JP2001038719A - 石材切断機 - Google Patents

石材切断機

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JP2001038719A
JP2001038719A JP11219750A JP21975099A JP2001038719A JP 2001038719 A JP2001038719 A JP 2001038719A JP 11219750 A JP11219750 A JP 11219750A JP 21975099 A JP21975099 A JP 21975099A JP 2001038719 A JP2001038719 A JP 2001038719A
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arm
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Kiyoshi Miyashita
清 宮下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正確に切断でき、小型化および軽量化でき、
さらに切断部を手で動かすことで回転ブレードをその面
に沿った任意の方向に変位でき自由な切断が可能な石材
切断機であって、さらに厚い石材などの被切断材を基台
に載置して切断できる石材切断機を提供する。 【解決手段】 基台1上方に回転ブレード23とそ駆動
手段からなる切断部を配設し、ハンドル21を設け、切
断部を切断前後方向および上下方向に手動により変位し
て切断する石材切断機において、基台1に設けたガイド
溝4と、ガイド溝4にスライドするスライドビーム9
と、スライドビームに立設の支柱11と、ガイド溝4内
にスライドビーム9を前後移動自在に摺動可能とする直
動ガイド機構を設け、支柱11の上端にスライドビーム
の上方に水平に張り出す水平アーム12を設け、水平ア
ーム12の先端部に上下リンクバー16、17からなる
平行リンク機構からなる上下変位手段を形成し、平行リ
ンク機構の先端の可動リンク腕18の下部に一体に回転
ブレード23を有する切断部を設けた石材切断機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイヤモンドホイ
ール等の回転ブレードにより石材、コンクリート製品、
タイル、レンガ等の被切断材を切断する石材切断機に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的な石材切断機は、石材など
の被切断材を切断するダイヤモンドホイールの回転ブレ
ードと駆動モータからなるカッターであり、回転ブレー
ドを駆動させつつ該石材切断機を手動して石材を切断す
る。
【0003】上記手動式の石材切断機では、回転ブレー
ドを手動で移動させることから、一直線に切断するのは
非常に困難であり、切断面が歪むことが多い。この切断
面の歪みは、回転ブレードのダイヤモンド面の磨耗を大
きくし、ダイヤモンド面が3分の1程度まで磨耗すると
アサリが小さくなって被切断材との摩擦が非常に大きく
なり、回転ブレードの回転が停止してしまうことも多か
った。また切断面の歪みは、回転ブレードの回転こだわ
りを発生させ、高価な回転ブレードのダイヤモンド面が
欠損してしまう不都合を生じた。石材切断機の下側に直
進用の当て板を設けたものは、当て板と被切断材との摩
擦が大きく、回転ブレードの手動に大きな力が必要であ
る。さらに回転ブレードの焼きつきや石粉の飛散を防止
するために回転ブレードの切断箇所への注水が必要であ
るが、この注水の制御が石材切断機の操作と別々であ
り、操作が煩雑であった。
【0004】一方、切断を正確化かつ省力化すべく回転
ブレードの切断方向への移動を機械的に行わせる石材切
断機も従来から開発されている。この石材切断機は、石
材などの被切断材を載置する基台、回転ブレードとその
駆動手段からなる切断部、および基台に対して切断部を
回転ブレードの円板面に沿った前後方向に変位せしめる
前後変位手段かるなる。さらに、上記機能に加えて基台
に対して切断部を回転ブレードの円板面に沿った上下方
向に変位させる上下変位手段を装備したものもある。な
お基台に対して切断部を変位させる前後変位手段と上下
変位手段に代えて、固定した切断部に対して石材などの
被切断材を移動させる手段のものもある。このような石
材切断機は特開平3−292108号公報、特開平8−
258034号公報などに開示されている。
【0005】ところで機械式の石材切断機は、切断部を
正確にかつ強い力で上下前後に変位させるため、変位手
段を支える枠体または支持体を堅固にし、二つの変位手
段自体も剛性の高いものにする必要がある。そのため石
材切断機自体が大型化し相当重くなり、取扱および運搬
に不便であった。これらは上下変位手段および前後変位
手段はモータなどによって駆動して電気的手段で制御す
る。これらは全て駆動力は機械力であるので、切断部を
手で自由に動かして石材などの被切断材の任意箇所を任
意深さに切断する自由性が無くなっていた。そこで、こ
れらの問題点を解消するものとして、出願人は特開平1
1−114948号公報に開示の石材切断機を出願して
いる。ところで、この石材切断機は基台から立垂する支
柱の上端部にアームガイドを設け、このアームガイドに
該アームガイドから前方に突出するスライドアームを通
して切断方向の前後に移動自在にし、さらにスライドア
ームから上下変位可能に切断手段を設けている。そして
切断手段の前後および上下の移動は手動で容易に行える
ものとしている。ところが、このものは支柱の上端部に
設けたアームガイドからスライドアームが手前に突出し
石材などの被切断材を載置する基台の上方に存在するこ
ととなるので、このスライドアームが邪魔になり厚い石
材などの被切断材を基台に載置することが出来なくな
り、また切断作業の邪魔になることもあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点を解消し、切断面を正確に切断でき、小型化および軽
量化でき、さらに切断部を手で動かすことで回転ブレー
ドをその面に沿った任意の方向に変位でき自由な切断が
可能な石材切断機であって、さらに厚い石材などの被切
断材を基台に載置して切断できる石材切断機を提供する
ことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの本発明の手段は、請求項1の発明では、被切断材を
載置する基台上方に円板状の回転ブレードと該回転ブレ
ードの駆動手段からなる切断部を配設し、切断部にハン
ドルを設けると共に、基台に対して切断部を回転ブレー
ドの円板面に沿った切断前後方向および上下方向に手動
により変位せしめる前後変位手段および上下変位手段を
設けた石材切断機において、基台内に基台後壁及び一側
壁から回転ブレード面に平行に設けたガイド溝と、該ガ
イド溝に後方から嵌入して基台内の前後にスライドする
スライドビームと、スライドビーム後方側部から立設の
支柱と、該ガイド溝内に設けスライドビームを前後移動
自在に摺動可能とする直動ガイド機構とから前後変位手
段を形成し、支柱上端に該支柱上端からスライドビーム
上方に水平に張り出す水平アームを設け、水平アーム先
端部に基部リンク腕を立垂し、該基部リンク腕の上下端
に設けたリンク軸にそれぞれ一端を回動自在に軸支しそ
れぞれの他端を可動リンク腕の上下端に設けたリンク軸
に軸支してなる平行に配設の上下リンクバーからなる平
行リンク機構から上下変位手段を形成し、可動リンク腕
の下部に一体に切断部を設け、切断部を上方に付勢する
上方付勢コイルばねを基部リンク腕のリンク軸に配設し
たことを特徴とする石材切断機である。
【0008】請求項の発明では、請求項1の手段の石材
切断機において、平行リンク機構に代えて一端を水平ア
ーム先端に軸支し、他端の下部に一体に切断部を設けた
1本のリンクバーを設けたことを特徴とする石材切断機
である。
【0009】以下に上記の本発明の手段における作用を
説明する。 (1)ハンドルと前後変位手段を装備したことから、ハ
ンドルを把持して前後方向に力を加えて切断部を回転ブ
レードの円板面に沿った前後方向に変位させることがで
きる。また上下変位手段を装備したことから、同様に切
断部を回転ブレードの円板面に沿った上下方向に変位さ
せることができる。従って、回転ブレードを駆動手段に
より走行させつつ、ハンドルを把持して切断部を動かし
て回転ブレードをその面に沿って任意の方向に変位さ
せ、基台上に載置した石材などの被切断材に対して回転
ブレードを切り込み、正確に切断することができる。
【0010】(2)手でハンドルを把持して切断部を動
かすことで、回転ブレードをその円板面内で任意の方向
に任意のスピードで変位させることができる。このた
め、被切断材の材質、硬度、形状などに適合させて自由
に切断することができ、その結果作業者がフレキシブル
かつ微妙な切断作業が可能となる。
【0011】(3)石材切断機の前後変位手段と上下変
位手段を共に手動にしたので、石材切断機自体の構造を
簡素化でき、小型化および軽量化できる。
【0012】(4)さらに、基台内にスライドビームを
挿通するガイド溝を設け、このガイド溝に挿通したスラ
イドビームに切断部を有するリンクバーを支持する支柱
を立設し、前後方向の可動機構を基台内に設けたので、
基台上方に障害物が存在しないので厚い石材などの被切
断材を載置することができ、また、切断時の作業の邪魔
になるものがないので作業効率が向上する。
【0013】(5)また、ガイド溝内に摺動可能とする
直動ガイド機構を設けたことから、ガイド溝内をスライ
ドするスライドビームの移動をスムーズかつ高精度にす
ることができる。
【0014】(6)上下変位手段は、水平アームに基部
リンク腕を立垂し、該基部リンク腕の上下端に設けたリ
ンク軸にそれぞれ一端を回動自在に軸支しそれぞれの他
端を可動リンク腕の上下端に設けたリンク軸に係合して
なる平行リンク機構から形成したことから、リンクバー
の支軸を中心にして切断部を回動させることができ、こ
の回動により切断部を上下に変位させることができ、さ
らに、この平行リンク機構により切断部を上下に移動さ
せても、切断部は前後に回転せず水平を保ことができ、
ガタつきなくスムーズな上下変位が可能である。
【0015】(7)他の実施の形態では平行リンク機構
に代えて、水平アーム先端に一端を軸支し、他端の下部
に一体に切断部を設けた1本の可動バーを設けたので、
可動バーの支軸を中心にして切断部を回動して切断部を
上下に容易に変位でき、さらに機構が簡単になるので上
下変位手段の軽量化を図ることができる。
【0016】(8)平行リンク機構のリンクバーの支軸
あるいは可動バーの支軸に切断部を上方に付勢するコイ
ルばねからなる弾撥機構を配設したので、切断部が自然
に降下することなく、また弾撥機構の弾撥力を調整すれ
ば、ハンドルに軽い力を作用させるのみで、切断部を容
易に上下動できるので被切断材を自在に切断することが
できる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1〜図6に、本発明の実施の形
態を示す。図1は第1の形態に係る石材切断機を示す斜
め左方から見た斜視図で、図2は図1の石材切断機の後
側から見た正面図で、図3は図1の石材切断機の前側か
らみた正面図で、図4は、図1の石材切断機の前後およ
び上下変位手段を説明する左側面図で、図5は、他の形
態の石材切断機の前後変位手段および上下変位手段を説
明する左側面図で、図6は石材切断機の切断手段周辺を
部分的に示す左側面図である。
【0018】請求項1に係る発明の実施の形態の石材切
断機は、図1〜図4に示すように、基台、切断部、前後
変位手段、および上下変位手段からなる。この基台1
は、その上面に被切断材である石材を載置する所定厚の
方形盤状体であり、本実施の形態では、左基台2と右基
台3からなる分割型とし運搬の便宜を図っている。左基
台2は右基台3よりも後方に後方突出部5で突出してい
る。左基台2には右基台3と反対側の側壁と後壁からガ
イド溝4を前後方向に形成する。そしてこのガイド溝4
にスライドビーム9が嵌合されている。スライドビーム
9の上面中央部には前後方向に摺動溝10が形成されて
いる。ガイド溝4には基台内に適宜離間してスライドビ
ーム9に垂直に当接して摺動する複数個の垂直ベアリン
グ7とスライドビーム9の側壁と摺動溝10の側壁に水
平に当接して摺動する複数個の水平ベアリング6が基台
3に取り付けた支持腕8に支持されて配設されて直動ガ
イドを形成している。換言すると、スライドビーム9は
断面が正方形の角柱状であるので、同様に角柱状のガイ
ド溝4内の中空部に嵌挿でき、水平ベアリング6および
垂直ベアリング7により摺動可能に保持され直動され
る。さらに上記のとおり右側基台2の後方を後方突出部
5として突出させているので、スライドビーム9を後方
に大きく移動させて後述する切断用の回転ブレード23
を基台1の後方に位置させた場合にも、スライドビーム
9を直動ガイド機構でしっかりと保持することができ
る。
【0019】さらに、スライドビーム9の後方部の側部
に張り出してスライドビーム9と一体構造の支柱11が
立設されている。支柱11の上端にはスライドビーム9
の上方に水平に張り出す水平アーム12が設けられてい
る。水平アーム12の先端部には基部リンク腕13を立
垂する。基部リンク腕13の上端にリンク軸13により
上リンクバー17の一端を回動自在に軸支し、さらに基
部リンク腕13の下端にリンク軸14により下リンクバ
ー16の一端を回動自在に取り付ける。これらの上リン
クバー17と下リンクバー16の長さは同一長さとす
る。さらにこれらの上リンクバー17と下リンクバー1
6のそれぞれの他端を可動リンク腕18の上下端に設け
たリンク軸20とリンク軸19に軸支し、基部リンク腕
13および可動リンク腕18と上リンクバー17および
下リンクバー16から平行リンク機構を構成し、これら
から上下変位手段を形成する。また、可動リンク腕18
の下端部から前方にハンドル21を設け、このハンドル
21により装置の可動部を手動により自在に操作するこ
とができる。
【0020】さらに、平行リンク機構の可動リンク腕1
8の下部に、可動リンク腕18と一体にモータからなる
駆動手段22とその回転軸24の先端に石材切断用のダ
イヤモンドホイールからなる円形の回転ブレード23を
取り付け、これらから切断部を形成する。回転ブレード
23の上半分はカバー25を安全のために被覆し、カバ
ー25の下端にはブレード23の右側面に水平に延在す
る長方形の当板(図示しない)を適宜付設することもで
き、基台1の上に載せた被切断材の上面に当板を沿わせ
つつ切断部を移動させることで、被切断材の上面を垂直
に挽くことができる。一方、この切断部を常に上方に付
勢して切断用の回転ブレード23を基台1の上方に位置
させておく。このために、基部リンク腕15の下端内部
でリンク軸14の周りに上方付勢コイルばね27を設置
し、コイルばね27をリンク軸14の周りに回動してリ
ンク軸14に固定した下リンクバー16を上方に跳ね上
げる方向に付勢してナット28で止めて固定する。ナッ
ト28の固定を解きコイルばね27の回動を変えること
で上方の跳ね上げ方向への付勢力を変更することができ
る。このようにコイルばね27からなる弾撥機構を設け
たので切断部が自重で降下することなく、また上記のよ
うにコイルばね27の弾撥機構の弾撥力を調整すれば、
ハンドル21に軽い力を作用させるだけで切断部を持ち
上げることが可能となり、操作性を向上させることがで
きる。
【0021】図5は請求項2の発明に係る実施の形態の
石材切断機を模式的に説明する側面図である。同図に示
すように、図1〜図4の切断部の上下変位手段の平行リ
ンク機構に代えて、上リンクバー17を取り去り、支柱
11の上端に設けた水平アーム12の先端のリンク軸1
4に下リンクバー16の一端を取付け、下リンクバー1
6の他端をハンドル21を有する可動リンク腕18の下
端に配設のリング軸16に取付け、可動リンク腕18の
下部に一体に切断部を付設する。すなわち、可動リンク
腕18の下部に、可動リンク腕18と一体にモータから
なる駆動手段22とその回転軸24の先端に円形に回転
ブレード23が取り付けられている。上記のそれぞれの
実施の形態において、回転ブレード23にはその上半分
に安全のため半円形のカバー25を設け、別途設けた配
管(図示しない)から切断中の回転ブレード23に注水
する注水ノズル26をカバー25内から下方に向けて設
ける。この注水ノズル26への水の注・停水ボタン(図
示しない)はハンドル21の指の当接部付近に適宜、駆
動手段22のモータの電源スイッチと共に配設する。
【0022】以上の構成とすることにより、各実施の形
態の石材切断機では、被切断材の石材を載置する基台2
の上方に切断部が位置することとなる。従って、ハンド
ル21を操作して、石材の切断個所が回転ブレード23
の真下に来るように基台1上に石材を載置して、ハンド
ル21を下に降ろすと共に後方から手前の前方に引きな
がらハンドル21のモータの電源スイッチを入れ、さら
に注水ノズル26の注・停水ボタンを押して注水して石
材を切断することができる。
【0023】切断部には、市販の石材切断用のハンドカ
ッターが使用できる。この場合円筒状の駆動モータのケ
ース周面に保持用のハンドルがついている場合それを除
去して使用するが、その取付け方法は、出願人の上記先
願の特開平11−114948号に開示の取付け方法に
よるものとする。
【0024】以上の構造を有する本発明の石材切断機
は、図4および図5に示すように、切断部のハンドル2
1を把持して前方或いは後方向に力を加えると、前後変
位手段のスライドビーム9が前後にガイド溝4をスライ
ドして回転ブレード23を前後方向にスムーズに移動さ
せることができる。ハンドル21に下方向の力を加える
と、回転ブレード23を下リンクバー16の後端のリン
ク軸14を中心にして回動させて下方に回転ブレード2
3を移動できる。従って、回転ブレード23を駆動手段
22のモータで回転駆動させながら前後変位手段および
上下変位手段により上下前後に移動させることで、被切
断材を回転ブレード23と同一平面で切断できる。また
石材切断機は基台1の左側基台2右側基台3、一体に形
成したスライドビーム9と支柱11、平行リンク機構な
どの上下変位手段と切断部(回転ブレード23と駆動手
段22を取り外したもの)および回転ブレード23とモ
ータに分解できるので、現場に分解して容易に運搬でき
る。
【0025】本発明に係る石材切断機の実施の形態は図
面に示す以外に、駆動手段22のモータへの電気の配線
や、回転ブレード23の切断箇所へ注水する注水ノズル
26やパイプなどの配水設備が上記したとおり装備され
ている。図示しないが、引き金に連結したワイヤーをモ
ータのスイッチと注水のコックとに連結し、回転ブレー
ド23の駆動と注水をハンドル21に付設した引き金で
同時に制御できるようにすることもできる。回転ブレー
ド23の中央部分を右方(モータ側)に凹ませて連結ボ
ルト等が回転ブレード23の左面に突出しないように形
成し、かつカバー25や上記した当板を設けないものと
すれば、被切断材の端部を整直にする場合に厚みのある
被切断材でも、必要な石材の方を回転ブレード23の左
側になるように基台1上に載置し、回転ブレード23の
右側の既に挽かれた石材端部を壊しながら切断し続ける
ことで回転ブレード23の左側の石材面を生かして切断
することができる。このようにすると、基台1上には障
害となるものが配置させていないので、支柱11の高さ
よりも厚い石材でもリンク機構などの上下偏位手段によ
り切断部を上方に持ち上げることで容易に切断すること
ができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明の石材切断
機は、基台に立設の支柱により左右のぶれを押さえて前
後変位手段と上下変位手段により回転ブレードを前後上
下に移動させるので、従来のハンドカッターに比較して
一直線に切断でき、平らな切断面が得られる。このた
め、回転ブレードの磨耗や損傷などの弊害が低減でき、
寿命を延ばすことができる。また、回転ブレードと被切
断材との摩擦が低減でき、切断作業の迅速化やモータの
省力化を図ることかできる。回転ブレードの上下前後の
変位手段は手動であるので小型化および軽量化でき、各
部材に組み立て分解できるので作業現場への運搬が容易
である。さらに、手動式であるので、作業者の判断で被
切断材の性質に合わせて上下前後方向の二次元平面内で
回転ブレードを自由な位置に移動させて挽くことができ
微妙な切断作業が迅速に行え、また、切り込み深さも自
由に変更でき、種々の形状の被切断材に対応できる。
【0027】さらに前後変位手段は角状のガイド溝に角
柱状のスライドビームをスライド自在に嵌入した構造で
あることから、軽量化を図りながら剛性および安定性を
高めることができる。また、ガイド溝内に摺動可能な直
動ガイド機構を設けたことから、ガイド溝内におけるス
ライドビームの摺動をスムーズかつ高精度にすることが
できる。さらに、上下変位手段に平行リンク機構を採用
したものでは、ガタがなくスムーズな上下移動が可能で
あり、かつ常にハンドルと回転ブレードの位置関係が不
変であり、常に同一条件で切断することができる。すな
わち、切断手段を上下に移動させても切断手段は回転せ
ず水平を保ことができ、切断操作が容易になる。、かつ
上下変位手段の軽量化を図ることができるなどの優れた
効果を有する上に、本発明では特に、基台上に障害とな
るものが存在することがないので、厚手の石材などの被
切断材を基台に載置して切断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の1形態の石材切断機を示す斜め
方から見た斜視図である。
【図2】図1の石材切断機を後側から見た立面図であ
る。
【図3】図1の石材切断機を前側から見た立面図であ
る。
【図4】図1の石材切断機の前後および上下変位手段を
説明する左側面図である。
【図5】他の形態の石材切断機の前後変位手段および上
下変位手段を説明する左側面図である。
【図6】石材切断機の切断手段周辺を部分的に示す左側
面図である。
【符号の説明】
1 基台 2 右側基台 3 左側基台 4 ガイド穴 5 後方突出部 6 水平ベアリング 7 垂直ベアリング 8 支持腕 9 スライドビーム 10 摺動溝 11 支柱 12 水平アーム 13 基部リンク腕 14 リンク軸 15 リンク軸 16 下リンクバー 17 上リンクバー 18 可動リンク腕 19 リンク軸 20 リンク軸 21 ハンドル 22 駆動手段 23 回転ブレード 24 軸 25 カバー 26 注水ノズル 27 コイルばね 28 ナット
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年6月19日(2000.6.1
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1 基台 2 右側基台 3 左側基台 4 ガイド 5 後方突出部 6 水平ベアリング 7 垂直ベアリング 8 支持腕 9 スライドビーム 10 摺動溝 11 支柱 12 水平アーム 13 基部リンク腕 14 リンク軸 15 リンク軸 16 下リンクバー 17 上リンクバー 18 可動リンク腕 19 リンク軸 20 リンク軸 21 ハンドル 22 駆動手段 23 回転ブレード 24 軸 25 カバー 26 注水ノズル 27 コイルばね 28 ナット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被切断材を載置する基台上方に円板状の
    回転ブレードと該回転ブレードの駆動手段からなる切断
    部を配設し、切断部にハンドルを設けると共に、基台に
    対して切断部を回転ブレードの円板面に沿った切断前後
    方向および上下方向に手動により変位せしめる前後変位
    手段および上下変位手段を設けた石材切断機において、
    基台内に基台後壁及び一側壁から回転ブレード面に平行
    に設けたガイド溝と、該ガイド溝に後方から嵌入して基
    台内の前後にスライドするスライドビームと、スライド
    ビーム後方側部から立設の支柱と、該ガイド溝内に設け
    スライドビームを前後移動自在に摺動可能とする直動ガ
    イド機構とから前後変位手段を形成し、支柱上端に該支
    柱上端からスライドビームの上方に水平に張り出す水平
    アームを設け、水平アーム先端部に基部リンク腕を立垂
    し、該基部リンク腕の上下端に設けたリンク軸にそれぞ
    れ一端を回動自在に軸支しそれぞれの他端を可動リンク
    腕の上下端に設けたリンク軸に軸支してなる平行に配設
    の上下リンクバーからなる平行リンク機構から上下変位
    手段を形成し、可動リンク腕の下部に一体に切断部を設
    け、切断部を上方に付勢する上方付勢コイルばねを基部
    リンク腕のリンク軸に配設したことを特徴とする石材切
    断機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の石材切断機において、平
    行リンク機構に代えて一端を水平アーム先端に軸支し、
    他端の下部に一体に切断部を設けた1本のリンクバーを
    設けたことを特徴とする石材切断機。
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