JP6294100B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は、貯蔵室内に前後にスライドする収納ケースを設けた冷蔵庫に関する。
従来の冷蔵庫は特許文献1に開示されている。この冷蔵庫は貯蔵物を貯蔵する上部貯蔵室及び下部貯蔵室が本体部の上下に並設される。上部貯蔵室の前面は本体部に枢支される回動式の扉により開閉される。下部貯蔵室の前面は前後にスライドする扉により開閉される。
下部貯蔵室の扉には背面の両側部から後方に延びる一対のフレーム(支持部材)が設けられる。フレーム上には収納ケースが載置され、収納ケースは扉と一体に前後にスライドする。フレームは下部貯蔵室の内部に臨む開口部を有した断面略C字状に形成され、ローラが軸支される。下部貯蔵室の両側壁の内面にはフレームを案内する前後に延びた扉ガイド部(レール)が設けられる。扉ガイド部の上下はフレームにより覆われる。
フレームに設けたローラが扉ガイド部上を転動し、扉が収納ケースと一体に前後に案内される。この時、フレームの下壁は扉ガイド部の下面に摺動するため、前方に引き出された扉はフレームの下壁と扉ガイド部の下面との当接により支持される。これにより、重量の大きい収納ケースと一体の扉の傾倒が防止される。
収納ケースは扉に支持される下段ケースと、下段ケースに支持される中段ケースとを備えている。下段ケースは両側壁から側方に突出するフランジ部が設けられ、フレーム上にフランジ部が載置される。
中段ケースは両側壁から側方に突出するフランジ部が設けられ、下段ケースのフランジ部上に中段ケースのフランジ部が載置される。これにより、中段ケースは下段ケースの側壁上を摺動して下段ケースに対して前後にスライドする。また、下部貯蔵室の両側壁には中段ケースを摺動案内する前後に延びた中段ガイド部(下段レール)が設けられる。扉を引き出して中段ケースを後方にスライドさせた際に、中段ケースの前部は下段ケース上を摺動して後部は中段ガイド部上を摺動する。
また、収納ケースの上方には上段ケースが設けられ、下部貯蔵室の両側壁には上段ケースを摺動案内する前後に延びた上段ガイド部(上段レール)が設けられる。る。上段ケースは上段ガイド部の摺動案内によって前後にスライドする。この時、上段ケースは重量が小さいため、引き出された際に上段ガイド部に設けた係止部により支持される。
これにより、貯蔵物を3段の容器に分けて収納することができ、冷蔵庫の利便性が向上する。
特許第4364128号公報(第3頁−第7頁、第5図)
しかしながら、上記従来の冷蔵庫によると、上段ケースは貯蔵室に設けた上段ガイド部により摺動案内されるため、前方に引き出された上段ケースが上段ガイド部に後端で片持ち支持される。このため、上段ケースが不安定になり、使用性が悪くなる問題があった。
上段ケースを下段ケースと同様にフレームにより支持すると、前方に引き出された上段ケースを安定して引き出すことができる。しかし、構造が複雑になり、冷蔵庫のコストが大きくなる問題が発生する。
本発明は、コスト上昇を抑制して使用性を向上できる冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、前後方向にスライドして貯蔵室を開閉する扉と、前記扉に支持されて前記扉と一体にスライドする下段ケースと、前記下段ケースに載置して前記下段ケース上を前後方向にスライド可能な中段ケースと、前記中段ケースの上方に配されるとともに前記下段ケースに載置して前記下段ケース上を前後方向にスライド可能な上段ケースとを備えたことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記扉の背面の両側部から後方に延びるフレームと、前記貯蔵室の両側壁上に設けられるとともに前記フレームを前後方向に案内する扉ガイド部と、前記下段ケースの両側面から側方にそれぞれ突出する一または複数の支持部とを備え、前記支持部が前記フレーム上に載置され、前記中段ケース及び前記上段ケースが前記支持部上に載置されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記支持部が前記中段ケースよりも外側で上方に突出して前記下段ケースの上部側面を遮蔽する遮蔽部を有し、前記上段ケースが前記遮蔽部上に載置されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記中段ケースの両側面の後端部から側方に突出する第1突出部と、前記上段ケースの両側面から側方に突出するフランジ部と、前記貯蔵室の両側壁上に前後に延びて設けられるとともに第1突出部を前後方向に案内する中段ガイド部と、前記貯蔵室の両側壁上に前後に延びて設けられるとともに前記フランジ部を前後方向に案内する上段ガイド部とを備えたことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記フランジ部の後部に下方に突出する第2突出部を設けるとともに、前記上段ガイド部の案内面が前方を上方に傾斜した傾斜面を有し、前記扉を閉じた際に第2突出部が前記上段ガイド部から離れて前記上段ケースが前記支持部に載置され、前記扉を所定量引き出して前記傾斜面上に第2突出部が配された際に、第2突出部が前記上段ガイド部上に載置されて前記上段ケースの後部が前記支持部上から離れることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記扉を閉じた際に、第1突出部が前記中段ガイド部の案内面上から離れて前記中段ケースが前記支持部上に載置され、前記フランジ部が前記上段ガイド部の案内面上から離れて前記上段ケースが前記支持部上に載置されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記扉を閉じた際に、第1突出部が前記中段ガイド部の案内面上から離れて前記中段ケースが前記支持部上に載置され、前記フランジ部が前記上段ガイド部上に載置されて前記上段ケースが前記支持部上から離れることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記中段ケースの前壁が上方に延びる延設部を有し、前記中段ケースを後方にスライドした際に前記延設部が前記上段ケースの前面に当接して前記上段ケースが後方にスライドすることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記上段ケースの後壁が下方に延びる延設部を有し、前記中段ケースを後方にスライドした際に前記延設部が前記中段ケースの後面に当接して前記上段ケースが後方にスライドすることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記上段ケースの前壁に上下に貫通する凹部を形成したことを特徴としている。
本発明によると、扉に支持される下段ケース上に中段ケース及び上段ケースが載置されるので、中段ケース及び上段ケースが下段ケース上を摺動して前後に移動する。このため、前方に引き出された中段ケース及び上段ケースを簡単な構成で安定して支持することができ、冷蔵庫のコスト上昇を抑制して使用性を向上することができる。
本発明の第1実施形態の冷蔵庫を示す側面断面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の収納ケースを示す斜視図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の収納ケースを扉に平行に切断した斜視図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の収納ケースの要部を拡大した正面断面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の野菜室の扉を開いた状態を示す側面断面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の中段ケースを取り外した収納ケース扉に平行に切断した斜視図 本発明の第2実施形態の冷蔵庫の野菜室の扉を開いた状態を示す側面断面図 本発明の第3実施形態の冷蔵庫の収納ケースの要部を示す上面図
<第1実施形態>
以下に図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1は第1実施形態の冷蔵庫を示す右側面断面図である。冷蔵庫1は発泡断熱材を充填した断熱箱体3により形成される本体部2を有している。本体部2の上部には冷蔵室5が設けられる。冷蔵室5の下方には仕切壁11を介して冷凍室7、8が設けられる。冷凍室7及び冷凍室8は上下方向に並設して連通し、本体部2の前部に配される左右に延びた仕切部13により区分けされる。
冷凍室8の下方には断熱材を充填した仕切壁12を介して野菜室9が設けられる。断熱箱体3の下部後方には機械室20が設けられる。
冷蔵室5は貯蔵物を冷蔵保存し、野菜室9は冷蔵室5よりも高温に維持して野菜等の貯蔵物を冷蔵保存する。冷凍室7及び冷凍室8は貯蔵物を冷凍保存する。機械室20内には冷凍サイクルを運転する圧縮機21が配される。
冷蔵室5は左右端でそれぞれ枢支された観音開きの一対の扉15により開閉される。扉15の背面にはそれぞれドアポケット15aが設けられる。
冷凍室7、冷凍室8及び野菜室9はそれぞれ前後にスライドする扉17、18、19により開閉される。冷凍室7の扉17の背面には樹脂製の収納ケース31が一体に形成され、冷凍室7の側壁に設けたレール部17a上を収納ケース31が摺動して扉17が収納ケース31とともにスライドする。
冷凍室8の扉18には背面の両側部から後方に延びる一対のフレーム18aが設けられ、フレーム18a上には樹脂製の収納ケース32が載置される。野菜室9の扉19も同様に、背面の両側部から後方に延びる一対のフレーム19aが設けられ、フレーム19a上には樹脂製の収納ケース33が載置される。冷凍室8及び野菜室9の両側壁にはフレーム18a、19aをそれぞれ前後に案内する扉ガイド部34(図4参照)が設けられる。
フレーム18a、19aは室内に臨む開口部を有した断面略C字状に形成され、ローラ19b(図4参照)が軸支される。扉ガイド部34の上下はフレーム18a、19aにより覆われる。
フレーム18a、19aに設けたローラ19bが扉ガイド部34上を転動し、扉18、19が収納ケース32、33と一体に前後に案内される。この時、フレーム18a、19aの下壁は扉ガイド部34の下面に摺動するため、前方に引き出された扉18、19はフレーム18a、19aの下壁と扉ガイド部34の下面との当接により支持され、重量の大きい収納ケース32、33と一体の扉18、19の傾倒が防止される。また、扉ガイド部34の前端部をL字状に形成すれば、ローラ19bが扉ガイド部34から脱落することを防止することもできる。
また、野菜室9の収納ケース33は3段に形成され、下方から順に下段ケース40、中段ケース50、上段ケース60を有している。詳細を後述するように、下段ケース40はフレーム19a上に載置され、中段ケース50及び上段ケース60は下段ケース40上に載置される。
冷凍室7、8の背面部には冷気通路24が設けられ、冷蔵室5の背面部には冷気通路24とダンパ(不図示)を介して連通する冷気通路25が設けられる。冷気通路24には冷却器22及び送風機23が配され、冷凍室7に臨む吐出口24a及び冷却器22に冷気を戻す戻り口24bが開口する。冷却器22は圧縮機21に接続され、冷気を生成する。
冷気通路25には冷蔵室5に臨む吐出口25aが開口し、冷蔵室5からは野菜室9に連通する連通路(不図示)が導出される。野菜室9には冷却器22に冷気を戻す戻り口(不図示)が設けられる。
圧縮機21及び送風機23の駆動によって冷気通路24を流通する空気が冷却器22と熱交換して冷気が生成され、吐出口24aから冷凍室7に吐出される。冷凍室7に吐出された冷気により冷凍室7及び冷凍室8内が冷却され、冷凍室7及び冷凍室8を流通した冷気は戻り口24bを介して冷却器22に戻る。これにより、冷凍室7及び冷凍室8内が氷点よりも低温に維持される。
また、ダンパが開かれると冷気通路24を流通する冷気の一部が冷気通路25に流入し、吐出口25aから冷蔵室5に吐出される。冷蔵室5に吐出された冷気により冷蔵室5内が冷却され、冷蔵室5内が氷点よりも高温に維持される。冷蔵室5を流通した冷気は連通路を介して野菜室9に流入し、野菜室9が冷蔵室5よりも高温に維持される。野菜室9を流通した冷気は戻り口を介して冷却器22に戻る。
図2は野菜室9の収納ケース33の斜視図を示している。また、図3は収納ケース33を扉19に平行に切断した斜視図を示している。また、図4は収納ケース33の要部を拡大した正面断面図を示している。
収納ケース33の下段ケース40は両側壁40bから側方に突出して前後方向に延びる支持部41を上端部に有している。下段ケース40は支持部41をフレーム19a(図1参照)に載置して支持され、扉19(図1参照)と一体にスライドする。支持部41には上方に突出して前後方向に延びる遮蔽部42が設けられる。また、下段ケース40の側壁40bの後端部には上方及び後方を開放した切欠き部43が設けられる。
中段ケース50は両側壁50bから側方に突出して前後方向に延びるフランジ部51を上端部に有している。フランジ部51を下段ケース40の遮蔽部42よりも内側の支持部41上に載置して中段ケース50が支持される。これにより、下段ケース40の上面開口部が中段ケース50により塞がれる。この時、中段ケース50の上端は遮蔽部42の上端よりも下方に配される。下段ケース40の後壁40cの上部は開口し、中段ケース50は支持部41上を摺動して下段ケース40に対して前後方向にスライドする。
尚、下段ケース40の側壁40bに複数の支持部41を上下に設けてもよい。この時、下方の支持部41がフレーム19a上に載置され、上方の支持部41上に中段ケース50のフランジ部51が載置される。
また、フランジ部51の後端部には下段ケース40の切欠き部43を介して遮蔽部42よりも側方に突出する突出部52(第1突出部)が設けられる。突出部52は後述するように野菜室9に設けた中段ガイド部35(図5参照)上に載置される。
上段ケース60は両側壁60bから側方に突出して前後方向に延びるフランジ部61を上端部に有している。上段ケース60の両側壁60bの下端部には前後に複数の脚部63が設けられる。脚部63を下段ケース40の支持部41に設けた遮蔽部42上に載置して上段ケース60が支持される。これにより、上段ケース60は中段ケース50の上方に配され、中段ケース50の上面開口部が上段ケース60により塞がれる。上段ケース60は遮蔽部42上を摺動して下段ケース40に対して前後方向にスライドする。
図5は扉19を開いた状態を示す概略側面図である。野菜室9(図1参照)の両側壁には一対の中段ガイド部35及び一対の上段ガイド部36が設けられる。中段ガイド部35は中段ケース50のフランジ部51に設けた突出部52と摺動して中段ケース50を案内する。上段ガイド部36は上段ケース60のフランジ部61と摺動して上段ケース60を案内する。
扉19が閉じた状態で中段ケース50の突出部52は中段ガイド部35の上面の案内面から離れ、フランジ部51が下段ケース40の支持部41に接する。また、上段ケース60のフランジ部61は上段ガイド部36の上面の案内面から離れ、脚部63が下段ケース40の遮蔽部42に接する。
これにより、扉19を引き出すと、下段ケース40、中段ケース50及び上段ケース60が一体に前方にスライドする。この時、前方に配された中段ケース50及び上段ケース60は下段ケース40により前部及び後部を支持され、がたつきがなく安定して支持される。
扉19を引き出した後に上段ケース60を後方にスライドさせると、フランジ部61の後部が上段ガイド部36の案内面上に載置される。これにより、一点鎖線67に示すように、上段ケース60の後部が上段ガイド部36上を摺動し、前部が下段ケース40の遮蔽部42上を摺動する。このため、後方に配された上段ケース60は下段ケース40及び上段ガイド部36により前後を支持され、安定して支持される。
上段ケース60を後方に移動させることにより露出する中段ケース50を後方に移動させると、フランジ部51の後部が中段ガイド部35の案内面上に載置される。これにより、一点鎖線57に示すように、中段ケース50の後部が中段ガイド部35上を摺動し、前部が下段ケース40の支持部41上を摺動する。このため、後方に配された中段ケース50は下段ケース40及び中段ガイド部35により前後を支持され、安定して支持される。
図6は中段ケース50を取り外した状態の収納ケース33の扉19に平行に切断した斜視図を示している。上段ケース60は下段ケース40の遮蔽部42上に載置されるため、中段ケース50を取り外して上段ケース60及び下段ケース40を野菜室9内に収納することができる。
これにより、中段ケース50を取り外して背の高い貯蔵物を下段ケース40内に収納することができる。また、上段ケース60内に貯蔵物を収納できるため、貯蔵量の減少を抑制することができる。
この時、支持部41から上方に突出して前後方向に延びる遮蔽部42によって下段ケース40の上部側面が遮蔽される。このため、中段ケース50を取り外しても下段ケース40と上段ケース60との間からの貯蔵物の脱落を防止することができる。
尚、下段ケース40の上部側面を遮蔽する遮蔽部42が下段ケース40に設けられるが、遮蔽部を上段ケース60から下方に延びて形成してもよい。この時、上段ケース60に形成される遮蔽部を下段ケース40の支持部41上に載置して上段ケース60を支持することができる。
本実施形態によると、扉19に支持される下段ケース40上に中段ケース50及び上段ケース60が載置されるので、中段ケース50及び上段ケース60が下段ケース40上を摺動して前後にスライドする。このため、前方に引き出された中段ケース50及び上段ケース60を簡単な構成でがたつきがなく安定して支持することができる。従って、冷蔵庫1のコスト上昇を抑制して使用性及び品位を向上することができる。
また、扉19の背面から後方に延びるフレーム19a上に下段ケース40の両側面から側方に突出する支持部41が載置され、中段ケース50及び上段ケース60が支持部41上に載置される。これにより、下段ケース40上に中段ケース50及び上段ケース60を載置した収納ケース33を容易に実現することができる。
また、支持部41が中段ケース50よりも外側で上方に突出して下段ケース40の上部側面を遮蔽する遮蔽部42を有し、上段ケース60が遮蔽部42上に載置される。これにより、中段ケース50を取り外して下段ケース40及び上段ケース60を野菜室9内に収納し、貯蔵量の減少を抑制して背の高い貯蔵物を収納することができる。また、下段ケース40と上段ケース60との間からの貯蔵物の脱落を防止することができる。
また、中段ケース50の両側面の後端部から突出する突出部52(第1突出部)が中段ガイド部35により案内され、上段ケース60の両側面から突出するフランジ部61が上段ガイド部36により案内される。これにより、下段ケース40上を摺動する中段ケース50及び上段ケース60の後部がそれぞれ中段ガイド部35及び上段ガイド部36により支持される。従って、下段ケース40上を後方に移動した中段ケース50及び上段ケース60をがたつきがなく安定して支持することができる。
また、扉19を閉じた際に、突出部52が中段ガイド部35の案内面上から離れて中段ケース50が支持部41上に載置され、フランジ部61が上段ガイド部36の案内面上から離れて上段ケース60が支持部41の遮蔽部42上に載置される。これにより、扉19と一体に下段ケース40、中段ケース50及び上段ケース60を引き出すことのできる収納ケース33を容易に実現することができる。
尚、上段ガイド部36を本実施形態よりも上方に配置し、扉19を閉じた際に、フランジ部61が上段ガイド部36上に載置されて上段ケース60が遮蔽部42上から離れるようにしてもよい。これにより、下段ケース40及び中段ケース50が扉19と一体に引き出され、上段ケース60が野菜室9内に残る。
この時、上段ケース60を前方にスライドさせると、前方の脚部63が遮蔽部42上を摺動してフランジ部61の後部が上段ガイド部36上を摺動する。そして、フランジ部61が上段ガイド部36よりも前方に配されると、上段ケース60が遮蔽部42により支持される。この場合も、上段ケース60は前部及び後部が支持されるため安定して支持することができる。
<第2実施形態>
次に、図7は第2実施形態の冷蔵庫1の野菜室9の扉19を開いた状態を示す概略側面図である。説明の便宜上、前述の図1〜図6に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は上段ガイド部36の形状が第1実施形態と異なっている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
上段ガイド部36の上面の案内面は前方を上方に傾斜した傾斜面36aを有している。傾斜面36aの後方は傾斜面36aの前方よりも低い位置に配される。また、上段ケース60のフランジ部61の後端部には下方に突出する突出部62(第2突出部)が設けられる。
扉19を閉じた状態で上段ケース60の突出部62は傾斜面36aよりも後方に配され、突出部62を含むフランジ部61は上段ガイド部36の案内面から離れる。この時、上段ケース60の脚部63は下段ケース40の支持部41の遮蔽部42上に載置される。
扉19を所定量引き出して傾斜面36a上に突出部62が配されると、突出部62が上段ガイド部36上に載置されて上段ケース60の後部が支持部41上から離れる。これにより、図中、実線で示すように、上段ケース60の前部は支持部41により支持され、後部は上段ガイド部36により支持される。
更に扉19が引き出されると、上段ケース60は傾斜面36aの係止により前方への移動が規制され、下段ケース40及び中段ケース50が扉19と一体に引き出される。これにより、中段ケース50及び上段ケース60の前部の貯蔵物を取り出すことができる。また、上段ケース60の前壁60a(図2参照)を把持して上段ケース60を容易に前方にスライドさせることができる。
扉19を引き出した状態から図中、一点鎖線68で示すように、上段ケース60を前方にスライドさせると、上段ケース60を開放することができる。この時、上段ケース60のフランジ部61が上段ガイド部36よりも前方に配されると、上段ケース60が遮蔽部42により支持される。
また、扉19を引き出した状態から図中、一点鎖線69で示すように、上段ケース60を後方にスライドさせると、中段ケース50を開放することができる。この時、上段ケース60の突出部62が上段ガイド部36の傾斜面36aよりも後方に摺動する。上段ケース60の前部は支持部41により支持され、後部は上段ガイド部36により支持される。
本実施形態によると、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、扉19を閉じた際に上段ガイド部36から離れた突出部62が扉19を所定量引き出して傾斜面36a上に配されると上段ガイド部36上に載置される。これにより、扉19を引き出した際に中段ケース50及び上段ケース60の前部の貯蔵物を取り出すことができる。また、上段ケース60の前壁60aを把持して容易に上段ケース60を前方にスライドさせることができる。
<第3実施形態>
次に、図8は第3実施形態の冷蔵庫1の収納ケース33の前部を示す上面図である。説明の便宜上、前述の図1〜図6に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は上段ケース60の前壁60aに凹部64が設けられ、中段ケース50の前壁50aに延設部53及び凹部54が設けられる。その他の部分は第1実施形態と同様である。
上段ケース60の前壁60aの左右方向の中央部には上下に貫通する凹部64が凹設される。凹部64は使用者の手が挿入可能な大きさに形成される。凹部64の両側壁上には段差部64aが形成される。
中段ケース50の前壁50aの上端部には上段ケース60の凹部64に臨む凹部54が凹設される。凹部54は使用者の手指が挿入可能な大きさに形成される。また、中段ケース50の前壁50aの上面には上方に延びる延設部53が設けられる。延設部53は段差部64aの前面に対向して配置される。
扉19(図5参照)を開くと下段ケース40(図5参照)、中段ケース50及び上段ケース60が一体に引き出される。使用者は上段ケース60の凹部64に手を挿入して中段ケース50の凹部54に手指を掛け、中段ケース50を後方にスライドさせることができる。
この時、延設部53が段差部64aに当接し、中段ケース50と一体に上段ケース60が後方にスライドする。従って、中段ケース50をスライドさせることにより、下段ケース40を開放することができる。
本実施形態によると、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、中段ケース50の前壁50aに上段ケース60の前面に当接する延設部53を設けたので、中段ケース50及び上段ケース60を一体に後方にスライドさせることができる。従って、容易に下段ケース40を開放することができ、冷蔵庫1の利便性を向上することができる。
本実施形態において、上段ケース60の後壁から下方に突出して中段ケース50の後方移動時に中段ケース50の後面に当接する延設部を設けてもよい。これにより、中段ケース50及び上段ケース60を一体に後方にスライドさせることができる。
また、中段ケース50の前壁50aを上段ケース60の前方で上方に突出して形成し、前壁50aに手指を掛けて中段ケース50を後方にスライドさせてもよい。これにより、凹部54、64を省くことができ、中段ケース50及び上段ケース60の内容量を大きくすることができる。
また、第1〜第3実施形態において、野菜室9の収納ケース33が3段に形成されるが、冷凍室8の収納ケース32を同様に3段に形成してもよい。
本発明によると、貯蔵室内に前後にスライドする収納ケースを設けた冷蔵庫に利用することができる。
1 冷蔵庫
2 本体部
3 断熱箱体
5 冷蔵室
7、8 冷凍室
9 野菜室
11、12 仕切壁
15、17、18、19 扉
20 機械室
21 圧縮機
22 冷却器
23 送風機
24、25 冷気通路
31、32、33 収納ケース
34 扉ガイド部
35 中段ガイド部
36 上段ガイド部
36a 傾斜面
40 下段ケース
41 支持部
42 遮蔽部
43 切欠き部
50 中段ケース
51、61 フランジ部
52、62 突出部
53 延設部
54、64 凹部
60 上段ケース
63 脚部
64a 段差部

Claims (5)

  1. 前後方向にスライドして貯蔵室を開閉する扉と、前記扉に支持されて前記扉と一体にスライドする下段ケースと、前記下段ケースに載置した状態で前記下段ケースの側壁により前後方向にスライド可能に支持される中段ケースと、前記中段ケースの上方に配されるとともに前記下段ケースに載置した状態で前記下段ケースの側壁により前後方向にスライド可能に支持される上段ケースとを備えたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記扉の背面の両側部から後方に延びるフレームと、前記貯蔵室の両側壁上に設けられるとともに前記フレームを前後方向に案内する扉ガイド部と、前記下段ケースの両側面から側方にそれぞれ突出する一または複数の支持部とを備え、前記支持部が前記フレーム上に載置され、前記中段ケース及び前記上段ケースが前記支持部上に載置されることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記支持部が前記中段ケースよりも外側で上方に突出して前記下段ケースの上部側面を遮蔽する遮蔽部を有し、前記上段ケースが前記遮蔽部上に載置されることを特徴とする請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記中段ケースの両側面の後端部から側方に突出する第1突出部と、前記上段ケースの両側面から側方に突出するフランジ部と、前記貯蔵室の両側壁上に前後に延びて設けられるとともに第1突出部を前後方向に案内する中段ガイド部と、前記貯蔵室の両側壁上に前後に延びて設けられるとともに前記フランジ部を前後方向に案内する上段ガイド部とを備えたことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の冷蔵庫。
  5. 前記フランジ部の後部に下方に突出する第2突出部を設けるとともに、前記上段ガイド部の案内面が前方を上方に傾斜した傾斜面を有し、前記扉を閉じた際に第2突出部が前記上段ガイド部から離れて前記上段ケースが前記支持部に載置され、前記扉を所定量引き出して前記傾斜面上に第2突出部が配された際に、第2突出部が前記上段ガイド部上に載置されて前記上段ケースの後部が前記支持部上から離れることを特徴とする請求項4に記載の冷蔵庫。
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