JP2017115618A - ポンプ駆動システム - Google Patents
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Abstract
【課題】ポンプを適当な状態で駆動する。【解決手段】ポンプ駆動システム(10)は、ポンプ(16)と、モータ(18)と、制御部とを備える。モータは、ポンプを駆動する。制御部は、モータの動作を制御する。制御部は、決定部(141)と、生成部(202)と、駆動部(201)とを含む。決定部は、ポンプが吐出すべき流体量を決定する。生成部は、モータの最大回転速度に基づいて、モータの回転数を制御するための制御プロファイル(30)を生成する。モータの最大回転速度は、ポンプの使用環境に応じて設定される。制御プロファイルは、決定部が決定した流体量を最短の時間で吐出するために用いられる。駆動部は、生成部が生成した制御プロファイルに基づいて、モータを駆動する。【選択図】図1
Description
本発明は、ポンプを駆動するためのシステムに関し、詳しくは、自動変速機に用いられるオイルポンプを駆動するためのシステムに関する。
従来から油圧を用いて装置を動作させるシステムが知られている。例えば、特開2000−279922号公報には、車両の自動変速機に用いられるポンプを駆動するためのシステムが開示されている。また、特開2002−310102号公報には、油圧ショベルに用いられるポンプを駆動するためのシステムが開示されている。
特開2000−279922号公報に記載のシステムは、第1のポンプと、第2のポンプと、これらのポンプを同時に駆動するためのモータとを備える。第1のポンプからの吐出油は、ライン圧制御弁で調圧される。調圧された吐出油は、変速制御弁を経由して、無段変速機のプライマリプーリの油圧駆動部に供給される。或いは、調圧された吐出油は、変速制御弁を経由せずに、無段変速機のセカンダリプーリの油圧駆動部に供給される。第2のポンプからの吐出油は、オイルクーラを経由して、無段変速機のプーリやベルト等に供給される。各油圧ラインの流量は、運転条件によって相違する。そのため、第1のポンプに要求される流量と、第2のポンプに要求される流量とが、そのときの変速比、ライン圧、油温等に基づいて演算される。第1のポンプに要求される流量と、第2のポンプに要求される流量とが比較される。大きいほうの流量を供給できるように、ポンプの回転数が決定される。
特開2002−310102号公報に記載のシステムは、第1のシリンダと、第1のシリンダを駆動するための第1の油圧回路と、第1の油圧回路に油圧を供給する第1のポンプと、第2のシリンダと、第2のシリンダを駆動するための第2の油圧回路と、第2の油圧回路に油圧を供給する第2のポンプと、第1のポンプ及び第2のポンプを駆動するための電動機とを備える。2つの操作体の一方が操作された場合には、操作量に対応する操作信号に基づいて、電動機の回転数が設定される。2つの操作体の各々が操作された場合には、大きいほうの操作量に対応する操作信号に基づいて、電動機の回転数が設定される。
油圧を用いて装置を動作させるシステムでは、特開2000−279922号公報に記載のように、ポンプに対して、要求された流体量を吐出することが求められる場合がある。特開2000−279922号公報に記載のように、吐出すべき流体量に応じて決定された回転数でポンプを駆動すれば、要求された流体量を吐出することはできる。しかしながら、要求された吐出量を吐出することだけを考慮していると、ポンプを適当な状態で駆動することは難しい。
本発明の目的は、ポンプを適当な状態で駆動することである。
本発明の実施の形態によるポンプ駆動システムは、ポンプと、モータと、制御部とを備える。モータは、ポンプを駆動する。制御部は、モータの動作を制御する。制御部は、決定部と、生成部と、駆動部とを含む。決定部は、ポンプが吐出すべき流体量を決定する。生成部は、モータの最大回転速度に基づいて、モータの回転速度を制御するための制御プロファイルを生成する。モータの最大回転速度は、ポンプの使用環境に応じて設定される。制御プロファイルは、決定部が決定した流体量を最短の時間で吐出するために用いられる。駆動部は、生成部が生成した制御プロファイルに基づいて、モータを駆動する。
本発明の実施の形態によるポンプ駆動システムは、ポンプを適当な状態で駆動することができる。
本発明の実施の形態によるポンプ駆動システムは、ポンプと、モータと、制御部とを備える。モータは、ポンプを駆動する。制御部は、モータの動作を制御する。制御部は、決定部と、生成部と、駆動部とを含む。決定部は、ポンプが吐出すべき流体量を決定する。生成部は、モータの最大回転速度に基づいて、モータの回転速度を制御するための制御プロファイルを生成する。モータの最大回転速度は、ポンプの使用環境に応じて設定される。制御プロファイルは、決定部が決定した流体量を最短の時間で吐出するために用いられる。駆動部は、生成部が生成した制御プロファイルに基づいて、モータを駆動する。
上記ポンプ駆動システムにおいて、生成部は、制御プロファイルを生成するときに、モータの最大回転速度を参照する。そのため、制御プロファイルに基づいて駆動すれば、モータの性能を最大限に引き出すことができる。つまり、上記ポンプ駆動システムにおいては、ポンプを適当な状態で駆動することができる。
ポンプの使用環境は、例えば、ポンプの動作に影響を与える条件を含む。当該条件は、例えば、ポンプが吐出する流体の粘度(温度)や、ポンプの吐出口に接続された管路内の流体の状態(例えば、流体の圧力)を含む。当該条件は、例えば、センサで直接検出されるものであってもよいし、センサで検出されたものから推測してもよい。
制御プロファイルは、好ましくは、第1期間と、第2期間と、第3期間とを含む。第1期間では、モータの回転速度を、ポンプの使用環境に応じて設定される最大の増加割合で、制御プロファイルに基づいてモータを駆動するときの初期回転速度から最大回転速度まで増加させる。第2期間では、最大回転速度を維持する。第3期間では、モータの回転速度を、ポンプの使用環境に応じて設定される最大の減少割合で、最大回転速度から初期回転速度まで減少させる。
この場合、初期回転速度から最大回転速度に到達するまでの時間と、最大回転速度から初期回転速度に到達するまでの時間とを短くすることができる。そのため、最大回転速度が維持される期間(第2期間)を長くすることができる。その結果、モータの性能を最大限に利用することができる。
制御プロファイルが上記の第1〜第3期間を含む場合、生成部は、好ましくは、回転速度設定部と、増加割合設定部と、減少割合設定部とを含む。回転速度設定部は、ポンプの使用環境に応じて、最大回転速度を設定する。増加割合設定部は、ポンプの使用環境に応じて、最大の増加割合を設定する。減少割合設定部は、ポンプの使用環境に応じて、最大の減少割合を設定する。
この場合、最大回転速度と、最大の増加割合と、最大の減少割合とを適当に設定することができる。
上記ポンプ駆動システムにおいては、ポンプと、モータと、生成部と、駆動部とを含んで、ポンプユニットが構成されていてもよい。この場合、ポンプユニットにおいて、制御プロファイルを生成することができる。そのため、ポンプユニットとは別に設けられる制御装置で制御プロファイルを生成する場合と比べて、当該制御装置の処理負担を軽減することができる。
上記ポンプ駆動システムにおいては、ポンプと、モータと、駆動部とを含んで、ポンプユニットが構成されていてもよい。この場合、決定部及び生成部は、ポンプユニットとは別に設けられる。ポンプ駆動システムの構成要素を配置するときの自由度を確保することができる。ポンプユニットで制御プロファイルを生成しないので、ポンプユニットでの処理負担を軽減することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。図中同一又は相当部分には、同一符号を付して、その説明は繰り返さない。
[実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態によるポンプ駆動システム10の概略構成を示すブロック図である。ポンプ駆動システム10は、例えば、無段変速機(CVT)のプーリを駆動するために用いられる。具体的には、プライマリプーリを駆動するためのシリンダと、セカンダリプーリを駆動するためのシリンダとの間で作動油を移動させるために用いられる。ポンプ駆動システム10は、ポンプユニット12と、上位ECU14とを含む。
図1は、本発明の実施の形態によるポンプ駆動システム10の概略構成を示すブロック図である。ポンプ駆動システム10は、例えば、無段変速機(CVT)のプーリを駆動するために用いられる。具体的には、プライマリプーリを駆動するためのシリンダと、セカンダリプーリを駆動するためのシリンダとの間で作動油を移動させるために用いられる。ポンプ駆動システム10は、ポンプユニット12と、上位ECU14とを含む。
ポンプユニット12は、上位ECU14とは別に設けられている。ポンプユニット12は、上位ECU14から離れて配置されている。ポンプユニット12は、配線を介して、上位ECU14に接続されている。これにより、ポンプユニット12は、上位ECU14からの信号を受信することができる。その結果、ポンプユニット12は、上位ECU14からの指令に基づいて、動作することができる。
ポンプユニット12は、ポンプ16と、モータ18と、コントローラ20とを含む。以下、これらについて説明する。
ポンプ16は、吸込口から吸引した作動油を吐出口から吐出する。ポンプ16は、例えば、容積型の回転ポンプである。容積型の回転ポンプは、吸引口から作動油を吸引するときに、作動油を収容するチャンバの容積が増加し、吐出口から作動油を吐出するときに、チャンバの容積が減少する。容積型の回転ポンプは、例えば、ギアポンプであってもよいし、ベーンポンプであってもよい。ギアポンプは、例えば、内接ギアポンプであってもよいし、外接ギアポンプであってもよい。
モータ18は、ポンプ16を駆動する。モータ18は、例えば、ブラシレスモータである。
コントローラ20は、モータ18の動作を制御する。コントローラ20は、駆動部201と、生成部202と、メモリ203とを含む。
駆動部201は、モータ18を駆動する。駆動部201は、モータ18をフィードバック制御する。駆動部201は、回転速度制御部2011と、電流制御部2012とを含む。回転速度制御部2011は、モータ18の実際の回転速度(検出値)が目標の回転速度(指令値)と一致するように、モータ18の回転速度をフィードバック制御する。電流制御部2012は、モータ18の実際の駆動電流(検出値)が目標の駆動電流(指令値)と一致するように、モータ18の駆動電流をフィードバック制御する。駆動電流をフィードバック制御するときの周期は、回転速度をフィードバック制御するときの周期よりも短い。そのため、回転速度をフィードバック制御するときには、実際の駆動電流(検出値)は目標の駆動電流(指令値)になっている。
生成部202は、上位ECU14から送られてくる信号(ポンプ16が吐出すべき流体量を示す信号)に基づいて、制御プロファイルを生成する。制御プロファイルは、モータ18を駆動するときに用いられる。制御プロファイルの詳細については、後述する。
生成部202は、変換部202Aと、分配部202Bとを含む。以下、これらについて説明する。
変換部202Aは、上位ECU14からの指令に係る流体量を吐出するのに必要なモータ18の回転数を設定する。つまり、変換部202Aは、ポンプ16が吐出すべき流体量を、モータ18の総回転数に変換する。
ポンプ16が吐出すべき流体量をモータ18の回転数に変換するときには、ポンプ16が一回転するときの吐出量を考慮する。ポンプ16が一回転するときの吐出量は、例えば、ポンプ16が吐出する作動油の温度(油温)と、ポンプ16の負荷特性とを考慮する。油温は、例えば、ポンプ16が吐出すべき流体量をモータ18の回転数に変換するときに検出する。油温は、例えば、温度センサで検出する。温度センサは、例えば、ポンプ16に接続された管路に配置されている。ポンプ16の負荷特性は、例えば、ポンプ16の吐出口に接続された管路内の作動油の状態で決まる。管路内の作動油の状態は、例えば、管路内の作動油の圧力(油圧)で決まる。油圧は、例えば、ポンプ16が吐出すべき流体量をモータ18の回転数に変換するときに検出する。油圧は、例えば、圧力センサで検出する。圧力センサは、例えば、ポンプ16に接続された管路に配置されている。
ポンプ16が一回転するときの吐出量を設定するときには、例えば、参照テーブル401が用いられる。参照テーブル401は、例えば、油温と、ポンプ16の負荷特性と、ポンプ16が一回転するときの吐出量との関係を示す。参照テーブル401は、メモリ203に格納されている。
モータ18の総回転数を設定するときには、例えば、参照テーブル402が用いられる。参照テーブル402は、例えば、ポンプ16が吐出すべき流体量(上位ECU14からの指令に係る流体量)と、ポンプ16が一回転するときの吐出量との関係を示す。参照テーブル402は、メモリ203に格納されている。
分配部202Bは、変換部202Aが設定したモータ18の回転数を分配する。上位ECU14からの指令に係る流体量を吐出するのに要する時間が最短となるように、モータ18の回転数を分配する。分配部202Bがモータ18の回転数を分配することにより、制御プロファイルが生成される。
続いて、図2を参照しながら、制御プロファイル30について説明する。制御プロファイル30は、所定の周期T1ごとのモータ18の回転速度を示す。制御プロファイル30は、期間301と、期間302と、期間303とを含む。
期間301は、制御プロファイル30に基づくモータ18の駆動を開始したときに始まる。つまり、期間301は、制御プロファイル30の始点を含む。なお、期間301が始まる前に、モータ18は駆動していない。つまり、期間301が始まる前において、モータ18の回転速度はゼロである。期間301では、モータ18の回転数が所定の周期T1ごとに増加している。つまり、モータ18の回転速度(周期T1におけるモータ18の回転数)が増加している。期間301では、モータ18の回転速度が増加する割合(傾き)3011は、一定である。期間301が終了するとき、モータ18は、最大の回転速度で回転している。
期間302は、期間301が終了したときに始まる。つまり、期間302は、期間301と連続している。期間302では、期間301が終了したときのモータ18の回転速度が維持される。つまり、期間302では、モータ18の最大回転速度が維持される。要するに、期間302では、モータ18の回転数が周期T1ごとに変化しない。期間302の長さは、好ましくは、期間301の長さ以上である。
期間303は、期間302が終了したときに始まる。つまり、期間303は、期間302と連続している。期間303は、制御プロファイル30に基づくモータ18の駆動を終了するまで続く。つまり、期間303は、制御プロファイル30の終点を含む。期間303が始まるときのモータ18の回転速度は、モータ18の最大回転速度である。期間303では、モータ18の回転速度が減少している。つまり、期間303では、モータ18の回転数が周期T1ごとに減少している。期間303では、モータ18の回転速度が減少する割合(傾き)3031は、一定である。期間303が終了した後、モータ18の回転速度はゼロになる。つまり、期間303が終了すると、モータ18は停止する。期間303の長さは、好ましくは、期間302の長さよりも短い。
再び、図1を参照しながら説明する。分配部202Bは、回転速度設定部2021と、増加割合設定部2022と、減少割合2023とを含む。以下、これらについて説明する。
回転速度設定部2021は、モータ18が使用される環境に応じて、モータ18の最大回転速度(期間302でのモータ18の回転速度)を設定する。具体的には、回転速度設定部2021は、例えば、ポンプ16が吐出する作動油の温度(油温)と、ポンプ16の負荷特性とを考慮して、モータ18の最大回転速度を設定する。回転速度設定部2021がモータ18の最大回転速度を設定するときには、参照テーブル403が用いられる。参照テーブル403は、メモリ203に格納されている。参照テーブル403は、例えば、油温と、ポンプ16の負荷特性と、モータ18の最大回転速度との関係を示す。
増加割合設定部2022は、モータ18が使用される環境に応じて、期間301での割合3011(つまり、期間301でモータ18の回転速度が増加する割合)を設定する。具体的には、増加割合設定部2022は、例えば、ポンプ16が吐出する作動油の温度(油温)と、ポンプ16の負荷特性とを考慮して、割合3011を設定する。増加割合設定部2022が割合3011を設定するときには、参照テーブル404が用いられる。参照テーブル404は、メモリ203に格納されている。参照テーブル404は、例えば、油温と、ポンプ16の負荷特性と、割合3011との関係を示す。
減少割合設定部2023は、モータ18が使用される環境に応じて、期間303での割合3031(つまり、期間303でモータ18の回転速度が減少する割合)を設定する。具体的には、減少割合設定部2023は、例えば、ポンプ16が吐出する作動油の温度(油温)と、ポンプ16の負荷特性とを考慮して、割合3031を設定する。減少割合設定部2023が割合3031を設定するときには、参照テーブル405が用いられる。参照テーブル405は、メモリ203に格納されている。参照テーブル405は、例えば、油温と、ポンプ16の負荷特性と、割合3031との関係を示す。
上位ECU14は、例えば、車両の変速装置を制御する。上位ECU14は、決定部141を含む。決定部141は、ポンプ16が吐出すべき流体量を決定する。ポンプ16が吐出すべき流体量は、例えば、CVTのプーリを駆動するために必要な流体量である。上位ECU14は、決定部141が決定した流体量(ポンプ16が吐出すべき流体量)をコントローラ20に出力する。つまり、上位ECU14がコントローラ20に出力する指令は、ポンプ16が吐出すべき流体量を示す。
続いて、ポンプ駆動システム10の動作について説明する。先ず、決定部141は、ポンプ16が吐出すべき流体量を決定する。続いて、上位ECU14は、決定部141が決定した流体量を、コントローラ20に送信する。上位ECU14からの指令に係る流体量に基づいて、生成部202が制御プロファイル30(図2参照)を生成する。具体的には、変換部202Aは、上位ECU14からの指令に係る流体量を吐出するのに必要なモータ18の回転数(モータ18の総回転数)を設定する。分配部202Bは、吐出に要する時間が最短となるように、変換部202Aが設定したモータ18の総回転数を分配する。これにより、制御プロファイル30が生成される。駆動部201は、制御プロファイル30に基づいて、モータ18を駆動する。これにより、ポンプ16が駆動される。その結果、上位ECU14からの指令に係る流体量がポンプ16から吐出される。
ポンプ駆動システム10においては、制御プロファイル30を生成するとき、上位ECU14からの指令に係る流体量の吐出に要する時間が最短となるように、モータ18の最大回転数を参照する。そのため、モータ18の性能が最大限に引き出される。
制御プロファイル30は、期間302を有する。期間302では、モータ18の最大回転速度が維持される。そのため、ポンプ16の吐出効率が向上する。
制御プロファイル30は、期間301及び期間303を有する。期間301では、モータ18の回転速度を最大回転速度まで増加させる時間が最短になっている。期間303では、モータ18を停止させるまでの時間が最短になっている。制御プロファイル30によれば、モータ18の最大回転速度が維持される期間302を長くすることができる。その結果、ポンプ16の吐出効率をさらに向上させることができる。
ポンプ駆動システム10では、生成部202がポンプユニット12に設けられている。そのため、上位ECU14で制御プロファイルを生成する場合と比べて、上位ECU14の処理負担が軽減される。
ポンプ駆動システム10では、制御プロファイルに基づいて、ポンプ16が駆動される。そのため、ポンプ16の動作が開始される前に、上位ECU14からの指令に係る流体量の吐出に要する時間を把握することができる。
ポンプ駆動システム10では、ポンプ16の性能の範囲内であれば、期間301、期間302及び期間303の長さを適当に設定することにより、上位ECUからの指令に係る流体量の吐出に要する時間を指定することができる。
[制御プロファイルの応用例]
モータ18の回転速度が増加する割合は、期間301の全体に亘って、一定でなくてもよい。例えば、図3に示すように、期間301の初期及び終期において、モータ18の回転速度が増加する割合3012を緩やかに変化させてもよい。
モータ18の回転速度が増加する割合は、期間301の全体に亘って、一定でなくてもよい。例えば、図3に示すように、期間301の初期及び終期において、モータ18の回転速度が増加する割合3012を緩やかに変化させてもよい。
モータ18の回転速度が減少する割合は、期間303の全体に亘って、一定でなくてもよい。例えば、図3に示すように、期間303の初期及び終期において、モータ18の回転速度が減少する割合3032を緩やかに変化させてもよい。
[ポンプ駆動システムの応用例]
制御プロファイル30は、ポンプユニット12で生成される必要はない。例えば、図4に示すように、上位ECU14が制御プロファイル30を生成する生成部202を備えていてもよい。
制御プロファイル30は、ポンプユニット12で生成される必要はない。例えば、図4に示すように、上位ECU14が制御プロファイル30を生成する生成部202を備えていてもよい。
以上、本発明の実施の形態について詳述してきたが、これらはあくまでも例示であって、本発明は、上述の実施の形態によって、何等、限定されない。
10:ポンプ駆動システム、12:ポンプユニット、16:ポンプ、18:モータ、201:駆動部、202:生成部、2021:回転速度設定部、2022:増加割合設定部、2023:減少割合設定部、30:制御プロファイル、301:期間、302:期間、303:期間
Claims (5)
- ポンプと、
前記ポンプを駆動するモータと、
前記モータの動作を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、
前記ポンプが吐出すべき流体量を決定する決定部と、
前記ポンプの使用環境に応じて設定される前記モータの最大回転速度に基づいて、前記決定部が決定した流体量を最短の時間で吐出するための前記モータの回転速度の制御プロファイルを生成する生成部と、
前記生成部が生成した前記制御プロファイルに基づいて、前記モータを駆動する駆動部とを含む、ポンプ駆動システム。 - 請求項1に記載のポンプ駆動システムであって、
前記制御プロファイルは、
前記モータの回転速度を、前記ポンプの使用環境に応じて設定される最大の増加割合で、前記制御プロファイルに基づいて前記モータを駆動するときの初期回転速度から前記最大回転速度まで増加させる第1期間と、
前記最大回転速度を維持する第2期間と、
前記モータの回転速度を、前記ポンプの使用環境に応じて設定される最大の減少割合で、前記最大回転速度から前記初期回転速度まで減少させる第3期間とを含む、ポンプ駆動システム。 - 請求項2に記載のポンプ駆動システムであって、
前記生成部は、
前記ポンプの使用環境に応じて、前記最大回転速度を設定する回転速度設定部と、
前記ポンプの使用環境に応じて、前記最大の増加割合を設定する増加割合設定部と、
前記ポンプの使用環境に応じて、前記最大の減少割合を設定する減少割合設定部とを含む、ポンプ駆動システム。 - 請求項1〜3の何れか1項に記載のポンプ駆動システムであって、
前記ポンプと、前記モータと、前記生成部と、前記駆動部とを含んで、ポンプユニットが構成されている、ポンプ駆動システム。 - 請求項1〜3の何れか1項に記載のポンプ駆動システムであって、
前記ポンプと、前記モータと、前記駆動部とを含んで、ポンプユニットが構成されており、
前記決定部及び前記生成部は、前記ポンプユニットとは別に設けられている、ポンプ駆動システム。
Priority Applications (4)
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