JP2017122941A - 眼鏡レンズの製造装置及び製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、本実施形態の眼鏡レンズ製造システム1の構成を示すブロック図である。図1に示されるように、眼鏡レンズ製造システム1は、顧客(装用者)に対する処方に応じた眼鏡レンズを発注する眼鏡店10と、眼鏡店10からの発注を受けて眼鏡レンズを製造する眼鏡レンズ製造工場20を有している。眼鏡レンズ製造工場20への発注は、インターネット等の所定のネットワークやFAX等によるデータ送信を通じて行われる。発注者には眼科医や一般消費者を含めてもよい。
眼鏡店10には、店頭コンピュータ100が設置されている。店頭コンピュータ100は、例えば一般的なPC(Personal Computer)であり、眼鏡レンズ製造工場20への眼鏡レンズの発注を行うためのソフトウェアがインストールされている。店頭コンピュータ100には、眼鏡店スタッフによるマウスやキーボード等の操作を通じてレンズデータ及びフレームデータが入力される。レンズデータには、例えば処方値(ベースカーブ、球面屈折力、乱視屈折力、乱視軸方向、プリズム屈折力、プリズム基底方向、加入度数、瞳孔間距離(PD:Pupillary Distance)等)、眼鏡レンズの装用条件(角膜頂点間距離、前傾角、フレームあおり角)、眼鏡レンズの種類(単焦点球面、単焦点非球面、多焦点(二重焦点、累進)、コーティング(染色加工、ハードコート、反射防止膜、紫外線カット等))、顧客の要望に応じたレイアウトデータ等が含まれる。フレームデータには、顧客が選択したフレームの形状データが含まれる。フレームデータは、例えばバーコードタグで管理されており、バーコードリーダによるフレームに貼り付けられたバーコードタグの読み取りを通じて入手することができる。店頭コンピュータ100は、発注データ(レンズデータ及びフレームデータ)を例えばインターネット経由で眼鏡レンズ製造工場20に送信する。
眼鏡レンズ製造工場20には、ホストコンピュータ200を中心としたLAN(Local Area Network)が構築されており、眼鏡レンズ設計用コンピュータ202や眼鏡レンズ加工用コンピュータ204をはじめ多数の端末装置が接続されている。眼鏡レンズ設計用コンピュータ202、眼鏡レンズ加工用コンピュータ204は一般的なPCであり、それぞれ、眼鏡レンズ設計用のプログラム、眼鏡レンズ加工用のプログラムがインストールされている。ホストコンピュータ200には、店頭コンピュータ100からインターネット経由で送信された発注データが入力される。ホストコンピュータ200は、入力された発注データを眼鏡レンズ設計用コンピュータ202に送信する。
図2は、眼鏡レンズ設計用コンピュータ202による眼鏡レンズの設計工程を示すフローチャートである。以下の説明では、不同視の装用者に処方すべき、遠用度数が左右で異なる一対の眼鏡レンズであり、累進屈折要素を内面若しくは外面に持つ片面累進型、又は累進屈折要素を外面と内面の両面に配分した両面累進型、又は縦方向の累進屈折要素を外面に配分し、横方向の累進屈折要素を内面に配分した両面複合累進型の、遠近両用の各種眼鏡レンズの設計を想定する。しかし、本設計工程は、所定の基準点における度数が左右で異なる一対の眼鏡レンズであり、片面累進型、両面累進型又は両面複合累進型の中近両用累進屈折力レンズや近々累進屈折力レンズなど、屈折力が累進的に変化する累進屈折部を有する他のアイテム群の眼鏡レンズにも適用することができる。
処方度数(右):S+2.00 ADD2.50
処方度数(左):S+4.00 ADD2.50
なお、図12では、便宜上、左右の眼鏡レンズを1枚の共通形状のレンズにて示すが、実際には、左右の眼鏡レンズは処方度数に応じて形状が異なる。
眼鏡レンズ設計用コンピュータ202は、ホストコンピュータ200を介して店頭コンピュータ100より受信した装用者の処方値に基づいて基準レンズを定義する。基準レンズは、生理的に左右眼の調節力が等しくなることに対応して、仮想的に定義される左右共通の眼鏡レンズであり、遠用度数が左右の遠用処方度数を平均した値に設定される。すなわち、基準レンズは累進屈折部を持つ眼鏡レンズであり、左右で共通の遠用度数及び加入度数を有するものである。以下、基準レンズの遠用度数を基準度数と定義する。例えば、
処方度数(右):S+2.00 ADD2.50
処方度数(左):S+4.00 ADD2.50
の場合、基準レンズは、
基準度数(右):S+3.00 ADD2.50
基準度数(左):S+3.00 ADD2.50
となる。なお、本実施形態では、右眼用レンズと左眼用レンズとが並行して設計される手順で説明するが、別の実施形態では、一方のレンズが設計され、その後、他方のレンズが設計される手順としてもよい。
眼鏡レンズ設計用コンピュータ202は、装用者が眼鏡レンズ(基準レンズ:S+3.00 ADD2.50)を装用した状態を想定した、眼球及び眼鏡レンズからなる所定の仮想光学モデルを構築する。図3(a)は、眼鏡レンズ設計用コンピュータ202によって構築される仮想光学モデル例を示す。なお、以降の説明において、右眼に対応する符号には下付き文字Rを付し、左眼に対応する符号には下付き文字Lを付す。また、左右両方の眼に対応する説明には、これらの下付き文字を付さない。
図4(a)、図4(b)は夫々、基準レンズモデルLBR、LBLの各点を通過する光線の物体側画角β(単位:°)を示す図である。なお、図4以降の仮想光学モデルを示す各図においては、眼球モデルEを頭上から眺める角度(図3(a)参照)で示さず、説明の便宜上、眼球モデルEを側面から眺める角度(眼球モデルER、ELの何れにおいても主注視線LL’が紙面と平行になり、かつ近用基準点Nが下側に位置すると共に遠用基準点Fが上側に位置する角度)で示す。物体側画角βは、図4(a)、図4(b)の各図に示されるように、正面視したときの水平軸を基準とする。
眼鏡レンズ設計用コンピュータ202は、図5(a)、図5(b)の各図に示されるように、目標とする透過度数を評価するための評価面として参照球面SRを定義する。参照球面SRは、眼球モデルEの眼球回旋中心OEを中心とし、眼球回旋中心OEから基準レンズモデルLBの後方頂点までの距離を半径とした球面である。眼鏡レンズ設計用コンピュータ202は、基準レンズモデルLBの近用基準点Nを通過する光線について、参照球面SR上の透過度数を計算する。ここで計算される透過度数は基準レンズモデルLBにおける近用度数であり、近用度数から遠用度数を差し引いた度数が基準加入度ADDSと定義される。参照球面SR上における近用度数と遠用度数との差が処方された加入度になることを想定して設計されたレンズにおいては、基準加入度ADDSは左右共通の目標の度数(ADD2.50)となる。
眼鏡レンズ設計用コンピュータ202は、図2の処理ステップS2(仮想光学モデルの構築)にて構築された仮想光学モデルを、装用者が眼鏡レンズ(処方レンズ(右):S+2.00 ADD2.50、処方レンズ(左):S+4.00 ADD2.50)を装用した状態を想定した、眼球及び眼鏡レンズからなる別の仮想光学モデルに変更する。図6(a)及び図6(b)は、眼鏡レンズ設計用コンピュータ202による変更後の仮想光学モデル例を示す。図6(a)、図6(b)の各図に示されるように、眼鏡レンズ設計用コンピュータ202は、眼球モデルER、ERの夫々に対して処方レンズ(右、左)に対応する処方レンズモデルLPR、LPLを配置する。処方レンズモデルLPは、処方値に基づいて周知の設計方法により定義されるものであり、ここでの詳細な説明は省略する。
図6(a)、図6(b)の各図に示されるように、眼鏡レンズ設計用コンピュータ202は、処方レンズモデルLPにおける光線通過位置を計算する。具体的には、眼鏡レンズ設計用コンピュータ202は、処方レンズモデルLPを配置した仮想光学モデルにおいて、光線追跡等を用いた光学計算処理の実行により、物体側画角が図2の処理ステップS3(基準レンズモデルLBにおける物体側画角βの計算)にて求められた画角βと一致する光線を探し出す。これにより、基準レンズモデルLB上の各サンプル点Sに対応する光線と同じ物体側画角を持つ光線が通過する処方レンズモデルLP上の夫々の位置(以下、「処方側通過位置S’」と記す。)が求まる。処方レンズモデルLP上の各処方側通過位置S’にて想定される物体距離は、対応するサンプル点Sにて想定される物体距離と等しい。
図7(a)、図7(b)の各図に示されるように、基準点PTPとサンプル点Sとの距離を基準側距離DLBと定義し、基準点PTPと処方側通過位置S’との距離を処方側距離DLpと定義する。この場合、眼鏡レンズ設計用コンピュータ202は、各物体側画角βに対応する補正比率R(=ある物体側画角βに対応する処方側距離DLp/これと同一の物体側画角βに対応する基準側距離DLB)を計算する。図7(c)は、基準点PTPRと近用基準点Nとの間の主注視線LL’上の処方側距離DLpR(単位:mm)と、右眼側の補正比率RR(=処方側距離DLpR/基準側距離DLBR)との関係を示す。また、図7(d)は、基準点PTPLと近用基準点Nとの間の主注視線LL’上の処方側距離DLpL(単位:mm)と、左眼側の補正比率RL(=処方側距離DLpL/基準側距離DLBL)との関係を示す。
眼鏡レンズ設計用コンピュータ202は、基準レンズモデルLBで想定される累進屈折作用をもたらす曲率分布(レンズ全体の曲率分布のうち累進屈折要素を付加する曲率分布のみを抽出したものであり、以下、「累進分布」と記す。)を、各物体側画角βに対応する補正比率Rに基づいて拡大縮小操作することにより、処方レンズモデルLPの曲率分布を補正する。具体的には、次式に示されるように、基準となる累進分布(基準レンズモデルLBの累進分布)を対応する補正比率Rに応じて拡大又は縮小させることにより補正し、補正された基準レンズモデルLBの累進分布を処方レンズモデルLPの累進分布として適用する。
処方レンズの累進分布の曲率K(x,y)=基準レンズの累進分布の曲率K(x/Rx,y/Ry)
ここで、x,yは、処方側通過位置S’の座標を示し、Rx、Ryはx方向及びy方向の補正比率Rを示す。
眼鏡レンズ設計用コンピュータ202は、図2の処理ステップS8(補正比率に基づく曲率分布の補正)にて補正された処方レンズモデルLPの曲率分布を、眼鏡レンズの構造(内面非球面型、外面非球面型、両面累進型、両面複合型等)に応じて処方レンズモデルLPの外面と内面に配分する。これにより、処方レンズモデルLPの形状が暫定的に決まる。
眼鏡レンズ設計用コンピュータ202は、図2の処理ステップS9(曲率分布の配分)にて暫定的に決められた処方レンズモデルLPの形状に対し、装用条件(例えば角膜頂点間距離、前傾角、フレームあおり角等)に応じた非球面補正量を計算して付加する。
眼鏡レンズ設計用コンピュータ202は、図2の処理ステップS10(装用状態を考慮した非球面補正)にて非球面補正量が付加された処方レンズモデルLPの近用基準点Nを通過する光線について、参照球面SR上の透過度数(近用度数)を計算することにより、実計算上の実質加入度ADDを得る。具体的には、処方レンズモデルLPRについて、参照球面SR上の透過度数(近用度数)を計算し、計算された近用度数から遠用度数(S+2.00)を差し引くことにより、実質加入度ADDRを得る。また、処方レンズモデルLPLについて、参照球面SR上の透過度数(近用度数)を計算し、計算された近用度数から遠用度数(S+4.00)を差し引くことにより、実質加入度ADDLを得る。実質加入度ADDR及びADDLは、図2の処理ステップS8(補正比率に基づく曲率分布の補正)による曲率分布補正を実施した結果、目標とする加入度数(ADD2.50)に近似する値にまで補正されている。そのため、上述したように、装用者の左右の眼に実質的に作用する加入効果の差が既に軽減されており、左右の実質加入度の差による装用者の眼に対する負担が軽減可能な状態にある。本工程では、左右の実質加入度の差を更に軽減すべく、処方レンズモデルLPの曲率分布を補正することにより、図10に示されるように、実質加入度ADDR及びADDLを基準加入度ADDSへ合わせ込む(一致させる)。これにより、近方物点を視るときの実質加入度の差がほぼゼロとなる。
Claims (6)
- 第一の屈折力を有する第一屈折部、該第一の屈折力よりも強い第二の屈折力を有する第二屈折部、及び該第一屈折部から該第二屈折部へ屈折力が累進的に変化する累進屈折部を有する、該第一の屈折力が左右で異なる一対の眼鏡レンズを製造する装置であって、
所定の処方情報に基づき、生理的に左右眼の調節力が等しくなることに対応して左右共通の基準レンズを定義する基準レンズ定義手段と、
前記基準レンズ上の所定の各サンプル点を通過する光線の物体側画角を計算する画角計算手段と、
前記処方情報に基づく左右夫々の処方レンズ上の光線通過位置であって、該処方レンズにおける物体側画角が前記画角計算手段にて求められた物体側画角と一致する光線を計算することにより、前記基準レンズ上の各サンプル点に対応する光線と同じ物体側画角を持つ光線が通過する該処方レンズ上の夫々の位置を求める処方側通過位置計算手段と、
正面視の視線と前記基準レンズとの交点と、該基準レンズ上のサンプル点との距離を第一の距離と定義し、正面視の視線と前記処方レンズとの交点と、該処方レンズ上の光線通過位置との距離を第二の距離と定義した場合に、左右夫々について、各前記物体側画角に対応する所定の比率を、該第二の距離を該第一の距離で除算することによって計算する比率計算手段と、
左右夫々について、累進屈折作用をもたらす前記基準レンズの曲率分布を前記比率に応じて拡大又は縮小させることにより補正し、補正された基準レンズの曲率分布を、累進屈折作用をもたらす前記処方レンズの曲率分布として適用する曲率分布補正手段と、
を備える、
眼鏡レンズの製造装置。 - 前記各物体側画角に対応する前記比率は、
前記処方レンズにおける第一の屈折力が前記基準レンズにおける第一の屈折力よりもマイナス側の場合、1よりも小さい値となり、かつ均一ではない、
請求項1に記載の眼鏡レンズの製造装置。 - 前記各物体側画角に対応する前記比率は、
前記処方レンズにおける第一の屈折力が前記基準レンズにおける第一の屈折力よりもプラス側の場合、1よりも大きい値となり、かつ均一ではない、
請求項1又は請求項2に記載の眼鏡レンズの製造装置。 - 前記基準レンズにおける前記第二の屈折部での加入度を計算する第一の加入度計算手段と、
前記曲率分布補正手段による前記曲率分布補正後の左右の処方レンズの夫々における前記第二の屈折部での加入度を計算する第二の加入度計算手段と、
前記第二の加入度計算手段で計算された加入度を前記第一の加入度計算手段で計算された加入度と一致させるように、前記曲率分布補正後の左右の処方レンズの曲率分布の夫々を更に補正する加入度補正手段と、
を備える、
請求項1から請求項3の何れか一項に記載の眼鏡レンズの製造装置。 - 前記基準レンズは、
前記処方情報に基づいて決定される左右共通の遠用度数及び加入度数を有しており、
前記遠用度数は、
左右の遠用処方度数を平均した度数である
請求項1から請求項4の何れか一項に記載の眼鏡レンズの製造装置。 - 第一の屈折力を有する第一屈折部、該第一の屈折力よりも強い第二の屈折力を有する第二屈折部、及び該第一屈折部から該第二屈折部へ屈折力が累進的に変化する累進屈折部を有する、該第一の屈折力が左右で異なる一対の眼鏡レンズを製造する方法であって、
所定の処方情報に基づき、生理的に左右眼の調節力が等しくなることに対応して左右共通の基準レンズを定義する基準レンズ定義工程と、
前記基準レンズ上の所定の各サンプル点を通過する光線の物体側画角を計算する画角計算工程と、
前記処方情報に基づく左右夫々の処方レンズ上の光線通過位置であって、該処方レンズにおける物体側画角が前記画角計算工程にて求められた物体側画角と一致する光線を計算することにより、前記基準レンズ上の各サンプル点に対応する光線と同じ物体側画角を持つ光線が通過する該処方レンズ上の夫々の位置を求める処方側通過位置計算工程と、
正面視の視線と前記基準レンズとの交点と、該基準レンズ上のサンプル点との距離を第一の距離と定義し、正面視の視線と前記処方レンズとの交点と、該処方レンズ上の光線通過位置との距離を第二の距離と定義した場合に、左右夫々について、各前記物体側画角に対応する所定の比率を、該第二の距離を該第一の距離で除算することによって計算する比率計算工程と、
左右夫々について、累進屈折作用をもたらす前記基準レンズの曲率分布を前記比率に応じて拡大又は縮小させることにより補正し、補正された基準レンズの曲率分布を、累進屈折作用をもたらす前記処方レンズの曲率分布として適用する曲率分布補正工程と、
を含む、
眼鏡レンズの製造方法。
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