JP5582098B2 - 材料試験機 - Google Patents

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Description

この発明は材料試験機に関し、特に、油圧シリンダを駆動源とする材料試験機に関する。
材料試験機においては、一般に、負荷機構の駆動により試験片等の供試体に対して、各種の負荷を加えている。例えば、試験片に対して疲労試験を行う場合には、試験片に連続して試験周波数の振動を付与している。そして、試験片に振動を付与するための負荷機構の駆動源としては、油圧シリンダが使用されている。
このような油圧シリンダを駆動源とする材料試験機においては、油圧シリンダに対して作動油を供給するために、油圧ポンプを含む油圧源が使用される。そして、この油圧ポンプを駆動するためのモータは、例えば、AC電源で動作する誘導モータ等が使用され、材料試験の実行中においては、その回転数が一定に維持されている。また、油圧源から油圧シリンダに供給される作動油の供給圧は、例えば、リリーフ弁等を使用することによって一定圧に設定され、材料試験の実行中においては、その設定供給圧が維持される構成となっている。
このような材料試験機においては、油圧源の能力は、材料試験機に要求される最大パフォーマンスに応じて設定されている。すなわち、材料試験機における油圧源を構成する各部材の選定に際しては、作動油の最大吐出量や最大吐出圧等は、材料試験機に要求される油圧シリンダの最大移動速度や最大の試験力等の最大パフォーマンスと関連付けて行われている。しかしながら、実際の材料試験時には、その最大パフォーマンスが要求される時間が短い場合も多い。このため、このようにして設定された材料試験機は、必要以上に電力を消費しているという問題がある。また、油圧ポンプを駆動するモータの回転数や作動油の供給圧力が大きくなった場合には、作動油の劣化が必要以上にすすむという問題も生ずる。
このため、特許文献1においては、油圧式アクチュエータに対して作動油を供給する油圧源のポンプ駆動用のモータを回転数可変のものとし、そのモータの回転数を、材料試験機の試験準備から試験終了までの各状態に応じて自動的に変化させる材料試験機が開示されている。この材料試験機によれば、試験準備中などの作動油流量が要求されない状態では低速回転とし、必要なときにだけ高速で回転させることにより、消費電力を低減させることが可能となる。
特開2004−163149号公報
この特許文献1に記載された材料試験機は、消費電力を低減可能な優れたものではあるが、油圧源の能力が材料試験機に要求される最大パフォーマンスに応じて設定されていることから、材料試験の実行中においても、材料試験に必要とされる能力以上の回転数で油圧ポンプが運転され、また、油圧シリンダに高圧の作動油が供給されていることから、必要以上に電力を消費していることにかわりはない。
一般的に、油圧シリンダに供給する作動油の供給圧力を小さくした場合には、必要な消費電力を低減することができる。このため、材料試験時における試験力の最大値に基づいて作動油の供給圧力を変更することにより、消費電力を低減することが可能となる。しかしながら、作動油の供給圧力と負荷できる最大試験力とは比例関係にはなく、試験周波数や油圧シリンダの振幅によって影響を受ける。このため、必要な試験力を発生させるための作動油の供給圧力を、試験力のみに基づいて決定した場合には、安全率を考慮するほどその供給圧力が過剰なものとなり、消費電力をより効率的に低減することは困難となる。
この発明は上記課題を解決するためになされたものであり、消費電力を低減させることができ、また、作動油の劣化も低減させることが可能な材料試験機を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、供試体に対して試験周波数で振動を付与することにより、前記供試体に対して疲労試験を実行する材料試験機において、油圧シリンダと、サーボバルブと、モータと、このモータにより駆動されるポンプとを備え、前記油圧シリンダに対して前記サーボバルブを介して作動油を供給する油圧源と、前記供試体に対して試験力を付与して材料試験を行うときの前記油圧シリンダのシリンダロッドのストロークを検出する変位検出器と、前記油圧シリンダにより前記供試体に対して付与する試験力の大きさを検出する試験力検出器と、前記変位検出器で検出した前記油圧シリンダのシリンダロッドのストロークに基づいて前記油圧シリンダの振幅を決定するとともに、前記試験力検出器により検出した前記試験力の大きさに基づいて前記試験力の最大値を決定し、前記試験周波数と、前記油圧シリンダにより前記供試体に対して付与する試験力の最大値と、前記油圧シリンダの振幅とに基づいて、前記油圧源から供給する作動油の供給圧力の目標値を演算する制御部と、前記油圧源から供給する作動油の供給圧力が、前記制御部により演算された目標値になるように、前記油圧源から供給する作動油の供給圧力を一定時間毎に変更する供給圧力変更部とを備えたことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、前記制御部は、前記サーボバルブに必要な作動油の圧力と前記油圧シリンダに必要な作動油の圧力の合計値として、前記油圧源から供給する作動油の供給圧力の目標値を演算する。
請求項に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、
前記モータは、交流電源を供給されることにより回転するモータであり、このモータに接続されてモータの回転数を変更するインバータをさらに備え、前記制御部は、材料試験時における前記油圧シリンダの振幅に応じて、前記インバータを制御することにより、前記モータの回転数を変更する。
請求項1に記載の発明によれば、試験周波数と、試験力の最大値と、油圧シリンダの振幅とに基づいて、油圧源から供給する作動油の供給圧力の目標値を演算し、油圧源から供給する作動油の供給圧力をこの目標値に設定することから、材料試験を行う場合の消費電力を低減させることができ、また、作動油の劣化も低減させることが可能となる。
請求項に記載の発明によれば、サーボバルブに必要な作動油の圧力と油圧シリンダに必要な作動油の圧力の合計値として、油圧源から供給する作動油の供給圧力の目標値を演算することから、油圧シリンダのみならずサーボバルブの影響も考慮して作動油の供給圧力の目標値を設定することが可能となる。
請求項に記載の発明によれば、材料試験時における油圧シリンダの振幅に応じてインバータを制御することにより、モータの回転数を変更することから、材料試験を行う場合の消費電力をさらに低減させることができ、また、作動油の劣化もさらに低減させることが可能となる。
この発明に係る材料試験機の概要図である。 油圧供給部30を示す概要図である。 この発明に係る材料試験機により材料試験としての疲労試験を実行する動作を示すフローチャートである。 回転数調整行程を示すフローチャートである。 油圧シリンダ21をサーボバルブ22等とともに示す概要図である。 作動油の供給圧調整工程を示すフローチャートである。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、この発明に係る材料試験機の概要図である。
この材料試験機は、テーブル11により支持された一対のコラム12と、これらのコラム12により支持された架台13とを備える。テーブル11には、供試体としての試験片10に試験力を負荷するための油圧シリンダ21が配設されている。この油圧シリンダ21は、作動油の供給量を弁開度等により決定するサーボバルブ22と、油圧シリンダ21のシリンダロッド25の変位を検出する変位検出器26とに接続されている。油圧シリンダ21のシリンダロッド25には、試験片10を掴むつかみ具29が取り付けられている。
架台13の下面には、試験力を検出するための試験力検出器としてのロードセル27と、試験片10を固定するためのつかみ具29とが配設されている。また、テーブル11の下方には、油圧シリンダ21を動作させるための作動油を供給する油圧供給部30が配置されている。
また、この材料試験機は、装置全体を制御するための制御部40を備える。この制御部40は、表示部41および入力部42を備えた入出力用コンピュータ43と接続されている。上述したサーボバルブ22は、制御部40から供給される制御信号によってその弁開度が制御される。また、変位検出器26の出力信号と、ロードセル27の出力信号とは、材料試験の実行中に、所定時間ごとに制御部40に取り込まれる。
油圧シリンダ21は、油圧供給部30から供給される作動油によって動作する。この油圧供給部30からの作動油は、管路37からサーボバルブ22を介して油圧シリンダ21に供給される。また、油圧シリンダ21から排出された作動油は、サーボバルブ22を通過した後、配管38を介して油圧供給部30に戻される。
図2は、上述した油圧供給部30を示す概要図である。
この油圧供給部30は、油圧ポンプ33と、この油圧ポンプを駆動するためのモータ34により構成される油圧源を備える。また、この油圧供給部30は、作動油を貯留するオイルタンク36と、モータ34の回転数を変更するためのインバータ35と、供給圧力変更部32と、制御盤31とを備える。ここで、モータ34としては、誘導モータや同期モータなどの、交流電源を供給されることにより回転するとともに、インバータ35の制御によりその回転数が変更可能なモータが使用される。
供給圧変更部32は、制御部40からの指令を受けて、油圧シリンダ21に供給する作動油の圧力を調整するためのものであり、作動油の圧力調整部材を備えた構成を有する。すなわち、この供給圧変更部32においては、比例制御弁を使用することや、複数個の圧力調整弁を選択的に使用すること等により、油圧シリンダ21に送る作動油の圧力を、連続的または段階的に変更することが可能となっている。オイルタンク36に貯留された作動油は、油圧ポンプ33の作用により、この供給圧力変更部32に圧送される。そして、この供給圧力変更部32に圧送された作動油は、比例制御弁や圧力調整弁の作用により設定圧力となった状態で、油圧シリンダ21に送られる。また、所定圧力以上となった作動油は、オイルタンク36に回収される。
以上のような構成を有する材料試験機においては、試験片10をつかみ具29により支持した状態で、下つかみ具29を油圧シリンダ21のシリンダロッド25により往復移動させ、この試験片10に対して振動を付与する。このときの油圧シリンダ21におけるシリンダロッド25の往復移動のストロークは、油圧シリンダ21の振幅として変位検出器26により検出される。また、このときに試験片10に付与される試験力は、ロードセル27により検出される。そして、上述したように、このときの変位検出器26の出力信号と、ロードセル27の出力信号とは、所定時間ごとに制御部40に取り込まれる。
次に、上述した材料試験機により疲労試験を行うときの動作について説明する。図3は、この発明に係る材料試験機により材料試験としての疲労試験を実行する動作を示すフローチャートである。
この発明に係る材料試験機で供試体としての試験片10の材料試験を実行するときには、最初に、油圧供給部30を起動する(ステップS1)。このときには、図2に示すモータ34は回転して油圧ポンプ33が駆動される。但し、この状態においては、材料試験機におけるサーボバルブ22は閉じられており、オイルタンク36から油圧ポンプ33に吸引された作動油は、再度、オイルタンク36に回収される。
また、これと並行して、試験条件を設定する(ステップS2)。このときには、変位検出器26により検出した油圧シリンダ21のシリンダロッド25のストロークを制御量とするストローク制御モードや、ロードセル27により検出した試験片10に対する試験力を制御量とする試験力制御モード、あるいは、試験片10のひずみによる変位量を制御量とするひずみ制御モード、さらには、これらのモードを組み合わせたその他の制御モードを選択することができる。そして、各モードにおける試験条件として、例えば、ストローク制御モードにおいてはシリンダロッド25のストロークを、また、試験力制御モードにおいては試験片10に付与すべき試験力の大きさを設定する。また、このときには、併せて、試験片10に付与する試験周波数を設定する。
この状態において、材料試験を開始する(ステップS3)。このときには、サーボバルブ22が開放され、油圧シリンダ21に作動油が供給され、油圧シリンダ21におけるシリンダロッド25が移動する。そして、つかみ具29により支持された試験片10に対して試験周波数の振動を付与する。このときの、油圧シリンダ21におけるシリンダロッド25の往復移動のストロークは、変位検出器26により検出される。また、このときに試験片10に付与される試験力は、ロードセル27により検出される。そして、例えば、ストローク制御モードにおいては、シリンダロッド25の往復ストロークが設定値となるようにサーボバルブ22の開閉状態が制御され、試験力制御モードにおいては、試験片10に付与される試験力が所定値になるようにサーボバルブ22の開閉状態が制御される。
この材料試験の実行中に、一定時間が経過すれば(ステップS4)、制御部40が、モータ34の回転数を調整するとともに(ステップS5)、作動油の供給圧を調整する(ステップS6)。これらのモータ34の回転数調整工程(ステップS5)と作動油の供給圧調整工程(ステップS6)については、後述する。
以上の動作は、試験終了まで繰り返される。すなわち、モータ34の回転数調整工程(ステップS5)と作動油の供給圧調整工程(ステップS6)は、一定時間ごとに繰り返し実行される。例えば、3日間の疲労試験を実行する場合においては、上記の各工程は、一時間ごとに繰り返される。そして、必要な材料試験が終了すれば(ステップS7)、処理を終了する。
次に、上述した回転数調整工程について説明する。図4は、回転数調整行程を示すフローチャートである。
この回転数調整工程においては、制御部40が、変位検出器26により検出された油圧シリンダ21におけるシリンダロッド25の往復移動のストロークを油圧シリンダ21の振幅dとして読み込む(ステップS51)。そして、読み込まれた油圧シリンダ21の振幅dに基づいて、油圧ポンプ33を駆動するためのモータ34の回転数を演算する。すなわち、材料試験の実行中に油圧ポンプ33に必要とされる吐出量M(l/min)は、油圧シリンダ21の振幅をd(mm)、試験周波数をf(Hz)、油圧シリンダ21の受圧面積をA(mm)とし、cを係数とした場合に、下記の数式1で表される。
Figure 0005582098
そして、油圧ポンプ33の吐出量は、その回転数と比例関係にある。このため、上記数式1より求められた吐出量から油圧ポンプ33において必要とされる回転数、すなわち、モータ34の回転数を演算することが可能となる(ステップS52)。モータ34の回転数が演算されれば、制御部40からの指令によりインバータ35を制御して、モータ34の回転数を調整することにより、回転数調整工程が完了する(ステップS53)。
上述した受圧面積Aについて説明する。図5は、油圧シリンダ21をサーボバルブ22等とともに示す概要図である。
この図においてDは、油圧シリンダ21のピストン51の外径であり、dはシリンダロッド52の外径である。また、この図においてLは、油圧シリンダ21の有効長さである。上述した受圧面積Aは、下記の数式2で表される。
Figure 0005582098
次に、上述した作動油の供給圧調整工程について説明する。図6は、作動油の供給圧調整工程を示すフローチャートである。
この作動油の供給圧調整工程においても、制御部40が、変位検出器26により検出された油圧シリンダ21におけるシリンダロッド25の往復移動のストロークを油圧シリンダ21の振幅dとして読み込む(ステップS61)。また、制御部40が、ロードセル27により検出された試験片10に対する試験力の大きさを読み込む(ステップS62)。そして、読み込まれた油圧シリンダ21の振幅dと、試験力の最大値Fと、試験周波数fとに基づいて、油圧シリンダ21に供給する作動油の圧力Pを演算する(ステップS63)。
この作動油の圧力Pは、サーボバルブ22に必要とされる圧力P(F,f,d)と油圧シリンダ21に必要とされる圧力P(F,f,d)の和として、以下の数式3で表される。そして、この演算は、以下のようにして実行される。
Figure 0005582098
まず、サーボバルブ22に必要とされる圧力P(F,f,d)について説明する。サーボバルブ22に必要とされる圧力P(F,f,d)は、試験周波数をft(Hz)としたときに、油圧シリンダ21の振幅をdとするためのサーボバルブ22への必要流量Q(F,f,d)を確保するためには、下記の数式4を満たす必要がある。
Figure 0005582098
なお、数式4におけるlはリーク量であり、Qv0はサーボバルブ22の定格流量、また、Pv0はサーボバルブ22の定格差圧である。また、Bは下記の数式5で表されるサーボバルブ22の周波数特性に基づく減衰である。
Figure 0005582098
ここで、サーボバルブ22への必要流量Q(F,f,d)は、下記の数式6で表される。ここで、Aは、上述した数式2で示す油圧シリンダ21の受圧面積であり、Vは、下記の数式6で表される油圧シリンダ21の最大速度である。
Figure 0005582098
ここで、数式6におけるAは、上述した数式2で示す油圧シリンダ21の受圧面積であり、数式6におけるV(F,f,d)は、下記の数式7で表される油圧シリンダ21の最大速度である。
Figure 0005582098
そして、δ(F)は、作動油の圧縮性による油圧シリンダ21の振幅の減衰量であり、下記の数式8により算出することができる。ここで、数式8におけるLは、図5に示す油圧シリンダ21の有効長さである。また、Kは作動油の体積弾性率である。
Figure 0005582098
以上の制御部40において以上の演算を実行することにより、サーボバルブ22に必要とされる圧力P(F,f,d)を得ることができる。
なお、サーボバルブ22への流量Q(F,f,d)の最大値は、油圧ポンプ33を駆動するためのモータ34の回転数に基づく油圧供給部30による供給流量により制限される。ここで、図1に示す管路37にアキュムレータを配設した場合には、油圧供給部30による供給流量を増大させることが可能となる。
次に、油圧シリンダ21に必要とされる圧力P(F,f,d)について説明する。油圧シリンダ21に必要とされる圧力P(F,f,d)は、Aを上述した油圧シリンダ21の受圧面積、ηを0より大きく1以下の油圧シリンダ21の推力効率、F(f,d)を油圧シリンダ21の慣性力とした場合、下記の数式9で表される。
Figure 0005582098
また、油圧シリンダ21の慣性力F(f,d)は、油圧シリンダ21により移動するものの総重量をmとし、油圧シリンダ21による最大加速度をa(f,d)とした場合、下記の数式10により表される。
Figure 0005582098
そして、油圧シリンダ21による最大加速度a(f,d)は、試験周波数f
とその振幅dとから、下記の数式11により表される。
Figure 0005582098
制御部40において以上の演算を実行することにより、油圧シリンダ21に必要とされる圧力P(F,f,d)を得ることができる。
以上の工程により、サーボバルブ22および油圧シリンダ21に対する作動油の供給圧力Pが、サーボバルブ22に必要とされる圧力P(F,f,d)と油圧シリンダ21に必要とされる圧力P(F,f,d)の和として演算されれば、制御部40から指令により、供給圧力変更部32を制御してサーボバルブ22および油圧シリンダ21に対する作動油の供給圧力を調整する(ステップS64)。
以上のように、この発明に係る材料試験機においては、試験周波数と、試験力の最大値と、油圧シリンダの振幅とを考慮して作動油の供給圧力を決定することから、材料試験を行う場合の消費電力を低減させることができ、また、作動油の劣化も低減させることが可能となる。このとき、作動油の供給圧力を、サーボバルブ22に必要な作動油の圧力と油圧シリンダ21に必要な作動油の圧力の合計値として決定することから、作動油の供給圧力をより適正なものとすることが可能となる。
10 試験片
11 テーブル
12 コラム
13 架台
21 油圧シリンダ
22 サーボバルブ
25 シリンダロッド
26 変位検出器
27 ロードセル
29 つかみ具
30 油圧供給部
31 制御盤
32 供給圧力変更部
33 油圧ポンプ
34 モータ
35 インバータ
36 オイルタンク
37 管路
38 管路
40 制御部
41 表示部
42 入力部
43 入出力用コンピュータ
51 ピストン

Claims (3)

  1. 供試体に対して試験周波数で振動を付与することにより、前記供試体に対して疲労試験を実行する材料試験機において、
    油圧シリンダと、
    サーボバルブと、
    モータと、このモータにより駆動されるポンプとを備え、前記油圧シリンダに対して前記サーボバルブを介して作動油を供給する油圧源と、
    前記供試体に対して試験力を付与して材料試験を行うときの前記油圧シリンダのシリンダロッドのストロークを検出する変位検出器と、
    前記油圧シリンダにより前記供試体に対して付与する試験力の大きさを検出する試験力検出器と、
    前記変位検出器で検出した前記油圧シリンダのシリンダロッドのストロークに基づいて前記油圧シリンダの振幅を決定するとともに、前記試験力検出器により検出した前記試験力の大きさに基づいて前記試験力の最大値を決定し、前記試験周波数と、前記油圧シリンダにより前記供試体に対して付与する試験力の最大値と、前記油圧シリンダの振幅とに基づいて、前記油圧源から供給する作動油の供給圧力の目標値を演算する制御部と、
    前記油圧源から供給する作動油の供給圧力が、前記制御部により演算された目標値になるように、前記油圧源から供給する作動油の供給圧力を一定時間毎に変更する供給圧力変更部と、
    を備えたことを特徴とする材料試験機。
  2. 請求項に記載の材料試験機において、
    前記制御部は、前記サーボバルブに必要な作動油の圧力と前記油圧シリンダに必要な作動油の圧力の合計値として、前記油圧源から供給する作動油の供給圧力の目標値を演算する材料試験機。
  3. 請求項1または請求項2に記載の材料試験機において、
    前記モータは、交流電源を供給されることにより回転するモータであり、
    前記モータに接続されてモータの回転数を変更するインバータをさらに備え、
    前記制御部は、材料試験時における前記油圧シリンダの振幅に応じて、前記インバータを制御することにより、前記モータの回転数を変更する材料試験機。
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