JP7213407B2 - コンデンサ - Google Patents

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Description

本発明は、コンデンサに関する。
両端面にメタリコン電極(端面電極)が形成され、それぞれのメタリコン電極に外部引き出し端子(バスバー)が接続された複数のコンデンサ素子を、上面が開口するケース内に収納し、当該ケース内に充填樹脂を充填するようにした金属化フィルムコンデンサが特許文献1に記載されている。
特許文献1の金属化フィルムコンデンサでは、ESL(等価直列インダクタンス)を低減させるために、一対の外部引き出し端子が、絶縁シート(絶縁板)を間に挟んで重ね合わされている。
特開2015-103777号公報
特許文献1のような、いわゆるケースモールド型のコンデンサにおいて、コンデンサ素子と一対のバスバーとを含む複数のコンデンサ素子ユニットを、一つのケースに収容し、充填樹脂でモールドするような構成が採られ得る。各コンデンサ素子ユニットは、コンデンサが搭載される機器(装置)において、互いに異なる電子回路部に組み込まれる。このような構成とすれば、一つの機器に複数のコンデンサ素子ユニットが用いられる場合に、コンデンサ素子ユニット毎にケースを設けずに済む。
しかしながら、複数のコンデンサ素子ユニットを一つのケースに収容する場合、各コンデンサ素子ユニットの配置構成が適正でないと、ケースが無駄に大きくなってしまい、延いてはコンデンサ自身が無駄に大きくなってしまう虞がある。また、特許文献1のコンデンサと同様、ESLの低減が図れることも望ましい。
かかる課題に鑑み、本発明は、複数のコンデンサ素子ユニットを一つのケースに収容する場合に、コンパクト化とESLの低減とが図れるコンデンサを提供することを目的とする。
本発明の主たる態様に係るコンデンサは、第1の電極および第2の電極を有する第1のコンデンサ素子と、前記第1の電極に接続された第1のバスバーと、前記第2の電極に接続された第2のバスバーと、を含む第1のコンデンサ素子ユニットと、第3の電極および第4の電極を有する第2のコンデンサ素子と、前記第3の電極に接続された第3のバスバーと、前記第4の電極に接続された第4のバスバーと、を含む第2のコンデンサ素子ユニットと、前記第1のコンデンサ素子ユニットおよび前記第2のコンデンサ素子ユニットが収容されたケースと、前記ケース内に充填された充填樹脂と、を備える。ここで、前記第1のバスバーおよび前記第2のバスバーは、それぞれ、前記ケースが開口する開口面の法線方向において前記第1のコンデンサ素子から外れた位置で、前記法線方向に互いに重なり合う第1の重合部および第2の重合部を含み、前記第1の重合部と前記第2の重合部との間には第1の絶縁部が介在する。さらに、前記第2のコンデンサ素子は、前記法線方向において前記第1の重合部および前記第2の重合部に重なるように前記ケース内に配置される。前記第3のバスバーは、前記法線方向において前記第2の重合部と重なり合う第3の重合部を含み、前記第2の重合部と前記第3の重合部との間には第2の絶縁部が介在する。
本発明によれば、複数のコンデンサ素子ユニットを一つのケースに収容する場合に、コンパクト化とESLの低減とが図れるコンデンサを提供することができる。
本発明の効果ないし意義は、以下に示す実施の形態の説明により更に明らかとなろう。ただし、以下に示す実施の形態は、あくまでも、本発明を実施化する際の一つの例示であって、本発明は、以下の実施の形態に記載されたものに何ら制限されるものではない。
図1(a)は、実施の形態に係る、フィルムコンデンサを前方上方から見た斜視図であり、図1(b)は、実施の形態に係る、充填樹脂が除かれた状態のフィルムコンデンサを前方上方から見た斜視図である。 図2は、実施の形態に係る、フィルムコンデンサの分解斜視図である。 図3(a)は、実施の形態に係る、第1コンデンサ素子ユニットを後方下方から見た斜視図であり、図3(b)は、実施の形態に係る、第2コンデンサ素子ユニットを後方下方から見た斜視図である。 図4(a)は、実施の形態に係る、第1バスバーの斜視図であり、図4(b)は、実施の形態に係る、第2バスバーの斜視図である。 図5(a)は、実施の形態に係る、第1絶縁板を前方上方から見た斜視図であり、図5(b)は、実施の形態に係る、第1絶縁板を後方下方から見た斜視図である。 図6(a)は、実施の形態に係る、第3バスバーの斜視図であり、図6(b)は、実施の形態に係る、第4バスバーおよび絶縁シートの斜視図である。 図7は、実施の形態に係る、ケースを後方上方から見た斜視図である。 図8は、実施の形態に係る、図1(b)のA-A´線の位置で切断したフィルムコンデンサの左側面断面図である。 図9(a)ないし(c)は、変更例に係る、フィルムコンデンサの要部の断面図である。
以下、本発明のコンデンサの一実施形態であるフィルムコンデンサ1について図を参照して説明する。便宜上、各図には、適宜、前後、左右および上下の方向が付記されている。なお、図示の方向は、あくまでフィルムコンデンサ1の相対的な方向を示すものであり、絶対的な方向を示すものではない。
本実施の形態において、フィルムコンデンサ1が、特許請求の範囲に記載の「コンデンサ」に対応する。また、第1コンデンサ素子ユニット10Aが、特許請求の範囲に記載の「第1のコンデンサ素子ユニット」に対応する。さらに、第2コンデンサ素子ユニット10Bが、特許請求の範囲に記載の「第2のコンデンサ素子ユニット」に対応する。第1コンデンサ素子100が、特許請求の範囲に記載の「第1のコンデンサ素子」に対応する。さらに、上側端面電極101および下側端面電極102が、それぞれ、特許請求の範囲に記載の「第1の電極」および「第2の電極」に対応する。さらに、第1バスバー200および第2バスバー300が、それぞれ、特許請求の範囲に記載の「第1のバスバー」および「第2のバスバー」に対応する。さらに、第1重合部230および第2重合部330が、それぞれ、特許請求の範囲に記載の「第1の重合部」および「第2の重合部」に対応する。さらに、第1開口部231および第2開口部331が、それぞれ、特許請求の範囲に記載の「第1の開口部」および「第2の開口部」に対応する。さらに、第1絶縁板400が、特許請求の範囲に記載の「第1の絶縁部」に対応する。さらに、第3開口部411が、特許請求の範囲に記載の「第3の開口部」に対応する。さらに、第1環状突起部412および第2環状突起部413が、それぞれ、特許請求の範囲に記載の「第1の環状突起部」および「第2の環状突起部」に対応する。第2コンデンサ素子500が、特許請求の範囲に記載の「第2のコンデンサ素子」に対応する。さらに、上側端面電極501および下側端面電極502が、それぞれ、特許請求の範囲に記載の「第3の電極」および「第4の電極」に対応する。さらに、第3バスバー600および第4バスバー700が、それぞれ、特許請求の範囲に記載の「第3のバスバー」および「第4のバスバー」に対応する。さらに、第3電極端子部610が、特許請求の範囲に記載の「第3の重合部」に対応する。さらに、電極ピン611が、特許請求の範囲に記載の「接合部」に対応する。さらに、第2絶縁板800が、特許請求の範囲に記載の「第2の絶縁部」に対応する。さらに、第4開口部811が、特許請求の範囲に記載の「第4の開口部」に対応する。さらに、嵌合突起部812が、特許請求の範囲に記載の「突起部」に対応する。
ただし、上記記載は、あくまで、特許請求の範囲の構成と実施形態の構成とを対応付けることを目的とするものであって、上記対応付けによって特許請求の範囲に記載の発明が実施形態の構成に何ら限定されるものではない。
図1(a)は、本実施の形態に係る、フィルムコンデンサ1を前方上方から見た斜視図であり、図1(b)は、本実施の形態に係る、充填樹脂30が除かれた状態のフィルムコンデンサ1を前方上方から見た斜視図である。
図1(a)および(b)に示すように、フィルムコンデンサ1は、コンデンサアセンブリ10と、コンデンサアセンブリ10が収容されるケース20と、ケース20内に充填され、ケース20内で硬化する熱硬化性の充填樹脂30とを備える。ケース20内が充填樹脂30でモールドされた状態において、第1バスバー200の4つの第1接続端子部240および第1副接続端子部250と、第2バスバー300の4つの第2接続端子部340と、第3バスバー600の第3接続端子部630と、第4バスバー700の第4接続端子部730と、第5バスバー950の第5副接続端子部952とが充填樹脂30から露出する。コンデンサアセンブリ10の充填樹脂30に埋没した大部分が、湿気や衝撃から保護される。
図2は、本実施の形態に係る、フィルムコンデンサ1の分解斜視図である。図3(a)は、本実施の形態に係る、第1コンデンサ素子ユニット10Aを後方下方から見た斜視図であり、図3(b)は、本実施の形態に係る、第2コンデンサ素子ユニット10Bを後方下方から見た斜視図である。
コンデンサアセンブリ10は、第1コンデンサ素子ユニット10Aと第2コンデンサ素子ユニット10Bとを含む。第1コンデンサ素子ユニット10Aは、5個の第1コンデンサ素子100と、第1バスバー200と、第2バスバー300と、第1絶縁板400とを含み、第1コンデンサ素子ユニット10Aは、3個の第2コンデンサ素子500と、第3バスバー600と、第4バスバー700とを含む。第1コンデンサ素子ユニット10Aと第2コンデンサ素子ユニット10Bは、フィルムコンデンサ1が搭載される外部機器(図示せず)が有する異なる電子回路部にそれぞれ組み込まれ得る。コンデンサアセンブリ10は、この他に第2絶縁板800を含む。
まず、第1コンデンサ素子ユニット10Aの構成について説明する。
第1コンデンサ素子ユニット10Aは、第1コンデンサ素子100、第1バスバー200、第2バスバー300および第1絶縁板400の他に、第3コンデンサ素子910と、2つの第4コンデンサ素子920と、第5コンデンサ素子930と、第6コンデンサ素子940と、第5バスバー950と、第6バスバー960とを含む。
図2および図3(a)に示すように、5個の第1コンデンサ素子100は、ケース20内において、両端面が上下方向を向くようにして、その短手方向(図2の左右方向)に配列される。各第1コンデンサ素子100は、誘電体フィルム上にアルミニウムを蒸着させた2枚の金属化フィルムを重ね、重ねた金属化フィルムを巻回または積層し、扁平状に押圧することにより形成される。各第1コンデンサ素子100には、上側の端面に、亜鉛等の金属の吹付けにより上側端面電極101が形成され、下側の端面に、同じく亜鉛等の金属の吹付けにより下側端面電極102が形成される。
なお、本実施の形態の第1コンデンサ素子100は、誘電体フィルム上にアルミニウムを蒸着させた金属化フィルムにより形成されたが、これ以外にも、亜鉛、マグネシウム等の他の金属を蒸着させた金属化フィルムにより形成されてもよい。あるいは、第1コンデンサ素子100は、これらの金属のうち、複数の金属を蒸着させた金属化フィルムにより形成されてもよいし、これらの金属どうしの合金を蒸着させた金属化フィルムにより形成されてもよい。
第3コンデンサ素子910は、ケース20内において、両端面が上下方向を向くようにして、右端の第1コンデンサ素子100の右方に配置され、第4コンデンサ素子920、第5コンデンサ素子930および第6コンデンサ素子940は、ケース20内において、両端面が上下方向を向くようにして、第1コンデンサ素子100と第3コンデンサ素子910との間に配置される。
第3コンデンサ素子910、第4コンデンサ素子920、第5コンデンサ素子930および第6コンデンサ素子940の構成は、第1コンデンサ素子100の構成と同様であり、それぞれ、その上側の端面に上側端面電極911、921、931、941が形成され、その下側の端面に下側端面電極912、922、932、942が形成される。第3コンデンサ素子910は、第1コンデンサ素子100と静電容量が等しくサイズが等しいが、第4コンデンサ素子920、第5コンデンサ素子930および第6コンデンサ素子940は、第1コンデンサ素子100よりも静電容量が小さくサイズが小さい。
図4(a)は、本実施の形態に係る、第1バスバー200の斜視図である。
図2、図3(a)および図4(a)に示すように、第1バスバー200は、導電性材料、たとえば、銅板により形成され、第1電極端子部210と、第1副電極端子部220と、第1重合部230と、4つの第1接続端子部240と、第1副接続端子部250とを含む。第1バスバー200は、たとえば、一枚の銅板を適宜切り抜き、折り曲げることによって形成され、これら第1電極端子部210と、第1副電極端子部220と、第1重合部230と、第1接続端子部240と、第1副接続端子部250とが一体となっている。
第1電極端子部210は、左右に細長い板状を有する。第1電極端子部210の前端縁には、10個の電極ピン211が左右方向に並ぶように形成される。第1電極端子部210は、5個の第1コンデンサ素子100の上側端面電極101に接触する。各上側端面電極101に、電極ピン211が2ずつ配置される。電極ピン211が、対応する第1コンデンサ素子100の上側端面電極101に半田付け等の接合方法によって接合される。これにより、第1バスバー200の第1電極端子部210が5個の第1コンデンサ素子100の上側端面電極101と電気的に接続される。
第1副電極端子部220は、第1電極端子部210の右端部から右斜め前方に延びるように形成される。第1副電極端子部220には、第3コンデンサ素子910の上側端面電極911に対応する位置に2つの電極ピン221が形成され、2つの第4コンデンサ素子920の各上側端面電極921に対応する位置に1つずつ電極ピン222が形成される。2つの電極ピン221が、第3コンデンサ素子910の上側端面電極911に半田付け等の接合方法によって接合され、各電極ピン222が、各第4コンデンサ素子920の上側端面電極921に半田付け等の接合方法によって接合される。これにより、第1バスバー200の第1副電極端子部220が第3コンデンサ素子910の上側端面電極911および2個の第4コンデンサ素子920の上側端面電極921と電気的に接続される。
第1重合部230は、左右に長い板状を有し、第1電極端子部210の後方に一段高くなるように設けられる。第1重合部230には、左右方向に並ぶように、所定の間隔で6個の円形の第1開口部231が形成される。
4つの第1接続端子部240は、第1重合部230の後端縁から上方に立ち上がるように形成され、その表裏面が前後方向を向く。2つの第1接続端子部240が第1重合部230の左寄りの位置に設けられ、他の2つの第1接続端子部240が第1重合部230の右寄りの位置に設けられる。各第1接続端子部240には、表裏を貫通する円形の取付穴241が形成される。第1接続端子部240は、取付穴241を用いたネジ止めによって、対応する外部端子(図示せず)に電気的に接続される。
第1副接続端子部250は、第1副電極端子部220の右端部から上方に立ち上がるように形成され、その表裏面が左右方向を向く。第1副接続端子部250には、表裏を貫通する円形の取付穴251が形成される。第1副接続端子部250は、取付穴251を用いたネジ止めによって、対応する外部端子(図示せず)に電気的に接続される。
図4(b)は、本実施の形態に係る、第2バスバー300の斜視図である。
図2、図3(a)および図4(b)に示すように、第2バスバー300は、導電性材料、たとえば、銅板により形成され、第2電極端子部310と、第2中継部320と、第2重合部330と、4つの第2接続端子部340とを含む。第2バスバー300は、たとえば、一枚の銅板を適宜切り抜き、折り曲げることによって形成され、これら第2電極端子部310と、第2中継部320と、第2重合部330と、第2接続端子部340とが一体となっている。
第2電極端子部310は、左右に細長い板状を有する。第2電極端子部310の左端縁と前端縁の間の角部には、左端の第1コンデンサ素子100に対応する2つの電極ピン311が形成される。また、第2電極端子部310の前端縁には、左端以外の4つの第1コンデンサ素子100に対応する8個の電極ピン311が左右方向に並ぶように形成される。第2電極端子部310は、5個の第1コンデンサ素子100の下側端面電極102に接触する。各下側端面電極102に、電極ピン311が2ずつ配置される。電極ピン311が、対応する第1コンデンサ素子100の下側端面電極102に半田付け等の接合方法によって接合される。これにより、第2バスバー300の第2電極端子部310が5個の第1コンデンサ素子100の下側端面電極102と電気的に接続される。さらに、第2電極端子部310の右端縁には、第5コンデンサ素子930に対応する電極ピン312が形成される。電極ピン312が、第5コンデンサ素子930の下側端面電極932に半田付け等の接合方法によって接合される。これにより、第2バスバー300の第2電極端子部310が第5コンデンサ素子930の下側端面電極932と電気的に接続される。
第2中継部320は、第2電極端子部310と第2重合部330との間を中継する。第2中継部320は、左右に長い板状を有し、第2電極端子部310の後端縁から上方に延びる。第2中継部320には、溶融状態の充填樹脂30を流通させるため、多数の円形の流通孔321が上下左右方向に並ぶように形成される。
第2重合部330は、左右に長い板状を有し、第2中継部320の上端縁から後方に延びる。第2重合部330には、左右方向に並ぶように6個の円形の第2開口部331が形成される。隣接する第2開口部331同士の配置間隔(ピッチ)は、隣接する第1開口部231同士の配置間隔と等しくされる。
4つの第2接続端子部340は、第2重合部330の後端縁から上方に立ち上がるように形成され、その表裏面が前後方向を向く。2つの第2接続端子部340が第2重合部330の左寄りの位置に設けられ、他の2つの第2接続端子部340が第2重合部330の中央部の位置と右寄りの位置とにそれぞれ設けられる。各第2接続端子部340には、表裏を貫通する円形の取付穴341が形成される。第2接続端子部340は、取付穴341を用いたネジ止めによって、対応する外部端子(図示せず)に電気的に接続される。
第1コンデンサ素子ユニット10Aが組み立てられた状態において、左端の第2接続端子部340と左端から2つ目の第2接続端子部340は、第1バスバー200における左端の第1接続端子部240と左端から2つ目の第1接続端子部240の左隣にそれぞれ配置される。また、右端の第2接続端子部340は、第1バスバー200における右端の第1接続端子部240の左隣に配置され、中央部の第2接続端子部340は、第1バスバー200における右端から2つ目の第1接続端子部240の左側に、第3バスバー600の第3接続端子部630と第4バスバー700の第4接続端子部730とが並ぶ隙間を開けて配置される。
図2および図3(a)に示すように、第5バスバー950は、たとえば、銅板により形成され、第5電極端子部951と第5副接続端子部952とを含む。第5電極端子部951には、第3コンデンサ素子910に対応する2つの電極ピン953と、第6コンデンサ素子940に対応する電極ピン954が形成される。2つの電極ピン953は、第3コンデンサ素子910の下側端面電極912に半田付け等の接合方法によって接合され、電極ピン954は、第6コンデンサ素子940の下側端面電極942に半田付け等の接合方法によって接合される。これにより、第5バスバー950の第5電極端子部951が第3コンデンサ素子910の下側端面電極912および第6コンデンサ素子940の下側端面電極942と電気的に接続される。
第1コンデンサ素子ユニット10Aが組まれた状態において、第5副接続端子部952は、第1バスバー200の第1副接続端子部250の隣に並ぶ。第5副接続端子部952には、表裏を貫通する円形の取付穴955が形成される。第5副接続端子部952は、取付穴955を用いたネジ止めによって、対応する外部端子(図示せず)に電気的に接続される。第5副接続端子部952の下部には、第5副接続端子部952と第3コンデンサ素子910の上側端面電極911との間の絶縁性を確保するため、絶縁紙956が巻かれる。
図2および図3(a)に示すように、第6バスバー960は、たとえば、銅板により形成される。第6バスバー960は、各第4コンデンサ素子920に対応する電極ピン961と、第5コンデンサ素子930に対応する電極ピン962と、第6コンデンサ素子940に対応する電極ピン963とを有する。電極ピン961は、各第4コンデンサ素子920の下側端面電極922に半田付け等の接合方法によって接合され、電極ピン962は、第5コンデンサ素子930の上側端面電極931に半田付け等の接合方法によって接合され、電極ピン963は、第6コンデンサ素子940の上側端面電極941に半田付け等の接合方法によって接合される。これにより、第6バスバー960は、各第4コンデンサ素子920の下側端面電極922、第5コンデンサ素子930の上側端面電極931および第6コンデンサ素子940の上側端面電極941と電気的に接続される。
第6バスバー960は、さらに、第6接続端子部964を有する。第6接続端子部964には、表裏を貫通する円形の取付穴965が形成される。第6接続端子部964は、ケース20の後面右側の取付タブ24の上面に配置される。この状態において、第6接続端子部964の取付穴965が、取付タブ24の挿通穴24aに整合する。
図5(a)は、本実施の形態に係る、第1絶縁板400を前方上方から見た斜視図であり、図5(b)は、本実施の形態に係る、第1絶縁板400を後方下方から見た斜視図である。
図5(a)および(b)に示すように、第1絶縁板400は、ポリフェニレンサルファイド、アクリル、シリコン等の絶縁性を有する樹脂材料により形成され、メインプレート部410と、前プレート部420と、後プレート部430とを含む。メインプレート部410は、横長の長方形状を有する。前プレート部420は、メインプレート部410の前端縁から下方に延び、横に細長い長方形状を有する。後プレート部430は、メインプレート部410の後端縁から上方に延び、横に細長い長方形状を有する。第1絶縁板400は、第1バスバー200の第1重合部230と第2バスバー300の第2重合部330との間に介在される。
メインプレート部410には、左右方向に並ぶように6個の円形の第3開口部411が形成される。隣接する第3開口部411同士の配置間隔(ピッチ)は、隣接する第1開口部231同士の配置間隔および隣接する第2開口部331同士の配置間隔と等しくされる。また、メインプレート部410の表面(第1重合部230に対向する面)には、第3開口部411の周囲に円環状の第1環状突起部412が形成される。第1環状突起部412の外径は、第1開口部231の内径よりも僅かに小さくされ、第1環状突起部412の高さは、第1重合部230の厚さよりも僅かに大きくされる。さらに、メインプレート部410の裏面(第2重合部330に対向する面)には、第3開口部411の周囲に円環状の第2環状突起部413が形成される。第2環状突起部413の外径は、第2開口部331の内径よりも僅かに小さくされ、第2環状突起部413の高さは、第2重合部330の厚さよりも僅かに大きくされる。
次に、第2コンデンサ素子ユニット10Bの構成について説明する。
第2コンデンサ素子ユニット10Bは、第2コンデンサ素子500、第3バスバー600、第4バスバー700の他に、絶縁シート970を含む。
図2および図3(b)に示すように、3個の第2コンデンサ素子500は、ケース20内において、両端面が上下方向を向くようにして、その長手方向(図2の左右方向)に配列される。第2コンデンサ素子500の構成は、第1コンデンサ素子100の構成と同様であり、その上側の端面に上側端面電極501が形成され、その下側の端面に下側端面電極502が形成される。第2コンデンサ素子500は、第1コンデンサ素子100および第3コンデンサ素子910よりも静電容量が小さくサイズが小さいが、第4コンデンサ素子920、第5コンデンサ素子930および第6コンデンサ素子940よりも静電容量が大きくサイズが大きい。
図6(a)は、本実施の形態に係る、第3バスバー600の斜視図である。
図2、図3(a)および図6(a)に示すように、第3バスバー600は、導電性材料、たとえば、銅板により形成され、第3電極端子部610と、第3中継部620と、第3接続端子部630とを含む。第3バスバー600は、たとえば、一枚の銅板を適宜切り抜き、折り曲げることによって形成され、これら第3電極端子部610と、第3中継部620と、第3接続端子部630とが一体となっている。
第3電極端子部610は、左右に長い板状を有する。第3電極端子部610の前端縁には、6個の電極ピン611が左右方向に並ぶように形成される。第3電極端子部610は、3個の第2コンデンサ素子500の上側端面電極501に接触する。各上側端面電極501に、電極ピン611が2ずつ配置される。電極ピン611が、対応する第2コンデンサ素子500の上側端面電極501に半田付け等の接合方法によって接合される。これにより、第3バスバー600の第3電極端子部610が3個の第2コンデンサ素子500の上側端面電極501と電気的に接続される。また、第3電極端子部610には、溶融状態の充填樹脂30を流通させるため、6つの円形の流通孔612が左右方向に並ぶように形成される。
第3中継部620は、第3電極端子部610と第3接続端子部630との間を中継する。第3中継部620は、左右に細長い板状を有し、第3電極端子部610の後端縁から上方に延びる。
第3接続端子部630は、第3中継部620の上端縁に形成され、その表裏面が前後方向を向く。第3接続端子部630には、表裏を貫通する円形の取付穴631が形成される。第3接続端子部630は、取付穴631を用いたネジ止めによって、対応する外部端子(図示せず)に電気的に接続される。第3接続端子部630の下部には、上部の端子部630aより幅の広い幅広部630bが形成される。
図6(b)は、本実施の形態に係る、第4バスバー700および絶縁シート970の斜視図である。
図2、図3(a)および図6(b)に示すように、第4バスバー700は、導電性材料、たとえば、銅板により形成され、第4電極端子部710と、第4中継部720と、第4接続端子部730とを含む。第4バスバー700は、たとえば、一枚の銅板を適宜切り抜き、折り曲げることによって形成され、これら第4電極端子部710と、第4中継部720と、第4接続端子部730とが一体となっている。
第4電極端子部710は、左右に長い板状を有する。第4電極端子部710の左端縁と前端縁の間の角部には、左端の第2コンデンサ素子500に対応する2つの電極ピン711が形成される。また、第4電極端子部710の右端縁と前端縁の間の角部には、右端の第2コンデンサ素子500に対応する2つの電極ピン711が形成される。さらに、第4電極端子部710の前端縁の中央部には、中央の第2コンデンサ素子500に対応する2つの電極ピン711が形成される。第4電極端子部710は、3個の第2コンデンサ素子500の下側端面電極502に接触する。各下側端面電極502に、電極ピン711が2ずつ配置される。電極ピン711が、対応する第2コンデンサ素子500の下側端面電極502に半田付け等の接合方法によって接合される。これにより、第4バスバー700の第4電極端子部710が3個の第2コンデンサ素子500の下側端面電極502と電気的に接続される。
第4中継部720は、第4電極端子部710と第4接続端子部730との間を中継する。第4中継部720は、ほぼ台形の板状を有し、第4電極端子部710の後端縁から上方に延びる。第4中継部720には、溶融状態の充填樹脂30を流通させるため、6個の円形の流通孔721が上下左右方向に並ぶように形成される。
第4接続端子部730は、第4中継部720の上端縁に形成され、その表裏面が前後方向を向く。第4接続端子部730には、表裏を貫通する円形の取付穴731が形成される。第4接続端子部730は、取付穴731を用いたネジ止めによって、対応する外部端子(図示せず)に電気的に接続される。第4接続端子部730の下部には、上部の端子部730aより幅の広い幅広部730bが形成される。
第2コンデンサ素子ユニット10Bが組み立てられた状態において、第3接続端子部630の端子部630aと第4接続端子部730の端子部730aとが左右方向に並ぶ。また、第3接続端子部630の幅広部630bと第4接続端子部730の幅広部730bとが前後方向に重なる。これら幅広部630b、730b同士の重なりにより、第2コンデンサ素子ユニット10BにおけるESL(等価直列インダクタンス)の低減が期待される。さらに、図1(a)に示すように、フィルムコンデンサ1が完成した状態において、右端から2つ目の第1接続端子部240と中央部の第2接続端子部340との間に、第3接続端子部630と第4接続端子部730とが配置される。
絶縁シート970は、絶縁紙やアクリル、シリコン等の絶縁性を有する樹脂材料により形成される。絶縁シート970は、ほぼ横長の長方形状を有し、第4バスバー700の形状に合うように、その中央部が、後方に一旦折り曲げられた後下方に折り曲げられている。図6(b)の破線に示すように、絶縁シート970は、第4中継部720の上部と第4接続端子部730の幅広部730bとに跨がるように第4バスバー700に貼り付けられる。第3接続端子部630の幅広部630bと第4接続端子部730の幅広部730bとの間が、絶縁シート970により絶縁される。
次に、第2絶縁板800の構成について説明する。
図2(a)に示すように、第2絶縁板800は、ポリフェニレンサルファイド、アクリル、シリコン等の絶縁性を有する樹脂材料により形成され、メインプレート部810と、前プレート部820と、左プレート部830と、右プレート部840と、後プレート部850とを含む。メインプレート部810は、横長の長方形状を有する。前プレート部820、左プレート部830および右プレート部840は、それぞれ、メインプレート部810の前端縁、左端縁および右端縁から下方に延び、横に細長い長方形状を有する。後プレート部850は、メインプレート部810の後端縁から上方に延び、横に細長い長方形状を有する。
第2絶縁板800は、前プレート部820、左プレート部830および右プレート部840の内面が左右方向に並ぶ3個のコンデンサにほぼ接し、これによって、3個の第2コンデンサ素子500に対する第2絶縁板800の位置決めがなされる。
メインプレート部810には、左右方向に並ぶように6個の円形の第4開口部811が形成される。隣接する第4開口部811同士の配置間隔(ピッチ)は、第1絶縁板400における隣接する第3開口部411同士の配置間隔および第3バスバー600における隣接する電極ピン611同士の配置間隔と等しくされる。また、メインプレート部810の表面(第2重合部330に対向する面)には、第4開口部811の周囲に円環状の嵌合突起部812が形成される。嵌合突起部812の外径は、第3開口部411の内径より僅かに小さくされる。嵌合突起部812の高さは、第2重合部330の厚さと第1絶縁板400のメインプレート部410の厚さとを合わせた厚さよりも大きくされる。
次に、ケース20の構成について説明する。
図7は、本実施の形態に係る、ケース20を後方上方から見た斜視図である。
図2および図7に示すように、ケース20は、ポリフェニレンサルファイド等の樹脂材料により形成される。ケース20は、左右に長いほぼ直方体ではあるが後側の中央部が後方にやや張り出した形状の箱状に形成され、上面が開口面20aとして開放する。ケース20における後方へ張出す領域が、第2コンデンサ素子ユニット10Bの配置領域とされる。ケース20内には、コンデンサ素子100、500、910、920、930、940が配置されていないスペースに、このスペースを埋めることで充填樹脂30の量を低減させるために、第1スペーサ部21、第2スペーサ部22および第3スペーサ部23が設けられる。また、ケース20の外側には、前面の4か所と後面の3か所に取付タブ24が形成される。各取付タブ24には、上下に貫通する挿通穴24aが形成される。挿通穴24aには、穴の強度を上げるために金属製のカラー25が嵌め込まれる。フィルムコンデンサ1が外部機器の設置部に設置される際、これら取付タブ24がネジ等によって設置部に固定される。
図8は、本実施の形態に係る、図1(b)のA-A´線の位置で切断したフィルムコンデンサ1の左側面断面図である。図8には、充填樹脂30の上面位置が一点鎖線で示されている。
図8に示すように、ケース20内では、第1バスバー200の第1重合部230と第2バスバー300の第2重合部330とが、上下方向、即ちケース20の開口面20aの法線方向において5個の第1コンデンサ素子100から外れた位置で、第1絶縁板400を介して上下方向に重ね合される。これにより、第1コンデンサ素子ユニット10AにおけるESL(等価直列インダクタンス)を低減させることができる。また、第1絶縁板400により、第1重合部230と第2重合部330間が絶縁される。
ここで、第1絶縁板400のメインプレート部410の表面に形成された第1環状突起部412が、第1バスバー200の第1重合部230に形成された第1開口部231に嵌り込む。また、第1絶縁板400のメインプレート部410の裏面に形成された第2環状突起部413が、第2バスバー300の第2重合部330に形成された第2開口部331に嵌り込む。これにより、第1絶縁板400に対して第1バスバー200および第2バスバー300が前後左右方向に位置決めされ、前後左右方向に動きにくくなる。また、第3開口部411の周縁と第1開口部231の周縁との間に存在する第1環状突起部412と第3開口部411の周縁と第2開口部331の周縁との間に存在する第2環状突起部413とによって、第3開口部411を通じた第1重合部230と第2重合部330との間の沿面距離を、これら第1環状突起部412と第2環状突起部413の表面の分だけ長くでき、第1バスバー200と第2バスバー300との間の絶縁性を高めることができる。
さらに、ケース20内では、重ね合わされた第1重合部230および第2重合部330の真下の位置、即ち、上下方向において第1重合部230および第2重合部330と重なる位置に、第2コンデンサ素子ユニット10Bの3個の第2コンデンサ素子500が配置される。そして、第2重合部330と、これに重なる第3バスバー600の第3電極端子部610との間に第2絶縁板800が介在され、これら第2重合部330と第3電極端子部610との間が絶縁される。このように、本実施の形態では、第1重合部230および第2重合部330とケース20の底面との間にできるスペースを、第2コンデンサ素子500の配置領域として有効利用することができる。
さらに、第2絶縁板800の嵌合突起部812は、第1絶縁板400の第3開口部411に嵌め込まれる。これにより、第1絶縁板400に対して第2絶縁板800が前後左右方向に位置決めされ、前後左右方向に動きにくくなる。
さらに、嵌合突起部812が第3開口部411に嵌め込まれることにより、第1開口部231、第2開口部331、第3開口部411および第4開口部811が上下方向に重なる。第3電極端子部610の各電極ピン611は、第2絶縁板800のメインプレート部810の各第4開口部811内に位置しており、第1開口部231、第2開口部331、第3開口部411および第4開口部811の重なりによってできる連通路Pを通じて第1バスバー200の上方に露出している。これにより、連通路Pを通じて、各電極ピン611とそれに対応する第2コンデンサ素子500の上側端面電極501との間の半田付け等による接合が可能となる。よって、第1コンデンサ素子ユニット10Aと第2コンデンサ素子ユニット10Bとが組み合わされた状態において、第2コンデンサ素子ユニット10Bでの各電極ピン611とそれに対応する第2コンデンサ素子500の上側端面電極501との接合を、第1コンデンサ素子ユニット10Aでの第1バスバー200の各電極ピン211とそれに対応する第1コンデンサ素子100の上側端面電極101との接合などと共に、一度期に行うことが可能となる。また、各電極ピン611に盛られた半田など接合剤Sが、連通路P内に収容されるため、第2絶縁板800と第3電極端子部610との間に、盛られた接合剤Sの分の隙間を設ける必要がなくなる。さらに、溶融した充填樹脂30をケース20内に注入する際、注入された充填樹脂30が、連通路Pを通ることにより、第2絶縁板800の下にある第2コンデンサ素子500の部分に行き渡りやすくなる。
なお、第1絶縁板400の前プレート部420は、第2バスバー300の第2中継部320と第1コンデンサ素子100の周面との間に介在される。これにより、第2バスバー300の第2中継部320と第1コンデンサ素子100の上側端面電極101との間の沿面距離を長くすることができる。また、第2絶縁板800の前プレート部820は、第2バスバー300の第2中継部320と第2コンデンサ素子500の周面との間に介在される。これにより、第2バスバー300の第2中継部320と第2コンデンサ素子500の上側端面電極501との間の沿面距離を長くすることができる。さらに、絶縁シート970の下部は、第4バスバー700の第4中継部720と第2コンデンサ素子500の周面との間に介在される。これにより、第4バスバー700の第4中継部720と第2コンデンサ素子500の上側端面電極501との間の沿面距離が長くすることができる。
<実施の形態の効果>
以上、本実施の形態によれば、以下の効果が奏される。
第1バスバー200および第2バスバー300に、それぞれ、互いに重なり合う第1重合部230および第2重合部330が設けられているので、第1コンデンサ素子ユニット10AでのESLを低減させることができる。
また、第1重合部230および第2重合部330とケース20の底面との間にできるスペースを、第2コンデンサ素子500の配置領域として有効利用することができるので、第1コンデンサ素子ユニット10Aと第2コンデンサ素子ユニット10Bとを1つのケース20に収容した場合に、ケース20のサイズをコンパクトにできる。これにより、フィルムコンデンサ1のサイズをコンパクトにできる。
さらに、第3バスバー600の各電極ピン611が、第2絶縁板800の各第4開口部811内に位置し、第1開口部231、第2開口部331、第3開口部411および第4開口部811の重なりによってできる連通路Pを通じて第1バスバー200の上方に露出するので、連通路Pを通じて、各電極ピン611と各第2コンデンサ素子500の上側端面電極501との接合が可能となる。これにより、第2コンデンサ素子ユニット10Bでの各電極ピン611と各第2コンデンサ素子500の上側端面電極501との接合を、第1コンデンサ素子ユニット10Aでの第1バスバー200の各電極ピン211と各第1コンデンサ素子100の上側端面電極101との接合などと共に、一度期に行うことが可能となる。
さらに、第3バスバー600の各電極ピン611に盛られた半田など接合剤Sが連通路P内に収容されるため、第2絶縁板800と第3電極端子部610との間に、盛られた接合剤Sの分の隙間を設けなくて済む。これにより、第3電極端子部610に重なる第2バスバー300の第2重合部330および第1バスバー200の第1重合部230のケース20の底面からの高さが抑えられるので、ケース20の高さが高くなるのを抑えられる。
さらに、第2絶縁板800には、第1絶縁板400の第3開口部411に嵌め込まれる嵌合突起部812が設けられているので、第1絶縁板400に対して第2絶縁板800を前後左右方向に位置決めすることができ、第2絶縁板800が前後左右方向に動きにくくなる。
さらに、第3開口部411の周縁と第1開口部231の周縁との間に存在する第1環状突起部412によって、第3開口部411を通じた第1重合部230と第2重合部330との間の沿面距離を長くできるので、第1バスバー200と第2バスバー300との間の絶縁性を高めることができる。同様に、第3開口部411の周縁と第2開口部331の周縁との間に存在する第2環状突起部413によっても、第3開口部411を通じた第1重合部230と第2重合部330との間の沿面距離を長くできるので、第1バスバー200と第2バスバー300との間の絶縁性を高めることができる。
<変更例>
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、また、本発明の適用例も、上記実施の形態の他に、種々の変更が可能である。
たとえば、上記実施の形態では、第1絶縁板400のメインプレート部410において、その表面の第3開口部411の周囲に第1環状突起部412が形成され、その裏面の第3開口部411の周囲に第2環状突起部413が形成された。しかしながら、第3開口部411を通じた第1バスバー200の第1重合部230と第2バスバー300の第2重合部330との間の沿面距離が適正に確保できるのであれば、図9(a)のように、第2環状突起部413が設けられない構成が採られてもよく、あるいは、図9(b)のように、第1環状突起部412が設けられない構成が採られてもよい。さらには、図9(c)のように、第1環状突起部412と第2環状突起部413の双方が設けられない構成が採られてもよい。図9(a)の構成とされる場合、第2バスバー300の第2開口部331の内径が第2絶縁板800の嵌合突起部812の外径よりも僅かに大きくされることで、第2バスバー300が第2絶縁板800に対して位置決めされる。また、図9(b)の構成とされる場合、第1バスバー200の第1開口部231の内径が嵌合突起部812の外径よりも僅かに大きくされることで、第1バスバー200が第2絶縁板800に対して位置決めされる。さらに、図9(c)の構成とされる場合、第1開口部231の内径および第2開口部331の内径が嵌合突起部812の外径よりも僅かに大きくされることで、第1バスバー200および第2バスバー300が第2絶縁板800に対して位置決めされる。
また、上記実施の形態では、第1コンデンサ素子ユニット10Aに、第3コンデンサ素子910、第4コンデンサ素子920、第5コンデンサ素子930および第6コンデンサ素子940が含まれる構成とされたが、第1コンデンサ素子ユニット10Aに、これらコンデンサ素子910、920、930、940のうち少なくとも1つが含まれなくてもよい。この場合、第1コンデンサ素子ユニット10Aに、第5バスバー950や第6バスバー960が含まれなくなる場合があり、第1バスバー200に、第1副電極端子部220や第1副接続端子部250が設けられなくなる場合がある。
さらに、上記実施の形態では、第1コンデンサ素子ユニット10Aに5個の第1コンデンサ素子100が含まれ、第2コンデンサ素子ユニット10Bに3個の第2コンデンサ素子500が含まれた。しかしながら、第1コンデンサ素子100および第2コンデンサ素子500の個数は、1個である場合も含めて、適宜、変更することができる。同様に、第3コンデンサ素子910、第4コンデンサ素子920、第5コンデンサ素子930および第6コンデンサ素子940の個数についても、適宜、変更されてよい。
さらに、上記実施の形態では、第1コンデンサ素子100、第2コンデンサ素子500、第3コンデンサ素子910、第4コンデンサ素子920、第5コンデンサ素子930および第6コンデンサ素子940は、これらの両端面が、上下方向、即ち、ケース20の開口面20aの法線方向を向くようにケース20内に配置された。しかしながら、これらコンデンサ素子100、500、910、920、930、940は、これらの両端面が、前後方向、即ち、法線方向と直交する方向を向くようにケース20内に配置されてもよい。
さらに、上記実施の形態では、第1コンデンサ素子100、第2コンデンサ素子500、第3コンデンサ素子910、第4コンデンサ素子920、第5コンデンサ素子930および第6コンデンサ素子940は、誘電体フィルム上にアルミニウムを蒸着させた2枚の金属化フィルムを重ね、重ねた金属化フィルムを巻回または積層することで形成されたものであるが、これ以外にも、誘電体フィルムの両面にアルミニウムを蒸着させた金属化フィルムと絶縁フィルムとを重ね、これを巻回または積層することにより、これらコンデンサ素子100、500、910、920、930、940が形成されてもよい。
さらに、上記実施の形態では、第3バスバー600の第3電極端子部610に6個と電極ピン611が形成され、これに合わせて、第1バスバー200、第2バスバー300、第1絶縁板400および第2絶縁板800に、それぞれ、6個の第1開口部231、第2開口部331、第3開口部411および第4開口部811が形成された。しかしながら、電極ピン611の個数は、第2コンデンサ素子500の個数などに応じて、適宜、変更することができ、これに合わせて、第1開口部231、第2開口部331、第3開口部411および第4開口部811の個数も変更される。
さらに、上記実施の形態では、本発明のコンデンサの一例として、フィルムコンデンサ1が挙げられた。しかしながら、本発明は、フィルムコンデンサ1以外のコンデンサに適用することもできる。
この他、本発明の実施の形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
なお、上記実施の形態の説明において「上方」「下方」等の方向を示す用語は、構成部材の相対的な位置関係にのみ依存する相対的な方向を示すものであり、鉛直方向、水平方向等の絶対的な方向を示すものではない。
本発明は、各種電子機器、電気機器、産業機器、車両の電装等に使用されるコンデンサに有用である。
1 フィルムコンデンサ(コンデンサ)
10A 第1コンデンサ素子ユニット(第1のコンデンサ素子ユニット)
10B 第2コンデンサ素子ユニット(第2のコンデンサ素子ユニット)
20 ケース
30 充填樹脂
100 第1コンデンサ素子(第1のコンデンサ素子)
101 上側端面電極(第1の電極)
102 下側端面電極(第2の電極)
200 第1バスバー(第1のバスバー)
230 第1重合部(第1の重合部)
231 第1開口部(第1の開口部)
300 第2バスバー(第2のバスバー)
330 第2重合部(第2の重合部)
331 第2開口部(第2の開口部)
400 第1絶縁板(第1の絶縁部)
411 第3開口部(第3の開口部)
412 第1環状突起部(第1の環状突起部)
413 第2環状突起部(第2の環状突起部)
500 第2コンデンサ素子(第2のコンデンサ素子)
501 上側端面電極(第3の電極)
502 下側端面電極(第4の電極)
600 第3バスバー(第3のバスバー)
610 第3電極端子部(第3の重合部)
611 電極ピン(接合部)
700 第4バスバー(第4のバスバー)
800 第2絶縁板(第2の絶縁部)
811 第4開口部(第4の開口部)
812 嵌合突起部(突起部)

Claims (4)

  1. 第1の電極および第2の電極を有する第1のコンデンサ素子と、前記第1の電極に接続された第1のバスバーと、前記第2の電極に接続された第2のバスバーと、を含む第1のコンデンサ素子ユニットと、
    第3の電極および第4の電極を有する第2のコンデンサ素子と、前記第3の電極に接続された第3のバスバーと、前記第4の電極に接続された第4のバスバーと、を含む第2のコンデンサ素子ユニットと、
    前記第1のコンデンサ素子ユニットおよび前記第2のコンデンサ素子ユニットが収容されたケースと、
    前記ケース内に充填された充填樹脂と、を備え、
    前記第1のバスバーおよび前記第2のバスバーは、それぞれ、前記ケースが開口する開口面の法線方向において前記第1のコンデンサ素子から外れた位置で、前記法線方向に互いに重なり合う第1の重合部および第2の重合部を含み、
    前記第1の重合部と前記第2の重合部との間には第1の絶縁部が介在し、
    前記第2のコンデンサ素子は、前記法線方向において前記第1の重合部および前記第2の重合部に重なるように前記ケース内に配置され、
    前記第3のバスバーは、前記法線方向において前記第2の重合部と重なり合う第3の重合部を含み、
    前記第2の重合部と前記第3の重合部との間には第2の絶縁部が介在し、
    前記第1の重合部、前記第2の重合部、前記第1の絶縁部および前記第2の絶縁部には、それぞれ、前記法線方向に互いに重なる位置に第1の開口部、第2の開口部、第3の開口部および第4の開口部が設けられ、
    前記第3の重合部は、前記第4の開口部内に位置して前記第3の電極と接合される接合部を含む、
    ことを特徴とするコンデンサ。
  2. 請求項1に記載のコンデンサにおいて、
    前記第2の絶縁部は、前記第4の開口部の周囲に設けられ、前記第3の開口部側に突出し、前記第3の開口部が嵌め込まれる突起部を含む、
    ことを特徴とするコンデンサ。
  3. 請求項1または2に記載のコンデンサにおいて、
    前記1の絶縁部は、前記第1の重合部に対向する面における前記第3の開口部の周囲であって前記第1の開口部の内側に設けられる第1の環状突起部および前記第2の重合部に対向する面における前記第3の開口部の周囲であって前記第2の開口部の内側に設けられる第2の環状突起部の少なくとも1つを含む、
    ことを特徴とするコンデンサ。
  4. 請求項3に記載のコンデンサにおいて、
    前記1の絶縁部は、前記第1の環状突起部および前記第2の環状突起部の双方を含む、ことを特徴とするコンデンサ。
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