが予め定められた温度に到達したときの冷媒の流
れを示す。
【図2】従来例における蓄熱式空気調和装置の冷媒回路
図であり、高負荷暖房運転時の冷媒の流れを示す。
【図3】従来例の冷媒回路図における通常暖房時及び通
常冷房時の冷媒の流れを示す。
【図4】従来例の冷媒回路図における温水蓄熱運転、温
水利用除霜運転及び氷蓄熱運転の冷媒の流れを示す。
【図5】従来例の冷媒回路における氷利用冷房運転時の
冷媒の流れを示す。
【符号の説明】
1 圧縮機 3 室外熱交換器 4b 冷媒量調整弁 5 蓄熱熱交換器 6 蓄熱槽 13 室内熱交換器 22 ユニット間配管 24 二方弁 27 室温センサ 30 蓄熱式空気調和装置 31 室外ユニット 32 室内ユニット 33 制御装置(制御手段) E サーミスタ(熱交換器温度センサ)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、室外熱交換器、蓄熱槽、この蓄
    熱槽に水没して設けられる蓄熱熱交換器及び、この蓄熱
    熱交換器に流れる冷媒の量を調整する冷媒量調整弁を有
    する室外ユニットと、室内熱交換器、この室内熱交換器
    に付設されこの室内熱交換器の温度を検知する熱交換器
    温度センサ及び、室内の温度を検知する室温センサを有
    する室内ユニットとを備え、前記室外ユニットと室内ユ
    ニットとをユニット間配管で接続し、温水蓄熱運転及び
    通常暖房運転を可能にした蓄熱式空気調和装置におい
    て、 前記熱交換器温度センサまたは室温センサが予め定めら
    れた温度に到達し、前記圧縮機が停止したとき、前記冷
    媒量調整弁を開放する制御手段を備えたことを特徴とす
    る蓄熱式空気調和装置。
  2. 【請求項2】 前記冷媒量調整弁は、予め定められた弁
    開度に開放することを特徴とする請求項1に記載の蓄熱
    式空気調和装置。
  3. 【請求項3】 前記予め定められた弁開度は、約20〜
    30%であることを特徴とする請求項2に記載の蓄熱式
    空気調和装置。
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