JP2015025570A - レンジフード - Google Patents

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白濱 誠司
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誠司 白濱
長田 篤
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篤 長田
真理子 倉井
Mariko Kurai
真理子 倉井
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Abstract

【課題】多孔質吸音材の効果で小型化を図った能動型消音装置をレンジフードに適用した場合でも継続的な使用によりレンジフードが吸引した油煙が多孔質吸音材の多孔質性を損なうことを抑制する。
【解決手段】能動型消音装置10を備えたレンジフード1の通風路7の壁面9の少なくとも一面に粘土鉱物14を備えた構成にすることにより、粘土鉱物14の多孔質性により能動型消音装置10を小型化することができ、また、レンジフード1が吸引した油煙が通風路7を通過する時に粘土鉱物14の表面に油煙の成分である油分や水分が接触しても、粘土鉱物14の中に油分や水分が浸透するため、粘土鉱物14の表面に油分が堆積して多孔質性が損なわれることを抑制でき、消音効果の劣化を抑制することができるレンジフードを提供できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、レンジフードの通風路に付設してレンジフード運転時に発生する騒音を消音するための能動型消音装置を備えたレンジフードに関するものである。
台所に設置されるレンジフードは運転時に発生する騒音を低下することが求められている。このような課題を解決する手段の一つとして、レンジフード内の通風路に能動型消音装置を搭載するという方法が挙げられる。
従来、通風路用の能動型消音装置としては、図4に示すように、ダクト101内に伝搬する騒音を検知する第1センサ(リファレンスマイクロホン)102と、ダクト101内の消音状況を検知する第2センサ(エラーマイクロホン)103とを備え、リファレンスマイクロホン102及びエラーマイクロホン103の検知出力をA/D変換部を介してディジタル演算部に入力し、このディジタル演算部により制御されダクト内伝搬騒音に対して逆位相同音圧の音波をダクト101内にスピーカ104から放射することによってダクト101内の伝搬騒音を消音する能動型消音装置で、ダクト101の壁面105には例えばグラスウール等の多孔質吸音材106が充填され、この多孔質吸音材106の内周面にはガラスクロスを介在してパンチングメタルが設けられたものが知られている(例えば特許文献1参照)。
ダクト101の壁面105の音波の反射率が大きく、残響時間が長い場合、逆位相音波を生成する演算の時間が長くなり、その演算時間を確保するためには、リファレンスマイクロホン102とスピーカ104の距離を離す必要がある。上記特許文献1に記載の能動型消音装置は、騒音伝搬路であるダクト101の壁面105に多孔質吸音材106を内貼りしているため、壁面105での音波の反射が抑制され、残響時間が短くなり、逆位相音波の生成の演算時間を短縮することができ、リファレンスマイクロホン102とスピーカ104の距離を短くした構成にすることができ、能動型消音装置の小型化が可能となる。
特開平9−106290号公報
しかし上記特許文献1に記載の能動型消音装置は、レンジフードに適用した場合、使用開始当初はグラスウールなどの多孔質吸音材106の効果で残響時間が短くなっているためリファレンスマイクロホン102とスピーカ104の距離を短くした小型の能動型消音装置でも消音効果を発揮することができるが、継続的な使用により、レンジフードが吸引した油煙がダクト101を通過する時にグラスウールなどの多孔質吸音材106の表面に付着する油分が堆積し、音波の反射を抑制する効果を維持できず、残響時間が長くなり、リファレンスマイクロホン102とスピーカ104の距離を短くした小型の能動型消音装置では消音効果が劣化してしまうという課題がある。
そこで本発明は、上記課題を解決するものであり、通風路に対して高い消音効果がある小型の能動型消音装置を備え、能動型消音装置の消音効果の劣化を抑制できるレンジフードを提供することを目的とする。
そして、本発明は上記目的を達成するために、加熱調理器の上方に設置され、屋外に連通した吐出口と、調理時に発生する油煙を含んだ空気を吸い込む吸込口と、吐出口と吸込口を連通する通風路とを有するフードを備え、このフード内に空気を屋外に排気する送風機と、通風路内を伝播する騒音を消音する能動型消音装置を備えたレンジフードであって、能動型消音装置は、通風路の壁面に配置された音波を検知するマイクロホンと、音波を放出するスピーカを備え、通風路の壁面の少なくとも一面に音波の反射を低減する多孔質材を備え、多孔質材が粘土鉱物であるレンジフードとするものであり、これによって所期の目的を達成するものである。
本発明によれば、通風路に対して高い消音効果がある小型の能動型消音装置を備え、能動型消音装置の消音効果の劣化を抑制できるレンジフードを提供することができる。
本発明の実施の形態1のレンジフードの側断面図 本発明の実施の形態2のレンジフードの側断面図 本発明の実施の形態3のレンジフードの側断面図 従来の能動型消音装置を示す側断面図
本発明の請求項1記載のレンジフードは、加熱調理器の上方に設置され、屋外に連通した吐出口と、調理時に発生する油煙を含んだ空気を吸い込む吸込口と、吐出口と吸込口を連通する通風路とを有するフードを備え、このフード内に空気を屋外に排気する送風機と、通風路内を伝播する騒音を消音する能動型消音装置を備えたレンジフードであって、能動型消音装置は、通風路の壁面に配置された音波を検知するマイクロホンと、音波を放出するスピーカを備え、通風路の壁面の少なくとも一面に音波の反射を低減する多孔質材を備え、多孔質材が粘土鉱物であるという構成を有する。
これにより、粘土鉱物の多孔質性により通風路の壁面での音波の反射が抑制され、残響時間が短くなり、逆位相音波の生成の演算時間を短縮することができ、リファレンスマイクロホンとスピーカの距離を短くした構成にすることができるため、能動型消音装置を小型化することができ、かつ、レンジフードが吸引した油煙が通風路を通過する時に粘土鉱物の表面に油煙の成分である油分や水分が接触しても、粘土鉱物の中に油分や水分が浸透するため、粘土鉱物の表面に油分が堆積して多孔質性が損なわれることを抑制でき、消音効果の劣化を抑制することができるという効果を奏する。
また、本発明の請求項2記載のレンジフードは、通風路を複数の小風路に分割する仕切り部材を備え、マイクロホンとスピーカが小風路それぞれに付設された構成にしても良い。
これにより、通風路の口径が小さくなり、高い周波数の音波でも通風路を伝ぱする音波が平面波となって能動型消音装置の消音の対象にすることができ、消音できる周波数の範囲を広くすることができるという効果を奏する。
また、本発明の請求項3記載のレンジフードは、仕切り部材の材質が粘土鉱物である構成にしても良い。
これにより、通風路を分割して構成される小風路それぞれの少なくとも一面を粘土鉱物にすることができるため、粘土鉱物を通風路に配置する構造を簡素にすることができるという効果を奏する。
また、本発明の請求項4記載のレンジフードは、粘土鉱物を加熱する加熱手段を備えた構成にしても良い。
これにより、粘土鉱物を加熱して粘土鉱物に浸透した油分が粘土鉱物内部で固化することを抑制し、下方に流出させることができるため、粘土鉱物の油分の浸透能力を維持することができ、長期にわたって消音効果の劣化を抑制することができるという効果を奏する。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態について、図1を参照しながら説明する。
図1に示すように、本実施の形態のレンジフード1は、屋外に連通した吐出口2と、調理時に発生する油煙を含んだ気流3を吸い込む吸込口4と整流板5を有するフード6と、フード6内に吐出口2と吸込口4を連通する通風路7と、空気を屋外に排気する送風機8を備え、通風路7の壁面9に能動型消音装置10を備える。
整流板5は、油煙の捕集効率を向上するため、下方から上昇してきた油煙がフード6の前面側(図1の左側)からフード6の外側に漏れ出ないように、前面側から吸い込まれる風量が多くなるように配置されている。
能動型消音装置10は、通風路7内を伝播する騒音を検出するリファレンスマイクロホン11と、リファレンスマイクロホン11によって検出された騒音とは逆位相の音を放出するスピーカ12と、スピーカ12から放出された音によって減衰した騒音を検出するエラーマイクロホン13と、これらを接続してコントロールする演算制御器(図示せず)を備える。また通風路7の壁面9の一面に含水珪酸マグネシウム質の粘土鉱物14を備えている。
上記構成により、調理時に送風機8を運転すると、下方から上昇してきた油煙を含む気流3がフード6の整流板5によって整流され、主にフード6の前面側から吸込口4へと吸い込まれ、通風路7を通って送風機8へと流れ込み、吐出口2から室外へと排気されると共に、送風機8から放出される騒音が通風路7を伝播し、能動型消音装置10の消音効果により騒音は低減されて吸込口4から放出される。このとき、本実施の形態のレンジフード1は、粘土鉱物14の多孔質性により通風路7の壁面9での音波の反射が抑制され、残響時間が短くなり、逆位相音波の生成の演算時間を短縮することができる。よってリファレンスマイクロホン11とスピーカ12の距離を短くした構成にすることができるため、能動型消音装置10を小型化し、レンジフード1の大きさを小型化することができる。
また、レンジフード1が吸引した油煙が通風路7を通過する時に粘土鉱物14の表面に油煙の成分である油分や水分が接触しても、粘土鉱物14の中に油分や水分が浸透するため、粘土鉱物14の表面に油分が堆積して多孔質性が損なわれることを抑制でき、消音効果の劣化を抑制することができる。
なお、消音効果の劣化を抑制させる効果を持続させるためには、吸引した油煙が接触しにくい箇所に粘土鉱物14を設置するのが望ましい。本実施の形態の場合、油煙は整流板5により主に前面側から流入し、吸込口4で十分に曲がりきれずに通風路7の内部では後面側へ偏って流れるため、粘土鉱物14は油煙が接触しにくい通風路7の前面側に設置することが望ましい。
またなお、本実施の形態ではレンジフード1が空気を屋外に排気するとしたが、空気を室内に戻す循環型のレンジフード1でも同様の効果を得ることができる。
またなお、本実施の形態では消音効果を高めるフィードバック制御をするためにスピーカ12により消音した効果を確認・修正するためのエラーマイクロホン13を使用する構成としたが、エラーマイクロホン13を使用しない演算制御方法を用いて、エラーマイクロホン13を省略できる場合がある。
(実施の形態2)
実施の形態2において、実施の形態1と同様の構成要素については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図2に示すように、通風路7を複数の小風路15に分割する仕切り部材16を備え、仕切り部材16の材質が粘土鉱物14であり、リファレンスマイクロホン11、スピーカ12、エラーマイクロホン13が小風路15それぞれに付設されている。
以上の構成により、通風路7を分割して構成される小風路15それぞれの少なくとも一面を粘土鉱物14にして消音効果の劣化を抑制することができ、また、小風路15の口径が小さいため、高い周波数の音波でも通風路7を伝ぱする音波が平面波となって能動型消音装置の消音の対象にすることができ、消音できる周波数の範囲を広くすることができる。
(実施の形態3)
実施の形態3において、実施の形態1または2と同様の構成要素については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図3に示すように、粘土鉱物14を加熱する加熱手段としてヒーター17を備えた構成にすることにより、粘土鉱物14を加熱して粘土鉱物に浸透した油分が粘土鉱物14内部で固化することを抑制し、下方に流出させることができるため、粘土鉱物14の油分の浸透能力を維持することができ、長期にわたって消音効果の劣化を抑制することができる。
本発明にかかるレンジフードは、静音性が求められる家庭もしくは店舗用の排気設備として有用である。
1 レンジフード
2 吐出口
3 気流
4 吸込口
5 整流板
6 フード
7 通風路
8 送風機
9 壁面
10 能動型消音装置
11 リファレンスマイクロホン
12 スピーカ
13 エラーマイクロホン
14 粘土鉱物
15 小風路
16 仕切り部材
17 ヒーター

Claims (4)

  1. 加熱調理器の上方に設置され、屋外に連通した吐出口と、調理時に発生する油煙を含んだ空気を吸い込む吸込口と、前記吐出口と前記吸込口を連通する通風路とを有するフードを備え、このフード内に空気を屋外に排気する送風機と、前記通風路内を伝播する騒音を消音する能動型消音装置を備えたレンジフードであって、前記能動型消音装置は、前記通風路の壁面に配置された音波を検知するマイクロホンと、音波を放出するスピーカを備え、前記通風路の前記壁面の少なくとも一面に音波の反射を低減する多孔質材を備え、前記多孔質材が粘土鉱物であることを特徴とするレンジフード。
  2. 前記通風路を複数の小風路に分割する仕切り部材を備え、前記マイクロホンと前記スピーカが前記小風路それぞれに付設されたことを特徴とする請求項1に記載のレンジフード。
  3. 前記仕切り部材の材質が粘土鉱物であることを特徴とする請求項2に記載のレンジフード。
  4. 前記粘土鉱物を加熱する加熱手段を備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のレンジフード。
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