JP2017116225A - 加熱調理器 - Google Patents

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茂行 高尾
Shigeyuki Takao
茂行 高尾
典久 高崎
Norihisa Takasaki
典久 高崎
歩 西川
Ayumi Nishikawa
歩 西川
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Abstract

【課題】本発明は、リンク部材を少なくして製造コストを安価にし、開口時には器具受台が長く引き出され、被調理物を取り出す際に手がリンク部材に触れることがない加熱調理器を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係る加熱調理器具Aは、調理室の両側面部に前後方向の水平溝15が形成され、開閉扉20の上端部両側にはリンク取付部材23を介してリンク部材24が回動可能に軸支され、リンク部材にはリンク長溝24bが形成され、リンク長溝の後端部にはL字溝を形成する短溝24cが形成され、調理室の両外側面にはリンク部材の後端部を支承するガイド部材32が取り付けられ、水平溝内及びリンク長溝内をスライド可能な係止軸33を設け、係止軸の調理室内側に器具受台31が取り付けられ、開閉扉の開口角度が45度に達したときに開閉扉と器具受台に取り付けた調理網30とが最接近するように構成したものである。
【選択図】 図5

Description

本発明は、加熱調理器に関し、特にオーブントースターのような前面に開閉扉を有し、内部に加熱調理室を備えていて、開閉扉の開閉と共に調理網等の調理器具が出入する加熱調理器に関する。
従来より、開閉扉が開閉するに伴って調理室の調理器具が出入するオーブントースターが知られている。また、下記特許文献1及び2に示されるような開閉扉が開いたときに調理器具が出てくる長さをできるだけ長くするようにして、器具受台上の被調理物を取扱い易くする工夫がなされたオーブントースター等の加熱調理器が提案されている。
特許文献1には、調理室を形成する内側壁に水平に設置された案内溝レールにスライド可能な支持部材と該支持部材に後端側を固定した器具受台とからなり、該器具受台の前端部と後端部との距離と扉の開閉軸と扉上端部との距離とをほぼ等しくし、支持部材と扉上端部とをアームで連結し、扉が開口したときに扉の上端部と開口部との間の水平距離と器具受台の移動距離とがほぼ等しくなるように設定した加熱調理器が示されている。
特許文献2に記載のオーブントースターは、扉の上部に第一リンク部材の一端を枢支し、第一リンク部材の他端に第二リンク部材の一端を枢支し、第二リンク部材の他端を焼き網に対して所定の角度範囲で前方に揺動可能に構成したものであり、これにより、扉に対して焼き網が遅れて引き出されるので、焼き網の前端が扉に衝突しないように構成したものである。
実公昭61−1167号公報 特開2008−281313号公報
しかしながら、上記特許文献1に示される加熱調理器は、上記設定では、実際のところ、器具受台が開口途中で扉に衝突して具合よく開閉操作ができないものであった。
また、上記特許文献2に記載のオーブントースターは、上記特許文献1に記載の加熱調理器における衝突の欠点を改良するために提案されたものであるが、複数のリンクを必要としかつその連結構造が複雑であるために製造コストが高く、かつ、故障の発生原因にもなるものである。また、特許文献1及び特許文献2に記載の構造では、扉を開いたときに、焼き網よりもリンク部材が上方に位置するので、加熱調理後に扉を開いて被調理物を取り出そうとするときに、誤った取扱いをすると高熱のリンク部材に手が接触して火傷を負うおそれがある。
そこで、本発明は、上記の課題を解決するために、リンク部材を少なくし、連結構造を簡素化することにより、故障の発生原因を少なくし、かつ、製造コストを安価にし、開口時には器具受台が長く引き出され、被調理物を取り出す際に手がリンク部材に触れることがない加熱調理器を提供するものである。
本発明に係る加熱調理器は、前面に開口部を有し、内部にヒーターを備えた箱状の調理室と、調理室を外装する外装体と、下端が扉開閉軸により回動可能に軸支されて、閉塞時の位置から下方に回動して開口部を開口する開閉扉と、調理器具の着脱が自在であって、開閉扉の開閉に伴って調理室内から前後方向に出入し、開閉扉の閉塞時には、調理器具の先端が開閉扉の後面に近接するように配置した器具受台とを備え、調理室には、その両側面部において扉開閉軸より上方の位置に前後方向の側面溝が形成され、開閉扉の上端部両側には、回動可能に軸支されたリンク部材を後方に延出するように備え、リンク部材は開閉扉が閉塞するに伴って調理室と外装体との間隙に収容され、リンク部材には、その後部にリンク部材の長手方向にリンク長溝が形成され、リンク長溝の後端部には、リンク部材の長手方向から上方向に屈曲する短溝をリンク長溝に連続させてなるL字溝が形成され、調理室の両外側面には、側面溝の下方の適宜の位置に、リンク部材の後端部を支承するガイド部材が取り付けられ、ガイド部材の上面は、前方に向かって下方に傾斜する構造をなし、側面溝及びリンク長溝を貫通して側面溝内及びリンク長溝内をスライド可能な係止軸を設け、係止軸の調理室内側の端部に器具受台が取り付けられていて、係止軸が側面溝をスライドするに伴って器具受台が前後方向に往復動し、開閉扉を開口して、係止軸に対してリンク長溝が前方にスライドすることによりリンク長溝の後端に係止軸が位置したときに、リンク部材の後端部がガイド部材の後端部から下降し始めると共に係止軸に対してL字溝を形成する短溝が下方にスライドして係止軸が当該短溝の上方に位置するように構成したことを特徴とするものである。
上記の構成により、開閉扉を開けていくときに、係止軸に対してリンク長溝がスライドしてL字溝に達するまでは器具受台は移動を開始せず、係止軸がリンク長溝後端のL字溝に位置したときに、さらに開閉扉を開いていくとリンク部材が引き出されると共に係止軸が側面溝をスライドして器具受台が前方に引き出されることになる。
一方、開閉扉が全開しているときは、係止軸はリンク長溝後端のL字溝を形成する短溝の上部に位置しているために、開閉扉を閉塞していくに従って、リンク部材が後方に押し込まれると共に係止軸も後方に押し込まれて係止軸に取り付けられている器具受台が調理室内に押し込まれる。そして、リンク部材の後端がガイド部材の傾斜する上面に達すると、その上面がリンク部材の後端を押し上げていくこととなり、リンク部材のL字溝を形成する短溝が上昇して、相対的に係止軸はL字溝の下部に位置することになり、その時点においては器具受台は調理室内に収納されており、さらに開閉扉を閉塞していくと、リンク部材のリンク長溝が係止軸をスライドするだけで係止軸は移動せず、最終的に開口部が開閉扉により閉塞されることになる。
なお、側面溝が水平溝であって、開閉扉の開口角度が45度に達したときに、開閉扉に対して器具受台に設置された調理器具の先端が最接近するように構成してもよい。このように構成した場合には、側面溝が水平溝であっても、調理器具が開閉扉と衝突することなく、最も長く調理器具が引き出せる構成となる。
また、リンク部材の構成として、開閉扉に固定するリンク取付部材を含めてもよく、リンク取付部材に対してリンク部材が回動可能に軸支されるように構成してもよく、さらに、当該リンク取付部材は、下向き円弧状又は下向き直線状であり、リンク取付部材の後端と開閉扉との間隔が扉開閉軸と器具受台との間隔より短く形成した構成としてもよい。このように構成した場合には、係止軸が、リンク長溝と、リンク長溝の後端部及び短溝からなるL字溝とを移動する場合、特にリンク長溝の後端部から短溝にさしかかるL字溝のコーナー個所を移動する場合に、よりスムーズに移動でき、開閉扉の開閉を行いやすくすることができる。但し、直線状のリンク取付部材であっても開閉扉の開閉を妨げるものではない。また、器具受台より扉開閉軸の方が下方に位置するため、開閉扉の開口角度が90度に達したときには開閉扉の上端と開閉扉軸とがほぼ同一高さとなり、開閉扉の上端部に取り付けたリンク取付部材の前端及びその後端は器具受台より下方となって、かつ、リンク部材は器具受台とほぼ同一高さの側面溝の先端から開閉扉側に向かって下向きに傾斜する状態となるので、リンク取付部材及びリンク部材は器具受台より下方に位置することになる。
本発明に係る加熱調理器は、リンク部材を両側に1つずつ設けただけであり、機構部品の数を少なくし、連結構造を簡素化したため故障の発生原因が少なくなり、かつ、製造コストが安価であり、また、閉塞時には調理器具の先端が開閉扉の後面に近接し、開口後のしばらくの間は調理器具を取り付けた器具受台は移動を開始せず、器具受台の移動開始後、例えば開閉扉が45度に達したときに、器具受台に設置された調理器具の先端が開閉扉に最接近する構造であるため、器具受台に設置された調理器具の先端が開閉扉に衝突することがなく、開口時には調理器具が長く引き出されて、被調理物が取扱い易くなり、さらに、開閉扉を全開させて被調理物を取り出す際には手がリンク部材に触れることがないので火傷を負うおそれがない。
本発明の実施例に係るオーブントースターにおける開閉扉の閉塞時の断面図である。 本発明の実施例に係るオーブントースターにおける器具受台が移動しない状態での開閉扉を開いた状態の断面図である。 本発明の実施例に係るオーブントースターにおける器具受台が移動を開始する直前の開閉扉を開いた状態の部分拡大図付き断面図である。 本発明の実施例に係るオーブントースターにおける器具受台が移動を開始する直後の開閉扉を開いた状態の部分拡大図付き断面図である。 本発明の実施例に係るオーブントースターにおける開閉扉を45度開いた状態の断面図である。 図5の部分斜視図である。 本発明の実施例に係るオーブントースターにおける開閉扉を開ききった状態の断面図である。 本発明の実施例に係るオーブントースターの第1の変更例を示す開閉扉の閉塞時の断面図である。 本発明の実施例に係るオーブントースターの第2の変更例を示す開閉扉の閉塞時の断面図である。
次に本発明の好適な実施例を添付の図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施例ではオーブントースターについて説明するが、オーブントースター以外の加熱調理器にも適用できるものである。
図1〜図7において、Aはオーブントースターであって、その主たる構成は、前面(図において右側)に開口部10を有する本体部A1と、開口部10を開閉する開閉扉20と、開閉扉20の開閉により調理器具である調理網30を出入させるリンク機構とから構成される。
本体部A1は、外装体11と内装体12とからなり、内装体12により箱状の調理室13が形成され、その内部の上下にヒーター14が設置されている。
開閉扉20は、その下端が開口部10の下方に扉開閉軸21により回動可能に軸支されており、閉塞時の位置、すなわち開閉扉20が直立位置から下方に回動して開口し、全開状態で開閉扉20が水平位置となるようになっている。開閉扉20の全開状態から前記とは逆に開閉扉20を回動させると開閉扉20は水平位置から直立位置に回動して開口部10が開閉扉20により閉塞されることになる。符号22は開閉扉を開閉するための取っ手である。
調理室13内には、器具受台31が設けられており、調理器具である調理網30が当該器具受台31に着脱自在であるように構成されている。器具受台31は、開閉扉20の開閉に伴って、後述するリンク機構により調理室13内から前後方向に出入し、この器具受台31の出入動作により調理網30が調理室13内から出入する。開閉扉20の閉塞時には、前記調理網30の先端が開閉扉20の後面に近接するように配置されている。
次に前述のリンク機構について詳述する。
調理室13には、その両側面部において扉開閉軸21より上方の位置に前後方向の側面溝としての水平溝15が形成されている。なお、この側面溝は本実施例のような水平な溝15に限られるものではなく、上方に湾曲する弧状の溝であってもよい。
開閉扉20は、その上端部両側に、開閉扉20の後方に延出する下向き円弧状のリンク取付部材23が固定的に取り付けられている。リンク取付部材23の後端部には、リンク部材24が回動軸24aにより回動可能に軸支されている。リンク取付部材23及びリンク部材24は、開閉扉20が閉塞するに伴って、図6に示すように、調理室13を形成する内装体12と外装体11との間隙に収容される。また、図7に示すように、リンク取付部材23の後端と開閉扉20との間隔Sが扉開閉軸21と器具受台31との間隔Tより短く形成されている。この円弧状のリンク取付部材23を設けることにより、後述する係止軸33が、リンク長溝24bと、リンク長溝26bの後端部及び短溝24cからなるL字溝とを移動する場合、特にリンク長溝24bの後端部から短溝24cにさしかかるL字溝のコーナー個所を移動する場合に、よりスムーズに移動でき、開閉扉20の開閉を行いやすくすることができる。但し、直線状のリンク取付部材であっても開閉扉20の開閉を妨げるものではない。
前記リンク部材24には、その後部においてリンク部材24の長手方向にリンク長溝24bが形成されている。このリンク長溝24bの後端部には、リンク部材24の長手方向から上方向に屈曲する短溝24cが形成されており、この短溝24cとリンク長溝24bとを連続させてなるL字溝が形成されている。
そして、調理室13を形成する内装体12の左右両外側面には、水平溝15の長手方向中央よりやや後方でかつ下方の位置に、リンク部材24の後端部を支承するガイド部材32が取り付けられている。なお、水平溝15を弧状の溝とした場合には、本発明の効果が達成しうるように当該ガイド部材32を適宜の位置に変更してもよい。このガイド部材32の上面は、後方に向かって下方に傾斜する後方傾斜面32aと前方に向かって下方に傾斜する前方傾斜面32bを備えた構造をなしている。
また、水平溝15及びリンク長溝24bを貫通し、水平溝15内及びリンク長溝24b内をスライド可能な係止軸33が設けられている。この係止軸33の調理室13内側の端部に前記の器具受台31が取り付けられており、係止軸33が水平溝15をスライドするに伴って器具受台31が前後方向に往復動するようになっている。
図1〜図7を参照しながらより詳細に説明すると、図1〜図3に示すまでの開閉扉20を開口していく間は、リンク部材24がガイド部材32の後方傾斜面32aに支承されながら前方に引き出され、リンク長溝24bが係止軸33に対してスライドするだけなので係止軸33は移動しない。そして、図3に示すように、リンク長溝24bの後端に係止軸33が位置した時点から、図4に示すように、リンク部材24の後端部がガイド部材32の後方傾斜面32aから前方傾斜面32bに移動してリンク部材24の後端部が下降し始めると、係止軸33に対してL字溝を形成する短溝24cが下方にスライドし、相対的に係止軸33がL字溝の上方、すなわち短溝24cの上方に移動することになる。
このように係止軸33がL字溝の上方、すなわち短溝24cの上方に位置した後、開閉扉20をさらに開いていくと、リンク部材24が前方に移動すると共に係止軸33も移動することになり、この係止軸33の移動に伴って器具受台31が前方に移動することになり、器具受台31に取り付けられている調理網30が前方に移動することになる。なお、器具受台31の移動の安定性を向上させるために、器具受台31の後部を支持する器具受台後部支持軸34が水平溝15にスライド可能に設けられていて、器具受台31の移動と共に器具受台31の後部を支持しながら水平溝15内をスライドするように構成されている。なお、器具受台31の先端を調理網30の先端まで延長してもよい。この場合には、調理網30を、器具受台31とほぼ同じ大きさで保持できるので、調理網30をより安定的に保持できる利点がある。
図5は、開閉扉20が45度まで開いた状態であり、この時点において調理網30の先端が開閉扉20に最接近するように構成されている。開閉扉20が45度を越えて開いていくと、調理網30が前方に移動する速さよりも開閉扉20が調理網30の先端から離れていく速さの方が速くなるので、調理網30の先端が開閉扉20に衝突することがなく、最も長く調理網30が引き出せる。
そして、図7に示すように、開閉扉20を90度まで開いたときには、リンク取付部材23の後端と開閉扉20との間隔Sが、扉開閉軸21と器具受台31との間隔Tより短く形成されているので、リンク取付部材23及びリンク部材24が調理網30より下方に位置することになり、調理網30に載せた被調理物を取り扱う際に、熱せられたリンク取付部材23やリンク部材24に手が接することがない。
上記のように構成した本実施例に係るオーブントースターAは、開閉扉20を開けていくときに、係止軸33に対してリンク長溝24bがスライドしてL字溝を形成する短溝24cに達するまでは器具受台31は移動を開始しない。係止軸33がリンク長溝後端のL字溝を形成する短溝24cに位置したときに、さらに開閉扉20を開いていくとリンク部材24が引き出されると共に係止軸33が水平溝15をスライドして器具受台31と共に調理網30が前方に引き出されることになる。
一方、開閉扉20が全開しているときは、係止軸33はリンク長溝24b後端のL字溝を形成する短溝24cの上部に位置しているために、開閉扉20を閉塞していくにしたがって、リンク部材24が後方、すなわち外装体11と内装体12との隙間に押し込まれると共に係止軸33も後方に押し込まれて係止軸33に取り付けられている器具受台31が調理室13内に押し込まれる。そして、リンク部材24の後端がガイド部材32の前方傾斜面32bに達すると、その傾斜面32bがリンク部材24の後端を押し上げていくこととなり、リンク部材24のL字溝を形成する短溝24cが上昇して、係止軸33は短溝24cの下部に位置することになる。その時点においては既に調理網30は調理室13内に収納されることになる。さらに開閉扉20を閉塞していくと、リンク部材24のリンク長溝24bが係止軸33をスライドするだけで係止軸33は移動せず、したがって、器具受台31及び調理網30も移動せずに開閉扉20のみが閉じていき、最終的に開口部10が開閉扉20により閉塞されることになる。
上記実施例に係るオーブントースターAは、リンク部材24及びリンク取付部材23を両側に1つずつ設けただけであり、機構部品の数を少なくしたため製造コストが安価である。また、閉塞時には調理網30の先端が開閉扉20の後面に近接し、開口後のしばらくの間は器具受台31は移動を開始せず、器具受台31の移動開始後、開閉扉20が45度に達したときに、器具受台31に設置された調理網30の先端が開閉扉に最接近する構造であるため、器具受台31に設置された調理網30の先端が開閉扉20に衝突することがない。さらに、開閉扉20の閉塞時には、前記調理網30の先端が開閉扉20の後面に近接するように配置され、開閉扉20が45度まで開いた状態で調理網30の先端が開閉扉20に最接近するように構成されているため、開閉扉20の開口時には調理網30が長く引き出されて、被調理物が取扱い易くなる。さらにまた、開閉扉20を全開させて被調理物を取り出す際には手がリンク取付部材23やリンク部材24に触れることがないので火傷を負うおそれがない。
図8は上記実施例の第1の変更例であって、上記の実施例に係るオーブントースターAは、側部に操作部の領域を有することを前提として説明したが、図8に示すオーブントースターBは下部に操作部の領域40を有し、その領域40の前面に操作部を有するものである。それ以外の構成は上記実施例と同様であるので、その説明は上記実施例の説明を援用する。
第1の変更例においては、下部に操作部の領域40を有するため、開閉扉20及び調理室13が操作部の領域40の高さ分だけ上方に移動しており、また、開閉扉軸21も上方に移動している。そのため、開閉扉軸21において開閉扉20が下方に回動して開いても操作の邪魔にならないように構成されている。
図9は上記実施例の第2の変更例であって、上記の実施例に係るオーブントースターAは、ガイド部材32が横長直方体の角を切除した断面四角形をなすものであるが、図9に示すオーブントースターCは、そのガイド部材132が断面ほぼ半円形をなすものである。それ以外の構成は上記実施例と同様であるので、その説明は上記実施例の説明を援用する。
第2の変更例においては、ガイド部材132の上面は、後方に向かって下方に傾斜する後方傾斜面132aと前方に向かって下方に傾斜する前方傾斜面132bと頂面の曲面とを備えた構造をなしている。したがって、開閉扉20の開閉に伴ってリンク部材24の下端がガイド部材132を乗り越える際に、ガイド部材132の頂面が曲面であるのでリンク部材24の下端がスムーズに移動すると共にリンク長溝24aと短溝24cとからなるL字溝を係止軸33がスムーズに移動するので、開閉扉20及び器具受台31の作動がスムーズになる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
A…………オーブントースター
A1………本体部
10………開口部
11………外装体
12………内装体
13………調理室
14………ヒーター
15………水平溝(側面溝)
20………開閉扉
21………扉開閉軸
22………取っ手
23………リンク取付部材
24………リンク部材
24a……回動軸
24b……リンク長溝
24c……短溝
30………調理網(調理器具)
31………器具受台
32………ガイド部材
32a……後方傾斜面
32b……前方傾斜面
33………係止軸
34………器具受台後部支持軸
B…………オーブントースター
40………下部操作部の領域
C…………オーブントースター
132……ガイド部材
132a…後方傾斜面
132b…前方傾斜面

Claims (1)

  1. 前面に開口部を有し、内部にヒーターを備えた箱状の調理室と、
    調理室を外装する外装体と、
    下端が扉開閉軸により回動可能に軸支されて、閉塞時の位置から下方に回動して開口部が開口する開閉扉と、
    調理器具の着脱が自在であって、開閉扉の開閉に伴って調理室内から前後方向に出入し、開閉扉の閉塞時には、調理器具の先端が開閉扉の後面に近接するように配置した器具受台とを備え、
    調理室には、その両側面部において扉開閉軸より上方の位置に前後方向の側面溝が形成され、
    開閉扉の上端部両側には、回動可能に軸支されたリンク部材を後方に延出するように備え、リンク部材は開閉扉が閉塞するに伴って調理室と外装体との間隙に収容され、
    リンク部材には、その後部にリンク部材の長手方向にリンク長溝が形成され、
    リンク長溝の後端部には、リンク部材の長手方向から上方向に屈曲する短溝をリンク長溝に連続させてなるL字溝が形成され、
    調理室の両外側面には、側面溝の下方の適宜の位置に、リンク部材の後端部を支承するガイド部材が取り付けられ、ガイド部材の上面は、前方に向かって下方に傾斜する構造をなし、
    側面溝及びリンク長溝を貫通して側面溝内及びリンク長溝内をスライド可能な係止軸を設け、係止軸の調理室内側の端部に器具受台が取り付けられていて、係止軸が側面溝をスライドするに伴って器具受台が前後方向に往復動し、
    開閉扉を開口して、係止軸に対してリンク長溝が前方にスライドすることによりリンク長溝の後端に係止軸が位置したときに、リンク部材の後端部がガイド部材の後端部から下降し始めると共に係止軸に対してL字溝を形成する短溝が下方にスライドして係止軸が当該短溝の上方に位置するように構成した
    ことを特徴とする加熱調理器。
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