JP7320877B2 - 調理器具用排気装置 - Google Patents

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Description

本発明は調理器具用排気装置に関する。
コンビニエンスストア、スーパー、デパートなどの店舗内のフロアに調理装置を設置し、調理したての料理を客に提供(販売)することがある。
店舗内で調理をする場合、調理者の安全性を確保するとともに、調理中に出る臭気等が店舗内に漂わないようにすることが要求される。
この要求に応えるため、特許文献1では、調理装置の前面に上下にスライドさせることによって開閉可能な蓋を設け、調理中は蓋を閉めることによって、調理者の安全を確保するとともに、コンロの排気を効率的に捕収する、調理装置が開示されている。
特開平6-74507号公報
ところが、従来の調理装置では、調理者の安全性を確保し、効率的な排気をするためには、調理の開始終了時に、逐一蓋を開閉しなければならない。調理中に蓋を開閉することは調理者にとって煩わしく、調理者の作業負担が増す。
また、蓋を閉じているときには、調理装置の筐体内に熱が籠り易くなる。筐体の断熱性はあまり良くないので、筐体が熱くなり易く、調理者の安全性が確保し難い。
そこで、本発明は、調理者の作業負担が軽減でき、調理者の安全性が確保できるとともに、効率的な排気ができる、調理器具用排気装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するための本発明は、前面に開口部を有する調理室を左右の側面パネルおよび背面パネルによって3方向から囲むようにして形成するとともに架台の上部を覆う筐体と、筐体の上部に設置され調理室の油煙や臭気を排気する排気部と、開口部の上側の一部を塞ぐように筐体に取り付けた排気流調整板と、を有し、調理室を形成する筐体の側面パネルは、内側パネルと外側パネルの2枚のパネルで形成され、内側パネルと外側パネルとの間に断熱層を有し、断熱層は遮音性を備える、調理器具用排気装置である。
本発明によれば、調理の開始終了時に、逐一蓋を開閉する必要がないので、調理者の作業負担が軽減できる。また、排気流調整板を開口部の上部の一部を塞ぐように取り付けているので、調理室内の油煙や臭気を効率的に排気できる。さらに、効率的な排気により調理室内に熱が籠らず、筐体の側面パネルは、内側パネルと外側パネルの間に断熱層を有するので、側面パネルおよび排気流調整板が熱くなり難く、調理者の安全性が確保できる。
実施形態1に係る調理器具用排気装置の斜視図である。 実施形態1に係る調理器具用排気装置の正面図である。 実施形態1に係る調理器具用排気装置の側面図である。 図2に示した調理器具用排気装置のA-A断面図であり、排気部の断面を示す図である。 図4に示した排気部の内面パネルと整流板とが整流板の周囲に形成する排気流路を示す図である。 図4に示した排気流調整板のD部拡大図である。 図6Aに示した排気流調整板の他の態様を示す図である。 図2に示した調理器具用排気装置のB-B断面図であり、排気流調整板が閉じた状態の排気流調整板と開閉支持部を示す図である。 排気流調整板が閉じた状態を示す斜視図である。 排気流調整板が第1角度開いた状態を示す斜視図である。 排気流調整板が第1角度よりも大きい第2角度開いた状態を示す斜視図である。 図7Aにおいて排気流調整板が開いた状態の排気流調整板と開閉支持部を示す図である。 排気流調整板が90度開いた状態を示す斜視図である。 図3に示した調理器具用排気装置のC-C断面図である。 図8に示した筐体の側面パネルのE部拡大図である。 図9Aに示した筐体の側面パネルの他の態様を示す図である。 実施形態2に係る調理器具用排気装置であって、排気流調整板の第1態様を示す図である。 排気流調整板の第2態様を示す図である。 排気流調整板の第3態様を示す図である。 実施形態3に係る調理器具用排気装置であって、排気部の断面を示す図である。 図11に示した排気部の内面パネルと整流板とが整流板の周囲に形成する排気流路を示す図である。 実施形態4に係る調理器具用排気装置の斜視図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を[実施形態1]から[実施形態4]に分けて説明する。しかし、本発明は、以下の実施形態のみに限定されない。なお、各図面は説明の便宜上誇張されて表現されている。したがって、各図面における各構成要素の寸法比率は実際とは異なる。また、本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する場合には、図面において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
[実施形態1]
(調理器具用排気装置の全体構成)
図1は、実施形態1に係る調理器具用排気装置の斜視図である。図2は、実施形態1に係る調理器具用排気装置の正面図である。図3は、実施形態1に係る調理器具用排気装置の側面図である。
本実施形態に係る調理器具用排気装置100は、図1に示すように、開口部105を有する調理室110を形成する筐体120と、筐体120の上部に設置され調理室110の油煙や臭気を排気する排気部130と、開口部105の上側の一部を塞ぐように筐体120に開閉自在に取り付けられた排気流調整板140と、を有することを特徴とする。
図1から図3に示すように、筐体120はその下部が調理室110を支える架台125となっている。架台125の上部の調理室110には調理器具(図示せず)が収納され、調理者はその調理器具を用いて調理する。調理室110は筐体120の左右の側面パネル115、116、および背面パネル117によって3方向から囲むように形成される。側面パネル115、116と背面パネル117とは気密性が確保されるように隙間なく取り付けられる。調理室110の正面側は調理者が調理をするために開口部105が形成されている。
筐体120はその上部が調理室110の油煙を排気する排気部130となっている。排気部130は調理室110の上面から油煙や臭気を吸い込み、フィルタによって油分、煙分、および匂いを取り除いて、浄化後の排気を筐体120の天面に設けた背面側の排気口139から、ダクト(図示せず)を通って屋外へ排出する。排気部130の詳細な構成および作用は後述する。
排気穴135の下側には、開口部105の一部を塞ぐように排気流調整板140が開閉自在に取り付けられている。排気流調整板140は図3の矢印で示すように筐体120の前面側に向けて開くことができる。排気流調整板140は清掃をするとき以外は閉じられている。
排気流調整板140は開口部105の開口面積を狭め開口部105から吸い込まれる空気の風速を上昇させる機能と、開口部105から吸い込んだ空気を淀みなく排気部130の下面に導く機能、さらに排気部130の下面まで上昇してきた空気を室内に漏れることを防止する機能とを有する。
排気流調整板140がこれらの機能を有するため、開口部105から吸い込まれた空気は、淀みなく上昇する。このため、調理室110内の油煙や臭気は効率的に排気部130に導かれ、筐体120への熱の移動が低減できる。
また、調理物から発生した油煙が調理者の顔にかかるようなことがなくなるため、調理者の安全性が確保でき、快適な調理作業ができる。さらに、調理室110内の油煙が効率的に排気部130に導かれるため、油煙の捕集率が向上する。したがって、排気部130の省エネルギー化も図ることができる。
また、排気流調整板140は筐体120の上部の前面側、換言すると、排気部130の前面側に設けられているので、排気部130のファン音などの騒音を遮音できるという付随的な効果も期待できる。排気流調整板140の詳細な構成および作用は後述する。
(排気部の構成)
図4は、図2に示した調理器具用排気装置100のA-A断面図であり、排気部130の断面を示す図である。図5は、図4に示した排気部130の内面パネル133と整流板138とが整流板138の周囲に形成する排気流路を示す図である。
排気部130は、調理室110の油煙や臭気を吸引し排気口139に排出させるためのファン132を有する。ファン132と調理室110(図2参照)との間には、筐体120の前面側から背面パネル117に向けて傾斜(図示左から右に下方向に傾斜)し、排気部130の下部を全体的に被う内面パネル133が取り付けられている。図4では、内面パネル133が傾斜している場合を例示しているが、これに限らず、内面パネル133は水平に設けられていても良い。また、この場合、整流板138は傾斜して設けられていても良いし、水平に設けられていても良い。内面パネル133の中央部には円形状の吸気口134が開口されている。吸気口134のファン132側には排気運転中にファン132と同時に高速回転するディスク136が設けられている。ディスク136はフィルタ機能を有し、吸気口134から吸引される油煙の油分を遠心力によってオイルガード137に向けて吹き飛ばす。
なお、フィルタ機能は、排気運転中にファン132と同時に高速回転するディスク136には限らず、排気運転中に回転しないフィルタであっても良い。
また、内面パネル133の一端を支点として回動自在に取り付けられ、閉じられている状態で、内面パネル133の外周部分に油煙や臭気の排気流路を形成する整流板138が内面パネル133に配置されている。整流板138は、内面パネル133の中央部に開口されている吸気口134を覆うように、また、内面パネル133と整流板138との間に隙間が形成されるように、配置される。整流板138は、整流板138の板面が内面パネル133の板面に対して平行ではなく、排気流調整板140側の整流板138の板面と内面パネル133との板面の間隔が背面パネル117側の整流板138の板面と内面パネル133との板面の間隔よりも広くなるように、内面パネル133に対して傾斜して配置される。したがって、整流板138を閉じることによって、調理室110(図2参照)の油煙や臭気の流速が上がり、淀みなく流れるような流路が形成される。なお、整流板138は図4の矢印方向(図示下方向)に開放することができる。なお、整流板138は略板状で、板状とは屈曲部を有していても良いし、湾曲部を有していても良い。また、内面パネル133は下流側へ凹んだ形状に限らず、凹みが無く平面状であっても良い。
排気穴135の下側には排気流調整板140が開閉自在に取り付けられる。排気流調整板140は図4の矢印方向(図示左方向)に開放することができる。排気流調整板140を開放すると、排気流調整板140の内面や、整流板138の外面の清掃が容易になる。また、整流板138を開放すると、内面パネル133の内面、ディスク136、および整流板138の内面の清掃が容易になる。
図5は、図4に示した排気部130の内面パネル133と整流板138とが整流板138の周囲に形成する排気流路を示す図である。図5は、排気部130の下部を図4の白抜き矢印方向から見た図である。白抜き矢印方向とは内面パネル133の板面に対して直交する方向である。
図5に示すように、整流板138は、筐体120の背面側の流路より正面側の流路の方が大きくなるように配置される。これにより、調理室110の前面側から吸気される空気の量が後部側から吸気される空気の量よりも大きくなる。
具体的には、図5に示すように、筐体120の側面パネル115、116方向における、内面パネル133と整流板138とが形成する排気流路の幅はcである。また、排気流調整板140方向における、内面パネル133と整流板138とが形成する排気流路の幅はaである。さらに、筐体120の背面パネル117方向における、内面パネル133と整流板138とが形成する排気流路の幅はaである。これらの排気流路の幅は、a>c>bの関係となっている。
内面パネル133と整流板138とによって、整流板138の周囲に形成される排気流路の寸法を不均一にすると、調理室110から筐体120内部に流れる油煙および臭気の量を、筐体120の方向毎に調整することができる。
図5の場合、調理室110の開口部105(図2参照)から排気流調整板140側に流れる空気の量が最も多くなる。また、筐体120の側面パネル115、116側に流れる空気の量が次に多くなり、筐体120の背面パネル117側に流れる空気の量が最も小さくなる。このため、調理物から発生した油煙が調理者の顔にかかるようなことを効果的に防止できる。また、調理室110内で生じた熱が側面パネル115、116に直接伝達することも防止でき、調理者の安全性が確保できる。
なお、排気部130は次のように構成することもできる。たとえば、排気部130または内面パネル133に整流板138の開閉を検知する開閉センサを設け、ファン132または/およびディスク136が回転中に、その開閉センサにより整流板138が開いたことを検知した場合は、ファン132または/およびディスク136を停止するようにしても良い。これにより、ファン132または/およびディスク1366が回転中に誤ってファン132または/およびディスク136に触れてけがをすることを防止することができる。
さらに、排気部130または側面パネル115、116に排気流調整板140の開閉を検知する開閉センサを設け、ファン132または/およびディスク136が回転中に、その開閉センサにより排気流調整板140が開いたことを検知した場合は、ファン132または/およびディスク136を停止する。これにより、ファン132または/およびディスク136が回転中に誤ってファン132または/およびディスク136に触れてけがをすることを防止することができる。
(排気流調整板140の構成)
図6Aは、図4に示した排気流調整板のD部拡大図である。図6Bは、図6Aに示した排気流調整板の他の態様を示す図である。
排気流調整板140は、排気部130によって吸引される調理室110からの油煙または臭気の熱によって排気流調整板140の外面が熱くならないように、断熱層を有している。
断熱層は、図6Aまたは図6Bに示すような構造によって形成される。図6Aに示すように、排気流調整板140は前面パネル140aと後面パネル140bの2枚のパネルで形成され、前面パネル140aと後面パネル140bとの間には断熱層として空気層140cが形成されている。空気層140cは、調理室110の油煙や臭気の熱が後面パネル140bから前面パネル140aに伝わることを防止する。
排気流調整板140が空気層140cを有することによって、調理室110の熱が室内に伝わることで室内温度が上昇することを防ぎ、かつ、調理者が誤って排気流調整板140の外面に触れてしまっても火傷を負うことがない。また、空気層140cは、遮音層、吸音層としても機能するので、排気部130からの騒音を遮断することもできる。
また、図6Bに示すように、排気流調整板140は前面パネル140aと後面パネル140bの2枚のパネルで形成され、前面パネル140aと後面パネル140bとの間には断熱層を形成する断熱材140dが充填されている。断熱材140dは、調理室110の油煙や臭気の熱が後面パネル140bから前面パネル140aに伝わることを防止する。断熱材140dとしてはより断熱効果の大きなものを用いることが好ましい。
排気流調整板140が断熱材140dによって形成される断熱層を有することによって、調理室110の熱が室内に伝わることで室内温度が上昇することを防ぎ、かつ、調理者が誤って排気流調整板140の外面に触れてしまっても火傷を負うことがない。また、断熱材140dとして遮音性にも優れたものを採用すれば、排気部130からの騒音も効果的に遮断および吸音できる。
なお、図6Aおよび図6Bでは、空気層140cを設ける場合と断熱材140dを充填する場合とを例示したが、前面パネル140aと後面パネル140bとの間の空間を真空構造としても良い。ただ、この場合には、前面パネル140aと後面パネル140bの強度を上げたり、前面パネル140aと後面パネル140bとの間の空間に補強材を設けたりする必要がある。
排気流調整板140は、その長手方向(図2の左右(横)方向)が開口部105の左右方向の長さと略一致しており、横長であることが好ましい。
上記のように、排気流調整板140は、開口部105(図2参照)の開口面積を狭め開口部105から吸い込まれる空気の風速を上昇させる機能と、開口部105から吸い込んだ空気を淀みなく排気部130の下面に導く機能とを有する。このため、排気流調整板140の縦横方向の寸法は重要である。
排気流調整板140は、開口部105の少なくとも2割以上を塞いでいる。これにより、調理室110内の油煙や臭気を効率的に排気できる。また、調理室110内の熱が室内に伝播することを抑制できる。また、排気部130からの騒音を抑制することができる。排気流調整板140は、より好ましくは開口部105の3割以上かつ7割以下を塞いだ状態とすると良い。これによれば、より効果が発揮されると共に調理スペースを確保することができるため、排気流調整板140を開閉することなく調理をすることができる。
また、排気流調整板140の縦方向の寸法を大きくすると、調理室110の開口部105の開口面積が小さくなるため、油煙および臭気の捕集率が向上する。捕集率が向上すれば、油煙や臭気が調理室110から漏れにくくなり、また、筐体120内部に油煙および臭気が溜まる前に排気部130に吸い込まれるため、断熱性が高くなる。一方、排気流調整板140の縦方向の寸法を大きくしすぎると、調理者が調理し難くなる。このため、本実施形態では、排気流調整板140は、その長手方向が開口部105の左右方向の長さと略一致している横長形状としている。
なお、調理の作業性を考慮すると、開口部105の上下方向の開口寸法は最低30cm程度確保できれば十分である。つまり、開口の塞がれていない部分の高さは30cm以上であれば良い。本実施形態では、これを開口部105の面積の7割以下と表現している。また、調理室110内の油煙や臭気を効率的に排気したり、排気部130からの騒音を抑制したりする機能を発揮させるためには、排気流調整板140が開口部105の3割以上の面積を塞ぐことが望ましい。
(排気流調整板140の開閉機構の構成)
図7A~図7Fは、排気流調整板140の開閉機構を説明するための図である。これらの図に示すように、排気流調整板140は、筐体120の上部に取り付けた開閉支持部145によって開閉自在に取り付けられる。
図7Aは、図2に示した調理器具用排気装置100のB-B断面図であり、排気流調整板140が閉じた状態の排気流調整板140と開閉支持部145を示す図である。図7Bは、排気流調整板140が閉じた状態を示す斜視図である。図7Cは、排気流調整板140が第1角度開いた状態を示す斜視図である。図7Dは、排気流調整板140が第1角度よりも大きい第2角度開いた状態を示す斜視図である。図7Eは、図7Aにおいて排気流調整板140が開いた状態の排気流調整板140と開閉支持部145を示す図である。図7Fは、排気流調整板140が90度開いた状態を示す斜視図である。
図7Aに示すように、排気流調整板140は、筐体120の上部で開閉支持部145によって、図示矢印方向に開閉自在に支持される。開閉支持部145は排気流調整板140の一方の側端部に設けてある。なお、開閉支持部145は排気流調整板140の両側端部(図示左右方向)に設けても良い。
開閉支持部145は、図7C、図7D、図7Fに示すように筐体120の側面に設けた収納部147に収納自在である。収納部147は、筐体120の側面パネル115に形成した、側面パネル115の正面側端部から開口して延びる中空空間であり、側面パネル115の正面側端部の開口は、排気流調整板140が閉じられたときに排気流調整板140によって閉止される。側面パネル115の中空空間は、側面パネル115を二層構造とすることによって形成している。排気流調整板140が閉じられているとき、開閉支持部145は収納部147に収納されるので開閉支持部145の油汚れが防止できる。また、収納部147の開口は排気流調整板140の板面によって気密性が確保され、収納部147の油汚れも防ぐことができる。
具体的には、図7Aに示すように、排気流調整板140が閉じている状態では、開閉支持部145は折りたたまれて、筐体120の側面に設けた収納部147に収納されている。また、図7Bに示すように、排気流調整板140の板面によって収納部147の開口が閉止される。
図7Cから図7Fに示すように排気流調整板140が、第1角度、第2角度、90度というように開くと、図7Aに示す、スライド部143が支点141に回動自在に取り付けられた支持棒142の端部側に移動し、支持棒142とスライド部143が収納部147の開口から露出する。
このように、排気流調整板140の開閉支持部145は、排気流調整板140を閉じた状態において油煙と触れないようになっている。排気流調整板140を閉じた状態では、側面パネル115の二層構造によって生じる中空空間に開閉支持部145が入り込む。また、排気流調整板140を閉じた状態では、開閉支持部145を収納するために開けられた開口が排気流調整板140によって覆われる。このため、開閉支持部145と開口は油煙に触れない。
したがって、油が開閉支持部145に付着して固着することを防ぎ、スムーズに排気流調整板140を開閉することができる。また、仮に油が開閉支持部145に付着したとしても露出しているよりは清掃頻度が少なくてすむ。
なお、開閉支持部は、例えばダンパー、ねじ止め、爪による係合、ローラーキャッチ、マグネット等などが用いられる
(側面パネル115の構成)
図8は、図3に示した調理器具用排気装置100のC-C断面図である。図9Aは、図8に示した筐体120の側面パネル115のE部拡大図である。図9Bは、図9Aに示した筐体120の側面パネル115の他の態様を示す図である。なお、側面パネル116の構成は側面パネル115の構成と同一である。
調理室110を形成する筐体120の側面パネル115、116は、調理室110の油煙または臭気の熱によって側面パネル115、116の外面が熱くならないように、断熱層を有している。
断熱層は、図9Aまたは図9Bに示すような構造によって形成される。側面パネル115は内側パネル115aと外側パネル115bの2枚のパネルで形成され、内側パネル115aと外側パネル115bとの間には断熱層として空気層115cが形成されている。空気層115cは、調理室110の油煙や臭気の熱が内側パネル115aから外側パネル115bに伝わることを防止する。
側面パネル115が空気層115cを有することによって、調理者が誤って側面パネル115の外面に触れてしまっても火傷を負うことがない。また、調理室110の油煙および臭気の熱が外側パネル115bに伝わり難くなるため、調理中の熱が室内温度に影響を与え難くなる。そのため、夏場にエアコンで室内を涼しく保っている時でも、筐体120内部にその温度が伝達し難くなる。したがって、筐体120内部の温度が下がることを低減でき、油の温度上昇に時間がかかるという問題が解消できる。
また、図9Bに示すように、側面パネル115は内側パネル115aと外側パネル115bの2枚のパネルで形成され、内側パネル115aと外側パネル115bとの間には断熱層を形成する断熱材115dが充填されている。断熱材115dは、調理室110の油煙や臭気の熱が内側パネル115aから外側パネル115bに伝わることを防止する。断熱材115dとしてはより断熱効果の大きなものを用いることが好ましい。また、断熱材115dとして遮音性に優れたものを採用すれば、調理室110の調理音を効果的に吸音できる。
なお、図9Aおよび図9Bでは、空気層115cを設ける場合と断熱材115dを充填する場合とを例示したが、内側パネル115aと外側パネル115bとの間の空間を真空構造としても良い。ただ、この場合には、内側パネル115aと外側パネル115bの強度を上げたり、内側パネル115aと外側パネル115bとの間の空間に補強材を設けたりする必要がある。
以上のように、本実施形態に係る調理器具用排気装置100によれば、筐体120の上部に設けた排気部130の前面に排気流調整板140を、排気部130の下面に内面パネル133、整流板138を設けているので、調理室110の開口部105から吸い込んだ空気を効率的に排気することができる。そのため、調理室110の断熱性を向上させることができる。
また、排気流調整板140と筐体120の側面パネル115、116に断熱層を設けているので、調理時の熱が伝わり難く、調理者の安全性が確保できる。
[実施形態2]
本実施形態は、実施形態1に係る調理器具用排気装置100の排気流調整板140の内側に渦流板を設けた実施形態である。
本実施形態は、排気流調整板140の内側に抑制板を設けたこと以外、実施形態1に係る調理器具用排気装置100と同一である。したがって、抑制板の構成と作用のみを説明する。
図10Aは、実施形態2に係る調理器具用排気装置100であって、排気流調整板140の第1態様を示す図である。図10Bは、排気流調整板140の第2態様を示す図である。図10Cは、排気流調整板140の第3態様を示す図である。
図10Aから図10Cに示すように、抑制板150は、整流板138に向けて直線的に突出するか、整流板138に向けて曲線的に突出する。図10Aに示す第1態様の抑制板150は排気流調整板140の内面から垂直に整流板138に向けて突出している。抑制板150は排気流調整板140の長手方向(図10Aの紙面の前面から裏面)に直線的に伸びている。このため、調理室110(図2参照)から内面パネル133に導かれる排気流は抑制板150によって遮られ、排気流調整板140の内面と抑制板150の内面との間で渦流となり、排気流の流速が調整できる。また、排気流調整板140の上から下に沿って流れた排気しきれなかった排気流は抑制板150によって方向転換されるため、室内へ漏えいすることを防止できる。なお、抑制板150は排気流調整板140の長手方向全幅に亘って設けられていても良いし、部分的に設けられていても良い。
図10Bに示す第2態様の抑制板150は排気流調整板140の内面から垂直に整流板138に向けて上に湾曲して突出している。抑制板150が排気流調整板140の長手方向に延びているのは、図10Aの抑制板150と同一である。
図10Cに示す第3態様の抑制板150は、図10Bに示す抑制板150の取り付け位置を排気流調整板140の下面側としたものである。
このように、本実施形態の第1態様から第3態様の抑制板150を設けることによって、排気流の流速が調整でき、排気しきれなかった排気流の室内側への漏えいの防止もできる。なお、抑制板150の形状や突出長さは、所望する目的に応じて適宜変更できる。例えば、抑制板150の形状はL字状としても良いし、背面側かつ斜め上方向へ直線上に延びる形状としても良い。
[実施形態3]
実施形態3は、実施形態1に係る調理器具用排気装置100の整流板138の板面を内面パネル133の板面に対して平行に配置した実施形態である。
図11は、実施形態3に係る調理器具用排気装置100であって、排気部130の断面を示す図である。図12は図11に示した排気部130の内面パネル133と整流板138とが整流板138の周囲に形成する排気流路を示す図である。図12は、排気部130の下部を図11の白抜き矢印方向から見た図である。白抜き矢印方向とは内面パネル133の板面に対して直交する方向である。
本実施形態は、整流板138の板面を内面パネル133の板面に対して平行に配置したこと以外、実施形態1に係る調理器具用排気装置100と同一である。
整流板138の板面を内面パネル133の板面に対して平行に配置すると、調理室110(図2参照)の油煙や臭気の流速が上がり、淀みなく流れるような流路が形成される。
図12に示すように、整流板138は、筐体120後部側の流路より前面側の流路の方が大きくなるように配置される。これにより、調理室110の前面側から吸気される空気の量が後部側から吸気される空気の量よりも大きくなる。
具体的には、図12に示すように、筐体120の側面パネル115、116方向における、内面パネル133と整流板138とが形成する排気流路の幅はcである。また、排気流調整板140方向における、内面パネル133と整流板138とが形成する排気流路の幅はaである。さらに、筐体120の背面パネル117方向における、内面パネル133と整流板138とが形成する排気流路の幅はaである。これらの排気流路の幅は、a>c>bの関係となっている。
内面パネル133と整流板138とによって、整流板138の周囲に形成される排気流路の寸法を不均一にすると、調理室110から筐体120内部に流れる油煙および臭気の量を、筐体120の方向毎に調整することができる。
[実施形態4]
実施形態4は、実施形態1に係る調理器具用排気装置100の排気流調整板140を着脱自在とした実施形態である。
図13は、実施形態4に係る調理器具用排気装置の斜視図である。本実施形態に係る調理器具用排気装置100は、実施形態1の排気流調整板140を取り外せるようにしたものである。図13は、排気流調整板140を取り除いた状態を示す。
排気流調整板140を着脱自在とすると、排気流調整板140自体の清掃が容易となる。また、調理室110の開口部105の開口面積が大きくなるので、内面パネル133や整流板138の清掃も容易になる。
以上、本発明の実施形態を述べたが、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された技術的思想に基づいて様々な形態として実施可能であり、それらもまた本発明の範疇であることは言うまでもない。
100 調理器具用排気装置、
105 開口部、
110 調理室、
115、116 側面パネル、
115a 内面パネル、
115b 外面パネル、
115c 空気層、
115d 断熱材、
117 背面パネル、
120 筐体、
125 架台、
130 排気部、
132 ファン、
133 内面パネル、
134 吸気口、
135 排気穴、
136 ディスク、
137 オイルガード、
138 整流板、
139 排気口、
140 排気流調整板、
140a 前面パネル、
140b 後面パネル、
140c 空気層、
140d 断熱材、
141 支点、
142 支持棒、
143 スライド部、
145 開閉支持部、
147 収納部、
150 渦流板。

Claims (11)

  1. 前面に開口部を有する調理室を左右の側面パネルおよび背面パネルによって3方向から囲むようにして形成するとともに架台の上部を覆う筐体と、
    前記筐体の上部に設置され前記調理室の油煙や臭気を排気する排気部と、
    前記開口部の上側の一部を塞ぐように前記筐体に取り付けた排気流調整板と、を有し、
    前記調理室を形成する前記筐体の側面パネルは、内側パネルと外側パネルの2枚のパネルで形成され、前記内側パネルと前記外側パネルとの間に断熱層を有し、前記断熱層は遮音性を備える、調理器具用排気装置。
  2. 前記排気部は周囲に流路を形成する略板状の整流板を備え、
    前記整流板は、筐体の背面側の流路の幅bより正面側の流路の幅a方が大きくなるように、また前記筐体の側面側の流路の幅cが両側面側で同一となるように配置され、それぞれの幅は、a>c>bの関係となっている、請求項1に記載の調理器具用排気装置。
  3. 前記排気流調整板は、前記筐体に取り付けた開閉支持部によって開閉自在に取り付けられる、請求項1または2に記載の調理器具用排気装置。
  4. 前記開閉支持部は、前記筐体の側面に設けた収納部に収納自在である、請求項に記載の調理器具用排気装置。
  5. 前記収納部は、前記筐体の側面パネルに形成した前記側面パネルの端部から開口して延びる中空空間であり、前記側面パネルの端部の開口は、前記排気流調整板が閉じられたときに前記排気流調整板によって閉止される、請求項4に記載の調理器具用排気装置。
  6. 前記筐体は、左右の側面パネルと背面パネルによって3方向から囲むようにして調理室を形成し、左右の側面パネルは断熱層を有し、前記断熱層は遮音性を備え、左右の側面パネルの後端は鉛直方向に延びる前記背面パネルに取り付けられ、左右の側面パネルの前端は前記調理室の上方から下方に向けて鉛直方向に対して前記背面パネル方向に傾斜している、請求項1から5のいずれかに記載の調理器具用排気装置。
  7. 前記排気流調整板の開閉を検知する開閉センサをさらに有し、前記開閉センサによって前記排気流調整板が開いたことを検知した場合には前記排気部の動作を停止する、請求項1から6のいずれかに記載の調理器具用排気装置。
  8. 前記排気流調整板の内側には、前記筐体の背面側に向けて突出する抑制板が形成されている、請求項1から7のいずれかに記載の調理器具用排気装置。
  9. 前記排気流調整板の内側には、前記筐体の背面側に向けて突出する抑制板が形成され、前記抑制板は、前記整流板に向けて直線的に突出するか、前記整流板に向けて曲線的に突出する、請求項2に記載の調理器具用排気装置。
  10. 前記排気流調整板は、前記排気流調整板の長手方向の寸法の方が開口部の左右方向である、請求項1から9のいずれかに記載の調理器具用排気装置。
  11. 前記排気流調整板は、前記開口部の少なくとも2割以上7割以下を塞ぐように取り付けられた、請求項1から9のいずれかに記載の調理器具用排気装置。
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