JP3208542U - 電動カットソー装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】既製の電動ハンドソーを使用可能にして、ブレードの横方向のブレを解消可能とし、被加工物をその長手方向に沿って容易に切断することができ、被加工物の搬送に要する横幅スペースを不要にして操作性及び作業性の良い電動カットソー装置を提供する。【解決手段】上面前方側に被加工物を上方に通すための横長の開口部3を形成した架台Kを備え、架台Kの開口部3の下方側には、被加工物を押し当てレバー9によって脱着可能とし且つ左右対向位置に配した縦長一対のガイドレール5A,5Bに沿って上下方向にスライド可能としたスライド板4の裏面に、縦方向に沿って付設したラック及びラックに噛合するピニオンギアを備えて、架台Kの側面に配したハンドル8によって被加工物を開口部3に向けて移動可能とした。架台Kの略中央上面には、ブレード2の歯先が下向きとなって水平に配置され、開口部3から上方に突出移動してきた被加工物をブレード2によって縦方向に沿って切断可能にする電動ハンドソー1とを備えている。【選択図】図1

Description

本考案は、木製や金属製等の板材を縦方向に切断加工するための既製の電動ハンドソーを利用した電動カットソー装置に関するものである。
一般的に、既製の電動ハンドソーは、一端に付設されているグリップを手に持って切断操作するものであり、約7mm〜15mmの幅を有する帯状の鋸歯が2点のプーリ(回転軸)間に係回されて一方向に回転することで、「ぐるりと一周した平たい刃が、ぐるぐる回りながら切る」という特徴的な構造となっていて、その使用目的は、主に配管や鉄鋼材等の対象物を直線的に切断することに使われている。
一方、既製の電動糸鋸は、上下2点間を2mm〜3mmの幅を有する一本の鋸歯が動くことにより物体を切断するもので、その使用目的は、ほとんどが曲線的に切断することに使われる。
このほか、既製の高速カッターやチップソー(円盤状の刃を回転させて切る)も配管や鉄鋼材等の硬質の対象物を切断するのに多く使用されている。
また、従来においては、外周にダイヤモンド砥粒を電着させた市販品の、直径が0.3〜0.5mm程度のダイヤモンドワイヤーで、ダイヤモンド砥粒を供給しながら切断を行うワイヤーソーによる手法として、特許文献1に示すように、縦方向に並列配置された2個のプーリと、両プーリを同調させて一定回転角で正逆回転させる駆動機構と、一端を一方のプーリに、他端を他方のプーリにそれぞれ固定して各プーリ間に張力を加えて掛け渡すワイヤーと、送り機構を有するワークテーブルとでワイヤーソーを構成し、プーリの正逆回転により各プーリの外周に対するワイヤーの巻きつけ、巻き戻しが繰り返されてワイヤーが長さ方向に往復運動し、その往復運動するワイヤーでワークテーブルに支持されたワークを擦って切断するものとした構造が開示されている。
また、従来においては、穴明け加工と切断加工とを同時にかつ自動的に行なえるようにする手法として、特許文献2に示すように、被加工材を載置して横送り方向に搬送する被加工材の長手方向へ延伸して設けられた搬送装置と、この搬送装置の適宜な位置に被加工材を切断する切断装置と、この切断装置の後方に固定して設けられ被加工材に穴明け加工を行なう穴明け装置とを備えて穴明け・切断装置とした構造が開示されている。
特開2008−68332号公報 特開平5−154729号公報
上記した様に、既製の電動ハンドソーは、一端に付設されているグリップを手に持って切断操作するものであることから、被加工物をその長手方向に沿って切断するには多大な困難が伴い、しかもブレードのブレ(横方向のブレ)を解消させることは難しい。
また、上記したように特許文献1によるワイヤーソーは、縦方向にブレードが回転するものであり、被加工物を横方向に切り込むものであることから、手に持って切断操作するハンドソーと同様に、この特許文献1による縦方向ではブレードのブレ(横方向のブレ)を解消させることは難しい。
さらに、上記したように特許文献2の穴明け・切断装置における搬送装置は、被加工材を横送り方向に搬送することから、搬送方向に沿って大きなスペースが要求され、装置全体が大型化してしまう。
また、特許文献2の穴明け・切断装置における切断装置は、横送り方向に搬送される被加工物を回転する丸鋸刃によって幅方向に切断する構造となっており、被加工物をその長手方向に沿って切断することは不可能な構成となっている。
そこで、本考案は如上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、既製の電動ハンドソーを使用可能にして、ブレードのブレ(横方向のブレ)を解消可能とし、被加工物をその長手方向に沿って容易に切断することができ、被加工物の搬送に要する横幅スペースを不要にして操作性及び作業性の良い構成とすることのできる電動カットソー装置を提供することを目的とする。
本考案に係る請求項1の考案は、被加工物Pを既製の電動ハンドソー1で切り出す電動カットソー装置であって、上方に向かって被加工物Pを移動させる移動手段Qと、所定の間隔で離間する少なくとも2つの回転可能なローラの間に張設されて回転駆動するブレード1が、移動手段Q上方において歯先が下向きとなって固定配置されてなる電動ハンドソー1と、を備え、移動手段Qによって被加工物Pを上方に移動させながら、電動ハンドソー1のブレード2によって被加工物Pを縦方向に沿って切断可能にしていることで、上述した課題を解決した。
この請求項1に係る電動カットソー装置によれば、移動手段Qによって被加工物Pを上方に移動させながら、電動ハンドソー1のブレード2の下向きとなった歯先によって被加工物Pを縦方向に切断可能にしていることから、被加工物Pを長手方向に沿ってスムーズに切断することができる。
本考案に係る請求項2の考案は、前記電動ハンドソー1は、ブレード2の歯先が下向きとなって配置されるように架台Kの上面に水平方向に配置され、ブレード2直下の架台K上面には、移動手段Qによって上方に移動してくる被加工物Pを通過させるための開口部3が形成されていることで、同じく、上述した課題を解決した。
この請求項2に係る電動カットソー装置によれば、移動手段Qによって上方に移動してくる被加工物Pは、ブレード2直下の架台K上面に形成された開口部3を通過させるため、被加工物Pは開口部3の内縁によって保持されながら横ブレのない状態となってスムーズに切断することができる。
本考案に係る請求項3の考案は、移動手段Qは、架台Kの開口部3下方において、前記被加工物Pを脱着可能とし、且つ開口部3に向けて移動可能としたスライド板4を備え、スライド板4に固定された被加工物Pは、当該スライド板4の上方への移動に伴って、前記開口部3を介して上方のブレード2位置まで移動することで、同じく、上述した課題を解決した。
この請求項3に係る電動カットソー装置電動カットソー装置によれば、被加工物Pはスライド板4に固定された状態で当該スライド板4の上方への移動に伴って、開口部3を介して上方のブレード2位置まで移動するため、被加工物Pは確実に横ブレのない状態となってスムーズに切断することができる。
本考案に係る請求項4の考案は、移動手段Qは、スライド板4を上下方向にスライド案内させるよう、架台Kの側面の対向位置に配した一対のガイドレール5A,5Bと、スライド板4の裏面に縦方向に沿って付設したラック6と、ラック6に噛合するピニオンギア7を備えて架台Kの側面に配したハンドル8と、を備えてなることで、同じく、上述した課題を解決した。
この請求項4に係る電動カットソー装置によれば、ハンドル8の回転操作のみで切断加工を円滑に実施することができ、作業効率を飛躍的に向上させることができる。
本考案に係る請求項5の考案は、移動手段Qは、被加工物Pをスライド板4に固定する、押し当てレバー9を備えていることで、同じく、上述した課題を解決した。
この請求項5に係る電動カットソー装置によれば、スライド板4に対する被加工物Pの脱着作業が押し当てレバー9の操作によってスムーズに行える。
本考案に係る請求項6の考案は、押し当てレバー9は、スライド板4に設けられたブラケット10に第1支持軸10Aを介して回動自在に取付けられた操作レバー11と、ブラケット10に第2支持軸10Bを介して回動自在に取付けられ且つ操作レバー11の回動操作に連動してスライド板4に近接・離反するよう当該操作レバー11に連繋された押し当てアーム部12と、スライド板4に装着された被加工物Pに圧接して保持するための、押し当てアーム部12先端に固定された押し当て弾性部材13と、によって構成されていることで、同じく、上述した課題を解決した。
この請求項6に係る電動カットソー装置によれば、スライド板4に対する被加工物Pの脱着作業が押し当てレバー9の回動操作によってスムーズに行える。すなわち、操作レバー11を、当初横側方向に向いている状態から、第1支持軸10Aを支点にして角度90°だけ前方向きの状態となるように回動操作することで、これに連動して押し当てアーム部12が第2支持軸10Bを支点にしてスライド板4への近接方向に回動し、押し当てアーム部12の先端の押し当て弾性部材13により、スライド板4にあてがった被加工物Pを前面から支えるものとなることから、スライド板4に対する被加工物Pの固定が確実に行える。
また、操作レバー11を、当初前方向きの状態から、第1支持軸10Aを支点にして角度90°だけ横側方向に向いている状態に回動操作することで、これに連動して押し当てアーム部12が第2支持軸10Bを支点にしてスライド板4から離反方向に回動し、押し当てアーム部12の先端の押し当て弾性部材13は、スライド板4にあてがった被加工物Pを解放させるものとなることから、スライド板4からの被加工物Pの取外しが確実に行える。
本考案に係る電動カットソー装置により、既製の電動ハンドソー1を使用可能にして、ブレード2のブレ(横方向のブレ)を解消可能とし、被加工物Pをその長手方向に沿って容易に切断することができ、被加工物Pの搬送に要する横幅スペースを不要にして操作性及び作業性の良い構成とすることができる。
具体的には、上面前方側に被加工物Pを上方に通すための横長の開口部3を形成した架台Kと、架台Kの開口部3の下方において被加工物Pを押し当てレバー9によって脱着可能とし且つ左右対向位置に配した縦長一対のガイドレール5A,5Bに沿って上下方向にスライド可能としたスライド板4の裏面に縦方向に沿って付設したラック6及びラック6に噛合するピニオンギア7を備えて架台Kの側面に配したハンドル8それぞれによって被加工物Pを開口部3に向けて移動可能とした移動手段Qと、ブレード2の歯先が下向きとなって配置されるよう架台Kの略中央上面に水平方向に配置され且つ前記開口部3から上方に突出移動してきた被加工物Pをブレード2によって縦方向に沿って切断可能にする電動ハンドソー1とを備えてなるので、ハンドル8の回転操作のみで切断加工を円滑に実施することができ、作業効率を飛躍的に向上させることができる。
本考案に係る電動カットソー装置を斜め前方から視た状態の斜視図である。 同じく電動カットソー装置を斜め後方から視た状態の斜視図である。 図3中、(a)は電動カットソー装置の正面図、(b)は電動カットソー装置の下面図である。 図4中、(a)は電動カットソー装置の背面図、(b)は電動カットソー装置の側面図である。 図5中、(a)は被加工物の装着前の斜視図、(b)は被加工物を装着した状態の斜視図である。 図6中、(a)は被加工物を装着したスライド板をハンドルによって上方移動させる前状態の斜視図、(b)は被加工物を装着したスライド板をハンドルによって上方移動させ、被加工物をブレードによって縦方向に沿って切断した状態の斜視図である。 図7中、(a)は移動手段を斜め前方から視た状態の斜視図、(b)は移動手段を斜め後方から視た状態の斜視図である。 図8中、(a)は移動手段からスライド板を取外した状態を斜め前方から視た斜視図、(b)は移動手段からスライド板を取外した状態を斜め後方から視た斜視図である。 図9中、(a)は移動手段から取外したスライド板を斜め前方から視た斜視図、(b)は移動手段から取外したスライド板を斜め後方から視た斜視図である。 スライド板の分解斜視図である。
以下に、図面を参照して、本考案の一実施の形態について説明する。
<実施の形態>
本考案に係る電動カットソー装置は、図1乃至図6に示すように、上面前方側に被加工物Pを上方に通すための横長の開口部3を形成した架台Kを備えている。また、架台Kの開口部3の下方側には、被加工物Pを押し当てレバー9によって脱着可能とし且つ左右対向位置に配した縦長一対のガイドレール5A,5Bに沿って上下方向にスライド可能としたスライド板4の裏面に縦方向に沿って付設したラック6及びラック6に噛合するピニオンギア7を備えて架台Kの側面に配したハンドル8それぞれによって被加工物Pを開口部3に向けて移動可能とした移動手段Qを備えている。
さらに、架台Kの略中央上面には、ブレード2の歯先が下向きとなって水平に配置され、前記開口部3から上方に突出移動してきた被加工物Pをブレード2によって縦方向に沿って切断可能にする電動ハンドソー1とを備えている。
架台Kは、下面四隅に脚部K1,K2,K3,K4を備えたテーブル状に形成され、その上面前側には、図1に示すように、被加工物Pを通過させるための横長矩形開口状の開口部3が形成されている。また、図2及び図4に示すように、架台Kの上面には前記開口部3に隣接してL字板状の傾斜載置用衝立Lが付設され、ブレード2の歯先が下向きとなって水平に配置されるよう電動ハンドソー1を前下がりの傾斜状となって載置固定させるものとしてある。
さらに、図1乃至図4に示すように、架台Kの上面には前記傾斜載置用衝立Lに隣接して、電動ハンドソー1のモータMを駆動するためのスイッチSが配されている。
電動ハンドソー1としては、被加工物Pを手動式で切り出すための既製のものが使用されている。すなわち、電動ハンドソー1は、約7mm〜15mmの幅を有する帯状のブレード2(鋸歯)が不図示の2点のプーリ(回転軸)間に係回され、モータMによって一方向に回転駆動されることで、「ぐるりと一周した平たい刃が、ぐるぐる回りながら切る」という特徴的な構造となっていて、その使用目的は、主に配管や鉄鋼材等の対象物を直線的に切断することに使われているものである。
なお、図1乃至図4に示すように、電動ハンドソー1の一側端には、凹部1Aが形成されており、被加工物Pを切断するために、前記ブレード2の一部がこの凹部1Aから露出し、この露出したブレード2部分が前記開口部3の真上に位置するようにしてある。
移動手段Qは、図2、図4、図7、図8、図9に示すように、架台Kの開口部3下方において当該開口部3を介して左右対称となるように、アングル部材からなる一対のガイドレール5A,5Bそれぞれが、水平方向と斜め方向とに適宜に枠組みされた吊下支持枠部材22によって垂設されている。
そして、被加工物Pを後述する押し当てレバー9によって脱着可能としたスライド板4両側のサイド枠部21A,21Bの略中央に各付設されている矩形突起状のスライダ4A,4Bがガイドレール5A,5Bに各係合されてスライド板4を上下方向にスライド案内させるものとしてある。
これにより、スライド板4に固定された被加工物Pは、当該スライド板4の上方への移動に伴って、前記開口部3を通過させて上方のブレード2位置まで移動できるようにしてある。
また、図2、図4(a)、図7(b)、図8(b)、図9(b)及び図10に示すように、スライド板4の裏面中央には、縦方向に沿う角棒状の基台6Aを介してラック6が付設されている。
そして、架台Kの前側面において、一対のガイドレール5A,5Bに各付設された軸受8B,8Cに、一端にハンドル8を備えた回転軸8Aが回転自在に軸支されている。この軸受8B,8Cの中間に位置する回転軸8Aの端部側にはピニオンギア7が固着されており、このピニオンギア7は前記ラック6に噛合している。
これにより、図5及び図6に示すように、ハンドル8の回転操作で、ガイドレール5A,5Bに沿ってスライド板4を上方に移動させることで、スライド板4に固定された被加工物Pの上端側を開口部3に通過させて上方のブレード2位置にて切断加工され、図6(b)に示すように、カット部分Cが形成されるものとしてある。
図9(a)及び図10に示すように、スライド板4の前面には、上下左右の合計4箇所に、被加工物Pを横方にずれないように保持するためのL字片状の位置決め用保持枠部20が取付けられ、このうち正面視右側の上下の位置決め用保持枠部20はともにスライド板4の端部よりも若干内側に取付けられている。
そして、この内側の位置決め用保持枠部20とスライド板4の端部との間には、スライド板4の前面で位置決め用保持枠部20によって保持された被加工物Pを前方から固定するための押し当てレバー9が取付けられている。
押し当てレバー9は、図9(a)及び図10に示すように、上下一対のL字片からなるブラケット10の各一端片部分が相互に逆向きとなってスライド板4前面にネジ止め等で固定され、その前方突出した他端片部分はともに平面視略直角三角形状となって形成され、これら相互間には隙間が形成されている。
そして、このブラケット10の他端片部分同士の隙間には、押し当てアーム部12の後端部が挿入され、ブラケット10の他端片部分同士の先端側の第2支持軸10Bを介して水平方向に90°の角度範囲に回動自在となって取付けられている。
さらに、ブラケット10の他端片部分同士には、操作レバー11の二股状となった後端部が、ブラケット10の他端片部分同士の後端側の第1支持軸10Aを介して水平方向に90°の角度範囲に回動自在となって取付けられ、操作レバー11の回動操作に連動して押し当てアーム部12がスライド板4に近接・離反するよう当該操作レバー11の後部側二股間に押し当てアーム部12が連繋されている。
また、押し当てアーム部12の先端は二股状の支持片部分となっており、この支持片部分の間には、スライド板4に装着された被加工物Pに圧接して保持するための押し当て弾性部材13の後端部のネジ部分が装着され、反対側からナット等で締結固定してある。こうして、スライド板4に対する被加工物Pの脱着作業が押し当てレバー9の回動操作によってスムーズに行えるものとしてある。
すなわち、操作レバー11を、当初横側方向に向けられている状態から、第1支持軸10Aを支点にして角度90°だけ前方向き状態となるように回動操作することで、これに連動して押し当てアーム部12が第2支持軸10Bを支点にしてスライド板4への近接方向に回動し、押し当てアーム部12の先端の押し当て弾性部材13により、スライド板4にあてがった被加工物Pを前面から支えるものとなる。
また、操作レバー11を、当初前方向に向けられている状態から、第1支持軸10Aを支点にして角度90°だけ横側方向に向けられた状態となるように回動操作することで、これに連動して押し当てアーム部12が第2支持軸10Bを支点にしてスライド板4から離反方向に回動し、押し当てアーム部12の先端の押し当て弾性部材13は、スライド板4にあてがった被加工物Pを解放させるものとなる。
以下に、本考案における使用方法を、図5及び図6に基づき詳細に説明する。
図5(a)に示すように、予め、ハンドル8の回転操作によってスライド板4を最下位置まで移動させておく。そして、操作レバー11を横側方向に向けられた状態となるよう回動操作することで、押し当てアーム部12(押し当て弾性部材13を含む)をスライド板4から離反させる。
そして、図5(b)に示すように、スライド板4前面において、位置決め用保持枠部20によって保持されるように被加工物Pの背面側(図示においては扁平コ字形の板材の背面)をあてがっておき、操作レバー11を、横側方向に向けられている状態から角度90°だけ前方向き状態となるように回動操作することで、押し当てアーム部12の先端の押し当て弾性部材13により被加工物Pを前面から支える。
このとき、被加工物Pの切断に要する上端部分は、スライド板4の上端よりも上方に突出している。
図6(a)に示すように、電動ハンドソー1のモータMを駆動するためのスイッチSをオンにして、ブレード2を回転駆動させる。
図6(b)に示すように、ハンドル8を回転操作して、スライド板4を上方へ移動させる。これにより、スライド板4に固定された被加工物Pの上端側は開口部3を通過し、上方のブレード2位置にて切断加工され、カット部分Cが形成される。
なお、本考案は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。また、前記傾斜載置用衝立Lは既製の電動ハンドソー1をただ単に支えておくだけでも良い。さらに、スライド板4に装着される被加工物Pの形状は、扁平コ字形の板材に限らず、開口部3を通過できるものであれば如何なる形状であっても良い。
本考案は、被加工物Pを縦方向に切断加工するための既製の電動ハンドソー1を利用した電動カットソー装置として、種々の作業現場において、幅広く利用されるものである。
P…被加工物
Q…移動手段
K…架台
K1…脚部
K2…脚部
K3…脚部
K4…脚部
L…傾斜載置用衝立
M…モータ
S…スイッチ
C…カット部分
1…電動ハンドソー
1A…凹部
2…ブレード
3…開口部
4…スライド板
4A…スライダ
4B…スライダ
5A…ガイドレール
5B…ガイドレール
6…ラック
6A…基台
7…ピニオンギア
8…ハンドル
8A…回転軸
8B…軸受
8C…軸受
9…押し当てレバー
10…ブラケット
10A…第1支持軸
10B…第2支持軸
11…操作レバー
12…押し当てアーム部
13…押し当て弾性部材
20…位置決め用保持枠部
21A…サイド枠部
21B…サイド枠部

Claims (6)

  1. 被加工物を既製の電動ハンドソーで切り出す電動カットソー装置であって、上方に向かって被加工物を移動させる移動手段と、所定の間隔で離間する少なくとも2つの回転可能なローラの間に張設されて回転駆動するブレードが、移動手段上方において歯先が下向きとなって固定配置されてなる電動ハンドソーと、を備え、移動手段によって被加工物を上方に移動させながら、電動ハンドソーのブレードによって被加工物を縦方向に沿って切断可能にしていることを特徴とする電動カットソー装置。
  2. 前記電動ハンドソーは、ブレードの歯先が下向きとなって配置されるように架台の上面に水平方向に配置され、ブレード直下の架台上面には、移動手段によって上方に移動してくる被加工物を通過させるための開口部が形成されている請求項1に記載の電動カットソー装置。
  3. 移動手段は、架台の開口部下方において、前記被加工物を脱着可能とし、且つ開口部に向けて移動可能としたスライド板を備え、スライド板に固定された被加工物は、当該スライド板の上方への移動に伴って、前記開口部を介して上方のブレード位置まで移動する請求項2に記載の電動カットソー装置。
  4. 移動手段は、スライド板を上下方向にスライド案内させるよう、架台の側面の対向位置に配した一対のガイドレールと、スライド板の裏面に縦方向に沿って付設したラックと、ラックに噛合するピニオンギアを備えて架台の側面に配したハンドルと、を備えてなる請求項3に記載の電動カットソー装置。
  5. 移動手段は、被加工物をスライド板に固定する、押し当てレバーを備えている請求項3又は4に記載の電動カットソー装置。
  6. 押し当てレバーは、スライド板に設けられたブラケットに第1支持軸を介して回動自在に取付けられた操作レバーと、ブラケットに第2支持軸を介して回動自在に取付けられ且つ操作レバーの回動操作に連動してスライド板に近接・離反するよう当該操作レバーに連繋された押し当てアーム部と、スライド板に装着された被加工物に圧接して保持するための、押し当てアーム部先端に固定された押し当て弾性部材と、によって構成されている請求項5に記載の電動カットソー装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114161515A (zh) * 2021-12-23 2022-03-11 中科摩通(常州)智能制造股份有限公司 一种基于视觉检测的输送设备

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