JP6094463B2 - 材料試験機 - Google Patents

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Description

この発明は材料試験機に関し、特に、油圧シリンダを駆動して試験片に負荷を与える材料試験機に関する。
材料試験機においては、一般に、負荷機構の駆動により試験片等の供試体に対して、各種の負荷を加えている。例えば、試験片に対して疲労試験を行う場合には、試験片を連続して振動を付与している。そして、試験片に振動を付与するための負荷機構としては、油圧シリンダが使用されている。
このような油圧シリンダを駆動する材料試験機においては、油圧シリンダに対して作動油を供給するために、油圧ポンプを含む油圧源が使用される。この油圧源には、油圧ポンプを駆動するためのモータや、材料試験実行中に油圧シリンダに供給される作動油の供給圧を一定に維持するためのリリーフ弁等が配設されている。
近年、省電力化を図るために、油圧源の消費電力を低減した材料試験機が提案されている(特許文献1参照)。油圧源の消費電力は、主に油圧ポンプを駆動するためのモータの回転数と作動油の供給圧力に依存することから、特許文献1の材料試験機では、油圧シリンダのシリンダロッドのストロークに応じてインバータ制御によりモータの回転数を変更し、無駄な電力消費を抑制している。
特開2011−185755号公報
この特許文献1に記載された材料試験機は、試験実行中の吐出ポンプの必要吐出量、言い換えると、吐出ポンプから油圧シリンダまでの供給路を流れる作動油の必要流量を、油圧回路のいくつかの特性から導き出される係数を用いて、計算により求めている(特許文献1、段落[0043]参照)。しかしながら、計算で求めた必要流量と、実際に必要な流量とが乖離していることがあり、このような場合には、必要以上に電力を消費してしまう。
この発明は上記課題を解決するためになされたものであり、油圧源のエネルギー効率を向上させ、消費電力を低減させることが可能な材料試験機を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、油圧シリンダと、前記油圧シリンダに対して作動油を供給する油圧源と、前記油圧シリンダへ流入および前記油圧シリンダから流出する作動油の流量を制御する流量制御弁を備え、供試体に対して試験力を付与することにより材料試験を行う材料試験機において、前記油圧源は、タンク内の作動油を前記油圧シリンダに送るポンプと、前記ポンプを駆動するモータと、前記モータに接続され、当該モータの回転数を変更するインバータと、油圧回路の圧力を調整する圧力調整機構が介挿され、タンクから前記ポンプを介して前記油圧シリンダに作動油を供給する管路から分岐し、前記ポンプから吐出された作動油のうち過剰流量となる作動油をタンクに逃がす逃がし管路と、前記逃がし管路と、前記油圧シリンダからの戻り作動油をタンクに戻す戻し管路とが接続され、タンクに至る作動油を通すオイルクーラーが配置された共通管路と、前記逃がし管路に介挿され、前記逃がし管路に流入する作動油の流量を計測する流量計と、前記流量計の計測値に基づいて、前記インバータにより前記モータの回転数を制御する制御部と、を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記供試体に対して試験力を付与して材料試験を行うときの前記油圧シリンダのシリンダロッドのストロークを検出する変位検出器と、前記供試体に対して試験力を付与して材料試験を行うときの前記油圧シリンダのシリンダロッドのストロークを予め設定する入力部と、前記入力部により入力された前記油圧シリンダのシリンダロッドのストロークを記憶する記憶部と、を備え、前記制御部は、試験開始時に選択された試験制御モードが前記変位検出器の検出値に基づくストローク制御モードか、それ以外の制御モードかに応じて、前記モータの初期起動回転数を設定するとともに、試験開始時に選択された試験制御モードがストローク制御モードの場合には、前記モータを前記記憶部に記憶された前記油圧シリンダのシリンダロッドのストロークに基づいて演算された前記ポンプの吐出量に応じた回転数で起動する。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、前記制御部は、試験中に前記流量制御弁の制御信号と試験波形との偏差を監視し、当該偏差が予め設定したしきい値を超えたときに、前記インバータにより前記モータの回転数を変更する。
請求項1に記載の発明によれば、逃がし管路に流量計を備え、油圧ポンプから吐出された作動油のうち材料試験の負荷に利用されない作動油の過剰流量を流量計により監視し、この過剰流量に基づいてモータの回転数を変更することから、過剰流量を最小化し、油圧源のエネルギー効率を向上させるとともに、消費電力を低減させることが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、選択された試験制御モードに応じて、モータの初期起動回転数を設定し、選択された試験制御モードが変位検出器の検出値に基づくストローク制御モードである場合には、予め試験パラメータとして入力されて記憶部44に記憶させた油圧シリンダのシリンダロッド25のストロークに基づいて、モータの回転数を計算により求め、インバータを介してその計算された回転数によりモータを駆動することから、モータ起動時の消費電力をより低減することが可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、流量制御弁の制御信号と試験波形との偏差を監視することで、インバータ制御により試験の状況に応じたモータの回転数の制御が可能となり、消費電力を低減しつつ、より安定した試験を行うことができる。
この発明に係る材料試験機の概要図である。 この発明に係る材料試験機の油圧回路図である。 この発明に係る材料試験機の主要な制御系を示すブロック図である。 この発明に係る材料試験機で材料試験を行うときの作動油の流量調整を説明するフローチャートである。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、この発明に係る材料試験機の概要図である。図2は、この材料試験機の油圧回路図である。図3は、材料試験機の主要な制御系を示すブロック図である。
この材料試験機は、テーブル11により支持された一対のコラム12と、これらのコラム12により支持された架台13とを備える。この架台13には、供試体としての試験片10に試験力を負荷するための油圧シリンダ21が配設されている。この油圧シリンダ21は、作動油の供給量を弁開度により決定するサーボ弁22と、油圧シリンダ21のシリンダロッド25の変位を検出する変位検出器26とに接続されている。油圧シリンダ21のシリンダロッド25には、試験片10の上端を把持するつかみ具29が取り付けられている。
テーブル11の上には、試験力を検出するための試験力検出器としてのロードセル27と試験片10の下端を把持するためのつかみ具29が搭載されている。また、テーブル11の下方には、油圧シリンダ21を動作させるための作動油を供給する油圧源30が配置されている。
また、この材料試験機は、装置全体を制御するための制御部40と、各種のデータを記憶するための記憶部44とを備える。この制御部40は、表示部41および入力部42を備え、ROM、RAMおよび論理演算を実行するCPUが内装されたコンピュータ43と接続されている。上述したサーボ弁22は、制御部40から供給される制御信号によってその弁開度が制御される。また、変位検出器26の出力信号と、ロードセル27の出力信号とは、材料試験の実行中に、所定時間ごとに制御部40に取り込まれる。
油圧シリンダ21は、油圧源30から供給される作動油によって動作する。この油圧源30からの作動油は、供給管路37からサーボ弁22を介して油圧シリンダ21に供給される。また、油圧シリンダ21から排出された作動油は、サーボ弁22を通過した後、戻し管路38を介して油圧源30に戻される。なお、供給管路37にはP側アキュムレータ23、戻し管路38にはT側アキュムレータ24がそれぞれ配設されている。P側アキュムレータ23およびT側アキュムレータ24は、それぞれシリンダロッド25を往復動させるのに必要な圧力を蓄えている。
油圧源30は、作動油を貯留するオイルタンク36と、油圧ポンプ33と、この油圧ポンプ33を駆動するためのモータ34と、このモータ34の回転数を変更するためのインバータ35とを備える。ここで、モータ34としては、誘導モータや同期モータなどの、交流電源を供給されることにより回転するとともに、インバータ35の制御によりその回転数が変更可能なモータが使用される。
オイルタンク36から油圧ポンプ33の動作により作動油を吸引する管路57の吸入口にはサクションフィルタ31が配設され、油圧ポンプ33の吐出口側には、目詰まり表示器付のラインフィルタ32が配設されている。また、管路57には、油圧ポンプ33により吐出された作動油が管路57を逆流するのを防止するための逆止弁63が配設されている。
管路57は、油圧シリンダ21へ作動油を供給する供給管路37と、過剰な作動油をオイルタンク36に逃がすための逃がし管路58とに分岐する。逃がし管路58には、圧力調整機構51と、逃がし管路58に流入した作動油の流量を計測する流量計56が配設される。また、逃がし管路58と逆側に分岐した配管には圧力計62が配設され、この油圧回路内の圧力を外部から監視可能となっている。
圧力調整機構51はオイルタンク36から油圧シリンダ21に到るこの油圧回路内の圧力を調整するためのものであり、リリーフ弁等からなる作動油の圧力調整部材を備えた構成を有する。この圧力調整機構51は、外部へのベント(V)とオイルタンク36への流路切り換えが可能な電磁切換弁付リリーフ弁54と、バイパス管路に接続され油圧回路内の圧力を入力電圧に対して比例的に制御することが可能な圧力センサ付の比例電磁式リリーフ弁53とからなる。電磁切換弁付リリーフ弁54は、無負荷時にオイルタンク36側に作動油の流路を切り換える。負荷がかかっている試験実行中には、比例電磁式リリーフ弁53により、油圧回路内の圧力が制御される。なお、比例電磁式リリーフ弁53は、管路の断面積を変化させる絞り弁とは異なり、管路の断面積は一定のまま流れる作動油の圧力を変化させている。
流量計56は、検出流量を油圧源30から外部出力可能なものであり、検出流量は、制御部40に入力される。なお、この実施形態では、非接触で流量を検出することにより流量に変化を及ぼすことがない超音波式の流量計を採用している。また、流量計56は、逃がし管路58の圧力調整機構51よりも油圧ポンプ33に近い側に配設している。なお、圧力調整機構51を構成するリリーフ弁が、管路の断面積は一定の状態で流れる作動油の圧力を変化させているものであることから、圧力調整機構51による圧力調整作用によって、逃がし管路58を流れる作動油の流量が影響を受けることはない。
オイルタンク36に貯留された作動油は、油圧ポンプ33の作用により、供給管路37に圧送される。そして、作動油は、P側アキュムレータ23に蓄圧されるとともに、一定圧力となった状態でサーボ弁22を介して油圧シリンダ21に送られる。また、油圧シリンダ21から戻し管路38に送られる作動油は、サーボ弁22およびT側アキュムレータ24を介して戻し管路38を通りオイルタンク36に回収される。
油圧ポンプ33により吐出された作動油のうち、試験に必要な流量を超える過剰流量分の作動油は、逃がし管路58を通ってオイルタンク36に回収される。なお、この実施形態では、戻し管路38からオイルタンク36に到る管路と、逃がし管路58からオイルタンク36に到る管路を共通管路59とすることで、配管を簡素化している。さらに、オイルタンク36に戻される作動油が、1つのオイルクーラー61を必ず通ることにしたことで、簡易でありながら作動油の劣化もより低減できる構成となっている。
制御部40は、機能的構成として、サーボ弁22の弁開度を制御するサーボ弁制御部45と、モータ34のON/OFF信号をコンタクタ39に与えるモータON/OFF制御部46と、モータ34の回転周波数を設定するための制御信号をインバータ35に与える周波数制御部47と、比例電磁式リリーフ弁53への入力電圧を出力するリリーフ弁アンプ52に圧力調整信号を与える圧力制御部48を備える。
以上のような構成を有する材料試験機においては、試験片10の両端を一対のつかみ具29により把持した状態で、油圧シリンダ21のシリンダロッド25を往復移動させ、この試験片10に対して振動負荷を付与する。このときの油圧シリンダ21におけるシリンダロッド25の往復移動のストロークは、変位検出器26により検出される。また、このときに試験片10に付与される試験力は、ロードセル27により検出される。そして、上述したように、このときの変位検出器26の出力信号と、ロードセル27の出力信号とは、制御部40に取り込まれる。また、流量計56の検出値も制御部40に取り込まれる。
次に、上述した材料試験機により試験を行うときの作動油の流量調整動作について疲労試験を例に説明する。図4は、この発明に係る材料試験機で材料試験を行うときの作動油の流量調整を説明するフローチャートである。
この発明に係る材料試験機で供試体としての試験片10の材料試験を実行するときには、最初に、油圧源30において油圧ポンプ33を駆動するモータ34を制御するインバータ35を起動する(ステップS1)。次に、試験を実行するときの試験制御モードとして、ストローク制御モードが選択されているか、それ以外の試験制御モードが選択されているか否かを判断する(ステップS2)。
ここで、ストローク制御モードは、変位検出器26により検出した油圧シリンダ21のシリンダロッド25のストロークを制御量とし、サーボ弁22の閉ループ制御を実行する試験制御モードである。また、ストローク制御モード以外の試験制御モードとしては、この実施形態では、ロードセル27により検出した試験片10に対する試験力を制御量とする試験力制御モードが選択できる。なお、この材料試験機で引張試験を行うときに、試験片10の伸びを検出する接触式伸び計や試験片10に貼設して歪みを検出する歪み計などを材料試験機の構成に追加した場合には、伸びや歪みによる変位量を制御量とする試験制御モードを選択することができる。
ストローク制御モードが選択されている場合には、油圧ポンプ33に必要とされる作動油の吐出量D(L/min)を、シリンダロッド25の往復ストロークの振幅をa(mm)、周波数をf(Hz)、仕様により予めわかっている油圧シリンダ21の断面積をA(mm)、この油圧源30およびサーボ弁22の特性から定まる係数をc1として、下記式(1)により演算する(ステップS4)。なお、ストローク制御モードにおいては、試験パラメータとして予めシリンダロッド25の往復ストロークの振幅aや周波数fの値が入力部42により入力されて記憶部44に記憶されている。
D=c1・f・a・A ・・・ (1)
油圧ポンプ33の吐出量Dは、油圧ポンプ33を駆動するモータ34の回転数と比例関係にある。したがって、式(1)により得られた吐出量Dからモータ34の回転数を算出し、算出された必要流量を実現する回転数でモータ34を起動する(ステップS5)。
一方、ストローク制御モード以外の試験制御モードが選択されている場合には(ステップS2)、油圧ポンプ33の定格流量で作動油を吐出する回転数でモータ34を起動する(ステップS3)。これは、ストローク制御モードの場合のように、油圧シリンダ21の機械的な寸法や予め決められた試験条件から、作動油の初期の必要流量を計算により予測することが困難なためである。なお、モータ34が起動された状態(ステップS3、S5)においては、材料試験機におけるサーボ弁22は閉じられており、オイルタンク36から油圧ポンプ33により吸引された作動油は、逃がし管路58、共通管路59を通り、再度、オイルタンク36に回収される。
次に、圧力調整機構51を動作させて油圧回路の圧力を所定の圧力とするための圧力値を設定し(ステップS6)、試験片10のつかみ具29への取り付け等の試験準備を完了させる。なお、このときの圧力値は、入力部42を介して試験に応じた任意の値が設定される。しかる後、サーボ弁制御部45の作用によりサーボ弁22を制御して作動油を、供給管路37を介して油圧シリンダ21に供給し、試験を開始する(ステップS7)。これにより、シリンダロッド25を移動させ、つかみ具29により支持された試験片10に対して振動を付与する。
このときの、油圧シリンダ21におけるシリンダロッド25の往復移動のストロークは、変位検出器26により検出される。また、このときに試験片10に付与される試験力は、ロードセル27により検出される。そして、例えば、ストローク制御モードにおいては、シリンダロッド25の往復ストロークが設定値となるようにサーボ弁22の開閉状態が制御され、試験力制御モードにおいては、試験片10に付与される試験力が所定値になるようにサーボ弁22の開閉状態が制御される。
制御部40が、ロードセル27により検出された試験片10に対する試験力の大きさを読み込むと、読み込まれた試験力の大きさに基づいて、油圧シリンダ21に供給する作動油の圧力が演算される。この演算は、以下のようにして実行される。
すなわち、油圧シリンダ21に対する作動油の供給圧力P(MPa)は、試験片10に対する試験力をL(kN)とし、c2を係数とした場合、下記の式(2)で表される。
P=c2・L ・・・ (2)
このため、この式(2)により、油圧シリンダ21に対する作動油の供給圧力を演算することが可能となる。
油圧シリンダ21に対する作動油の供給圧力が演算されれば、制御部40における圧力制御部48の作用により、リリーフ弁アンプ52を介して比例電磁式リリーフ弁53を制御し(ステップS8)、この油圧回路内の圧力、すなわち、油圧シリンダ21に対する作動油の供給圧力を調整する。
また、この材料試験が開始されてから、一定時間が経過すると試験片10の形状変化が安定化し、変位検出器26により検出されるシリンダロッド25のストローク変位の検出信号と、ロードセル27により検出される試験力の検出信号が安定してくる。この状態で、逃がし管路58に流入する作動油の流量を流量計56により計測し、制御部40を介して計測した流量f3をコンピュータ43に送信する(ステップS9)。
オイルタンク36から吸引されて油圧ポンプ33から吐出された作動油の流量をf1、油圧シリンダ21への供給管路37に流入した作動油の流量をf2(図2参照)としたときに、流量f1、f2、f3の関係は以下の式(3)で表される。
f3=f1−f2 ・・・ (3)
なお、流量f1は、上記式(1)を用い、シリンダロッド25の振幅a(mm)を変位検出器26の検出値に基づいて変更することにより、試験実行中の流量として随時計算により得ることができる。
流量計56により計測される流量f3は、試験片10に与える負荷としては消費されない過剰流量であり、熱エネルギーとして損失されることになる。したがって、流量f3がゼロに近づくほど、エネルギー損失の少ない効率的な油圧源30の運転ができることになる。また、試験制御モードとしてストローク制御モードが選択されている場合には、モータ34の初期駆動回転数は、上述した式(1)により計算で求めた必要流量に基づいて算出されていることから、計算で求めた必要流量と実際に必要な流量との差が、流量f3となる。このため、この発明においては、流量計56で計測される流量f3が、ゼロに近づくように、モータ34の回転数を制御する制御信号を変更する(ステップS10)。これにより、油圧源30のエネルギー効率を向上させている。
ところで、モータ34の回転数が不足し、油圧ポンプ33から吐出された作動油が全て供給管路37から油圧シリンダ21に供給されても試験に必要な流量に満たない場合も、逃がし管路58に配設された流量計56で計測される流量f3はゼロとなる。このため、流量f3をゼロに近づけるモータ34の回転数制御においては、流量f3の目標値をゼロに設定するのではなく、設定した試験条件での試験が正常に行える範囲内で最小な値とすることが好ましい。この実施形態では、油圧ポンプ33の仕様やシリンダロッド25の振幅波形からサーボ弁22への動作影響を考慮して、試験が正常に行える範囲内でエネルギー損失として許容できる最小の値を実験的に求め、流量f3の目標値として設定している。そして、流量計56の計測値がこの目標値に近づくように、コンピュータ43のCPUを利用して、モータ34の回転数の指令信号を変更している。
この実施形態では、予め設定されたシリンダロッド25のストロークの振幅や変位検出器26の検出値から、流量f1は式(1)を用いて試験に必要な油圧ポンプ33の吐出量Dとして算出され、求められた吐出量から油圧ポンプ33を駆動するモータ34の回転数が演算される。そして、流量計56が計測した流量f3の目標値を超える流量分について、先に演算により求めたモータ34の回転数を減じる演算を、コンピュータ43のCPUを利用して実行することで、制御部40の周波数制御部47からインバータ35に与えられる周波数制御信号を変更する。
流量計56による過剰流量の監視と、流量計56が計測した流量に基づくモータ34の回転数の変更は、試験が終了するまで、一定時間ごとに繰り返し実行される。必要な材料試験が終了すれば(ステップS11)、処理を終了する。
なお、この実施形態では、流量計56による過剰流量の監視だけでなく、変位検出器26が検出したストロークを制御部40からコンピュータ43に送信し、油圧シリンダ21へ流入および油圧シリンダ21から流出する作動油の流量を制御しているサーボ弁22の制御信号と試験波形との偏差も監視するようにしている。すなわち、制御信号と試験波形との偏差が予め設定したしきい値を超え、供給管路37の流量f2の値が大きく変動していると考えられる場合には、一定時間ごとに実行される流量計56が計測した流量に基づくモータ34の回転数の変更とは別に、偏差に基づいてインバータ35を介したモータ34の回転数の変更を実行してもよい。
以上のように、この実施形態に係る材料試験機によれば、逃がし管路58に流量計56を配設し、変位検出器26で検出した油圧シリンダ21のシリンダロッド25のストロークに基づいて決定したモータ34の回転数を、流量計56が計測した流量に基づいて変更することから、油圧ポンプ33から負荷に利用されない作動油が無駄に吐出されるのを防ぐことで作動油の劣化を低減するとともに、油圧源30のエネルギー効率を向上させさせることができる。したがって、材料試験を行う場合の消費電力を大幅に低減させることが可能となる。
また、上述した実施形態では、選択された試験制御モードに応じて、モータ34の初期起動回転数を設定するようにしている(ステップS2〜ステップS5)。そして、選択された試験制御モードが変位検出器26の検出値に基づくストローク制御モードである場合には、予め試験パラメータとして入力されて記憶部44に記憶させた油圧シリンダ21のシリンダロッド25のストロークに基づいて、試験に必要な作動油の流量を実現するモータ34の回転数を計算により求め、インバータ35を介してその計算された回転数によりモータ34を駆動すればよいことから、モータ34の回転数を定格容量まで上げる必要がなくなり、モータ34起動時の無駄なエネルギー消費を低減することが可能となる。
10 試験片
11 テーブル
12 コラム
13 架台
21 油圧シリンダ
22 サーボ弁
23 P側アキュムレータ
24 T側アキュムレータ
25 シリンダロッド
26 変位検出器
27 ロードセル
29 つかみ具
30 油圧源
31 サクションフィルタ
32 ラインフィルタ
33 油圧ポンプ
34 モータ
35 インバータ
36 オイルタンク
37 供給管路
38 戻し管路
40 制御部
41 表示部
42 入力部
43 コンピュータ
44 記憶部
45 サーボ弁制御部
46 モータON/OFF制御部
47 周波数制御部
48 圧力制御部
51 圧力調整機構
52 リリーフ弁アンプ
53 比例電磁式リリーフ弁
54 電磁切換弁付リリーフ弁
56 流量計
57 管路
58 逃がし管路
59 共通管路
61 オイルクーラー
62 圧力計

Claims (3)

  1. 油圧シリンダと、前記油圧シリンダに対して作動油を供給する油圧源と、前記油圧シリンダへ流入および前記油圧シリンダから流出する作動油の流量を制御する流量制御弁を備え、供試体に対して試験力を付与することにより材料試験を行う材料試験機において、
    前記油圧源は、
    タンク内の作動油を前記油圧シリンダに送るポンプと、
    前記ポンプを駆動するモータと、
    前記モータに接続され、当該モータの回転数を変更するインバータと、
    油圧回路の圧力を調整する圧力調整機構が介挿され、タンクから前記ポンプを介して前記油圧シリンダに作動油を供給する管路から分岐し、前記ポンプから吐出された作動油のうち過剰流量となる作動油をタンクに逃がす逃がし管路と、
    前記逃がし管路と、前記油圧シリンダからの戻り作動油をタンクに戻す戻し管路とが接続され、タンクに至る作動油を通すオイルクーラーが配置された共通管路と、
    前記逃がし管路に介挿され、前記逃がし管路に流入する作動油の流量を計測する流量計と、
    前記流量計の計測値に基づいて、前記インバータにより前記モータの回転数を制御する制御部と、
    を備えたことを特徴とする材料試験機。
  2. 請求項1に記載の材料試験機において、
    前記供試体に対して試験力を付与して材料試験を行うときの前記油圧シリンダのシリンダロッドのストロークを検出する変位検出器と、
    前記供試体に対して試験力を付与して材料試験を行うときの前記油圧シリンダのシリンダロッドのストロークを予め設定する入力部と、
    前記入力部により入力された前記油圧シリンダのシリンダロッドのストロークを記憶する記憶部と、を備え、
    前記制御部は、試験開始時に選択された試験制御モードが前記変位検出器の検出値に基づくストローク制御モードか、それ以外の制御モードかに応じて、前記モータの初期起動回転数を設定するとともに、試験開始時に選択された試験制御モードがストローク制御モードの場合には、前記モータを前記記憶部に記憶された前記油圧シリンダのシリンダロッドのストロークに基づいて演算された前記ポンプの吐出量に応じた回転数で起動する材料試験機。
  3. 請求項1または請求項2に記載の材料試験機において、
    前記制御部は、試験中に前記流量制御弁の制御信号と試験波形との偏差を監視し、当該偏差が予め設定したしきい値を超えたときに、前記インバータにより前記モータの回転数を変更する材料試験機。
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