JP2017112168A - フィルムコンデンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】絶縁シートと当該絶縁シートの両側のバスバーとの三者の間の位置ずれが生じにくいフィルムコンデンサを提供する。【解決手段】フィルムコンデンサは、コンデンサ素子10と、前バスバー100と、後バスバー200と、互いに重なり合う前バスバー100の第3プレート部130と後バスバー200の第3プレート部230との間を絶縁するための絶縁モジュール300と、を備える。絶縁モジュール300は、絶縁シート310と、絶縁シート310の左端部に固定される左保持体320と、右端部に固定される右保持体330とを含む。左保持体320および右保持体330は、前バスバー100の第3プレート部130が絶縁シート310の前面に近接対峙し後バスバー200の第3プレート部230が絶縁シート310の後面に近接対峙するように前バスバー100と後バスバー200とを保持する。【選択図】図2

Description

本発明は、フィルムコンデンサに関する。
金属化フィルムを積層または巻回してなるコンデンサ素子の両端面にメタリコン電極(端面電極)を形成し、それぞれのメタリコン電極にバスバーを接続し、2つのバスバーの一部を、絶縁紙を間に挟んで重ね合わせ、バスバーが有するインダンクタンス成分であるESL(等価直流インダクタンス)を低減させるようにしたケースモールド型コンデンサが、特許文献1に記載されている。このケースモールド型コンデンサでは、一方のバスバーに絶縁紙(絶縁シート)を巻き付ける構成が採られている。
2つのバスバーの間に挟まれる絶縁部材に絶縁紙が用いられる場合には、絶縁部材に樹脂成形により形成した絶縁板が用いられる場合と比べて絶縁部材の厚みを小さくできるので、2つのバスバー間の距離を短くでき、ESLを効果的に低減できる。
特開2008−288242号公報
上記特許文献1のケースモールド型コンデンサでは、絶縁紙は、巻き付けられることによって一方のバスバーに固定されているものの、他方のバスバーとは固定されていない。このため、外部から衝撃等を受けたときに、他方のバスバーと絶縁紙との間に位置ずれが生じる虞がある。
かかる課題に鑑み、本発明は、絶縁シートと当該絶縁シートの両側のバスバーとの三者の間の位置ずれが生じにくいフィルムコンデンサを提供することを目的とする。
本発明の主たる態様に係るフィルムコンデンサは、コンデンサ素子と、前記コンデンサ素子に接続される第1のバスバーおよび第2のバスバーと、前記第1のバスバーと前記第2のバスバーとにそれぞれが含まれ、互いに重なり合う第1の重合部および第2の重合部と、前記第1の重合部と前記第2の重合部との間を絶縁するための絶縁部と、を備える。ここで、前記絶縁部は、絶縁シートと、前記絶縁シートにおける四方の端部のうち第1の端部に固定される第1の保持体と、前記第1の端部と反対側の第2の端部に固定される第2の保持体とを含む。前記第1の保持体および前記第2の保持体は、前記第1の重合部が前記絶縁シートの一方の面に近接対峙し前記第2の重合部が前記絶縁シートの他方の面に近接対峙するように前記第1のバスバーと前記第2のバスバーとを保持する。
本発明によれば、絶縁シートと当該絶縁シートの両側のバスバーとの三者の間の位置ずれが生じにくいフィルムコンデンサを提供できる。
本発明の効果ないし意義は、以下に示す実施の形態の説明により更に明らかとなろう。ただし、以下に示す実施の形態は、あくまでも、本発明を実施化する際の一つの例示であって、本発明は、以下の実施の形態に記載されたものに何ら制限されるものではない。
図1(a)は、実施の形態に係る、フィルムコンデンサの正面斜視図であり、図1(b)は、実施の形態に係る、コンデンサユニットがケースに収容される前の状態を示す、フィルムコンデンサの分解斜視図である。 図2(a)は、実施の形態に係る、バスバーユニットが2つのコンデンサ素子に接続される前の状態を示すコンデンサユニットの分解斜視図である。図2(b)は、実施の形態に係る、前側の差込溝の最前部の位置で切断したバスバーユニットの正面断面図であり、図2(c)は、実施の形態に係る、後側の差込溝の最後部の位置で切断したバスバーユニットの背面断面図である。 図3(a)は、実施の形態に係る、前バスバーの正面斜視図であり、図3(b)は、実施の形態に係る、後バスバーの正面斜視図である。 図4(a)は、実施の形態に係る、絶縁モジュールの正面斜視図であり、図4(b)は、図4(a)のA−A´断面図である。図4(c)は、実施の形態に係る、絶縁モジュールの背面斜視図であり、図4(d)は、図4(c)のB−B´断面図である。 図5は、実施の形態に係る、インサート成形によって絶縁モジュールを製造する手順について説明するための図である。 図6(a)は、変更例1に係る、バスバーユニットの正面斜視図であり、図6(b)は、変更例1に係る、バスバーユニットの要部の平面図である。 図7(a)は、変更例1に係る、前バスバーの正面斜視図であり、図7(b)は、変更例1に係る、後バスバーの正面斜視図である。 図8(a)は、変更例1に係る、絶縁モジュールの正面斜視図であり、図8(b)は、図8(a)のA−A´断面図である。図8(c)は、変更例1に係る、絶縁モジュールの背面斜視図であり、図8(d)は、図8(c)のB−B´断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。便宜上、各図には、適宜、前後、左右および上下の方向が付記されている。なお、図示の方向は、あくまでフィルムコンデンサ1の相対的な方向を示すものであり、絶対的な方向を示すものではない。
図1(a)は、フィルムコンデンサ1の正面斜視図であり、図1(b)は、コンデンサユニット2がケース3に収容される前の状態を示す、フィルムコンデンサ1の分解斜視図である。なお、図1(a)において、便宜上、充填樹脂4は、一部分が斜線で描かれており、残る部分が透明に描かれている。
図1(a)、(b)に示すように、フィルムコンデンサ1は、コンデンサユニット2と、ケース3と、充填樹脂4とを備える。
コンデンサユニット2は、2つのコンデンサ素子10と、これらコンデンサ素子10から電気を引き出して外部機器へ供給するためのバスバーユニット20とで構成される。ケース3は、上下に扁平なほぼ直方体形状を有し、上面が開口する。ケース3は、たとえば、ポリフェニレンサルファイド(PPS)等の樹脂により形成され、コンデンサユニット2を収容する。充填樹脂4は、溶融された樹脂がケース3内に充填されて冷却されることにより形成される。充填樹脂4は、コンデンサユニット2における2つのコンデンサ素子10とバスバーユニット20の一部を覆い、これらを湿気や衝撃から保護する。
コンデンサユニット2の構成ついて、以下、詳細に説明する。
図2(a)は、バスバーユニット20が2つのコンデンサ素子10に接続される前の状態を示すコンデンサユニット2の分解斜視図である。図2(b)は、前側の差込溝323、325、333、335の最前部の位置で切断したバスバーユニット20の正面断面図であり、図2(c)は、後側の差込溝324、326、334、336の最後部の位置で切断したバスバーユニット20の背面断面図である。図3(a)は、前バスバー100の正面斜視図であり、図3(b)は、後バスバー200の正面斜視図である。図4(a)は、絶縁モジュール300の正面斜視図であり、図4(b)は、図4(a)のA−A´断面図である。図4(c)は、絶縁モジュール300の背面斜視図であり、図4(d)は、図4(c)のB−B´断面図である。
コンデンサ素子10は、誘電体フィルム上にアルミニウムを蒸着させた2枚の金属化フィルムを重ね、重ねた金属化フィルムを巻回または積層し、その周面を扁平状に押圧することにより形成される。コンデンサ素子10の両端面には、端面電極11、12が形成される。2つのコンデンサ素子10は、両端面が前後方向を向くように左右方向に配列される。なお、本実施の形態のコンデンサ素子10は、誘電体フィルム上にアルミニウムを蒸着させた金属化フィルムにより形成されたが、これ以外にも、亜鉛、マグネシウム等の他の金属を蒸着させた金属化フィルムにより形成されてもよい。あるいは、コンデンサ素子10は、これらの金属のうち、複数の金属を蒸着させた金属化フィルムにより形成されてもよいし、これらの金属どうしの合金を蒸着させた金属化フィルムにより形成されてもよい。
バスバーユニット20は、前バスバー100と、後バスバー200と、絶縁モジュール300とを備える。前バスバー100および後バスバー200は、それぞれ、各コンデンサ素子10の前側の端面電極11および後側の端面電極12に接続され、各コンデンサ素子10から電気を引き出す。絶縁モジュール300は、前後に重なる後バスバー200の第3プレート部130と後バスバー200の第3プレート部230との間を絶縁する。
図3(a)に示すように、前バスバー100は、導電性材料、たとえば、銅板により形成され、第1プレート部110と、第2プレート部120と、第3プレート部130と、7つの接続端子部140とを含む。前バスバー100は、たとえば、一枚の銅板を適宜切り抜き、折り曲げることによって形成され、これら第1プレート部110と、第2プレート部120と、第3プレート部130と、7つの接続端子部140が一体となっている。
第1プレート部110は、上方に立ち上がるように形成され、左右に細長い長方形状を有する。第2プレート部120は、左右に細長い長方形状を有し、第1プレート部110の上端部から後方に延びる。
第3プレート部130は、左右に長い長方形状を有し、第2プレート部120の後端部から上方に延びる。第3プレート部130の左端部には、左方に張り出す矩形状の第1下差込部131が形成され、第1下差込部131の上方に、第1下差込部131よりも左方に張り出す矩形状の第1上差込部132が形成される。同様に、第3プレート部130の右端部には、右方に張り出す矩形状の第2下差込部133が形成され、第2下差込部133の上方に、第2下差込部133よりも右方に張り出す矩形状の第2上差込部134が形成される。
7つの接続端子部140は、第3プレート部130の上端部において、左右方向に所定の間隔を有するように配置される。各接続端子部140は、上下に細長い長方形状を有し、その下端部において第3プレート部130に対してほぼ直角に折り曲げられ、その両平面が左右方向を向く。各接続端子部140には、外部機器からの各端子(図示せず)が半田付け等の固定方法を用いて接続される。
図3(b)に示すように、後バスバー200は、導電性材料、たとえば、銅板により形成され、第1プレート部210と、第2プレート部220と、第3プレート部230と、7つの接続端子部240とを含む。後バスバー200は、たとえば、一枚の銅板を適宜切り抜き、折り曲げることによって形成され、これら第1プレート部210と、第2プレート部220と、第3プレート部230と、7つの接続端子部240が一体となっている。
第1プレート部210は、上方に立ち上がるように形成され、左右に細長い長方形状を有する。第2プレート部220は、やや左右に長い長方形状を有し、第1プレート部110の上端部から前方に延びる。
第3プレート部230は、左右に長い長方形状を有し、第2プレート部120の前端部から上方に延びる。第3プレート部230の左端部には、左方に張り出す矩形状の第3下差込部231が形成され、第3下差込部231の上方に、第3下差込部231よりも左方に張り出す矩形状の第3上差込部232が形成される。同様に、第3プレート部230の右端部には、右方に張り出す矩形状の第4下差込部233が形成され、第4下差込部233の上方に、第4下差込部233よりも右方に張り出す矩形状の第4上差込部234が形成される。
7つの接続端子部240は、第3プレート部230の上端部において、左右方向に所定の間隔を有するように配置される。各接続端子部240は、上下に細長い長方形状を有し、その下端部において第3プレート部230に対してほぼ直角に折り曲げられ、その両平面が左右方向を向く。各接続端子部240には、外部機器からの各端子(図示せず)が半田付け等の固定方法を用いて接続される。
前バスバー100と後バスバー200は、後バスバー200の第2プレート部220が前バスバー100の第2プレート部120よりも前後方向に長い点を除いて、前後方向に対称となる形状を有する。
図4(a)ないし(d)に示すように、絶縁モジュール300は、絶縁シート310と、左保持体320と、右保持体330とを含む。
絶縁シート310は、絶縁紙やPPS等の樹脂製のシート(フィルム)により左右に長い長方形状に形成され、絶縁性を有する。絶縁シート310の厚みは、1mm以下、たとえば0.2mm程度とされる。
左保持体320および右保持体330は、PPS等の樹脂により形成され、絶縁性を有する。左保持体320および右保持体330は、それぞれ、絶縁シート310の左端部310aおよび右端部310bを、インサート成形によって、それらの内部に挟み込むようにすることで、左端部310aおよび右端部310bに固定される。
左保持体320には、内側部分に、その上面320aより一段下がった段差面320bが形成される。段差面320bとそれに続く内側面320dとの間に、上方向と内方向に開口する上下に長い第1下溝部321が形成され、上面320aとそれに続く内側面320cとの間に、上方向と内方向に開口する上下に長い第1上溝部322が形成される。左保持体320には、第1下溝部321が絶縁シート310で前後に仕切られることにより、絶縁シート310の両側に、絶縁シート310の前面に沿って上下に走る第1下差込溝323と絶縁シート310の後面に沿って上下に走る第3下差込溝324とが形成される。同様に、左保持体320には、第1上溝部322が絶縁シート310で前後に仕切られることにより、絶縁シート310の両側に、絶縁シート310の前面に沿って上下に走る第1上差込溝325と絶縁シート310の後面に沿って上下に走る第3上差込溝326とが形成される。
右保持体330には、内側部分に、その上面330aより一段下がった段差面330bが形成される。段差面330bとそれに続く内側面330dとの間に、上方向と内方向に開口する上下に長い第2下溝部331が形成され、上面330aとそれに続く内側面330cとの間に、上方向と内方向に開口する上下に長い第2上溝部332が形成される。右保持体330には、第2下溝部331が絶縁シート310で前後に仕切られることにより、絶縁シート310の両側に、絶縁シート310の前面に沿って上下に走る第2下差込溝333と絶縁シート310の後面に沿って上下に走る第4下差込溝334とが形成される。同様に、右保持体330には、第2上溝部332が絶縁シート310で前後に仕切られることにより、絶縁シート310の両側に、絶縁シート310の前面に沿って上下に走る第2上差込溝335と絶縁シート310の後面に沿って上下に走る第4上差込溝336とが形成される。
図2(b)に示すように、第1下差込部131と第1上差込部132とが、それぞれ、上方から第1下差込溝323と第1上差込溝325とに差し込まれ、第2下差込部133と第2上差込部134とが、それぞれ、上方から第2下差込溝333と第2上差込溝335とに差し込まれる。これにより、前バスバー100は、その第3プレート部130が絶縁シート310の前面に近接対峙するように、左保持体320と右保持体330とで保持される。なお、第3プレート部130が絶縁シート310に接触していてもよいし、第3プレート部130と絶縁シート310との間に僅かな隙間があってもよい。
また、図2(c)に示すように、第3下差込部231と第3上差込部232とが、それぞれ、上方から第3下差込溝324と第3上差込溝326とに差し込まれ、第4下差込部233と第4上差込部234とが、それぞれ、上方から第4下差込溝334と第4上差込溝336とに差し込まれる。これにより、後バスバー200は、その第3プレート部230が絶縁シート310の後面に近接対峙するように、左保持体320と右保持体330とで保持される。なお、第3プレート部230が絶縁シート310に接触していてもよいし、第3プレート部230と絶縁シート310との間に僅かな隙間があってもよい。
このようにして、バスバーユニット20では、前バスバー100の第3プレート部130と後バスバー200の第3プレート部230とが絶縁シート310を挟んで前後に重なり合う。前バスバー100の第3プレート部130と後バスバー200の第3プレート部230との間が絶縁シート310により絶縁される。なお、前バスバー100および後バスバー200が絶縁モジュール300に装着された状態において、絶縁シート310は、前バスバー100の第3プレート部130および後バスバー200の第3プレート部230よりも上方向、即ち、前バスバー100および後バスバー200が絶縁モジュール300から外れ得る方向にはみ出している。このため、前バスバー100および後バスバー200が、多少上方に移動しても、それぞれの第3プレート部130、230が絶縁シート310の領域から外れない。
前バスバー100と後バスバー200との間に、2つのコンデンサ素子10が配置される。前バスバー100の第1プレート部110が、各コンデンサ素子10の前側の端面電極11に半田付け等の固定方法により固定され、後バスバー200の第1プレート部210が、各コンデンサ素子10の後側の端面電極12に半田付け等の固定方法により固定される。
図5は、インサート成形によって絶縁モジュール300を製造する手順について説明するための図である。
絶縁モジュール300を製造するための金型Mでは、左保持体320を形成するための型M1と右保持体330を形成するための型M2とが接近して並ぶとともに、左保持体320と右保持体330とが絶縁モジュール300の完成時とは反対に向き合うように、型M1が右側に配置され型M2が左側に配置される。
まず、図5の工程図1のように、金型Mが開かれた状態で繰出機Rから絶縁シート310が型M1の位置まで繰り出される。その後、工程図2のように、金型Mが閉じられて型M1に樹脂が注入され、その内部に絶縁シート310が挿入された左保持体320が形成される。次に、金型Mが開かれ、形成された左保持体320とともに絶縁シート310が所定の量だけ送られた後、工程図3のように、再び金型Mが閉じられて型M1と型M2とに樹脂が注入される。これにより、その内部に絶縁シート310が挿入された右保持体330と左保持体320とが形成される。次に、金型Mが開かれ、形成された右保持体330および左保持体320とともに絶縁シート310が所定の量だけ送られると、工程図4のように、前回と同様にして右保持体330と左保持体320とが形成される。一方、工程図5のように、送り出された右保持体330と左保持体320との間の位置で絶縁シート310が切断される。これにより、絶縁モジュール300が完成する。その後は、工程図3〜工程図5の作業が繰り返されることで、次々と絶縁モジュール300が製造される。
<実施の形態の効果>
以上、本実施の形態によれば、以下の効果が奏される。
バスバーユニット20は、前バスバー100の第3プレート部130と後バスバー200の第3プレート部230とが絶縁シート310を介して重ね合わされる構成とされているため、第3プレート部130と第2プレート部220の間の距離を小さくでき、前バスバー100と後バスバー200とが有するESL(等価直流インダクタンス)を効果的に低減させることができる。
しかも、バスバーユニット20は、絶縁シート310の左右の端部310a、310bに固定された左保持体320および右保持体330によって、前バスバー100の第3プレート部130が絶縁シート310の前面に近接対峙し後バスバー200の第3プレート部230が絶縁シート310の後面に近接対峙するように前バスバー100および後バスバー200を保持する構成とされているので、絶縁シート310と、前バスバー100の第3プレート部130と、後バスバー200の第3プレート部230との三者の間の位置ずれが生じにくい。
さらに、第3プレート部130の左右の端部に形成された差込部131、132、133、134を、それぞれに対応する差込溝323、325、333、335に差し込むだけで、前バスバー100を左保持体320および右保持体330に容易に保持させることができる。同様に、第3プレート部230の左右の端部に形成された差込部231、232、233、234を、それぞれに対応する差込溝324、326、334、336に差し込むだけで、後バスバー200を左保持体320および右保持体330に容易に保持させることができる。
特に、前バスバー100は、第3プレート部130の下側に形成された第1下差込部131および第2下差込部133を、左保持体320および右保持体330の下側に形成された第1下差込溝323および第2下差込溝333に差し込むとともに、第3プレート部130の上側に、第1下差込部131および第2下差込部133よりも外側に張り出すように形成された第1上差込部132および第2上差込部134を、左保持体320および右保持体330の上側であって第1下差込溝323および第2下差込溝333より外側に形成された第1上差込溝325および第2上差込溝335に差し込む構成とされている。これにより、少ない差込量で第3プレート部130の上側と下側とを左保持体320および右保持体330で保持できる。これにより、差込部131、132、133、134の差込溝323、325、333、335への差し込みが容易となるので、前バスバー100を左保持体320および右保持体330に一層容易に保持させることができる。同様に、後バスバー200についても、差込部231、232、233、234の差込溝324、326、334、336への差し込みが容易となるので、後バスバー200を左保持体320および右保持体330に一層容易に保持させることができる。
さらに、左保持体320では、第1下溝部321が絶縁シート310で前後に仕切られることにより、絶縁シート310の両側に、第1下差込溝323と第3下差込溝324とが形成され、第1上溝部322が絶縁シート310で前後に仕切られることにより、絶縁シート310の両側に、第1上差込溝325と第3上差込溝326とが形成される。また、右保持体330では、第2下溝部331が絶縁シート310で前後に仕切られることにより、絶縁シート310の両側に、第2下差込溝333と第4下差込溝334とが形成され、第2上溝部332が絶縁シート310で前後に仕切られることにより、絶縁シート310の両側に、第2上差込溝335と第4上差込溝336とが形成される。これにより、差込溝323、325、333、335を絶縁シート310の前面の直近に形成できるので、差込部131、132、133、134を、第3プレート部130と同一面となるように形成すれば、第3プレート部130を絶縁シート310の前面に近接対峙させることができる。よって、差込部131、132、133、134を、第3プレート部130に対して前方に張り出させるなど、複雑な形状に加工せずに済み、前バスバー100の製造が容易となる。同様に、差込溝324、326、334、336を絶縁シート310の後面の直近に形成できるので、差込部231、232、233、234を、第3プレート部230と同一面となるように形成すれば、第3プレート部230を絶縁シート310の後面に近接対峙させることができる。よって、差込部231、232、233、234を、第3プレート部230に対して後方に張り出させるなど、複雑な形状に加工せずに済み、後バスバー200の製造が容易となる。
さらに、絶縁モジュール300が、絶縁シート310の上下左右の4つの端部のうち左右の端部310a、310bのみに固定された左保持体320と右保持体330とを含む構成とされているので、図5で説明したように、左保持体320を形成するための型M1と右保持体330を形成するための型M2とが接近して並ぶ金型Mを用いて絶縁モジュール300を製造することが可能となる。このため、金型Mを小さくすることができ、金型Mの製造コスト等を低減できる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、また、本発明の適用例も、上記実施の形態の他に、種々の変更が可能である。
<変更例1>
図6(a)は、変更例1に係る、バスバーユニット30の正面斜視図であり、図6(b)は、変更例1に係る、バスバーユニット30の要部の平面図である。図7(a)は、変更例1に係る、前バスバー400の正面斜視図であり、図7(b)は、変更例1に係る、後バスバー500の正面斜視図である。図8(a)は、変更例1に係る、絶縁モジュール600の正面斜視図であり、図8(b)は、図8(a)のA−A´断面図である。図8(c)は、変更例1に係る、絶縁モジュール600の背面斜視図であり、図8(d)は、図8(c)のB−B´断面図である。
上記実施の形態のバスバーユニット20を、変更例1のバスバーユニット30に置き換えることができる。以下、バスバーユニット30について、詳細に説明する。
バスバーユニット30は、前バスバー400と、後バスバー500と、絶縁モジュール600とを備える。
図7(a)に示すように、前バスバー400は、導電性材料、たとえば、銅板により形成され、第1プレート部410と、第2プレート部420と、第3プレート部430と、7つの接続端子部440とを含む。第1プレート部410、第2プレート部420、第3プレート部430および接続端子部440の構成は、上記実施の形態における前バスバー100の第1プレート部110、第2プレート部120、第3プレート部130および接続端子部140と同様である。
第3プレート部430の左端部には、左方に張り出す矩形状の第1下差込部431が形成され、第1下差込部431の上方に、第1下差込部431よりも左方に張り出す矩形状の第1上差込部432が形成される。同様に、第3プレート部430の右端部には、右方に張り出す矩形状の第2下差込部433が形成され、第2下差込部433の上方に、第2下差込部433よりも右方に張り出す矩形状の第2上差込部434が形成される。第1下差込部431、第1上差込部432、第2下差込部433および第2上差込部434は、第3プレート部430よりも前方に張り出すように、その根元部分が前方へ折り曲げられる。これにより、第3プレート部430は、第1下差込部431、第1上差込部432、第2下差込部433および第2上差込部434よりも後方へ張り出すこととなる。
図7(b)に示すように、後バスバー500は、導電性材料、たとえば、銅板により形成され、第1プレート部510と、第2プレート部520と、第3プレート部530と、7つの接続端子部540とを含む。第1プレート部510、第2プレート部520、第3プレート部530および接続端子部540の構成は、上記実施の形態における後バスバー200の第1プレート部210、第2プレート部220、第3プレート部230および接続端子部240と同様である。また、第3プレート部130の左端部には第3下差込部531と第3上差込部532が形成され、右端部には第4下差込部533と第4上差込部534が形成される。第3下差込部531、第3上差込部532、第4下差込部533および第4上差込部534の構成は、上記実施の形態における後バスバー200の第3下差込部231、第3上差込部232、第4下差込部233および第4上差込部234の構成と同様である。
図8(a)ないし(d)に示すように、絶縁モジュール600は、絶縁シート610と、左保持体620と、右保持体630と、連結体640とを含む。
絶縁シート310の構成は、上記実施の形態における絶縁モジュール300の絶縁シート310の構成と同様である。
左保持体620、右保持体630および連結体640は、PPS等の樹脂により一体に形成され、絶縁性を有する。左保持体620、右保持体630および連結体640は、それぞれ、絶縁シート310の左端部610a、右端部610bおよび下端部610cを、インサート成形によって、それら内部に挟み込むようにすることで、左端部610a、右端部610bおよび下端部610cに固定される。
左保持体620は、中央の仕切部621を挟んで前側部622と後側部623とに区画される。仕切部621は絶縁シート610と同じ高さを有し、仕切部621と後側部623と間に絶縁シート610が挟まれる。前側部622には、内側部分に、その上面622aより一段下がった段差面622bが形成される。段差面622bとそれに続く内側面622dとの間に、絶縁シート610の前面に沿って上下に走る第1下差込溝624が形成され、上面622aとそれに続く内側面622cとの間に、絶縁シート610の前面に沿って上下に走る第1上差込溝625が形成される。後側部623は、前側部622と同じ構成を有し、段差面623bとそれに続く内側面623dとの間に、絶縁シート610の後面に沿って上下に走る第3下差込溝626が形成され、上面623aとそれに続く内側面623cとの間に、絶縁シート610の後面に沿って上下に走る第3上差込溝627が形成される。第1下差込溝624と第1上差込溝625は、絶縁シート610の前面から仕切部621の厚み分だけ離れた位置に形成され、第3下差込溝626と第3上差込溝627は絶縁シート610の後面の直近に形成される。
右保持体630は、中央の仕切部631を挟んで前側部632と後側部633とに区画される。仕切部631は絶縁シート610と同じ高さを有し、仕切部631と後側部633と間に絶縁シート610が挟まれる。前側部632には、内側部分に、その上面632aより一段下がった段差面632bが形成される。段差面632bとそれに続く内側面632dとの間に、絶縁シート610の前面に沿って上下に走る第2下差込溝634が形成され、上面632aとそれに続く内側面632cとの間に、絶縁シート610の前面に沿って上下に走る第2上差込溝635が形成される。後側部633は、前側部632と同じ構成を有し、段差面633bとそれに続く内側面633dとの間に、絶縁シート610の後面に沿って上下に走る第4下差込溝636が形成され、上面633aとそれに続く内側面633cとの間に、絶縁シート610の後面に沿って上下に走る第4上差込溝637が形成される。第2下差込溝634と第2上差込溝635は、絶縁シート610の前面から仕切部631の厚み分だけ離れた位置に形成され、第4下差込溝636と第4上差込溝637は絶縁シート610の後面の直近に形成される。
連結体640は、左右に細長い平板状を有し、左保持体620と右保持体630とを連結する。
第1下差込部431と第1上差込部432とが、それぞれ、第1下差込溝624と第1上差込溝625に対して、上方から下方(絶縁シート610の上端部610dから下端部610cへの方向)へ差し込まれ、第2下差込部433と第2上差込部434とが、それぞれ、第2下差込溝634と第2上差込溝635に対して上方から下方へ差し込まれる。これにより、図6(a)および(b)に示すように、前バスバー400が、左保持体620と右保持体630とで保持される。前バスバー400の第3プレート部430は、左保持体620の仕切部621および右保持体630の仕切部631の厚み分、第1下差込部431、第1上差込部432、第2下差込部433および第2上差込部434より後方に張り出しており、第3プレート部430は、絶縁シート610の前面に近接対峙する。また、第3プレート部430と第2プレート部420との境界部が、連結体640によって下方から支えられる。なお、第3プレート部430が絶縁シート610に接触していてもよいし、第3プレート部430と絶縁シート610との間に僅かな隙間があってもよい。
また、第3下差込部531と第3上差込部532とが、それぞれ、第3下差込溝626と第3上差込溝627に対して上方から下方に差し込まれ、第4下差込部533と第4上差込部534とが、それぞれ、第4下差込溝636と第4上差込溝637に対して上方から下方へ差し込まれる。これにより、図6(a)および(b)に示すように、後バスバー500が、左保持体620と右保持体630とで保持される。後バスバー500の第3プレート部530は、絶縁シート610の後面に近接対峙する。また、第3プレート部530と第2プレート部520との境界部が、連結体640によって下方から支えられる。なお、第3プレート部530が絶縁シート610に接触していてもよいし、第3プレート部530と絶縁シート610との間に僅かな隙間があってもよい。
このようにして、バスバーユニット30では、前バスバー400の第3プレート部430と後バスバー500の第3プレート部530とが絶縁シート610を挟んで前後に重なり合う。前バスバー400の第3プレート部430と後バスバー500の第3プレート部530との間が絶縁シート610により絶縁される。なお、前バスバー400および後バスバー500が絶縁モジュール600に装着された状態において、絶縁シート610は、前バスバー400の第3プレート部430および後バスバー500の第3プレート部530よりも上方向にはみ出している。このため、前バスバー400および後バスバー500が、多少上方に移動しても、それぞれの第3プレート部430、530が絶縁シート610の領域から外れない。
本変更例の構成によれば、前バスバー400は、第3プレート部430が第1下差込部431、第1上差込部432、第2下差込部433および第2上差込部434より絶縁シート610側に張り出す構成とされているので、第1下差込溝624、第1上差込溝625、第2下差込溝634および第2上差込溝635が絶縁シート610から離れた位置に形成されても、第3プレート部430を絶縁シート610の前面に近接対峙させることができる。このため、上記実施の形態のような、左保持体320および右保持体330において、2つの差込溝(たとえば、第1下差込溝323および第3下差込溝324)の間が絶縁シート310で仕切られるような構成を採らずに済み、各差込溝624、625、626、627、634、635、636、637を強固に形成できるので、左保持体620および右保持体630により前バスバー400および後バスバー500を安定して保持することができる。
また、絶縁モジュール600は、左保持体620および右保持体630が連結体640により連結される構成とされているので、絶縁モジュール600の左右方向の強度を高めることができる。さらに、絶縁モジュール600の左右方向の強度が高められることで、絶縁モジュール600に前バスバー400および後バスバー500を装着するときに、絶縁モジュール600が変形等を生じにくいので、容易な装着が可能となる。
さらに、前バスバー400の第3プレート部430と第2プレート部420との境界部および後バスバー500の第3プレート部530と第2プレート部520との境界部が連結体640によって下方から支えられるので、前バスバー400および後バスバー500を絶縁モジュール600により安定して保持することができる。
<その他の変更例>
上記実施の形態では、前バスバー100の左右の端部に、それぞれ2つの差込部(第1下差込部131および第1上差込部132、第2下差込部133および第2上差込部134)が形成され、これらの差込部が左保持体320および右保持体330の、対応する2つの差込溝(第1下差込溝323および第1上差込溝325、第2下差込溝333および第2上差込溝335)に差し込まれる。同様に、後バスバー200の左右の端部に、それぞれ2つの差込部(第3下差込部231および第3上差込部232、第4下差込部233および第4上差込部234)が形成され、これらの差込部が左保持体320および右保持体330の、対応する2つの差込溝(第3下差込溝324および第3上差込溝326、第4下差込溝334および第4上差込溝336)に差し込まれる。
しかしながら、これに限られず、たとえば、前バスバー100の左右の端部に、それぞれ1つの差込部が形成され、これらの差込部が左保持体320および右保持体330の、対応する1つの差込溝に差し込まれる構成が採られてもよい。同様に、たとえば、後バスバー200の左右の端部に、それぞれ1つの差込部が形成され、これらの差込部が左保持体320および右保持体330の、対応する1つの差込溝に差し込まれる構成が採られてもよい。
さらに、左保持体320および右保持体330が、差込部を差込溝に差し込む構造とは異なる保持構造によって、前バスバー100および後バスバー200を保持するような構成が採られてもよい。
さらに、コンデンサ素子10の個数は、上記実施の形態のものに限られず、必要な電気容量に応じて、適宜、変更できる。すなわち、上記実施の形態では2個のコンデンサ素子10を配置したが、これに限られることなく、コンデンサ素子10を1個のみ配置する場合も含め、その他の個数のコンデンサ素子10が配置されてもよい。
さらに、変更例1では、前バスバー400の第3プレート部430が、第1下差込部431、第1上差込部432、第2下差込部433および第2上差込部434より絶縁シート610側に張り出す構成とされた。しかしながら、前バスバー400に替えて、あるいは、前バスバー400に加えて、後バスバー500の第3プレート部530が、第3下差込部531、第3上差込部532、第4下差込部533および第4上差込部534より絶縁シート610側に張り出す構成とされてもよい。この場合、第3下差込溝626、第3上差込溝627、第4下差込溝636および第4上差込溝637は、絶縁シート610の後面から第3プレート部530の張り出し分だけ離れた位置に形成されることとなる。
さらに、上記実施の形態では、コンデンサユニット2が収容されたケース3に充填樹脂4が充填される、いわゆるケースモールドタイプのフィルムコンデンサ1に本発明が適用される例が示された。しかしながら、本発明が、コンデンサユニットがケースには収容されずに外装樹脂で覆われる、いわゆるケースレスタイプのフィルムコンデンサに適用されてもよい。
この他、本発明の実施の形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
なお、上記実施の形態の説明において「上方」「下方」等の方向を示す用語は、構成部材の相対的な位置関係にのみ依存する相対的な方向を示すものであり、鉛直方向、水平方向等の絶対的な方向を示すものではない。
本発明は、各種電子機器、電気機器、産業機器、車両の電装等に使用されるフィルムコンデンサに有用である。
1 フィルムコンデンサ
10 コンデンサ素子
11 端面電極
12 端面電極
20 バスバーユニット
100 前バスバー(第1のバスバー)
110 第1プレート部(第1の電極接続部)
120 第2プレート部(第1の中継部)
130 第3プレート部(第1の重合部)
131 第1下差込部(第1の差込部)
132 第1上差込部(第1の差込部)
133 第2下差込部(第2の差込部)
134 第2上差込部(第2の差込部)
200 後バスバー(第2のバスバー)
210 第1プレート部(第2の電極接続部)
220 第2プレート部(第2の中継部)
230 第3プレート部(第2の重合部)
231 第3下差込部(第3の差込部)
232 第3上差込部(第3の差込部)
233 第4下差込部(第4の差込部)
234 第4上差込部(第4の差込部)
300 絶縁モジュール(絶縁部)
310 絶縁シート
310a 左端部(第1の端部)
310b 右端部(第2の端部)
320 左保持体(第1の保持体)
321 第1下溝部(第1の溝部)
322 第1上溝部(第1の溝部)
323 第1下差込溝(第1の差込溝)
324 第3下差込溝(第3の差込溝)
325 第1上差込溝(第1の差込溝)
326 第3上差込溝(第3の差込溝)
330 右保持体(第2の保持体)
331 第2下溝部(第2の溝部)
332 第2上溝部(第2の溝部)
333 第2下差込溝(第2の差込溝)
334 第4下差込溝(第4の差込溝)
335 第2上差込溝(第2の差込溝)
336 第4上差込溝(第4の差込溝)
30 バスバーユニット
400 前バスバー(第1のバスバー)
410 第1プレート部(第1の電極接続部)
420 第2プレート部(第1の中継部)
430 第3プレート部(第1の重合部)
431 第1下差込部(第1の差込部)
432 第1上差込部(第1の差込部)
433 第2下差込部(第2の差込部)
434 第2上差込部(第2の差込部)
500 後バスバー(第2のバスバー)
510 第1プレート部(第2の電極接続部)
520 第2プレート部(第2の中継部)
530 第3プレート部(第2の重合部)
531 第3下差込部(第3の差込部)
532 第3上差込部(第3の差込部)
533 第4下差込部(第4の差込部)
534 第4上差込部(第4の差込部)
600 絶縁モジュール(絶縁部)
610 絶縁シート
610a 左端部(第1の端部)
610b 右端部(第2の端部)
610c 下端部(第4の端部)
610d 上端部(第3の端部)
620 左保持体(第1の保持体)
624 第1下差込溝(第1の差込溝)
625 第1上差込溝(第1の差込溝)
626 第3下差込溝(第3の差込溝)
627 第3上差込溝(第3の差込溝)
630 右保持体(第2の保持体)
634 第2下差込溝(第2の差込溝)
635 第2上差込溝(第2の差込溝)
636 第4下差込溝(第4の差込溝)
637 第4上差込溝(第4の差込溝)
640 連結体

Claims (6)

  1. コンデンサ素子と、
    前記コンデンサ素子に接続される第1のバスバーおよび第2のバスバーと、
    前記第1のバスバーと前記第2のバスバーとにそれぞれが含まれ、互いに重なり合う第1の重合部および第2の重合部と、
    前記第1の重合部と前記第2の重合部との間を絶縁するための絶縁部と、を備え、
    前記絶縁部は、絶縁シートと、前記絶縁シートにおける四方の端部のうち第1の端部に固定される第1の保持体と、前記第1の端部と反対側の第2の端部に固定される第2の保持体とを含み、
    前記第1の保持体および前記第2の保持体は、前記第1の重合部が前記絶縁シートの一方の面に近接対峙し前記第2の重合部が前記絶縁シートの他方の面に近接対峙するように前記第1のバスバーと前記第2のバスバーとを保持する、
    ことを特徴とするフィルムコンデンサ。
  2. 請求項1に記載のフィルムコンデンサにおいて、
    前記第1のバスバーは、前記第1の保持体に対応する部位に第1の差込部を有するとともに、前記第2の保持体に対応する部位に第2の差込部を有し、
    前記第2のバスバーは、前記第1の保持体に対応する部位に第3の差込部を有するとともに、前記第2の保持体に対応する部位に第4の差込部を有し、
    前記絶縁シートの一方の面に沿うように、前記第1の保持体に前記第1の差込部が差し込まれる第1の差込溝が形成されるとともに前記第2の保持体に前記第2の差込部が差し込まれる第2の差込溝が形成され、
    前記絶縁シートの他方の面に沿うように、前記第1の保持体に前記第3の差込部が差し込まれる第3の差込溝が形成されるとともに前記第2の保持体に前記第4の差込部が差し込まれる第4の差込溝が形成される、
    ことを特徴とするフィルムコンデンサ。
  3. 請求項2に記載のフィルムコンデンサにおいて、
    前記第1の差込部ないし前記第4の差込部は、それぞれ、前記第1の差込溝ないし第4の差込溝に対して、前記絶縁シートにおける四方の端部のうち第3の端部から第4の端部の方向へ差し込まれ、
    前記絶縁部は、前記第4の端部の位置に配置され、前記第1の保持体と前記第2の保持体とを連結する連結体を含む、
    ことを特徴とするフィルムコンデンサ。
  4. 請求項3に記載のフィルムコンデンサにおいて、
    前記第1のバスバーは、前記コンデンサ素子の一方の端面電極に接続される第1の電極接続部と、当該第1の電極接続部から前記絶縁シートの方向に延びて前記第1の重合部へと繋がる第1の中継部とを含み、
    前記第2のバスバーは、前記コンデンサ素子の他方の端面電極に接続される第2の電極接続部と、当該第2の電極接続部から前記絶縁シートの方向に延びて前記第2の重合部へと繋がる第2の中継部とを含み、
    前記連結体は、前記第1の重合部と前記第1の中継部との境界部にて前記第1のバスバーを支え、前記第2の重合部と前記第2の中継部との境界部にて前記第2のバスバーを支える、
    ことを特徴とするフィルムコンデンサ。
  5. 請求項2ないし4の何れか一項に記載のフィルムコンデンサにおいて、
    前記第1の差込溝および前記第3の差込溝は、これら差込溝を形成するための第1の溝部が、前記絶縁シートで仕切られることにより前記絶縁シートの両側に形成され、
    前記第2の差込溝および前記第4の差込溝は、これら差込溝を形成するための第2の溝部が、前記絶縁シートで仕切られることにより前記絶縁シートの両側に形成される、
    ことを特徴とするフィルムコンデンサ。
  6. 請求項2ないし4の何れか一項に記載のフィルムコンデンサにおいて、
    前記第1の重合部および前記第2の重合部のうち少なくとも一つの重合部は、当該重合部に対応する2つの差込部よりも前記絶縁シート側に張り出す、
    ことを特徴とするフィルムコンデンサ。
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