JP2016022126A - ショーケース - Google Patents

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和隆 太田
初宏 佐藤
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Abstract

【課題】正面からの物品の出し入れやメンテナンスを行いやすくすることができるショーケースを提供する。【解決手段】ショーケース1は、物品が陳列される陳列室R1を有するケース本体10と、閉じた状態のときの上側を支点として下側を上下に移動させることで陳列室R1の前側を開閉する扉20と、陳列室R1内に位置する収納位置と少なくとも一部が収納位置から前方に引き出された引出位置との間で前後方向にスライド移動可能に設けられ、物品が陳列される陳列台30と、扉20および陳列台30に連結され、扉20を開く動作に連動して陳列台30を引出位置に移動させ、扉20を閉じる動作に連動して陳列台30を収納位置に移動させる連動機構50とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、物品が陳列される陳列室を有するショーケースに関する。
物品が陳列される陳列室を有するショーケースとして、特許文献1には、物品を乗載する床板を有するスライドテーブルが、前後方向にスライド移動可能に設けられたものが開示されている。このような構成により、特許文献1に開示されたショーケースは、スライドテーブルを引き出した状態で、床板の上に物品を載置することができるようになっている。
特開2003−52498号公報
ところで、従来技術は、スライドテーブルに、床板の端部から上に向けて立ち上がり、スライドテーブルがショーケース本体に挿入されたときに陳列室の側面の壁を構成する、外蓋体が設けられている。そのため、スライドテーブルを引き出したときには、床板と外蓋体とが一体となって引き出されるので、外蓋体が邪魔になって正面からの物品の出し入れや清掃などのメンテナンスが行いにくいという問題があった。
そこで、本発明は、正面からの物品の出し入れやメンテナンスを行いやすくすることができるショーケースを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明のショーケースは、物品が陳列される陳列室を有するケース本体と、閉じた状態のときの上側を支点として下側を上下に移動させることで前記陳列室の前側を開閉する扉と、前記陳列室内に位置する収納位置と少なくとも一部が前記収納位置から前方に引き出された引出位置との間で前後方向にスライド移動可能に設けられ、物品が陳列される陳列台と、前記扉および前記陳列台に連結され、前記扉を開く動作に連動して前記陳列台を前記引出位置に移動させ、前記扉を閉じる動作に連動して前記陳列台を前記収納位置に移動させる連動機構と、を備えることを特徴とする。
このような構成によれば、扉を開くことで陳列台が引出位置に移動するため、物品の出し入れやメンテナンスを行いやすくすることができる。このとき、扉は、閉じた状態のときの上側を支点として下側が上に移動して陳列室の正面から退避しているので、正面からの物品の出し入れやメンテナンスが行いやすくなっている。
前記したショーケースにおいて、前記連動機構は、左右方向に延びる第1軸を中心に回動可能に前記ケース本体に支持されたリンク部材を含み、前記リンク部材と前記扉とは、前記第1軸に平行な第2軸を中心に回動可能に連結され、前記リンク部材と前記陳列台とは、前記第1軸よりも下方で、前記第1軸に平行な第3軸を中心に回動可能、かつ、前記リンク部材が前記陳列台に対して前記第3軸に直交する方向にスライド移動可能に連結されている構成とすることができる。
これによれば、比較的簡単な構成で扉と陳列台の移動を連動させることができる。
前記したショーケースにおいて、前記リンク部材と前記扉との連結部は、前記扉が閉じた状態のときに前記第1軸よりも下方かつ前方に配置され、前記リンク部材と前記陳列台との連結部は、前記扉が閉じた状態のときに前記第1軸よりも後方に配置されている構成とすることができる。
これによれば、扉を開くことによって回動するリンク部材の回動量を大きくできるので、リンク部材の回動によって前後方向にスライド移動する陳列台の収納位置から引出位置への移動量を大きくすることができる。これにより、物品の出し入れやメンテナンスをより行いやすくすることができる。
前記したショーケースにおいて、前記陳列台は、前記収納位置と前記引出位置との間で前後方向にスライド移動可能に前記ケース本体に支持され、物品が陳列される台本体部を有し、前記リンク部材と前記陳列台との連結部は、前記台本体部よりも上方に配置されている構成とすることができる。
これによれば、リンク部材の回動軸と、リンク部材と陳列台との連結部との距離を短くできるので、リンク部材の大型化を抑制することができる。これにより、コンパクトな構成で扉と陳列台の移動を連動させることができる。
前記したショーケースにおいて、前記陳列台は、前記台本体部の上に配置され、物品が陳列される陳列棚と、前記台本体部に設けられて前記陳列棚を支持する棚支持部と、を有し、前記リンク部材と前記陳列台との連結部は、前記棚支持部に設けられている構成とすることができる。
これによれば、棚支持部とは別にリンク部材と陳列台との連結部を設ける構成と比較して、陳列台の構成をより簡単にすることができる。
前記したショーケースは、前記扉が閉じる方向への前記リンク部材の回動に抵抗を付与するダンパ装置を備える構成とすることができる。
これによれば、扉が閉じるときの衝撃を緩和することができる。
前記したショーケースにおいて、前記扉は、前記支点が前記ケース本体に対して前後方向にスライド移動可能となるように前記ケース本体に支持されている構成とすることができる。
これによれば、扉は、開くときに、上側の支点を基準に下側が上に移動しながら、全体としては後方に移動することになるので、扉が開閉する際の、扉の前側への張り出し量を抑えることができる。これにより、開閉時に扉を邪魔になりにくくすることができる。
前記したショーケースにおいて、前記ケース本体は、前記扉のスライド移動を案内する、前後方向に延びるガイドレールを有し、前記ガイドレールの後端部には、前記扉の一部が係合することで前記支点の前方への移動を規制する移動規制部が設けられている構成とすることができる。
これによれば、扉の一部を移動規制部に係合させることで、扉を開いた状態に保持できるので、物品の出し入れやメンテナンスをより行いやすくすることができる。
前記したショーケースは、前記陳列室内を冷却する冷却装置を備える構成とすることができる。
これによれば、物品の出し入れやメンテナンスが行いやすいショーケースを、冷蔵ショーケースとして利用することができる。
前記したショーケースにおいて、前記ケース本体は、前記陳列室の後側の壁を形成する後壁を有し、前記後壁は、前後方向にスライド移動可能に前記ケース本体に支持され、前記陳列室の後側を開閉するように構成することができる。
これによれば、陳列室の前側だけではなく、後側も開くことができるので、メンテナンスなどをより行いやすくすることができる。
本発明によれば、正面からの物品の出し入れやメンテナンスを行いやすくすることができる。
実施形態に係るショーケースを示す断面図である。 扉、後壁およびストック室扉が開いた状態のショーケースを示す断面図である。 陳列台を示す斜視図である。 扉を開閉するときの動作を説明する図である。 扉を開閉するときの動作を説明する図である。 扉を開閉するときの動作を説明する図である。
次に、発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、ショーケース1は、陳列室R1などを有するケース本体10と、陳列室R1の前側を開閉する扉20と、陳列台30と、陳列室R1内を冷却する冷却装置40と、連動機構50とを主に備えている。
ケース本体10は、陳列室R1と、ストック室R2と、冷却室R3と、機械室R4とを有している。
陳列室R1は、菓子などの物品が陳列される部屋である。陳列室R1は、前側の壁を形成する扉20と、後側の壁を形成する後壁11と、左右の壁を形成する透明な側面ガラス12と、上側の壁を形成する透明な天板ガラス13と、床部分を形成する陳列台30(台本体部31)とによって囲まれた部屋として形成されている。陳列室R1は、前側および後側が開放されている。
後壁11は、透明なガラスを主に有して構成されている。図2に示すように、後壁11の下端部には、前後方向にスライド移動可能にケース本体10に支持された左右一対のスライドレール11Aが連結されている。これにより、後壁11は、前後方向にスライド移動可能にケース本体10に支持され、前後にスライド移動させることで陳列室R1の後側を開閉するように構成されている。
図1に戻り、ストック室R2は、ストック用の物品が収納される部屋であり、陳列室R1の下に設けられている。ストック室R2は、前側および後側が開放されており、下側を支点に回動可能な前後のストック室扉14によって開閉される。図2に示すように、前側のストック室扉14を開くと、ストック用の物品の出し入れや、ストック室R2の清掃などのメンテナンスを行うことができる。また、後側のストック室扉14を開くと、ストック室R2の後部のメンテナンスを行うことができる。各ストック室扉14の左右両端部には、公知のソフトダウンステー14Aが取り付けられ、これによって、ストック室扉14は、緩やかに、かつ、スムーズに動作可能となっている。
図1に示すように、冷却室R3は、冷却装置40を構成する蒸発器41やファン42などが配置される部屋であり、ストック室R2の下に設けられている。冷却室R3、ストック室R2および陳列室R1は、前側および後側が通気孔(符号省略)によって互いに連通している。冷却室R3内で蒸発器41によって冷やされた空気は、ファン42によって形成される気流により、後側の通気孔を通ってストック室R2内および陳列室R1内に供給される。また、陳列室R1内やストック室R2内の空気は、ファン42によって形成される気流により、前側の通気孔を通って冷却室R3内に戻るようになっている。ストック室R2の後部には、冷却室R3からの冷えた空気を陳列室R1側に向けて案内する案内板15が設けられている。
機械室R4は、冷却装置40を構成する冷凍機43などが配置される部屋であり、冷却室R3の下に設けられている。冷凍機43は、公知の構成を有する図示しない圧縮機や凝縮器などを備えている。
ケース本体10は、側面ガラス12を支持する左右一対のサイドフレーム16と、各サイドフレーム16の上部に設けられたガイドレール17をさらに有している。ガイドレール17は、扉20の前後方向へのスライド移動を案内する部材であり、サイドフレーム16の上部から左右方向内側に突出し、前後方向に長く延びる板状に形成されている。ガイドレール17の後端部には、扉20の一部であるローラ23が係合する段差状の移動規制部17Aが設けられている。
扉20は、陳列室R1の前側を開閉する部材であり、図示しない透明なガラスと、当該ガラスを支持する金属製の扉フレーム21と、照明支持部22とを主に有している。
図1に示す扉20が閉じた状態のときを基準として、扉フレーム21は、上端部の左右両側に、それぞれ、転動可能なローラ23を有している。また、扉フレーム21は、下端部の左右両端部に、陳列室R1内に向けて延出する板状のリンク連結部24を有している。また、扉フレーム21は、下端部の外側に、前方に向けて突出するように形成されたハンドル25を有している。
照明支持部22は、陳列室R1内を照らす図示しない発光ダイオードや蛍光灯などの光源が設けられる部分であり、左右方向に長い略箱状に形成されている。照明支持部22には、カールコード70が接続され、カールコード70を介して光源に電力が供給される。照明支持部22は、左右両側に、それぞれ、転動可能なローラ26を有している。照明支持部22と扉フレーム21とは、ローラ23の回転中心付近を通る左右方向に延びる軸を中心に互いに回動可能に連結されている。
扉20は、左右のローラ23,26が、左右の対応するガイドレール17の上に載った状態で、ローラ23,26がケース本体10に対して前後方向にスライド移動可能となるようにケース本体10に支持されている。また、扉20は、閉じた状態のときの上側に位置するローラ23を支点として下側のハンドル25を上下に移動させることで、ローラ23を中心に回動するようにケース本体10に支持されている。
陳列台30は、物品が陳列される部材であり、図3に示すように、陳列室R1の床部分を形成する台本体部31と、台本体部31の上に配置された陳列棚32と、棚支持部33とを主に有している。
台本体部31は、陳列室R1内において一番下に位置する物品が陳列される部分である。台本体部31は、図示しないスライドレールを介して、図1に示すような陳列室R1内に位置する収納位置と、図2に示すような前部分が収納位置から前方の陳列室R1外に引き出された引出位置との間で、前後方向にスライド移動可能にケース本体10に支持されている。これにより、陳列台30は、収納位置と引出位置との間で前後方向にスライド移動可能に設けられている。
陳列棚32は、台本体部31と同様の、物品が陳列される部分であり、板状に形成されて、台本体部31との間に所定の間隔をあけた状態で台本体部31の上に配置されている。なお、陳列棚は、1つだけに限定されるものではなく、例えば、ショーケースのサイズや用途などに応じて、上下方向に並べて2つ以上設けてもよい。
棚支持部33は、陳列棚32を支持する部分であり、台本体部31の左右両端部の後寄りに1つずつ設けられている。各棚支持部33は、それぞれ、側面視において略U字形の台状に形成された支持部本体33Aと、支持部本体33Aの前側部分の中央付近と後側部分の中央付近とをつなぐように前後方向に延びる補強部33Bとを有している。図3に鎖線で示すように、陳列棚32は、左右の支持部本体33Aの上に架け渡されるようにして配置される。なお、陳列棚32は、棚支持部33の上に置かれているだけでもよいし、棚支持部33に固定されていてもよい。
図1に示すように、連動機構50は、扉20を開く動作に連動して陳列台30を引出位置に移動させ、扉20を閉じる動作に連動して陳列台30を収納位置に移動させる機構であり、陳列室R1の左右に設けられた一対のリンク部材51を含んで構成されている。
リンク部材51は、側面視略L字形状の板状の部材であり、それぞれ、被支持部52と、図1に示す姿勢において被支持部52から前斜め下方に延びる第1アーム53と、第1アーム53と略直交するように被支持部52から後斜め下方に延びる第2アーム54とを有している。
被支持部52は、左右方向に延びる第1軸A1を中心に回動可能に、対応するサイドフレーム16の前端部の上下方向中央付近に支持されている。ショーケース1は、扉20が閉じる方向(図1では時計回り方向)へのリンク部材51の回動に抵抗を付与するダンパ装置60を左右に1つずつ備え、各リンク部材51の被支持部52は、それぞれ、ダンパ装置60を介してサイドフレーム16に支持されている。なお、ダンパ装置60としては、例えば、一方向性の公知のディスクダンパなどを採用することができる。
第1アーム53は、扉20に連結されている。より詳細に、各リンク部材51の第1アーム53と扉20とは、第1アーム53の先端部と、扉20の対応するリンク連結部24とが、第1軸A1に平行な第2軸A2を中心に回動可能に連結されている。左右方向から見て、リンク部材51と扉20との連結部であるリンク連結部24(第2軸A2)は、扉20が閉じた状態のときに、第1軸A1よりも下方かつ前方に配置される。
第2アーム54は、陳列台30に連結されている。より詳細に、各リンク部材51の第2アーム54と陳列台30とは、第1軸A1に平行な第3軸A3を中心に回動可能、かつ、第2アーム54が陳列台30に対して第3軸A3に直交する方向にスライド移動可能に連結されている。具体的には、陳列台30の各棚支持部33の補強部33Bには、左右方向外側の面の前端部に、第3軸A3を中心に回動可能に補強部33Bに支持された筒状のリンク連結部材34が設けられており(図3も参照)、第2アーム54は、当該第2アーム54が延びる方向にスライド移動可能に筒状のリンク連結部材34に挿入されることで、リンク部材51と陳列台30とが連結されている。
左右方向から見て、リンク部材51と陳列台30との連結部であるリンク連結部材34(第3軸A3)は、第1軸A1よりも下方に配置されている。また、リンク連結部材34(第3軸A3)は、扉20が閉じた状態のときに、第1軸A1よりも後方に配置されている。さらに、リンク連結部材34(第3軸A3)は、棚支持部33の補強部33Bに設けられていることで、台本体部31よりも上方に配置されている。
次に、ショーケース1の扉20を開閉するときの動作について説明する。
図1に示す扉20が閉じた状態から、扉20のハンドル25を上に移動させると、図4および図5に順に示すように、扉20は、ローラ23を支点として回動しつつ、ローラ23,26がガイドレール17に沿って後方に移動することで後方にスライド移動しながら、陳列室R1の前側を開いていく。
このとき、リンク部材51は、第1アーム53の先端部がリンク連結部24に対して第2軸A2を中心に回動しながら上に移動することで、第1軸A1を中心に図示反時計回りに回動する。リンク部材51が反時計回りに回動すると、第2アーム54が、リンク連結部材34に深く挿入される方向にスライド移動しつつ、第3軸A3を中心に回動しながら、リンク連結部材34を前方に向けて押す。これにより、陳列台30は、収納位置から前方にスライド移動する。
図5に示すように、第2アーム54が上下方向を向いた後、図6に示すように、ハンドル25をさらに上に移動させると、リンク連結部材34は、第2アーム54によってさらに前方に向けて押される。これにより、リンク連結部材34が第2アーム54に沿って第2アーム54から抜ける方向にスライド移動するので、陳列台30は、さらに前に押し出され、前方にさらにスライド移動する。
図2に示すように、ローラ26,23がガイドレール17の移動規制部17A(図6参照)に係合すると、ローラ23が移動規制部17Aに引っ掛かることで、ローラ23,26の前方への移動が規制される。これにより、扉20は、開いた状態に維持され、陳列台30は、引出位置に移動完了する。開いた状態のとき、扉20は、その前部分が陳列棚32を上から覆う位置に配置される。
図2に示す扉20が開いた状態から、扉20のハンドル25を持って下に移動させると、ローラ23,26が前方に移動しながら移動規制部17Aの段差を乗り越え、ローラ23,26と、移動規制部17Aとの係合が解除される。
そして、図6、図5および図4に順に示すように、ハンドル25をさらに下に移動させると、扉20は、ローラ23を支点として回動しつつ、ローラ23,26がガイドレール17に沿って前方に移動することで前方にスライド移動しながら、陳列室R1の前側を閉じていく。
このとき、リンク部材51は、第1アーム53の先端部が下に移動することで、第1軸A1を中心に図示時計回りに回動する。リンク部材51が時計回りに回動すると、第2アーム54がリンク連結部材34を後方に向けて押す。これにより、陳列台30は、引出位置から後方にスライド移動する。そして、図1に示すように、ローラ23がガイドレール17の前端部に到達すると、扉20は、閉じた状態となり、陳列台30は、収納位置に移動完了する。
また、図1に示す扉20が閉じた状態から、陳列台30を前にスライド移動させると、図4、図5および図6に順に示すように、リンク連結部材34が第2アーム54を前方に向けて押すことで、リンク部材51が第1軸A1を中心に図示反時計回りに回動し、第1アーム53の先端部が上に移動していく。これにより、扉20がローラ23を支点として回動しつつ、後方にスライド移動しながら、陳列室R1の前側を開いていく。そして、図2に示すように、ローラ26,23がガイドレール17の移動規制部17Aに係合すると、扉20は、開いた状態に維持され、陳列台30は、引出位置に移動完了する。
図2に示す扉20が開いた状態から、陳列台30を後にスライド移動させると、図6、図5および図4に順に示すように、リンク連結部材34が第2アーム54を後方に向けて押すことで、リンク部材51が第1軸A1を中心に図示時計回りに回動し、第1アーム53の先端部が下に移動していく。これにより、扉20がローラ23を支点として回動しつつ、前方にスライド移動しながら、陳列室R1の前側を閉じていく。そして、図1に示すように、ローラ23がガイドレール17の前端部に到達すると、扉20は、閉じた状態となり、陳列台30は、収納位置に移動完了する。
以上説明した本実施形態のショーケース1によれば、扉20を開くことで陳列台30が引出位置に移動し、扉20を閉じることで陳列台30が収納位置に移動する(戻る)ため、物品の出し入れやメンテナンスを行いやすくすることができる。そして、開いたとき、扉20は、閉じた状態のときの上側に位置するローラ23を支点として下側が上に移動して陳列室R1の正面から退避しているので、正面からの物品の出し入れやメンテナンスが行いやすくなっている。
また、連動機構50は、第1軸A1を中心に回動可能にケース本体10に支持されたリンク部材51を含み、リンク部材51と扉20とは、第2軸A2を中心に回動可能に連結され、リンク部材51と陳列台30とは、第1軸A1よりも下方で第3軸A3を中心に回動可能、かつ、リンク部材51が陳列台30に対してスライド移動可能に連結されているので、比較的簡単な構成で扉20と陳列台30の移動を連動させることができる。
また、扉20が閉じた状態のときを基準として、リンク連結部24が第1軸A1よりも下方かつ前方に配置され、リンク連結部材34が第1軸A1よりも後方に配置されているので、扉20を開くことによって図示反時計回りに回動するリンク部材51の回動量を大きくすることができる。これにより、リンク部材51の回動によって前後方向にスライド移動する陳列台30の収納位置から引出位置への移動量も大きくできるため、物品の出し入れやメンテナンスをより行いやすくすることができる。
また、リンク連結部材34が台本体部31よりも上方に配置されているので、リンク部材51の回動軸である第1軸A1と、リンク部材51と陳列台30との連結部であるリンク連結部材34との距離を短くすることができる。これにより、第2アーム54を短くすることができ、リンク部材51全体の大型化を抑制することができるので、コンパクトな構成で扉20と陳列台30の移動を連動させることができる。
また、リンク部材51と陳列台30との連結部であるリンク連結部材34が棚支持部33に設けられているので、例えば、棚支持部とは別にリンク部材と陳列台との連結部を設ける構成と比較して、陳列台30の構成をより簡単にすることができる。
また、ショーケース1は、扉20が閉じる方向へのリンク部材51の回動に抵抗を付与するダンパ装置60を備えているので、扉20を緩やかに閉じることができ、扉20が閉じるときの衝撃を緩和することができる。
また、扉20は、回動時の支点となるローラ23がケース本体10に対して前後方向にスライド移動可能となるようにケース本体10に支持されているので、開くときに、上側のローラ23を基準に下側が上に移動しながら、全体としては後方に移動することになるため、開閉する際の、扉20の前側への張り出し量を抑えることができる。これにより、開閉時に扉20を邪魔になりにくくすることができる。
また、ガイドレール17の後端部に移動規制部17Aが設けられているので、扉20のローラ23などを移動規制部17Aに係合させることで、扉20を開いた状態に保持することができる。これにより、物品の出し入れやメンテナンスをより行いやすくすることができる。
また、ショーケース1は、冷却装置40を備えているので、物品の出し入れやメンテナンスが行いやすいなどといった上記作用効果を奏するショーケース1を、冷蔵ショーケースとして利用することができる。
また、陳列室R1の後壁11が前後方向にスライド移動可能にケース本体10に支持され、陳列室R1の後側を開閉するように構成されているので、ショーケース1は、陳列室R1の前側だけではなく、後側も開くことができる。これにより、メンテナンスなどをより行いやすくすることができる。
また、扉20は、左右両側にそれぞれローラ23,26を有しているので、前後に並ぶ片側2つのローラ23,26によって支持されることで、照明支持部22が前後に傾くことを抑制することができる。
以上、実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、下記のように発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
前記実施形態では、ケース本体のガイドレールに設けられる移動規制部として、段差状の移動規制部17Aを例示したが、これに限定されるものではない。例えば、移動規制部は、窪み状をなし、扉の一部が窪み部分に係合することで支点の前方への移動を規制するように構成されていてもよい。また、移動規制部は、凸状をなし、扉の一部が凸部分を乗り越えた後、凸部分に係合する(引っ掛かる)ことで支点の前方への移動を規制するように構成されていてもよい。
前記実施形態では、扉20の支点(ローラ23)がケース本体10に対して前後方向にスライド移動可能となるようにケース本体10に支持されていたが、これに限定されるものではない。例えば、扉は、支点がスライド移動しない構成であってもよい。言い換えれば、扉は、支点がケース本体に対して動かない構成であってもよい。
前記実施形態では、陳列台30は、その一部である前部分だけが陳列室R1内に位置する収納位置から陳列室外に引き出されるように設けられていたが、これに限定されるものではない。例えば、陳列台は、その全体が陳列室内に位置する収納位置から陳列室外に引き出されるように設けられていてもよい。
前記実施形態で示した連動機構50の構成は一例であり、前記した構成に限定されるものではない。例えば、前記実施形態では、リンク部材51が側面視略L字形状に形成されていたが、リンク部材の具体的な形状は特に限定されるものではない。また、前記実施形態では、連動機構50は、陳列室R1の左右それぞれにリンク部材51を1つずつ備える構成であったが、これに限定されず、例えば、連動機構は、陳列室の左右それぞれにリンク部材を複数ずつ備える構成であってもよい。
前記実施形態では、ショーケースが冷却装置40を備える冷蔵ショーケースとして構成された例を示したが、これに限定されず、例えば、物品としての腕時計や宝飾品などが陳列される、冷却装置を備えないショーケースであってもよい。
前記実施形態では、陳列室R1の後壁11が陳列室R1の後側を開閉するように構成されていたが、これに限定されず、例えば、陳列室の後壁は、陳列室の後側を開閉しない構成であってもよい。
前記実施形態では、ショーケースの透明部分にガラスを採用したが、これに限定されず、例えば、透明な樹脂などを採用してもよい。
1 ショーケース
10 ケース本体
11 後壁
17 ガイドレール
17A 移動規制部
20 扉
23 ローラ
24 リンク連結部
30 陳列台
31 台本体部
32 陳列棚
33 棚支持部
34 リンク連結部材
40 冷却装置
50 連動機構
51 リンク部材
60 ダンパ装置
A1 第1軸
A2 第2軸
A3 第3軸
R1 陳列室

Claims (10)

  1. 物品が陳列される陳列室を有するケース本体と、
    閉じた状態のときの上側を支点として下側を上下に移動させることで前記陳列室の前側を開閉する扉と、
    前記陳列室内に位置する収納位置と少なくとも一部が前記収納位置から前方に引き出された引出位置との間で前後方向にスライド移動可能に設けられ、物品が陳列される陳列台と、
    前記扉および前記陳列台に連結され、前記扉を開く動作に連動して前記陳列台を前記引出位置に移動させ、前記扉を閉じる動作に連動して前記陳列台を前記収納位置に移動させる連動機構と、を備えることを特徴とするショーケース。
  2. 前記連動機構は、左右方向に延びる第1軸を中心に回動可能に前記ケース本体に支持されたリンク部材を含み、
    前記リンク部材と前記扉とは、前記第1軸に平行な第2軸を中心に回動可能に連結され、
    前記リンク部材と前記陳列台とは、前記第1軸よりも下方で、前記第1軸に平行な第3軸を中心に回動可能、かつ、前記リンク部材が前記陳列台に対して前記第3軸に直交する方向にスライド移動可能に連結されていることを特徴とする請求項1に記載のショーケース。
  3. 前記リンク部材と前記扉との連結部は、前記扉が閉じた状態のときに前記第1軸よりも下方かつ前方に配置され、
    前記リンク部材と前記陳列台との連結部は、前記扉が閉じた状態のときに前記第1軸よりも後方に配置されていることを特徴とする請求項2に記載のショーケース。
  4. 前記陳列台は、前記収納位置と前記引出位置との間で前後方向にスライド移動可能に前記ケース本体に支持され、物品が陳列される台本体部を有し、
    前記リンク部材と前記陳列台との連結部は、前記台本体部よりも上方に配置されていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のショーケース。
  5. 前記陳列台は、前記台本体部の上に配置され、物品が陳列される陳列棚と、前記台本体部に設けられて前記陳列棚を支持する棚支持部と、を有し、
    前記リンク部材と前記陳列台との連結部は、前記棚支持部に設けられていることを特徴とする請求項4に記載のショーケース。
  6. 前記扉が閉じる方向への前記リンク部材の回動に抵抗を付与するダンパ装置を備えることを特徴とする請求項2から請求項5のいずれか1項に記載のショーケース。
  7. 前記扉は、前記支点が前記ケース本体に対して前後方向にスライド移動可能となるように前記ケース本体に支持されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のショーケース。
  8. 前記ケース本体は、前記扉のスライド移動を案内する、前後方向に延びるガイドレールを有し、
    前記ガイドレールの後端部には、前記扉の一部が係合することで前記支点の前方への移動を規制する移動規制部が設けられていることを特徴とする請求項7に記載のショーケース。
  9. 前記陳列室内を冷却する冷却装置を備えることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のショーケース。
  10. 前記ケース本体は、前記陳列室の後側の壁を形成する後壁を有し、
    前記後壁は、前後方向にスライド移動可能に前記ケース本体に支持され、前記陳列室の後側を開閉するように構成されていることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載のショーケース。
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