JP2004278939A - レンジフードファン - Google Patents
レンジフードファン Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004278939A JP2004278939A JP2003071974A JP2003071974A JP2004278939A JP 2004278939 A JP2004278939 A JP 2004278939A JP 2003071974 A JP2003071974 A JP 2003071974A JP 2003071974 A JP2003071974 A JP 2003071974A JP 2004278939 A JP2004278939 A JP 2004278939A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screen
- range hood
- hood fan
- kitchen
- cooking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Ventilation (AREA)
Abstract
【課題】加熱調理時に発生する油煙等が、キッチンに隣設するスペースでの人の活動や空調機器による気流の影響を受けないようにするに際して、キッチン使用者に閉鎖感を与えないでそれを達成する。
【解決手段】フード体1の背面側が隣室Lに臨むオープンキッチン用のレンジフードファンAにおいて、フード体1の背面側に加熱調理器具Bとフード体1との間の空間Pを開閉するスクリーンSを昇降可能に設け、該スクリーンSを不燃性を有する透過光材料または半透過光材料で成形して引き出し・巻取可能とし、且つそのスクリーンSを取外し可能にする。
【選択図】 図1
【解決手段】フード体1の背面側が隣室Lに臨むオープンキッチン用のレンジフードファンAにおいて、フード体1の背面側に加熱調理器具Bとフード体1との間の空間Pを開閉するスクリーンSを昇降可能に設け、該スクリーンSを不燃性を有する透過光材料または半透過光材料で成形して引き出し・巻取可能とし、且つそのスクリーンSを取外し可能にする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オープンキッチン用のレンジフードファンに関し、特にキッチン使用者に閉鎖感を与えることなく油煙等の捕集効率を向上させるのに好適なレンジフードファンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のレンジフードファンには、フード体の側板に沿ってガイド板を引き落とし可能に設けたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−281115号公報(第2頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記する先行技術は、キッチン壁に背面側に当接して設置される一般のレンジフードファンの側板に沿ってガイド板を引き下ろすことによって、加熱調理時に発生する油煙等が拡散するのを防止して、捕集効率を向上させるものである。
ところで、近年、我が国においても欧米スタイルの住宅の普及によってオープンキッチンにレンジフードファンを設置する場合、開放感を持たせるために、加熱調理器具とレンジフードファンとの間には壁を設けずに見渡し空間から見渡せるようにしてある。
しかしながら、オープンキッチンに設置するレンジフードファンでは、加熱調理で発生した油煙等が、キッチンに連通するリビング等の隣室での人の活動や空調機器による室内気流の影響を直接受けて乱れ、真っ直ぐに上昇せず拡散し、効率良く捕獲できない特殊性がある。
特に近年では加熱調理器具に電磁誘導加熱式クッキングヒータを採用するケースが多い。この電磁誘導加熱式クッキングヒータは燃焼ガスを発生しないため上昇気流が非常に弱く、発生した油煙等は微力な室内気流で変化でも乱れ易い現状がある。
このような状況下にあって、油煙等の十分な捕獲を行なうためにはレンジフードファンの排気風量を増加する方法が提案されるが、せっかく空調した空気を屋外に放出してしまうことから省エネの観点から好ましいものではない。
【0005】
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたもので、その技術的課題は、オープンキッチン用のレンジフードファンにおいて、加熱調理時に発生する油煙等が、キッチンに隣設するスペースでの人の活動や空調機器による気流の影響を受けないようにすることである。
更に技術的課題は、その油煙等がキッチンに隣設するスペースでの人の活動や空調機器による気流の影響を受けないようにするに際して、キッチン使用者に閉鎖感を与えないでそれを達成することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を解決するために講じた技術的手段は、オープンキッチン用のレンジフードファンにおいて、フード体前面側を除く周面の所要面に、キッチンに隣設するスペースからの気流を遮るスクリーンを設け、該スクリーンは、加熱調理器具とフード体との間の空間を開閉することを特徴とするレンジフードファンである(請求項1)。
このスクリーンは、隣室(リビング等)や連絡通路等のスペースで発生する気流の影響によって対応して、フード体の背面側及び左右両側面側または、同背面側及び左右両側の一方側に設ける。
そして、このスクリーンは、下項で請求するように繰出・巻取可能な可撓性を有するシート状物で形成するのが好ましいが、水平状の細長矩形板を高さ方向に並列させて折り畳み可能に連結するようにしても良いものである。その巻取時にフード体に格納したり、フード体の前面側を除く周面の所要面の外側に沿うように配置されるようにすること自由である。そのシート状物や細長矩形板等は透明、半透明である必要はなく不透明でも良いものである。
【0007】
この手段では、スクリーンが隣室(リビング等)や連絡通路等のスペースからの気流の影響を受けることなく油煙等にコアンダ効果(壁面に上昇気流を引き寄せる)を生む遮壁を形成する。そして、スクリーンが加熱調理器具とフード体との間の空間を開放した時にはオープンキッチン特有の開放感を阻害しない。
【0008】
そして、そのスクリーンが不燃性を有する透過光材料または半透過光材料で成形されていると、更に好適なものとなる(請求項2)。
不燃性の透過光材料のその一例として不燃性フッ素樹脂フィルムを挙げることができる。この不燃性フッ素樹脂フィルムは耐熱性、撥油性(清掃性)、柔軟性(取扱い性)が共に富むため、高温の油煙等をガイドするスクリーンとして、特に好適なものである。
また、不燃材料である例えばカーボンファイバーやガラスファイバー等を前記フィルムに混入して、強度を増強させても良いものである。
【0009】
この手段では、加熱調理時においても、隣室(リビング等)利用者の動作、行動や光等がキッチン内に透過して、キッチン使用者に閉鎖感を与えない。
【0010】
そして、前記スクリーンがフード体に引き出し・巻取可能に設けてある場合も好適なものである(請求項3)。
この引き出し・巻取可能な機構としては、引き出し量を自在に調整でき、最下降端以上に人為的に引き出すと自動的に巻き取られる周知のロールスクリーンを使用すると好適なものである。
そして、巻取機構の回転ローラに対して、スクリーンをカートリッジ式に交換可能にすること自由なものである。
【0011】
この手段にあっては、前記スクリーンをフード体内に格納するコンパクトなロール状に巻き取らせる。
【0012】
更に、スクリーンの繰出・巻取を簡単に行なうために電動モータを繰出・巻取機構の駆動源として使用する場合も有効なものである(請求項4)。
【0013】
そして、スクリーンの使い忘れ、仕舞い忘れを未然に防止するために電動モータがレンジフードファンまたは加熱調理器具の運転に連動するようにしておくと最適なものとなる(請求項5)。
【0014】
また、清掃を容易且つ確実にするためにスクリーンを取外し可能にしてあると、便利なものである(請求項6)。
加熱調理時には油煙、湯気がそのスクリーンに付着するばかりでなく、調理の際フライパン等から油が跳ね上がり付着するため、比較的頻繁に清掃する必要がある。取外し可能なスクリーンにあっては、床等の平面のある部分で拭き取り清掃を行なわせる。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を説明する。
図1〜図2、図5、図6は本発明レンジフードファンの第1の実施の形態を、図3は、第2の実施の形態を、図4は、同第3の実施の形態を、図7は、第5の実施の形態を各々示している。第1の実施の形態は、スクリーンの繰出・巻取を、電動モータを駆動源として行なうオープンキッチン用のレンジフードファンを示している。そしてその符号Aはレンジフードファン、Sはスクリーンである。
【0016】
レンジフードファンAは、第1の実施の形態ではアイランドタイプを示している。そして、図1において調理台Dを挟んで左側がキッチンK、右側が隣室である例えばリビングLであり、その中央にレンジフードファンAが吊持状に設置されている。
このレンジフードファンAは、下面を開放した縦断面ホッパー形状を呈するフード体1のその頂部に送風機ユニット2を設け、その送風機ユニット2に排気ダクト3を接続し、その送風機ユニット2と共に排気ダクト3をダクトカバー4で隠蔽し、フード体1内に設けた凹面状の油煙捕獲空間構成板5の頂部にグリスフィルタ6を係脱可能に設けた周知の形態を示している。尚、符号7はグリスフィルタ6をその下位から隠すように配設した整流板で、その四周と油煙捕獲空間構成板5とのスペースから流速を速めて油煙等を吸気するようにしてある。
【0017】
このフード体1において、前面側を除く周面の所要面、具体的には隣室であるリビングLに臨む背面側に前記スクリーンSが昇降可能に設けられている。
尚、このスクリーンSは、図6に示すように、隣室(リビング等)で発生する室内気流の影響によって対応して、フード体1の背面側及び左右両側面側や、図示しないが同背面側及び左右両側の一方側に設けること任意なものである。
【0018】
前記スクリーンSは、耐熱性、撥油性、柔軟性を有する透明または半透明な既知の不燃性フッ素樹脂フィルム、例えば(登録商標:アフレックス(旭硝子株式会社製)を使用し、このスクリーンSを図1、図2に示すように、フード体1の背面側近傍両サイドに設けた軸受け部11、11で回転可能に軸着した回転ローラ21に繰出・巻取可能に巻装し、該回転ローラ21を正逆回転可能な電動モータMで制御するようになっている。
このスクリーンSは、図5に示すように、その上端域に係止用帯状凸部sを突設し、その係止用帯状凸部sを回転ローラ21に設けた係脱溝21aに係脱可能に係合し、その係合力に抗して人為的に引っ張ることによって回転ローラ21に対して必要時に取外し可能になっており、下端域にはウェイトバーs1を設けて所定の張力を与えるようにしてある。
【0019】
前記正逆可能な電動モータMは、フード体1の近辺に設けた操作スイッチ(図示せず)や、リモコン(図示せず)等を使用して、スクリーンSの繰出・巻取が任意に行なえるようになっている。
尚、図示しないが、レンジフードファン(ファンモータ)または加熱調理器具の運転に前記電動モータMが連動して、スクリーンSの繰出・巻取を行なうようにすること自由なものである。
【0020】
以上のように構成されているこの実施の形態のオープンキッチン用のレンジフードファンは、加熱調理器具Bを運転させる時に操作スイッチやリモコンを操作し電動モータMを駆動させてスクリーンSを繰出し、隣室での室内気流の影響を受けることなくコアンダ効果を発生させる壁を形成し、発生する油煙等を外側に拡散することなくその壁に沿って案内してフード体1に捕集させる。
この実施の形態においては、スクリーンSを透明または半透明にしているため、加熱調理時でも隣室利用者の動作、行動、光等がキッチン内に透過し、開放的な雰囲気の中で加熱調理を楽しむことができる。
そして、不必要時(非加熱調理時)には、同様に電動モータMを駆動させスクリーンSを巻取って、加熱調理器具Bとフード体1との間の空間Pから隣室を視野に入れながら、オープンキッチン特有の開放感の中で調理することができる。
【0021】
無論、電動モータMの駆動がレンジフードファン(ファンモータ)Aまたは加熱調理器具Bの運転に連動するようにしておくと、スイッチ操作が全く不要である。
【0022】
次に図3に示す第2の実施の形態を説明すると、この実施の形態は、巻取機構として、人為的に引き出し、最下端以上まで引き出すと自動的に巻取られるロールスクリーンを使用した場合、図4に示す第3の実施の形態は、そのスクリーンSが水平状の細長矩形板s2…を高さ方向に並列させて折り畳み可能に連結して構成されている場合を示している。
双方の実施の形態共に、最下降端以上にスクリーンSを引き出すとそのスクリーンは自動的に巻き取られて、フード体1内にコンパクトに格納される。
【0023】
次に図7に示す第4の実施の形態を説明すると、この実施の形態は、フード体1の左右側面の内、一方側が室壁Wに沿うように設置されるオープンキッチン用のレンジフードファンを示し、フード体1の背面側及び一方の側面側にスクリーンSを繰出・巻取可能に設けている。
【0024】
【発明の効果】
本発明は以上のように、オープンキッチン用のレンジフードファンにおいて、フード体前面側を除く周面の所要面に、キッチンに隣設するスペースからの気流を遮るスクリーンを設け、該スクリーンは、加熱調理器具とフード体との間の空間を開閉する構成にして、加熱調理で発生し上昇する油煙等がそのスクリーンによって隣室(リビング等)での人の活動や空調機器による室内気流の影響を受けないようにしているから、コアンダ効果を発揮させてオープンキッチン用のレンジフードファンでの油煙等の捕集効率の向上を図れ、加熱調理器具として電磁誘導加熱式クッキングヒータを使用する場合であっても、隣室(リビング等)の室内気流でその上昇気流が阻害されることがない。
しかも、そのスクリーンは、不使用時(非加熱調理時)には加熱調理器具とフード体との間に隣室(リビング等)を見渡せる所期通りの空間を形成するので、使用時のオープンキッチン特有の開放感を阻害しない。
【0025】
その上、スクリーンが不燃性を有する透過光材料または半透過光材料で成形されていると、加熱調理時でも隣室(リビング等)利用者の動作、行動や光等がキッチン内に透過して、キッチン使用者に、オープンキッチン特有のゆったり感を与え、開放的な雰囲気の中で加熱調理することができ、実用的効果大である。
【0026】
更に、スクリーンがフード体に引き出し・巻取可能に設けてあると、スクリーンがコンパクトにフード体内に格納可能であり、扁平形状のレンジフードファンであっても大型化を招かずにスクリーンを搭載できるし、設置場所の自由度が制約される虞れもない。
【0027】
また、そのスクリーンの繰出・巻取を電動モータの制御で行なうようにしており、背が低くスクリーンの引き出し行為に難渋するキッチン使用者であっても、レンジフードファンの近辺に設けた操作スイッチやリモコン等を使用して、スクリーンの繰出・巻取が簡単に行なえる。
【0028】
そして、その電動モータがレンジフードファンまたは加熱調理器具の運転に連動するようにしておくと、スクリーンの使い忘れ、仕舞い忘れを未然に防止して、キッチン使用者の意図に反することなく確実に発生する油煙等を捕獲することができ、非常に便益である。
【0029】
また、レンジフードファンは幅寸法が600mm、750mm、900mm等に変化するため、それに応じてスクリーンが大きくなる。このスクリーンを引き下げた状態で加熱調理で発生し付着する油煙、湯気等の拭き取り作業をすると安定しないし、その作業が大変である。そのスクリーンを取外し可能にしてあると、床等の平面のある部分で拭き取りができるため、清掃し易いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態のレンジフードファンの側面断面図。
【図2】同正面図で一部切欠して示す。
【図3】第2の実施の形態のレンジフードファンの正面図で概略的に示す。
【図4】第3の実施の形態のレンジフードファンの正面図で概略的に示す。
【図5】回転ローラと、スクリーンとの関係を示す分解斜視図で拡大して示す。
【図6】スクリーンの配置パターンの変形例を示すフード体の横断平面図で概略的に示す。
【図7】第4の実施の形態のレンジフードファンの斜視図。
【符号の説明】
A:レンジフードファン 1:フード体
S:スクリーン M:電動モータ
B:加熱調理器具 P:空間
K:キッチン L:リビング
【発明の属する技術分野】
本発明は、オープンキッチン用のレンジフードファンに関し、特にキッチン使用者に閉鎖感を与えることなく油煙等の捕集効率を向上させるのに好適なレンジフードファンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のレンジフードファンには、フード体の側板に沿ってガイド板を引き落とし可能に設けたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−281115号公報(第2頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記する先行技術は、キッチン壁に背面側に当接して設置される一般のレンジフードファンの側板に沿ってガイド板を引き下ろすことによって、加熱調理時に発生する油煙等が拡散するのを防止して、捕集効率を向上させるものである。
ところで、近年、我が国においても欧米スタイルの住宅の普及によってオープンキッチンにレンジフードファンを設置する場合、開放感を持たせるために、加熱調理器具とレンジフードファンとの間には壁を設けずに見渡し空間から見渡せるようにしてある。
しかしながら、オープンキッチンに設置するレンジフードファンでは、加熱調理で発生した油煙等が、キッチンに連通するリビング等の隣室での人の活動や空調機器による室内気流の影響を直接受けて乱れ、真っ直ぐに上昇せず拡散し、効率良く捕獲できない特殊性がある。
特に近年では加熱調理器具に電磁誘導加熱式クッキングヒータを採用するケースが多い。この電磁誘導加熱式クッキングヒータは燃焼ガスを発生しないため上昇気流が非常に弱く、発生した油煙等は微力な室内気流で変化でも乱れ易い現状がある。
このような状況下にあって、油煙等の十分な捕獲を行なうためにはレンジフードファンの排気風量を増加する方法が提案されるが、せっかく空調した空気を屋外に放出してしまうことから省エネの観点から好ましいものではない。
【0005】
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたもので、その技術的課題は、オープンキッチン用のレンジフードファンにおいて、加熱調理時に発生する油煙等が、キッチンに隣設するスペースでの人の活動や空調機器による気流の影響を受けないようにすることである。
更に技術的課題は、その油煙等がキッチンに隣設するスペースでの人の活動や空調機器による気流の影響を受けないようにするに際して、キッチン使用者に閉鎖感を与えないでそれを達成することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を解決するために講じた技術的手段は、オープンキッチン用のレンジフードファンにおいて、フード体前面側を除く周面の所要面に、キッチンに隣設するスペースからの気流を遮るスクリーンを設け、該スクリーンは、加熱調理器具とフード体との間の空間を開閉することを特徴とするレンジフードファンである(請求項1)。
このスクリーンは、隣室(リビング等)や連絡通路等のスペースで発生する気流の影響によって対応して、フード体の背面側及び左右両側面側または、同背面側及び左右両側の一方側に設ける。
そして、このスクリーンは、下項で請求するように繰出・巻取可能な可撓性を有するシート状物で形成するのが好ましいが、水平状の細長矩形板を高さ方向に並列させて折り畳み可能に連結するようにしても良いものである。その巻取時にフード体に格納したり、フード体の前面側を除く周面の所要面の外側に沿うように配置されるようにすること自由である。そのシート状物や細長矩形板等は透明、半透明である必要はなく不透明でも良いものである。
【0007】
この手段では、スクリーンが隣室(リビング等)や連絡通路等のスペースからの気流の影響を受けることなく油煙等にコアンダ効果(壁面に上昇気流を引き寄せる)を生む遮壁を形成する。そして、スクリーンが加熱調理器具とフード体との間の空間を開放した時にはオープンキッチン特有の開放感を阻害しない。
【0008】
そして、そのスクリーンが不燃性を有する透過光材料または半透過光材料で成形されていると、更に好適なものとなる(請求項2)。
不燃性の透過光材料のその一例として不燃性フッ素樹脂フィルムを挙げることができる。この不燃性フッ素樹脂フィルムは耐熱性、撥油性(清掃性)、柔軟性(取扱い性)が共に富むため、高温の油煙等をガイドするスクリーンとして、特に好適なものである。
また、不燃材料である例えばカーボンファイバーやガラスファイバー等を前記フィルムに混入して、強度を増強させても良いものである。
【0009】
この手段では、加熱調理時においても、隣室(リビング等)利用者の動作、行動や光等がキッチン内に透過して、キッチン使用者に閉鎖感を与えない。
【0010】
そして、前記スクリーンがフード体に引き出し・巻取可能に設けてある場合も好適なものである(請求項3)。
この引き出し・巻取可能な機構としては、引き出し量を自在に調整でき、最下降端以上に人為的に引き出すと自動的に巻き取られる周知のロールスクリーンを使用すると好適なものである。
そして、巻取機構の回転ローラに対して、スクリーンをカートリッジ式に交換可能にすること自由なものである。
【0011】
この手段にあっては、前記スクリーンをフード体内に格納するコンパクトなロール状に巻き取らせる。
【0012】
更に、スクリーンの繰出・巻取を簡単に行なうために電動モータを繰出・巻取機構の駆動源として使用する場合も有効なものである(請求項4)。
【0013】
そして、スクリーンの使い忘れ、仕舞い忘れを未然に防止するために電動モータがレンジフードファンまたは加熱調理器具の運転に連動するようにしておくと最適なものとなる(請求項5)。
【0014】
また、清掃を容易且つ確実にするためにスクリーンを取外し可能にしてあると、便利なものである(請求項6)。
加熱調理時には油煙、湯気がそのスクリーンに付着するばかりでなく、調理の際フライパン等から油が跳ね上がり付着するため、比較的頻繁に清掃する必要がある。取外し可能なスクリーンにあっては、床等の平面のある部分で拭き取り清掃を行なわせる。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を説明する。
図1〜図2、図5、図6は本発明レンジフードファンの第1の実施の形態を、図3は、第2の実施の形態を、図4は、同第3の実施の形態を、図7は、第5の実施の形態を各々示している。第1の実施の形態は、スクリーンの繰出・巻取を、電動モータを駆動源として行なうオープンキッチン用のレンジフードファンを示している。そしてその符号Aはレンジフードファン、Sはスクリーンである。
【0016】
レンジフードファンAは、第1の実施の形態ではアイランドタイプを示している。そして、図1において調理台Dを挟んで左側がキッチンK、右側が隣室である例えばリビングLであり、その中央にレンジフードファンAが吊持状に設置されている。
このレンジフードファンAは、下面を開放した縦断面ホッパー形状を呈するフード体1のその頂部に送風機ユニット2を設け、その送風機ユニット2に排気ダクト3を接続し、その送風機ユニット2と共に排気ダクト3をダクトカバー4で隠蔽し、フード体1内に設けた凹面状の油煙捕獲空間構成板5の頂部にグリスフィルタ6を係脱可能に設けた周知の形態を示している。尚、符号7はグリスフィルタ6をその下位から隠すように配設した整流板で、その四周と油煙捕獲空間構成板5とのスペースから流速を速めて油煙等を吸気するようにしてある。
【0017】
このフード体1において、前面側を除く周面の所要面、具体的には隣室であるリビングLに臨む背面側に前記スクリーンSが昇降可能に設けられている。
尚、このスクリーンSは、図6に示すように、隣室(リビング等)で発生する室内気流の影響によって対応して、フード体1の背面側及び左右両側面側や、図示しないが同背面側及び左右両側の一方側に設けること任意なものである。
【0018】
前記スクリーンSは、耐熱性、撥油性、柔軟性を有する透明または半透明な既知の不燃性フッ素樹脂フィルム、例えば(登録商標:アフレックス(旭硝子株式会社製)を使用し、このスクリーンSを図1、図2に示すように、フード体1の背面側近傍両サイドに設けた軸受け部11、11で回転可能に軸着した回転ローラ21に繰出・巻取可能に巻装し、該回転ローラ21を正逆回転可能な電動モータMで制御するようになっている。
このスクリーンSは、図5に示すように、その上端域に係止用帯状凸部sを突設し、その係止用帯状凸部sを回転ローラ21に設けた係脱溝21aに係脱可能に係合し、その係合力に抗して人為的に引っ張ることによって回転ローラ21に対して必要時に取外し可能になっており、下端域にはウェイトバーs1を設けて所定の張力を与えるようにしてある。
【0019】
前記正逆可能な電動モータMは、フード体1の近辺に設けた操作スイッチ(図示せず)や、リモコン(図示せず)等を使用して、スクリーンSの繰出・巻取が任意に行なえるようになっている。
尚、図示しないが、レンジフードファン(ファンモータ)または加熱調理器具の運転に前記電動モータMが連動して、スクリーンSの繰出・巻取を行なうようにすること自由なものである。
【0020】
以上のように構成されているこの実施の形態のオープンキッチン用のレンジフードファンは、加熱調理器具Bを運転させる時に操作スイッチやリモコンを操作し電動モータMを駆動させてスクリーンSを繰出し、隣室での室内気流の影響を受けることなくコアンダ効果を発生させる壁を形成し、発生する油煙等を外側に拡散することなくその壁に沿って案内してフード体1に捕集させる。
この実施の形態においては、スクリーンSを透明または半透明にしているため、加熱調理時でも隣室利用者の動作、行動、光等がキッチン内に透過し、開放的な雰囲気の中で加熱調理を楽しむことができる。
そして、不必要時(非加熱調理時)には、同様に電動モータMを駆動させスクリーンSを巻取って、加熱調理器具Bとフード体1との間の空間Pから隣室を視野に入れながら、オープンキッチン特有の開放感の中で調理することができる。
【0021】
無論、電動モータMの駆動がレンジフードファン(ファンモータ)Aまたは加熱調理器具Bの運転に連動するようにしておくと、スイッチ操作が全く不要である。
【0022】
次に図3に示す第2の実施の形態を説明すると、この実施の形態は、巻取機構として、人為的に引き出し、最下端以上まで引き出すと自動的に巻取られるロールスクリーンを使用した場合、図4に示す第3の実施の形態は、そのスクリーンSが水平状の細長矩形板s2…を高さ方向に並列させて折り畳み可能に連結して構成されている場合を示している。
双方の実施の形態共に、最下降端以上にスクリーンSを引き出すとそのスクリーンは自動的に巻き取られて、フード体1内にコンパクトに格納される。
【0023】
次に図7に示す第4の実施の形態を説明すると、この実施の形態は、フード体1の左右側面の内、一方側が室壁Wに沿うように設置されるオープンキッチン用のレンジフードファンを示し、フード体1の背面側及び一方の側面側にスクリーンSを繰出・巻取可能に設けている。
【0024】
【発明の効果】
本発明は以上のように、オープンキッチン用のレンジフードファンにおいて、フード体前面側を除く周面の所要面に、キッチンに隣設するスペースからの気流を遮るスクリーンを設け、該スクリーンは、加熱調理器具とフード体との間の空間を開閉する構成にして、加熱調理で発生し上昇する油煙等がそのスクリーンによって隣室(リビング等)での人の活動や空調機器による室内気流の影響を受けないようにしているから、コアンダ効果を発揮させてオープンキッチン用のレンジフードファンでの油煙等の捕集効率の向上を図れ、加熱調理器具として電磁誘導加熱式クッキングヒータを使用する場合であっても、隣室(リビング等)の室内気流でその上昇気流が阻害されることがない。
しかも、そのスクリーンは、不使用時(非加熱調理時)には加熱調理器具とフード体との間に隣室(リビング等)を見渡せる所期通りの空間を形成するので、使用時のオープンキッチン特有の開放感を阻害しない。
【0025】
その上、スクリーンが不燃性を有する透過光材料または半透過光材料で成形されていると、加熱調理時でも隣室(リビング等)利用者の動作、行動や光等がキッチン内に透過して、キッチン使用者に、オープンキッチン特有のゆったり感を与え、開放的な雰囲気の中で加熱調理することができ、実用的効果大である。
【0026】
更に、スクリーンがフード体に引き出し・巻取可能に設けてあると、スクリーンがコンパクトにフード体内に格納可能であり、扁平形状のレンジフードファンであっても大型化を招かずにスクリーンを搭載できるし、設置場所の自由度が制約される虞れもない。
【0027】
また、そのスクリーンの繰出・巻取を電動モータの制御で行なうようにしており、背が低くスクリーンの引き出し行為に難渋するキッチン使用者であっても、レンジフードファンの近辺に設けた操作スイッチやリモコン等を使用して、スクリーンの繰出・巻取が簡単に行なえる。
【0028】
そして、その電動モータがレンジフードファンまたは加熱調理器具の運転に連動するようにしておくと、スクリーンの使い忘れ、仕舞い忘れを未然に防止して、キッチン使用者の意図に反することなく確実に発生する油煙等を捕獲することができ、非常に便益である。
【0029】
また、レンジフードファンは幅寸法が600mm、750mm、900mm等に変化するため、それに応じてスクリーンが大きくなる。このスクリーンを引き下げた状態で加熱調理で発生し付着する油煙、湯気等の拭き取り作業をすると安定しないし、その作業が大変である。そのスクリーンを取外し可能にしてあると、床等の平面のある部分で拭き取りができるため、清掃し易いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態のレンジフードファンの側面断面図。
【図2】同正面図で一部切欠して示す。
【図3】第2の実施の形態のレンジフードファンの正面図で概略的に示す。
【図4】第3の実施の形態のレンジフードファンの正面図で概略的に示す。
【図5】回転ローラと、スクリーンとの関係を示す分解斜視図で拡大して示す。
【図6】スクリーンの配置パターンの変形例を示すフード体の横断平面図で概略的に示す。
【図7】第4の実施の形態のレンジフードファンの斜視図。
【符号の説明】
A:レンジフードファン 1:フード体
S:スクリーン M:電動モータ
B:加熱調理器具 P:空間
K:キッチン L:リビング
Claims (6)
- オープンキッチン用のレンジフードファンにおいて、フード体前面側を除く周面の所要面に、キッチンに隣設するスペースからの気流を遮るスクリーンを設け、該スクリーンは、加熱調理器具とフード体との間の空間を開閉することを特徴とするレンジフードファン。
- 前記スクリーンが不燃性を有する透過光材料または半透過光材料で成形されていることを特徴とする請求項1記載のレンジフードファン。
- 前記スクリーンがフード体に引き出し・巻取可能に設けられていることを特徴とする請求項1または2記載のレンジフードファン。
- 前記スクリーンが、電動モータを駆動源として繰出・巻取が行なわれることを特徴とする請求項3記載のレンジフードファン。
- 前記電動モータはレンジフードファンまたは加熱調理器具の運転に連動することを特徴とする請求項4記載のレンジフードファン。
- 前記スクリーンが取外し可能であることを特徴とする請求項1〜5いずれか1項記載のレンジフードファン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003071974A JP2004278939A (ja) | 2003-03-17 | 2003-03-17 | レンジフードファン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003071974A JP2004278939A (ja) | 2003-03-17 | 2003-03-17 | レンジフードファン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004278939A true JP2004278939A (ja) | 2004-10-07 |
Family
ID=33288282
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003071974A Pending JP2004278939A (ja) | 2003-03-17 | 2003-03-17 | レンジフードファン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004278939A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008121905A (ja) * | 2006-11-08 | 2008-05-29 | Fuji Industrial Co Ltd | レンジフード |
JP2009074785A (ja) * | 2007-09-21 | 2009-04-09 | Haruko Hiranuma | 使い捨て折り畳み式、取り付け、外しが可能なレンジフード用サイドガード |
JP4889816B1 (ja) * | 2011-05-06 | 2012-03-07 | 治郎 奥野 | レンジフード用の排気流ガイド具 |
CN103591664A (zh) * | 2013-11-27 | 2014-02-19 | 绍兴板川电器有限公司 | 全功能一体化集成灶 |
JP2019020025A (ja) * | 2017-07-14 | 2019-02-07 | 東京瓦斯株式会社 | 厨房換気設備 |
JP2019190759A (ja) * | 2018-04-26 | 2019-10-31 | 富士工業株式会社 | 調理器具用排気装置 |
WO2021246159A1 (ja) * | 2020-06-02 | 2021-12-09 | 日本電化工機株式会社 | 飛沫収集器 |
WO2022142304A1 (zh) * | 2021-01-04 | 2022-07-07 | 海尔智家股份有限公司 | 空调联动控制方法、联动控制系统及可读存储介质 |
JP2022130731A (ja) * | 2018-04-26 | 2022-09-06 | 富士工業株式会社 | 調理器具用排気装置 |
-
2003
- 2003-03-17 JP JP2003071974A patent/JP2004278939A/ja active Pending
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008121905A (ja) * | 2006-11-08 | 2008-05-29 | Fuji Industrial Co Ltd | レンジフード |
JP2009074785A (ja) * | 2007-09-21 | 2009-04-09 | Haruko Hiranuma | 使い捨て折り畳み式、取り付け、外しが可能なレンジフード用サイドガード |
JP4889816B1 (ja) * | 2011-05-06 | 2012-03-07 | 治郎 奥野 | レンジフード用の排気流ガイド具 |
CN103591664A (zh) * | 2013-11-27 | 2014-02-19 | 绍兴板川电器有限公司 | 全功能一体化集成灶 |
JP2019020025A (ja) * | 2017-07-14 | 2019-02-07 | 東京瓦斯株式会社 | 厨房換気設備 |
JP7131802B2 (ja) | 2018-04-26 | 2022-09-06 | 富士工業株式会社 | 調理器具用排気装置 |
JP2019190759A (ja) * | 2018-04-26 | 2019-10-31 | 富士工業株式会社 | 調理器具用排気装置 |
JP7320877B2 (ja) | 2018-04-26 | 2023-08-04 | 富士工業株式会社 | 調理器具用排気装置 |
JP2022130731A (ja) * | 2018-04-26 | 2022-09-06 | 富士工業株式会社 | 調理器具用排気装置 |
WO2021246159A1 (ja) * | 2020-06-02 | 2021-12-09 | 日本電化工機株式会社 | 飛沫収集器 |
JP6995394B2 (ja) | 2020-06-02 | 2022-01-14 | 日本電化工機株式会社 | 飛沫収集器及び飛沫取集テーブルシステム |
JP2021188848A (ja) * | 2020-06-02 | 2021-12-13 | 日本電化工機株式会社 | 飛沫収集器 |
WO2022142304A1 (zh) * | 2021-01-04 | 2022-07-07 | 海尔智家股份有限公司 | 空调联动控制方法、联动控制系统及可读存储介质 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2004278939A (ja) | レンジフードファン | |
CN213237654U (zh) | 一种带有排油烟功能的灶具 | |
KR102000918B1 (ko) | 무연후드 기능을 갖춘 상부가열식 구이기 | |
ITTO20080292A1 (it) | Apparato di cottura domestico comprendente un'unita' pensile | |
KR20130096395A (ko) | 빌트인 타입 가스 조리기기용 후드 장치 | |
JP2016093548A (ja) | ガスグリル | |
JP2013257119A (ja) | 加熱調理器 | |
KR20140096714A (ko) | 주방용 레인지 후드 시스템 | |
KR102327350B1 (ko) | 자동형 렌지후드용 보조배기장치 | |
KR102114459B1 (ko) | 스마트 렌지후드 | |
CN113175692A (zh) | 一种吸油烟机 | |
JP5094357B2 (ja) | 調理場の換気装置 | |
US11060736B2 (en) | Mobile recirculation grill with variable fan drive | |
JP3683098B2 (ja) | 加熱調理器 | |
JP5009685B2 (ja) | レンジフード | |
JP6392079B2 (ja) | 加熱調理システム | |
KR102679201B1 (ko) | 가림막이 구비된 조리열기구용 덮개 | |
KR20190083726A (ko) | 슬라이딩식 차폐부를 갖는 주방용 레인지후드 | |
JP3886347B2 (ja) | レンジフード | |
JP5094997B1 (ja) | 加熱調理器 | |
KR100543661B1 (ko) | 레인지 후드 | |
KR20230153154A (ko) | 가림막이 구비된 조리열기구용 덮개 | |
JP3218997U (ja) | 排煙装置 | |
JP2014121459A (ja) | 加熱調理器 | |
KR20090131221A (ko) | 레인지 후드 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051222 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20080221 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081216 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090414 |