JP2512765Y2 - レンジフ―ド - Google Patents

レンジフ―ド

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JP2512765Y2
JP2512765Y2 JP1988156771U JP15677188U JP2512765Y2 JP 2512765 Y2 JP2512765 Y2 JP 2512765Y2 JP 1988156771 U JP1988156771 U JP 1988156771U JP 15677188 U JP15677188 U JP 15677188U JP 2512765 Y2 JP2512765 Y2 JP 2512765Y2
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fan case
plate
shield plate
smoke
filter
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JP1988156771U
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和幸 榎本
豊 武山
晴彦 斉藤
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東陶機器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はシステムキッチン等の台所用設備であるガス
レンジ,電気レンジ,電磁プレート等の上方に設置され
るレンジフードに関するものである。
〔従来技術及びその問題点〕
レンジフードはシロッコファンを内蔵したファンケー
スをフード本体内において奥側に配すると共に、そのフ
ァンケース前方に油煙の中から油脂分(グリース分)を
除去する目的でフィルターを取付けることによって構成
されている。
このような先行技術におけるレンジフード内でフィル
ターは油脂分を完全に除去するのが本来の機能ではある
ものの、現実問題としてフィルターで除去されない油脂
分も多く、ファンケース外面やフィルター背後のフード
本体内面を汚すことが避けられない。
フィルターを外して清掃する際、ファンケースとフー
ド本体の左右側板との間はスペース的に狭く、またバリ
等の鋭利な突出物も多い為、清掃作業が困難を極め、ま
たケガをする危険性があった。
また、ファンの回転音やモータの駆動音がフード本体
に伝播されて振動音や異音として発生するケースも少な
くなく、使用年数が多年に亘ると振動音や異音の発生が
顕著化し、台所の環境を損う問題もある。
〔技術的課題〕
本考案の技術的課題はファンケースの周辺部(ファン
ケースとレンジフードの左右側板との間の狭い空間)に
油煙が進入しないようにすることにある。更に、ファン
の回転音やモータの駆動音の伝播を発生箇所近傍で恒久
的に吸音することにある。
〔技術的手段〕
上記技術的課題を達成する為に講じた技術的手段は、
請求項1はフード本体において、フィルターとファンケ
ースとの間及びファンケース下方でファンケースをその
外面が煙に触れないように前遮板と底遮板とからなる遮
板で隔離してなり、該遮板はフード本体内の全幅に亘る
長さを有し且つファンケースの吸入口と相対する部分に
近接して煙導入口を備えていることを要旨とする。
また請求項2は請求項1記載の遮板背後のフード本体
内面とファンケース外面との間に不燃性の吸音層を設け
ていることを要旨とする。
〔作用〕
上記技術的手段によれば、フィルターで除去されない
油脂分をフィルターとファンケースとの間及びファンケ
ース下方でフード本体内を横断するように設けた遮板表
面及びその遮板上流側の左右側板部分、天井板部分に付
着させ、また排煙をファンケース回りに溢出させること
なく遮板の煙導入口から直接ファンケースの吸込口を経
て送風機内部に吸引する。
そして、遮板背後のファンケース回りであるフード本
体内面とファンケース外面との間に設けられた吸音層が
送風ファンの回転音やモータの駆動音を排煙に晒されず
に吸音して、ファンケースやフード本体への伝播を小さ
く抑える。
〔考案の効果〕
本考案は以上のように構成したので、下記の利点があ
る。
(請求項1)フィルターで除去されない油脂分はフィル
ターとファンケースとの間及びファンケース下方でフー
ド本体内を横断するように設けた遮板表面及びその遮板
上流側の左右側板部分、天井板部分に付着し、遮板背後
のファンケース回りにも付着しないから、その油脂分を
前側から楽な姿勢でふきとるだけで清掃が簡単に行うこ
とができ、先行技術のようにファンケース外側面とレン
ジフードの左右側板との狭い空間を構成する面部分(フ
ァンケース外側面部分、そのファンケース外側面部分が
対向するフード本体の左右側板部分、それらで挟まれた
背板部分、天井板部分)に油脂分が付着せず、清掃作業
が容易で且つ清掃時にケガをする危険性もなく安全であ
る。
(請求項2)遮板はファンケースの吸入口と相対する部
分に近接して煙導入口を設けて、排煙を煙導入口から直
接ファンケースの吸入口を経て送風機内に吸入されるよ
うにした結果、遮板背後のフード本体内面とファンケー
ス外面との間に設けた吸音層は煙で汚れない。
故に常に所定の吸音作用を有する吸音層で送風ファン
の回転音、モータの駆動音を発生源とする振動音や異
音、振動に伴う止め金具等の緩み等を恒久的に防止し、
常時一定した吸音効率を維持することができる。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例を図面に基いて説明する。
図中(A)はレンジフード本体、(B)(C)はレン
ジフード本体(A)内に順次設置された油煙捕集用のフ
ィルター,送風機を示している。
フード本体(A)は金属板からなる左右側板(1)
(1),天板(2),背板(3)及び着脱自在の前板
(4)とで下面を開口した箱形に形成され、内部中途部
に横断するように両側板(1)(1)に亘ってフィルタ
ー(B)が架設され、その下流側に送風機(C)が装設
されている。
送風機(C)は今日周知の如く前面に吸入口(c1-1)
を開口し上面に排気筒部(c1-2)を有する内部中空なフ
ァンケース(c1)内にモータ(c2)及び多数の案内羽根
を同一円周上に固定した羽根車(c3)を、夫々収納配備
し、羽根車(c3)の回転で生じる遠心力でフィルター
(B)によって油脂分(油脂分)が除去された煙を吸入
口(c1-1)から吸い込み、半径方向へ吐き出す所謂多翼
ファン(例:シロッコファン)と称呼されるものであ
る。
レンジフード本体(A)において送風機(C)はファ
ンケース(c1)の吸入口(c1-1)と相対する部分を除い
て遮板(D)で隔離されている。
遮板(D)はフィルター(B)背後のファンケース
(c1)前面に近接して配される前遮板(d1)と、フィル
ター(B)下端域からファンケース(c1)底面下に近接
して配される底板としての機能をも有する底遮板(d2
とからなっている。
この前遮板(d1)と底遮板(d2)はレンジフード本体
(A)と同質材料を用いて板状に形成するが、別材料を
用いて成形したものであっても良い。
底遮板(d2)は図示するように一端にフィルター
(B)を支持する支持部を備え、両側板(1)(1),
背板(3)とに亘って他の3端面を一体的に固定するこ
とによってフィルター(B)下端から背板(3)に至る
間を完全に遮蔽するようになっている。
前遮板(d1)はフィルター(B)後方の底遮板(d2
上から天板(2)に至る高さで且つフード本体(A)全
幅に相当する面積に形成され、端面を両側板(1)
(1),天板(2)、上記前遮板(d1)に取付けること
によってファンケース(c1)の吸入口(c1-1)部分を除
いてファンケース(c1)前面を完全に遮蔽するようにな
っている。
この前遮板(d1)においてファンケース(c1)の吸入
口(c1-1)と相対する部分には、その吸入口(c1-1)内
に進入し、中央に煙導入口(5′)を有する煙案内筒部
(5)を突出形成してなり、排煙を遮板(D)とファン
ケース(c1)との間に進入させずに確実にファンケース
(c1)内へ導くように配置されている。尚、煙案内筒部
(5)は、排煙を確実にファンケース(c1)内へ導く為
であるが、あえて煙案内筒部(5)を設けずとも吸入口
(c1-1)と相対する部分に煙導入口(5′)のみを形成
して対処しても良く、その場合にも勿論送風機(C)の
吸引作用が働いている限り、遮板(D)とファンケース
(c1)とが近接していることからその(D)と(c1)と
の間には排煙は進入しない。
図示しないが、この前遮板(d1)は両側板(1)
(1),天板(2),底遮板(d2)夫々に当接する端面
に近接する周面部分と、それ等板(1)(1),
(2),(d2)に取付けられた取付ブラケットとをネジ
で取付けて、ネジの螺合を解けば、取外すことができる
ようになっている。
これ等遮板(D)背後のフード本体内面と、ファンケ
ース(c1)外面との間には不燃性の吸音層(E)が設け
られている。
吸音層(E)は吸音性及び断熱性を有する耐蝕性材料
であるアルミナ基板やセラミックウールを、遮板(D)
裏面,ファンケース(c1)外面,遮板(D)で遮蔽され
た空間内に位置する左右側板(1)(1),天板
(2),背板(3)にリベットや接着剤を介して必要枚
固着することによって形成されている。
尚、この吸音層(E)はアルミナ素材やセラミックの
ウール素材を遮板(D)裏面,ファンケース(c1)外
面,左右側板(1)(1),天板(2),背板(3)に
一体化できるものならばどのような手段を用いても任意
であるし、吸音層(E)は遮板(D)裏面やファンケー
ス(c1)の外面や左右側板(1)(1),天板(2)、
又は背板(3)のみに設けても送風機(C)の作動に伴
う騒音を小さく抑えることができること言うまでもな
い。
次に、本実施例におけるレンジフードの作用を説明す
ると、ガスレンジ,電気レンジ,電磁プレート等利用時
に発生する油脂分(グリース分)を含有する排煙は、ま
ず送風機(C)の吸引作用でフィルター(B)にてその
油脂分が除去される。その際、除去されない油脂分は前
遮板(d1)表面に付着する。
底遮板(d2)はレンジフード本体(A)の遮板をも兼
用している為、上昇する上記油脂分を含有する排煙を、
フィルター(B)を通る経路に確実に導く。
従って、前遮板(d1)表面に付着した油脂分(グリー
ス分)や底遮板(d2)表面に付着した油脂分を取除く場
合には、フィルター(B)を取外した後、前遮板(d1
を同様に取外して洗浄行為を加え、底遮板(d2)は直接
露出している為、そのまま洗浄行為を加えれば良い。
尚、前記実施例は図面でも明らかな通り、ブーツ型レ
ンジフードを例に採って説明しているが、平型レンジフ
ードをも対象としており、その場合には前板,両側板,
背板に亘ってフィルター背後で且つ送風機(C)に近接
してレンジフード本体(A)内を横方向に2分割化する
ように遮板(D)を取付けて対処する。
第3図は底板がない変形ブーツ型レンジフードの概略
図であるが、この場合にはフィルター(B)の背後に前
述する実施例の前遮板(d1)及び底遮板(d2)をフード
本体(A)を横断するように設けて、ファンケース
(c1)を隔離する。
(E),(5)は吸音層,煙案内筒部である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案レンジフードの実施例を示し、第1図は縦
断面図、第2図は正面図で一部切欠する、第3図は他の
例の概略図である。 尚図中、 (A):レンジフード本体 (D):遮板、(C):送風機 (c1):ファンケース (c1-1):吸入口、(5):煙案内筒部 (E):吸音層、(5′):煙導入口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−71737(JP,A) 特開 昭61−272543(JP,A) 特開 昭56−71739(JP,A) 実開 昭60−21649(JP,U) 実開 昭57−109300(JP,U) 実開 昭63−152000(JP,U)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フード本体において、フィルターとファン
    ケースとの間及びファンケース下方でファンケースをそ
    の外面が煙に触れないように前遮板と底遮板とからなる
    遮板で隔離してなり、該遮板はフード本体内の全幅に亘
    る長さを有し且つファンケースの吸入口と相対する部分
    に近接して煙導入口を備えていることを特徴とするレン
    ジフード。
  2. 【請求項2】前記遮板背後のフード本体内面とファンケ
    ース外面との間に不燃性の吸音層を設けていることを特
    徴とする請求項1記載のレンジフード。
JP1988156771U 1988-11-30 1988-11-30 レンジフ―ド Expired - Lifetime JP2512765Y2 (ja)

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