JP2017120008A - 床材剥離機 - Google Patents

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Abstract

【課題】剥離刃により床面から剥離した床材が、剥離機本体の後方で手押しハンドルを握って操作している作業員の位置まで到達せず、作業の邪魔にならない床材剥離機を提供する。【解決手段】 車輪14により移動可能に構成された略箱体形状の剥離機本体12と、剥離機本体12の前方本体フレーム22の下端に配置され、剥離刃28を支持する刃先ブラケット24を備え、剥離機本体12に内蔵された駆動機構の駆動により、剥離刃28を支持した刃先ブラケット24が、振動することによって、剥離刃28によって床材Dを剥離するように構成された床面Fに貼着された床材Dを剥離するための床材剥離機10であって、剥離刃によって床面から剥離された床材を上方に案内する案内傾斜面11を備え、案内傾斜面11の床面Fとの間の傾斜角度(α、β、β')が、上方に向かって徐々に大きくなるように設定されている。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、床面に貼着された塩化ビニル製などの樹脂製のタイル、CFシート(クッションフロアーシート)、リノリウムシートなどの軟質のシート材、エポキシ樹脂やウレタン樹脂を床面に塗布して防水床とした床面、石材などから構成される硬質タイル、また、例えば、オンドルなどにおいて用いられているフローリングなどの木材などから構成される床材(以下、単に、「床材」と言う)を、床面から連続的に剥離するための床材剥離機に関する。
従来より、内装の施工において、古くなったり、傷がついたりした、例えば、コンクリートの床面に接着剤によって貼着施工された床材を剥離して、新しい床材に張り替えることが行われている。
このような床材を剥離するため、従来は、いわゆる「電動ケレン」と呼ばれる専用の工具を用いて、手作業で剥離していたが、例えば、ショッピングセンターなどの床面積が大きく、剥離面積が大きくなると、手間と時間がかかるため、機械的に連続的に床材を剥離するための床材剥離機が種々提案されている。
例えば、特許文献1(実公平02−042825号公報)、特許文献2(実公平07−044676号公報)などにおいて、床材剥離機が種々提案されている。
図22は、従来の手押し式の床材剥離機の一般的な構造の概略を示す側面図である。
図22に示したように、従来の床材剥離機100は、略箱体形状の剥離機本体102を備えており、この剥離機本体102の後端の下方には、剥離機本体102を前後方向に自走式で移動させるため、剥離機本体102に配置された車輪104が備えられている。
なお、車輪104が、図示しない走行用駆動モーターに連結されて、自走するタイプの床材剥離機も知られている。
また、剥離機本体102の後端の上方には、剥離機本体102を移動させるため、作業者が手で把持して、剥離機本体102を前後左右方向に自由に移動させるための、手押しハンドル106が設けられている。
剥離機本体102の前方本体フレーム116の下端には、刃先ブラケット108が設けられており、刃先ブラケット108には、その先端部分に、脱着自在な剥離刃110が、床面Fに対して、剥離刃110の刃先が所定の角度になるように支持されている。
さらに、剥離機本体102の上方には、剥離機本体102の一部を構成し、床材剥離機100に自重を付与して剥離作用を促進するためのウェイト部112が設けられている。
このように構成される従来の床材剥離機100は、剥離機本体102に内蔵された図示しない駆動モーターなどに連結された駆動機構の駆動により、剥離刃110を支持した刃先ブラケット108が、例えば、前後方向に振動するように構成されている。
この刃先ブラケット108の振動によって、床面Fと床材Dとの間に侵入した剥離刃110が振動することによって、その振動、衝撃作用によって、剥離刃110によって、床材Dが床面Fから連続的に剥離されるように構成されている。
実公平02−042825号公報 実公平07−044676号公報 特開2007−198091号公報
このような従来の床材剥離機100では、床材Dが、例えば、リノリウムシートなどのシート材、フローリングなどの木材など、床面Fから剥離した床材Dの長さが長い場合には、下記のような問題が発生する。
すなわち、図23は、図22の従来の手押し式の床材剥離機の部分拡大側面図である。
図23に示したように、剥離刃110により床面Fから剥離した床材Dが、刃先ブラケット108の前面のブラケット傾斜面114に沿って案内されて上昇して、剥離機本体102の前方本体フレーム116の前面の本体フレーム傾斜面118、ウェイト部112の前面のウェイト部傾斜面120に沿って案内されて、後方に向かって上昇することになる。
この場合、床材剥離機100では、刃先ブラケット108の前面のブラケット傾斜面114と、床面Fとの間の傾斜角度αと、前方本体フレーム116の前面の本体フレーム傾斜面118と、床面Fとの間の傾斜角度βは、傾斜角度αよりも傾斜角度βが大きくなる(α<β)ように設定されている。
従って、剥離刃110により床面Fから剥離した床材Dが、刃先ブラケット108の前面のブラケット傾斜面114に沿って案内されて上昇することになる。
しかしながら、従来の剥離機本体102では、前方本体フレーム116の前面の本体フレーム傾斜面118と、床面Fとの間の傾斜角度βは一定であり、ウェイト部112の前面のウェイト部傾斜面120と床面Fとの間の傾斜角度も、この傾斜角度βと同一で一定である。
従って、床面Fから剥離され、刃先ブラケット108の前面のブラケット傾斜面114に沿って案内されて上昇した床材Dが、前方本体フレーム116の前面の本体フレーム傾斜面118、ウェイト部112の前面のウェイト部傾斜面120に沿って後方上方に案内されて、剥離機本体102の後方で手押しハンドル106を握って操作している作業員の位置まで到達して、作業の邪魔になってしまう。
また、このように後方上方に案内された床材Dが、剥離機本体102の表面の機構部品などに引っ掛かったりして、作業を中断しなければならないおそれがあり、作業効率が低下することにもなる。
このため、このように後方上方に案内された床材Dが、剥離機本体102の後方で手押しハンドル106を握って操作している作業員の位置まで到達する前に、補助作業員が手で、剥離され上昇した床材Dを、剥離機本体102の側方に案内したり、床材Dを手で切断することが行われており、煩雑な作業が必要で、作業員の数も必要で、手間とコストがかかることになる。
なお、ウェイト部112を有しない構造の従来の床材剥離機100もあるが、この場合も、前方本体フレーム116の前面の本体フレーム傾斜面118と、床面Fとの間の傾斜角度βは一定であり、同様な問題が存在する。
このため、特許文献3(特開2007−198091号公報)では、剥離された床材の回収、運搬などの取扱いが容易となるように床材を纏めることができる床材剥離機200が提案されている。
図24は、特許文献3の床材剥離機200部分拡大断面図である。
図24に示したように、特許文献3の床材剥離機200では、作業機本体202の前部に、刃体取付け体204が取付けられている。
そして、この刃体取付け体204の上部に、弧状の摺動面206を有するアタッチメント208が取付けられている。これにより、自走式の作業機本体202の走行により、刃体210で剥離した床材Dが、アタッチメント208の弧状の案内面212と、アタッチメント208の弧状の摺動面206に当接して摺動させて、床材Dをロール形状に巻くことができるように構成されている。
しかしながら、特許文献3の床材剥離機200では、軟質の、例えば、CFシート(クッションフロアーシート)、リノリウムシートなどの軟質のシート材には適用することができるが、硬質の床材である石材などから構成される硬質タイル、また、例えば、オンドルなどにおいて用いられているフローリングなどの木材に適用することは不可能である。
また、ロール形状に巻かれた床材Dが一定の半径になると、そのまま床材剥離機200を作動し続けることが不可能であり、ロール形状に巻かれた床材Dを、アタッチメント208から取り出さなければならず、連続作業が不可能で、作業効率が低下するとともに、煩雑で手間がかかり、コストも高くつくことになる。
本発明は、このような現状に鑑み、剥離刃により床面から剥離した床材が、剥離機本体の後方で手押しハンドルを握って操作している作業員の位置まで到達せず、作業の邪魔にならない床材剥離機を提供することを目的とする。
また、本発明は、補助作業員が手で、剥離され上昇した床材を、剥離機本体の側方に案内する必要もなく、床材が、剥離機本体の表面の機構部品などに引っ掛かったりすることがなく、作業を中断しなければならないおそれがなく、連続作業が可能で、作業効率が向上した床材剥離機を提供することを目的とする。
本発明は、前述したような従来技術における課題及び目的を達成するために発明されたものであって、本発明の床材剥離機は、
車輪により移動可能に構成された略箱体形状の剥離機本体と、
前記剥離機本体の前方本体フレームの下端に配置され、剥離刃を支持する刃先ブラケットを備え、
前記剥離機本体に内蔵された駆動機構の駆動により、剥離刃を支持した刃先ブラケットが、振動することによって、剥離刃によって床材を剥離するように構成された床面に貼着された床材を剥離するための床材剥離機であって、
前記剥離刃によって床面から剥離された床材を上方に案内する案内傾斜面を備え、
前記剥離刃によって床面から剥離された床材の剥離端が当接する案内傾斜面の床面との間の傾斜角度が、上方に向かって徐々に大きくなるように設定されていることを特徴とする。
このように構成することによって、剥離刃により床面から剥離した床材が、案内傾斜面に沿って案内されて上昇することになる。この場合、剥離刃によって床面から剥離された床材の剥離端が当接する案内傾斜面の床面との間の傾斜角度が、上方に向かって徐々に大きくなるように設定されているので、従来の床材剥離機のように、後方に案内されることなく、上方に向かって案内されることになる。
従って、剥離刃により床面から剥離した床材が、剥離機本体の後方で手押しハンドルを握って操作している作業員の位置まで到達せず、作業の邪魔にならない。
しかも、床材が、剥離機本体の表面の機構部品などに引っ掛かったりすることがなく、作業を中断しなければならないおそれがなく、連続作業が可能で、作業効率が向上した床材剥離機を提供することができる。
また、本発明床材剥離機は、
前記案内傾斜面が、
前記刃先ブラケットの前面のブラケット傾斜面と、
前記前方本体フレームの前面の本体フレーム傾斜面と、
を備え、
前記刃先ブラケットの前面のブラケット傾斜面と、床面との間の傾斜角度αと、
前記前方本体フレームの前面の本体フレーム傾斜面と、床面との間の傾斜角度βとが、
前記傾斜角度αよりも傾斜角度βが大きくなる(α<β)ように設定されるとともに、
前記前方本体フレームの前面の本体フレーム傾斜面と、床面との間の傾斜角度βが、上方に向かって徐々に大きくなるように設定されていることを特徴とする。
このように構成することによって、剥離刃により床面Fから剥離した床材が、刃先ブラケットの前面のブラケット傾斜面に沿って案内されて上昇して、剥離機本体の前方本体フレームの前面の本体フレーム傾斜面に沿って案内されて上昇することになる。
この場合、刃先ブラケットの前面のブラケット傾斜面と、床面Fとの間の傾斜角度αと、前方本体フレームの前面の本体フレーム傾斜面と、床面との間の傾斜角度βは、傾斜角度αよりも傾斜角度βが大きくなる(α<β)ように設定されている。
従って、剥離刃により床面から剥離した床材が、刃先ブラケットの前面のブラケット傾斜面に沿って案内されて上昇することになる。
そして、前方本体フレームの前面の本体フレーム傾斜面と、床面との間の傾斜角度βが、上方に向かって徐々に大きくなるように設定されているので、刃先ブラケットの前面のブラケット傾斜面に沿って案内されて上昇した床材が、前方本体フレームの前面の本体フレーム傾斜面により、従来の床材剥離機のように、後方に案内されることなく、上方に向かって案内されることになる。
従って、剥離刃により床面から剥離した床材が、剥離機本体の後方で手押しハンドルを握って操作している作業員の位置まで到達せず、作業の邪魔にならない。
しかも、床材が、剥離機本体の表面の機構部品などに引っ掛かったりすることがなく、作業を中断しなければならないおそれがなく、連続作業が可能で、作業効率が向上した床材剥離機を提供することができる。
また、本発明床材剥離機は、前記前方本体フレームの前面の本体フレーム傾斜面が、
前記前方本体フレームの前面の本体フレーム傾斜面と、床面との間の傾斜角度βが、多段に徐々に大きくなるように形成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、剥離刃により床面から剥離した床材が、刃先ブラケットの前面のブラケット傾斜面に沿って案内されて上昇し、傾斜角度βが、多段に徐々に大きくなるように形成された、前方本体フレームの前面の本体フレーム傾斜面により、従来の床材剥離機のように、後方に案内されることなく、上方に向かって案内されることになる。
従って、剥離刃により床面から剥離した床材が、剥離機本体の後方で手押しハンドルを握って操作している作業員の位置まで到達せず、作業の邪魔にならない。
しかも、床材が、剥離機本体の表面の機構部品などに引っ掛かったりすることがなく、作業を中断しなければならないおそれがなく、連続作業が可能で、作業効率が向上した床材剥離機を提供することができる。
また、本発明床材剥離機は、前記刃先ブラケットの前面のブラケット傾斜面が、
前記刃先ブラケットの前面のブラケット傾斜面と、床面との間の傾斜角度αが、多段に徐々に大きくなるように形成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、剥離刃により床面から剥離した床材が、傾斜角度αが、多段に徐々に大きくなるように形成された刃先ブラケットの前面のブラケット傾斜面に円滑に上方に案内されることになる。
また、本発明床材剥離機は、前記前方本体フレームの前面の本体フレーム傾斜面に、剥離された床材を剥離機本体の側方に案内する案内傾斜面が形成された案内プレート部材が付設されていることを特徴とする。
このように構成することによって、剥離刃により床面から剥離され、前方本体フレームの前面の本体フレーム傾斜面に案内され上昇した床材が、前方本体フレームの前面の本体フレーム傾斜面に形成された案内プレート部材の案内傾斜面に沿って案内され、これにより、剥離された床材が剥離機本体の側方に案内されることになる。
従って、従来の床材剥離機のように、補助作業員が手で、剥離され上昇した床材を、剥離機本体の側方に案内する必要もなく、剥離刃により床面から剥離した床材が、剥離機本体の後方で手押しハンドルを握って操作している作業員の位置まで到達せず、作業の邪魔にならない。
しかも、床材が、剥離機本体の表面の機構部品などに引っ掛かったりすることがなく、作業を中断しなければならないおそれがなく、連続作業が可能で、作業効率が向上した床材剥離機を提供することができる。
また、本発明床材剥離機は、前記案内プレート部材の案内傾斜面が、剥離された床材を剥離機本体の進行方向の左側側方に案内する左側案内傾斜面が形成された案内プレート部材であることを特徴とする。
このように、案内プレート部材の案内傾斜面が、剥離された床材を剥離機本体の進行方向の左側側方に案内する左側案内傾斜面が形成された案内プレート部材であっても良い。
また、本発明床材剥離機は、前記案内プレート部材の案内傾斜面が、剥離された床材を剥離機本体の進行方向の右側側方に案内する右側案内傾斜面が形成された案内プレート部材であることを特徴とする。
このように、案内プレート部材の案内傾斜面が、剥離された床材を剥離機本体の進行方向の右側側方に案内する右側案内傾斜面が形成された案内プレート部材であっても良い。
また、本発明床材剥離機は、前記案内プレート部材の案内傾斜面が、剥離された床材を剥離機本体の進行方向の左右側方に案内する左側案内傾斜面と右側案内傾斜面とが形成された案内プレート部材であることを特徴とする。
このように構成することによって、従来の床材剥離機のように、補助作業員が手で、剥離され上昇した床材を、剥離機本体の側方に案内する必要もなく、剥離刃により床面から剥離した床材が、左側案内傾斜面と右側案内傾斜面とによって、剥離機本体の左右の側方に案内されることになる。
従って、剥離刃により床面から剥離した床材が、剥離機本体の後方で手押しハンドルを握って操作している作業員の位置まで到達せず、作業の邪魔にならない。
しかも、床材が、剥離機本体の表面の機構部品などに引っ掛かったりすることがなく、作業を中断しなければならないおそれがなく、連続作業が可能で、作業効率が向上した床材剥離機を提供することができる。
また、本発明床材剥離機は、前記案内プレート部材が、左右方向に回動可能に構成されていることを特徴とする。
このように、案内プレート部材が、左右方向に回動可能に構成されていれば、剥離刃により床面から剥離した床材を、剥離機本体の左右の側方に自由な角度で案内することができ極めて便利である。
また、本発明の床材剥離機は、前記車輪の前方に位置する剥離された床材を、剥離機本体の進行方向の左右側方に案内するガイド機構が設けられていることを特徴とする。
ところで、床面Fから剥離することによって細かく砕けた床材Dが、車輪の前に来た場合、車輪が、この細かく砕けた床材Dに乗り上げてしまうことがある。
このような場合、剥離機本体が水平にならず傾いてしまうことになり、その結果、刃先ブラケットに装着された剥離刃が水平にならず、床面Fの床材Dに対して、いわゆる、「上滑り」してしまい、床面Fから床材Dが剥離されないことになる。
また、車輪が、細かく砕けた床材Dに乗り上げてしまうと、剥離機本体の後部が持ち上がった状態となる。その結果、床面Fに対して、剥離刃の刃先が、床材Dを剥離しやすい所定の角度(例えば、15°〜30°)から外れてしまい、床面Fから床材Dが剥離されないことになる。
従って、本発明の床材剥離機では、ガイド機構が設けられているので、剥離機本体の左右の側面に、床面Fから剥離することによって細かく砕けた床材Dが、車輪の前方に来た際に、細かく砕けた床材Dを車輪で踏んでしまわない。
これにより、床面Fから剥離することによって細かく砕けた床材Dが、車輪の前に来た場合にも、車輪が、この細かく砕けた床材Dに乗り上げてしまうことがない。
また、細かく砕けた床材Dを車輪で踏んでしまわないので、剥離機本体が常に水平で傾いてしまうことがなく、その結果、刃先ブラケットに装着された剥離刃が常に水平になり、床面Fの床材Dに対して、いわゆる、「上滑り」してしまうことがなく、床面Fから床材Dを確実に剥離することができる。
また、本発明の床材剥離機は、
前記剥離刃と床面との間の傾斜角度Aが、15°〜30゜の範囲であり、
前記刃先ブラケットの前面のブラケット傾斜面と床面との間の傾斜角度αが、前記剥離刃と床面との間の傾斜角度Aよりも、5°〜20°の範囲で大きくなるように設定されていることを特徴とする。
また、本発明の床材剥離機は、前記剥離刃が装着された刃先ブラケットを前後方向に水平に移動・振動するように構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、剥離刃により床面から剥離した床材が、案内傾斜面に沿って案内されて上昇することになる。この場合、剥離刃によって床面から剥離された床材の剥離端が当接する案内傾斜面の床面との間の傾斜角度が、上方に向かって徐々に大きくなるように設定されているので、従来の床材剥離機のように、後方に案内されることなく、上方に向かって案内されることになる。
従って、剥離刃により床面から剥離した床材が、剥離機本体の後方で手押しハンドルを握って操作している作業員の位置まで到達せず、作業の邪魔にならない。
しかも、床材が、剥離機本体の表面の機構部品などに引っ掛かったりすることがなく、作業を中断しなければならないおそれがなく、連続作業が可能で、作業効率が向上した床材剥離機を提供することができる。
また、本発明によれば、剥離刃により床面Fから剥離した床材が、刃先ブラケットの前面のブラケット傾斜面に沿って案内されて上昇して、剥離機本体の前方本体フレームの前面の本体フレーム傾斜面に沿って案内されて上昇することになる。
この場合、刃先ブラケットの前面のブラケット傾斜面と、床面Fとの間の傾斜角度αと、前方本体フレームの前面の本体フレーム傾斜面と、床面との間の傾斜角度βは、傾斜角度αよりも傾斜角度βが大きくなる(α<β)ように設定されている。
従って、剥離刃により床面Fから剥離した床材Dが、刃先ブラケットの前面のブラケット傾斜面に沿って案内されて上昇することになる。
そして、前方本体フレームの前面の本体フレーム傾斜面と、床面との間の傾斜角度βが、上方に向かって徐々に大きくなるように設定されているので、刃先ブラケットの前面のブラケット傾斜面に沿って案内されて上昇した床材が、前方本体フレームの前面の本体フレーム傾斜面により、従来の床材剥離機のように、後方に案内されることなく、上方に向かって案内されることになる。
従って、剥離刃により床面から剥離した床材が、剥離機本体の後方で手押しハンドルを握って操作している作業員の位置まで到達せず、作業の邪魔にならない。
しかも、床材が、剥離機本体の表面の機構部品などに引っ掛かったりすることがなく、作業を中断しなければならないおそれがなく、連続作業が可能で、作業効率が向上した床材剥離機を提供することができる。
また、本発明によれば、剥離刃により床面から剥離され、前方本体フレームの前面の本体フレーム傾斜面に案内され上昇した床材が、前方本体フレームの前面の本体フレーム傾斜面に形成された案内プレート部材の案内傾斜面に沿って案内され、これにより、剥離された床材が剥離機本体の側方に案内されることになる。
従って、補助作業員が手で、剥離され上昇した床材を、剥離機本体の側方に案内する必要もなく、剥離刃により床面から剥離した床材が、剥離機本体の後方で手押しハンドルを握って操作している作業員の位置まで到達せず、作業の邪魔にならない。
しかも、床材が、剥離機本体の表面の機構部品などに引っ掛かったりすることがなく、作業を中断しなければならないおそれがなく、連続作業が可能で、作業効率が向上した床材剥離機を提供することができる。
図1は、本発明の床材剥離機の概略を示す側面図である。 図2は、図1の床材剥離機のA方向の矢視図である。 図3は、図1の床材剥離機の上面図である。 図4は、図1の部分拡大図である。 図5は、剥離刃28が装着された刃先ブラケット24を前後方向に水平に移動(振動)するための駆動機構の一例を示す部分拡大側面図である。 図6は、図5の上面図である。 図7は、図1の床材剥離機の斜視図である。 図8は、本発明の別の実施例の床材剥離機の部分拡大側面図である。 図9は、本発明の別の実施例の床材剥離機の概略を示す側面図である。 図10は、図9の床材剥離機のA方向の矢視図である。 図11は、図9の床材剥離機の上面図である。 図12は、本発明の別の実施例の床材剥離機の概略を示す側面図である。 図13は、図12の部分拡大図である。 図14は、図12の床材剥離機の上面図である。 図15は、本発明の別の実施例の床材剥離機の概略を示す側面図である。 図16は、図15の床材剥離機のA方向の矢視図である。 図17は、図15の床材剥離機の上面図である。 図18は、本発明の別の実施例の床材剥離機の概略を示す上面図である。 図19は、本発明の別の実施例の床材剥離機の概略を示す上面図である。 図20は、本発明の別の実施例の床材剥離機の概略を示す図1と同様な側面図である。 図21は、図20の床材剥離機の下面図である。 図22は、従来の手押し式の床材剥離機の一般的な構造の概略を示す側面図である。 図23は、図22の従来の手押し式の床材剥離機の部分拡大側面図である。 図24は、特許文献3の床材剥離機200部分拡大断面図である。
以下、本発明の実施の形態(実施例)を図面に基づいてより詳細に説明する。
(実施例1)
図1は、本発明の床材剥離機の概略を示す側面図、図2は、図1の床材剥離機のA方向の矢視図、図3は、図1の床材剥離機の上面図、図4は、図1の部分拡大図、図5は、剥離刃28が装着された刃先ブラケット24を前後方向に水平に移動(振動)するための駆動機構の一例を示す部分拡大側面図、図6は、図5の上面図、図7は、図1の床材剥離機の斜視図である。
図1〜図3、図7において、符号10は、全体で本発明の床材剥離機を示している。
図1に示したように、略箱体形状の剥離機本体12を備えており、この剥離機本体12の後端の下方には、剥離機本体12を前後方向に自走式で移動させるため、剥離機本体12内に配置された、図示しない走行用駆動モーターに連結された車輪14が備えられている。
なお、もちろん、自走式でないタイプの、剥離機本体12に単なる車輪14を設けただけの構造の床材剥離機10としても良い。
また、剥離機本体12の後端の上方には、剥離機本体12を移動させるため、作業者が手で把持して、剥離機本体12を前後左右方向に自由に移動させるための、手押しハンドル16が設けられている。
また、図1、図3に示したように、手押しハンドル16には、その右端にクラッチレバー16aが設けられており、このクラッチレバー16aを操作することにより、走行用駆動モーターからの駆動の伝達を制御して、床材剥離機10の自走を制御することができるようになっている。
より具体的には、クラッチレバー16aから手を放した状態では、走行用駆動モーターからの駆動が車輪14へ伝達され、床材剥離機10が自走した状態となる。
一方、クラッチレバー16aを握っている間は、走行用駆動モーターからの駆動の車輪14への伝達が遮断され、これにより、床材剥離機10の自走を停止させる構造となっている。
なお、逆に、クラッチレバー16aから手を放した状態では、走行用駆動モーターからの駆動の車輪14への伝達が遮断され、これにより、床材剥離機10の自走を停止させるようにしても良い。
そして、クラッチレバー16aを握っている間は、走行用駆動モーターからの駆動が車輪14へ伝達され、床材剥離機10が自走した状態となる構造としても良い。
さらに、手押しハンドル16には、ON−OFFスイッチ18が設けられた操作盤20が中央部に設けられており、この操作盤20のON−OFFスイッチ18を操作することによって、床材剥離機10の作動を制御(走行用駆動モーターの駆動、後述する駆動モーター40の駆動の制御)することができるように構成されている。
また、剥離機本体12の前方本体フレーム22の下端には、刃先ブラケット24が設けられており、刃先ブラケット24には、その先端部分に、ボルトなどの締結部材26によって、剥離刃28が、脱着自在に装着されている。
図5は、剥離刃28が装着された刃先ブラケット24を前後方向に水平に移動(振動)するための駆動機構の一例を示す部分拡大側面図、図6は、図5の上面図である。
図5、図6に示したように、刃先ブラケット24の基端部36の幅方向の両端には、それぞれ、水平ガイド部材32が設けられており、この水平ガイド部材32が、剥離機本体12に固定された案内ブラケット34に案内されて、図1、図4、図5、図6の矢印で示したように、刃先ブラケット24が、前後方向に水平に移動(振動)できるように構成されている。
また、図5、図6に示したように、刃先ブラケット24の基端部には、ピボット軸38が設けられている。このピボット軸38の外周に、駆動ロッド31の一端31aが回転可能に軸支されている。
また、剥離機本体12には、固定された駆動モーター40が固定されており、この駆動モーター40の駆動軸に、回転駆動プーリー42が連結されている。さらに、剥離機本体12には、駆動モーター40の駆動軸の回転駆動プーリー42の回転を伝達するための回転伝達プーリー30が固定されている。
そして、この駆動モーター40の回転駆動プーリー42と、回転伝達プーリー30との間に、回転駆動ベルト44が装着されている。
これにより、駆動モーター40の回転駆動プーリー42が回転することによって、回転駆動ベルト44を介して、回転伝達プーリー30が回転するように構成されている。
また、図5、図6に示したように、回転伝達プーリー30の回転軸は、偏心シャフト33となっており、この偏心シャフト33の外周に、駆動ロッド31の他端31bが偏心するように、ベアリング35を介して、回転可能に連結されている。
このように構成することによって、駆動モーター40の回転駆動プーリー42が回転することによって、回転駆動ベルト44を介して、回転伝達プーリー30が回転する。
そして、回転伝達プーリー30の回転軸である偏心シャフト33が回転することによって、駆動ロッド31が、図5、図6の矢印で示したように、前後方向に水平に揺動する。
これにともなって、駆動ロッド31の一端31aが回転可能に、刃先ブラケット24の基端部のピボット軸38に軸支されているので、駆動ロッド31の前後方向の水平の揺動によって、剥離刃28が装着された刃先ブラケット24が、前後方向に水平に移動(振動)することができるように構成されている。
すなわち、刃先ブラケット24の基端部の幅方向の両端の水平ガイド部材32が、案内ブラケット34に案内されて、前後方向に移動(振動)して、これにより、刃先ブラケット24(剥離刃28)が、図1、図4の矢印で示したように、前後方向に移動(振動)するように構成されている。
この刃先ブラケット24の前後方向の振動によって、床面Fと床材Dとの間に侵入した剥離刃28が振動することによって、その振動、衝撃作用によって、剥離刃28によって、床材Dが床面Fから連続的に剥離されるように構成されている。
なお、図1に示したように、駆動モーター40の回転駆動プーリー42と、回転伝達プーリー30との間に装着された回転駆動ベルト44の張力を調整するために、スライド用溝46に沿って移動調整することができる張力調整装置48が設けられている。
また、図1、図3〜図4に示したように、車輪14を支持する車輪支持ブラケット50が、剥離機本体12対して、回動できるように構成されている。
すなわち、この車輪支持ブラケット50に連結され、ピボット軸50aを中心に回動できる高さ調整レバー52の係止部を、剥離機本体12の左右の側面54a、54bに形成された複数の高さ調整穴56に係止することによって、車輪14に対して、剥離機本体12の高さ(すなわち、図4に示した剥離刃28と床面Fとの間の傾斜角度A)を調整することができるように構成されている。
これによって、床面Fに対して、剥離刃28の刃先が、床材Dを剥離しやすい所定の角度(例えば、15°〜30°)になるように、回動することができるように構成されている。
さらに、剥離機本体12の上方には、剥離機本体12の一部を構成し、床材剥離機10に自重を付与して剥離作用を促進するためのウェイト部58が設けられている。
このように構成される本発明の床材剥離機10では、図1、図3に示したように、剥離刃28によって床面Fから剥離された床材Dを上方に案内する案内傾斜面11を備えている。
そして、この剥離刃28によって床面Fから剥離された床材Dの剥離端D1が当接する案内傾斜面11の床面Fとの間の傾斜角度が、上方に向かって徐々に大きくなるように設定されている。
このように構成することによって、剥離刃28により床面Fから剥離した床材Dが、案内傾斜面11に沿って案内されて上昇することになる。この場合、剥離刃28によって床面Fから剥離された床材Dの剥離端D1が当接する案内傾斜面11の床面Fとの間の傾斜角度が、上方に向かって徐々に大きくなるように設定されているので、従来の床材剥離機のように、後方に案内されることなく、上方に向かって案内されることになる。
従って、剥離刃28により床面Fから剥離した床材Dが、剥離機本体12の後方で手押しハンドル16を握って操作している作業員の位置まで到達せず、作業の邪魔にならない。
しかも、床材Dが、剥離機本体12の表面の機構部品などに引っ掛かったりすることがなく、作業を中断しなければならないおそれがなく、連続作業が可能で、作業効率が向上した床材剥離機を提供することができる。
なお、この場合、この実施例の床材剥離機10では、案内傾斜面11が、刃先ブラケット24の前面のブラケット傾斜面60と、前方本体フレーム62の前面の本体フレーム傾斜面64(および、その上方のウェイト部58の前面のウェイト部傾斜面66)とから構成されている。
また、このように構成される本発明の床材剥離機10では、図1、図3に示したように、剥離刃28により床面Fから剥離した床材Dが、刃先ブラケット24の前面のブラケット傾斜面60に沿って案内されて上昇して、剥離機本体12の前方本体フレーム62の前面の本体フレーム傾斜面64、ウェイト部58の前面のウェイト部傾斜面66に沿って案内されて、上昇することになる。
この場合、図4に示したように、本発明の床材剥離機10では、刃先ブラケット24の前面のブラケット傾斜面60と、床面Fとの間の傾斜角度αと、前方本体フレーム62の前面の本体フレーム傾斜面64と、床面Fとの間の傾斜角度βは、傾斜角度αよりも傾斜角度βが大きくなる(α<β)ように設定されている。
従って、剥離刃28により床面Fから剥離した床材Dが、刃先ブラケット24の前面のブラケット傾斜面60に沿って案内されて上昇することになる。
さらに、本発明の床材剥離機10では、前方本体フレーム62の前面の本体フレーム傾斜面64と、床面Fとの間の傾斜角度βが、上方に向かって徐々に大きくなるように設定されている。
すなわち、図4に示したように、この実施例の床材剥離機10では、前方本体フレーム62の前面の本体フレーム傾斜面64と、床面Fとの間の傾斜角度βに続いて、その上方のウェイト部58の前面のウェイト部傾斜面66と床面Fとの間の傾斜角度β'が、傾斜角度βよりも、傾斜角度β'が大きくなる(β'>β)ように設定されている。
これにより、前方本体フレーム62の前面の本体フレーム傾斜面64と、床面Fとの間の傾斜角度βが、上方に向かって徐々に大きくなるように設定されている(この実施例では、傾斜角度β'が、傾斜角度βよりも、傾斜角度β'が大きくなる(β'>β)ように設定されている)。
従って、刃先ブラケット24の前面のブラケット傾斜面60に沿って案内されて上昇した床材Dが、前方本体フレーム62の前面の本体フレーム傾斜面64(および、その上方のウェイト部58の前面のウェイト部傾斜面66)により、従来の床材剥離機のように、後方に案内されることなく、上方に向かって案内されることになる。
これにより、剥離刃28により床面Fから剥離した床材Dが、剥離機本体12の後方で手押しハンドル16を握って操作している作業員の位置まで到達せず、作業の邪魔にならない。
しかも、床材Dが、剥離機本体12の表面の機構部品などに引っ掛かったりすることがなく、作業を中断しなければならないおそれがなく、連続作業が可能で、作業効率が向上した床材剥離機10を提供することができる。
なお、図1、図3に示したように、本発明の床材剥離機10を持ち運ぶために、剥離機本体12の左右の側面54a、54bには、前後に4つの持ち運び用把手68が設けられている。
また、図1、図3に示したように、ウェイト部58を剥離機本体12の上部に脱着自在に取り付けるために、例えば、ボルトなどの締結部材74が設けられている。
この場合、前方本体フレーム62の前面の本体フレーム傾斜面64と、床面Fとの間の傾斜角度β、ウェイト部58の前面のウェイト部傾斜面66と床面Fとの間の傾斜角度β'の角度は、特に限定されるものではない。
しかしながら、剥離刃28により床面Fから剥離した床材Dが、刃先ブラケット24の前面のブラケット傾斜面60に沿って案内されて上昇した後、床材Dの上昇端が、これらの本体フレーム傾斜面64、ウェイト部傾斜面66に衝突して上昇しないような角度とならないように、傾斜角度β、傾斜角度β'は、例えば、35°〜65°の範囲となるように設定すれば良い。
なお、この実施例の床材剥離機10では、図4に示したように、前方本体フレーム62の前面の本体フレーム傾斜面64と、床面Fとの間の傾斜角度βに続いて、その上方のウェイト部58の前面のウェイト部傾斜面66と床面Fとの間の傾斜角度β'が、傾斜角度βよりも、傾斜角度β'が大きくなる(β'>β)ように設定した。
しかしながら、図8に示したように、前方本体フレーム62の前面の本体フレーム傾斜面64自体を、多段に徐々に大きくなるように(この実施例では、3つの傾斜角度β1〜β3)複数の本体フレーム傾斜面64(この実施例の場合には、3つの本体フレーム傾斜面64a〜64c)から形成するようにしても良い。
なお、この実施例では、多段の数を3つとしたが、その数、長さなどは特に限定されるものではない。以下において、本体フレーム傾斜面64、ウェイト部傾斜面66についても、多段に形成する場合についても、同様に、多段の数、長さなどは特に限定されるものではない。
なお、ウェイト部58を有しない構造の床材剥離機10とすることもでき、この場合には、前方本体フレーム62の前面の本体フレーム傾斜面64自体を、多段に徐々に大きくなるように複数の本体フレーム傾斜面64から形成するようにしても良い。
また、図示しないが、同様に、刃先ブラケット24の前面のブラケット傾斜面60が、刃先ブラケット24の前面のブラケット傾斜面60と、床面Fとの間の傾斜角度αが、多段に徐々に大きくなるように形成しても良い。
このように構成することによって、剥離刃28により床面Fから剥離した床材Dが、傾斜角度αが、多段に徐々に大きくなるように形成された刃先ブラケット24の前面のブラケット傾斜面60に円滑に上方に案内されることになる。
さらに、図示しないが、ウェイト部58の前面のウェイト部傾斜面66と床面Fとの間の傾斜角度β'についても同様に、傾斜角度αが、多段に徐々に大きくなるように形成することも可能である。
また、この場合、図4に示したように、剥離刃28と床面Fとの間の傾斜角度Aが、15°〜30゜の範囲であり、刃先ブラケット24の前面のブラケット傾斜面60と床面Fとの間の傾斜角度αが、剥離刃28と床面Fとの間の傾斜角度Aよりも、5°〜20°の範囲で大きくなるように設定されているのが望ましい。
さらに、前述したように、図1に示したように、高さ調整レバー52の係止部を、剥離機本体12の左右の側面54a、54bに形成された複数の高さ調整穴56に係止して、車輪14に対して、剥離機本体12の高さ(すなわち、剥離刃28と床面Fとの間の傾斜角度A)を調整している。
この場合に、水平ガイド部材32と床面Fとの間の傾斜角度が、0°〜8°の範囲で調整が可能となっているのであるが、例えば、図1に示した高さ調整レバー52の位置のように、剥離機本体12の高さ(すなわち、剥離刃28と床面Fとの間の傾斜角度A)が低い位置で係止した状態では、図5〜図6に示したように、駆動機構によって、剥離刃28が装着された刃先ブラケット24を前後方向に水平に移動(振動)するのが望ましい。
(実施例2)
図9は、本発明の別の実施例の床材剥離機の概略を示す側面図、図10は、図9の床材剥離機のA方向の矢視図、図11は、図9の床材剥離機の上面図である。
この実施例の床材剥離機10は、図1〜図4に示した床材剥離機10と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には、同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例の床材剥離機10では、図9、図11に示したように、剥離刃28の幅が、剥離機本体12の幅と略同じ幅になるように構成されている。また、この剥離刃28の幅と同じように、刃先ブラケット24の幅も、剥離機本体12の幅と略同じ幅になるように構成されている。
また、刃先ブラケット24の幅方向の両端には、刃先ブラケット24の前面のブラケット傾斜面60と、床面Fとの間の傾斜角度αと略同じ角度となるように、傾斜フランジ24aが形成されている。
これにより、剥離刃28により床面Fから剥離した床材Dが、刃先ブラケット24の前面のブラケット傾斜面60、傾斜フランジ24aに沿って案内されて上昇して、剥離機本体12の前方本体フレーム62の前面の本体フレーム傾斜面64、ウェイト部58の前面のウェイト部傾斜面66に沿って案内されて、上昇するように構成されている。
このように、剥離刃28の幅と、刃先ブラケット24の幅を、剥離機本体12の幅と略同じ幅になるように構成することによって、剥離刃28により床面Fから剥離する床材の剥離幅が大きくなり、剥離効果が向上する。
また、後述する図20、図21に示した実施例のような、剥離機本体12の進行方向の左右側方(剥離機本体12の左右の側面54a、54bの方向)に案内する(取り除く)、ガイド機構80が不要となる。
(実施例3)
図12は、本発明の別の実施例の床材剥離機の概略を示す側面図、図13は、図12の部分拡大図、図14は、図12の床材剥離機の上面図である。
この実施例の床材剥離機10は、図1〜図4に示した床材剥離機10と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には、同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例の床材剥離機10では、図12〜図13に示したように、剥離刃28と床面Fとの間の傾斜角度A、刃先ブラケット24の前面のブラケット傾斜面60と床面Fとの間の傾斜角度α、ウェイト部58の前面のウェイト部傾斜面66と床面Fとの間の傾斜角度β'が、上方に向かって徐々に大きくなるように設定されている。
しかしながら、前方本体フレーム62の前面の本体フレーム傾斜面64と、床面Fとの間の傾斜角度βが、刃先ブラケット24の前面のブラケット傾斜面60と床面Fとの間の傾斜角度αよりも小さく設定されている。
すなわち、本発明の床材剥離機10では、剥離刃28によって床面Fから剥離された床材Dの剥離端D1が当接する案内傾斜面11の床面Fとの間の傾斜角度が、上方に向かって徐々に大きくなるように設定されていれば良い。
換言すれば、図13に示したように、例えば、剥離刃28によって床面Fから剥離された床材Dの剥離端D1が、前方本体フレーム62の前面の本体フレーム傾斜面64に当接せず、ウェイト部58の前面のウェイト部傾斜面66に当接するのであれば、中間の当接しない前方本体フレーム62の前面の本体フレーム傾斜面64と、床面Fとの間の傾斜角度βが、刃先ブラケット24の前面のブラケット傾斜面60と床面Fとの間の傾斜角度αよりも小さく設定されていれば良い。
また、この実施例の床材剥離機10では、図9〜図11の実施例2の床材剥離機10と同様に、図14に示したように、剥離刃28の幅が、剥離機本体12の幅と略同じ幅になるように構成されている。また、この剥離刃28の幅と同じように、刃先ブラケット24の幅も、剥離機本体12の幅と略同じ幅になるように構成されている。
また、刃先ブラケット24の幅方向の両端には、刃先ブラケット24の前面のブラケット傾斜面60と、床面Fとの間の傾斜角度αと略同じ角度となるように、傾斜フランジ24aが形成されている。
このように、剥離刃28の幅と、刃先ブラケット24の幅を、剥離機本体12の幅と略同じ幅になるように構成することによって、剥離刃28により床面Fから剥離する床材の剥離幅が大きくなり、剥離効果が向上する。
また、後述する図20、図21に示した実施例のような、剥離機本体12の進行方向の左右側方(剥離機本体12の左右の側面54a、54bの方向)に案内する(取り除く)、ガイド機構80が不要となる。
(実施例4)
図15は、本発明の別の実施例の床材剥離機の概略を示す側面図、図16は、図15の床材剥離機のA方向の矢視図、図17は、図15の床材剥離機の上面図である。
この実施例の床材剥離機10は、図1〜図4に示した床材剥離機10と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には、同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例の床材剥離機10では、図15〜図17に示したように、前方本体フレーム62の前面の本体フレーム傾斜面64に、剥離された床材Dを剥離機本体12の側方(剥離機本体12の左右の側面54a、54bの方向)に案内する案内傾斜面72が形成された案内プレート部材70が付設されている。
すなわち、この実施例の床材剥離機10では、案内プレート部材70の案内傾斜面72が、剥離された床材Dを剥離機本体12の進行方向の左右側方(剥離機本体12の左右の側面54a、54bの方向)に案内する左側案内傾斜面72aと右側案内傾斜面72bとが形成された案内プレート部材70である。
図15〜図17に示したように、左側案内傾斜面72aと右側案内傾斜面72bは、それぞれ、上方に向かって後方に傾斜するとともに、上方に向かって側方に拡がる逆三角形の案内傾斜面となっている。
また、左側案内傾斜面72aと右側案内傾斜面72bの上方の端部72c、72dは、剥離作業の邪魔にならないように、剥離機本体12の左右の側面54a、54bから側方に、剥離機本体12の全体の幅と略同一の長さまで突出した形状となっている。
このように構成することによって、従来の床材剥離機のように、補助作業員が手で、剥離され上昇した床材Dを、剥離機本体12の側方に案内する必要もなく、剥離刃28により床面Fから剥離した床材Dが、左側案内傾斜面72aと右側案内傾斜面72bとによって、剥離機本体12の左右の側方(剥離機本体12の左右の側面54a、54bの方向)に案内されることになる。
従って、剥離刃28により床面Fから剥離した床材Dが、剥離機本体12の後方で手押しハンドル16を握って操作している作業員の位置まで到達せず、作業の邪魔にならない。
しかも、床材Dが、剥離機本体12の表面の機構部品などに引っ掛かったりすることがなく、作業を中断しなければならないおそれがなく、連続作業が可能で、作業効率が向上した床材剥離機10を提供することができる。
なお、図示しないが、回動機構を剥離機本体12に設けておき、これに連結することによって、図17の矢印で示したように、案内プレート部材70が、左右方向に回動可能に構成されるようにしても良い。
このように、案内プレート部材70が、左右方向に回動可能に構成されていれば、剥離刃28により床面Fから剥離した床材Dを、剥離機本体12の左右の側方(剥離機本体12の左右の側面54a、54bの方向)に自由な角度で案内することができ極めて便利である。なお、この回動機構は、下記の図18、図19の実施例においても同様に適用することができる。
なお、この実施例の床材剥離機10では、案内プレート部材70の案内傾斜面72が、剥離された床材Dを剥離機本体12の進行方向の左右側方(剥離機本体12の左右の側面54a、54bの方向)に案内する左側案内傾斜面72aと右側案内傾斜面72bとが形成された案内プレート部材70である。
しかしながら、図18に示したように、案内プレート部材70の案内傾斜面72が、剥離された床材Dを剥離機本体12の進行方向の左側側方(左の側面54a)に案内する左側案内傾斜面72aのみが形成された案内プレート部材70であっても良い。
また、図19に示したように、案内プレート部材70の案内傾斜面72が、剥離された床材を剥離機本体の進行方向の右側側方(右の側面54b)に案内する右側案内傾斜面72bのみが形成された案内プレート部材70であっても良い。
さらに、図示しないが、1つの案内プレート部材70に1つの案内傾斜面を設けておき、この案内傾斜面の向きを変える(回動させる)ように構成することも可能である。
このように構成することによって、剥離された床材Dを剥離機本体12の進行方向の左側側方(左の側面54a)に案内する傾斜面と、剥離された床材Dを剥離機本体12の進行方向の右側側方(右の側面54b)に案内する傾斜面の両方に対応できるような案内プレート部材70とすることができる。
(実施例5)
図20は、本発明の別の実施例の床材剥離機の概略を示す図1と同様な側面図、図21は、図20の床材剥離機の下面図である。
この実施例の床材剥離機10は、図1〜図4に示した床材剥離機10と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には、同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。
ところで、床面Fから剥離することによって細かく砕けた床材Dが、車輪14の前に来た場合、車輪14が、この細かく砕けた床材Dに乗り上げてしまうことがある。
このような場合、剥離機本体12が水平にならず傾いてしまうことになり、その結果、刃先ブラケット24に装着された剥離刃28が水平にならず、床面Fの床材Dに対して、いわゆる、「上滑り」してしまい、床面Fから床材Dが剥離されないことになる。
また、車輪14が、細かく砕けた床材Dに乗り上げてしまうと、車輪14を支持する車輪支持ブラケット50が、すなわち、剥離機本体12の後部が持ち上がった状態となる。その結果、、床面Fに対して、剥離刃28の刃先が、床材Dを剥離しやすい所定の角度(例えば、15°〜30°)から外れてしまい、床面Fから床材Dが剥離されないことになる。
このため、この実施例の床材剥離機10では、図20〜図21に示したように、剥離機本体12の左右の側面54a、54bに、床面Fから剥離することによって細かく砕けた床材Dが、車輪14の前方に来た際に、細かく砕けた床材Dを車輪14で踏んでしまわないように、剥離機本体12の進行方向の左右側方(剥離機本体12の左右の側面54a、54bの方向)に案内する(取り除く)、ガイド機構80が設けられている。
具体的には、図20〜図21に示したように、ガイド機構80は、剥離機本体12の左右の側面54a、54bに、それぞれ、ピボット軸82により、上下方向に回動可能に軸支されたガイドブラケット84を備えている。
そして、このガイドブラケット84の後部下端には、ガイドフランジ86が、図21に示したように、剥離機本体12の左右の側面54a、54bから、後方に拡径状態で傾斜するように張り出して形成されている。
このガイドフランジ86に、略L字形状のガイドブレード88が、ボルトなどの締結部材90によって、脱着自在に装着されている。
また、図20に示したように、ガイドブラケット84の後方には、円弧状にガイド溝92が形成されており、このガイド溝92に、幅が広くなった複数個の係止溝部92aが、一定間隔離間して形成されている。
また、剥離機本体12の左右の側面54a、54bに、それぞれ、調整突設ピン94が外側に突設するように形成され、この調整突設ピン94が、ガイド溝92を貫通するように設けられている。
さらに、この調整突設ピン94は、例えば、調整突設ピン94をネジ締め形式により、ガイド溝92の任意の位置の係止溝部92aに係止することができるようになっている。
これにより、前述したような、車輪支持ブラケット50の高さ調整レバー52の係止部による高さ調整穴56への係止による、車輪14に対する剥離機本体12の高さの調整に従って、調整突設ピン94の係止溝部92aへの係止位置の調整により、ガイドブレード88の下端が、床面Fに接触するように調整することができるように構成されている。
その結果、細かく砕けた床材Dが、車輪14の前に来た際に、細かく砕けた床材Dを車輪14で踏んでしまわないように、剥離機本体12の進行方向の左右側方(剥離機本体12の左右の側面54a、54bの方向)に確実に案内する(取り除く)ことができるようになっている。
なお、この場合、車輪支持ブラケット50の高さ調整レバー52の係止部による高さ調整穴56への係止による、車輪14に対する剥離機本体12の高さの調整、ならびに、調整突設ピン94の係止溝部92aへの係止位置の調整は、手動により、または、図示しない制御装置により、自動的に調整するようにすることができる。
また、この場合、前述した案内(取り除き効果)を考慮すれば、ガイドフランジ86のガイドブレード88は、剥離機本体12の左右の側面54a、54bから側方に、剥離機本体12の全体の幅と略同一の長さまで突出した形状とするのが望ましい。
また、この場合、図21に示したように、ガイドブレード88と、剥離機本体12の左右の側面54a、54bとのなす角度γは、このような案内(取り除き効果)を考慮すれば、30°〜60°とするのが望ましい。
また、この場合、ガイドフランジ86に、図示しない回動機構を設けておき、手動により、または、図示しない制御装置により、この角度γを自由に変更することができるようにすることも可能である。
なお、この実施例では、図1〜図4に示した実施例の床材剥離機10に対して、ガイド機構80を設けたが、図5〜図19に示した実施例の床材剥離機10に対して、ガイド機構80を設けることももちろん可能である。
従って、このように構成される本発明の床材剥離機10では、ガイド機構60が設けられているので、剥離機本体12の左右の側面54a、54bに、床面Fから剥離することによって細かく砕けた床材Dが、車輪14の前方に来た際に、細かく砕けた床材Dを車輪14で踏んでしまわない。
これにより、床面Fから剥離することによって細かく砕けた床材Dが、車輪14の前に来た場合にも、車輪14が、この細かく砕けた床材Dに乗り上げてしまうことがない。
また、細かく砕けた床材Dを車輪14で踏んでしまわないので、剥離機本体12が常に水平で傾いてしまうことがなく、その結果、刃先ブラケット24に装着された剥離刃28が常に水平になり、床面Fの床材Dに対して、いわゆる、「上滑り」してしまうことがなく、床面Fから床材Dを確実に剥離することができる。
以上、本発明の好ましい実施の態様を説明してきたが、本発明はこれに限定されることはなく、例えば、上記の実施例2では、実施例1の構成の床材剥離機10、すなわち、前方本体フレーム62の前面の本体フレーム傾斜面64と、床面Fとの間の傾斜角度βが、上方に向かって徐々に大きくなるように設定した床材剥離機10の前方本体フレーム62の前面の本体フレーム傾斜面64に、案内プレート部材70を付設した。
しかしながら、従来の床材剥離機100の前方本体フレーム116の前面の本体フレーム傾斜面118に、案内プレート部材70を付設することも可能である。
また、上記の実施例の床材剥離機10では、刃先ブラケット24の前後方向の振動によって、床面Fと床材Dとの間に侵入した剥離刃28が振動することによって、その振動、衝撃作用によって、剥離刃28によって、床材Dが床面Fから連続的に剥離されるように構成されている。
しかしながら、刃先ブラケット24の前後方向の振動だけでなく、刃先ブラケット24の左右方向の振動、これらの振動の組み合わせとすることも可能である。
さらに、この実施例の床材剥離機10では、、作業者が手で把持して、剥離機本体12を前後左右方向に自由に移動させるための、手押しハンドル16が設けられたタイプの床材剥離機10としたが、図示しないが、作業者用の座席を設けた自走式の床材剥離機10に適用することも可能である。
また、上記の実施例では、剥離刃28によって床面Fから剥離された床材Dの剥離端D1が当接する案内傾斜面11を平面としたが、発明の床材剥離機10では、剥離刃28によって床面Fから剥離された床材Dの剥離端D1が当接する案内傾斜面11の床面Fとの間の傾斜角度が、上方に向かって徐々に大きくなるように設定されていれば良く、剥離刃28によって床面Fから剥離された床材Dの剥離端D1が当接する案内傾斜面11は、曲面とすることも可能であるなど本発明の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
本発明は、例えば、床面に貼着された塩化ビニル製などの樹脂製のタイル、CFシート(クッションフロアーシート)、リノリウムシートなどの軟質のシート材、エポキシ樹脂やウレタン樹脂を床面に塗布して防水床とした床面、石材などから構成される硬質タイル、また、例えば、オンドルなどにおいて用いられているフローリングなどの木材などから構成される床材を、床面から連続的に剥離するための床材剥離機に適用することができる。
10 床材剥離機
11 案内傾斜面
12 剥離機本体
14 車輪
16 手押しハンドル
16a クラッチレバー
18 スイッチ
20 操作盤
22 前方本体フレーム
24 刃先ブラケット
24a 傾斜フランジ
26 締結部材
28 剥離刃
30 回転伝達プーリー
31 駆動ロッド
31a 一端
31b 他端
32 水平ガイド部材
33 偏心シャフト
34 案内ブラケット
35 ベアリング
36 基端部
38 ピボット軸
40 駆動モーター
42 回転駆動プーリー
44 回転駆動ベルト
46 スライド用溝
48 張力調整装置
50 車輪支持ブラケット
50a ピボット軸
52 調整レバー
54a、54b 側面
56 調整穴
58 ウェイト部
60 ブラケット傾斜面
64 本体フレーム傾斜面
66 ウェイト部傾斜面
68 持ち運び用把手
70 案内プレート部材
72 案内傾斜面
72a 左側案内傾斜面
72b 右側案内傾斜面
72c、72d 端部
74 締結部材
80 ガイド機構
82 ピボット軸
84 ガイドブラケット
86 ガイドフランジ
88 ガイドブレード
90 締結部材
92 ガイド溝
92a 係止溝部
94 調整突設ピン
100 床材剥離機
102 剥離機本体
104 車輪
106 手押しハンドル
108 刃先ブラケット
110 剥離刃
112 ウェイト部
114 ブラケット傾斜面
116 前方本体フレーム
118 本体フレーム傾斜面
120 ウェイト部傾斜面
200 床材剥離機
202 作業機本体
204 刃体取付け体
206 摺動面
208 アタッチメント
210 刃体
212 案内面
D 床材
D1 剥離端
F 床面
α 傾斜角度
β 傾斜角度
β' 傾斜角度
A 傾斜角度

Claims (18)

  1. 車輪により移動可能に構成された略箱体形状の剥離機本体と、
    前記剥離機本体の前方本体フレームの下端に配置され、剥離刃を支持する刃先ブラケットを備え、
    前記剥離機本体に内蔵された駆動機構の駆動により、剥離刃を支持した刃先ブラケットが、振動することによって、剥離刃によって床材を剥離するように構成された床面に貼着された床材を剥離するための床材剥離機であって、
    前記剥離刃によって床面から剥離された床材を上方に案内する案内傾斜面を備え、
    前記剥離刃によって床面から剥離された床材の剥離端が当接する案内傾斜面の床面との間の傾斜角度が、上方に向かって徐々に大きくなるように設定されていることを特徴とする床材剥離機。
  2. 前記案内傾斜面が、
    前記刃先ブラケットの前面のブラケット傾斜面と、
    前記前方本体フレームの前面の本体フレーム傾斜面と、
    を備え、
    前記刃先ブラケットの前面のブラケット傾斜面と、床面との間の傾斜角度αと、
    前記前方本体フレームの前面の本体フレーム傾斜面と、床面との間の傾斜角度βとが、
    前記傾斜角度αよりも傾斜角度βが大きくなる(α<β)ように設定されるとともに、
    前記前方本体フレームの前面の本体フレーム傾斜面と、床面との間の傾斜角度βが、上方に向かって徐々に大きくなるように設定されていることを特徴とする請求項1に記載の床材剥離機。
  3. 前記前方本体フレームの前面の本体フレーム傾斜面が、
    前記前方本体フレームの前面の本体フレーム傾斜面と、床面との間の傾斜角度βが、多段に徐々に大きくなるように形成されていることを特徴とする請求項2に記載の床材剥離機。
  4. 前記刃先ブラケットの前面のブラケット傾斜面が、
    前記刃先ブラケットの前面のブラケット傾斜面と、床面との間の傾斜角度αが、多段に徐々に大きくなるように形成されていることを特徴とする請求項2から3のいずれかに記載の床材剥離機。
  5. 前記前方本体フレームの前面の本体フレーム傾斜面に、剥離された床材を剥離機本体の側方に案内する案内傾斜面が形成された案内プレート部材が付設されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の床材剥離機。
  6. 前記案内プレート部材の案内傾斜面が、剥離された床材を剥離機本体の進行方向の左側側方に案内する左側案内傾斜面が形成された案内プレート部材であることを特徴とする請求項5に記載の床材剥離機。
  7. 前記案内プレート部材の案内傾斜面が、剥離された床材を剥離機本体の進行方向の右側側方に案内する右側案内傾斜面が形成された案内プレート部材であることを特徴とする請求項5に記載の床材剥離機。
  8. 前記案内プレート部材の案内傾斜面が、剥離された床材を剥離機本体の進行方向の左右側方に案内する左側案内傾斜面と右側案内傾斜面とが形成された案内プレート部材であることを特徴とする請求項5に記載の床材剥離機。
  9. 前記案内プレート部材が、左右方向に回動可能に構成されていることを特徴とする請求項5から8のいずれかに記載の床材剥離機。
  10. 前記車輪の前方に位置する剥離された床材を、剥離機本体の進行方向の左右側方に案内するガイド機構が設けられていることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の床材剥離機。
  11. 前記剥離刃と床面との間の傾斜角度Aが、15°〜30゜の範囲であり、
    前記刃先ブラケットの前面のブラケット傾斜面と床面との間の傾斜角度αが、前記剥離刃と床面との間の傾斜角度Aよりも、5°〜20°の範囲で大きくなるように設定されていることを特徴とする請求項2から10のいずれかに記載の床材剥離機。
  12. 前記剥離刃が装着された刃先ブラケットを前後方向に水平に移動・振動するように構成されていることを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載の床材剥離機。
  13. 車輪により移動可能に構成された略箱体形状の剥離機本体と、
    前記剥離機本体の前方本体フレームの下端に配置され、剥離刃を支持する刃先ブラケットを備え、
    前記剥離機本体に内蔵された駆動機構の駆動により、剥離刃を支持した刃先ブラケットが、振動することによって、剥離刃によって床材を剥離するように構成された床面に貼着された床材を剥離するための床材剥離機であって、
    前記前方本体フレームの前面の本体フレーム傾斜面に、剥離された床材を剥離機本体の側方に案内する案内傾斜面が形成された案内プレート部材が付設されていることを特徴とする床材剥離機。
  14. 前記案内プレート部材の案内傾斜面が、剥離された床材を剥離機本体の進行方向の左側側方に案内する左側案内傾斜面が形成された案内プレート部材であることを特徴とする請求項13に記載の床材剥離機。
  15. 前記案内プレート部材の案内傾斜面が、剥離された床材を剥離機本体の進行方向の右側側方に案内する右側案内傾斜面が形成された案内プレート部材であることを特徴とする請求項13に記載の床材剥離機。
  16. 前記案内プレート部材の案内傾斜面が、剥離された床材を剥離機本体の進行方向の左右側方に案内する左側案内傾斜面と右側案内傾斜面とが形成された案内プレート部材であることを特徴とする請求項13に記載の床材剥離機。
  17. 前記案内プレート部材が、左右方向に回動可能に構成されていることを特徴とする請求項13から15のいずれかに記載の床材剥離機。
  18. 前記車輪の前方に位置する剥離された床材を、剥離機本体の進行方向の左右側方に案内するガイド機構が設けられていることを特徴とする請求項13から17のいずれかに記載の床材剥離機。
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