JP2017113491A - 座及び椅子 - Google Patents

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Abstract

【課題】椅子の座のアウターシェルを構成する部材の金型成形を必要とすることなく、着座時の臀部へのフィット性を向上させると共に着座者の臀部の前滑りを防止することができるようにする。【解決手段】座受部材7と、当該座受部材7上に配設されるクッション部材2と、当該クッション部材2のうちの少なくとも上面及び側面を覆う表皮部材8とを有し、クッション部材2が、下面2aのうちの平面視における着座者の着座時の臀部位置を含む一部の範囲に形成された撓み促進部3を有するようにした。【選択図】図3

Description

本発明は椅子の座の構造に関する。
椅子において、従来、臀部に対する座のフィット性が乏しいために着座時の臀部の据わりが悪く、座り心地が悪くなってしまったり、適正な着座姿勢の維持が難儀で着座姿勢が崩れてしまったりするという問題があった。さらに、背凭れを有する椅子において特に、従来、着座者が背凭れに凭れ掛かった際に臀部が前滑りを起こしてしまうという問題があった。
このため、着座者の臀部の前滑りを防止する従来の椅子の座の構造として、図12に示すように、柔軟性を有するインナーシェル101と当該インナーシェル101上に配設されたウレタンクッション102とを表皮材103でくるんだものを剛性を有するアウターシェル104の上面に設置して座100を構成し、剛性を有するアウターシェル104を座面における着座者の臀部付近が窪んだ形状に形成すると共に柔軟性を有するインナーシェル101をアウターシェル104の窪み形状に沿わせることによって前滑り防止の機能を発揮させるようにしたものがある(特許文献1)。なお、図12において、符号105は椅子の脚体の上端に装着される支持基部を表し、符号106は背凭れが取り付けられる背支桿を表す。
特開2014−90991号公報
しかしながら、特許文献1における椅子の座の構造では、アウターシェル104の上面形状を窪ませる必要があり、この窪み形状を形成するためには金型を用いた成形によってアウターシェル104を作成する必要があり、したがって金型費用が発生するという問題がある。また、柔軟性を有するインナーシェル101も必要であり、アウターシェル104に加えてインナーシェル101も必要とされることもコストアップに繋がるという問題がある。さらに、インナーシェル101及びアウターシェル104を特定製品の専用部品とせざるを得ず、汎用性が低いという問題がある。
そこで、本発明は、椅子の座のアウターシェルを構成する部材の金型成形を必要とすることなく、着座時の臀部へのフィット性を向上させると共に臀部の前滑りを防止することができる座及びこの座を備える椅子を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、本発明の座は、座受部材と、当該座受部材上に配設されるクッション部材と、当該クッション部材のうちの少なくとも上面及び側面を覆う表皮部材とを有し、クッション部材が、下面のうちの平面視における着座者の着座時の臀部位置を含む一部の範囲に形成された撓み促進部を有するようにしている。
したがって、この座によると、クッション部材が着座者の臀部位置に撓み促進部を有するようにしているので、クッション部材の臀部位置の部分が他の部分よりも撓み易く凹み易くなって臀部が沈み込むことにより、着座者の臀部の前方へのずれが抑制されて前滑りが防止され、また、着座時の臀部へのフィット性が向上して着座姿勢が安定する。
この座によると、また、撓み促進部の位置や形態などの態様が調整されることにより、着座者の着座位置が適当な箇所(即ち、座面の平面視における前後方向・左右方向の位置)に誘導されると共に座全体としての着座者の臀部支持が適切になって適正な着座姿勢が促されて保持される。
また、本発明の座は、座受部材が、上面形状が扁平であるようにしても良い。この場合には、クッション部材を受け支える部材である座受部材の上面形状を窪ませる必要がなく、したがってクッション部材を受け支える部材(座受部材)を成形するための金型が必要とされないため、金型作成費用が発生しないので座の製作コストが低廉になる。
また、本発明の座は、撓み促進部が、クッション部材の下面のうちの平面視における前後方向の中央位置よりも後方のみに形成されるようにしても良い。この場合には、着座者の臀部の前方へのずれを抑制することに適切な範囲が撓み易く凹み易い部分とされ、着座者の臀部の前滑りが的確に防止される。
本発明の座は、また、撓み促進部が、下向き開口の溝であるようにしても良い。この場合には、比較的単純で簡易な形状でありながらも着座者の臀部の前方へのずれを抑制して前滑りを防止することに適切な形状として撓み促進部が形成される。
本発明の座は、また、撓み促進部としての溝が、平面視において、長手方向が左右方向に沿う直線状、若しくは、蛇行しつつ左右方向に伸びる波状であるようにしても良い。この場合には、着座者の臀部の前方へのずれが適切に抑制されて前滑りが的確に防止される。
本発明の座は、また、座受部材が、一枚の板状部材によって構成されるようにしても良い。この場合には、座受部材が簡易且つ低廉なものとして構成され、座が、延いては椅子が簡易且つ低廉に製作される。
本発明の座は、また、座受部材の平面視におけるクッション部材の撓み促進部の位置に通気口が形成されるようにしても良い。この場合には、着座によって撓み促進部が押し潰されるように変形する際に撓み促進部内の空気が通気口から排出されるので、空気の自然な流れとして空気の逃げ道が確保されるために撓み促進部内からの空気の流出が妨げられることがなく、したがって撓み促進部の延いてはクッション部材の変形が阻害されることがなく、また、撓み促進部内の空気がクッション部材と座受部材との間を無理に通って排出される際の異音の発生が防止される。
また、本発明の椅子は、上述の座を備えるようにしている。この場合には、上述の座の作用が奏される椅子が実現される。
本発明の椅子は、また、背凭れを有し、当該背凭れがロッキングするようにしても良い。この場合には、背凭れのロッキング(傾動動作,揺動動作)に合わせて傾動・揺動する上半身の支点になる臀部が座に確りとフィットし、特に背凭れに凭れながら後ろ向きに押すようにして上半身を後傾させる際の臀部の前方へのずれが抑制されて前滑りが防止される。
本発明の座及びこの座を備える椅子によれば、着座者の臀部の前方へのずれを抑制して前滑りを防止することができ、また、着座時の臀部へのフィット性を向上させて着座姿勢を安定させることができるので、座り心地を良好にして着座の快適性を、延いては椅子利用の快適性を向上させることが可能になる。しかも、インナーシェルとアウターシェルとの二つのシェルを有する構成とすることなく臀部位置の部分のみを撓み易くすることができ、座の構成が簡単でありながらも、また、コストが低廉でありながらも、上記の作用効果を発揮させることが可能になる。
本発明の座及びこの座を備える椅子によれば、また、撓み促進部の態様を調整することによって着座者の着座位置を適当な箇所に誘導すると共に座全体としての着座者の臀部支持を適切にして適正な着座姿勢を促して保持することができるので、良好な座り心地と着座姿勢とを無意識のうちに実現することが可能になる。
本発明の座及びこの座を備える椅子は、座受部材の上面形状が扁平であるようにした場合には、座の製作コストを低廉にすることができるので、汎用性の高い座を、延いては椅子を提供することが可能になる。
本発明の座及びこの座を備える椅子は、撓み促進部が中央位置よりも後方のみに形成されるようにした場合には、着座者の臀部の前方へのずれを抑制することに適切な範囲を撓み易く凹み易い部分として着座者の臀部の前滑りを的確に防止することができるので、座り心地を良好にして着座の快適性を、延いては椅子利用の快適性を一層向上させることが可能になる。
本発明の座及びこの座を備える椅子は、撓み促進部が下向き開口の溝であるようにした場合には、比較的単純で簡易な形状でありながらも着座者の臀部の前方へのずれを抑制して前滑りを防止することに適切な形状として撓み促進部を形成することができるので、座としての、延いては椅子としての汎用性を向上させることが可能になる。
本発明の座及びこの座を備える椅子は、撓み促進部としての溝が直線状若しくは波状であるようにした場合には、着座者の臀部の前方へのずれを適切に抑制して前滑りを的確に防止することができるので、座り心地を良好にして着座の快適性を、延いては椅子利用の快適性を一層向上させることが可能になる。
本発明の座及びこの座を備える椅子は、座受部材が一枚の板状部材によって構成されるようにした場合には、座受部材を簡易且つ低廉なものとして構成して座延いては椅子を簡易且つ低廉に製作することができるので、座としての、延いては椅子としての汎用性を一層向上させることが可能になる。
本発明の座及びこの座を備える椅子は、座受部材に通気口が形成されるようにした場合には、撓み促進部内からの空気の流出が妨げられることがないようにしてクッション部材の変形が阻害されることがないようにすることができるので、撓み促進部の滑らかな変形を確保し機能を良好に維持して着座の快適性を、延いては椅子利用の快適性を維持することが可能になり、また、着座によって空気が排出される際の異音の発生を防止することができるので、着座の快適性を、延いては椅子利用の快適性を確保することが可能になる。
本発明の椅子は、背凭れがロッキングするようにした場合には、背凭れのロッキングに合わせて傾動・揺動する上半身の支点になる臀部を座に確りとフィットさせ、特に背凭れに凭れながら後ろ向きに押すようにして上半身を後傾させる際の臀部の前方へのずれを抑制して前滑りを防止することができるので、着座の快適性を、延いては椅子利用の快適性を一層向上させることが可能になる。
実施形態の椅子の全体構成と共に座の構成を説明する図であり、座を分解した状態の右側面図である。 実施形態の椅子の全体構成と共に座の構成を説明する図であり、座を分解した状態の斜め前方の上方から見た斜視図である。 実施形態の椅子の全体構成と共に座の構成を説明する図であり、座を分解した状態の斜め後方の下方から見た斜視図である。 本発明の座のクッション部材の実施形態の一例を示す底面図である。 図4のクッション部材を他の視点から見た図である。(A)は右側面の斜め下方から見た斜視図である。(B)は(A)を前後方向の鉛直面で切断した状態の図である。 本発明の座のクッション部材の他の実施形態の一例を示す底面図である。 図6のクッション部材を他の視点から見た図である。(A)は右側面の斜め下方から見た斜視図である。(B)は(A)を前後方向の鉛直面で切断した状態の図である。 本発明の座のクッション部材の更に他の実施形態の一例を示す底面図である。 図8のクッション部材を他の視点から見た図である。(A)は右側面の斜め下方から見た斜視図である。(B)は(A)を前後方向の鉛直面で切断した状態の図である。 本発明の座のクッション部材のまた更に他の実施形態の一例を示す底面図である。 図10のクッション部材を他の視点から見た図である。(A)は右側面の斜め下方から見た斜視図である。(B)は(A)を前後方向の鉛直面で切断した状態の図である。 従来の椅子の座の構造を説明する図であり、座を分解した状態の斜め後方の下方から見た斜視図である。
以下、本発明の構成を図面に示す実施の形態の一例に基づいて詳細に説明する。
図1乃至図5に、本発明の座及びこの座を備える椅子の実施形態の一例を示す。
本実施形態では、図1乃至図3に全体構成を示す椅子に本発明が適用された場合を例に挙げて説明する。
また、本発明の説明においては、椅子の座に座った着座者を基準にして「上」及び「下」,「前」及び「後」,並びに「左」及び「右」を定義する(言い換えると、着座者から見て「上」及び「下」,「前」及び「後」,並びに「左」及び「右」を意味する)。
本実施形態の椅子は、脚羽根タイプの脚ベース17に立設する脚柱18の上端部に取り付けられる支持基部10と、当該支持基部10に受け支えられる座1と、支持基部10に設けられる背凭れ支持機構11と、当該背凭れ支持機構11に取り付けられて支持される背凭れ15とを有する。
脚羽根タイプの脚ベース17は、一体に成形された、脚基部17aと、各々の基端部が脚基部17aに連接すると共に長手方向が脚基部17aを中心とする放射方向に沿うように配設される複数本の脚羽根17bとを有する。
本実施形態では、五本の脚羽根17bが放射状に配設され、各々の先端部の下面にキャスタ19が備えられる。すなわち、本実施形態の椅子は、所謂回転脚と呼ばれる態様の脚体を備える。ただし、脚羽根17bにキャスタ19が備えられることは本発明において必須の構成ではなく、さらに言えば、脚体の一部として脚羽根タイプの脚ベース17を有することは本発明において必須の構成ではない。つまり、本発明が適用され得る椅子の脚体の具体的な形状や態様は、特定のものに限定されるものではなく、椅子の用途やデザインなどを踏まえて適当なものが適宜選択される。
脚ベース17の中心部の脚基部17aに、横断面(言い換えると、平面視)が円形で上下方向の貫通孔が設けられ、当該貫通孔に脚柱18が嵌め込まれて固定されて取り付けられる。
本実施形態では、シリンダ18aと当該シリンダ18aに対して昇降可能であるロッド18bとを有するガススプリングを主体として脚柱18が構成され、脚基部17aに設けられた貫通孔にシリンダ18aが嵌合して固定されることによって脚ベース17に対して脚柱18(即ち、ガススプリング)が固定される。
また、脚柱18としてのガススプリングのロッド18bの先端部(言い換えると、上端部)に、支持基部10が装着される。
支持基部10は、脚柱18の上端部に装着され、座1を受け支えると共に背凭れ支持機構11を介して背凭れ15を支持するものであり、ベース部10Aと当該ベース部10Aを覆うように被せられる上カバー部10Bとを有する。
ベース部10Aの底部には脚柱18の上端部分(図に示す例では具体的には、ガススプリングのロッド18bの先端部分)を貫通させるための貫通孔が設けられる。
そして、当該貫通孔を貫通してロッド18bの先端部分が支持基部10内に進入した状態で、ベース部10Aがロッド18bの先端部分に固定されて取り付けられることにより、支持基部10が脚柱18に装着される。
なお、ガススプリングのロッド18bの先端には、当該ガススプリングのロック及びロック解除を行うための操作ボタンが設けられている。当該操作ボタンは、支持基部10に対して揺動可能に取り付けられた昇降操作用レバー(図示省略)により、押し込まれたり押し込みが解除されたりするように操作される。そして、昇降操作用レバーが操作されることにより、ガススプリングのロックが解除された状態では支持基部10と共に座1を昇降させることが可能であり、一方、ガススプリングがロックされた状態では支持基部10及び座1の高さ位置が固定される。
上カバー部10Bは、天板10cと、当該天板10cの左右両縁部のそれぞれから下向きに延出する左右一対の側壁10d,10dとを有する。
上カバー部10Bの天板10cには、平面視における前後左右の四隅のそれぞれに、左右側方に向けて延出すると共に上下方向の貫通孔が形成された座板固定部10eが設けられる。
上カバー部10Bの天板10cの下面側には、左右一対の側壁10d,10dのそれぞれに固定されて、左右一対の固定部材14,14が取り付けられる。
左右一対の固定部材14,14は、それぞれ、細長板状に形成されて長手方向が前後方向に沿うように配設され、前端部が上カバー部10Bの側壁10dに取り付けられる。
また、これら左右一対の固定部材14,14の間に背凭れ支持機構11が配設され、各固定部材14の後端部が背凭れ支持機構11に連結される。
背凭れ支持機構11は、自身を介して支持基部10によって背凭れ15を支持させるためのものであり、比較的厚肉の鋼板などによって形成される背支桿12と、当該背支桿12の前端部分と支持基部10とを連結するための背支桿取付部材13とを有する。
背支桿12は、前方へと延出する固定部12aと、当該固定部12aの後端部と連接して上方へと延出する支持部12bとを有する。この構成により、背支桿12は、側面視においてL字形(或いは、左右逆のL字形)に形成される。
背支桿取付部材13は、平面視において矩形の底板13aと、当該底板13aの左右両縁部のそれぞれから対向して上向きに延出する左右一対の側壁13b,13bとを有する。
背支桿取付部材13の底板13aの上面に、背支桿12のうちの前方へと延出する固定部12aが取り付けられる。
また、背支桿12のうちの上方へと延出する支持部12bに、背凭れ15が固定されて取り付けられる。
また、背支桿取付部材13の左右の側壁13b,13bそれぞれの前端部と支持基部10のベース部10Aの後端部とが左右方向に配設された第一の軸部材によって揺動可能に連結されると共に、上カバー部10Bに取り付けられた左右の固定部材14,14それぞれの後端部と背支桿取付部材13の左右の側壁13b,13bそれぞれとが左右方向に配設された第二の軸部材によって揺動可能に連結されることにより、背凭れ支持機構11の背支桿取付部材13が支持基部10に対して取り付けられる。
さらに、上カバー部10Bとベース部10Aとが左右方向に配設された回動軸を介して連結されてベース部10Aに対して上カバー部10Bが揺動可能に取り付けられると共に、上述の第一の軸部材及び第二の軸部材が回動軸として働くように配設される。
以上の構成により、背凭れ支持機構11が支持基部10に対して揺動可能であるように構成されて背凭れ15がロッキング(傾動動作,揺動動作)すると共に、背凭れ支持機構11及び左右一対の固定部材14,14を介して背凭れ15のロッキングとシンクロして上カバー部10Bと共に座1が傾動するように構成される。
ただし、座1と背凭れ15とがシンクロしてロッキングすることは本発明において必須の構成ではなく、座1と背凭れ15とが別々にロッキングするように構成されても良く、また、座1と背凭れ15とのうちのどちらか一方のみがロッキングするように構成されも良く、さらに言えば、座1も背凭れ15もロッキングしないように構成されても良い。
なお、座1と背凭れ15とをシンクロさせてロッキングさせる場合の仕組み(具体的な構造)は、上述の仕組みに限定されるものではなく、他の仕組みが用いられるようにしても良い。また、座1と背凭れ15とを別々にロッキングさせる場合やどちらか一方のみをロッキングさせる場合の仕組みは、特定の仕組みに限定されるものではなく、適当なものが適宜選択される。
一方、座1は、座受部材7と、当該座受部材7上に配設されるクッション部材2と、当該クッション部材2のうちの少なくとも上面及び側面を覆う表皮部材8とを有し、クッション部材2が、下面2aのうちの平面視における着座者の着座時の臀部位置を含む一部の範囲に形成された撓み促進部3を有するようにしている。
座受部材7は、支持基部10の上カバー部10B上に配置され、自身の上面側に配設されるクッション部材2を受け支えるものである。
座受部材7は、ビスなどの締結具・接合具によって上カバー部10Bの座板固定部10eに対して取り付けられ、これにより、支持基部10に対して固定されて取り付けられる。
座受部材7の形状は、上面側についてはクッション部材2を受支える部位を少なくとも有し、下面側については支持基部10へと取り付けられる部位を少なくとも有していれば、特定の形状には限定されない。
そして、本発明では、座受部材7の上面形状がたとえ窪んでいなくても、言い換えるとたとえ扁平であっても、クッション部材2の撓み促進部3の働きにより、着座時の臀部へのフィット性を向上させると共に臀部の前滑りを防止することができる。
座受部材7の上面形状に関する扁平には、完全に扁平(即ち、全面に亙って完全に平らな面)である状態が含まれることは無論であるものの、完全に扁平である状態に限定されるものではなく、概ね扁平である状態も含まれる。
そして、本発明において座受部材7の上面形状が「概ね扁平である状態」には、前後方向と左右方向とのうちのどちらか一方において中央部から縁部に向けて漸次(言い換えると、単調に)上昇する若しくは下降する(言い換えると、湾曲する)形状を含み、具体的には以下の形態が挙げられる。
i) 前後方向においては湾曲することなく直線的であり、左右方向においては左右中央部から左右両側縁部に向けて漸次上昇して上向きに反ることによって湾曲する形状である。
ii) 前後方向においては湾曲することなく直線的であり、左右方向においては左右中央部から左右両側縁部に向けて漸次下降して下向きに反ることによって湾曲する形状である。
iii) 左右方向においては湾曲することなく直線的であり、前後方向においては前後中央部から前後両側縁部に向けて漸次上昇して上向きに反ることによって湾曲する形状である。
iv) 左右方向においては湾曲することなく直線的であり、前後方向においては前後中央部から前後両側縁部に向けて漸次下降して下向きに反ることによって湾曲する形状である。
また、座受部材7の前縁部分が着座者の大腿部の裏側への当たりの強さを軽減するように下向きに反っている(言い換えると、下垂する)形態や、座受部材7の縁部がクッション部材2と嵌合するように上向きに突出する凸部を有している形態も、本発明において座受部材7の上面形状が「概ね扁平である状態」に含まれる。
例えば、図に示す例では、座受部材7の上面は、左右方向においては左右中央部から左右両側縁部に向けて漸次上昇して上向きに反ることによって湾曲する形状であるものの、前後方向においては例えば着座時の着座者の臀部位置の部分が他の部分よりも凹んではおらず直線的である。したがって、図に示す例の座受部材7の上面形状は、本発明における扁平の要件を満たす。
座受部材7の材質は、特定の種類に限定されるものではなく、例えば用途などが考慮されて必要とされる強度などが勘案された上で、適当なものが適宜選択される。すなわち、本発明は、座受部材7の材質に制約を受けることなく適用され得る。
なお、座受部材7は、例えば上面形状が完全に扁平であるようにする場合などには、一枚の単なる平板(合板を含む)によって構成されるようにしても良い。
クッション部材2は、弾性部材によって形成され、座受部材7上に配設される。なお、クッション部材2は、当該クッション部材2と座受部材7との間に他の部品や部材を介在させることなく、座受部材7の上面に直接設置される。
クッション部材2の材質は、弾性を有すると共に任意の形状に形成可能なものであれば、特定の種類に限定されるものではなく、例えば発揮される弾性力や形成加工の容易性などが勘案された上で、適当なものが適宜選択される。具体的には例えば、クッション部材2の材質として、ウレタン(なお、モールドウレタンとスラブウレタンとのどちらでも良い)が選択され得る。
クッション部材2の撓み促進部3は、クッション部材2の特定の部分を他の部分よりも撓み易くするためのものであり、着座者の臀部を沈み込ませて臀部の前方へのずれを防止するように、クッション部材2の下面2aのうちの、平面視における、座1に着座した際の臀部位置を含む範囲に設けられる。
撓み促進部3としての具体的な構造は、当該部分が他の部分よりも撓み易くなるものであれば、特定の構成・態様に限定されるものではなく、種々の構成・態様が適宜選択される。
例えば、クッション部材2の下面2aに凹凸が設けられて撓み促進部3に該当する範囲が他の部分よりも空間(言い換えると、空洞,空隙)が多く設けられることによって撓み促進部3としての部分が他の部分よりも撓み易く構成されるようにしても良く、或いは、クッション部材2の下縁部分のうちの撓み促進部3に該当する範囲が他の部分よりも撓み易い材質(言い換えると、柔らかい材質)によって構成されることによって撓み促進部3としての部分が他の部分よりも撓み易く構成されるようにしても良い。
また、撓み促進部3の範囲は、座1の平面視における特定の範囲に限定されるものではなく、座1全体の形状や想定される使用態様などが勘案された上で、着座時の着座者の臀部の位置を踏まえて当該臀部を沈み込ませて前方へのずれを抑制するのに適切な範囲が適宜設定される。
具体的には例えば、撓み促進部3の範囲は、クッション部材2の下面2aのうちの平面視における前後方向の中央位置よりも後方の範囲に設定される。この場合には、クッション部材2の下面2aのうちの前後中央位置より後方のみに撓み促進部3としての空間(空洞,空隙)が形成されるようにしたり、前後中央位置より前方と比べて前後中央位置より後方に一層多くの空間が形成されるようにしたりする。
撓み促進部3として、クッション部材2の下面2aのうちの平面視における前後方向の中央位置よりも後方の範囲のみに凹凸が設けられる場合には、具体的には例えば、図4及び図5に示すように、直線状の溝4が形成されるようにしても良い。
図4及び図5に示す例では、クッション部材2の下面2aのうちの平面視における前後方向の中央位置よりも後方の範囲のみに、各々の長手方向が左右方向に沿う六つ(六本)の直線状の溝4が前後方向に並ぶように形成されることにより、撓み促進部3が構成される。
なお、撓み促進部3としては、各々の長手方向が前後方向に沿う複数の直線状の溝が左右方向に並べられて形成されるようにしても良く、また、長手方向が左右方向若しくは前後方向に沿う直線状の溝が一つ(一本)のみ形成されるようにしても良い。付け加えると、複数の直線状の溝が形成される場合、溝それぞれの深さは同じであるようにしても良く、或いは、異なるようにしても良い。
撓み促進部3として、クッション部材2の下面2aのうちの平面視における前後方向の中央位置よりも後方の範囲のみに凹凸が設けられる場合には、また、図6及び図7に示すように、波状の溝5が形成されるようにしても良い。
図6及び図7に示す例では、クッション部材2の下面2aのうちの平面視における前後方向の中央位置よりも後方の範囲のみに、各々が蛇行しつつ左右方向に伸びる(言い換えると、各々の長手方向が左右方向に沿う)三つ(三本)の波状の溝5が前後方向に並ぶように形成されることにより、撓み促進部3が構成される。
なお、撓み促進部3としては、各々が蛇行しつつ前後方向に伸びる(言い換えると、各々の長手方向が前後方向に沿う)複数の波状の溝が左右方向に並べられて形成されるようにしても良く、また、蛇行しつつ左右方向若しくは前後方向に伸びる波状の溝が一つ(一本)のみ形成されるようにしても良い。付け加えると、複数の波状の溝が形成される場合、溝それぞれの深さは同じであるようにしても良く、或いは、異なるようにしても良い。
撓み促進部3として、クッション部材2の下面2aのうちの平面視における前後方向の中央位置よりも後方の範囲のみに凹凸が設けられる場合には、さらに、図8及び図9に示すように、大腿部の付け根部分を含む臀部の輪郭を模した形状(具体的には、概ね、前向きの凹字形)の溝6が形成されるようにしても良い。
図8及び図9に示す例では、クッション部材2の下面2aのうちの平面視における前後方向の中央位置よりも後方の範囲のみに、各々が概ね前向きの凹字形である三つの溝6A,6B,6Cが形成される。具体的には、撓み促進部3が、内側の凹字形の溝6Aの外周を中央の凹字形の溝6Bが取り囲むと共に当該中央の凹字形の溝6Bの外周を外側の凹字形の溝6Cが取り囲むことにより、三重の溝が形成されることによって構成される。
図8及び図9に示す例では、また、外側の凹字形の溝6Cよりも中央の凹字形の溝6Bの方が深い溝として形成されると共に、中央の凹字形の溝6Bよりも内側の凹字形の溝6Aの方が深い溝として形成される。したがって、着座時の臀部の外側(外周)部分から内側(中央)部分に向けて次第に一層撓み易くなるように撓み促進部3が形成され、これにより、着座時のクッション部材2の臀部へのフィット性が向上して着座姿勢が安定する。ただし、溝6A,6B,6Cそれぞれの深さは同じであるようにしても良い。
なお、撓み促進部3としては、概ね前向きの凹字形の溝が一つのみ(一重に)形成されるようにしても良い。
撓み促進部3としての凹凸として、あるいは、クッション部材2の下面2aに、半球体状若しくは錐体状の凹部が形成されるようにしても良く、または、半球体状若しくは錐体状の凸部が形成される(言い換えると、半球体状若しくは錐体状の凸部が残るように連接する凹部が形成される)ようにしても良い。
図10及び図11に示す例では、クッション部材2の下面2aのうちの平面視における前後方向の中央部分から後方の範囲にかけて、各々が半球体状の凹部9が複数形成されることにより、撓み促進部3が構成される。
なお、図10及び図11に示す例では前後方向9列・左右方向5行に並べられた合計45個の半球体状の凹部9が中心位置等間隔に配置されるようにしているが、撓み促進部3としての半球体状の凹部9の個数や配置態様は図10及び図11に示すものには限られない。
図10及び図11に示す例では、また、半球体状の凹部9の大きさ・深さ(即ち、球体としての半径)が外側部分から中央部分に向けて次第に大きく・深くなるように形成される。具体的には、角部の半球体状の凹部9Dよりも左右外側前後方向中央位置の半球体状の凹部9Bや前後外側左右方向中央位置の半球体状の凹部9Cの方が大きい・深い凹部として形成されると共に、これら半球体状の凹部9B,9Cよりも前後左右中央位置の半球体状の凹部9Aの方が大きい・深い凹部として形成される。したがって、着座時の臀部の外側(外周)部分から内側(中央)部分に向けて次第に一層撓み易くなるように撓み促進部3が形成され、これにより、着座時のクッション部材2の臀部へのフィット性が向上して着座姿勢が安定する。ただし、半球体状の凹部9(9A,9B,9C,9D)それぞれの大きさ・深さは同じであるようにしても良い。
なお、図4及び図5に示すような直線状の溝4,図6及び図7に示すような波状の溝5,図8及び図9に示すような凹字形の溝6(6A,6B,6C)、並びに図10及び図11に示すような半球体状の凹部9(9A,9B,9C,9D)又は半球体状の凸部や錐体状の凹部若しくは凸部のうちの二つ以上の態様の溝や凹部,凸部が組み合わされて用いられるようにしても良い。
また、例えば図4乃至図9に示す例における種々の溝4,5,6のような凹凸や図10及び図11に示す例における凹部9のような半球体状若しくは錐体状の凹凸などがクッション部材2の下面2aに設けられる場合の凹部(例えば、溝4,5,6、或いは、半球体状の凹部9又は錐体状の凹部や、半球体状若しくは錐体状の凸部の周囲の凹部)の深さは、特定の値に限定されるものではなく、例えばクッション部材2の柔らかさや撓み促進部3として発現させたい撓み易さなどが勘案された上で、適当な値に適宜設定される。ただし、凹部が形成された部分におけるクッション部材2の残りの厚さが概ね45 mm 以上であることが好ましく、具体的には例えば溝などの凹部の深さが8〜12 mm 且つ当該凹部の位置におけるクッション部材2の残りの厚さが45 mm 程度に設定される(したがって、クッション部材2の全体の厚さは53〜57 mm 程度である)ことは好ましい例の一つである。
ここで、クッション部材2が上面側に配設される座受部材7に通気口(図示省略)が設けられるようにしても良い。
通気口は、座受部材7のうちの、平面視におけるクッション部材2の撓み促進部3の範囲に対応する領域に、座受部材7を上下方向に貫通する孔として形成される。特に、撓み促進部3としてクッション部材2の下面2aに凹凸が設けられる場合には、平面視における凹部の位置に、言い換えると、凹部と連通するように、座受部材7を貫通する孔が通気口として形成される。
具体的には例えば、図4及び図5に示す例の場合には、クッション部材2の下面2aに設けられる凹部としての直線状の溝4のそれぞれに対応させて、平面視における各溝4の位置に、言い換えると、各溝4と連通するように、座受部材7を貫通する孔が通気口として形成される。
座受部材7に通気口が形成されることにより、着座によって撓み促進部3が押し潰されるように変形する際に撓み促進部3内(図4乃至図11に示す例では、溝4内,溝5内,溝6内,或いは凹部9内)の空気が通気口から排出されるので、空気の自然な流れとして空気の逃げ道が確保されるために撓み促進部3内からの空気の流出が妨げられることがなく、したがって撓み促進部3の、延いてはクッション部材2の変形が阻害されることがない。このため、撓み促進部3を含むクッション部材2の滑らかな変形が確保され、他の部分よりも撓み易いという撓み促進部3の機能が良好に維持される。
座受部材7に通気口が形成されることにより、さらに、着座によって撓み促進部3が押し潰されるように変形する際に撓み促進部3内の空気が通気口から排出されるので、空気の自然な流れとして空気の逃げ道が確保されるため、撓み促進部3内の空気がクッション部材2と座受部材7との間(なお、両者は面接触していることが想定される)を無理に通って排出される際の異音の発生が防止され、したがって着座時の異音の発生が防止される。
表皮部材8は、クッション部材2を包(くる)んで覆うものであり、クッション部材2のうちの少なくとも上面及び側面を覆うものであれば良い。
表皮部材8は、また、クッション部材2が上面に載置されている座受部材7の一部(具体的には例えば、周縁部分)も一緒に包むようにしても良い。しかしながら、表皮部材8によって座受部材7の一部も一緒に包まれるようにすることは本発明において必須の構成ではなく、クッション部材2のみが表皮部材8によって包まれ、座受部材7は表皮部材8によっては包まれないようにしても良い。
表皮部材8は、図に示す例では、クッション部材2(及び座受部材7)の形状に合わせて袋状に形成されると共に、下面側(即ち、座1としての組み立て状態において座受部材7側)に開口部が設けられる。
そして、表皮部材8は、下面側の開口部からクッション部材2(及び座受部材7の周縁部)を内側に取り込むようにしつつこれらクッション部材2(及び座受部材7の周縁部)に被せられて取り付けられる。
なお、表皮部材8の材質は、特定の種類に限定されるものではなく、例えば用途などが考慮されて必要とされる強度などが勘案された上で、適当なものが適宜選択される。すなわち、本発明は、表皮部材8の材質に制約を受けることなく適用され得る。
以上の構成を備える座1及びこの座1を備える椅子によれば、クッション部材2が着座者の臀部位置に撓み促進部3を有するようにしているので、クッション部材2の臀部位置の部分が他の部分よりも撓み易く凹み易くなって臀部が沈み込むことにより、着座者の臀部の前方へのずれを抑制して前滑りを防止することができ、また、着座時の臀部へのフィット性を向上させて着座姿勢を安定させることができ、座り心地を良好にして着座の快適性を、延いては椅子利用の快適性を向上させることが可能になる。しかも、インナーシェルとアウターシェルとの二つのシェルを有する構成とすることなく臀部位置の部分のみを撓み易くすることができ、座の構成が簡単でありながらも、また、コストが低廉でありながらも、上記の作用効果を発揮させることが可能になる。
以上の構成を備える座1及びこの座1を備える椅子によれば、また、撓み促進部3の態様を調整することによって着座者の着座位置を適当な箇所に誘導すると共に座全体としての着座者の臀部支持を適切にして適正な着座姿勢を促して保持することができるので、良好な座り心地と着座姿勢とを無意識のうちに実現することが可能になる。
以上の構成を備える座1及びこの座1を備える椅子によれば、また、上面形状が扁平である座受部材7が用いられるようにしているので、クッション部材2を受け支える部材である座受部材7の上面形状を窪ませる必要がなく、したがってクッション部材2を受け支える部材(座受部材7)を成形するための金型が必要とされないため、金型作成費用が発生しないので座の製作コストを低廉にすることができ、汎用性の高い座を、延いては椅子を提供することが可能になる。
なお、上述の実施形態は本発明を実施する際の好適な形態の一例ではあるものの本発明の実施の形態が上述のものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において本発明は種々変形実施可能である。
例えば、上述の実施形態では図1乃至図3に全体構成を示す椅子に本発明が適用されるようにしているが、本発明が適用され得る椅子の各構成部材の具体的な形状や態様は、上述の実施形態におけるものに限定されるものではなく、椅子の用途やデザインなどを踏まえて適当なものが適宜選択される。具体的には、クッション部材2を含む座1が取り付けられて固定される構成、即ち上述の実施形態における支持基部10に相当する構成を少なくとも備えるものであれば、椅子の態様や各構成部材の形状等はどのようなものであっても構わない。
1 座
2 クッション部材
2a 下面
3 撓み促進部
4 直線状の溝
5 波状の溝
6(6A,6B,6C) 凹字形の溝
7 座受部材
8 表皮部材
9(9A,9B,9C,9D) 半球体状の凹部
10 支持基部
10A ベース部
10B 上カバー部
10c 天板
10d 側壁
10e 座板固定部
11 背凭れ支持機構
12 背支桿
12a 固定部
12b 支持部
13 背支桿取付部材
13a 底板
13b 側壁
14 固定部材
15 背凭れ
17 脚ベース
17a 脚基部
17b 脚羽根
18 脚柱
18a シリンダ
18b ロッド
19 キャスタ

Claims (9)

  1. 座受部材と、当該座受部材上に配設されるクッション部材と、当該クッション部材のうちの少なくとも上面及び側面を覆う表皮部材とを有し、前記クッション部材が、下面のうちの平面視における着座者の着座時の臀部位置を含む一部の範囲に形成された撓み促進部を有することを特徴とする座。
  2. 前記座受部材が、上面形状が扁平であることを特徴とする請求項1記載の座。
  3. 前記撓み促進部が、前記クッション部材の下面のうちの平面視における前後方向の中央位置よりも後方のみに形成されることを特徴とする請求項1記載の座。
  4. 前記撓み促進部が、下向き開口の溝であることを特徴とする請求項1記載の座。
  5. 前記溝が、平面視において、長手方向が左右方向に沿う直線状、若しくは、蛇行しつつ左右方向に伸びる波状であることを特徴とする請求項4記載の座。
  6. 前記座受部材が、一枚の板状部材によって構成されることを特徴とする請求項1記載の座。
  7. 前記座受部材の平面視における前記クッション部材の前記撓み促進部の位置に通気口が形成されることを特徴とする請求項1記載の座。
  8. 請求項1から7のうちのいずれか一つに記載の座を備えることを特徴とする椅子。
  9. 背凭れを有し、当該背凭れがロッキングすることを特徴とする請求項8記載の椅子。
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