JP2018145908A - ポンプ装置及びポンプ装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】アキュムレータを使用せずに脈動を低減できるポンプ装置を提供する。【解決手段】ポンプ装置100は、メインポンプ10と、メインポンプ10の回転位置を検出する第1回転角センサ50と、アシストポンプ20と、電動機Mを制御してアシストポンプ20の駆動をするコントローラ30と、を備え、コントローラ30は、第1回転角センサ50によって検出された回転角に基づいて、メインポンプ10の脈動のタイミングを把握し、アシストポンプ20の脈動がメインポンプ10の脈動と逆位相になるように電動機Mを制御する。【選択図】 図1
Description
本発明は、ポンプ装置及びポンプ装置の制御方法に関する。
特許文献1には、エンジンにより駆動されるメインポンプと、電動モータによって駆動されるポンプと、2つのポンプの脈動を吸収するアキュムレータと、を備えたポンプ装置が開示されている。
このようなポンプ装置を使用圧力範囲が広い装置に用いた場合、1つのアキュムレータでは十分に脈動を吸収できない場合がある。具体的には、低圧での脈動を吸収しやすく設計されたアキュムレータは、高圧ではアキュムレータが蓄圧するためだけでガス室の容量を使い切ってしまうため、高圧時に脈動を吸収しにくい。逆に、高圧での脈動を吸収しやすく設計されたアキュムレータは、最低作動圧が高くなるため、低圧時に脈動を吸収しにくい。
このため、使用圧力の広い範囲で脈動を吸収する方法として、作動圧特性の異なるアキュムレータを複数搭載することが考えられるが、部品点数が増加するため搭載性の悪化やコストアップの要因となる。
本発明は、このような技術的課題に鑑みてなされたもので、アキュムレータを使用せずに脈動を低減できるポンプ装置を提供することを目的とする。
本発明のある態様によれば、ポンプ装置は、エンジンによって駆動され、吐出流路に作動油を吐出する第1ポンプと、第1ポンプの回転位置を検出する回転位置検出器と、電動機によって駆動され、吐出流路に作動油を吐出する第2ポンプと、電動機を制御して第2ポンプの駆動をする制御装置と、を備え、制御装置は、回転位置検出器によって検出された回転位置に基づいて、第1ポンプの脈動のタイミングを把握し、第2ポンプの脈動が第1ポンプの脈動と逆位相になるように電動機を制御することを特徴とする。
本発明の別の態様によれば、ポンプ装置の制御方法は、エンジンによって駆動され、吐出流路に作動油を吐出する第1ポンプと、第1ポンプの回転位置を検出する回転位置検出器と、電動機によって駆動され、吐出流路に作動油を吐出する第2ポンプと、を備えたポンプ装置の制御方法であって、回転位置検出器によって検出された回転位置に基づいて、第1ポンプの脈動のタイミングを把握し、第2ポンプの脈動が第1ポンプの脈動と逆位相になるように電動機を制御することを特徴とする。
これらの態様によれば、ポンプ装置においてアキュムレータを使用せずに脈動を低減できる。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1は、ポンプ装置100の回路図である。ポンプ装置100は、車両に搭載され、例えば、CVT(無段変速機)を駆動するアクチュエータに油圧を供給する油圧供給源として用いられる。
ポンプ装置100は、エンジンEによって駆動され、吐出流路1に作動油を吐出する第1ポンプとしてのメインポンプ10と、電動機Mによって駆動され、分岐流路2を通じて吐出流路1に作動油を吐出する第2ポンプとしてのアシストポンプ20と、電動機Mを制御してアシストポンプ20の駆動をする制御装置としてのコントローラ30と、吐出流路1に接続されたリリーフ弁4と、を備える。
メインポンプ10は、例えば、ギヤポンプ、ベーンポンプ、あるいはピストンポンプなどによって構成される。メインポンプ10は、エンジンEが駆動しているときは、常時エンジンEによって駆動される。
アシストポンプ20の吐出流路である分岐流路2にチェック弁3が設けられる。なお、図1に示す実施形態では、メインポンプ10の吐出流路1には、チェック弁が設けられていない。吐出流路1にチェック弁を設けないことで、メインポンプ10から吐出された作動油の吐出流路1における通路抵抗を低減している。メインポンプ10の吐出流路1にチェック弁を設けてもよい。この場合には、エンジンEが停止している場合に、メインポンプ10から図示しないタンクに作動油が逆流することを防止できる。
リリーフ弁4は、吐出流路1の最高圧力を制限する。吐出流路1の最高圧力は、リリーフ弁4の開弁圧に設定される。
コントローラ30は、中央演算装置(CPU)、読み出し専用メモリ(ROM)、ラ
ンダムアクセスメモリ(RAM)及び入出力インタフェース(I/O インタフェース)を備えたマイクロコンピュータで構成される。コントローラ30は、複数のマイクロコンピュータで構成することも可能である。
ンダムアクセスメモリ(RAM)及び入出力インタフェース(I/O インタフェース)を備えたマイクロコンピュータで構成される。コントローラ30は、複数のマイクロコンピュータで構成することも可能である。
ポンプ装置100は、メインポンプ10の吐出圧を検出する圧力検出器としての圧力センサ40と、メインポンプ10の回転位置(回転角)を検出する回転位置検出器としての第1回転角センサ50と、アシストポンプ20の回転位置(回転角)を検出する第2回転角センサ60と、をさらに備える。
圧力センサ40は、メインポンプ10の吐出圧を検出し、その圧力信号をコントローラ30に送信する。
第1回転角センサ50は、メインポンプ10の回転軸の回転角を検出し、その信号をコントローラ30に送信する。なお、第1回転角センサ50によってエンジンEの回転角を検出して、メインポンプ10の回転角を求めるようにしてもよい。
第2回転角センサ60は、電動機Mの回転角を検出し、その信号をコントローラ30に送信する。なお、第2回転角センサ60によってアシストポンプ20の回転軸の回転角を検出するようにしてもよい。
第1回転角センサ50及び第2回転角センサ60には、例えば、パルス検出式のセンサが用いられる。
アシストポンプ20は、例えば、ギヤポンプ、ベーンポンプ、あるいはピストンポンプなどによって構成される。アシストポンプ20は、コントローラ30からの指令に応じて電動機Mによって駆動される。アシストポンプ20は、メインポンプ10をアシストする。具体的には、アシストポンプ20は、メインポンプ10の吐出量が不足した場合に、不足した吐出量を補うために駆動される。以下に、メインポンプ10の吐出量が不足した場合に、不足した吐出量を補うための制御(以下では、アシストポンプ20の「通常制御」という。)について説明する。
コントローラ30は、車速、アクセル開度、エンジン回転速度などに基づいて、CVTの駆動に必要な圧力(必要圧力Pr)を算出する。また、コントローラ30は、第1回転角センサ50によって検出された回転角及びエア含有率からメインポンプ10の吐出量を算出する。そして、コントローラ30は、必要圧力Prがメインポンプ10の吐出量で賄えない場合に、不足した吐出量(以下、「要求吐出量Qr」という。)をアシストポンプ20から吐出するように制御する。要求吐出量Qrは、上述のようにして算出した必要圧力Pr、メインポンプ10の吐出量、及びエア含有率に基づいて算出される。なお、エア含有率は、油温、エンジン回転速度、走行距離などから推定する。
メインポンプ10の回転速度が増加すると、それに比例してメインポンプ10からの吐出量が増加するとともに、メインポンプ10の吐出圧の脈動が大きくなる。これにより、吐出流路1の圧力つまり、ライン圧も脈動する。ライン圧の脈動が大きくなると、騒音や振動が発生する。なお、吐出圧の脈動とは、メインポンプ10から吐出された作動油の圧力変動(振動)である。
このため、本実施形態におけるポンプ装置100では、コントローラ30は、第1回転角センサ50によって検出された回転角に基づいて、メインポンプ10の脈動のタイミングを把握し、アシストポンプ20の脈動がメインポンプ10の脈動と逆位相になるように電動機Mを制御する。以下に、具体的に説明する。
まず、メインポンプ10の脈動について説明する。図2は、ライン圧の脈動の変化を示すタイムチャートである。メインポンプ10の回転速度が増加すると、それに比例してメインポンプ10からの吐出量も増加する(時刻t1からt2)。これに伴い、ライン圧の脈動の大きさ(振幅)は大きくなる。なお、時刻t3までは、吐出流路1にはメインポンプ10からのみ作動油が供給されているので、ライン圧の脈動は、メインポンプ10の脈動を表している。
ライン圧の脈動の大きさ(振幅)がさらに大きくなると、脈動の大きさがあらかじめ設定された基準(範囲P)を上回る(時刻t2)。このとき、コントローラ30は、アシストポンプ20の脈動とメインポンプ10の脈動とが逆位相になるように、電動機Mを制御してアシストポンプ20を駆動する(時刻t3)。なお、逆位相とは、位相が180度ずれた状態、具体的には、アシストポンプ20の脈動とメインポンプ10の脈動の一方の山と他方の谷との位置が一致することである(図3参照)。
次に、アシストポンプ20の逆位相制御(アシストポンプ20の脈動がメインポンプ10の脈動と逆位相となる制御)について具体的に説明する。
メインポンプ10及びアシストポンプ20が、例えば、ギヤポンプによって構成されている場合、ギヤの歯の数によって、1回転あたりの吐出回数がそれぞれ決まる。コントローラ30は、第1回転角センサ50によって検出された回転角に基づいて、メインポンプ10の回転速度を算出する。そして、コントローラ30は、メインポンプ10の回転速度に、1回転あたりの吐出回数を乗算して、単位時間当たりの吐出回数、つまり、周波数を算出する。さらに、コントローラ30は、メインポンプ10の単位時間当たりの吐出回数を、アシストポンプ20の1回転あたりの吐出回数で除算する。これにより、アシストポンプ20を駆動する回転速度を求めることができる。
メインポンプ10の脈動波形の山の位置は、メインポンプ10の回転軸の角度位置によって定まっている。そこで、コントローラ30は、第1回転角センサ50によって検出された回転角に基づいて、メインポンプ10の脈動波形の山の位置、つまり、メインポンプ10の脈動のタイミング(位相)を把握する。
コントローラ30は、上述のようにして求められた回転速度、及びメインポンプ10の脈動のタイミング(位相)に基づいて、メインポンプ10の脈動と逆位相の脈動となるように、電動機Mを制御してアシストポンプ20を駆動する(時刻t3)。これにより、アシストポンプ20からメインポンプ10の脈動と逆位相の脈動の作動油が吐出することで、メインポンプ10の脈動とアシストポンプ20の脈動とが互いに打ち消し合い、吐出流路1における脈動、つまり、ライン圧の脈動が低減される。
次に、このように構成されたコントローラ30によるアシストポンプ20の制御について、図4に示すフローチャートを参照して説明する。
ステップS11では、要求吐出量Qrを算出する。上述のように、コントローラ30は必要圧力Pr、メインポンプ10の吐出量及びエア含有率に基づいて、要求吐出量Qrを算出する。必要圧力Prをメインポンプ10からの吐出量で賄える場合には、要求吐出量Qrは0とする。
ステップS12では、メインポンプ10の脈動が所定の範囲Pを上回ったか否かを判定する。具体的には、圧力センサ40によって検出された吐出圧の変化が所定の範囲P(図2参照)を超えたか否かを判定する。メインポンプ10の脈動が所定の範囲Pを上回った場合には、ステップS13に進み、メインポンプ10の脈動が所定の範囲P内であれば、ステップS15に進む。
ステップS13では、アシストポンプ20によるアシストが必要か否かを判定する。具体的には、コントローラ30は、ステップS11で求めた要求吐出量Qrからアシストポンプ20によるアシストが必要か否かを判定する。要求吐出量Qrが0でない場合には、アシストポンプ20によるアシストが必要と判定する。これに対し、要求吐出量Qrが0である場合には、アシストポンプ20によるアシストが不要と判定する。アシストポンプ20によるアシストが必要と判定された場合には、ステップS14に進み、アシストポンプ20によるアシストが不要と判定された場合には、コントローラ30は、アシストポンプ20による逆位相制御を実施する。
ステップS14では、アシストポンプ20に余力があるかを判定する。具体的には、コントローラ30は、アシストポンプ20による逆位相制御を実施した場合に、アシストポンプ20からの吐出量が要求吐出量Qrを満たすか否かを判定する。アシストポンプ20からの吐出量が要求吐出量Qrを満たす場合には、コントローラ30は、アシストポンプ20による逆位相制御を実施する。この場合には、要求された要求吐出量Qr以上の吐出量がアシストポンプ20から吐出されることになる。これに対し、アシストポンプ20からの吐出量が要求吐出量Qrを満たさない場合には、逆位相制御を禁止し、つまり、逆位相制御を行わず、通常制御を行う。この場合には、要求された要求吐出量Qrを満たすことを優先させる。
上述のようにステップS12において、メインポンプ10の脈動が所定の範囲P内であると判定された場合には、ステップS15に進む。ステップS15では、アシストポンプ20によるアシストが必要か否かを判定する。具体的には、コントローラ30は、ステップS11で求めた要求吐出量Qrからアシストポンプ20によるアシストが必要か否かを判定する。要求吐出量Qrが0でない場合には、アシストポンプ20によるアシストが必要と判定する。これに対し、要求吐出量Qrが0である場合には、アシストポンプ20によるアシストが不要と判定する。アシストポンプ20によるアシストが必要と判定された場合には、コントローラ30は、アシストポンプ20による通常制御を実施する。この場合、メインポンプ10の脈動が所定の範囲P内であるので、コントローラ30は、位相を調整せずに、要求吐出量Qrを吐出するようにアシストポンプ20を駆動する。これに対し、アシストポンプ20によるアシストが不要と判定された場合には、コントローラ30は、アシストポンプ20を停止する。
上記実施形態では、コントローラ30は、メインポンプ10の脈動が所定の範囲Pを上回った場合に、アシストポンプ20の脈動がメインポンプ10の脈動と逆位相になるように電動機Mを制御するように構成しているが、これに限らず、例えば、コントローラ30は、メインポンプ10が所定の運転条件下で運転された場合に、アシストポンプ20の脈動がメインポンプ10の脈動と逆位相になるように電動機Mを制御してもよい。具体的には、油温、油圧、エンジン回転速度、エア含有率などに基づいたメインポンプ10の脈動発生条件のマップをコントローラ30にあらかじめ記憶させ、このマップに基づいて逆位相制御を行うようにしてもよい。
以上のように構成された実施形態のポンプ装置100によれば、以下の効果を奏する。
ポンプ装置100では、コントローラ30は、第1回転角センサ50によって検出された回転角に基づいて、第1ポンプ(メインポンプ10)の脈動のタイミングを把握し、第2ポンプ(アシストポンプ20)の脈動が第1ポンプ(メインポンプ10)の脈動と逆位相になるように電動機Mを制御する。
この構成では、第2ポンプ(アシストポンプ20)から第1ポンプ(メインポンプ10)の脈動と逆位相の脈動の作動油を吐出することで、第1ポンプ(メインポンプ10)の脈動と第2ポンプ(アシストポンプ20)の脈動とが互いに打ち消し合う。これにより、アキュムレータを使用せずに、吐出流路1における脈動、つまり、ライン圧の脈動を低減できる。また、アキュムレータを使用しないのでコストダウンが可能になるとともに、アキュムレータへの蓄圧が不要になるので、燃費低減も可能になる(請求項1、6に対応する効果)。
また、ポンプ装置100は、第1ポンプ(メインポンプ10)の吐出圧を検出する圧力センサ40をさらに備え、コントローラ30は、圧力センサ40によって検出された吐出圧に基づいて脈動を検出し、第1ポンプ(メインポンプ10)の脈動があらかじめ設定された基準を上回った場合に、第2ポンプ(アシストポンプ20)の脈動が第1ポンプ(メインポンプ10)の脈動と逆位相になるように電動機Mを制御する。
この構成では、圧力センサ40によって検出された吐出圧に基づいて脈動を検出して制御を行っているので、吐出流路1の圧力(ライン圧)の脈動を適切に低減できる(請求項2に対応する効果)。
また、ポンプ装置100では、コントローラ30は、第1ポンプ(メインポンプ10)が所定の運転条件下で運転された場合に、第2ポンプ(アシストポンプ20)の脈動が第1ポンプ(メインポンプ10)の脈動と逆位相になるように電動機Mを制御する。
この構成では、圧力センサ40を設ける必要がないので、装置を簡素化できる(請求項3に対応する効果)。
また、ポンプ装置100では、コントローラ30は、第1ポンプ(メインポンプ10)の吐出量が不足した場合に、不足した流量を第2ポンプ(アシストポンプ20)によって補うように電動機Mを制御する。
この構成では、アシストポンプ20が逆位相制御と通常制御を行う。これにより、通常制御を行うポンプと逆位相制御を行うポンプを別々に設ける必要がないので、装置を小型化できる(請求項4に対応する効果)。
また、ポンプ装置100では、コントローラ30は、第2ポンプ(アシストポンプ20)の吐出量に余力がない場合には、第2ポンプ(アシストポンプ20)の脈動が第1ポンプ(メインポンプ10)の脈動と逆位相になる制御を行わない。
第2ポンプ(アシストポンプ20)の吐出量に余力がない場合には、逆位相制御を行わず、通常制御を行う。これにより、CVTなどの駆動装置が油圧不足になることを防止できる(請求項5に対応する効果)。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したものに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
上記実施形態では、ポンプ装置100が、CVTに適用される場合を例に説明したが、これに限らず、どのような装置に適用してもよい。また、第2ポンプは、メインポンプ10のアシストを行わないポンプ、つまり、単なる電動ポンプであってもよい。
100 ポンプ装置
1 吐出流路
10 メインポンプ (第1ポンプ)
20 アシストポンプ(第2ポンプ)
30 コントローラ(制御装置)
40 圧力センサ(圧力検出器)
50 第1回転角センサ(回転位置検出器)
60 第2回転角センサ
1 吐出流路
10 メインポンプ (第1ポンプ)
20 アシストポンプ(第2ポンプ)
30 コントローラ(制御装置)
40 圧力センサ(圧力検出器)
50 第1回転角センサ(回転位置検出器)
60 第2回転角センサ
Claims (6)
- エンジンによって駆動され、吐出流路に作動油を吐出する第1ポンプと、
前記第1ポンプの回転位置を検出する回転位置検出器と、
電動機によって駆動され、前記吐出流路に作動油を吐出する第2ポンプと、
前記電動機を制御して前記第2ポンプの駆動をする制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記回転位置検出器によって検出された回転位置に基づいて、前記第1ポンプの脈動のタイミングを把握し、前記第2ポンプの脈動が前記第1ポンプの脈動と逆位相になるように前記電動機を制御することを特徴とするポンプ装置。 - 請求項1に記載のポンプ装置であって、
前記第1ポンプの吐出圧を検出する圧力検出器をさらに備え、
前記制御装置は、前記圧力検出器によって検出された吐出圧に基づいて脈動を検出し、
前記第1ポンプの脈動があらかじめ設定された基準を上回った場合に、前記第2ポンプの脈動が前記第1ポンプの脈動と逆位相になるように前記電動機を制御することを特徴とするポンプ装置。 - 請求項1に記載のポンプ装置であって、
前記制御装置は、前記第1ポンプが所定の運転条件下で運転された場合に、前記第2ポンプの脈動が前記第1ポンプの脈動と逆位相になるように前記電動機を制御することを特徴とするポンプ装置。 - 請求項1から3のいずれか1つに記載のポンプ装置であって、
前記制御装置は、前記第1ポンプの吐出量が不足した場合に、不足した吐出量を前記第2ポンプによって補うように前記電動機を制御することを特徴とするポンプ装置。 - 請求項4に記載のポンプ装置であって、
前記制御装置は、前記第2ポンプの吐出量に余力がない場合には、前記第2ポンプの脈動が前記第1ポンプの脈動と逆位相になる制御を行わないことを特徴とするポンプ装置。 - エンジンによって駆動され、吐出流路に作動油を吐出する第1ポンプと、
前記第1ポンプの回転位置を検出する回転位置検出器と、
電動機によって駆動され、前記吐出流路に作動油を吐出する第2ポンプと、を備えたポンプ装置の制御方法であって、
前記回転位置検出器によって検出された回転位置に基づいて、前記第1ポンプの脈動のタイミングを把握し、前記第2ポンプの脈動が前記第1ポンプの脈動と逆位相になるように前記電動機を制御することを特徴とするポンプ装置の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017042639A JP2018145908A (ja) | 2017-03-07 | 2017-03-07 | ポンプ装置及びポンプ装置の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP (1) | JP2018145908A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020125819A (ja) * | 2019-02-05 | 2020-08-20 | ジヤトコ株式会社 | 自動変速機の油圧制御装置 |
-
2017
- 2017-03-07 JP JP2017042639A patent/JP2018145908A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020125819A (ja) * | 2019-02-05 | 2020-08-20 | ジヤトコ株式会社 | 自動変速機の油圧制御装置 |
JP7330609B2 (ja) | 2019-02-05 | 2023-08-22 | ジヤトコ株式会社 | 自動変速機の油圧制御装置 |
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