JP2017121275A - 機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】血圧測定機能を含む複数の機能を有する機器であって、ユーザが推奨血圧測定姿勢をとるように促すことができる機器を提供する。【解決手段】機器1は、手首を取り巻いて装着されるベルト20を含む。ベルトのうち手首の掌側面または橈側面に対応すべき部位に配置された第1の表示領域50Aと、ベルトのうち手首の背側面に対応すべき部位に配置された第2の表示領域50Bとを少なくとも備える。血圧測定期間中は、その血圧測定に関する情報を第1の表示領域のみに表示する第1の制御を行い、血圧測定期間以外の期間は、表示されるべき情報を第1または第2の表示領域に表示する第2の制御を行う。【選択図】図1A
Description
この発明は機器に関し、より詳しくは、血圧測定機能を含む複数の機能を有する機器に関する。
従来、この種の機器としては、例えば特許文献1(実開平6−11701号公報)に開示されているように、血圧測定装置をデジタル式腕時計に組み込んだものが知られている。その機器は1つの表示デバイスを備え、その表示デバイスに、デジタル式時計によって得られた時間と血圧測定装置によって得られた血圧値とが選択的に切り替えて表示される。
一般的な腕時計におけるのと同様に、上記特許文献1の機器は、通常、上記表示デバイス(およびそれが組み込まれた本体)が、ユーザの手首の背側面(手の甲側の面)に配される態様で装着される。その理由は、この種の常時装着される機器では、仮に上記表示デバイス(およびそれが組み込まれた本体)が手首の掌側面(手の平側の面)に配されると、上記表示デバイスと本体が上記手首の掌側面からユーザの体幹側へ向かって突起するので、ユーザの日常活動の邪魔になるからである。
一方、手首式の血圧測定装置を用いて血圧測定を行う場合、ユーザは、例えば腕を曲げてテーブル上に肘を置いた上で、手首を前方斜め上へ向け、かつ、手首の掌側面(したがって、手の平)を上へ向けた姿勢をとることが推奨されている(この姿勢を「推奨血圧測定姿勢」と呼ぶ。図6参照。)。その理由は、血圧測定精度を高めるためである。すなわち、ユーザの手首90と心臓91との間の高低差を無くすとともに、手首90を通っている動脈(橈骨動脈と尺骨動脈)をなるべく手首の骨(橈骨と尺骨)の周りに捻らず、自然な状態で手首90の外周表面(掌側面)に沿って位置させるためである。
ここで、上記特許文献1の機器では、上述のように、上記表示デバイス(および本体)がユーザの手首の背側面に配される態様で装着される。このため、ユーザが、推奨血圧測定姿勢を一旦とったとしても、表示デバイスの表示内容を見ようとして、無意識に手首を捻って背側面を上向きにして測定してしまう、という問題がある。その場合、手首を通っている動脈が手首の骨の周りに捻られた状態で血圧測定されることになって、血圧測定精度が低下する。
そこで、この発明の課題は、ユーザが推奨血圧測定姿勢をとるように促すことができる機器を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の機器は、
血圧測定機能を含む複数の機能を有し、手首を取り巻いて装着されるベルトを含む機器であって、
上記ベルトのうち上記手首の掌側面または橈側面に対応すべき部位に配置された第1の表示領域と、
上記ベルトのうち上記手首の背側面に対応すべき部位に配置された第2の表示領域と
を少なくとも備え、
血圧測定期間中は、その血圧測定に関する情報を上記第1の表示領域のみに表示する第1の制御を行い、上記血圧測定期間以外の期間は、表示されるべき情報を上記第1または第2の表示領域に表示する第2の制御を行う制御部を備えたことを特徴とする。
血圧測定機能を含む複数の機能を有し、手首を取り巻いて装着されるベルトを含む機器であって、
上記ベルトのうち上記手首の掌側面または橈側面に対応すべき部位に配置された第1の表示領域と、
上記ベルトのうち上記手首の背側面に対応すべき部位に配置された第2の表示領域と
を少なくとも備え、
血圧測定期間中は、その血圧測定に関する情報を上記第1の表示領域のみに表示する第1の制御を行い、上記血圧測定期間以外の期間は、表示されるべき情報を上記第1または第2の表示領域に表示する第2の制御を行う制御部を備えたことを特徴とする。
本明細書で、手首の「掌側面」とは、手首の外周のうち手の平側に相当する部分の面を指す。手首の「橈側面」とは、手首の外周のうち親指側に相当する部分の面を指す。また、手首の「背側面」とは、手首の外周のうち手の甲側に相当する部分の面を指す。
また、「血圧測定期間」とは、血圧測定開始時から血圧測定完了時までの血圧測定のための期間を指す。「血圧測定開始時」とは、圧力センサの0mmHgの調整などの測定の準備期間を含む。
また、「その血圧測定に関する情報」とは、例えば、その血圧測定の進捗状況を示す表示、その血圧測定中における手首に対する圧力・脈波波形の表示、腕帯が緩いことを示す表示、体動有りを示す表示、および、その血圧測定によって得られた血圧値を示す表示などを指す。また、「その血圧測定に関する情報」には、血圧測定期間を開始するか否かを問い合わせる問合せ情報と、この機器が装着された手首の姿勢を誘導する姿勢誘導情報と、この機器を一方の手首から他方の手首へ装着し直すように誘導する装着手首誘導情報とが含まれる。ただし、これらの問合せ情報、姿勢誘導情報、装着手首誘導情報の表示については、後述の例外的な制御(第3の制御、第4の制御、第5の制御)がなされる。
また、「表示されるべき情報」には、表示されるべき全ての情報が含まれ得る。
この発明の機器がベルトでユーザの手首を取り巻いて装着された状態では、第1の表示領域は上記手首の掌側面または橈側面に対応して配置されている。第2の表示領域は上記手首の背側面に対応して配置されている。この状態で、血圧測定を行おうとするユーザは、例えば製品の取扱説明書に従って、推奨血圧測定姿勢(典型的には、腕を曲げてテーブル上に肘を置いた上で、手首を前方斜め上へ向け、かつ、手首の掌側面を上へ向けた姿勢を指す。)をとる。そして、制御部は、血圧測定期間中は、その血圧測定に関する情報を上記第1の表示領域(手首の掌側面または橈側面に対応して配置されている)のみに表示する第1の制御を行う。ここで、上記推奨血圧測定姿勢は、上記第1の表示領域がユーザの目に向いた姿勢である。したがって、ユーザは、手首を捻るような動作を行うことなしに、推奨血圧測定姿勢のまま、上記第1の表示領域に表示された上記血圧測定に関する情報(例えば、その血圧測定の進捗状況を示す表示など)を見ることを促される。この状態で血圧測定が行われれば、血圧測定精度が高まる。このように、この機器によれば、血圧測定期間中、ユーザが推奨血圧測定姿勢をとるように促される。
本明細書で、「推奨血圧測定姿勢」とは、典型的には、上述のように、腕を曲げてテーブル上に肘を置いた上で、手首を前方斜め上へ向け、かつ、手首の掌側面を上へ向けた姿勢を指す。ただし、テーブルは必須ではない。また、「推奨血圧測定姿勢」は、前腕を体幹に対して前方で斜め(手が上、肘が下)に交差して挙げて、手首を心臓の高さレベルに維持し、かつ、手首の橈側面を上へ向けた姿勢であってもよい。
一方、上記血圧測定期間以外の期間は、制御部は、表示されるべき情報(血圧測定に関する情報を含む。)を上記第1または第2の表示領域に表示する第2の制御を行う。したがって、上記第1、第2の表示領域は、血圧測定機能を含む複数の機能のために活用され得る。
なお、例えば、特許文献2(特開平6−102378号公報)には、手首を取り巻いて装着される機器(情報表示装置)であって、周方向に関して複数の表示器(表示部材)を備えたものが開示されている。また、特許文献3(米国特許6216490号明細書)には、手首を取り巻いて装着される機器(ブレスレット)であって、周方向に関して略全域に表示要素(display elements)を備えたものが開示されている。しかしながら、本出願人が知る限り、従来は、手首を取り巻いて装着される機器であって、血圧測定機能に応じて表示領域を切り替えるものは無かった。
一実施形態の機器では、上記ベルトのうち上記手首の掌側面または橈側面に対応すべき部位に、上記血圧測定期間を開始すべき旨の指示を入力するための操作部が配置されていることを特徴とする。
この一実施形態の機器がベルトでユーザの手首を取り巻いて装着された状態では、操作部は上記手首の掌側面または橈側面に対応して配置されている。したがって、血圧測定を行おうとするユーザは、例えば製品の取扱説明書に従って推奨血圧測定姿勢をとり、その推奨血圧測定姿勢のまま、上記手首とは反対側の手で上記操作部を操作することによって、上記血圧測定期間を開始すべき旨の指示を容易に入力することができる。そのようにした場合、ユーザが推奨血圧測定姿勢をとった状態で、上記血圧測定期間が開始される。また、上記血圧測定期間中は、上述のように、ユーザが推奨血圧測定姿勢をとるように促される。この結果、血圧測定精度が高まる。
一実施形態の機器では、この機器が装着された手首の姿勢を検出して、上記手首の姿勢が推奨血圧測定姿勢に合致したとき、または、上記操作部を介して上記血圧測定期間の開始準備を行うべき旨の指示が入力されたとき、上記血圧測定期間の開始準備を行う開始モードに移行する開始部を備えたことを特徴とする。
本明細書で、「手首の姿勢」とは、水平面(典型的には、テーブル面)に対する手首(前腕)の傾斜角、および、手首の周りの掌側面の角度位置を含む。
また、推奨血圧測定姿勢に「合致した」とは、完全に一致した場合だけではなく、推奨血圧測定姿勢に対して予め定められた許容範囲に入ったことを含んでいてもよい。
また、上記血圧測定期間の「開始準備」とは、例えば第1、第2の表示領域をどのように使用するかの設定などを含む。
この一実施形態の機器では、開始部は、この機器が装着された手首の姿勢を検出して、上記手首の姿勢が推奨血圧測定姿勢に合致したとき、または、上記操作部を介して上記血圧測定期間の開始準備を行うべき旨の指示が入力されたとき、上記血圧測定期間の開始準備を行う開始モードに移行する。これにより、ユーザが推奨血圧測定姿勢をとった状態で、または、ユーザの希望に応じて、血圧測定期間の開始準備が行われる。この開始準備を経て、円滑に上記血圧測定期間が開始される。
一実施形態の機器では、
上記開始部は、
上記手首の姿勢が推奨血圧測定姿勢に対して予め定められた第1許容範囲内に入ったとき、上記開始モードに移行し、
上記開始モードにある期間中に、上記手首の姿勢が上記推奨血圧測定姿勢に対して上記第1許容範囲内に予め定められた第2許容範囲内に入ったとき、上記開始モードを終了して上記血圧測定期間を開始することを特徴とする。
上記開始部は、
上記手首の姿勢が推奨血圧測定姿勢に対して予め定められた第1許容範囲内に入ったとき、上記開始モードに移行し、
上記開始モードにある期間中に、上記手首の姿勢が上記推奨血圧測定姿勢に対して上記第1許容範囲内に予め定められた第2許容範囲内に入ったとき、上記開始モードを終了して上記血圧測定期間を開始することを特徴とする。
ここで、例えば、「第1許容範囲」は、血圧測定期間の開始準備を行うのに足りる範囲として設定される。「第2許容範囲」は、血圧測定期間を開始するのにより好ましい範囲として設定される。「第1許容範囲内に予め定められた第2許容範囲」とは、典型的には、第2許容範囲が第1許容範囲よりも狭いことを意味するが、第2許容範囲が第1許容範囲と等しく設定されてもよい。
この一実施形態の機器では、上記開始部は、上記手首の姿勢が推奨血圧測定姿勢に対して予め定められた第1許容範囲内に入ったとき、上記開始モードに移行する。これにより、ユーザが概ね推奨血圧測定姿勢をとった状態で、血圧測定期間の開始準備が行われる。また、上記開始モードにある期間中に、上記手首の姿勢が上記推奨血圧測定姿勢に対して上記第1許容範囲内に予め定められた第2許容範囲内に入ったとき、上記開始モードを終了して上記血圧測定期間を開始する。したがって、ユーザが推奨血圧測定姿勢により近い姿勢をとった状態で、上記血圧測定期間が開始される。
一実施形態の機器では、上記開始モードにある期間中に、上記制御部は、上記血圧測定期間を開始するか否かを問い合わせる問合せ情報を、上記第1の表示領域のみに表示する第3の制御を行うことを特徴とする。
この一実施形態の機器では、上記開始モードにある期間中に、上記制御部は、上記血圧測定期間を開始するか否かを問い合わせる問合せ情報を、上記第1の表示領域のみに表示する第3の制御を行う。したがって、ユーザは、上記第1の表示領域に表示された問合せ情報を見て、血圧測定を行うか否か、つまり、上記血圧測定期間を開始するか否かの意思決定を促される。ユーザは、上記血圧測定期間を開始すべきことを意思決定した場合、例えば操作部を通して、上記血圧測定期間を開始すべき旨の指示を入力することができる。これにより、ユーザの希望に応じて上記血圧測定期間が開始され得る。
一実施形態の機器では、上記制御部は、上記第1の表示領域に上記問合せ情報を表示した後、上記操作部を介して上記血圧測定期間を開始すべき旨の指示が入力されたとき、上記制御部は、上記開始モードを終了して上記血圧測定期間を開始することを特徴とする。
この一実施形態の機器では、上記第1の表示領域に上記問合せ情報を表示した後、ユーザの希望に応じて上記血圧測定期間が開始され得る。
一実施形態の機器では、上記制御部は、この機器が装着された手首の姿勢を推奨血圧測定姿勢に合致させるように誘導する姿勢誘導情報を、上記血圧測定期間中であっても、上記第1または第2の表示領域に表示する第4の制御を行うことを特徴とする。
この機器が装着された手首の姿勢が推奨血圧測定姿勢に合致していない場合、例えば手首の掌側面が下を向いている場合は、上記第1の表示領域がユーザに見えず、上記第2の表示領域のみがユーザに見える状態となる。その場合、手首の姿勢を推奨血圧測定姿勢に合致させるようにユーザに促すべきであるが、促すための姿勢誘導情報を上記第1の制御に従って上記第1の表示領域のみに表示するのでは、上記第1の表示領域がユーザに見えないため、促す実効が伴わない。そこで、この一実施形態の機器では、上記制御部は、この機器が装着された手首の姿勢を推奨血圧測定姿勢に合致させるように誘導する姿勢誘導情報を、上記血圧測定期間中であっても、上記第1または第2の表示領域に表示する第4の制御を行う。つまり、上記「姿勢誘導情報」については、上記血圧測定期間中であっても、上記第1の表示領域のみに表示するのではなく、例外的に上記第2の表示領域にも表示する。上記血圧測定期間以外の期間には、上記「姿勢誘導情報」については、上記第2の制御に従って、上記第1または第2の表示領域に表示する。したがって、ユーザは、上記第1または第2の表示領域に表示された姿勢誘導情報を見て、手首の姿勢を推奨血圧測定姿勢に合致させるように促される。この誘導の結果、推奨血圧測定姿勢で血圧が測定されることになって、血圧測定精度が高まる。
一実施形態の機器では、上記制御部は、この機器が装着された手首が左手首と右手首とのいずれであるかを検出して、上記装着された手首が一方の手首であるとき、この機器を他方の手首に装着し直すように誘導する装着手首誘導情報を、上記血圧測定期間中であっても、上記第1または第2の表示領域に表示する第5の制御を行うことを特徴とする。
例えば、「一方の手首」は、左手首と右手首とのうち、この機器が装着されることが予定されていない手首を指す。「他方の手首」は、左手首と右手首とのうち、この機器が装着されることが予定されている手首を指す。
この一実施形態の機器では、上記制御部は、この機器が装着された手首が左手首と右手首とのいずれであるかを検出する。そして、上記装着された手首が一方の手首(例えば、右手首)であるとき、この機器を他方の手首(例えば、左手首)に装着し直すように誘導する装着手首誘導情報を、上記血圧測定期間中であっても、上記第1または第2の表示領域に表示する第5の制御を行う。つまり、上記「装着手首誘導情報」については、上記血圧測定期間中であっても、上記第1の表示領域のみに表示するのではなく、例外的に上記第2の表示領域にも表示する。上記血圧測定期間以外の期間には、上記「装着手首誘導情報」については、上記第2の制御に従って、上記第1または第2の表示領域に表示する。したがって、ユーザは、上記第1または第2の表示領域に表示された装着手首誘導情報を見て、この機器を一方の手首から他方の手首へ装着し直すように促される。この誘導の結果、他方の手首(例えば、左手首)で血圧が測定されることになって、血圧測定精度が高まる。
一実施形態の機器では、上記制御部は、上記第1または第2の表示領域に、上記姿勢誘導情報を手若しくは手首を含む画像、または、光の点灯若しくは点滅を用いて表示することを特徴とする。
本明細書で、「手または手首を含む画像」とは、イラストレーション、写真などの静止画であってもよいし、アニメーション、ビデオなどの動画であってもよい。「手または手首を含む画像」には、手および手首が含まれていてもよいし、また、上半身が含まれていてもよい。
この一実施形態の機器では、上記制御部は、上記第1または第2の表示領域に、上記姿勢誘導情報を手若しくは手首を含む画像、または、光の点灯若しくは点滅を用いて表示する。したがって、ユーザは、その画像または光を見て、上記姿勢誘導情報の内容を直感的に知ることができる。
一実施形態の機器では、上記制御部は、上記第1または第2の表示領域に、上記装着手首誘導情報を手若しくは手首を含む画像、または、光の点灯若しくは点滅を用いて表示することを特徴とする。
この一実施形態の機器では、上記制御部は、上記第1または第2の表示領域に、上記装着手首誘導情報を手または手首を含む画像、または、光の点灯若しくは点滅を用いて表示する。したがって、ユーザは、その画像または光を見て、上記装着手首誘導情報の内容を直感的に知ることができる。
一実施形態の機器では、
音を発する発音部、または、振動を発する振動器を備え、
上記制御部は、この機器が装着された手首の姿勢を推奨血圧測定姿勢に合致させるように誘導する姿勢誘導情報を、上記発音部の音、または、上記振動器の振動を用いて報知することを特徴とする。
音を発する発音部、または、振動を発する振動器を備え、
上記制御部は、この機器が装着された手首の姿勢を推奨血圧測定姿勢に合致させるように誘導する姿勢誘導情報を、上記発音部の音、または、上記振動器の振動を用いて報知することを特徴とする。
この一実施形態の機器では、上記制御部は、この機器が装着された手首の姿勢を推奨血圧測定姿勢に合致させるように誘導する姿勢誘導情報を、上記発音部の音、または、上記振動器の振動を用いて報知する。したがって、ユーザは、その音または振動によって、手首の姿勢を推奨血圧測定姿勢に合致させるように促される。
一実施形態の機器では、
音を発する発音部、または、振動を発する振動器を備え、
上記制御部は、この機器が装着された手首が左手首と右手首とのいずれであるかを検出して、上記装着された手首が一方の手首であるとき、この機器を他方の手首に装着し直すように誘導する装着手首誘導情報を、上記発音部の音、または、上記振動器の振動を用いて報知することを特徴とする。
音を発する発音部、または、振動を発する振動器を備え、
上記制御部は、この機器が装着された手首が左手首と右手首とのいずれであるかを検出して、上記装着された手首が一方の手首であるとき、この機器を他方の手首に装着し直すように誘導する装着手首誘導情報を、上記発音部の音、または、上記振動器の振動を用いて報知することを特徴とする。
この一実施形態の機器では、上記制御部は、この機器が装着された手首が左手首と右手首とのいずれであるかを検出して、上記装着された手首が一方の手首であるとき、この機器を他方の手首に装着し直すように誘導する装着手首誘導情報を、上記発音部の音、または、上記振動器の振動を用いて報知する。したがって、ユーザは、その音または振動によって、この機器を一方の手首から他方の手首へ装着し直すように促される。
一実施形態の機器では、
上記ベルトのうち上記手首の掌側面または橈側面に対応すべき部位に配置された、この機器の機能に関する指示を入力するための第1の操作部と、
上記ベルトのうち上記手首の背側面に対応すべき部位に配置された、この機器の機能に関する指示を入力するための第2の操作部と
を備え、
上記血圧測定期間を開始すべき旨の指示の入力は、上記第1、第2の操作部のうち上記第1の操作部を通してのみ可能になっていることを特徴とする。
上記ベルトのうち上記手首の掌側面または橈側面に対応すべき部位に配置された、この機器の機能に関する指示を入力するための第1の操作部と、
上記ベルトのうち上記手首の背側面に対応すべき部位に配置された、この機器の機能に関する指示を入力するための第2の操作部と
を備え、
上記血圧測定期間を開始すべき旨の指示の入力は、上記第1、第2の操作部のうち上記第1の操作部を通してのみ可能になっていることを特徴とする。
ここで、「上記第1、第2の操作部のうち上記第1の操作部を通してのみ可能になっている」とは、上記血圧測定期間を開始すべき旨の指示の入力が、上記第1の操作部を通して可能であり、かつ、上記第2の操作部を通して不可能になっていることを意味する。このことは、上記血圧測定期間を開始すべき旨の指示の入力を、上記第1、第2の操作部以外の他の手段によって行うことを否定するものではない。例えば、上記手首の姿勢を加速度センサによって検出して、上記手首の姿勢が推奨血圧測定姿勢に合致したとき、上記血圧測定期間の開始準備(または開始)を行うことを否定するものではない。
この一実施形態の機器がユーザの手首を取り巻いて装着された状態では、上記第1の操作部は、上記手首の掌側面または橈側面に対応して配置されている。上記第2の操作部は、上記ベルトのうち上記手首の背側面に対応すべき部位に配置されている。ユーザは、上記手首とは反対側の手で上記第1の操作部または上記第2の操作部を操作することによって、この機器の様々な機能に関する指示を入力することができる。ここで、この一実施形態の機器では、上記血圧測定期間を開始すべき旨の指示の入力は、上記第1、第2の操作部のうち上記第1の操作部を通してのみ可能になっている。この第1の操作部は上記手首の掌側面または橈側面に対応して配置されているので、血圧測定を行おうとするユーザは、上記手首とは反対側の手で上記第1の操作部を操作しようとして無意識に推奨血圧測定姿勢をとり、その推奨血圧測定姿勢で上記第1の操作部を操作することを促される。また、上記血圧測定期間中は、上述のように、その血圧測定に関する情報が上記第1の表示領域(手首の掌側面または橈側面に対応して配置されている)のみに表示されることによって、ユーザが推奨血圧測定姿勢をとるように促される。この結果、血圧測定精度が高まる。
別の局面では、この発明の機器は、
血圧測定機能を含む複数の機能を有し、手首を取り巻いて装着されるベルトを含む機器であって、
上記ベルトのうち上記手首の掌側面または橈側面に対応すべき部位に配置された、この機器の機能に関する指示を入力するための第1の操作部と、
上記ベルトのうち上記手首の背側面に対応すべき部位に配置された、この機器の機能に関する指示を入力するための第2の操作部と
を備え、
上記血圧測定期間を開始すべき旨の指示の入力は、上記第1、第2の操作部のうち上記第1の操作部を通してのみ可能になっていることを特徴とする。
血圧測定機能を含む複数の機能を有し、手首を取り巻いて装着されるベルトを含む機器であって、
上記ベルトのうち上記手首の掌側面または橈側面に対応すべき部位に配置された、この機器の機能に関する指示を入力するための第1の操作部と、
上記ベルトのうち上記手首の背側面に対応すべき部位に配置された、この機器の機能に関する指示を入力するための第2の操作部と
を備え、
上記血圧測定期間を開始すべき旨の指示の入力は、上記第1、第2の操作部のうち上記第1の操作部を通してのみ可能になっていることを特徴とする。
この発明の機器がユーザの手首を取り巻いて装着された状態では、上記第1の操作部は、上記手首の掌側面または橈側面に対応して配置されている。上記第2の操作部は、上記ベルトのうち上記手首の背側面に対応すべき部位に配置されている。ユーザは、上記手首とは反対側の手で上記第1の操作部または上記第2の操作部を操作することによって、この機器の様々な機能に関する指示を入力することができる。ここで、この機器では、上記血圧測定期間を開始すべき旨の指示の入力は、上記第1、第2の操作部のうち上記第1の操作部を通してのみ可能になっている。この第1の操作部は上記手首の掌側面または橈側面に対応して配置されているので、血圧測定を行おうとするユーザは、上記手首とは反対側の手で上記第1の操作部を操作しようとして無意識に推奨血圧測定姿勢をとり、その推奨血圧測定姿勢で上記第1の操作部を操作することを促される。また、血圧測定期間中に、ユーザがそのまま推奨血圧測定姿勢をとり続け易い。この結果、血圧測定精度が高まる。
以上より明らかなように、この発明の機器によれば、ユーザが推奨血圧測定姿勢をとるように促すことができる。
以下、この発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
(機器の構成)
図1Aは、この発明の一実施形態の、血圧測定機能を含む複数の機能を有する機器(全体を符号1で示す。)の外観を斜めから見たところ示している。図1B、図1C、図1D、図1Eは、それぞれ機器1を図1Aにおける右側方、上方、手前、下方から見たところを示している。また、図2は、機器1を展開したところを示している。この機器1は、ユーザの左手首に装着されることを予定している。
図1Aは、この発明の一実施形態の、血圧測定機能を含む複数の機能を有する機器(全体を符号1で示す。)の外観を斜めから見たところ示している。図1B、図1C、図1D、図1Eは、それぞれ機器1を図1Aにおける右側方、上方、手前、下方から見たところを示している。また、図2は、機器1を展開したところを示している。この機器1は、ユーザの左手首に装着されることを予定している。
これらの図に示すように、この機器1は、大別して、ユーザの左手首に巻き付けられるべきベルト20と、このベルト20に一体に取り付けられた2つの本体10A,10Bとを有している。
ベルト20は、左手首を周方向に沿って取り巻くように細長い形状を有し、左手首に接すべき帯状の内層20aと、この内層20aに対向する外層20bとを備えている。これらの内層20aと外層20bとは、この例では互いの周縁が溶着されて袋状に形成されている。このベルト20内には、左手首を圧迫するための流体袋21(図3参照)が内包されている。
内層20aの表面(左手首に接すべき内周面)には、面ファスナを構成するために、図示しない多数の微細なフックが設けられている。一方、外層20bの表面(外周面)には、上記フックと係合する図示しない多数の微細なループが形成されている。
本体10A,10Bは、それぞれ略直方体状の外形を有している。この例では、後述の搭載部品の数に応じて、1つの本体10Aよりも、もう1つの本体10Bの方が厚く、大型に構成されている。本体10Aは、ユーザの日常活動の邪魔にならないように、本体10Bよりも薄く、小型に構成されている。
本体10Aは、ベルト20のうち、周方向(図2では、長手方向Lに相当)に関して、一端(装着時に内周端となる端部)20eと他端(装着時に外周端となる端部)20fとの間の略中央の部位に、一体に取り付けられている。本体10Aの外面には、第1の表示領域をなすタッチパネル式の第1の表示器50Aが設けられている。また、本体10Aには、この機器の機能に関する指示を入力するための操作部として第1の操作部52Aが設けられている。
本体10Bは、ベルト20のうち、周方向(図2では、長手方向Lに相当)に関して、装着時に外周端となる端部20f近傍の部位に、一体に取り付けられている。本体10Bの外面には、第2の表示領域をなすタッチパネル式の第2の表示器50Bが設けられている。また、本体10Bには、この機器の機能に関する指示を入力するための第2の操作部52Bが設けられている。
機器1を左手首に装着する際には、この例では図5A,図5Bに示すように、左手首90の周りにベルト20が巻き付けられる。ベルト20の端部20f近傍の内層20aの表面が、対応する外層20bの表面に押しつけられて、上述の面ファスナによって固定される。このとき、図5Aに示すように左手首90の掌側面(手首の外周のうち手の平側に相当する部分の面)90aに対応して第1の表示器50A(および本体10A)が配置されるとともに、図5Bに示すように左手首90の背側面(手首の外周のうち手の甲側に相当する部分の面)90bに対応して第2の表示器50B(および本体10B)が配置される。
図3は、機器1のベルト20と本体10A,10Bの概略的なブロック構成を示している。この機器1は、血圧測定機能のほか、時計機能、体温測定機能、活動量測定機能などの複数の機能を備えている。
この機器1の本体10Aには、既述の第1の表示器50A、および、第1の操作部52Aが搭載されている。本体10Bには、制御部としてのCPU(Central Processing Unit)100、第2の表示器50B、第2の操作部52B、記憶部としてのメモリ51、通信部59、電源部53、ポンプ32、弁33、圧力センサ31、および加速度センサ34が搭載されている。さらに、本体10Bには、圧力センサ31からの出力を周波数に変換する発振回路310、ポンプ32を駆動するポンプ駆動回路320、弁33を駆動する弁駆動回路330、加速度センサ34からの出力をAD(Analog to Digital)変換するAD変換器340が搭載されている。本体10A内の第1の表示器50A、第1の操作部52Aは、この例ではベルト20内を通る配線19を介して、本体10B内のCPU100と電気的に接続されている。
表示器50A,50Bは、この例では有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイからなり、CPU100からの制御信号に従って、各種情報を表示する。表示される情報としては、例えば、血圧測定によって得られた血圧値その他の血圧に関する情報、時計機能によって得られた時刻、体温測定機能によって得られた体温測定値、活動量測定機能によって得られた活動量測定値などが含まれる。これらの情報がいずれの表示器50A,50Bに表示されるか、および、表示される時期(期間)については、後述する。なお、表示器50A,50Bのタイプは、有機ELディスプレイに限られるものではなく、LCD(Liquid Cristal Display)など、他のタイプの表示器であってもよい。
第1の操作部52Aは、プッシュ式スイッチを含んでいる。このプッシュ式スイッチは、本体10Aに対して沈降可能に弾性材(図示せず)によって支持されているストローク部材(表示器50A自体からなる)と、本体10A内部に設けられ、上記ストローク部材が沈降するか否かに応じてオン、オフする接点(図示せず)とを含んでいる。この例では、このプッシュ式スイッチをユーザが押すことによって、この機器1の機能に関する指示として、例えば血圧測定(血圧測定期間)を開始すべき旨の操作信号がCPU100に入力され得る。
第2の操作部52Bは、本体10Bを構成する枠部材に設けられた複数(この例では、3個)のプッシュ式スイッチを含んでいる。これらのプッシュ式スイッチをユーザが押すことによって、この機器1の機能に関する指示として様々な操作信号がCPU100に入力される。ただし、この機器1では、血圧測定(血圧測定期間)を開始すべき旨の操作信号は、第1の操作部52Aを通してのみ入力可能であり、第2の操作部52Bを通しての入力は不可能になっている。
また、この例では、操作部52A,52Bは、それぞれ表示器50A,50Bの外面に設けられたタッチパネルを含んでいる。このタッチパネルは、感圧式(抵抗式)であっても、近接式(静電容量式)であってもよい。このタッチパネルを介して、CPU100からの制御信号に従って表示器50A,50Bに表示されたソフトキー(図示せず)をユーザが押すことによっても、操作信号がCPU100に入力される。例えば、第1の表示器50Aに表示された「血圧測定開始」スイッチ(図示せず)をユーザが押すと、血圧測定開始の指示が入力され得る。また、図示しないマイクロフォンを備えて、ユーザの音声によって血圧測定開始の指示を入力するようにしてもよい。
メモリ51は、機器1を制御するためのプログラムのデータ、機器1を制御するために用いられるデータ、機器1の各種機能を設定するための設定データ、血圧値の測定結果のデータなどを非一時的に記憶する。また、メモリ51は、プログラムが実行されるときのワークメモリなどとして用いられる。
CPU100は、メモリ51に記憶された機器1を制御するためのプログラムに従って、制御部として各種機能を実行する。例えば、血圧測定機能を実行する場合は、CPU100は、第1の操作部52Aからの操作信号に応じて、ポンプ32や弁33を駆動する制御を行う。また、CPU100は、圧力センサ31からの信号に基づいて、血圧値を算出する制御を行う。さらに、CPU100は、加速度センサ34の出力に基づいて、ユーザの姿勢を検出する制御を行う。
通信部59は、CPU100によって制御されて所定の情報を、ネットワーク900を介して外部の装置に送信したり、外部の装置からの情報を、ネットワーク900を介して受信してCPU100に受け渡したりする。このネットワーク900を介した通信は、無線、有線のいずれでも良い。この実施形態において、ネットワーク900は、インターネットであるが、これに限定されず、病院内LAN(Local Area Network)のような他の種類のネットワークであってもよいし、USBケーブルなどを用いた1対1の通信であってもよい。
電源部53は、CPU100、圧力センサ31、ポンプ32、弁33、加速度センサ34、表示器50A,50B、操作部52A,52B、メモリ51、通信部59、発振回路310、ポンプ駆動回路320、弁駆動回路330、およびAD変換器340の各部に電力を供給する。
ポンプ32、弁33および圧力センサ31は、配管系としての共通のエア配管39を介して、ベルト20に内包されている流体袋21に接続されている。ポンプ32は、ベルト20に内包された流体袋21内の圧力(カフ圧)を加圧するために、エア配管39を通して流体袋21に空気を供給する。弁33は、通電によって開閉が制御される電磁弁であり、流体袋21の空気をエア配管39を通して排出し、または封入してカフ圧を制御するために用いられる。ポンプ駆動回路320は、ポンプ32をCPU100から与えられる制御信号に基づいて駆動する。弁駆動回路330は、弁33をCPU100から与えられる制御信号に基づいて開閉する。
圧力センサ31は、この例ではピエゾ抵抗式圧力センサであり、エア配管39を通してベルト20(流体袋21)の圧力、この例では大気圧を基準(ゼロ)とした圧力を検出して時系列のカフ圧信号Pcとして出力する。発振回路310は、圧力センサ31からのピエゾ抵抗効果による電気抵抗の変化に基づく電気信号値に基づき発振して、圧力センサ31の電気信号値に応じた周波数を有する周波数信号をCPU100に出力する。
この例では、圧力センサ31の出力は、オシロメトリック法によって、ユーザの血圧値(収縮期血圧(Systolic Blood Pressure)と拡張期血圧(Diastolic Blood Pressure)とを含む。以下同様。)を算出するのに用いられる。また、圧力センサ31の出力は、脈拍を算出するのに用いられる。
加速度センサ34は、本体10B内に一体に内蔵された3軸加速度センサからなる。この加速度センサ34は、本体10Bの、したがって本体10Bと一体に取り付けられたベルト20の、互いに直交する3方向の加速度を表す加速度信号を、AD変換器340を介してデジタル信号として、CPU100に出力する。
この例では、図5(B)中に示すように、本体10B内の加速度センサ34の位置を原点として、XYZ直交座標系が設定されている。この例では、Z軸は、本体10Bの外面に対して垂直に外へ向かって設定されている。Y軸は、機器1が既述のように左手首90に装着された状態で、ユーザの左手首90に沿って手から肘へ向かう向きに設定されている。また、X軸は、Y軸とZ軸に対して垂直に設定されている(図5(B)では、ユーザから見て概ね左側方へ向かっている。)。
この例では、加速度センサ34の出力は、上記XYZ直交座標系に対する重力加速度ベクトルGの向きに応じて、ユーザの左手首90の姿勢(手首を前方斜め上へ向け、かつ、手の平を上へ向けた姿勢をとっているか否か)を検出するのに用いられる。この加速度センサ34の出力を用いた手首の姿勢の検出の仕方自体は、例えば特開2007−054648号公報、特開2014−064666号公報などにより公知であるため、本明細書では詳細な説明を省略する。
また、加速度センサ34の出力は、上記XYZ直交座標系に対する重力加速度ベクトルGの向きに応じて、この機器1が装着された手首が左手首と右手首とのいずれであるかを検出するのに用いられる。この装着された手首が左手首と右手首とのいずれであるかの検出の仕方自体は、例えば特開2008−307207号公報などにより公知であるため、本明細書では詳細な説明を省略する。
この機器1では、時計機能は、CPU100が内蔵するクロックによって実現される。体温測定機能は、図示しない温度計の出力を用いて実現される。活動量測定機能は、加速度センサ34の出力を用いて実現される。
(血圧測定機能と表示例)
図5A,図5Bに示したように、この機器1がユーザの左手首90に装着された状態では、表示器50A,50Bはそれぞれ左手首90の掌側面90a,背側面90bに対応して配置されている。この状態で、ユーザは、血圧測定を行おうとする姿勢として、例えば製品の取扱説明書に従って、図6に示したような推奨血圧測定姿勢(腕を曲げてテーブル上に肘を置いた上で、左手首90を前方斜め上へ向け、かつ、左手首90の掌側面90aを上へ向けた姿勢)をとる。この時点では、図8(A)に示すように、第1の表示器50Aは非表示モードにあり、また、図8(B)に示すように、第2の表示器50Bは表示モードで時計機能による表示(この例では、年月日を表す表示「2014/11/19」と、時刻を表す表示「10:30」)N1と、活動量測定機能による表示(この例では、歩数を表す表示「2,380」)N2とがなされているものとする。
図5A,図5Bに示したように、この機器1がユーザの左手首90に装着された状態では、表示器50A,50Bはそれぞれ左手首90の掌側面90a,背側面90bに対応して配置されている。この状態で、ユーザは、血圧測定を行おうとする姿勢として、例えば製品の取扱説明書に従って、図6に示したような推奨血圧測定姿勢(腕を曲げてテーブル上に肘を置いた上で、左手首90を前方斜め上へ向け、かつ、左手首90の掌側面90aを上へ向けた姿勢)をとる。この時点では、図8(A)に示すように、第1の表示器50Aは非表示モードにあり、また、図8(B)に示すように、第2の表示器50Bは表示モードで時計機能による表示(この例では、年月日を表す表示「2014/11/19」と、時刻を表す表示「10:30」)N1と、活動量測定機能による表示(この例では、歩数を表す表示「2,380」)N2とがなされているものとする。
この状態で、図7のステップS11に示すように、ユーザが例えば本体10Aに設けられた第1の操作部52Aとしてのプッシュ式スイッチを右手で押すと(図7のステップS12でYES)、CPU100は、血圧測定(血圧測定期間)を開始すべき旨の指示が入力されたと判断する。このように、ユーザは、推奨血圧測定姿勢のまま、左手首90とは反対側の手(この例では、右手)で第1の操作部52Aを操作することによって、血圧測定期間を開始すべき旨の指示を容易に入力することができる。
ここで、ユーザが推奨血圧測定姿勢をとるべきことをあまり意識していないような場合も想定される。しかし、この機器1がユーザの左手首90に装着された状態では、第1の操作部52Aは左手首90の掌側面90aに配置されている。したがって、そのような場合であっても、血圧測定を行おうとするユーザは、右手で第1の操作部52Aを操作しようとして無意識に推奨血圧測定姿勢をとり、その推奨血圧測定姿勢で第1の操作部52Aを操作することを促される。また、次に述べる血圧測定期間中に、ユーザがそのまま推奨血圧測定姿勢をとり続け易い。
続いて、CPU100は、第1の表示器50Aを表示モード、第2の表示器50Bを非表示モードとし(図7のステップS13)、続いて、その(今回の)血圧測定に関する情報Aを第1の表示器50Aに表示する(図7のステップS14)。この例では、図9(A)に示すように、第1の表示器50Aに、今回の血圧測定に関する情報として血圧測定の準備中であることを表す下向きの矢印マークM1を表示する。一方、図9(B)に示すように、第2の表示器50Bはブランクとなる。このようにして、CPU100は、今回の血圧測定に関する情報を第1の表示器50Aのみに表示する(第1の制御)。これにより、血圧測定(血圧測定期間)が開始される。
図4は、機器1が血圧測定を行う際の概略的な動作フローを示している。血圧測定開始に際して、CPU100は、処理用メモリ領域を初期化し、弁駆動回路330に制御信号を出力する。弁駆動回路330は、制御信号に基づいて、弁33を開放してベルト20の流体袋21内の空気を排気する。続いて、圧力センサ31の0mmHgの調整を行う制御を行う。
血圧測定を開始すると、まず、CPU100は、弁駆動回路330を介して弁33を閉鎖し、その後、ポンプ駆動回路320を介してポンプ32を駆動して、流体袋21に空気を送る制御を行う。これにより、流体袋21を膨張させるとともにカフ圧を徐々に加圧していく(図4のステップST101)。
カフ圧が加圧されて所定の圧力に達すると(ステップST102でYES)、CPU100は、ポンプ駆動回路320を介してポンプ32を停止し、その後、弁駆動回路330を介して弁33を徐々に開放する制御を行う。これにより、流体袋21を収縮させるとともにカフ圧を徐々に減圧していく(ステップST103)。
ここで、所定の圧力とは、被験者の収縮期血圧よりも十分高い圧力(例えば、収縮期血圧+30mmHg)であり、予めメモリ51に記憶されているか、カフ圧の加圧中にCPU100が収縮期血圧を所定の算出式により推定して決定する(例えば特開2001−70263号公報参照)。
また、減圧速度については、カフ圧の加圧中に目標となる目標減圧速度を設定し、その目標減圧速度になるようにCPU100が弁33の開口度を制御する(同公報参照)。
上記減圧過程において、圧力センサ31がベルト20の圧力を検出してカフ圧信号Pcを出力する。CPU100は、このカフ圧信号Pcに基づいて、オシロメトリック法により公知のアルゴリズムを適用して血圧値(収縮期血圧と拡張期血圧)を算出する(ステップST104)。また、CPU100は、カフ圧信号Pcに基づいて、脈拍も算出する。なお、血圧値、脈拍の算出は、減圧過程に限らず、加圧過程において行われてもよい。
血圧値を算出して決定すると(ステップST105でYES)、CPU100は、第1の制御を行って、今回の血圧測定に関する情報としてその血圧値(例えば、後述の図23(A)参照)を第1の表示器50Aのみに表示する(ステップST106)。また、CPU100は、血圧値をメモリ51へ保存する制御を行う(ステップST107)。
測定が終了すると、CPU100は、弁駆動回路330を介して弁33を開放し、ベルト20の流体袋21内の空気を排気する制御を行う(ステップST108)。これにより、血圧測定(血圧測定期間)を終了する。
このように、CPU100は、血圧測定期間中は、今回の血圧測定に関する情報を第1の表示器50A(左手首90の掌側面90aに対応して配置されている)のみに表示する(第1の制御)。ここで、推奨血圧測定姿勢は、第1の表示器50Aがユーザの目に向いた姿勢である。したがって、ユーザは、左手首90を捻るような動作を行うことなしに、推奨血圧測定姿勢のまま、第1の表示器50Aに表示された今回の血圧測定に関する情報(上の例では、血圧値)を見ることを促される。したがって、血圧測定精度が高まる。
なお、「今回の血圧測定に関する情報」には、例えば、過去の血圧測定によって得られた血圧値、血圧測定以外の他の機能に関する情報(例えば、時計機能によって得られた時刻、体温測定機能によって得られた体温測定値、活動量測定機能によって得られた活動量測定値など)などは、含まれない。
一方、血圧測定期間以外の期間は、CPU100は、表示されるべき情報(血圧測定に関する情報を含む。)を第1の表示器50Aまたは第2の表示器50Bに表示する(第2の制御)。したがって、表示器50A,50Bは、血圧測定機能を含む複数の機能のために活用され得る。
(変形例1)
上の図7のフローでは、ユーザが先ず推奨血圧測定姿勢(図6)をとったものとして処理を開始したが、これに限られるものではない。図11のフローに示すように、ユーザの血圧測定を行おうとする姿勢(左手首90の姿勢)が推奨血圧測定姿勢(図6)に合致するか否かを判断してから処理を開始してもよい。
上の図7のフローでは、ユーザが先ず推奨血圧測定姿勢(図6)をとったものとして処理を開始したが、これに限られるものではない。図11のフローに示すように、ユーザの血圧測定を行おうとする姿勢(左手首90の姿勢)が推奨血圧測定姿勢(図6)に合致するか否かを判断してから処理を開始してもよい。
具体的には、CPU100は、先ず図11のステップS21に示すように、加速度センサ34の出力を用いて、血圧測定を行おうとしているユーザの左手首90の姿勢を検出する。この時点では、図8(A)に示すように、第1の表示器50Aは非表示モードにあり、また、図8(B)に示すように、第2の表示器50Bは表示モードで時計機能による表示N1と、活動量測定機能による表示N2とがなされているものとする。
続いて、CPU100は、ユーザの左手首90の姿勢が推奨血圧測定姿勢(図6)に合致するか否かを判断する(図11のステップS22)。この「左手首90の姿勢」とは、図6中のテーブル面(水平面)に対する手首(前腕)の傾斜角θ、および、手首の周りの掌側面の角度位置φ(図5A参照)を含んでいる。CPU100は、ユーザの左手首90の姿勢が推奨血圧測定姿勢に合致するまで待つ(図11のステップS22でNOからステップS21へ戻るループ)。なお、左手首90の傾斜角θについては、下限θLから上限θUまでの予め定められた許容角度範囲があるものとする。適宜、傾斜角θについての許容角度範囲を(θL,θU)のように表す。また、左手首90の周りの掌側面90aの角度位置φについても予め定められた許容角度範囲(掌側面90aが真上を向いているときをφ=0とし、ユーザから見て左回りの限界角度φLから右回りの限界角度φRまでの範囲とする。ただし、φL<0、φR>0とする。)があるものとする。適宜、左手首90の周りの掌側面90aの角度位置φについての許容角度範囲を(φL,φR)のように表す。この例では、左手首90の傾斜角θが許容角度範囲(θL,θU)内に入り、かつ、左手首90の周りの掌側面90aの角度位置φが許容角度範囲(φL,φR)内に入れば、左手首90の姿勢が推奨血圧測定姿勢に合致したものとして取り扱われる。
ユーザの左手首90の姿勢が推奨血圧測定姿勢に合致したら(図11のステップS22でYES)、CPU100は、開始部として働いて血圧測定(血圧測定期間)の開始準備を行う開始モードに移行する。そして、CPU100は、血圧測定期間の開始準備として、第1の表示器50Aを表示モード、第2の表示器50Bを非表示モードとし(図11のステップS23)、続いて、今回の血圧測定に関する情報Aを第1の表示器50Aに表示する(図11のステップS24)。この例では、図9(A)に示すように、第1の表示器50Aに、今回の血圧測定に関する情報として血圧測定の準備中であることを表す下向きの矢印マークM1を表示する。一方、図9(B)に示すように、第2の表示器50Bはブランクとなる。このようにして、CPU100は、今回の血圧測定に関する情報Aを第1の表示器50Aのみに表示する(第1の制御)。この開始準備を経て、血圧測定(血圧測定期間)が開始され、図4のフローに従って血圧測定が行われる。
このようにした場合、ユーザが概ね推奨血圧測定姿勢をとった状態で、血圧測定期間の開始準備が行われる。この開始準備を経て、円滑に上記血圧測定期間が開始される。
(変形例2)
上の図11のフローでは、ユーザの血圧測定を行おうとする姿勢(左手首90の姿勢)が推奨血圧測定姿勢(図6)に合致すると(図11のステップS22でYES)、ステップS23,S24を経て、自動的に血圧測定期間を開始するものとした。しかしながら、これに限られるものではなく、図12のフローに示すように、左手首90の姿勢を、推奨血圧測定姿勢に対して比較的広い第1許容範囲とこの第1許容範囲内に設定された第2許容範囲との2段階で判定して、左手首90の姿勢が第1許容範囲内に入った段階では、血圧測定期間を開始するか否かの問合せ情報を表示してもよい。
上の図11のフローでは、ユーザの血圧測定を行おうとする姿勢(左手首90の姿勢)が推奨血圧測定姿勢(図6)に合致すると(図11のステップS22でYES)、ステップS23,S24を経て、自動的に血圧測定期間を開始するものとした。しかしながら、これに限られるものではなく、図12のフローに示すように、左手首90の姿勢を、推奨血圧測定姿勢に対して比較的広い第1許容範囲とこの第1許容範囲内に設定された第2許容範囲との2段階で判定して、左手首90の姿勢が第1許容範囲内に入った段階では、血圧測定期間を開始するか否かの問合せ情報を表示してもよい。
この例では、「第1許容範囲」は、血圧測定期間の開始準備を行うのに足りる範囲として設定される。左手首90の傾斜角θについては、下限θL1から上限θU1までの第1許容角度範囲が設定される。左手首90の周りの掌側面90aの角度位置φについては、左回りの限界角度φL1から右回りの限界角度φR1までの第1許容角度範囲が設定される。また、「第2許容範囲」は、血圧測定期間を開始するのにより好ましい範囲として設定される。左手首90の傾斜角θについては、下限θL2から上限θU2までの第2許容角度範囲が設定される。左手首90の周りの掌側面90aの角度位置φについては、左回りの限界角度φL2から右回りの限界角度φR2までの第2許容角度範囲が設定される。角度の設定値の間には、θL1≦θL2<θU2≦θU1なる関係があり、また、φL1≦φL2<0<φR2≦φR1なる関係がある。
具体的には、ユーザが、例えば製品の取扱説明書に従って、血圧測定を行おうとする姿勢をとる。この時点では、図8(A)に示すように、第1の表示器50Aは非表示モードとされ、また、図8(B)に示すように、第2の表示器50Bには時計機能による表示N1と、活動量測定機能による表示N2とがなされているものとする。
CPU100は、図12のステップS25に示すように、加速度センサ34の出力を用いて、ユーザの左手首90の姿勢を検出し、図12のステップS26に示すように、ユーザの左手首90の姿勢が推奨血圧測定姿勢(図6)に対して第1許容範囲内に入ったか否かを判断する。具体的には、左手首90の傾斜角θが第1許容角度範囲(θL1,θU1)内に入り、かつ、左手首90の周りの掌側面90aの角度位置φが第1許容角度範囲(φL1,φR1)内に入ったか否かを判断する。CPU100は、ユーザの左手首90の姿勢が推奨血圧測定姿勢に対して第1許容範囲内に入るまで待つ(図12のステップS26でNOからステップS25へ戻るループ)。
ユーザの左手首90の姿勢が推奨血圧測定姿勢に対して第1許容範囲内に入ったら(図12のステップS26でYES)、CPU100は、開始部として働いて血圧測定(血圧測定期間)の開始準備を行う開始モードに移行する。そして、CPU100は、血圧測定期間の開始準備として、第1の表示器50Aを表示モード、第2の表示器50Bを非表示モードとする(図12のステップS27)。
続いて、CPU100は、図12のステップS28に示すように、ユーザの左手首90の姿勢が推奨血圧測定姿勢に対して第1許容範囲よりも狭い第2許容範囲内に入ったか否かを判断する。具体的には、左手首90の傾斜角θが第2許容角度範囲(θL2,θU2)内に入り、かつ、左手首90の周りの掌側面90aの角度位置φが第2許容角度範囲(φL2,φR2)内に入ったか否かを判断する。
ユーザの左手首90の姿勢が推奨血圧測定姿勢に対して第2許容範囲内に入ったら(図12のステップS28でYES)、CPU100は、開始モードを終了して、血圧測定(血圧測定期間)を開始する。これにより、図4のフローに従って血圧測定が行われる。
一方、ユーザの左手首90の姿勢が推奨血圧測定姿勢に対して第1許容範囲内に入っているが、第2許容範囲内に入っていなければ、具体的には、左手首90の傾斜角θが第2許容角度範囲(θL2,θU2)から外れ、または、左手首90の周りの掌側面90aの角度位置φが第2許容角度範囲(φL2,φR2)から外れていれば、(図12のステップS28でNO)、CPU100は、ユーザに対して血圧測定期間を開始するか否かを問い合わせる問合せ情報を第1の表示器50Aに表示する(図12のステップS29)。この例では、図15(A)に示すように、第1の表示器50Aに、問合せ情報として「ON?」という文字列を表示する。一方、図15(B)に示すように、第2の表示器50Bはブランクとなる。このようにして、CPU100は、開始モードにある期間中に、血圧測定期間を開始するか否かを問い合わせる問合せ情報を第1の表示器50Aのみに表示する(第3の制御)。したがって、ユーザは、第1の表示器50Aに表示された問合せ情報を見て、血圧測定を行うか否か、つまり、血圧測定期間を開始するか否かの意思決定を促される。ユーザは、血圧測定期間を開始すべきことを意思決定した場合、例えば本体10Aに設けられた第1の操作部52Aとしてのプッシュ式スイッチを右手で押して、血圧測定期間を開始すべき旨の指示を入力することができる(図12のステップS30でYES)。これにより、ユーザの希望に応じて血圧測定期間が開始される。なお、血圧測定期間を開始すべき旨の指示が入力されない場合は(図12のステップS30でNO)、CPU100は、ステップS25〜S30の処理を繰り返す。
なお、図12のフローでは、ユーザの左手首90の姿勢が推奨血圧測定姿勢に対して第1許容範囲内に入ったら(図12のステップS26でYES)、開始モードに移行するものとした。しかしながら、これに限られるものではなく、ユーザが本体10Aに設けられた第1の操作部52Aとしてのプッシュ式スイッチを右手で押すと、開始モードに移行するものとしてもよい。これにより、ユーザの希望に応じて、血圧測定期間の開始準備を行うことができる。
(変形例3)
上の図11、図12のフローでは、CPU100は、ユーザの左手首90の姿勢が推奨血圧測定姿勢に合致するまで、または、推奨血圧測定姿勢に対して第1許容範囲内に入るまで、単に待つものとした(図11のステップS22でNOからステップS21へ戻るループ、図12のステップS26でNOからステップS25へ戻るループ)。しかしながら、これに限られるものではなく、図13のフローに示すように、ユーザが推奨血圧測定姿勢をとるように、血圧測定(血圧測定期間)の開始前に姿勢誘導情報を表示してもよい。
上の図11、図12のフローでは、CPU100は、ユーザの左手首90の姿勢が推奨血圧測定姿勢に合致するまで、または、推奨血圧測定姿勢に対して第1許容範囲内に入るまで、単に待つものとした(図11のステップS22でNOからステップS21へ戻るループ、図12のステップS26でNOからステップS25へ戻るループ)。しかしながら、これに限られるものではなく、図13のフローに示すように、ユーザが推奨血圧測定姿勢をとるように、血圧測定(血圧測定期間)の開始前に姿勢誘導情報を表示してもよい。
具体的には、ユーザが、例えば製品の取扱説明書に従って、血圧測定を行おうとする姿勢をとる。この時点では、図8(A)に示すように、第1の表示器50Aは非表示モードとされ、また、図8(B)に示すように、第2の表示器50Bには時計機能による表示N1と、活動量測定機能による表示N2とがなされているものとする。
この状態で、図13のステップS31に示すように、ユーザが例えば本体10Aに設けられた第1の操作部52Aとしてのプッシュ式スイッチを右手で押すと(図13のステップS32でYES)、CPU100は、図13のステップS33に示すように、加速度センサ34の出力を用いて、血圧測定を行おうとしているユーザの左手首90の姿勢、この例では特に左手首90の周りの掌側面90aの角度位置φを検出する。ここでは、左手首90の掌側面90aが上を向いているか否かを検出する。そして、CPU100は、ユーザの左手首90の周りの掌側面90aの角度位置φが推奨血圧測定姿勢(図6)に合致しているか否かを判断する。具体的には、左手首90の掌側面90aが上を向いていれば(すなわち、左手首90の周りの掌側面90aの角度位置φが許容角度範囲(φL,φR)内にあれば)、推奨血圧測定姿勢に合致していると判断する一方、左手首90の掌側面90aが上を向いていなければ(すなわち、左手首90の周りの掌側面90aの角度位置φが許容角度範囲(φL,φR)外にあれば)、推奨血圧測定姿勢に合致していないと判断する。
ここで、ユーザの左手首90の周りの掌側面90aの角度位置φが推奨血圧測定姿勢に合致していなければ(図13のステップS33でNO)、CPU100は、第1の表示器50A(この時、ユーザから見えない状態にある)の非表示モード、第2の表示器50B(この時、ユーザから見える状態にある)の表示モードを維持する(図13のステップS34)。続いて、CPU100は、図13のステップS35で、図10(B)に示すように、この例では第2の表示器50Bに、左手首90の掌側面90aを上に向かせるように誘導する姿勢誘導情報を、画像として表示する(第2の制御)。この図10(B)の画像は、左手(および左手首)を示すイラストレーションM2と、その左手(および左手首)を裏返すことを示す矢印マークM3とを含んでいる。さらに、CPU100は、その画像に続いて、図10(C)に示すように、第2の表示器50Bに、「測定開始できません」というメッセージを表示する。これらの図10(B)の画像と図10(C)のメッセージとを一定周期(例えば0.5秒間から数秒間までの範囲内の周期)で繰り返してもよい。なお、第2の表示器50Bで図10(B)、図10(C)の表示が行われている間、図10(A)に示すように、第1の表示器50Aはブランクになっている。
ユーザは、図10(B)の画像と図10(C)のメッセージとを見て、自分が左手および左手首90を裏返すべきことを直感的に知ることができる。つまり、ユーザは、左手および左手首90を裏返して推奨血圧測定姿勢をとることを促される。
ユーザの左手首90の周りの掌側面90aの角度位置φが推奨血圧測定姿勢に合致したら(図13のステップS33でYES)、CPU100は、第1の表示器50Aを表示モード、第2の表示器50Bを非表示モードとし(図13のステップS36)、続いて、今回の血圧測定に関する情報を第1の表示器50Aに表示する(図13のステップS37)。この例では、図9(A)に示すように、第1の表示器50Aに、今回の血圧測定に関する情報として血圧測定の準備中であることを表す下向きの矢印マークM1を表示する。一方、図9(B)に示すように、第2の表示器50Bはブランクとなる。このようにして、CPU100は、今回の血圧測定に関する情報を第1の表示器50Aのみに表示する(第1の制御)。これにより、血圧測定(血圧測定期間)が開始され、図4のフローに従って血圧測定が行われる。
このようにした場合、ユーザが推奨血圧測定姿勢をとることになって、血圧測定精度が高まる。
なお、上記姿勢誘導情報として、上述のイラストレーションとマークに代えて、実写した写真を用いてもよい。また、左手(および左手首)の動きを示すアニメーションまたはビデオを用いてもよい。上記姿勢誘導情報は、手および/または手首だけでなく、上半身を含んでいてもよい。また、上記姿勢誘導情報は、第2の表示器50Bだけでなく、第1の表示器50Aにも表示してもよい。
また、図13のフローでは、ユーザの左手首90の姿勢として、特に左手首90の周りの掌側面90aの角度位置φを検出したが、これに限られるものではない。ユーザの左手首90の姿勢として、テーブル面(水平面)に対する左手首(前腕)90の傾斜角θを検出してもよい。その場合、CPU100は、左手首90の傾斜角θが推奨血圧測定姿勢に合致しているか否かを判断して、合致していなければ、左手首90の傾斜角θが推奨血圧測定姿勢に合致するように誘導する姿勢誘導情報を、第1の表示器50Aまたは第2の表示器50Bに表示するのが望ましい。
また、本体10A内で第1の表示器50Aの裏側に、または、本体10B内で第2の表示器50Bの裏側に、LED(Light Emitting Diode)を搭載し、CPU100は、上記姿勢誘導情報をそのLEDの光(第1の表示器50Aまたは第2の表示器50Bの表示画面を透過した光)の点灯若しくは点滅を用いて表示してもよい。この例では、図3中に本体10Aに搭載されたLED50Cを破線のブロックで示している。例えば、ユーザの左手首90の姿勢が推奨血圧測定姿勢から外れたとき、LED50Cを点灯若しくは点滅させる一方、ユーザの左手首90の姿勢が推奨血圧測定姿勢に合致したとき、LED50Cの点灯若しくは点滅を停止する制御を行う。そのようにした場合、ユーザは、LED50Cの点灯若しくは点滅を停止させるべく、左手首90の姿勢を推奨血圧測定姿勢に合致させるように促される。なお、その制御に代えて、ユーザの左手首90の姿勢が推奨血圧測定姿勢から離れると、LED50Cの点滅周期を長くする一方、ユーザの左手首90の姿勢が推奨血圧測定姿勢に近づくと、LED50Cの点滅周期を短くする制御を行ってもよい。そのようにした場合、ユーザは、LED50Cの点滅周期を短くすべく、左手首90の姿勢を推奨血圧測定姿勢に合致させるように促される。
(変形例4)
上の図7、図11、図13のフローでは、ユーザが機器1を左手首90に装着したものとして処理を開始したが、これに限られるものではない。血圧測定(血圧測定期間)の開始前に、この機器1が装着された手首が左手首と右手首とのいずれであるかを検出して、装着された手首が右手首(予定されていない手首)であるとき、ユーザがこの機器1を左手首(予定されている手首)に装着し直すように、装着手首誘導情報を表示してもよい。
上の図7、図11、図13のフローでは、ユーザが機器1を左手首90に装着したものとして処理を開始したが、これに限られるものではない。血圧測定(血圧測定期間)の開始前に、この機器1が装着された手首が左手首と右手首とのいずれであるかを検出して、装着された手首が右手首(予定されていない手首)であるとき、ユーザがこの機器1を左手首(予定されている手首)に装着し直すように、装着手首誘導情報を表示してもよい。
具体的には、ユーザが、例えば製品の取扱説明書に従って、血圧測定を行おうとする姿勢をとる。この時点では、図8(A)に示すように、第1の表示器50Aは非表示モードとされ、また、図8(B)に示すように、第2の表示器50Bには時計機能による表示N1と、活動量測定機能による表示N2とがなされているものとする。
この状態で、図14のステップS41に示すように、ユーザが例えば本体10Aに設けられた第1の操作部52Aとしてのプッシュ式スイッチを右手で押すと(図14のステップS42でYES)、CPU100は、図14のステップS43に示すように、加速度センサ34の出力を用いて、この機器1が装着された手首が左手首であるか、または右手首であるかを検出して、この機器1が装着された手首が左手首90であるか否かを判断する。
ここで、この機器1が装着された手首が左手首でなければ(図14のステップS43でNO)、つまり装着された手首が右手首であれば、CPU100は、第1の表示器50A(この時、ユーザから見える状態にある)を表示モード、第2の表示器50B(この時、ユーザから見えない状態にある)を非表示モードとする(図14のステップS44)。続いて、CPU100は、図14のステップS45で、図16(A)に示すように、この例では第1の表示器50Aに、この機器1を左手首90に装着し直すように誘導する装着手首誘導情報を、画像として表示する(第2の制御)。この図16(A)の画像は、右手(および右手首)を示すイラストレーションM4と、左手(および左手首)を示すイラストレーションM5と、左手首に装着されるべき機器1を示す矩形マークM6と、右から左へ向かう向きを示す矢印マークM7とを含んでいる。さらに、CPU100は、その画像に続いて、図10(C)に示すように、第1の表示器50Aに、「測定開始できません」というメッセージを表示する。これらの図16(A)の画像と図16(C)のメッセージとを一定周期(例えば0.5秒間から数秒間までの範囲内の周期)で繰り返してもよい。なお、第1の表示器50Aで図16(A)、図16(C)の表示が行われている間、図16(B)に示すように、第2の表示器50Bはブランクになっている。
ユーザは、図16(A)の画像と図16(C)のメッセージとを見て、自分がこの機器1を左手首90に装着すべきことを直感的に知ることができる。つまり、ユーザは、この機器1を右手首から左手首90へ装着し直すように促される。
この機器1が装着された手首が左手首であれば(図14のステップS43でYES)、CPU100は、第1の表示器50Aを表示モード、第2の表示器50Bを非表示モードとし(図14のステップS46)、続いて、今回の血圧測定に関する情報を第1の表示器50Aに表示する(図14のステップS47)。この例では、図9(A)に示すように、第1の表示器50Aに、今回の血圧測定に関する情報として血圧測定の準備中であることを表す下向きの矢印マークM1を表示する。一方、図9(B)に示すように、第2の表示器50Bはブランクとなる。このようにして、CPU100は、今回の血圧測定に関する情報を第1の表示器50Aのみに表示する(第1の制御)。これにより、血圧測定(血圧測定期間)が開始され、図4のフローに従って血圧測定が行われる。
このようにした場合、左手首90で血圧が測定されることになって、血圧測定精度が高まる。
なお、この機器1を左手首90に装着するように誘導する装着手首誘導情報は、図16(A)、図16(C)に示したものに限られない。例えば、図17(A)に示すように、上記装着手首誘導情報として、渦巻き状のベルト中に反転した「OK」が表示されているマークM8と、圧力「26mmHg」を反転したマークM9とを含む画像を表示してもよい。ユーザは、この画像を見て、この機器1を右手首から左手首90へ装着し直すように促される。なお、第1の表示器50Aで図17(A)の表示が行われている間、図17(B)に示すように、第2の表示器50Bはブランクになっている。
なお、上記装着手首誘導情報として、上述のイラストレーションとマークに代えて、右手首から左手首へ装着し直す動きを示すアニメーションまたはビデオを用いてもよい。上記装着手首誘導情報は、手および/または手首だけでなく、上半身を含んでいてもよい。また、上記装着手首誘導情報は、第1の表示器50Aだけでなく、第2の表示器50Bにも表示してもよい。
また、本体10A内で第1の表示器50Aの裏側に、または、本体10B内で第2の表示器50Bの裏側に、LED(例えば、図3中の本体10Aに搭載されたLED50C)を搭載し、CPU100は、上記装着手首誘導情報をそのLEDの光(第1の表示器50Aまたは第2の表示器50Bの表示画面を透過した光)の点灯若しくは点滅を用いて表示してもよい。例えば、機器1が装着された手首が右手首(予定外の手首)であるとき、LED50Cを点灯若しくは点滅させる一方、機器1が装着された手首が左手首(予定された手首)であるとき、LED50Cの点灯若しくは点滅を停止する制御を行う。そのようにした場合、ユーザは、LED50Cの点灯若しくは点滅を停止させるべく、機器1を予定された手首に装着するように促される。
(変形例5)
上の図13のフローでは、血圧測定の開始前に、姿勢誘導情報を表示したが、これに限られるものではない。図18(A)、図18(B)のフローに示すように、血圧測定(血圧測定期間)中に、姿勢誘導情報を表示してもよい。図18(A)、図18(B)は、血圧測定中に、図4の全体的な動作フローと並行して実行される姿勢誘導情報に関するフローを示している。
上の図13のフローでは、血圧測定の開始前に、姿勢誘導情報を表示したが、これに限られるものではない。図18(A)、図18(B)のフローに示すように、血圧測定(血圧測定期間)中に、姿勢誘導情報を表示してもよい。図18(A)、図18(B)は、血圧測定中に、図4の全体的な動作フローと並行して実行される姿勢誘導情報に関するフローを示している。
血圧測定の開始時には、図9(A)に示すように、第1の表示器50Aに、今回の血圧測定に関する情報として血圧測定の準備中であることを表す下向きの矢印マークM1が表示され、また、図9(B)に示すように、第2の表示器50Bはブランクとなっているものとする。
血圧測定中に、CPU100は、図18(A)のステップS51に示すように、加速度センサ34の出力を用いて、血圧測定中のユーザの左手首90の姿勢、この例ではテーブル面(水平面)に対する左手首(前腕)90の傾斜角θ、および、左手首90の周りの掌側面90aの角度位置φ(掌側面90aが上を向いているか否か)を検出する。そして、CPU100は、図18(A)のステップS52に示すように、ユーザの左手首90の姿勢が推奨血圧測定姿勢(図6)に合致しているか否かを判断する。
具体的には、左手首(前腕)90の傾斜角θが予め定められた許容角度範囲(θL,θU)内にあり、かつ、左手首90の掌側面90aが上を向いていれば(すなわち、掌側面90aの角度位置φが許容角度範囲(φL,φR)内にあれば)、推奨血圧測定姿勢に合致していると判断する。それ以外の場合、例えば左手首90の傾斜角θが下限θLよりも小さいとき、左手首90の傾斜角θが上限θUよりも大きいとき、または、左手首90の掌側面90aが上ではなく、下ないし横を向いているとき(すなわち、掌側面90aの角度位置φが許容角度範囲(φL,φR)外にあるとき)は、推奨血圧測定姿勢に合致していないと判断する。
ユーザの左手首90の姿勢が推奨血圧測定姿勢に合致している場合(図18(A)のステップS52でYES)、CPU100は、第1の表示器50Aを表示モード、第2の表示器50Bを非表示モードとし(図18(A)のステップS53)、続いて、今回の血圧測定に関する情報を第1の表示器50Aに表示する(図18(A)のステップS54)。この例では、図19(A)に示すように、第1の表示器50Aに、今回の血圧測定に関する情報として、渦巻き状のベルト中に「OK」が表示されているマークM10と、圧力「26mmHg」を表示したマークM11とを含む画像を表示する。マークM10は、左手首90に対するベルト20の装着が適正であることを表している。マークM11は現在のカフ圧を表している。なお、図19(B)に示すように、第2の表示器50Bはブランクとなる。このようにして、CPU100は、今回の血圧測定に関する情報を第1の表示器50Aのみに表示する(第1の制御)。この状態で、血圧測定の処理が継続され(図18(A)のステップS55)、血圧算出が行われる(図18(A)のステップS56)。
一方、ユーザの左手首90の姿勢が推奨血圧測定姿勢に合致していない場合(図18(A)のステップS52でNO)であって、例えば左手首90の傾斜角θが下限θLよりも小さいとき、CPU100は、第1の表示器50Aを表示モード、第2の表示器50Bを非表示モードとする(図18(A)のステップS57)。続いて、CPU100は、図18(A)のステップS58で、今回の血圧測定に関する情報を第1の表示器50Aに表示するとともに(第1の制御)、左手首90の傾斜角θを大きくするように誘導する姿勢誘導情報を第1の表示器50Aに表示する(第4の制御)。この例では、図20(A)に示すように、第1の表示器50Aに、今回の血圧測定に関する情報として、渦巻き状のベルト中に「OK」が表示されているマークM10と、圧力「26mmHg」を表示したマークM11とに併せて、上記姿勢誘導情報として、マークM10(渦巻き状のベルト)の上方に配置された上向きの三角マークM12を含む画像を表示する。この上向きの三角マークM12は、左手首90の傾斜角θを大きくすべきことをユーザに直感的に知らせる。ユーザは、第1の表示器50Aに表示された画像を見て、左手首90の傾斜角θを大きくすべきことを促さされる。この誘導の結果、図18(A)のステップS55〜S56において、適正な傾斜角θで血圧が測定されることになって、血圧測定精度が高まる。なお、第1の表示器50Aで図20(A)の表示が行われている間、図20(B)に示すように、第2の表示器50Bはブランクになっている。
また、ユーザの左手首90の姿勢が推奨血圧測定姿勢に合致していない場合(図18(A)のステップS52でNO)であって、左手首90の傾斜角θが上限θUよりも大きいとき、CPU100は、第1の表示器50Aを表示モード、第2の表示器50Bを非表示モードとする(図18(A)のステップS59)。続いて、CPU100は、図18(A)のステップS60で、今回の血圧測定に関する情報を第1の表示器50Aに表示するとともに(第1の制御)、左手首90の傾斜角θを小さくするように誘導する姿勢誘導情報を第1の表示器50Aに表示する(第4の制御)。この例では、図21(A)に示すように、第1の表示器50Aに、今回の血圧測定に関する情報として、渦巻き状のベルト中に「OK」が表示されているマークM10と、圧力「26mmHg」を表示したマークM11とに併せて、上記姿勢誘導情報として、マークM10(渦巻き状のベルト)の下方に配置された下向きの三角マークM13を含む画像を表示する。この上向きの三角マークM12は、左手首90の傾斜角θを小さくすべきことをユーザに直感的に知らせる。ユーザは、第1の表示器50Aに表示された画像を見て、左手首90の傾斜角θを小さくすべきことを促さされる。この誘導の結果、図18(A)のステップS55〜S56において、適正な傾斜角θで血圧が測定されることになって、血圧測定精度が高まる。なお、第1の表示器50Aで図21(A)の表示が行われている間、図21(B)に示すように、第2の表示器50Bはブランクになっている。
また、ユーザの左手首90の姿勢が推奨血圧測定姿勢に合致していない場合(図18(A)のステップS52でNO)であって、左手首90の掌側面90aが上ではなく、下ないし横を向いているとき(すなわち、掌側面90aの角度位置φが許容角度範囲(φL,φR)外にあるとき)、CPU100は、第1の表示器50A(この時、ユーザから見えない状態にある)を非表示モード、第2の表示器50B(この時、ユーザから見える状態にある)を表示モードとする(図18(B)のステップS61)。そして、CPU100は、図18(B)のステップS62で、図10(B)に示すように、第2の表示器50Bに、左手首90の掌側面90aを上に向かせるように誘導する姿勢誘導情報を、画像として表示する(第4の制御)。既述のように、この図10(B)の画像は、左手(および左手首)を示すイラストレーションM2と、その左手(および左手首)を裏返すことを示す矢印マークM3とを含んでいる。ユーザは、図10(B)の画像を見て、自分が左手および左手首90を裏返すべきことを直感的に知ることができる。つまり、ユーザは、左手および左手首90を裏返すことを促される。この誘導の結果、図18(A)のステップS55〜S56において、左手首90の掌側面90aが上に向いた適切な姿勢で血圧が測定されることになって、血圧測定精度が高まる。なお、第2の表示器50Bで図10(B)の表示が行われている間、図10(A)に示すように、第1の表示器50Aはブランクになっている。
なお、図18(A)のステップS52で、左手首(前腕)90の傾斜角θが予め定められた許容角度範囲(θL,θU)を外れるとともに、左手首90の掌側面90aが下ないし横を向いている状態になった場合は、CPU100は、例えば、傾斜角θを許容角度範囲(θL,θU)内に誘導する処理(図18(A)のステップS57,S58またはS59,S60)と、掌側面90aを上向きに誘導する処理(図18(B)のステップS61,S62)とのいずれか一方を先に行い、他方を後に行う。または、それに代えて、CPU100は、第1の表示器50Aと第2の表示器50Bとの両方を表示モードとして、傾斜角θを許容角度範囲(θL,θU)内に誘導する処理(図18(A)のステップS58またはS60)と、掌側面90aを上向きに誘導する処理(図18(B)のステップS62)とを並行して行ってもよい。
さらに、CPU100は、血圧測定(血圧測定期間)中に、第1の表示器50Aまたは第2の表示器50Bに既述の装着手首誘導情報(例えば図16(A)、図16(C))を表示してもよい(第5の制御)。そのようにした場合、ユーザは、図16(A)の画像と図16(C)のメッセージとを見て、自分がこの機器1を左手首90に装着すべきことを直感的に知ることができる。つまり、ユーザは、この機器1を右手首から左手首90へ装着し直すように促される。この血圧測定期間中の装着手首誘導情報の表示は、この機器1が装着された手首が左手首と右手首とのいずれであるかを検出することなく血圧測定処理を開始した場合(例えば、図7のフローによって血圧測定処理を開始した場合)に、特に意義がある。
(変形例6)
図22(A)〜図23(D)は、血圧測定開始時から血圧測定完了時までの血圧測定期間中に、第1の表示器50Aに表示される「その血圧測定に関する情報」を表す様々な画像の例を示している。
図22(A)〜図23(D)は、血圧測定開始時から血圧測定完了時までの血圧測定期間中に、第1の表示器50Aに表示される「その血圧測定に関する情報」を表す様々な画像の例を示している。
図22(A)、図22(B)は、それぞれ血圧測定開始時の表示例を示している。図22(A)では、血圧測定開始時のカフ圧「0mmHg」を示す表示M21と、血圧測定の準備中であることを示す下向きの矢印マークM22とを含む画像が表示されている。図22(B)では、血圧測定開始時のカフ圧「0mmHg」を示す表示M21と、「測定開始します。安静にしましょう。」という、ユーザへの注意(心得)を示すメッセージM23とを含む画像が表示されている。
図22(C)、図22(D)、図22(E)は、それぞれ血圧測定途中の表示例を示している。図22(C)では、血圧測定途中の現在のカフ圧「74mmHg」を示す表示M31と、その血圧測定の進捗を示す帯グラフM32と、脈拍を検出していることを表す(脈検出毎に点灯する)サイン波形M33とを含む画像が表示されている。図22(D)では、測定時間[s]を横軸とし、圧力(カフ圧)[mmHg]を縦軸とした血圧測定中の圧力波形グラフM34を含む画像が表示されている。図22(E)では、血圧測定途中の現在のカフ圧「74mmHg」を示す表示M31と、その血圧測定の進捗を示す帯グラフM32と、渦巻き状のベルト中に「NG」が表示されている(ベルトが緩いことを示す)マークM35と、体動(または腕の動き)有りを表すマークM36とを含む画像が表示されている。マークM35、M36は、その血圧測定の信頼性に関する情報である。
図23(A)、図23(B)、図23(C)、図23(D)は、それぞれ血圧測定完了時の表示例を示している。図23(A)では、その血圧測定によって得られた収縮期血圧(最高血圧)「SYS:130」、拡張期血圧(最低血圧)「DIA:69」、脈拍「PLS:74」を示す表示M41と、その血圧測定の年月日「2015/8/19」および時刻「10:59:34」を示す表示M42とを含む画像が表示されている。なお、拡張期血圧と拡張期血圧の単位は[mmHg]であり、脈拍の単位は[拍/min]である。図23(B)では、その血圧測定によって得られた収縮期血圧「SYS:130」、拡張期血圧「DIA:69」、脈拍「PLS:74」を示す表示M41と、その血圧測定の時刻を含む或る期間(例えば1ヶ月)内の測定回数の目標達成率(単位[%])を示す帯グラフM43とを含む画像が表示されている。図23(C)では、その血圧測定によって得られた収縮期血圧「SYS:130」、拡張期血圧「DIA:69」、脈拍「PLS:74」を示す表示M41と、渦巻き状のベルト中に「NG」が表示されている(ベルトが緩いことを示す)マークM35と、体動(または腕の動き)有りを表すマークM36とを含む画像が表示されている。既述のように、マークM35、M36は、その血圧測定の信頼性に関する情報である。図23(D)では、その血圧測定によって得られた収縮期血圧(最高血圧)「SYS:153」、拡張期血圧(最低血圧)「DIA:102」、脈拍「PLS:54」を示す表示M41′と、「血圧が高めです。」という、その血圧測定によって得られた血圧値についての評価を示すメッセージM46とを含む画像が表示されている。
このように、血圧測定期間中に、第1の表示器50Aに、「その血圧測定に関する情報」として様々な情報が表示され得る。
(変形例7)
上の機器1では、図5Aに示すように左手首90の掌側面90aに対応して第1の表示器50A(および本体10A)が配置されるとともに、図5Bに示すように左手首90の背側面90bに対応して第2の表示器50B(および本体10B)が配置されるものとした。しかしながら、これに限られるものではなく、例えば、図25Aに示すように左手首90の橈側面(手首の外周のうち親指側に相当する部分の面)90cに対応して第1の表示器50A′(および本体10A′)が配置されるとともに、図25Bに示すように左手首90の背側面90bに対応して第2の表示器50B(および本体10B)が配置されるものとしてもよい。これを機器1′と呼ぶ。
上の機器1では、図5Aに示すように左手首90の掌側面90aに対応して第1の表示器50A(および本体10A)が配置されるとともに、図5Bに示すように左手首90の背側面90bに対応して第2の表示器50B(および本体10B)が配置されるものとした。しかしながら、これに限られるものではなく、例えば、図25Aに示すように左手首90の橈側面(手首の外周のうち親指側に相当する部分の面)90cに対応して第1の表示器50A′(および本体10A′)が配置されるとともに、図25Bに示すように左手首90の背側面90bに対応して第2の表示器50B(および本体10B)が配置されるものとしてもよい。これを機器1′と呼ぶ。
図24Aは、この機器1′の外観を斜めから見たところ示している。図24B、図24C、図24D、図24Eは、それぞれ機器1′を図24Aにおける右側方、上方、手前、下方から見たところを示している。
これらの図に示すように、この機器1′は、左手首90の橈側面90cに対応して第1の表示器50A′(および本体10A′)が配置されている以外の点は、既述の機器1と同じ構成になっており、機器1と同様に動作する。
この機器1′がベルト20でユーザの左手首90を取り巻いて装着された状態で、ユーザが推奨血圧測定姿勢をとれば、第1の表示器50A′がユーザの視野に入る姿勢となる。したがって、この機器1′によれば、機器1におけるのと同様に、血圧測定期間中、ユーザが推奨血圧測定姿勢をとるように促すことができる。一方、血圧測定期間以外の期間は、第1の表示器50A′、第2の表示器50Bは、血圧測定機能を含む複数の機能のために活用され得る。
上述の実施形態では、ユーザの左手首90の姿勢を検出し、また、機器1が装着された手首が左手首と右手首とのいずれであるかを検出するのに、加速度センサ34の出力を用いた。しかしながら、これに限られるものではない。ユーザの左手首90の姿勢、装着された手首が左手首と右手首とのいずれであるかは、加速度センサ34に代えて、または加速度センサ34に加えて、角速度センサ、気圧センサなどを用いて検出してもよい。
また、上述の実施形態では、姿勢誘導情報と装着手首誘導情報を、表示器50A,50Bによってユーザに知らせたが、これに限られるものではない。姿勢誘導情報と装着手首誘導情報を、表示器50A,50Bによる表示に代えて、または表示器50A,50Bによる表示に加えて、例えば本体10Aまたは本体10Bに内蔵された発音部(例えば、ブザー)または振動器によってユーザに知らせてもよい。この例では、図3中に本体10Bに搭載された発音部54と振動器55を破線のブロックで示している。
例えば、姿勢誘導情報については、ユーザの左手首90の姿勢が推奨血圧測定姿勢から外れたとき、発音部54を発音させるか又は振動器55を振動させる一方、ユーザの左手首90の姿勢が推奨血圧測定姿勢に合致したとき、発音部54の音又は振動器55の振動を停止する制御を行う。そのようにした場合、ユーザは、発音部54の音又は振動器55の振動を停止させるべく、左手首90の姿勢を推奨血圧測定姿勢に合致させるように促される。なお、その制御に代えて、ユーザの左手首90の姿勢が推奨血圧測定姿勢から離れると、発音部54の音又は振動器55の振動の断続周期を長くする一方、ユーザの左手首90の姿勢が推奨血圧測定姿勢に近づくと、発音部54の音又は振動器55の振動の断続周期を短くする制御を行ってもよい。そのようにした場合、ユーザは、発音部54の音又は振動器55の振動の断続周期を短くすべく、左手首90の姿勢を推奨血圧測定姿勢に合致させるように促される。
また、装着手首誘導情報については、機器1が装着された手首が右手首(予定外の手首)であるとき、発音部54を発音させるか又は振動器55を振動させる一方、機器1が装着された手首が左手首(予定された手首)であるとき、発音部54の音又は振動器55の振動を停止する制御を行う。そのようにした場合、ユーザは、発音部54の音又は振動器55の振動を停止させるべく、機器1を予定された手首に装着するように促される。
また、上述の実施形態では、機器1,1′は、左手首90に装着されることが予定されているものとした。しかしながら、これに限られるものではない。例えば機器1,1′に対して鏡面対称の外形を持つ、右手首に装着されることを予定した機器を構成してもよい。そのような機器は、左利きのユーザにとって便利である。
また、上述の実施形態では、第1の表示領域としての第1の表示器と、第2の表示領域としての第2の表示器とを、互いに別体として構成した。しかしながら、これに限られるものではない。例えば、第1の表示領域と第2の表示領域とは、手首の周方向に関して連続して延在する1つの表示器の、互いに異なる2つの領域であってもよい。
また、上述の実施形態では、血圧測定機能を実現するために、ベルト20内に手首を圧迫するための流体袋21(図3参照)が内包され、オシロメトリック法によって血圧を測定する構成を採用した。しかしながら、これに限られるものではない。例えば、ベルト20の内周面に、複数並ぶ圧力センサ(圧電素子)を備えた半導体センサアレイを搭載し、トノメトリ法(手首を通っている動脈を、血管の全周のうちの一部が平坦になる程度に押し、動脈内圧と外圧をバランスさせて非侵襲的に血圧を測定する方法)によって血圧を測定する構成を採用してもよい。つまり、本発明の機器では、血圧測定機能については手首に巻き付けられたベルト20を用いて血圧を測定できればよく、血圧測定機能を実現するために様々な構成および方法をとり得る。
また、上述の実施形態では、「推奨血圧測定姿勢」は、典型的には、図6に示したように、腕を曲げてテーブル上に肘を置いた上で、左手首90を前方斜め上へ向け、かつ、左手首90の掌側面90aを上へ向けた姿勢であるものとした。しかしながら、これに限られるものではない。「推奨血圧測定姿勢」は、前腕を体幹に対して前方で斜め(手が上、肘が下)に交差して挙げて、左手首90を心臓91の高さレベルに維持し、かつ、左手首90の橈側面cを上へ向けた姿勢であってもよい。特に、機器1′を用いる場合、後者の姿勢は、ユーザが第1の表示器50A′を見易いので、好ましい。
以上の実施形態は例示であり、この発明の範囲から離れることなく様々な変形が可能である。上述した複数の実施の形態は、それぞれ単独で成立し得るものであるが、実施の形態同士の組みあわせも可能である。また、異なる実施の形態の中の種々の特徴も、それぞれ単独で成立し得るものであるが、異なる実施の形態の中の特徴同士の組みあわせも可能である。
1,1′ 機器
10A,10A′,10B 本体
20 ベルト
50A,50A′ 第1の表示器
50B 第2の表示器
52A 第1の操作部
52B 第2の操作部
10A,10A′,10B 本体
20 ベルト
50A,50A′ 第1の表示器
50B 第2の表示器
52A 第1の操作部
52B 第2の操作部
Claims (14)
- 血圧測定機能を含む複数の機能を有し、手首を取り巻いて装着されるベルトを含む機器であって、
上記ベルトのうち上記手首の掌側面または橈側面に対応すべき部位に配置された第1の表示領域と、
上記ベルトのうち上記手首の背側面に対応すべき部位に配置された第2の表示領域と
を少なくとも備え、
血圧測定期間中は、その血圧測定に関する情報を上記第1の表示領域のみに表示する第1の制御を行い、上記血圧測定期間以外の期間は、表示されるべき情報を上記第1または第2の表示領域に表示する第2の制御を行う制御部を備えたことを特徴とする機器。 - 請求項1に記載の機器において、
上記ベルトのうち上記手首の掌側面または橈側面に対応すべき部位に、上記血圧測定期間を開始すべき旨の指示を入力するための操作部が配置されていることを特徴とする機器。 - 請求項2に記載の機器において、
この機器が装着された手首の姿勢を検出して、上記手首の姿勢が推奨血圧測定姿勢に合致したとき、または、上記操作部を介して上記血圧測定期間の開始準備を行うべき旨の指示が入力されたとき、上記血圧測定期間の開始準備を行う開始モードに移行する開始部を備えたことを特徴とする機器。 - 請求項3に記載の機器において、
上記開始部は、
上記手首の姿勢が推奨血圧測定姿勢に対して予め定められた第1許容範囲内に入ったとき、上記開始モードに移行し、
上記開始モードにある期間中に、上記手首の姿勢が上記推奨血圧測定姿勢に対して上記第1許容範囲内に予め定められた第2許容範囲内に入ったとき、上記開始モードを終了して上記血圧測定期間を開始することを特徴とする機器。 - 請求項3または4に記載の機器において、
上記開始モードにある期間中に、上記制御部は、上記血圧測定期間を開始するか否かを問い合わせる問合せ情報を、上記第1の表示領域のみに表示する第3の制御を行うことを特徴とする機器。 - 請求項5に記載の機器において、
上記制御部は、上記第1の表示領域に上記問合せ情報を表示した後、上記操作部を介して上記血圧測定期間を開始すべき旨の指示が入力されたとき、上記制御部は、上記開始モードを終了して上記血圧測定期間を開始することを特徴とする機器。 - 請求項1から6までのいずれか一つに記載の機器において、
上記制御部は、この機器が装着された手首の姿勢を推奨血圧測定姿勢に合致させるように誘導する姿勢誘導情報を、上記血圧測定期間中であっても、上記第1または第2の表示領域に表示する第4の制御を行うことを特徴とする機器。 - 請求項1から7までのいずれか一つに記載の機器において、
上記制御部は、この機器が装着された手首が左手首と右手首とのいずれであるかを検出して、上記装着された手首が一方の手首であるとき、この機器を他方の手首に装着し直すように誘導する装着手首誘導情報を、上記血圧測定期間中であっても、上記第1または第2の表示領域に表示する第5の制御を行うことを特徴とする機器。 - 請求項7に記載の機器において、
上記制御部は、上記第1または第2の表示領域に、上記姿勢誘導情報を手若しくは手首を含む画像、または、光の点灯若しくは点滅を用いて表示することを特徴とする機器。 - 請求項8に記載の機器において、
上記制御部は、上記第1または第2の表示領域に、上記装着手首誘導情報を手若しくは手首を含む画像、または、光の点灯若しくは点滅を用いて表示することを特徴とする機器。 - 請求項1から10までのいずれか一つに記載の機器において、
音を発する発音部、または、振動を発する振動器を備え、
上記制御部は、この機器が装着された手首の姿勢を推奨血圧測定姿勢に合致させるように誘導する姿勢誘導情報を、上記発音部の音、または、上記振動器の振動を用いて報知することを特徴とする機器。 - 請求項1から11までのいずれか一つに記載の機器において、
音を発する発音部、または、振動を発する振動器を備え、
上記制御部は、この機器が装着された手首が左手首と右手首とのいずれであるかを検出して、上記装着された手首が一方の手首であるとき、この機器を他方の手首に装着し直すように誘導する装着手首誘導情報を、上記発音部の音、または、上記振動器の振動を用いて報知することを特徴とする機器。 - 請求項1に記載の機器において、
上記ベルトのうち上記手首の掌側面または橈側面に対応すべき部位に配置された、この機器の機能に関する指示を入力するための第1の操作部と、
上記ベルトのうち上記手首の背側面に対応すべき部位に配置された、この機器の機能に関する指示を入力するための第2の操作部と
を備え、
上記血圧測定期間を開始すべき旨の指示の入力は、上記第1、第2の操作部のうち上記第1の操作部を通してのみ可能になっていることを特徴とする機器。 - 血圧測定機能を含む複数の機能を有し、手首を取り巻いて装着されるベルトを含む機器であって、
上記ベルトのうち上記手首の掌側面または橈側面に対応すべき部位に配置された、この機器の機能に関する指示を入力するための第1の操作部と、
上記ベルトのうち上記手首の背側面に対応すべき部位に配置された、この機器の機能に関する指示を入力するための第2の操作部と
を備え、
上記血圧測定期間を開始すべき旨の指示の入力は、上記第1、第2の操作部のうち上記第1の操作部を通してのみ可能になっていることを特徴とする機器。
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