JP2017125369A - マンホール改修工法及びマンホール改修構造 - Google Patents

マンホール改修工法及びマンホール改修構造 Download PDF

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Abstract

【課題】作業性が良好で、工期が短く、耐久性に優れたマンホールを再構築することができるマンホール改修工法及びマンホール改修構造を提供する。【解決手段】マンホール改修構造300は、既設マンホール100の周りを掘削して斜壁以上の部分及び既設マンホール100内のインバートを撤去し、既設底版101上に新設底版201を設置し、新設マンホール200の管取付壁202及び直壁205を既設マンホール100の内部に挿入して直立状に接続し、既設マンホール100内周面と新設マンホール200外周面との隙間に裏込め材Rを注入し、新設底版201上にインバート211を設置し、新設マンホールの直壁205上に斜壁206、調整リング207を取り付け、斜壁206の周囲を埋め戻し、調整リング207上に受枠209及び鉄蓋210を取り付け、その周囲を舗装するマンホール改修工法によって構築されている。【選択図】図11

Description

本発明は、長年の使用などにより老朽化したり、劣化したりした既設マンホールの機能を回復させるためのマンホール改修工法及びこれによって構築されたマンホール改修構造に関する。
施工後、長年にわたる使用により老朽化したり、通過車両などから受ける荷重や振動などによって劣化したりしたマンホールの機能を回復させるための改修工法については、従来、様々な技術が提案されているが、本発明に関連するものとして、例えば、特許文献1記載の「マンホール改修工法及びマンホール改修構造」がある。
特許文献1に記載された「マンホール改修工法及びマンホール改修構造」は、既設マンホールの躯体を残したまま、予め下水管などの既設管の位置や大きさに合わせて加工処理が施されたレジンマンホールを既設マンホールに挿入して改修を行うというものである。特許文献1記載の「マンホール改修工法及びマンホール改修構造」は、軽量で高強度のレジンマンホールを既設マンホールに挿入して改修を行うので、作業性に優れ、工期が短いなどの長所を有している。
特開2012−154077号公報
前述したように、特許文献1記載の「マンホール改修工法及びマンホール改修構造」は、軽量で高強度のレジンマンホールを既設マンホールに挿入して改修を行うので、作業性に優れ、工期が短いなどの長所を有している。
しかしながら、特許文献1記載の「マンホール改修工法」によって構築された「マンホール改修構造」においては、既設マンホール内に挿入されたレジンマンホールの直壁の下端部は、既設マンホールの底部または既設インバートの上面に当接した状態で設置されているため(例えば、特許文献1中の図5参照)、改修後のマンホールの蓋や蓋枠の上面あるいはその周りの路面を通過する車両によって発生する荷重や振動はレジンマンホールの直壁を介して既設マンホールの劣化した底部または既設インバートに伝達される。
このため、既設マンホールの底部や既設インバートに新たな亀裂が発生したり、損傷したりする可能性が高く、既設マンホールの機能回復あるいは耐久性向上を実現することができない場合がある。また、既設マンホールの底部や既設インバートは劣化したり、損傷したりしていることが多い部分であるため、レジンマンホールの直壁を介して、これらの部分に荷重や振動が伝達されると、既設マンホールの寿命が短期間のうちに失われる可能性もある。
さらに、特許文献1記載の「マンホール改修工法及びマンホール改修構造」においては、鉄筋コンクリート製の既設マンホールに対し、材質の異なるレジンマンホールを挿入するので、既設マンホールの内壁とレジンマンホールの外壁との隙間に充填材を充填していたとしても、既設マンホールとレジンマンホールの熱膨張率の違いなどにより、両者間の密着性が阻害される可能性を否定できない。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、作業性が良好で、工期が短く、耐久性に優れたマンホールを再構築することができるマンホール改修工法及びマンホール改修構造を提供することにある。
本発明のマンホール改修工法は、
既設マンホールの周りを掘削して前記既設マンホールの斜壁を露出させる工程と、
前記既設マンホールの斜壁以上の部分を撤去する工程と、
前記既設マンホールの内部のインバートを撤去する工程と、
前記インバートの撤去により露出した既設底版の上面に新設底版を設置する工程と、
前記既設マンホールの直壁の内径より小さな外径を有する新設マンホールを構成する管取付壁及び直壁を前記既設マンホールの管取付壁及び直壁の内部に挿入し、前記新設マンホールの管取付壁の下縁部を前記新設底版の上面に当接させた状態で前記管取付壁及び前記直壁を直立状に接続する工程と、
前記既設マンホールの管取付壁及び直壁の内周面と、前記新設マンホールの管取付壁及び直壁の外周面と、の隙間に裏込め材を注入する工程と、
前記新設マンホールの内部の前記新設底版上にインバートを設置する工程と、
前記新設マンホールの直壁の上縁部に新設の斜壁及び調整リングを取り付ける工程と、
前記新設マンホールの斜壁の周囲を埋め戻す工程と、
前記調整リングの上面に受枠及び鉄蓋を取り付ける工程と、
前記受枠の周囲を舗装する工程と、を備えたことを特徴とする。
ここで、前記既設マンホールは組立マンホールに限定するものではなく、現場打ちマンホールも含むものとする。
また、前記既設マンホールの斜壁以上の部分を撤去する工程と、
前記既設マンホールの直壁の内径より小さな外径を有する新設マンホールを構成する管取付壁及び直壁を前記既設マンホールの管取付壁及び直壁の内部に挿入し、前記新設マンホールの管取付壁の下縁部を前記新設底版の上面に当接させた状態で前記管取付壁及び前記直壁を直立状に接続する工程と、の間に、
前記既設マンホールの直壁の内周面を所定厚さ切削する工程を設けることが望ましい。
また、前記新設底版は、前記新設マンホールの直壁の内径より小さな外径を有する円板状底版であることが望ましい。
さらに、前記新設マンホールの直壁は複数の直壁部材を直列状に連結して形成することもできる。
一方、前記既設マンホールが、「日本下水道協会規格:下水道用鉄筋コンクリート製組立マンホール(JSWAS:A−11)」に規定された「n号マンホール:n=1,2,3,4,5のうちのいずれか一つの数字」であり、
前記新設マンホールが、前記「日本下水道協会規格」に規定された「(n−1)号マンホール」であることが望ましい。
具体的には、既設マンホールが「1号マンホール」であれば、新設マンホールは「(1−1)号マンホール、即ち「0号マンホール」であることが望ましく、
以下、同様にして、既設マンホールが「2号マンホール」であれば、新設マンホールは「1号マンホール」であることが望ましく、・・・・・、既設マンホールが「5号マンホール」であれば、新設マンホールは「4号マンホール」であることが望ましい。
次に、本発明のマンホール改修構造は、
斜壁以上の部分及び既設インバートが撤去された状態で地中に存在する既設マンホールと、
前記既設マンホールの内部の既設底版の上面に設置された新設底版と、
前記既設マンホールの内部の前記新設底版上に立設された、前記既設マンホールの直壁の内径より小さな外径を有する新設マンホールと、
前記既設マンホールの内周面と前記新設マンホールの外周面との隙間に充填された裏込め材と、
前記新設マンホールの内部の前記新設底版上に設置されたインバートと、
を備えたことを特徴とする。
ここで、前記既設マンホールは組立マンホールに限定するものではなく、現場打マンホールも含むものとする。
一方、前記既設マンホールが、「日本下水道協会規格:下水道用鉄筋コンクリート製組立マンホール(JSWAS:A−11)」に規定された「n号マンホール:n=1,2,3,4,5のうちのいずれか一つの数字」であり、
前記新設マンホールが、前記「日本下水道協会規格」に規定された「(n−1)号マンホール」であることが望ましい。
本発明により、作業性が良好で、工期が短く、耐久性に優れたマンホールを再構築することができるマンホール改修工法及びマンホール改修構造を提供することができる。
既設マンホールを示す垂直断面図である。 本発明の実施形態であるマンホール改修工法を既設マンホールに対して実施している途中の状態を示す垂直断面図である。 本発明の実施形態であるマンホール改修工法を既設マンホールに対して実施している途中の状態を示す垂直断面図である。 本発明の実施形態であるマンホール改修工法を既設マンホールに対して実施している途中の状態を示す垂直断面図である。 本発明の実施形態であるマンホール改修工法を既設マンホールに対して実施している途中の状態を示す垂直断面図である。 本発明の実施形態であるマンホール改修工法を既設マンホールに対して実施している途中の状態を示す垂直断面図である。 本発明の実施形態であるマンホール改修工法を既設マンホールに対して実施している途中の状態を示す垂直断面図である。 本発明の実施形態であるマンホール改修工法を既設マンホールに対して実施している途中の状態を示す垂直断面図である。 本発明の実施形態であるマンホール改修工法を既設マンホールに対して実施している途中の状態を示す垂直断面図である。 本発明の実施形態であるマンホール改修工法を既設マンホールに対して実施している途中の状態を示す垂直断面図である。 本発明の実施形態であるマンホール改修工法によって改修されたマンホール改修構造を示す垂直断面図である。
以下、図1〜図11に基づいて、本発明の実施形態であるマンホール改修工法及び改修構造について説明する。
図1は、本発明の実施形態であるマンホール改修工法を実施(施工)する対象である既設マンホール100を示す垂直断面図である。既設マンホール100は「日本下水道協会規格:下水道用鉄筋コンクリート製組立マンホール(JSWAS:A−11)」に規定された「1号マンホール」である。
図1に示すように、既設マンホール100は、地盤G中に形成された栗石・砕石基礎SB上に配置された既設底版101と、既設底版101上に配置された管取付壁102と、管取付壁102上に複数の直壁部材103,104を順次、直列状に接続して形成された直壁105と、直壁部材104上に接続された斜壁106と、斜壁106上に取り付けられた調整リング107と、調整リング107上に調整モルタル108を介して設置された受枠109と、受枠109内に嵌入された鉄蓋110と、を備えている。
管取付壁102内の既設底版101上には、垂直断面がU字状の流路111aを有するインバート111が配置されている。管取付壁102の壁体部102aに開設された削孔部112に既設管Pが接続されている。インバート111の流路111aに既設管Pの開口部が連通している。
ここで、図2〜図10に基づいて、本発明の実施形態であるマンホール改修工法を図1に示す既設マンホール100に対して実施(施工)する工程について説明する。なお、図2〜図10は本実施形態のマンホール改修工法の施工手順に沿って並んでいる。
図2に示すように、既設マンホール100の鉄蓋110の受枠109の周縁部から所定距離(例えば、40cm〜100cm程度)だけ離れた位置の地表面(舗装面)GSから地盤G中に向かって、土留め用の鋼矢板SPを圧入し、受枠109の周りを複数の鋼矢板SPで囲繞した状態とする。この後、鋼矢板SPで囲繞された、受枠109の周りの舗装層及び土砂などを掘削して既設マンホール100の斜壁106以上の部分(斜壁106、調整リング107、調整モルタル108及び受枠109)を露出させる。
次に、図3に示すように、既設マンホール100の斜壁106以上の部分(斜壁106、調整リング107、調整モルタル108及び受枠109)を撤去する。これにより、直壁105の最上部に位置する直壁部材104の上縁部104aが露出した状態となる。
次に、図4に示すように、既設マンホール100の直壁105を形成する直壁部材104,103の内周面104f,103f及び管取付壁102の内周面102f(図3参照)を所定厚さだけ切削する。この場合、切削する厚さは限定しないので、施工現場の状況に応じて決めることができるが、例えば、5mm〜10mm程度が望ましい。これにより、図4に示すように、直壁部材103,104の内側及び管取付壁102の内側には、元の内周面104f,103f,102fより面粗度の粗い内周面104g,103g,102gが形成される。
次に、図5に示すように、既設マンホール100の内部の既設底版101上に配置されているインバート111(図4参照)を撤去し、既設底版101の上面101aを露出させる。
次に、図6に示すように、インバート111(図4参照)の撤去により露出した既設底版101の上面101aに新設底版201を設置する。新設底版201は、既設マンホール100の直壁105(及び管取付壁102)の内径より小さな外径を有する円板状底版であり、鉄筋コンクリート製の部材である。
既設底版101の上面101aに新設底版201を設置した後は、既設マンホール100の直壁105(及び管取付壁102)の内径より小さな外径を有する新設マンホール200(図10参照)の構成部材である管取付壁202及び直壁部材203,204(図7参照)を、この順番で、既設マンホール100の管取付壁102及び直壁105の内部に挿入し、互いに動かないように接続する。この場合、管取付壁202の壁体部202aに開設された倒立U字状の削孔部212の内部に既設管Pが嵌まり込むように位置合わせして、管取付壁202を新設底版201上に配置する。
これにより、新設マンホール200の管取付壁202の下縁部202bが新設底版201の上面201aに当接した状態で、管取付壁202及び直壁部材203,204が直立状に立設された状態となる。ここで、直壁部材203,204の鉛直方向のサイズ及び個数は、既設マンホール100の直壁105の高さに応じて設定されるが、既設マンホール100の直壁105などの内部に挿入、立設された新設マンホール200の直壁205の上縁部204aが、既設マンホール100の直壁105の上縁部104a以上となるように設定することが望ましい。なお、図8に示す新設マンホール200は、「日本下水道協会規格:下水道用鉄筋コンクリート製組立マンホール(JSWAS:A−11)」に規定された「0号マンホール」である。
次に、図7に示すように、既設マンホール100の管取付壁102の内周面102g及び直壁105の内周面103g,104gと、新設マンホール200の管取付壁202の外周面202c及び直壁205の外周面203c,204cと、の隙間に裏込め材Rを注入する。裏込め材Rはセメント系モルタルや樹脂系モルタルなどが好適であるが、これらに限定するものではない。
前記隙間の内部に裏込め材Rが空隙なく充填されたら、図7に示すように、新設マンホール200を構成する管取付壁202内おける壁新設底版201の上面201aに新設のインバート211を設置する。インバート211の上面には、既設管Pと連通する状態で、垂直断面がU字状の流路211aが形成されている。
次に、図8に示すように、新設マンホール200の直壁205を構成する直壁部材204の上縁部204aに新設の斜壁206及び調整リング207を順次、取り付け、互いに動かないように接続する。
次に、図9に示すように、地中に圧入されていた複数の鋼矢板SP(図8参照)を撤去し、新設マンホール200の斜壁206の周囲の凹部を土砂などで元通りの状態に埋め戻す。この場合、新設の斜壁206と調整リング207との境界付近の深さまで埋め戻す。
次に、図10に示すように、調整リング207の上面207aに調整モルタル208を介して受枠209を取り付け、受枠209に鉄蓋210を装着する。
次に、図11に示すように、調整リング207の周囲の凹部を土砂などで埋戻し、受枠209の周囲を、地表面(舗装面)GSと同一面をなすように舗装すると、マンホール改修構造300が完成する。
図1〜図11に示すように、本実施形態のマンホール改修工法においては、前述した「日本下水道協会規格」に規定された「1号マンホール」である既設マンホール100の直壁105以下の部分を再利用し、その内部に前記規格に規定された「0号マンホール」である新設マンホール200を立設することによってマンホール改修構造300を構築するので、作業性が良好であり、比較的短い工期にて、既設マンホール100の機能を回復させることができる。
また、図11に示すように、マンホール改修構造300において、新設マンホール200を構成する管取付壁202の下縁部202bは、既設マンホール100のインバート111を削除して配置された新設底版201の上面201aに当接している。従って、鉄蓋210上、受枠209上及びその周辺の地表面(舗装面)GS上を通過する車両などによって発生する荷重や振動は、新設の直壁205及び管取付壁202を介して新設底版201に伝達される。これにより、既設マンホール100の構成部材に加わる負荷を最小限にすることができるため、耐久性に優れたマンホールを再構築することができる。
マンホール改修構造300においては、既設マンホール100の管取付壁102及び直壁105(直壁部材103,104)、並びに、新設マンホール100の管取付壁202及び直壁205(直壁部材203,204)は、いずれも同材質の鉄筋コンクリート製である。従って、既設マンホール100の管取付壁102の内周面102g及び直壁105の内周面103g,104gと、新設マンホール100の管取付壁202の外周面202c及び直壁205の外周面203c,204cと、の隙間に裏込め材Rを注入することにより、これらの部材は互いに一体的に固着され、強度及び耐久性に優れたマンホール改修構造300を得ることができる。
なお、図1〜図11に基づいて説明したマンホール改修工法及びマンホール改修構造300においては、既設マンホール100は「日本下水道協会規格:下水道用鉄筋コンクリート製組立マンホール(JSWAS:A−11)」に規定された「1号マンホール」であり、新設マンホール200は前記規格に規定された「0号マンホール」であるが、これらに限定するものではない。
即ち、既設マンホール100が前記規格に規定された「n号マンホール(n=1,2,3,4,5のうちのいずれか一つの数字)」であるとき、新設マンホール200は「(n−1)号マンホール」であれば、本発明に係るマンホール改修工法及びマンホール改修構造を好適に実施(施工)することができる。
また、図1〜図11に基づいて説明したマンホール改修工法及びマンホール改修構造300は本発明の一例を示すものであり、本発明に係るマンホール改修工法及びマンホール改修構造は前述したマンホール改修工法及びマンホール改修構造300に限定されない。
本発明に係るマンホール改修工法及びマンホール改修構造は、長年の使用などにより老朽化したり、劣化したりした既設マンホールの機能を回復させる手段として、土木建設業などの産業分野において広く利用することができる。
100 既設マンホール
101 既設底版
101a,201a,207a 上面
102,202 管取付壁
102a,202a 壁体部
102f,102g,103f,103g,104f,104g 内周面
103,104,203,204 直壁部材
104a,204a 上縁部
105,205 直壁
106,206 斜壁
107,207 調整リング
108,208 調整モルタル
109,209 受枠
110,210 鉄蓋
111,211 インバート
111a,211a 流路
112,212 削孔部
200 新設マンホール
201 新設底版
202b 下縁部
202c,203c,204c 外周部
300 マンホール改修構造
G 地盤
GS 地表面(舗装面)
P 既設管
R 裏込め材
SB 栗石・砕石基礎
SP 鋼矢板

Claims (7)

  1. 既設マンホールの周りを掘削して前記既設マンホールの斜壁を露出させる工程と、
    前記既設マンホールの斜壁以上の部分を撤去する工程と、
    前記既設マンホールの内部のインバートを撤去する工程と、
    前記インバートの撤去により露出した既設底版の上面に新設底版を設置する工程と、
    前記既設マンホールの直壁の内径より小さな外径を有する新設マンホールを構成する管取付壁及び直壁を前記既設マンホールの管取付壁及び直壁の内部に挿入し、前記新設マンホールの管取付壁の下縁部を前記新設底版の上面に当接させた状態で前記管取付壁及び前記直壁を直立状に接続する工程と、
    前記既設マンホールの管取付壁及び直壁の内周面と、前記新設マンホールの管取付壁及び直壁の外周面と、の隙間に裏込め材を注入する工程と、
    前記新設マンホールの内部の前記新設底版上にインバートを設置する工程と、
    前記新設マンホールの直壁の上縁部に新設の斜壁及び調整リングを取り付ける工程と、
    前記新設マンホールの斜壁の周囲を埋め戻す工程と、
    前記調整リングの上面に受枠及び鉄蓋を取り付ける工程と、
    前記受枠の周囲を舗装する工程と、
    を備えたマンホール改修工法。
  2. 前記既設マンホールの斜壁以上の部分を撤去する工程と、
    前記既設マンホールの直壁の内径より小さな外径を有する新設マンホールを構成する管取付壁及び直壁を前記既設マンホールの管取付壁及び直壁の内部に挿入し、前記新設マンホールの管取付壁の下縁部を前記新設底版の上面に当接させた状態で前記管取付壁及び前記直壁を直立状に接続する工程と、の間に、
    前記既設マンホールの直壁の内周面を所定厚さ切削する工程を設けた
    請求項1記載のマンホール改修工法。
  3. 前記新設底版が、前記既設マンホールの管取付壁及び直壁の内径より小さな外径を有する円板状底版である請求項1または2記載のマンホール改修工法。
  4. 前記新設マンホールの直壁が複数の直壁部材を直列状に連結して形成される請求項1〜3のいずれかの項に記載のマンホール改修工法。
  5. 前記既設マンホールが、「日本下水道協会規格:下水道用鉄筋コンクリート製組立マンホール(JSWAS:A−11)」に規定された「n号マンホール:n=1,2,3,4,5のうちのいずれか一つの数字」であり、
    前記新設マンホールが、前記「日本下水道協会規格」に規定された「(n−1)号マンホール」である請求項1〜4のいずれかの項に記載のマンホール改修工法。
  6. 斜壁以上の部分及び既設インバートが撤去された状態で地中に存在する既設マンホールと、
    前記既設マンホールの内部の既設底版の上面に設置された新設底版と、
    前記既設マンホールの内部の前記新設底版上に立設された、前記既設マンホールの直壁の内径より小さな外径を有する新設マンホールと、
    前記既設マンホールの内周面と、前記新設マンホールの外周面と、の隙間に充填された裏込め材と、
    前記新設マンホールの内部の前記新設底版上に設置されたインバートと、
    を備えたマンホール改修構造。
  7. 前記既設マンホールが、「日本下水道協会規格:下水道用鉄筋コンクリート製組立マンホール(JSWAS:A−11)」に規定された「n号マンホール:n=1,2,3,4,5のうちのいずれか一つの数字」であり、
    前記新設マンホールが、前記「日本下水道協会規格」に規定された「(n−1)号マンホール」である請求項6記載のマンホール改修構造。
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