JP2017118961A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】着用者が排便してから座圧力などがかかり便が広がる状態になる。便が広がる領域に近い足回りの開口部で立体ギャザーを越える漏れを防止する吸収性物品を提供する。【解決手段】吸収性本体4の幅方向の両側で長手方向に配された起立可能な一対の立体ギャザー41、41とを備えた吸収性物品であって、前記一対の立体ギャザー41、41は、起立端部側に立体ギャザー弾性体71を有する弾性部と、前記弾性部以外の起立部とを有し、前記起立部の少なくとも前記起立端部側に、凹部と内部に空間を有する凸部とが前記立体ギャザーの幅方向に繰り返し配された凹凸領域44を有し、前記立体ギャザー41の前記凹凸領域44を配した領域でかつ前記長手方向に易収縮部が規則的に複数配され、前記易収縮部間の非易収縮部が前記易収縮部の前記長手方向の長さよりも長く配されている吸収性物品を提供する。【選択図】図1

Description

本発明は立体ギャザーを有するおむつ等の吸収性物品に関する。
おむつの立体ギャザーは、おむつを人体に装着した際、寝返りや歩行等の動作時における排泄物の横漏れを防止するために有用である。
特許文献1には、液保持性の吸収層および液不透過性の防漏層を備え、防漏部が長手方向に沿って配されている吸収性物品が開示されている。防漏部は、長手方向または幅方向の断面形状が波形に成された立体シートを、吸収性物品の長手方向に沿って配設したものである(引用文献1の請求項6等参照。)。
特許文献2には、吸収性本体の長手方向に沿う両側部に沿って、側方カフスが配されている吸収性物品が開示されている。側方カフスは肌当接面側に起立するようになっている。各側方カフスの自由端近傍には、吸収性本体の幅方向に伸縮する面状の複合伸縮部が配され、幅方向に伸縮すると横しわが生じるようになっている(引用文献2の請求項1、段落[0017]等参照。)。
特許文献3には、吸収層と防漏部とを備えた吸収性本体の両側部に、一対のサイド防漏部を有する吸収性物品が開示されている。一対のサイド防漏部のそれぞれは、少なくとも一部が不織布からなる第1層と、シート状物からなる第2層とが部分的に接合されて多数の接合部を有する立体シートからなる。立体シートは第1層が接合部以外の部分において第1層側に突出して多数の凸部を成している。凸部及び接合部は、交互にかつ一方向に列をなして配置され、さらにその列が多列に配置されている。一対のサイド防漏部のそれぞれは、吸収層に向けられる面が立体シートの第1層側の面からなっている(引用文献3の請求項1等参照。)。
特開2003−153946号公報 特開2008−136667号公報 特開2008−148819号公報
立体ギャザーは、その幅方向の先端部などに配された弾性体の伸縮により不規則なしわが生じる。しかし、そのしわが有意な機能を発現することは見出されていない。
おむつの着用者が排便後(肛門付近で臀部とおむつとの間に便がある状態)から、座圧力などがかかる状態になると、便は四方に広がる。特に軟便は広がりやすい。そのため、便が広がる領域に近い足回りの開口部では、立体ギャザーを越えて漏れが生じることもあり、改善の余地があった。
特許文献1に記載された吸収性物品では、立体シートからなる防漏部は、幅方向の断面形状が波形に形成されている。すなわち、防漏部の高さ方向の全体に長手方向に延びる畝状の凸部を有する波形が配されている。しかし、防漏部の幅方向先端側に弾性体が配されていないため、ギャザーが生じにくく、防漏部が起立しにくくなっていた。そのため、排泄された軟便に座圧がかかると、凸部間の溝を防漏部の高さ方向に移動して漏れ出る可能性があり、改善の余地があった。
また特許文献2に記載された吸収性物品では、側方カフスの幅方向の先端側の両面に長手方向に延びる襞が配されている。この襞によってカフス長手方向弾性体の収縮が抑制されるため、側方カフスが立ち上がりにくくなって、立体ギャザーを越えて軟便が漏れる可能性があり、改善の余地があった。
さらに特許文献3に記載された吸収性物品では、サイド防漏部の長手方向に糸状ないし帯状の弾性体が配されていない。そのため、サイド防漏部にギャザーが生じない。仮に、サイド防漏部の幅方向先端に弾性体を長手方向に配した場合には、サイド防漏部の長手方向に隣接する凸部同士の間隔が無いため、サイド防漏部にギャザーを作りにくい。このため、サイド防漏部をおむつに適用した場合には、サイド防漏部を立ち上がらせにくいため、サイド防漏部を越えて軟便が漏れ出る可能性があり、改善の余地があった。
本発明は、おむつの着用者が排便してから座圧力などがかかる状態になると、便は四方に広がるので、便が広がる領域に近い足回りの開口部での立体ギャザーを越える漏れを防止する吸収性物品を提供することを課題とする。
本発明は、液透過性の表面シートと、裏面シートと、両シート間に挟まれた吸収体とを有する吸収性本体と、前記吸収性本体の幅方向の両側で長手方向に配された起立可能な一対の立体ギャザーとを備えた吸収性物品であって、
前記一対の立体ギャザーは、起立端部側に立体ギャザー弾性体を有する弾性部と、前記弾性部以外の起立部とを有し、
前記起立部の少なくとも前記起立端部側に、凹部と凸部とが前記立体ギャザーの幅方向に繰り返し配された凹凸領域を有し、
前記凹凸領域は、前記吸収性物品の着用時に着用者の股下部が位置する前記吸収性物品の長手方向中間部に位置する前記立体ギャザーに少なくとも配されていて、
前記立体ギャザーの前記凹凸領域を配した領域でかつ前記長手方向に易収縮部が規則的に複数配され、前記易収縮部間の非易収縮部が前記易収縮部の前記長手方向の長さよりも長い吸収性物品を提供するものである。
本発明の吸収性物品は、おむつの着用者が排便してから座圧力などがかかる状態になると、便は四方に広がるので、便が広がる領域に近い足回りの開口部での立体ギャザーを越える漏れを防止するという優れた効果を奏する。
本発明の使い捨ておむつにおける好ましい一実施形態として、テープ式の大人用展開型の使い捨ておむつを示した図面である。(a)は展開型使い捨ておむつを展開した状態の肌面側(表面シート側)から模式的に示した展開平面図である。(b)は(a)の股下部のX方向のI−I断面を示した縦断面図である。 フラップ部および立体ギャザーの好ましい一例を模式的に示した図1(a)のII−II断面の拡大縦断面図である。 凹凸領域の好ましい実施形態の一例を示した平面図である。(a)は立体ギャザーの起立端部41e側で後方部から中間部に凹凸領域を配した一例を示した平面図である。(b)は立体ギャザーの起立端部41e側で後方部から中間部を経て前方部に凹凸領域を配した一例を示した平面図である。 凹凸領域の好ましい別の実施形態の一例を示した平面図である。(a)は立体ギャザーの起立部の全域で前方部から中央部を経て後方部にまで、凹凸領域を配した一例を示した平面図である。(b)は立体ギャザーの起立部の全域で前方部から中央部を経て後方部にまで、凹凸領域の凸部を千鳥配置した一例を示した平面図である。 凹凸領域の好ましい別の実施形態の一例を長手方向断面で示した縦断面図である。 接着剤の好ましい配置例を示した図であり、(a)は平面図であり、(b)は(a)図中のA−A線断面図である。 接着剤の好ましい別の配置例を示した図であり、(a)は平面図であり、(b)は(a)図中のB−B線断面図であり、(c)は(a)図中のC−C線断面図である。 凹凸領域の好ましい別の実施形態の一例を示した平面図である。
本発明に係る吸収性物品としての使い捨ておむつの好ましい一実施形態(第1実施形態)について、図1および図2を参照して以下に説明する。
本明細書においては、特に断らない限り、人体に接触する側を肌当接面側といい、これと反対側を非肌当接面側という。装着時に装着者の腹側部から排泄部対応領域を介して背側部にわたる方向を、吸収性物品の長手方向(Y方向)という。この長手方向と直交する方向を幅方向(X方向)という。また、吸収性物品の長手方向および幅方向に垂直な方向を厚み方向(Z方向)といい、Z方向における長さを厚みという。
図1は、本実施形態のテープ型おむつ10の、展開状態を表している。ここで、展開状態とは、各部を伸長させて吸収性物品を平面状に拡げた状態をいう。
図1および図2に示すように、テープ型おむつ10は、吸収性本体4を備え、実質的に縦長に成されている、展開型の使い捨てタイプのテープ型おむつである。吸収性本体4は、肌当接面側に配された表面シート1、非肌当接面側に配された裏面シート2、および両シートの間に介在配置された液保持性の吸収体3を有する。
テープ型おむつ10は、装着時において装着者の腹部領域に当接する前方部F、装着者の股下部領域に位置する中間部C、装着者の臀部に当接する後方部Rに区分される。テープ型おむつ10の形状から明確に各部位が区分できないときは、テープ型おむつ10を長手方向(Y方向)に3等分する。そして装着者の腹側寄りに配される領域から順に、前方部F、中間部C、後方部Rと区分する。以下、テープ型おむつ10は単におむつ10ともいう。
表面シート1の肌当接面側には、その長手方向(Y方向)両側部から幅方向(X方向)外方に向けて一対のサイドシート7が配されている。
各サイドシート7の幅方向の吸収性本体4側の側端部には立体ギャザー弾性体71が配されている。このサイドシート7および立体ギャザー弾性体71によって、表面シート1の肌当接面側に立体ギャザー41が構成されている。
すなわち、吸収性本体4の長手方向の両側部には、一対の立体ギャザー41のそれぞれの一側縁が固定されて、立体ギャザー41の起立基部41bを成している。起立基部41bとは、立体ギャザー41の吸収性本体4側の立ち上がる元の部分をいう。それぞれの立体ギャザー41は、おむつ10の長手方向(Y方向)に延びる帯状の形状を有している。立体ギャザー41の自由端41fは、サイドシート7を長手方向に沿って折り返されている。その折り返されたサイドシート7間に1本または複数本の立体ギャザー弾性体71が伸長状態で固定されて配されている。そのため、立体ギャザー41は、自由端41fを折り返した部分に配された立体ギャザー弾性体71の収縮力によって、自由端41f側が、表面シート1等から離間して装着者の肌側に向かって立ち上がる。自由端41fとは、立体ギャザー41の幅方向で起立基部41bとは反対側の端辺をいう。
また立体ギャザー41において、立体ギャザー弾性体71を有する部分を弾性部42といい、弾性部42以外の部分を起立部43という。
なお、立体ギャザー41は、図1(a)では倒伏されている状態を示し、図1(b)では起立した状態を示した。また、図1(a)では立体ギャザー弾性体71の図示は省略した。
上記一対の立体ギャザー41は、それぞれが起立した状態で対向する面(内側)の起立部43の起立端部41e側に、凹凸領域44を有している。ここで、起立部43の起立端部41eとは、起立部43の起立基部41bとは反対側の端部をいう。凹凸領域44は、凹部45と内部空間46Kを有する凸部46とが少なくとも立体ギャザー41の幅方向に繰り返し配された領域である。凸部46は内部空間46Kを有さない中実構造でもよいが、液を内部に保持可能であるため、内部空間46Kを有する方が好ましい。
凹凸領域44は、吸収性物品のおむつ10を着用したときに着用者の股下部が位置する中間部Cに少なくとも配されている。または着用者の臀部側が位置する吸収性物品10の後方部Rから中間部Cまで配されていても好ましい。さらには後方部Rから中間部Cを経て着用者の腹側が位置する吸収性物品10の前方部Fまで配されていても好ましい。凹凸領域44の配置については後に詳細を説明する。
また立体ギャザー41には、収縮しやすい領域である易収縮部51が、長手方向に間隔を置いて、立体ギャザー41の幅方向に複数配されている。易収縮部51間は、例えば接着剤が配された収縮しにくい非易収縮部52となっていて、非易収縮部52の長手方向の長さは易収縮部51の長手方向の長さよりも長く配されている。
上記おむつ10は、その足回り開口部において、凹凸領域44が便の移動を抑制または阻止するため、立体ギャザー41を越える便漏れ(尿漏れ)を防止することができる。また、易収縮部51が長手方向に複数配され、易収縮部51間に非易収縮部52が易収縮部51の長手方向の長さよりも長く配されていることから、立体ギャザー41の収縮を妨げない構成となっている。すなわち、易収縮部51により立体ギャザー41が収縮しやすくなるので、立体ギャザー弾性体71の収縮により立体ギャザー41にギャザーが生じて起立することができる。
上記構成の吸収性物品のおむつ10は、図3(a)、(b)に示すように、立体ギャザー41の起立部43の起立端部41e側に凹凸領域44が配されていることが好ましい。凹凸領域44は、凹部45と、内部に空間46Kを有する凸部46とが少なくとも長手方向(Y方向)に繰り返し配されたものである。このような凹凸領域44を配したことで、立体ギャザー41の起立端部41eを越えて便が漏れにくくなる。ここでいう便には粘度の低いほぼ液状の軟便も含むものとする。
以下、立体ギャザー41の長手方向(YG方向)は吸収性物品の長手方向(Y方向)と同様の方向である。また、立体ギャザー41の幅方向(XG方向)は、立体ギャザー41が倒伏した状態で吸収性物品の幅方向(X方向)と同様の方向である。
さらに、図3(a)に示すように、凹凸領域44は、起立部43の起立端部41e側でかつ後方部Rから中間部Cまで配されている。また、易収縮部51と、易収縮部51より長手方向に長い非易収縮部52とが、後方部Rから中間部Cを経て前方部Fまで長手方向に交互に配されている。このような立体ギャザー41では、排便がなされた後におむつに座圧が加わったときであっても、立体ギャザー41の起立端部41eを越えて便が漏れるのを防止できる。さらに易収縮部51により立体ギャザー41が収縮しやすくなるので、立体ギャザー弾性体71の収縮により立体ギャザー41のギャザーが生じてより起立しやすくなる。これによって、さらに立体ギャザー41の起立端部41eを越えて便が漏れにくくなり、便のもれが防止される。
さらに、図3(b)に示すように、凹凸領域44は、起立部43の起立端部41e側でかつ後方部Rから中間部Cを経て前方部Fまで配されている。また、易収縮部51と、易収縮部51より長手方向に長い非易収縮部52とが、後方部Rから中間部Cを経て前方部Fまで長手方向に交互に配されている。このような立体ギャザー41では、排便がなされた後におむつに座圧が加わったときであっても、立体ギャザー41の起立端部41eを越えて便が漏れるのが防止される。さらに易収縮部51により立体ギャザー41が収縮しやすくなるので、立体ギャザー弾性体71の収縮により立体ギャザー41のギャザーが生じて起立しやすくなる。これによって、さらに立体ギャザー41の起立端部41eを越えて便が漏れにくくなり、便のもれが防止される。
また図3(a)、(b)に示すように、凹凸領域44は、起立部43の起立端部41e側で、起立部43の幅方向1/2の領域にのみ配されていることが好ましい。
このように、凹凸領域44を起立部43の起立端部41e側に配したことで、便や尿の漏れ防止機能の低下を抑制して、凹凸領域44の部材を減らすことができる。このため、立体ギャザー41のコストダウンが図れる。
また図4(a)に示すように、凹凸領域44が、立体ギャザー41の幅方向で起立部43内の起立基部41bから上端部43eまでに配されていてもよい。この場合、図3に示したのと同様に、易収縮部51と非易収縮部52が配されている。
図3および図4(a)に示した凸部46は、起立基部41b側から幅方向(X方向)に連続して波状の凹凸をなしていて、長手方向(Y方向)に畝状に延びていることが好ましい。すなわち、凹凸領域44は幅方向に波形断面を有する波板状にされている。
また図4(a)に示した凹凸領域44において、図示はしていないが、凸部46を長手方向に断続的に配してもよい。それぞれの凸部46の長さは、立体ギャザー41の幅方向に短く、長手方向に長くなっている。また、幅方向に繰り返されて配されている凸部46間が凹部45となる。
さらに図4(b)に示すように、凹凸領域44の凸部46が、起立部43の幅方向および長手方向に、千鳥配置にしてもよい。そのずらし量は凸部46の長手方向ピッチが1ピッチ未満であり、例えば1/2ピッチずつずらすことが好ましい。また図示はしないが、凸部46のピッチを立体ギャザー41の幅方向にずらして配した千鳥配置であってもよい。そのずらし量は凸部46の幅方向ピッチが1ピッチ未満であり、例えば1/2ピッチずつずらすことが好ましい。この場合も図3に示したのと同様に、易収縮部51と非易収縮部52が配されている。このように、凹凸領域44を起立部43全体に配されると、幅方向の凹凸領域44が増え、軟便の移動を抑制する防漏璧が多くなることで、より効果的に立体ギャザー41の幅方向への便の漏れを防止することができる。
非易収縮部52が起立部幅方向に連続配置された場合、軟便などの流路が直線的になるため漏れやすくなる。そのため、凸部46を1/2ピッチずらすことで、防漏壁が交互にずれて形成されるため漏れ難くなる。
図5に示すように、凹凸領域44は、スパンボンド不織布、メルトブローン不織布、スパンボンド不織布を順に積層した3層構造のSMS不織布61、62を2枚重ねた構成とすることが好ましい。例えば、立体ギャザー41に、SMS不織布61を用い、それにSMS不織布62を重ねて用いて凹凸領域44とする。すなわち、2枚重ねたSMS不織布の一方のSMS不織布61で立体ギャザー41が配され、他方のSMS不織布62で凹凸領域44が配される。このように、2枚構造とすることで、特に軟便や、液状の便が立体ギャザー41から染みだして漏れることが防止される。
具体的には、2枚重ねのそれぞれのSMS不織布61、62は、一方の面にエンボス面を有し、他方の面にフラット面を有する。エンボス面にはエンボス部63、64による小さな凹部が生じている。エンボス部63、64については後述する。
例えば、上記2枚重ねの一方のSMS不織布61の表面61Sfがフラット面になっていることが好ましく、その裏面61Sbがエンボス面になっていることが好ましい。一方のSMS不織布61の表面61Sfに他方のSMS不織布62がその裏面62Sbを重ねて配されている。SMS不織布61、62同士が接合しやすいように、他方のSMS不織布62の裏面62Sbはフラット面であることが好ましい。また、他方のSMS不織布62の表面62Sfはエンボス面になっていることが好ましい。
上記フラット面とは、エンボス面に比べエンボス部の凹凸が小さい状態の不織布の面をいう。
エンボス面とは、エンボス加工によるエンボス部63、64を有する面をいう。ここで言うエンボス部63、64とは、SMS不織布に配された、その周囲よりも厚みが薄く高密度化され、繊維同士が融着している部分であり、当該部分は下層まで及んでいないものである。したがって、エンボス部63、64は言い換えれば、SMS不織布に配され、反対側の面にまで及ばない高密度化融着部である。
他方のSMS不織布61には凹凸領域44の凹部45と凸部46が配されている。したがって、他方のSMS不織布62のフラット面は凸部46が配されていない裏面62Sbになる。また、凸部46には内部空間46Kが配されている。
SMS不織布61、62はフラット面同士が対向するように2枚重ねにして配されていて、接合されている。この接合には、熱融着またはホットメルト接着剤等の接着剤が用いられることが好ましい。また、接合は、立体ギャザー41の風合いを保つため、線状の接合または点状の接合が好ましく、点状の接合がより好ましい。また、比較的平滑なフラット面同士を接合するので、接触面積が大きくより確実に接合させることができるため、接合強度が得られやすく、点接合であっても十分な接合強度が得られる。また凹凸領域44が2枚重ねになっているので、凹凸領域44の形状がくずれにくく形状安定性に優れる。
さらにエンボス面が吸収性本体4側の起立部43の起立端部41e(図1〜3等参照)側に配されることで、便が自由端41fを乗り越えて漏れ出ることが防止する一助となる。
上記接着剤は、非易収縮部52のみに配されていることが好ましい。接着剤としてはホットメルト接着剤が挙げられる。
例えば、図6に示すように、凹凸領域44(図3(b)参照)が配される全域に、接着剤53が立体ギャザー41の幅方向および長手方向に、千鳥配置にされていることが好ましい。その際、接着剤53は幅方向において凸部46間(図3(b)参照)に配される。接着剤53の1行ごとのずらし量は接着剤53の長手方向ピッチが1ピッチ未満であり、例えば1/2ピッチずつずらすことが好ましい。
この場合、接着剤53が配された領域が非易収縮部52となり、接着剤53が配されていない領域が易収縮部51となる。このため、接着剤53が配されていない易収縮部51は非易収縮部52より柔らかい。これによって、立体ギャザー41の柔らかさが維持される。また接着剤53は幅方向において凸部46間に配されることにより、形成された凸形状が潰れにくくなることによって、より効果的に便漏れを防止する。
また、図7に示すように、凹凸領域44が配される領域の非易収縮部52のほぼ全域に接着剤53を配する構成が挙げられる。
上記のように接着剤53が配されることから、接着剤53が配されていない易収縮部51は非易収縮部52より柔らかい。これによって、立体ギャザー41の柔らかさが維持される。また立体ギャザー弾性体71の収縮により立体ギャザー41にギャザーが生じやすくなって起立しやすくなり、より効果的に便漏れを防止する。
上記易収縮部51は、立体ギャザー41の幅方向および長手方向に間隔をおいて連続的に配置されていることが好ましい。具体的には、易収縮部51は千鳥配置されていることが好ましい。これによって、立体ギャザー41の伸縮効果を妨げることなく、凹凸が形成されることによって、より便の漏れを防止することができる。
なお、凹凸領域44は立体ギャザー41を成すサイドシート7を幅方向に折り返したものであってよい。このような折り返しによって凹凸領域44を作製することで、凹凸領域44の部材を減らすことができ、作りやすくて柔らかくできる。この場合、易収縮部、非易収縮部は、基本的には2層貼り合せと同じ構成になる。例えば、非凹凸領域にホットメルトを塗布して、凹凸領域部を折り返して貼り合せる。
上記凸部46の高さは、立体ギャザー41の自由端41f側からの便の漏れを防止する観点から、0.5mm以上が好ましく、2mm以上がより好ましく、3mm以上がさらに好ましい。そして、立体ギャザーの伸縮効果を妨げないという観点から、10mm以下が好ましく、8mm以下がより好ましく、6mm以下がさらに好ましい。より具体的には、0.5mm以上10mm以下が好ましく、2mm以上8mm以下がより好ましく、3mm以上6mm以下がさらに好ましい。
上記凹凸領域44は、凹凸形状の形状安定性のためには、上記説明したように、2層構造が好ましい。その製造方法は以下のようになる。
立体ギャザーの形状に成形した第1層の不織布に例えばスチールマッチエンボス加工によって凹凸領域を形成する。立体ギャザーの形状に成形した第2層の不織布に立体ギャザー弾性体を配する。そして立体ギャザー弾性体を伸長した状態で、第2層の不織布に第1層の不織布を例えばホットメルト接着剤で貼り合わせる。
スチールマッチエンボス加工では、上下ギアの噛み合わせ部にシートを通過させて凹凸を形成する。ギア形状や上下ギアのクリアランス変更により、凹凸形状や高さ、凹凸の配置(連続配置または千鳥配置)を自由に設定できる。
また、図8に示すように、立体ギャザー41の長手方向端部を表面シート1とは、ホットメルト接着剤による立体エンド固定部(図示せず)によって固定されている。立体エンド固定部は、長手方向に凹凸領域44まで線状に延長された接着部31として配されていることが好ましい。この接着部31は、図示では立体ギャザー41の長手方向両側に1本ずつ配しているが、複数本配することが好ましい。
このようにホットメルト接着剤による立体エンド固定部を起点に、接着部31の上下(幅方向)に凸部が効果的に生じやすくなる。すなわち、長手方向に凸部46が生じやすくなる。
上記の立体ギャザー41を成すサイドシート7としては、SMS不織布、SMMS不織布等の耐水性の高い撥水性のSMS系不織布が挙げられる。また、スパンボンド不織布、スパンボンド不織布等の不織布と透湿性または非透湿性の樹脂フィルムとの積層体、等が挙げられる。SMS不織布はスパンボンド−メルトブローン−スパンボンド積層不織布の略称であり、SMMS不織布はスパンボンド−メルトブローン−メルトブローン−スパンボンド不織布の略称である。
おむつ10の腹側部Fおよび背側部Rには、サイドシート7と外装シート8とが積層されて幅方向外方に張り出した背側フラップ部17および腹側フラップ部18が配されている。背側フラップ部17にはファスニングテープ19が配されている。ファスニングテープ19は、フックテープが好ましく、粘着テープでもよい。またはフックテープと粘着テープを組み合わせた物であっても良い。ファスニングテープ19を前方部Fに設けたテープ貼付部20に貼付して、おむつを装着固定することができる。テープ貼付部20は、例えば通気性のある不織布タイプがムレを防止しするために好ましい。またはフィルムタイプや織物とフィルムをラミネートしたものであってもよい。
上記ファスニングテープ19およびテープ貼付部20によっておむつ10を着用者に装着固定する。このとき、おむつ10の長手方向中央を緩やかに内側に折り曲げて、吸収体3が装着者の臀部から下腹部にわたって沿うように装着する。これにより排泄物が的確に吸収体3に吸収保持される。本実施形態のおむつ10においては、さらに機能的な構造部材やシート部材等を設けてもよい。
一方、裏面シート2の非肌当接面側には、その全面を覆うように不織布からなる外装シート8が配されていてもよい。外装シート8によって、おむつ10の外側は柔らかな風合いで肌触りの良いものとなる。
表面シート1は、肌触りが良く液透過性の部材からなる。例えば、親水性不織布が好ましく、エアスルー不織布、ポイントボンド不織布、スパンレース不織布、親水処理を施したスパンボンド不織布やSMS系不織布が挙げられる。その不織布の繊維は、原料樹脂にポリプロピレンやポリエチレンテレフタレートを用いた単繊維や、ポリプロピレンとポリエチレンの複合繊維、ポリエチレンテレフタレートとポリエチレンの複合繊維等であって親水化処理が施された繊維やレーヨンやアクリル系繊維のような親水性繊維が好ましい。また、表面シート1の股下部分には、表面シート1の非肌当接面側に親水性穴開きフィルムや親水性不織布が部分的に重ねられていてもよい。
裏面シート2は、防水性があり透湿性を有していれば特に限定されない。吸収体3の非肌当接面側で液漏れを防ぐ観点から、液難透過性の部材からなる。例えば液不透過性の多孔性フィルムが挙げられる。この多孔性フィルムは、撥水性の熱可塑性樹脂と、炭酸カルシウム等からなる微小な無機フィラーまたは相溶性のない有機高分子等とを溶融混練してフィルムを形成し、該フィルムを一軸または二軸延伸して得られる。熱可塑性樹脂としては、ポリオレフィンが挙げられる。該ポリオレフィンとしては、高密度ないし低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン等が挙げられ、これらを単独でまたは混合して用いることができる。また、ムレ防止の観点から透湿性を有することが好ましい。
吸収体3は、表面シート1および裏面シート2よりも長手方向(Y方向)および幅方向(X方向)の長さが短い。吸収体3は、その長手方向を表面シート1および裏面シート2の長手方向に一致させ略中央に配されている。これら表面シート1、裏面シート2および吸収体3は、例えばホットメルト接着剤等によって接合され、吸収性本体4を成している。
吸収体3は、液吸収性および液保持性を有するものであれば、通常吸収性物品に用いられるものを用いることができる。例えば、繊維集合体またはこれと吸水性ポリマーとを併用させたもの等が挙げられる。繊維集合体を構成する繊維としては、パルプ繊維等の親水性天然繊維、レーヨンなどの再生繊維、合成繊維(好ましくは親水化処理を施したもの)等が挙げられる。パルプ繊維としては、針葉樹クラフトパルプ、広葉樹クラフトパルプ等の木材パルプや木綿パルプ、ワラパルプ等の非木材パルプ等の天然セルロース繊維などが挙げられる。合成繊維としてはポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオフィレン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、ポリビニルアルコール樹脂等の合成樹脂からなる単繊維、これらの樹脂を2種以上含む複合繊維が挙げられる。またアセテートなどの半合成繊維を一部に含んでもよい。坪量は特に限定されない。吸水性ポリマーとしては、この種の物品に通常使用されている各種のポリマー材料を用いることがでる。吸水性ポリマーは、自重の20倍以上の水または生理食塩水を吸収し保持し得る性能を有するような超吸収性高分子化合物であることが好ましい。
吸収体3と裏面シート2との間には、複数本の吸収体ギャザー弾性体73が伸長状態で固定されていてもよい。その固定には例えば接着剤が用いられ、その接着剤には、通常のホットメルト接着剤が挙げられる。伸長状態で固定された吸収体ギャザー弾性体73により、吸収体3に伸縮性が付与され、吸収体ギャザー(図示せず)が形成されている。吸収体ギャザーは任意の長手方向(Y方向)範囲に延在させることができる。また、吸収体ギャザー弾性体73は、長手方向に収縮力を発揮できれば、必ずしも長手方向に平行に配設される必要はなく、湾曲していても良い。
また上記吸収体ギャザー弾性体73によって吸収体3の側部が伸縮するため脚周り、特に大腿部付け根周りのフィット性が向上し、その部分の漏れを防止することができる。
立体ギャザー弾性体71および吸収体ギャザー弾性体73の形成素材としては、例えば、スチレン−ブタジエン、ブタジエン、イソプレン、ネオプレン等の合成ゴムが挙げられる。また、天然ゴム、エチレン酢酸ビニル(EVA)、伸縮性ポリオレフィン、ポリウレタン等を挙げることができる。弾性体の形態としては、断面が矩形、正方形、円形、楕円形又は多角形状等の糸状(糸ゴム等)のものを挙げることができる。もしくは紐状(平ゴム等)のもの、またはマルチフィラメントタイプの糸状のもの等を好ましく用いることができる。
一方、上記吸収体3の側部の幅方向外側におけるサイドシート7と裏面シート2との間に位置する部位にはレッグギャザー(図示省略)が配されていてもよい。レッグギャザーには、左右の大腿部付け根周りを伸縮可能にするレッグギャザー弾性体75がそれぞれ伸長状態で接着または固定されている。このように各サイドシート7の幅方向外方にはそれぞれレッグギャザー弾性体75が配されることでレッグギャザーが形成される。このレッグギャザー弾性体75は、上記立体ギャザー弾性体71および吸収体ギャザー弾性体73と同種のものを用いることができる。
上記各弾性体71、73および75の伸縮によっておむつ10は、装着者の運動等による体形変化にもよく追従してフィットし、液体等の臀部側および腹側からの漏れを効果的に防止し得る。
また、被覆シート5(図1(b)参照)が吸収体3の肌当接面側を被覆しても良い。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に制限されない。例えば、表面シート1の幅は裏面シート2の幅よりも狭くても良く、その場合、立体ギャザー41の起立基部41bは裏面シート2に固定される場合もある。
本発明の吸収性物品は、展開型使い捨ておむつに限らず、立体ギャザーを使用しているパンツ型使い捨ておむつや尿取りパッドであってもよい。また成人用に限らず、乳児用等であってもよい。さらに、立体ギャザーを使用して用いる吸収性物品であれば、いかなる吸収性物品にも適用できる。
以下に、上述の積層不織布の製造方法により積層不織布を製造した実施例、および比較例により本発明をさらに詳細に説明する。本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
実施例1のおむつ10として、図1に示すものを作製した。
試験用のおむつ10を次の方法により作製した。
おむつ10には、花王株式会社製のメリーズ(登録商標)2015年製を用いた。そのおむつ10の立体ギャザーを加熱ないし冷却することでホットメルトの接着機能を低減させて取り外し、ホットメルト部を再加熱して下記の実施例1から5の立体ギャザーを取り付けた。
実施例1の立体ギャザーは、以下のようにして作製した。
実施例1は、図3の(a)に示した立体ギャザーを作製した。
まず、凹凸形状を賦形した不織布シートを、立体ギャザー起立部内側にホットメルトで固定した。実施例1は、起立部43の起立端部41e側の1/2の領域に、中間部から後方部に配した。
(実施例2)
実施例2は、実施例1において、図3の(b)に示したように、起立部43の起立端部41e側の1/2の領域に、後方部Rから中間部Cを経て前方部Fまで配した凹凸領域44を作製した以外、実施例1と同様の方法で立体ギャザーを作製し、おむつに配した。
(実施例3)
実施例3は、実施例1において、図4の(a)に示したように、起立部43の全域に、後方部Rから中間部Cを経て前方部Fまで配して凹凸領域44を作製した以外、実施例1と同様の方法で立体ギャザーを作製し、おむつに配した。
(実施例4)
実施例4は、実施例1において、図4の(b)に示したように、起立部43の全域に、後方部Rから中間部Cを経て前方部Fまで、凸部を千鳥配置させて凹凸領域44を作製した以外、実施例1と同様の方法で立体ギャザーを作製し、おむつに配した。
(比較例1)
比較例1は、図示はしていないが、実施例1において、以下の凹凸立体を作製した。この凹凸領域は、起立部43の起立端部41e側の1/2の領域に、後方部Rから中間部Cを経て前方部Fまで、幅方向に連続してなる凹部と凸部と同等のものが長手方向に繰り返し配されたものである。このような凹凸領域を作製した以外、実施例1と同様の方法で立体ギャザーを作製し、おむつに配した。
(比較例2)
比較例1は、図示はしていないが、実施例1において、特許文献1の図7(b)の構成の立体ギャザーを作製した以外、実施例1と同様の方法で立体ギャザーをおむつに配した。
<漏れ試験の評価方法>
おむつを透明モデルに装着し、股下部をテープで圧迫固定する。その後、疑似軟便をポンプで30g×3回注入し、漏れ状態を目視観察する。
疑似軟便:ベントナイト/グリセリン/エマルゲン130K/イオン交換水 粘度:40mPa・s
・評価基準
漏れ A 漏れない。
B 漏れないが、疑似便が起立端部まで来ている。
C 起立端部からやや漏れている。
D 漏れる。
<伸縮性評価法>
おむつを動的モデルに装着し、両足を前後に動かした(最大90°)時の股下開口部分に隙間が生じるか、目視で観察した。
・評価基準
A 隙間がない
B 隙間が生じる
Figure 2017118961
表1に示した結果から明らかなように、立体ギャザーの幅方向に繰り返し配された凹凸領域を形成することで、伸縮性を損なうことなく、効果的に漏れを防止することができた。
1 表面シート
2 裏面シート
3 吸収体
4 吸収性本体
5 被覆シート
7 サイドシート
8 外装シート
10 テープ型おむつ、おむつ
17 背側フラップ部
18 腹側フラップ部
19 ファスニングテープ
20 テープ貼付部
31 接着部
41 立体ギャザー
41b 起立基部
41e 起立端部
41f 自由端
42 弾性部
43 起立部
43e 上端部
44 凹凸領域
45 凹部
46 凸部
46K 内部空間
51 易収縮部
52 非易収縮部
61,62 SMS不織布
61Sf,62Sf 表面
61Sb,62Sb 裏面
63,64 エンボス部
71 立体ギャザー弾性体
73 吸収体ギャザー弾性体
75 レッグギャザー弾性体
F 前方部
C 中間部
R 後方部

Claims (8)

  1. 液透過性の表面シートと、裏面シートと、両シート間に挟まれた吸収体とを有する吸収性本体と、前記吸収性本体の幅方向の両側で長手方向に配された起立可能な一対の立体ギャザーとを備えた吸収性物品であって、
    前記一対の立体ギャザーは、起立端部側に立体ギャザー弾性体を有する弾性部と、前記弾性部以外の起立部とを有し、
    前記起立部の少なくとも前記起立端部側に、凹部と凸部とが前記立体ギャザーの幅方向に繰り返し配された凹凸領域を有し、
    前記凹凸領域は、前記吸収性物品の着用時に着用者の股下部が位置する前記吸収性物品の長手方向中間部に位置する前記立体ギャザーに少なくとも配されていて、
    前記立体ギャザーの前記凹凸領域を配した領域でかつ前記長手方向に易収縮部が規則的に複数配され、前記易収縮部間の非易収縮部が前記易収縮部の前記長手方向の長さよりも長い吸収性物品。
  2. 前記凹凸領域が、前記着用者の臀部側が位置する前記吸収性物品の後方部から前記中間部まで、または前記後方部から前記中間部を経て前記着用者の腹側が位置する前記吸収性物品の前方部まで、配されている請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記凹凸領域が、前記立体ギャザーの幅方向における前記起立部の前記起立端部側のみに配されている請求項1または2に記載の吸収性物品。
  4. 前記非易収縮部のみに接着剤が配されている請求項1から3のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  5. 前記易収縮部は前記幅方向および前記長手方向に間隔をおいて連続的に配置されている請求項1から4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  6. 前記立体ギャザーの長手方向端部を固定している立体エンド固定部が前記凹凸領域に(まで)線状に配されている請求項1から5のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  7. 前記凹凸領域が、スパンボンド不織布、メルトブローン不織布、スパンボンド不織布を順に積層した3層構造のSMS不織布が2枚重ねられてなる請求項1から6のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  8. 前記2枚重ねのSMS不織布のそれぞれは、第1面側にエンボス面を有し、前記第1面とは反対面の第2面側にフラット面を有し、前記2枚重なったSMS不織布の対向する面が前記フラット面同士である請求項7に記載の吸収性物品。
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