JP2017113678A - 電解水生成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、安定した品質の電解水を生成することができる電解水生成装置を提供する。【解決手段】本発明の電解水生成装置は、電解部を備え、前記電解部は、第1電解液流路を挟んで対向して配置された板状の第1電解用電極及び板状の第2電解用電極と、第1電解用電極と第2電解用電極との間に配置された第1スペーサとを備え、第1スペーサは、第1電解液流路の一方の側端に沿って配置された第1部分と、第1電解液流路の他方の側端に沿って配置された第2部分と、第1部分と第2部分とをつなぐ橋渡し部と、前記橋渡し部に設けられた突出部とを有し、第1スペーサは、第1及び第2部分と前記突出部とが第1及び第2電解用電極に挟持されるように設けられたことを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、電解水生成装置に関する。
次亜塩素酸類(次亜塩素酸、次亜塩素酸塩を含む)を含む電解水は除菌効果を有するため、感染症の予防、生鮮食品の鮮度維持、洗濯物の消臭などの目的で電解水が利用されている。電解水生成器では、塩化ナトリウム水溶液などを電気分解することにより次亜塩素酸類を生成して電解水を生成する。電解水生成器により電解水を安定して生成するには、電極間隔が変化しないように電解用電極対を固定して塩化ナトリウム水溶液などを電気分解する必要がある。スペーサにより電解用電極対の縁部を固定して電極間隔が変化しないようにした電解水生成器が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第5371902号
しかし、長期間に渡り電解用電極対により電解水を生成すると、陰極から発生した水素ガスの吸蔵に起因する電解用電極の金属疲労が発生し、電解用電極が縁部を支点として湾曲する場合がある。電解用電極が湾曲すると、電極間隔が狭くなり印加電圧が初期設定値から変化し、電解液流路が狭くなる。このため、生成する電解水の次亜塩素酸類の濃度の低下や濃度のばらつきが生じる。最悪の場合、電解用電極対が接触し、電解水が生成できなくなる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、安定した品質の電解水を生成することができる電解水生成装置を提供する。
本発明は、電解部を備え、前記電解部は、第1電解液流路を挟んで対向して配置された板状の第1電解用電極及び板状の第2電解用電極と、第1電解用電極と第2電解用電極との間に配置された第1スペーサとを備え、第1スペーサは、第1電解液流路の一方の側端に沿って配置された第1部分と、第1電解液流路の他方の側端に沿って配置された第2部分と、第1部分と第2部分とをつなぐ橋渡し部と、前記橋渡し部に設けられた突出部とを有し、第1スペーサは、第1及び第2部分と前記突出部とが第1及び第2電解用電極に挟持されるように設けられたことを特徴とする電解水生成装置を提供する。
本発明の電解水生成装置は電解部を備え、電解部は、第1電解液流路を挟んで対向して配置された板状の第1電解用電極及び板状の第2電解用電極を備えるため、第1及び第2電解用電極に電圧を印加することにより、第1電解液流路を流れる電解液を電気分解することができ電解水を生成することができる。
本発明の電解水生成装置は第1電解用電極と第2電解用電極との間に配置された第1スペーサを備え、第1スペーサは、第1電解液流路の一方の側端に沿って配置された第1部分と、第1電解液流路の他方の側端に沿って配置された第2部分と、第1部分と第2部分とをつなぐ橋渡し部と、橋渡し部に設けられた突出部とを有するため、第1スペーサの第1及び第2部分を第1又は第2電解用電極の縁部に配置することができ、突出部を第1又は第2電解用電極の中心部に配置することができる。また、突出部を第1及び第2部分並びに橋渡し部で支持することができることができるため、突出部を第1又は第2電解用電極の中心部に容易に配置することができ、突出部の位置がずれることを抑制することができる。さらに、1つの部材が橋渡し部、突出部並びに第1及び第2部分を有することができるため、電解部の製造が容易になり電解水生成装置の製造コストを低減することができる。
第1スペーサは第1及び第2部分と突出部とが第1及び第2電解用電極に挟持されるように設けられるため、第1及び第2電解用電極の縁部における電極間隔と、第1及び第2電解用電極の中心部における電極間隔とを同時に保持することができ、第1及び第2電解用電極が湾曲することを抑制することができる。このため、電極間隔が変化することを抑制することができ、電解条件(電極間の電流、電圧)が変化することを抑制することができる。この結果、安定した品質の電解水を生成することができる。また、第1及び第2電解用電極がショートすることを抑制することができ、電解水生成装置の寿命特性を向上させることができる。
本発明の第1実施形態の電解水生成装置の概略断面図である。 (a)は本発明の第1実施形態の電解水生成装置に含まれる電解部の概略斜視図であり、(b)は破線A−Aにおける電解部の概略断面図であり、(c)は一点鎖線B−Bにおける電解部の概略断面図であり、(d)は点線C−Cにおける電解部の概略断面図であり、(e)は第1スペーサの概略斜視図である。 (a)は本発明の第2実施形態の電解水生成装置に含まれる電解部の概略斜視図であり、(b)は破線A−Aにおける電解部の概略断面図であり、(c)は一点鎖線B−Bにおける電解部の概略断面図であり、(d)は点線C−Cにおける電解部の概略断面図であり、(e)は第1スペーサの概略斜視図であり、(f)は第1スペーサの突出部の拡大斜視図である。 (a)は本発明の第3実施形態の電解水生成装置に含まれる電解部の概略斜視図であり、(b)は破線A−Aにおける電解部の概略断面図であり、(c)は一点鎖線B−Bにおける電解部の概略断面図であり、(d)は点線C−Cにおける電解部の概略断面図であり、(e)は第1スペーサの概略斜視図である。 (a)は本発明の第4実施形態の電解水生成装置に含まれる電解部の概略斜視図であり、(b)は破線A−Aにおける電解部の概略断面図であり、(c)は一点鎖線B−Bにおける電解部の概略断面図であり、(d)は点線C−Cにおける電解部の概略断面図であり、(e)は第1スペーサの概略斜視図である。 (a)は本発明の第5実施形態の電解水生成装置に含まれる電解部の概略斜視図であり、(b)は破線A−Aにおける電解部の概略断面図であり、(c)は一点鎖線B−Bにおける電解部の概略断面図であり、(d)は点線C−Cにおける電解部の概略断面図であり、(e)は一点鎖線D−Dにおける電解部の概略断面図である。
本発明の電解水生成装置は、電解部を備え、前記電解部は、第1電解液流路を挟んで対向して配置された板状の第1電解用電極及び板状の第2電解用電極と、第1電解用電極と第2電解用電極との間に配置された第1スペーサとを備え、第1スペーサは、第1電解液流路の一方の側端に沿って配置された第1部分と、第1電解液流路の他方の側端に沿って配置された第2部分と、第1部分と第2部分とをつなぐ橋渡し部と、前記橋渡し部に設けられた突出部とを有し、第1スペーサは、第1及び第2部分と前記突出部とが第1及び第2電解用電極に挟持されるように設けられたことを特徴とする。
本発明の電解水生成装置に含まれる第1スペーサは、橋渡し部のうち第1部分と突出部との間の部分及び第2部分と突出部との間の部分が、第1及び/又は第2電解用電極と非接触となるように設けられたことが好ましい。このことにより、第1電解用電極又は第2電解用電極と橋渡し部との間に隙間を空けることができ、この隙間を第1電解液流路として電解液を流すことができる。このことにより、第1スペーサが電解液の流れを妨げることを抑制することができる。
第1スペーサに含まれる突出部は、橋渡し部の中央部に設けられたことが好ましい。このことにより、突出部を第1電解用電極の中心部と第2電解用電極の中心部との間に配置することができる。
第1スペーサに含まれる突出部は、第1電解用電極の中心部と第2電解用電極の中心部との間に配置されたことが好ましい。このことにより、第1電解用電極及び第2電解用電極が湾曲することを効率的に抑制することができる。
本発明の電解水生成装置に含まれる電解部は、第1電解用電極及び第2電解用電極を収容する構造部材を備えることが好ましく、構造部材は、第1電解用電極の縁部及び第2電解用電極の縁部で第1及び第2電解用電極を支持することが好ましく、第1及び第2電解用電極並びに構造部材は、第1電解液流路に電解液が連続的に流れるように設けられたことが好ましい。このことにより、第1電解用電極及び第2電解用電極を構造部材中に設置することができ、第1電解液流路を容易に形成することができる。
電解部に含まれる構造部材は、流入口と、流出口とを備えることが好ましく、第1電解液流路は、流入口から流入した電解液が第1及び第2電解用電極により電解処理され、電解処理後の電解液(電解水)が流出口から流出するように設けられたことが好ましい。このことにより、電解部により連続的に電解液から電解水を生成することができる。
第1スペーサに含まれる突出部は、球状又は円柱状であることが好ましい。このことにより、突出部と第1及び第2電解用電極との接触面積を狭くすることができ、第1及び第2電解用電極の電極有効面積が減少することを抑制することができる。また、突出部の第1及び第2電解用電極と接触する部分と、第1部分及び第2部分との間の橋渡し部が第1及び第2電解用電極と接触しない構成にすることができ、第1電解液流路を確保することができる。さらに、突出部が流路抵抗に与える影響を少なくすることができる。
本発明の電解水生成装置に含まれる電解部は、第2電解用電極の第1電解用電極と対向する面の裏面に対向して配置された板状の第3電解用電極と、第2スペーサとを備えることが好ましく、第2及び第3電解用電極は、その間に第2電解液流路を形成することが好ましく、第2スペーサは、第1スペーサと同様の形状を有し、かつ、第2電解用電極と第3電解用電極とに挟持されるように設けられたことが好ましい。このことにより、第1電解液流路と第2電解液流路の両方で電解水を生成することができ、効率よく電解水を生成することができる。また、第1〜第3電解用電極が湾曲することを抑制することができる。このため、電極間隔が変化することを抑制することができ、安定した品質の電解水を生成することができる。また、第1〜第3電解用電極がショートすることを抑制することができる。
本発明は、第1電解液流路を挟んで対向して配置された板状の第1電解用電極及び板状の第2電解用電極と、第1電解用電極と第2電解用電極との間に配置された第1スペーサとを備え、第1スペーサは、第1電解液流路の周部に設けられた枠部と、枠部の2つの部分を橋渡しするように設けられた橋渡し部と、橋渡し部に設けられた突出部とを有し、枠部は、第1電解液流路に電解液が流入する第1開口と、第1電解液流路から電解液が流出する第2開口とを有し、第1スペーサは、枠部と突出部とが第1及び第2電解用電極に挟持されるように設けられたことを特徴とする電解水生成装置も提供する。
本発明の電解水生成装置によれば、第1スペーサの枠部を第1電解用電極又は第2電解用電極の周縁部に配置することができ、突出部を第1電解用電極又は第2電解用電極の中心部に配置することができる。また、突出部を枠部及び橋渡し部で支持することができることができるため、突出部を第1電解用電極又は第2電解用電極の中心部に容易に配置することができ、突出部の位置がずれることを抑制することができる。また、1つの部材が橋渡し部、突出部及び枠部を有することができるため、電解部の製造が容易になり電解水生成装置の製造コストを低減することができる。さらに、第1及び第2電解用電極の周縁部における電極間隔と、第1及び第2電解用電極の中心部における電極間隔とを同時に保持することができ、第1及び第2電解用電極が湾曲することを抑制することができる。
本発明の電解水生成装置に含まれる第1スペーサは、橋渡し部のうち枠部と突出部との間の部分が第1及び/又は第2電解用電極と非接触となるように設けられたことが好ましい。このことにより、第1電解用電極又は第2電解用電極と橋渡し部との間に隙間を空けることができ、この隙間を第1電解液流路として電解液を流すことができる。このことにより、第1スペーサが電解液の流れを妨げることを抑制することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面を用いて説明する。図面や以下の記述中で示す構成は、例示であって、本発明の範囲は、図面や以下の記述中で示すものに限定されない。
第1実施形態
図1は、第1実施形態の電解水生成装置の概略断面図である。図2(a)は第1実施形態の電解水生成装置に含まれる電解部の概略斜視図であり、図2(b)は破線A−Aにおける電解部の概略断面図であり、図2(c)は一点鎖線B−Bにおける電解部の概略断面図であり、図2(d)は点線C−Cにおける電解部の概略断面図であり、図2(e)は第1スペーサの概略斜視図である。
第1実施形態の電解水生成装置60は、電解部10を備え、電解部10は、第1電解液流路4を挟んで対向して配置された板状の第1電解用電極1及び板状の第2電解用電極2と、第1電解用電極1と第2電解用電極2との間に配置された第1スペーサ5とを備え、第1スペーサ5は、第1電解液流路4の一方の側端に沿って配置された第1部分6と、第1電解液流路4の他方の側端に沿って配置された第2部分7と、第1部分6と第2部分7とをつなぐ橋渡し部8と、橋渡し部8に設けられた突出部9とを有し、第1スペーサ5は、第1部分6及び第2部分7と突出部9とが第1電解用電極1及び第2電解用電極2に挟持されるように設けられたことを特徴とする。
電解水生成装置60は、電解液22から次亜塩素酸類(次亜塩素酸、次亜塩素酸塩を含む)を含む電解水を生成する装置である。電解液22は、塩化ナトリウム、塩化カリウム又は塩酸を溶質として含む水溶液とすることができる。第1実施形態の電解水生成装置60では、電解液タンク17に溜めた電解液22を電解液用ポンプ18により電解部10に供給する。
電解部10は、電解用電極により電解液22を電気分解し、次亜塩素酸類を含む電解水を生成する部分である。電解部10は、第1電解液流路4を挟んで対向して配置された板状の第1電解用電極1及び板状の第2電解用電極2を有する。このため、第1電解液流路4に供給された電解液22を第1及び第2電解用電極1、2により電気分解することができ、次亜塩素酸類を含む電解水を生成することができる。なお、塩化ナトリウムを溶質として含む電解液22を電気分解すると、塩素ガス、水素ガス、次亜塩素酸、次亜塩素酸ナトリウム、塩化ナトリウムなどを含む電解水28が生成されるが、塩素ガスは電解部10、混合部30などで水に溶解し、次亜塩素酸類に変換される。
第1、2電解用電極1、2は、平板状であってもよく、曲板状であってもよい。また、第1、2電解用電極1、2は、方形状であってもよい。さらに、第1、2電解用電極1、2は、無隔膜で略平行に配置することができ、電極間距離が1mm〜10mmの範囲内となるように配置することができる。
電解部10は、第1電解用電極1と第2電解用電極2との間に直流電圧を印加できるように設けることができる。このことにより、第1及び第2電解用電極1、2のうち一方に第1陽極表面12を形成することができ、他方に第1陰極表面13を形成することができる。第1及び第2電解用電極1、2の材料には、金属チタン板、白金板などの不溶性電極を用いることができる。また、この金属チタン板、白金板は、保護膜又は触媒膜でコートされていてもよい。また、第1及び第2電解用電極1、2は、例えば、第1陽極表面12がチタン板に白金とイリジウムを焼結法によりコーティングした電極表面となり、第1陰極表面13が金属チタン又は金属チタンの酸化膜からなる電極表面となるように設けることができる。
電解部10は、第1電解用電極1と電気的に接続した第1電極端子15と第2電解用電極2と電気的に接続した第2電極端子16とを有することができる。電極端子は、電解部10の内部の電解用電極と電解部10の外部電線とを電気的に接続するための部材である。このことにより、第1及び第2電極端子15、16を介して第1及び第2電解用電極1、2に電圧を印加することができる。なお、電極端子と構造部材14との間にOリングを設けることができる。このことにより、電極端子の周囲から電解液やガスが外部に漏洩することを抑制することができる。
電解部10は、第1電解用電極1と第2電解用電極2との間に配置された第1スペーサ5を備える。第1スペーサ5は、第1電解液流路4の一方の側端に沿って配置された第1部分6と、第1電解液流路4の他方の側端に沿って配置された第2部分7と、第1部分6と第2部分7とをつなぐ橋渡し部8と、橋渡し部8に設けられた突出部9とを有する。このことにより、第1部分6及び第2部分7を第1又は第2電解用電極1、2の縁部に配置することができ、突出部9を第1又は第2電解用電極1、2の中心部に配置することができる。また、突出部9を第1部分6、第2部分7及び橋渡し部8で支持することができることができるため、突出部9を第1電解用電極1又は第2電解用電極2の中心部に容易に配置することができ、突出部9の位置がずれることを抑制することができる。また、1つの部材が第1部分6、第2部分7及び突出部9を有することができるため、電解部10の製造が容易になり電解水生成装置60の製造コストを低減することができる。第1スペーサ5は、H字形を有することができる。例えば、第1スペーサ5は、図2(b)〜(e)に示したような形状を有することができる。
第1部分6、第2部分7及び突出部9における第1スペーサ5の厚さは実質的に同じにすることができる。このことにより、第1電解用電極1と第2電解用電極2を略平行に配置することができ、電極間隔にむらが生じることを抑制することができる。また、第1部分6又は第2部分7は、実質的に均一な厚さを有するように設けることができる。
また、第1スペーサ5の材料は、例えば、フッ素樹脂、PEEK、PBT、PP、PE、アクリル樹脂又はポリカーボネート樹脂とすることができる。
第1部分6、第2部分7は、線形であってもよく、直線形であってもよい。また、第1部分6、第2部分7は、断面が円形となるように設けられてもよく、断面が四角となるように設けられてもよいが、第1部分6、第2部分7の断面は円形であることが好ましい。このことにより、第1スペーサ5と第1及び第2電解用電極1、2との接触面積を少なくすることができ、電極の有効面積が減少することを抑制することができる。また、第1部分6と第2部分7とが略平行に設けられてもよい。
橋渡し部8は、第1部分6と第2部分7とをつなぎ、第1電解液流路4を横断するように設けられる。また、橋渡し部8に突出部9が設けられる。また、突出部9は、橋渡し部8の中央部に配置することができる。このことにより、突出部9を第1電解用電極1の中心部と第2電解用電極2の中心部との間に配置することができ、第1電解用電極1及び第2電解用電極2が湾曲することを効率的に抑制することができる。
橋渡し部8の形状は、線形であってもよく、直線形であってもよい。また、橋渡し部8は、断面が円形となるように設けられてもよく、断面が四角となるように設けられてもよい。また、橋渡し部8は、第1部分6、第2部分7に対し実質的に垂直となるように設けることができる。また、橋渡し部8は、第1部分6及び第2部分7よりも細くなるように又は薄くなるように設けることができる。このことにより、橋渡し部8と第1又は第2電解用電極との間に隙間を形成することができ、第1電解液流路4を確保することができる。
突出部9は、橋渡し部8から突出した形状を有すれば特に限定されないが、突出部9は、第1電解用電極1の中心部と第2電解用電極2の中心部とに接触することにより、電極間距離の変化を抑制するような形状を有することができる。
第1実施形態の電解水生成装置60では、図2(b)〜(e)に示したように、突出部9は球状である。突出部9を球状にすることにより、突出部9と第1及び第2電解用電極1、2との接触面積を狭くすることができ、第1及び第2電解用電極1、2の電極有効面積が減少することを抑制することができる。また、突出部9を球状にすることにより、突出部9の第1及び第2電解用電極1、2と接触する部分と、第1部分6及び第2部分7との間の橋渡し部8が第1及び第2電解用電極1、2と接触しない構成にすることができ、第1電解液流路4を確保することができる。さらに、突出部9を球状にすることにより、突出部9が第1電解液流路4の流路抵抗に与える影響を少なくすることができる。
第1スペーサ5は、第1部分6、第2部分7及び突出部9が第1電解用電極1及び第2電解用電極2に挟持されるように設けられる。このことにより、第1電解用電極1及び第2電解用電極2の縁部における電極間隔と、第1電解用電極1の中心部及び第2電解用電極2の中心部における電極間隔とを保持することができ、第1電解用電極1又は第2電解用電極2が湾曲することを抑制することができ、電極間隔が変化することを抑制することができる。このため、電極間隔が変化することによる電解条件(電極間の電流、電圧)の変化を抑制することができ、長期間にわたって、安定した品質の電解水を生成することができる。また、一定の電極間隔を保持できるため、第1及び第2電解用電極間に電流集中が生じることを抑制することができ、生成する電解水に次亜塩素酸類の濃度のむらが生じることを抑制することができる。また、第1電解用電極1及び第2電解用電極2がショートすることを抑制することができる。
第1スペーサ5は、橋渡し部8のうち第1部分6と突出部9との間の部分及び第2部分7と突出部9との間の部分が、第1電解用電極1及び/又は第2電解用電極2と非接触となるように設けられてもよい。このことにより、第1電解用電極1及び第2電解用電極2と橋渡し部8との間に隙間を空けることができ、この隙間を第1電解液流路4として電解液22を流すことができる。このことにより、第1スペーサ5が電解液22の流れを妨げることを抑制することができる。例えば、図2(d)のように、橋渡し部8と第1及び第2電解用電極1、2との間に第1電解液流路4を形成することができる。
電解部10は、第1電解用電極1及び第2電解用電極2を収容する構造部材14を備えることができる。このことにより、第1電解用電極1及び第2電解用電極2を構造部材14内に設置することができ、第1電解液流路4を容易に形成することができる。
第1及び第2電解用電極1、2並びに構造部材14は、第1電解液流路4に電解液22が連続的に流れるように設けることができる。このことにより、電解部10により連続的に電解液22から電解水28を生成することができる。また、構造部材14は、流入口32と流出口33とを有することができ、第1電解液流路4は、流入口32から流入した電解液22が第1及び第2電解用電極1、2により電解処理され、電解処理後の電解液(電解水28)が流出口33から流出するように設けることができる。
構造部材14は、第1電解用電極1の縁部及び第2電解用電極2の縁部で第1及び第2電解用電極1、2を支持することができる。また、構造部材14は、第1電解用電極1と第2電解用電極2が平行になるように第1及び第2電解用電極1、2を支持することができる。このことにより、第1及び第2電解用電極1,2の電極間隔を固定することができ、安定した品質の電解水を生成することができる。また、構造部材14と第1スペーサ5の両方で電極間隔を保持することができるため、電極間隔が狭くなることを抑制することができる。
構造部材14の材料は、例えば、PP、PE、アクリル樹脂又はポリカーボネート樹脂とすることができる。
電解水生成装置60は、電解部10で生成した電解水28を希釈する混合部30を備えることができる。このことにより、電解部10で高濃度の電解水28を生成し、混合部30で電解水28を希釈することにより多量の電解水28を生成することができる。また、電解部10に供給する電解液22の量を少なくすることができ、電解液タンク17の電解液22の消費を抑制することができる。また、水道水などの希釈用水が電解部10に流入することを抑制することができ、希釈用水に含まれるミネラルが第1及び第2電解用電極1、2の表面上に析出することを抑制することができる。このことにより、電解水生成装置60の寿命特性を長くすることができる。また、電解部10で高濃度の電解水を生成すると、電解部10から電解水と共に塩素ガスが排出される場合があるが、混合部30で多量の希釈用水で電解水を希釈することにより、塩素ガスを水に溶解させることができ、次亜塩素酸類を生成することができる。
混合部30は、例えば、図1のように電解部10から混合部30に流入した電解水28が給水弁31から供給される水道水により希釈されるように設けることができる。
電解水生成装置60は、混合部30から流出した電解水の流路を切り換える流路切換部23を備えることができる。このことにより、電解水を異なる吐出口から吐出することが可能になり、電解水を様々な用途に利用することができる。例えば、図1に示した電解水生成装置60のように、電解水生成装置60は、第1吐出口24と第2吐出口25を有することができ、流路切換部23が電解水を第1吐出口24から吐出する流路と電解水を第2吐出口25から吐出する流路とを切り換えることができるように設けることができる。第1吐出口24は、例えば、洗濯機などの外部機器に接続することができる。このことにより、外部機器で電解水を利用することができる。第2吐出口25は、例えば、注ぎ口部材34から電解水が吐出されるように設けることができる。このことにより、必要に応じて注ぎ口部材34から電解水をバケツ51などにくみ出すことができ、掃除などで電解水を利用することができる。
第2実施形態
第2実施形態の電解水生成装置60は、突出部9の形状が円柱状であり、他の構成は、第1実施形態の電解水生成装置60と同じである。また、上述の第1実施形態についての説明は、矛盾がない限り、第2実施形態に当てはまる。
図3(a)は第2実施形態の電解水生成装置に含まれる電解部10の概略斜視図であり、(b)は破線A−Aにおける電解部10の概略断面図であり、(c)は一点鎖線B−Bにおける電解部10の概略断面図であり、(d)は点線C−Cにおける電解部10の概略断面図であり、(e)は第1スペーサ5の概略斜視図であり、(f)は第1スペーサ5の突出部9の拡大斜視図である。
第2実施形態では、第1スペーサ5の橋渡し部8の中央部から第1電解用電極1に向かうように円柱状の突出部9aが設けられ、第1スペーサ5の橋渡し部8の中央部から第2電解用電極2に向かうように円柱状の突出部9bが設けられている。また、突出部9aと突出部9bは、橋渡し部8の中央部を挟むように設けられている。そして、第1電解用電極1と突出部9aの先端とが接触し、第2電解用電極2と突出部9bの先端とが接触し、突出部9a、9bは、第1及び第2電解用電極1、2に挟持されている。また、突出部9aの先端と突出部9bの先端との間の厚さは、第1部分6の厚さ及び第2部分7の厚さと実質的に同じである。第1スペーサ5がこのような構成を有することにより、突出部9で第1及び第2電解用電極1、2の電極間隔を保持することができ、電極間隔が狭くなることを抑制することができる。また、突出部9をこのような形状にすることにより、突出部9の第1及び第2電解用電極1、2と接触する部分と、第1部分6及び第2部分7との間の橋渡し部8が第1及び第2電解用電極1、2と接触しない構成にすることができ、第1電解液流路4を確保することができる。さらに、突出部9の形状を円柱状にすることにより、突出部9のサイズを小さくすることができ、第1電解液流路4を広くすることができる。なお、第2実施形態では突出部9の形状を円柱状としたが、突出部9は、四角柱状、三角柱状などの角柱状であってもよい。また、突出部9の先端は、平面であってもよく、凸面であってもよい。
第3実施形態
第3実施形態の電解水生成装置60は、第1実施形態の電解水生成装置60と第1スペーサ5の形状が異なる。他の構成は、第1実施形態の電解水生成装置60と同じである。また、上述の第1実施形態についての説明は、矛盾がない限り、第3実施形態に当てはまる。
図4(a)は、第3実施形態の電解水生成装置60に含まれる電解部10の概略斜視図であり、図4(b)は破線A−Aにおける電解部10の概略断面図であり、図4(c)は一点鎖線B−Bにおける電解部10の概略断面図であり、図4(d)は点線C−Cにおける電解部10の概略断面図であり、図4(e)は第1スペーサ5の概略斜視図である。
第3実施形態の電解水生成装置60は、第1電解液流路4を挟んで対向して配置された板状の第1電解用電極1及び板状の第2電解用電極2と、第1電解用電極1と第2電解用電極2との間に配置された第1スペーサ5とを備え、第1スペーサ5は、第1電解液流路4の周部に設けられた枠部43と、枠部43の2つの部分を橋渡しするように設けられた橋渡し部8と、橋渡し部8に設けられた突出部9とを有し、枠部43は、第1電解液流路4に電解液22が流入する第1開口44と、第1電解液流路4から電解液(電解水)が流出する第2開口45とを有し、第1スペーサ5は、枠部43と突出部9とが第1電解用電極1及び第2電解用電極2に挟持されるように設けられたことを特徴とする。
第3実施形態では、第1スペーサ5は、第1電解液流路4の周部に設けられた枠部43と、枠部43の2つの部分を橋渡しするように設けられた橋渡し部8と、橋渡し部8に設けられた突出部9とを有する。このため、第1スペーサの枠部43を第1電解用電極1又は第2電解用電極2の縁部に配置することができ、突出部9を第1電解用電極1又は第2電解用電極2の中心部に配置することができる。また、突出部9を枠部43及び橋渡し部8で支持することができることができるため、突出部9を第1電解用電極1又は第2電解用電極2の中心部に容易に配置することができ、突出部9の位置がずれることを抑制することができる。さらに、1つの部材が橋渡し部8、突出部9及び枠部43を有することができるため、電解部10の製造が容易になり電解水生成装置60の製造コストを低減することができる。
枠部9は、方形状であってもよい。また、枠部9は、線形部分の断面が円形となるように設けられてもよく、線形部分の断面が四角となるように設けられてもよいが、枠部9の線形部分の断面は円形であることが好ましい。このことにより、第1スペーサ5と第1及び第2電解用電極1、2との接触面積を少なくすることができ、電極の有効面積が減少することを抑制することができる。また、枠部9は、その厚さが実質的に均一になるように設けることができる。
枠部9は、第1電解液流路4に電解液22が流入する第1開口44と、第1電解液流路4から電解液(電解水)が流出する第2開口45とを有する。このことにより、枠部9が電解液又は電解水の流れを妨げることを抑制することができ、安定して電解水を生成することができる。なお、第1開口44及び第2開口45は、通液穴であってもよい。
橋渡し部8は、枠部9の枠内の開口を2つに分割するように設けられてもよい。橋渡し部8は、枠部9の一辺と平行に設けられてもよく、枠部9の角をつなぐように設けられてもよい。また、突出部9は、橋渡し部8の中央部に設けることができる。このことにより、突出部9を第1電解用電極1の中心部と第2電解用電極2の中心部との間に配置することができる。また、橋渡し部8は、枠部9よりも細くなるように又は薄くなるように設けることができる。橋渡し部8の形状は、線形であってもよく、直線形であってもよい。また、橋渡し部8は、断面が円形となるように設けられてもよく、断面が四角となるように設けられてもよい。突出部9は、橋渡し部8から突出した形状を有すれば特に限定されないが、第1実施形態のように球状であってもよく、第2実施形態のように円柱状であってもよい。また、突出部9は、その厚さが枠部9と実質的に同じになるように設けることができる。
例えば、第1スペーサ5は、図4(b)〜(e)に示したような形状を有することができる。
第1スペーサ5は枠部43と突出部9とが第1電解用電極1及び第2電解用電極2に挟持されるように設けられるため、第1電解用電極1の周縁部及び第2電解用電極2の周縁部における電極間隔と、第1電解用電極1の中心部及び第2電解用電極2の中心部における電極間隔とを保持することができ、第1及び第2電解用電極1,2が湾曲することを抑制することができる。このため、電極間隔が変化することを抑制することができ、安定した品質の電解水を生成することができる。また、第1及び第2電解用電極1,2がショートすることを抑制することができる。
第1スペーサ5は、橋渡し部8のうち枠部43と突出部9との間の部分が、第1電解用電極1及び/又は第2電解用電極2と非接触となるように設けられてもよい。このことにより、第1電解用電極1及び第2電解用電極2と橋渡し部8との間に隙間を空けることができ、この隙間を第1電解液流路4として電解液22を流すことができる。このことにより、第1スペーサ5が電解液22の流れを妨げることを抑制することができる。例えば、図4(d)のように、橋渡し部8と第1及び第2電解用電極1、2との間に第1電解液流路4を形成することができる。
第4実施形態
第4実施形態の電解水生成装置60は、第3実施形態の電解水生成装置60と第1スペーサ5の形状が異なる。他の構成は、第3実施形態の電解水生成装置60と同じである。また、上述の第1及び第3実施形態についての説明は、矛盾がない限り、第4実施形態に当てはまる。
図5(a)は、第4実施形態の電解水生成装置60に含まれる電解部10の概略斜視図であり、図5(b)は破線A−Aにおける電解部10の概略断面図であり、図5(c)は一点鎖線B−Bにおける電解部10の概略断面図であり、図5(d)は点線C−Cにおける電解部10の概略断面図であり、図5(e)は第1スペーサ5の概略斜視図である。
図4に示した電解部10では、第1電解液流路4を横断する方向に枠部43の2つの部分をつなぐ橋渡し部8が設けられ、橋渡し部8の中央部に突出部9が設けられていたが、第4実施形態では、第1電解液流路4の流れ方向に枠部43の2つの部分をつなぐ橋渡し部8が設けられ、橋渡し部8の中央部に突出部9が設けられている。その他の構成は、第3実施形態の電解水生成装置60と同じである。
このような構成により、突出部9を第1電解用電極1又は第2電解用電極2の中心部に容易に配置することができ、突出部9の位置がずれることを抑制することができる。また、第1及び第2電解用電極1、2が湾曲することを抑制することができる。このため、電極間隔が変化することを抑制することができ、安定した品質の電解水を生成することができる。
第1電解液流路4の流れ方向に橋渡し部8が設けることにより、第1スペーサ5を成型により作成することが容易になり、電解水生成装置60の製造コストを低減することができる。また、橋渡し部8が流路抵抗に与える影響を小さくすることができる。
橋渡し部8が接続する枠部43の2つの部分は、第1開口44、第2開口45と重ならないように設けることができる。このことにより、橋渡し部8の製造が容易になり、製造コストを低減することができる。
第5実施形態
第5実施形態の電解水生成装置60は、電解部10が第1電解用電極1、第2電解用電極2及び第3電解用電極52を備え、第1電解用電極1と第2電解用電極2との間に第1電解液流路4が形成され、第2電解用電極2と第3電解用電極52との間に第2電解液流路54が形成される構造を有する。また、第1スペーサ5が第1電解用電極1と第2電解用電極2との間に配置され、第2スペーサ53が第2電解用電極2と第3電解用電極52との間に配置される。他の構成は、第1実施形態の電解水生成装置60と実質的に同じである。また、上述の第1実施形態についての説明は、矛盾がない限り、第5実施形態に当てはまる。
図6(a)は第5実施形態の電解水生成装置に含まれる電解部の概略斜視図であり、図6(b)は破線A−Aにおける電解部の概略断面図であり、図6(c)は一点鎖線B−Bにおける電解部の概略断面図であり、図6(d)は点線C−Cにおける電解部の概略断面図であり、図6(e)は一点鎖線D−Dにおける電解部の概略断面図である。
電解部10は、第2電解用電極2の第1電解用電極1と対向する面の裏面に対向して配置された板状の第3電解用電極52を備えることができる。このことにより、第1電解用電極1と第2電解用電極2との間に第1電解液流路4を形成することができ、第2電解用電極2と第3電解用電極52との間に第2電解液流路54を形成することができる。なお、第5実施形態では、第1電極端子15が第1電解用電極1と電気的に接続し、第2電極端子16が第3電解用電極52と電気的に接続するように設けられる。このことにより、第1電解液流路4の両側の第1電解用電極1の表面と第2電解用電極2の表面のうち一方を第1陽極表面12とし他方を第1陰極表面13とすることができる。また、第2電解液流路54の両側の第2電解用電極2の表面と第3電解用電極52の表面のうち一方を第2陽極表面55とし他方を第2陰極表面56とすることができる。電解部10がこのような構成を有することにより、第1電解液流路4と第2電解液流路54の両方で電解水を生成することができ、効率よく電解水を生成することができる。
構造部材14は、第1電解用電極1の縁部、第2電解用電極2の縁部、第3電解用電極52の縁部で第1から第3電解用電極を支持することができる。また、構造部材14は、第1電解用電極1と第2電解用電極2の間隔が実質的に均一になるように第1及び第2電解用電極1、2を支持することができ、第2電解用電極2と第3電解用電極52の間隔が実質的に均一になるように第2及び第3電解用電極2、52を支持することができる。さらに、構造部材14は、第1及び第2電解用電極1、2の電極間隔と、第2及び第3電解用電極2、52の電極間隔とが実質的に同じになるように第1〜第3電解用電極を支持することができる。
第2スペーサ53は、第1スペーサ5と同様の形状を有する。なお、図6では、第1スペーサ5及び第2スペーサ53は、第1実施形態における第1スペーサ5と同様の形状を有しているが、第1スペーサ5及び第2スペーサ53は実施形態2又は3における第1スペーサ5のような形状を有することもできる。また、第1スペーサ5と第2スペーサ53は実質的に同じ厚さを有することができる。
第2スペーサ53は、第2電解用電極2と第3電解用電極52とに挟持されるように設けられる。第1スペーサ5により、第1電解用電極1及び第2電解用電極2の縁部における電極間隔と、第1電解用電極1及び第2電解用電極2の中心部における電極間隔とを保持することができる。また、第2スペーサ53により、第2電解用電極2及び第3電解用電極52の縁部における電極間隔と、第2電解用電極2及び第3電解用電極52の中心部における電極間隔とを保持することができる。このことにより、第1〜第3電解用電極が湾曲することを抑制することができる。このため、電極間隔が変化することを抑制することができ、安定した品質の電解水を生成することができる。また、第1〜第3電解用電極がショートすることを抑制することができる。
なお、第5実施形態では、電解部10が第1〜第3電解用電極を有する実施形態について説明したが、電解部10は、同様の積層構造により4枚以上の電解用電極を備えた構造を有することもできる。
1: 第1電解用電極 2:第2電解用電極 4:第1電解液流路 5:第1スペーサ 6:第1部分 7:第2部分 8:橋渡し部 9:突出部 10:電解部 12:第1陽極表面 13:第1陰極表面 14:構造部材 15:第1電極端子 16:第2電極端子 17:電解液タンク 18:電解液用ポンプ 19:Oリング 20:電解液供給部 22:電解液 23:流路切換部 24:第1吐出口 25:第2吐出口 26:流路部材 28:電解水(次亜塩素酸水) 30:混合部 31:給水弁 32:流入口 33:流出口 34:注ぎ口部材 38:筐体 41:水道水流入口 42:電解液流入口 43:枠部 44:第1開口 45:第2開口 51:バケツ 52:第3電解用電極 53:第2スペーサ 54:第2電解液流路 55:第2陽極表面 56:第2陰極表面 60:電解水生成装置

Claims (10)

  1. 電解部を備え、
    前記電解部は、第1電解液流路を挟んで対向して配置された板状の第1電解用電極及び板状の第2電解用電極と、第1電解用電極と第2電解用電極との間に配置された第1スペーサとを備え、
    第1スペーサは、第1電解液流路の一方の側端に沿って配置された第1部分と、第1電解液流路の他方の側端に沿って配置された第2部分と、第1部分と第2部分とをつなぐ橋渡し部と、前記橋渡し部に設けられた突出部とを有し、
    第1スペーサは、第1及び第2部分と前記突出部とが第1及び第2電解用電極に挟持されるように設けられたことを特徴とする電解水生成装置。
  2. 第1スペーサは、前記橋渡し部のうち第1部分と前記突出部との間の部分及び第2部分と前記突出部との間の部分が、第1及び/又は第2電解用電極と非接触となるように設けられた請求項1に記載の電解水生成装置。
  3. 第1電解液流路を挟んで対向して配置された板状の第1電解用電極及び板状の第2電解用電極と、第1電解用電極と第2電解用電極との間に配置された第1スペーサとを備え、
    第1スペーサは、第1電解液流路の周部に設けられた枠部と、前記枠部の2つの部分を橋渡しするように設けられた橋渡し部と、前記橋渡し部に設けられた突出部とを有し、
    前記枠部は、第1電解液流路に電解液が流入する第1開口と、第1電解液流路から電解液が流出する第2開口とを有し、
    第1スペーサは、前記枠部と前記突出部とが第1及び第2電解用電極に挟持されるように設けられたことを特徴とする電解水生成装置。
  4. 第1スペーサは、前記橋渡し部のうち前記枠部と前記突出部との間の部分が第1及び/又は第2電解用電極と非接触となるように設けられた請求項3に記載の電解水生成装置。
  5. 前記突出部は、前記橋渡し部の中央部に設けられた請求項1〜4のいずれか1つに記載の電解水生成装置。
  6. 前記突出部は、第1電解用電極の中心部と第2電解用電極の中心部との間に配置された請求項1〜5のいずれか1つに記載の電解水生成装置。
  7. 前記電解部は、第1電解用電極及び第2電解用電極を収容する構造部材を備え、
    前記構造部材は、第1電解用電極の縁部及び第2電解用電極の縁部で第1及び第2電解用電極を支持し、
    第1及び第2電解用電極並びに前記構造部材は、第1電解液流路に電解液が連続的に流れるように設けられた請求項1〜6のいずれか1つに記載の電解水生成装置。
  8. 前記構造部材は、流入口と、流出口とを備え、
    第1電解液流路は、前記流入口から流入した電解液が第1及び第2電解用電極により電解処理され、電解処理後の電解液が前記流出口から流出するように設けられた請求項7に記載の電解水生成装置。
  9. 前記突出部は、球状又は円柱状である請求項1〜8のいずれか1つに記載の電解水生成装置。
  10. 前記電解部は、第2電解用電極の第1電解用電極と対向する面の裏面に対向して配置された板状の第3電解用電極と、第2スペーサとを備え、
    第2及び第3電解用電極は、その間に第2電解液流路を形成し、
    第2スペーサは、第1スペーサと同様の形状を有し、かつ、第2電解用電極と第3電解用電極とに挟持されるように設けられた請求項1〜9のいずれか1つに記載の電解水生成装置。
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