JP2017118960A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、足回りと立体ギャザーとの隙間ができないように立体ギャザーのフィット性を高めるとともに、足が滑らかに動かせる吸収性物品を提供することにある。【解決手段】表面シート1と、裏面シート2と、両シート間に挟まれた吸収体3とを有する吸収性本体4と、前記吸収性本体4の幅方向の両側で長手方向に配された起立可能な一対の立体ギャザー41、41とを備えた吸収性物品であって、前記一対の立体ギャザー41、41は、それぞれの外側に、凹部45と凸部46とが前記長手方向および前記立体ギャザー41の幅方向に交互に繰り返し配された凹凸領域44を有し、前記凸部46を構成する不織布の繊維が前記長手方向に配向していて、前記凹凸領域44は、前記吸収性物品の着用時に着用者の股下部が位置する前記吸収性物品の中間部Cに少なくとも配されている吸収性物品を提供する。【選択図】図1

Description

本発明は立体ギャザーを有するおむつ等の吸収性物品に関する。
おむつの立体ギャザーは、おむつを人体に装着した際、寝返りや歩行等の動作時における排泄物の横漏れを防止するために有用である。
特許文献1には、吸収層と防漏部とを備えた吸収性本体の両側部に、一対のサイド防漏部を有する吸収性物品が開示されている。一対のサイド防漏部のそれぞれは、少なくとも一部が不織布からなる第1層と、シート状物からなる第2層とが部分的に接合されて多数の接合部を有する立体シートからなる。立体シートは第1層が接合部以外の部分において第1層側に突出して多数の凸部を成している。凸部及び接合部は、交互にかつ一方向に列をなして配置され、さらにその列が多列に配置されている。一対のサイド防漏部のそれぞれは、吸収層に向けられる面および折り返している外側の面が立体シートの第1層側の面からなっている(引用文献1の請求項1、図2等参照。)。
特許文献2には、液保持性の吸収層および液不透過性の防漏層を備え、防漏部が長手方向に沿って配されている吸収性物品が開示されている。防漏部は、長手方向または幅方向の断面形状が波形に成された立体シートを、吸収性物品の長手方向に沿って配設したものである(引用文献2の請求項6等参照。)。
特許文献3には、吸収性本体の長手方向に沿う両側部に沿って、側方カフスが配されている吸収性物品が開示されている。側方カフスは肌当接面側に起立するようになっている。各側方カフスの自由端近傍には、吸収性本体の幅方向に伸縮する面状の複合伸縮部が配され、幅方向に伸縮すると横しわが生じるようになっている(引用文献3の請求項1、段落[0017]等参照。)。
特開2008−148819号公報 特開2003−153946号公報 特開2008−136667号公報
立体ギャザーは、その幅方向の先端部などに配された弾性体の伸縮により不規則なしわが生じる。しかし、そのしわが有意な機能を発現することは見出されていない。
また立体ギャザーは腿内側との間の摩擦が大きく、歩行動作や立ち座りなどで複雑に動く足に対して、足との摩擦力により立体ギャザーが引っ張られてしまう。そのため、足回りと立体ギャザーとの間に隙間が生じる可能性があり、改善の余地があった。
特許文献1に記載された吸収性物品では、最も隣接する凸部間にほとんど隙間がなく、シート全体のおよそ半分が凸部で占められている。このため、凸部と肌との接触面積が大きくなり過ぎ、歩行動作や立ち座りなどで複雑に動く足に対して大きな摩擦抵抗が生じ、足の動きに立体ギャザーが引っ張られてしまうことがあった。そのため、足回りと立体ギャザーとの間に隙間ができるため、漏れの原因になり、改善の余地があった。
また特許文献2および3に記載された吸収性物品では、凸部が長手方向に延びていて、また、襞が長手方向に延びていて、肌との接触による摩擦抵抗が大きくなっていた。そのため、上記同様に、足の動きによって立体ギャザーが引っ張られるため、足回りと立体ギャザーとの間に隙間ができて液漏れの原因になり、改善の余地があった。
本発明は、足回りと立体ギャザーとの隙間ができないように立体ギャザーのフィット性を高めるとともに、足が滑らかに動かせる吸収性物品を提供することを課題とする。
本発明は、液透過性の表面シートと、裏面シートと、両シート間に挟まれた吸収体とを有する吸収性本体と、前記吸収性本体の幅方向の両側で長手方向に起立可能に配された一対の立体ギャザーとを備えた吸収性物品であって、
前記一対の立体ギャザーは、それぞれの外側に、凹部と凸部とが前記長手方向および前記立体ギャザーの幅方向に交互に繰り返し配された凹凸領域を有し、
前記凸部を構成する不織布の繊維が前記長手方向に配向していて、
前記凹凸領域は、前記吸収性物品の着用時に着用者の股下部が位置する前記吸収性物品の中間部に少なくとも配されている吸収性物品を提供するものである。
本発明の吸収性物品は、足回りと立体ギャザーとの隙間ができないように立体ギャザーのフィット性を高めるとともに、足が滑らかに動かせるという優れた効果を奏する。
本発明の使い捨ておむつにおける好ましい一実施形態として、テープ式の大人用展開型の使い捨ておむつを示した図面である。(a)は展開型使い捨ておむつを展開した状態の肌面側(表面シート側)から模式的に示した展開平面図である。(b)は(a)の股下部のX方向のI−I断面を示した縦断面図である。 立体ギャザーおよびフラップ部の好ましい一例を模式的に示した図1(a)のII−II断面の拡大縦断面図である。 立体ギャザーを伸ばした状態における凹凸領域の好ましい実施形態の一例を示した平面図である。(a)は立体ギャザーの上部側(起立端部41e側)で後方部から中間部を経て前方部に凹凸領域を配した一例を示した平面図である。(b)は立体ギャザーの上部側(起立端部41e側)で中間部から後方部の一部および前方部の一部に凹凸領域を配した一例を示した平面図である。(c)は立体ギャザーの全域で後方部から中間部を経て前方部に凹凸領域を配した一例を示した平面図である。 凸部の配置例を示した平面図であり、(a)、(b)は千鳥配置の好ましい一例を示した平面図であり、(c)は直交配置の一例を示した平面図ある。 凸部の高さの測定方法を説明するための凹凸領域を示した断面図である。 凸部の好ましい配置例を示した縦断面図である。 凹凸領域の好ましい配置例を示した展開平面図である。 2層構造の凹凸領域の好ましい実施形態の一例を幅方向断面で示した断面図である。
本発明に係る吸収性物品としての使い捨ておむつの好ましい一実施形態(第1実施形態)について、図1および図2を参照して以下に説明する。
本明細書においては、特に断らない限り、人体に接触する側を肌当接面側といい、これと反対側を非肌当接面側という。装着時に装着者の腹側部から排泄部対応領域を介して背側部にわたる方向を、吸収性物品の長手方向(Y方向)という。この長手方向と直交する方向を幅方向(X方向)という。また、吸収性物品の長手方向および幅方向に垂直な方向を厚み方向(Z方向)といい、Z方向における長さを厚みという。
図1は、本実施形態のテープ型おむつ10の、展開状態を表している。ここで、展開状態とは、各部を伸長させて吸収性物品を平面状に拡げた状態をいう。
図1および図2に示すように、テープ型おむつ10は、吸収性本体4を備え、実質的に縦長に成されている、展開型の使い捨てタイプのテープ型おむつである。吸収性本体4は、肌当接面側に配された液透過性の表面シート1、非肌当接面側に配された液不透過性の裏面シート2、および両シートの間に介在配置された液保持性の吸収体3を有する。
テープ型おむつ10は、装着時において装着者の腹部領域に当接する前方部F、装着者の股下部領域に位置する中間部C、装着者の臀部に当接する後方部Rに区分される。テープ型おむつ10の形状から明確に各部位が区分できないときは、テープ型おむつ10を長手方向(Y方向)に3等分する。そして装着者の腹側寄りに配される領域から順に、前方部F、中間部C、後方部Rと区分する。以下、テープ型おむつ10は単におむつ10ともいう。
表面シート1の肌当接面側には、その長手方向(Y方向)両側部から幅方向(X方向)外方に向けて一対のサイドシート7が配されている。
各サイドシート7の幅方向の吸収性本体4側の側端部には立体ギャザー弾性体71が配されている。このサイドシート7および立体ギャザー弾性体71によって、表面シート1の肌当接面側に立体ギャザー41が構成されている。
すなわち、吸収性本体4の長手方向の両側部には、一対の立体ギャザー41のそれぞれの一側縁が固定されて、立体ギャザー41の起立基部41bを成している。起立基部41bとは、立体ギャザー41の吸収性本体4側の立ち上がる元の部分をいう。それぞれの立体ギャザー41は、おむつ10の長手方向(Y方向)に延びる帯状の形状を有している。立体ギャザー41の自由端41fは、サイドシート7を長手方向に沿って折り返されている。その折り返されたサイドシート7間に1本または複数本の立体ギャザー弾性体71が伸長状態で固定されて配されている。そのため、立体ギャザー41は、自由端41f側を折り返した部分に配された立体ギャザー弾性体71の収縮力によって、自由端41f側が、表面シート1等から離間して装着者の肌面側に向かって立ち上がる。自由端41fとは、立体ギャザー41の幅方向で起立基部41bとは反対側の端辺をいう。
また図2に示すように、立体ギャザー41において、立体ギャザー弾性体71を有する部分を弾性部42といい、弾性部42以外の部分を起立部43という。
なお、立体ギャザー41は、図1(a)では倒伏されている状態を示し、図1(b)では起立した状態を示した。また、図1(a)では立体ギャザー弾性体71の図示は省略した。
上記一対の立体ギャザー41は、それぞれが起立した状態で対向する面(内側)とは反対の面(外側)の起立端部41e側の1/2の領域に、凹凸領域44を有している。ここで、起立端部41eとは、起立部43の起立基部41bとは反対側の端部をいう。このように凹凸領域44は、起立部43のみならず弾性部42に配されてもよい。凹凸領域44は、凹部45と凸部46とが少なくとも立体ギャザー41の幅方向および長手方向に、交互に繰り返し配された領域である(図2参照)。
凹凸領域44は、吸収性物品のおむつ10を着用したときに着用者の股下部が位置する中間部Cに少なくとも配されている。または着用者の臀部側が位置する吸収性物品10の後方部Rから中間部Cを経て着用者の腹側が位置する吸収性物品10の前方部Fまで配されていても好ましい。凹凸領域44の配置については後に詳細を説明する。
さらに凸部46を構成する不織布の繊維は長手方向に配向していている。
繊維配向性は、繊維の配向角と配向強度からなる概念である。
繊維の配向角は、色々な方向性を有する複数の繊維が全体としてどの方向に配向しているかを示す概念で、繊維の集合体の形状を数値化している。繊維の配向強度は、配向角を示す繊維の量を示す概念であり、MOR値で示される。MOR値は、1.05未満では、ほとんど配向しておらず、1.05以上で配向を有しているといえる。
MOR値について本実施形態において一例を示すと、凸部46のMOR値は、1.05以上が好ましく、1.1以上がより好ましく、1.2以上がさらに好ましい。そして、2.0以下が好ましく、1.8以下がより好ましく、1.5以下がさらに好ましい。より具体的には、1.05以上2.0以下が好ましく、1.1以上1.8以下がより好ましく、1.2以上1.5以下がさらに好ましい。
上記のような配向強度、配向角に設定することで、厚み方向の荷重をしっかりと受け止め、高荷重下であっても、凸部46が潰され難くなる。これによって肌面との接触面積を低減でき、着用者の足の滑らかな動きが実現できる。
上記おむつ10は、立体ギャザー41の外側に、上記の凹凸領域44を有していることで、立体ギャザー41の肌面との接触面積を低減することができる。これによって、着用者の足の内股と擦れる立体ギャザー41の部分が点接触に近い状態で接触されるので、擦れによる摩擦を低減することができる。すなわち、歩行したり、足をばたつかせたりという複雑な動きをする着用者の足に対して、滑るようになるために立体ギャザー41の過度の移動が抑えられるようになる。特に、足の動きで多い股関節を起点とした足の前後運動、例えば、歩行や、足を前後にばたつかせる運動では、立体ギャザー41の擦れる方向が長手方向になる。このような状況において、凸部46を構成する不織布の繊維が長手方向に配向しているため、長手方向に対して凸部46が潰れ難くなる。したがって、前後方向の足の動作に対して、凸部46の形状が維持され、立体ギャザー41との摩擦が少なくなるので、立体ギャザー41が引っ張られることなく足の動作が滑らかにできる。足の動作において最も動くのは股下部である。凹凸領域44が少なくとも股下部に対応する中間部Cに配されていることから、股下部の激しい足の動きに対しても、立体ギャザー41が引っ張られることが抑制されるので、効率的な滑らかな足の動作が可能になる。
これによって、肌に立体ギャザー41の跡がつきにくくなる。
上記構成の吸収性物品のおむつ10は、図3(a)から(c)に示すように、立体ギャザー41の外側上部(起立端部41e側)に凹凸領域44が配されていることが好ましい。
足と立体ギャザー41との擦れは、実際には立体ギャザー41の起立端部41e側の1/2の領域に生じる。このため、立体ギャザー41の起立端部41e側の1/2の領域に凹凸領域44を配することで、着用者の足の動きが滑らかになるという効果が得られる。
凹凸領域44は、凹部45と、凸部46とが長手方向(YG方向)および幅方向(XG方向)に交互に繰り返し配されたものである。上記の凸部46の配置は千鳥配置である。また、凸部46間が凹部45となる。なお、図面では、凸部46の平面視した外形を正方形で示したが、その平面視した外形は、円形、長円形、楕円形、長方形等の正方形以外の形状であってもよい。また、凸部46には、内部空間46K(前記図2参照)を有していてもよい。
図3(a)に示した立体ギャザー41の凹凸領域44は、後方部Rから中間部Cを経て前方部Fに達するように、かつ立体ギャザー41の幅方向における起立端部41e側の1/2の領域に配されている。
図3(b)に示した立体ギャザー41の凹凸領域44は、中間部Cを中心に後方部Rおよび前方部Fのそれぞれの一部に達するように、かつ立体ギャザー41の幅方向における起立端部41e側の1/2の領域の半分に配されている。
図3(c)に示した立体ギャザー41の凹凸領域44は、後方部Rから中間部Cを経て前方部Fに達するように、かつ立体ギャザー41の幅方向の全域に配されている。
次に、凸部46の千鳥配置について説明する。図4に示すように、立体ギャザー41の長手方向(YG方向)および幅方向(XG方向)に凸部46は交互に繰り返し配されている。
例えば、図4(a)に示すように、それぞれの凸部46が正六角形の中心と各頂点に位置するように配されている。言い換えれば正三角形の頂点に位置するように配されている。このような配置が最も好ましい。
また、図4(b)に示すように、それぞれの凸部46が正方格子を45度回転させた格子点に位置するように配されている。
なお、図4(c)に示すように、直交格子(正方格子)の交点のそれぞれの凸部46が位置するように配されていても可能である。すなわち、直交配置である。
上記のように、隣接する凸部46間の間隔を調整して凸部46を千鳥配置とすることで、肌への接触面積を有効に減らすことができる。隣接する凸部46同士の間隔が広くなると凹部45と肌面とが接触しやすくなり、反対に隣接する凸部46同士の間隔が狭くなると凹凸領域44の凸部46の肌面への接触面積が増加するが、凸部46が直交配置であると、直交格子の対角方向に配された凸部46同士の間隔が少し広くなるので、凹部45が肌面に接触する可能性が高くなる。
以下の説明においては、立体ギャザー41の長手方向(YG方向)は吸収性物品の長手方向(Y方向)と同様の方向である。また、立体ギャザー41の幅方向(XG方向)は、立体ギャザー41が倒伏した状態で吸収性物品の幅方向(X方向)と同様の方向である。
凹凸領域44の凸部46は、肌面との滑りを良くするという観点から、単位面積あたりの個数が4個/cm以上が好ましく、6個/cm以上がより好ましく、8個/cm以上がさらに好ましい。そして、肌面との摩擦抵抗を抑えるという観点から、単位面積あたりの個数が20個/cm以下が好ましく、16個/cm以下がより好ましく、12個/cm以下がさらに好ましい。より具体的には、単位面積あたりの個数が4個/cm以上20個/cm以下が好ましく、6個/cm以上16個/cm以下がより好ましく、8個/cm以上12個/cm以下がさらに好ましい。
単位面積当たりの凸部46の個数が多すぎると、肌との摩擦が高くなり、凹凸領域44を配した効果が低くなる。また単位面積当たりの凸部46の個数が少なすぎると、凸部46間の凹部45が肌と接触するようになり、肌との摩擦が高くなり、凹凸領域44を配した効果が得られない。
凸部46の高さHは、図5に示すように、立体ギャザー41を平面Sf上に伸ばした状態で、平面Sf上からの凸部46の頂部46Tまでの高さHtから立体ギャザー41の凹凸領域44を除いた領域47の厚さHbを引いた値とする。
上記凸部46の高さは、足の動きなどに対して低接触面積を維持するために凹部との接触を防ぐという観点から、1mm以上であり、2mm以上が好ましく、3mm以上がより好ましい。そして、足の動きに対して凸部が倒れることを防ぐという観点から、10mm以下であり、8mm以下が好ましく、6mm以下がより好ましい。より具体的には、1mm以上10mm以下であり、2mm以上8mm以下が好ましく、3mm以上6mm以下がより好ましい。
また、図6に示すように、立体ギャザー41が伸ばされた状態で、凸部46の高さは、立体ギャザー41の幅方向における自由端41f側から起立基部41b側に向かって順次高くなっていることが好ましい。
おむつ10は立体ギャザー41が鼠蹊部(図示せず)に当たるように装着される。そのため、自由端41f側の凸部46fの高さが起立基部41b側の凸部46bよりも低いと、鼠蹊部において常に凸部46を潰すような力がかかる。しかし、肌面に対する凹凸領域44の摩擦が小さくなるので、立体ギャザー41が引っ張られることがなくなるので、足回りとの間に隙間を生じにくくなる。それとともに、立体ギャザー41によって動きを阻害するような抵抗を受けることなくなるので、着用者の足の動きは滑らかになる。逆に、自由端41f側の凸部46fの高さが起立基部41b側の凸部46bよりも高いと、鼠蹊部において常に凸部46を潰すような力がかかりやすくなる。このため、立体ギャザー41と足回りとの間に隙間が生じやすくなる。また着用者の足の動きが立体ギャザー41に引っかかるようになる。
図7に示すように、立体ギャザー41の両端部よりさらに長手方向のそれぞれの領域と表面シート1とが固定されている立体固定領域33、34の長手方向の間に、凹凸領域44が配されていることが好ましい。また、図示したように、左右両側に、同様に、立体固定領域33、34間に、凹凸領域44が配されていることが好ましい。
このように、立体ギャザー41が倒伏した状態では、立体固定領域33、34に凹凸領域44があると、不必要に肌との間に隙間を生じることになる。そのため、立体固定領域33、34間に凹凸領域44を配することで、上記隙間が生じないようになる。
図8に示すように、凹凸領域44は、スパンボンド不織布、メルトブローン不織布、スパンボンド不織布を順に積層した3層構造のSMS不織布61、62を2枚重ねた構成とすることが好ましい。例えば、立体ギャザー41に、SMS不織布61を用い、それにSMS不織布62を重ねて用いて凹凸領域44とする。すなわち、2枚重ねたSMS不織布の一方のSMS不織布61で立体ギャザー41が構成され、他方のSMS不織布62で凹凸領域44が構成される。このように、2枚構造とすることで、立体ギャザー41は、凹凸領域44で発生する摩擦力よりも強くなり、せん断力による剥離により凹凸領域44の凸部46が壊れることが防げる。通常、接合強度を高めるには、熱融着の熱量やホットメルト接着剤量を増やしていた。しかし、このような手法では、融着部や接着部が硬くなり、立体ギャザー41を硬くすることになっていた。そこで、SMS不織布61、62のフラット面同士を接着することで、少ない接着剤量で強固な接着力を実現することができる。
具体的には、2枚重ねのそれぞれのSMS不織布61、62は、一方の面にエンボス面を有し、他方の面にフラット面を有する。エンボス面にはエンボス部63、64による小さな凹部が生じている。エンボス部63、64については後述する。
例えば、上記2枚重ねの一方のSMS不織布61の表面61Sfがフラット面になっていることが好ましく、その裏面61Sbがエンボス面になっていることが好ましい。一方のSMS不織布61の表面61Sfに他方のSMS不織布62がその裏面62Sbを重ねて配されている。SMS不織布61、62同士が接合しやすいように、他方のSMS不織布62の裏面62Sbはフラット面であることが好ましい。また、他方のSMS不織布62の表面62Sfはエンボス面になっていることが好ましい。
上記フラット面とは、エンボス面に比べてエンボス部の凹凸が小さい状態の不織布の面をいう。
エンボス面とは、エンボス加工によるエンボス部63、64を有する面をいう。ここで言うエンボス部63、64とは、SMS不織布に配された、その周囲よりも厚みが薄く高密度化され、繊維同士が融着している部分であり、当該部分は下層まで及んでいないものである。したがって、エンボス部63、64は言い換えれば、SMS不織布に配され、反対側の面にまで及ばない高密度化融着部である。
他方のSMS不織布61には凹凸領域44の凹部45と凸部46が配されている。したがって、他方のSMS不織布62のフラット面は凸部46が配されていない裏面62Sbになる。また、凸部46には内部空間46Kが配されている。
SMS不織布61、62はフラット面同士が対向するように2枚重ねにして配されていて、接合されている。この接合には、熱融着またはホットメルト接着剤等の接着剤が用いられることが好ましい。また、接合は、立体ギャザー41の風合いを保つため、線状の接合または点状の接合が好ましく、点状の接合がより好ましい。また、比較的平滑なフラット面同士を接合するので、接触面積が大きくより確実に接合させることができるため、接合強度が得られやすく、点接合であっても十分な接合強度が得られる。また凹凸領域44が2枚重ねになっているので、凹凸領域44の形状がくずれにくく形状安定性に優れる。しかも、立体ギャザーが硬くならず、柔らかい状態を維持することができる。
上記凹凸領域44は、凹凸形状の形状安定性のためには、上記説明したように、2層構造が好ましい。その製造方法は以下のようになる。
立体ギャザーの形状に成形した第1層の不織布に例えばスチールマッチエンボス加工によって凹凸領域を形成する。立体ギャザーの形状に成形した第2層の不織布に立体ギャザー弾性体を配する。そして立体ギャザー弾性体を伸長した状態で、第2層の不織布に第1層の不織布を例えばホットメルト接着剤で貼り合わせる。
スチールマッチエンボス加工では、上下ギアの噛み合わせ部にシートを通過させて凹凸を形成する。ギア形状や上下ギアのクリアランス変更により、凹凸形状や高さ、凹凸の配置(連続配置または千鳥配置)を自由に設定できる。
上記の立体ギャザー41を成すサイドシート7としては、SMS不織布、SMMS不織布等の耐水性の高い撥水性のSMS系不織布が挙げられる。また、スパンボンド不織布、スパンボンド不織布等の不織布と透湿性または非透湿性の樹脂フィルムとの積層体、等が挙げられる。SMS不織布はスパンボンド−メルトブローン−スパンボンド積層不織布の略称であり、SMMS不織布はスパンボンド−メルトブローン−メルトブローン−スパンボンド不織布の略称である。
おむつ10の腹側部Fおよび背側部Rには、サイドシート7と外装シート8とが積層されて幅方向外方に張り出した背側フラップ部17および腹側フラップ部18が配されている。背側フラップ部17にはファスニングテープ19が配されている。ファスニングテープ19は、フックテープが好ましく、粘着テープでもよい。またはフックテープと粘着テープを組み合わせた物であっても良い。ファスニングテープ19を前方部Fに設けたテープ貼付部20に貼付して、おむつを装着固定することができる。テープ貼付部20は、例えば通気性のある不織布タイプがムレを防止しするために好ましい。またはフィルムタイプや織物とフィルムをラミネートしたものであってもよい。
上記ファスニングテープ19およびテープ貼付部20によっておむつ10を着用者に装着固定する。このとき、おむつ10の長手方向中央を緩やかに内側に折り曲げて、吸収体3が装着者の臀部から下腹部にわたって沿うように装着する。これにより排泄物が的確に吸収体3に吸収保持される。本実施形態のおむつ10においては、さらに機能的な構造部材やシート部材等を設けてもよい。
一方、裏面シート2の非肌当接面側には、その全面を覆うように不織布からなる外装シート8が配されていてもよい。外装シート8によって、おむつ10の外側は柔らかな風合いで肌触りの良いものとなる。
表面シート1は、肌触りが良く液透過性の部材からなる。例えば、親水性不織布が好ましく、エアスルー不織布、ポイントボンド不織布、スパンレース不織布、親水処理を施したスパンボンド不織布やSMS系不織布が挙げられる。その不織布の繊維は、原料樹脂にポリプロピレンやポリエチレンテレフタレートを用いた単繊維や、ポリプロピレンとポリエチレンの複合繊維、ポリエチレンテレフタレートとポリエチレンの複合繊維等であって親水化処理が施された繊維やレーヨンやアクリル系繊維のような親水性繊維が好ましい。また、表面シート1の股下部分には、表面シート1の非肌当接面側に親水性穴開きフィルムや親水性不織布が部分的に重ねられていてもよい。
裏面シート2は、防水性があり透湿性を有していれば特に限定されない。吸収体3の非肌当接面側で液漏れを防ぐ観点から、液難透過性の部材からなる。例えば液不透過性の多孔性フィルムが挙げられる。この多孔性フィルムは、撥水性の熱可塑性樹脂と、炭酸カルシウム等からなる微小な無機フィラーまたは相溶性のない有機高分子等とを溶融混練してフィルムを形成し、該フィルムを一軸または二軸延伸して得られる。熱可塑性樹脂としては、ポリオレフィンが挙げられる。該ポリオレフィンとしては、高密度ないし低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン等が挙げられ、これらを単独でまたは混合して用いることができる。また、ムレ防止の観点から透湿性を有することが好ましい。
吸収体3は、表面シート1および裏面シート2よりも長手方向(Y方向)および幅方向(X方向)の長さが短い。吸収体3は、その長手方向を表面シート1および裏面シート2の長手方向に一致させ略中央に配されている。これら表面シート1、裏面シート2および吸収体3は、例えばホットメルト接着剤等によって接合され、吸収性本体4を成している。
吸収体3は、液吸収性および液保持性を有するものであれば、通常吸収性物品に用いられるものを用いることができる。例えば、繊維集合体またはこれと吸水性ポリマーとを併用させたもの等が挙げられる。繊維集合体を構成する繊維としては、パルプ繊維等の親水性天然繊維、レーヨンなどの再生繊維、合成繊維(好ましくは親水化処理を施したもの)等が挙げられる。パルプ繊維としては、針葉樹クラフトパルプ、広葉樹クラフトパルプ等の木材パルプや木綿パルプ、ワラパルプ等の非木材パルプ等の天然セルロース繊維などが挙げられる。合成繊維としてはポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオフィレン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、ポリビニルアルコール樹脂等の合成樹脂からなる単繊維、これらの樹脂を2種以上含む複合繊維が挙げられる。またアセテートなどの半合成繊維を一部に含んでもよい。坪量は特に限定されない。吸水性ポリマーとしては、この種の物品に通常使用されている各種のポリマー材料を用いることがでる。吸水性ポリマーは、自重の20倍以上の水または生理食塩水を吸収し保持し得る性能を有するような超吸収性高分子化合物であることが好ましい。
吸収体3と裏面シート2との間には、複数本の吸収体ギャザー弾性体73が伸長状態で固定されていてもよい。その固定には例えば接着剤が用いられ、その接着剤には、通常のホットメルト接着剤が挙げられる。伸長状態で固定された吸収体ギャザー弾性体73により、吸収体3に伸縮性が付与され、吸収体ギャザー(図示せず)が形成されている。吸収体ギャザーは任意の長手方向(Y方向)範囲に延在させることができる。また、吸収体ギャザー弾性体73は、長手方向に収縮力を発揮できれば、必ずしも長手方向に平行に配設される必要はなく、湾曲していても良い。
また上記吸収体ギャザー弾性体73によって吸収体3の側部が伸縮するため脚周り、特に大腿部付け根周りのフィット性が向上し、その部分の漏れを防止することができる。
立体ギャザー弾性体71および吸収体ギャザー弾性体73の形成素材としては、例えば、スチレン−ブタジエン、ブタジエン、イソプレン、ネオプレン等の合成ゴムが挙げられる。また、天然ゴム、エチレン酢酸ビニル(EVA)、伸縮性ポリオレフィン、ポリウレタン等を挙げることができる。弾性体の形態としては、断面が矩形、正方形、円形、楕円形又は多角形状等の糸状(糸ゴム等)のものを挙げることができる。もしくは紐状(平ゴム等)のもの、またはマルチフィラメントタイプの糸状のもの等を好ましく用いることができる。
一方、上記吸収体3の側部の幅方向外側におけるサイドシート7と裏面シート2との間に位置する部位にはレッグギャザー48が配されていてもよい。レッグギャザー48には、左右の大腿部付け根周りを伸縮可能にするレッグギャザー弾性体75がそれぞれ伸長状態で接着または固定されている。このように各サイドシート7の幅方向外方にはそれぞれレッグギャザー弾性体75が配されることでレッグギャザー48が形成される。このレッグギャザー弾性体75は、上記立体ギャザー弾性体71および吸収体ギャザー弾性体73と同種のものを用いることができる。
上記各弾性体71、73および75の伸縮によっておむつ10は、装着者の運動等による体形変化にもよく追従してフィットし、液体等の臀部側および腹側からの漏れを効果的に防止し得る。
また、被覆シート5(図1(b)参照)が吸収体3の肌当接面側を被覆しても良い。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に制限されない。例えば、表面シート1の幅は裏面シート2の幅よりも狭くても良く、その場合、立体ギャザー41の起立基部41bは裏面シート2に固定される場合もある。
本発明の吸収性物品は、展開型使い捨ておむつに限らず、立体ギャザーを使用しているパンツ型使い捨ておむつや尿取りパッドであってもよい。また成人用に限らず、乳児用等であってもよい。さらに、立体ギャザーを使用して用いる吸収性物品であれば、いかなる吸収性物品にも適用できる。
以下に、上述の積層不織布の製造方法により積層不織布を製造した実施例、および比較例により本発明をさらに詳細に説明する。本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
実施例1のおむつ10として、図1に示すものを作製した。
試験用のおむつ10を次の方法により作製した。
おむつ10には、花王株式会社製のメリーズ(登録商標)2015年製を用いた。そのおむつ10の立体ギャザーを加熱ないし冷却することでホットメルトの接着機能を低減させてして取り外し、ホットメルト部を再加熱して下記の実施例1から5の立体ギャザーを取り付けた。
実施例1の立体ギャザーは、以下のようにして作製した。
実施例1は、図3の(a)に示した立体ギャザーを作製した。
まず、ポリプロピレンのSMS不織布を、120℃に加熱された互いの凸部が噛み合った2本のロール間を通し、凹凸形状を部分的に付与した。凹凸の大きさ(高さ)については、2本のロールの噛み合わせ部のクリアランスを変更することで適宜調整した。このように得られた凹凸シートを適所に貼り合せて作製した立体ギャザーをおむつに配した。
(実施例2)
実施例2は、実施例1において、図3の(b)に示したように、立体ギャザー41の起立端部41e側の1/2の領域に、中間部Cを中心に後方部Rおよび前方部Fのそれぞれの一部に達するように配した凹凸領域44を作製した以外、実施例1と同様の方法で立体ギャザーを作製し、おむつに配した。
(実施例3)
実施例3は、実施例1において、図3の(c)に示したように、立体ギャザー41の全域に、後方部Rから中間部Cを経て前方部Fまで配して凹凸領域44を作製した以外、実施例1と同様の方法で立体ギャザーを作製し、おむつに配した。
(実施例4)
実施例4は、実施例2において、凸部を直交配置させた以外、実施例2と同様の方法で立体ギャザーを作製し、おむつに配した。
(比較例1)
比較例1は、図示はしていないが、実施例1において、以下の凹凸領域を作製した。この凹凸領域は、立体ギャザー41の起立端部41e側の1/2の領域に、中間部Cを中心に後方部Rおよび前方部Fのそれぞれの一部に達するように、長手方向に連続してなる溝状の凹部と畝状の凸部とが幅方向に繰り返し配したものである。このような凹凸領域を作製した以外、実施例1と同様の方法で立体ギャザーを作製し、おむつに配した。
(比較例2)
比較例2は、図示はしていないが、実施例1において、以下の凹凸領域を作製した。この凹凸領域は、立体ギャザー41の起立端部41e側の1/2の領域に、中間部Cを中心に後方部Rおよび前方部Fのそれぞれの一部に達するように、幅方向に連続してなる溝状の凹部と畝状の凸部とが長手方向に繰り返し配したものである。このような凹凸領域を作製した以外、実施例1と同様の方法で立体ギャザーを作製し、おむつに配した。
<フィット性の評価>
フィット性の評価は以下のようにして行った。評価を行いやすくするため、各実施例/比較例のサンプルからレッグギャザーを切り取ったものを評価サンプルとした。股関節が可動式のベビーモデルに各評価サンプルを装着し、モデルの足を前後に動かしたり、開脚・閉脚を繰り返したりした際の立体ギャザー41とモデルの足の隙間の発生などのフィット性を目視で確認した。
A:立体ギャザーの変形が少なく、隙間の発生が無い。
B:立体ギャザーの変形が僅かに見られ、やや隙間が発生している。
C:立体ギャザーの変形が見られ、隙間が発生している。
D:立体ギャザーに大きな変形が見られ、大きな隙間が発生している。
Figure 2017118960
表1に示した結果から明らかなように、立体ギャザー外側にドット状の凹凸形状を形成することで立体ギャザーと腿内側の摩擦を軽減させ、立体ギャザーと足の間の隙間の発生が抑制されることが示された。
1 表面シート
2 裏面シート
3 吸収体
4 吸収性本体
5 被覆シート
7 サイドシート
8 外装シート
10 テープ型おむつ、おむつ
17 背側フラップ部
18 腹側フラップ部
19 ファスニングテープ
20 テープ貼付部
31 接着部
41 立体ギャザー
41b 起立基部
41e 起立端端
41f 自由端
42 弾性部
43 起立部
44 凹凸領域
45 凹部
46 凸部
46K 内部空間
61,62 SMS不織布
61Sf,62Sf 表面
61Sb,62Sb 裏面
63,64 エンボス部
71 立体ギャザー弾性体
73 吸収体ギャザー弾性体
75 レッグギャザー弾性体
F 前方部
C 中間部
R 後方部

Claims (7)

  1. 液透過性の表面シートと、裏面シートと、両シート間に挟まれた吸収体とを有する吸収性本体と、前記吸収性本体の幅方向の両側で長手方向に配された起立可能な一対の立体ギャザーとを備えた吸収性物品であって、
    前記一対の立体ギャザーは、それぞれの外側に、凹部と凸部とが前記長手方向および前記立体ギャザーの幅方向に交互に繰り返し配された凹凸領域を有し、
    前記凸部を構成する不織布の繊維が前記長手方向に配向していて、
    前記凹凸領域は、前記吸収性物品の着用時に着用者の股下部が位置する前記吸収性物品の長手方向中間部に少なくとも配されている吸収性物品。
  2. 前記凸部が千鳥配置に配されている請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記立体ギャザーの両端部よりさらに前記長手方向のそれぞれの領域と前記表面シートとが固定されている立体固定領域の前記長手方向の間に、前記凹凸領域が配されている請求項1または2に記載の吸収性物品。
  4. 前記立体ギャザーが伸ばされた状態で、前記凸部の高さは、前記立体ギャザーの幅方向における起立端部側から起立基部側向かって順次高くなっている請求項1から3のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  5. 前記凹凸領域は、前記立体ギャザーの起立端部側の1/2の領域に配されている請求項1から4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  6. 前記凹凸領域の前記凸部は、単位面積あたりの個数が4個/cm以上、20個/cm以下である請求項1から5のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  7. 前記凹凸領域が、スパンボンド不織布、メルトブローン不織布、スパンボンド不織布を順に積層した3層構造のSMS不織布が2枚重ねられてなり、
    前記2枚重ねのSMS不織布のそれぞれは、第1面側にエンボス面を有し、前記第1面とは反対面の第2面側にフラット面を有し、前記2枚重なったSMS不織布の対向する面が前記フラット面同士である請求項1から6のいずれか1項に記載の吸収性物品。
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