JP2017124544A - 筆記具 - Google Patents

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Abstract

【課題】非対称形状のペン先の向きと軸筒の印刷向きを一定方向に配置できることから、使用時における軸筒の印刷方向を安定させることができ、また、印刷等だけでなく、握り形状等とすることも可能となる筆記具を提供する。【解決手段】軸筒10に表示部19を施した筆記具Aであって、径方向からの断面が非正円形状の筆記部50を有し、筆記部50が取り付けられる軸筒10には、径方向断面に非正円形状部分13を有し、筆記部50と軸筒10とは相対回転不能であることを特徴とする筆記具。【選択図】図1

Description

本発明は、軸筒にシール、印刷等の表示部を施した筆記具に関する。
従来より、筆記具においては、軸筒に印刷等の表示部を施すことで、装飾性の向上や筆記具の識別を容易にしている。
また、特許文献1〜3に示されるように、筆記具のクリップ、軸筒、インク収容管などの筆記具用部材の好適な箇所に文字、図形などの表示部をシールや刻印などで施し、シール等の表示位置を容易にし、軸筒のどこに表示部があるかの視認性を向上させている。
しかしながら、特許文献1〜3に示された技術は、いずれもボールペンであり、筆記部が径方向に対して非対称形状である場合は、軸筒と筆記部との回転位置がずれることがあり、軸筒に印刷等の表示を施した製品によっては、使用時における軸筒の表示位置が異なることがあり、ユーザーによっては使用感を損なうおそれがあるなどの課題がある。
特開2004−042367号公報(特許請求の範囲、図6等) 特開2004−058487号公報(特許請求の範囲、図1等) 特開2008−273096号公報(特許請求の範囲、図1等)
本発明は、上記従来の課題等について、これを解消しようとするものであり、筆記部の向きと軸筒の把持位置を安定させ、使用時における表示面の方向を一定とし、使用感の向上などを図ることができる筆記具を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記従来の課題等を解決するために鋭意検討した結果、軸筒に表示部を施した筆記具であって、非対称形状の筆記部を有し、筆記部が取り付けられる軸筒には、径方向断面に特定の形状部分を有し、筆記具の自動組立機等を用いた組立時において筆記部と軸筒とで一定の位置決めをすることにより、上記目的の筆記具が得られることを見出し、本発明を完成するに至ったのである。
すなわち、本発明は、次の(1)〜(3)に存する。
(1) 軸筒に表示部を施した筆記具であって、径方向からの断面が非正円形状の筆記部を有し、筆記部が取り付けられる軸筒の前端側の断面は正円形状とし、後端側の断面が非正円形状であることを特徴とする筆記具。
(2) 軸筒に表示部を施した筆記具であって、径方向からの断面が非正円形状の筆記部を有し、筆記部が取り付けられる軸筒の後端面に非正円形状の穴が形成されたことを特徴とする筆記具。
(3) 軸筒に表示部を施した筆記具であって、径方向からの断面が非正円形状の筆記部を有し、筆記部が取り付けられる軸筒の後端側の断面が非正円形状であると共に、軸筒の後端面に非正円形状の穴が形成されたことを特徴とする筆記具。
(4) 筆記部は先軸に嵌合され、先軸の径方向断面には非正円形部分を有すると共に筆記部又は先軸と軸筒とは相対回転不能であることを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載の筆記具
本発明の筆記具によれば、自動組立機等を用いた組立時において径方向からの断面が非正円形状のペン先となる筆記部の向きと非正円形状部分を有する軸筒の印刷等の表示部の向きを一定方向に配置できることから、使用時における軸筒の印刷方向を安定させることができ、使用感の向上を図ることができる。また、軸筒は印刷位置の安定だけでなく、握り形状等の外形形状を異ならせることも可能となる。
本発明の筆記具の実施形態の一例を示すものであり、(a)は平面図、(b)正面図、(c)は縦断面図である。 (a)〜(e)は、軸筒の一例を示す各図面であり、(a)は左側面図、(b)は平面図、(c)は右側面図、(d)は後方部から見た部分斜視図、(e)は縦断面図である。 (a)及び(b)は、軸筒の一例を示す各図面であり、(a)は正面図、(b)は縦断面図である。 (a)〜(g)は、先軸の一例を示す各図面であり、(a)は前方部から見た斜視図、(b)は平面図、(c)は後方部から見た斜視図、(d)は右側面、(e)は正面図、(f)は左側面図、(g)は縦断面図である。 (a)〜(f)は、保持体に筆記芯(焼結体)を取り付けた状態の一例を示す各図面であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)はX−X線断面図、(d)はY−Y線断面図、(e)は左側面図、(f)は右側面図である。 (a)〜(g)は、保持体の一例を示す各図面であり、(a)は前方部から見た斜視図、(b)は正面図、(c)は後方部から見た斜視図、(d)は左側面図、(e)は平面図、(f)は右側面図、(g)はA−A線断面図である。 本発明の筆記具の使用形態の一例を示す斜視図である。
以下に、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳しく説明する。
図1〜図7は、本発明の筆記具の実施形態の一例を示すものであり、図1(a)〜(c)はそれぞれ筆記具の平面図、正面図、縦断面図であり、図2及び図3は、軸筒の一例を示す各図面、図4は、先軸の一例を示す各図面、図5は、保持体に筆記芯(焼結体)を取り付けた状態の一例を示す各図面、図6は、保持体の一例を示す各図面、図7は、本発明の筆記具の使用形態の一例を示す斜視図である。
本実施形態の筆記具Aは、マーキングペンタイプの実施形態であり、図1に示すように、少なくとも筆記具本体となる軸筒10と、先軸20と、インク吸蔵体30と、ペン芯35と、保持体40と、キャップ60とを備え、上記ペン芯35と保持体40により筆記部(ペン先)が構成されている。
軸筒10は、例えば、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂等で形成されるものであり、図1(c)に示すように、筆記具用インクを含浸したインク吸蔵体30を収容する有底筒状体となっている。
軸筒10は、例えば、PP等からなる樹脂を使用して有底筒状体に成形され、筆記具の本体(後軸)として機能する。また、軸筒10は、図2(a)〜(e)及び図3(a)、(b)に示すように、前端が横断面円形形状となる開口部11を有すると共に、前端側から後端近傍まで横断面が略円形形状12となると共に、その後端部分は、内側に若干凹んだ横断面が楕円形形状13となっている。すなわち、軸筒10を軸方向の外側形状(外面)からみると、前方は円形形状となっており、後方は、楕円形状となっており、径方向断面に非正円形状部分を有している。軸筒10の外面の径方向断面の一部を非正円形状とすることによって筆記部との位置決めをすることができる。
軸筒10の開口部11の内周面には、先軸20の後方側を圧入して回転不能とするための複数の段差を有する嵌合部14が形成されている。また、軸筒10内には、図2(a)、(e)及び図3(b)に示すように、後端面側から内周面に沿い、インク吸蔵体30の後端部を当接保持する当接片15、15…からなる当接部材16、16…が所定間隔で一体形成されており、また、軸筒10をインク吸蔵体30の位置安定と、印刷位置の方向決めするリブ体17、17が当接部材16、16を挟んで向かい合って一体形成されている。
軸筒10の後端外面には、図2(b)、(c)、(e)及び図3(b)に示すように、非正円形状の穴18が形成されている。この非正円形状の穴18は、軸筒10の射出成形時のゲート部であり、また筆記部との位置決めをするための正円に二面削ぎされた穴である。
軸筒10全体及び後述する先軸20は不透明又は透明(及び半透明)に成形されるが、外観上や実用上の観点からいずれを採用しても良い。図示符号19は、軸筒10の外面にシールや印刷、刻印等で施される表示部(表示面)となるものである。
先軸20は、図4(a)〜(g)に示すように、筒状体となっており、前方部21は先端側が若干先細状となり、その開口部22の横断面は、楕円形状となっており、径方向断面に非正円形状部分を有している。また、開口部22の内周面には、筆記部となる筆記芯40を取り付けた保持体50を圧入により嵌合固着する嵌合部23が形成されており、中央部付近まで段差を有しながら拡径しており、その外周面に軸筒10の開口部12の縁に密着するフランジ部24が形成されており、後方部25の外周面には、軸筒10の円形形状の開口部11の内周面に形成された嵌合部14に圧入固着されて当該先軸20が回転不能とするための嵌合部26が形成されている。この構造の先軸20は、例えば、PP等からなる樹脂などで成形されるものである。
インク吸蔵体30は、水性インク、油性インクなどの筆記具用インクを含浸したものであり、例えば、天然繊維、獣毛繊維、ポリアセタール系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリビニル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエーテル系樹脂、ポリフェニレン系樹脂などの1種又は2種以上の組み合わせからなる繊維束、フェルト等の繊維束を加工したもの、また、スポンジ、樹脂粒子、焼結体等の多孔体を含むものである。このインク吸蔵体30は、軸筒10内に形成した当接片15、15…からなる当接部材16、16…と、リブ体17、17により安定に収容保持されている。
また、用いるインク組成は特に限定されず、筆記具の用途等に応じて、好適な配合処方とすることができ、例えば、マーキングペン等ではインクに蛍光色素、例えば、ベーシックバイオレット11、ベーシックイエロー40などを含有させることできる。
ペン芯35は、図5(a)〜(d)に示すように、全体がコ字型形状となるものであり、インク誘導部36、36と、該インク誘導部36、36からのインクを導出する筆記体37とを備えたものである。
このペン芯35は、多孔質部材から構成されるものであり、例えば、天然繊維、獣毛繊維、ポリアセタール系樹脂、ポリエチレン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリビニル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエーテル系樹脂、ポリフェニレン系樹脂などの1種又は2種以上の組み合わせからなる並行繊維束、フェルト等の繊維束を加工又はこれらの繊維束を樹脂加工した繊維芯、または、各種のプラスチック粉末などを焼結したポーラス体(焼結芯)などからなるものである。
筆記体37の幅は、十分な筆記流量の確保を確保する点から、幅方向の長さ(t)は好ましくは、0.50mm以上、特に、1.0〜3.0mmであることが望ましい。
筆記体37は、筆記しやすい傾きとなるように、傾斜状(ナイフカット状)となっており、ボールペンチップのような径方向の断面に対して正円形状でなく、この傾き等は、筆記等の使い勝手に合わせて適宜設定される。また、この筆記体42は、描線幅(W)が太いものであり、好ましくは、描線幅1mm以上、更に好ましくは、描線幅3mm以上の描線幅となるものが望ましい。筆記部50がボールペンチップのような径方向の断面に対して正円形状でないものであり、本実施形態はマーキングペンと称するものである。
保持体40は、図5(a)〜(f)及び図6(a)〜(g)に示すように、上記ペン芯35を固定して、軸筒10に固着された先軸20の先端開口部22に固着されるものであり、外面形状が楕円形状となる本体部41と、該本体部41の前方側に、楕円形状となるフランジ部42と、筆記方向を視認することができる可視部43とを有すると共に、該本体部41の後方側に、上記本体部41に連設される保持片44を有する後方保持部45とを備えたものである。また、これらの部材から構成される保持体40の長手方向外周面全体には、上記コ字型状のペン芯35を嵌入保持する保持溝46が形成されている。この保持溝46にペン芯35を確実に抜け止めするために、ホットメルト型等の接着剤や溶着などの固着手段を用いて固着してもよい。
また、本体部41の幅方向外周面には、凹状の嵌合部41aが形成され、長手方向外周面には、空気流通溝41b、41bが形成されている。
このように構成される保持体40全体を、視認性、可撓性を有する材料、例えば、PP、PE、PET、PEN、ナイロン(6ナイロン、12ナイロン等の一般的なナイロン以外に非晶質ナイロン等を含む)、アクリル、ポリメチルペンテン、ポリスチレン、ABS等の材料から成形により構成することにより、可視部43で筆記方向に書いてある文字を有効に視認できることとなる。なお、可視部43だけを視認性を有する材料で構成してもよい。
また、保持体40は、上記各材料の一種類、または、耐久性、視認性の更なる向上の点などから、2種類以上の材料を用いて構成してもよく、射出成形、ブロー成形などの各種成形法により成形することができる。
この筆記具Aにおいて、保持溝46には、ペン芯35を確実に固定するための側方保持溝46a、46aと前方保持溝46bとを有し、この保持溝46に上記ペン芯35を嵌入すると、ペン芯35のインク誘導部36,36の底面側から保持溝46内部に強く入り込み、ペン芯35は保持体40の保持溝46に確実に固定されることなる。本実施形態では、ペン芯35の筆記体37と接触する箇所となる、保持溝46の前方表面部47bに、筆記体37の筆記時等の際のズレを防止して保持を確実にするための凹凸形状からなる非平滑面部47が形成されている。なお、上記ペン芯35の固定を確実にするために更にホットメルト型等の接着剤あるいは超音波溶着などを用いてもよい。
このペン芯35を固定した保持体40(図5)から構成される筆記部50は、図5等に示すように、非対称形状の筆記部となるものであり、この筆記部50における保持体40を、先軸20の開口部20内に圧入すると、先軸20の嵌合部23に保持体40の嵌合部41aが嵌合することにより、ペン芯35は保持体40を介して筆記具軸筒10に固着され筆記部50と軸筒10とは相対回転不能となると共に、ペン芯35のインク誘導部36,36の後方側端部36a、36aはインク吸蔵体30の先端側内部に入り込む構成となっている。なお、インク吸蔵体30の先端側内部にインク誘導部35,35の後方側端部36a、36aを挿入する凹部を形成してもよい。また、軸筒10内の圧力等が増大にした際に、インク垂れ等がペン先から生じることがあるが、本実施形態の筆記具Aでは、空気流通溝41bを介して軸筒10内と外気とを調整している。
キャップ60は、先軸20の先端側外周面に嵌合等により着脱自在に取り付けられるものである。キャップ60は、不透明の材料にて成形されるが、キャップ60の外から筆記部50を視認できるよう透明(又は半透明)な材料で成形してもよい。
本発明となる筆記具Aでは、筆記具の軸筒10内に筆記具用インクを吸蔵したインク吸蔵体30を挿入して保持せしめ、先軸20、ペン芯35を嵌入保持等により固定した保持体40を順次嵌合等により固着せしめることにより、筆記部50と軸筒10とは相対回転不能となり、簡単に筆記具Aを作製することができ、インク吸蔵体30に吸蔵されたインクは毛管力によりペン芯35の筆記体37に効率的に供給され、図7に示す態様で、筆記に供されるものとなる。
このように構成される筆記具Aでは、非対称形状の筆記部50を有し、筆記部50が取り付けられる軸筒10には、径方向断面に非正円形状部分を有し、筆記部50と軸筒10とは相対回転不能であることから、非対称形状のペン先となる筆記部50の向きと軸筒10の印刷等の表示部19の向きを一定方向に配置できることから、使用時における軸筒10の印刷方向を安定させることができ、使用感の向上を図ることができる。また、軸筒10は印刷等だけでなく、握り形状等とすることも可能となる。
また、軸筒10の後端面には、非正円形状の穴18を形成することにより、成形時のゲート部と筆記部50との位置決めが容易となる。更に、軸筒10内には上述のリブ体17、17が形成されているので、インク吸蔵体(中綿)30の位置安定と、印刷位置の安定を図ることができることとなる。
更に、本発明の筆記具Aは、上述の如く、ペン芯35を固着した保持体40が、視認性を有する材料で構成されているので、当該保持体40の可視部43が、筆記方向を視認できる視認部となるものであり、筆記方向に書いてある文字を確実に読むことができる十分な視認性が付与することができると共に、終筆まで使用可能な筆記具が提供されるものとなる。
本発明の筆記具は、上記実施形態などに限定されることなく、本発明の技術思想を変更しない範囲内で種々変更することができる。
上記実施形態では、筆記体37をチゼル形状のマーキングペンタイプの芯体としたが、万年筆等の一定の方向性を有するものであってもよい。
また、上記実施形態では、筆記具用インクで説明したが、液状化粧料、液状薬剤、塗布液、修正液などの液状体とし、筆記芯を該液状体に併せて、例えば、好適な塗布部材を使用してもよいものである。
次に、実施例により、本発明を更に詳述するが、本発明は下記実施例に限定されるものではない。
〔実施例1〕
下記構成及び図1〜図7に準拠する筆記具、インクを使用した。筆記芯、保持体等の寸法等は下記に示す大きさのものを使用した。
(ペン芯35の構成)
PE製焼結芯、気孔率60%、筆記部:上辺長さ4mm、下辺長さ5mm、高さ2mm、ナイフカット状、インク誘導部:φ(t)2mm、長さ16mm、上辺長さ4mm、下辺長さ5mm、高さ2mm
(保持体40の構成)
アクリル樹脂製、可視光線透過率85%〔スガ試験機社製、多光源分光測色計(MSC−5N)にて反射率を測定し、可視光線透過率とした。〕
ペン芯35固着後の可視部43(四角形)の大きさ:5mm×6mm×3mm×4mm
(ペン芯35、保持体40以外の筆記具部材の構成)
インク吸蔵体:PET繊維束、気孔率85%、φ6×77mm
筆記具本体、キャップ:ポリプロピレン(PP)製
(インク組成)
インクとして、下記組成の蛍光桃インクを使用した。
色材:VCトナー桃(御国色素社製) 30質量部
湿潤剤:グリセリン 25質量部
防腐剤:バイオエース(ケイアイ化成社製) 0.7質量部
イオン交換水 44.3質量部
この実施例1の筆記具では、非対称形状の筆記部50を有し、筆記部50が取り付けられる軸筒10には、径方向断面に非正円形状部分を有し、筆記部50と軸筒10とは相対回転不能であることから、非対称形状のペン先となる筆記部50の向きと軸筒10の印刷等の表示部19の向きを一定方向に配置できることから、使用時における軸筒10の印刷方向を安定させることができ、使用感の向上を図ることが確認できた。
また、得られた筆記具を用いて、文字の上に筆記したところ、筆記時に可視部43を介して向こう側の見え方を目視にて確認したところ、視認性が十分であり、見やすく、筆記方向に書いてある文字を読みながら筆記することができた。
更に、自動筆記装置にこの筆記具をセットして、JIS S6037に従い、上質紙面上で筆記角度65°、筆記力1N、速度7cm/s、距離100mで直線筆記後、筆記した描線状態を目視にて確認したところ、筆記性は良好で描線かすれはなく、インク流量も良好であることがわかった。
本発明の筆記具では、マーキングペン等の筆記部が非正円形状である筆記具などに好適に使用することができる。
A 筆記具
10 軸筒
19 表示部
20 先軸
30 インク吸蔵体
35 ペン芯
40 保持体
50 筆記部
60 キャップ

Claims (4)

  1. 軸筒に表示部を施した筆記具であって、径方向からの断面が非正円形状の筆記部を有し、筆記部が取り付けられる軸筒の前端側の断面は正円形状とし、後端側の断面が非正円形状であることを特徴とする筆記具。
  2. 軸筒に表示部を施した筆記具であって、径方向からの断面が非正円形状の筆記部を有し、筆記部が取り付けられる軸筒の後端面に非正円形状の穴が形成されたことを特徴とする筆記具。
  3. 軸筒に表示部を施した筆記具であって、径方向からの断面が非正円形状の筆記部を有し、筆記部が取り付けられる軸筒の後端側の断面が非正円形状であると共に、軸筒の後端面に非正円形状の穴が形成されたことを特徴とする筆記具。
  4. 筆記部は先軸に嵌合され、先軸の径方向断面には非正円形部分を有すると共に筆記部と又は先軸と軸筒とは相対回転不能であることを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載の筆記具。
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