JP2017110823A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫 Download PDF

Info

Publication number
JP2017110823A
JP2017110823A JP2015242862A JP2015242862A JP2017110823A JP 2017110823 A JP2017110823 A JP 2017110823A JP 2015242862 A JP2015242862 A JP 2015242862A JP 2015242862 A JP2015242862 A JP 2015242862A JP 2017110823 A JP2017110823 A JP 2017110823A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
air passage
cooling
upper chamber
supply air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015242862A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6766298B2 (ja
Inventor
暁ハン 徐
Xianhang Xu
暁ハン 徐
素晴 小林
Motoharu Kobayashi
素晴 小林
貴史 大谷
Takashi Otani
貴史 大谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Qingdao Haier Co Ltd
Aqua KK
Original Assignee
Qingdao Haier Co Ltd
Aqua KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Qingdao Haier Co Ltd, Aqua KK filed Critical Qingdao Haier Co Ltd
Priority to JP2015242862A priority Critical patent/JP6766298B2/ja
Publication of JP2017110823A publication Critical patent/JP2017110823A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6766298B2 publication Critical patent/JP6766298B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D17/00Arrangements for circulating cooling fluids; Arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces
    • F25D17/04Arrangements for circulating cooling fluids; Arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces for circulating air, e.g. by convection
    • F25D17/06Arrangements for circulating cooling fluids; Arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces for circulating air, e.g. by convection by forced circulation
    • F25D17/062Arrangements for circulating cooling fluids; Arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces for circulating air, e.g. by convection by forced circulation in household refrigerators
    • F25D17/065Arrangements for circulating cooling fluids; Arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces for circulating air, e.g. by convection by forced circulation in household refrigerators with compartments at different temperatures
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2317/00Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass
    • F25D2317/06Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass with forced air circulation
    • F25D2317/067Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass with forced air circulation characterised by air ducts
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2400/00General features of, or devices for refrigerators, cold rooms, ice-boxes, or for cooling or freezing apparatus not covered by any other subclass
    • F25D2400/04Refrigerators with a horizontal mullion
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2400/00General features of, or devices for refrigerators, cold rooms, ice-boxes, or for cooling or freezing apparatus not covered by any other subclass
    • F25D2400/06Refrigerators with a vertical mullion

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

【課題】上下及び左右に区画される複数の収納空間を夫々異なる温度帯で好適に冷却することができ、且つ貯蔵室の収納容積を大きく確保することができる冷蔵庫を提供する。【解決手段】縦仕切壁13及び横仕切壁14、15によって第1上室4、第1下室5、第2上室7及び第2下室8に区画される貯蔵室と、前記貯蔵室及び縦仕切壁13の後方で第1室3及び第2室6に跨って形成される冷却室20と、前記貯蔵室と冷却室20とをつなぐ供給風路及び帰還風路と、を備え、第1上室4につながる第1上室供給風路21には、第1上室4に供給される空気の流量を制御する第1上室ダンパ43が設けられ、第2上室7を冷却する空気を流す第2上室供給風路23には、第2上室7を冷却する空気の流量を制御する第2上室ダンパ44が設けられ、第2下室8につながる第2下室供給風路24には、第2下室8に供給される空気の流量を制御する第2下室ダンパ45が設けられる。【選択図】図5

Description

本発明は、貯蔵室内に食品等を冷却保存する冷蔵庫に関し、特に、縦仕切壁によって冷却温度の異なる左右の収納空間に区画される貯蔵室を有する冷蔵庫に関する。
従来、この種の冷蔵庫として、特許文献1に開示された冷蔵庫が知られている。同文献の冷蔵庫は、一般的にサイドバイサイドと呼ばれる形式の冷蔵庫であり、冷凍室と冷蔵室とが、垂直方向に置かれるバリアによって右側と左側とに区切られている。
蒸発器及び送風ファンが設けられる空間は、冷凍室の後方に形成され、蒸発器によって生成された冷気は、冷凍室に供給されると共に、バリアに形成される冷蔵室冷気供給ダクトを経由して冷蔵室に供給される。
また、同文献の冷蔵庫では、冷蔵室ドアの内側に製氷装置が設けられている。蒸発器で生成された冷気は、バリアに形成される冷気供給ダクトを経由して製氷装置に供給され、バリアに形成される冷気排出ダクトを経由して蒸発器が配設される空間に戻される。
また、他の従来技術の例として、特許文献2には、冷凍室となる冷凍温度帯の第1貯蔵室と冷蔵温度帯の第2貯蔵室とが縦仕切壁によって左右に区画される冷蔵庫が開示されている。同文献の冷蔵庫では、冷蔵温度帯の第2貯蔵室は、横仕切部によって上下に分割されて、上部が冷蔵室、下部が野菜室となる。
冷凍室の背面側には、冷却室が形成され、冷却室の内部には、庫内を循環する空気を冷却する冷却器が設けられる。また、冷凍室の背面側の上方には、冷却器で生成された空気を貯蔵室内に循環させる送風ファンが設けられ、この送風ファンは、冷凍室の背面側に形成されるダクトによって冷却室に接続される。これにより、冷却器で生成された冷気は、ダクトを経由して冷凍室に供給される。そして、冷凍室に供給された空気は、冷凍室の背面に形成される冷気戻り口から冷却室に戻される。
また、冷蔵室の背面側の上部には、ダンパが設けられ、このダンパは、縦仕切壁を貫く連絡ダクトを介して送風ファンに接続される。ダンパを開くことにより、送風ファンから送られる冷気は、冷蔵室の後方に形成される冷蔵室ダクト等を介して冷蔵室に供給される。また、その冷気は、野菜室の後方の野菜室ダクト部材によって形成される冷気通路を経由して野菜室に供給される。
そして、冷蔵室に供給された空気は、冷蔵室の底面を構成する横仕切壁に形成される冷気戻り口から戻りダクトに流れ込み、縦仕切壁を貫く横断戻りダクトを経由して冷却室に戻される。また、野菜室に供給された空気は、縦仕切壁に形成される野菜室戻り口から冷却室に戻される。
特開2005−214622号公報 特開2010−71565号公報
しかしながら、上記した従来技術の冷蔵庫は、貯蔵室に保存される飲食物等の品質を好適に維持するために、異なる種類の飲食物等を夫々の種類に適した冷却温度で保存できるよう改善すべき点があった。
具体的には、貯蔵室に冷却保存される飲食物等は、その種類に応じて夫々好適な保存温度が異なる。ところが、特許文献1若しくは特許文献2に開示された従来技術のように縦仕切壁によって左右に区画される貯蔵室を有する冷蔵庫では、右側の収納空間と左側の収納空間とは異なる温度帯に設定できるものの、左右の各収納空間は、夫々全高に亘って同一の温度帯であった。そのため、飲食物等を夫々の種類に応じた好適な冷却温度で保存することが難しかった。
また、特許文献1若しくは特許文献2に開示された従来技術の冷蔵庫では、左右に区画された一方の収納空間である冷凍室の後方に冷却器が配設される冷却室が形成されていた。そのため、区画された他方の収納空間である冷蔵室に空気を循環させるための風路が長くなり、冷却室から左右の各収納空間に効率良く空気を循環させることが難しかった。
また、冷却室が左右方向の一方側に偏って形成されるため、冷却室が形成される側の収納空間を上下段に分割して夫々異なる温度帯の収納空間を形成することが困難であった。つまり、上下段の収納空間に夫々空気を循環させるための風路構成が複雑になり、風路が前後方向に重なると、収納空間の有効な収納容積が小さくなってしまう。
また、左右に区画された一方の収納空間である冷凍室の後方に冷却器が配設されるため、冷却器の横幅、即ち左右方向の寸法が制限される。そのため、十分な冷却能力を発揮させるために冷却器の奥行寸法を大きくすると、冷凍室の収納容積が小さくなるという問題点もある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、上下及び左右の複数の収納空間に区画される貯蔵室の各収納空間を夫々異なる温度帯で好適に冷却することができ、且つ貯蔵室の収納容積を大きく確保することができる冷蔵庫を提供することにある。
本発明の冷蔵庫は、断熱箱体の内部に形成される貯蔵室と、前記貯蔵室に供給される空気を冷却する冷却器が配設される冷却室と、前記冷却室につながり前記冷却器で冷却された空気を前記貯蔵室に向かって流す供給風路と、前記冷却器で冷却された空気を前記冷却室から前記供給風路に送り出す送風機と、前記冷却室につながり前記供給風路を経由して供給された空気を前記冷却室に戻す帰還風路と、を備え、前記貯蔵室は、縦仕切壁によって左右方向に区画される第1室と、第2室と、を有し、前記第1室は、横仕切壁によって上段の第1上室とその下段の第1下室とに区画され、前記第2室は、横仕切壁によって上段の第2上室とその下段の第2下室とに区画され、前記冷却室は、前記貯蔵室及び前記縦仕切壁の後方で前記第1室及び前記第2室に跨って形成され、前記供給風路は、前記第1上室につながる第1上室供給風路と、前記第1下室につながる第1下室供給風路と、前記第2上室を冷却する空気を流す第2上室供給風路と、前記第2下室につながる第2下室供給風路と、を有し、前記第1上室供給風路には、前記第1上室に供給される空気の流量を制御する第1上室ダンパが設けられ、前記第2上室供給風路には、前記第2上室を冷却する空気の流量を制御する第2上室ダンパが設けられ、前記第2下室供給風路には、前記第2下室に供給される空気の流量を制御する第2下室ダンパが設けられることを特徴とする。
また、本発明の冷蔵庫は、前記帰還風路は、前記第1上室につながる第1上室帰還風路と、前記第1下室につながる第1下室帰還風路と、前記第2上室を冷却した空気を戻す第2上室帰還風路と、前記第2下室につながる第2下室帰還風路と、を有し、前記第1上室供給風路、前記第1上室帰還風路、前記第1下室供給風路及び前記第1下室帰還風路は、前記第1室の後方に形成され、前記第2上室供給風路、前記第2上室帰還風路、前記第2下室供給風路及び前記第2下室帰還風路は、前記第2室の後方に形成されることを特徴とする。
また、本発明の冷蔵庫は、前記第2上室帰還風路と前記第2下室帰還風路は、合流して1つの帰還風路となって前記冷却室の下部につながることを特徴とする。
また、本発明の冷蔵庫は、前記帰還風路は、前記冷却室に対して左右方向の外側に形成されることを特徴とする。
また、本発明の冷蔵庫は、前記第2上室供給風路を流れる空気は、前記第2上室と前記第2上室供給風路とを区画する仕切体を介して、前記第2上室の内部の空気と熱交換することを特徴とする。
本発明の冷蔵庫によれば、断熱箱体の内部に形成される貯蔵室は、縦仕切壁によって左右方向に区画される第1室と、第2室と、を有し、前記第1室は、横仕切壁によって上段の第1上室とその下段の第1下室とに区画され、前記第2室は、横仕切壁によって上段の第2上室とその下段の第2下室とに区画される。即ち、貯蔵室は、縦仕切壁及び横仕切壁によって、第1上室、第1下室、第2上室及び第2下室の少なくとも4つの独立した収納空間に区画される。
そして、前記貯蔵室に冷却された空気を流す供給風路は、前記第1上室につながる第1上室供給風路と、前記第1下室につながる第1下室供給風路と、前記第2上室を冷却する空気を流す第2上室供給風路と、前記第2下室につながる第2下室供給風路と、を有し、前記第1上室供給風路には、前記第1上室に供給される空気の流量を制御する第1上室ダンパが設けられ、前記第2上室供給風路には、前記第2上室を冷却する空気の流量を制御する第2上室ダンパが設けられ、前記第2下室供給風路には、前記第2下室に供給される空気の流量を制御する第2下室ダンパが設けられる。
即ち、本発明の冷蔵庫は、少なくとも4つの独立した収納空間と、夫々の収納空間につながる4つの供給風路と、夫々の収納空間に供給される冷気の流量を独立して制御する3つのダンパと、を有する。このような構成により、本発明の冷蔵庫は、4つの収納空間を夫々異なる温度帯で好適に冷却することができる。
また、前記貯蔵室に供給される空気を冷却する冷却器が配設される冷却室は、前記貯蔵室及び前記縦仕切壁の後方で前記第1室及び前記第2室に跨って形成される。即ち、冷却室は、冷蔵庫の左右方向の略中央に配設される。これにより、第1上室供給風路、第1下室供給風路、第2上室供給風路及び第2上室供給風路を夫々好適な長さ及び形状に構成することができ、各収納空間に効率良く空気を循環させることができると共に、貯蔵室の有効な収納容積を大きく確保することができる。
また、冷却室が第1室及び第2室に跨って形成されことにより、冷却器を左右方向に幅広く形成することが可能となる。そのため、冷却器の奥行き、即ち前後方向の寸法を小さく形成することができ、効率的な冷却を行うための十分な伝熱面積を確保しつつ、冷却室の奥行きを狭くして貯蔵室を広く確保することができる。
また、本発明の冷蔵庫によれば、前記帰還風路は、前記第1上室につながる第1上室帰還風路と、前記第1下室につながる第1下室帰還風路と、前記第2上室を冷却した空気を戻す第2上室帰還風路と、前記第2下室につながる第2下室帰還風路と、を有し、前記第1上室供給風路、前記第1上室帰還風路、前記第1下室供給風路及び前記第1下室帰還風路は、前記第1室の後方に形成され、前記第2上室供給風路、前記第2上室帰還風路、前記第2下室供給風路及び前記第2下室帰還風路は、前記第2室の後方に形成される。このように帰還風路が左右に分かれて夫々形成されることにより、効率的な空気の循環が可能となり、また、貯蔵室を広く確保することができる。
また、本発明の冷蔵庫によれば、前記第2上室帰還風路と前記第2下室帰還風路は、合流して1つの帰還風路となって前記冷却室の下部につながる。このように第2上室帰還風路と第2下室帰還風路を合流させて1つの帰還風路にすることにより、帰還風路が占める容積を減らして、貯蔵室を広くすることができる。
また、本発明の冷蔵庫によれば、前記帰還風路は、前記冷却室に対して左右方向の外側に形成される。このように帰還風路が冷却室の側方に形成されることにより、帰還風路と冷却室との前後方向の重なりがなくなり、貯蔵室の有効な収納容積を大きく確保することができる。
また、本発明の冷蔵庫によれば、前記第2上室供給風路を流れる空気は、前記第2上室と前記第2上室供給風路とを区画する仕切体を介して、前記第2上室の内部の空気と熱交換する。これにより、冷却器で冷却された空気を第2上室の内部に循環させずに、仕切体を介した熱伝達によって、第2上室の内部を好適に冷却することができる。よって、第2上室内の乾燥を抑制することができる。
本発明の実施形態に係る冷蔵庫の貯蔵室の区画を示す正面図である。 本発明の実施形態に係る冷蔵庫の扉を開けた状態を示す透視図である。 本発明の実施形態に係る冷蔵庫の概略構成を示す側面断面図である。 本発明の実施形態に係る冷蔵庫の風路系統を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る冷蔵庫の風路構成を示す正面図である。 本発明の他の実施形態に係る冷蔵庫の右上室近傍の側面断面図である。 本発明の他の実施形態に係る冷蔵庫の風路構成を示す正面図である。
以下、本発明の実施形態に係る冷蔵庫を図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る冷蔵庫1の貯蔵室の区画を示す正面図である。なお、図1では、後述する扉10〜12(図2参照)を外した状態を示している。図1に示すように、冷蔵庫1は、断熱箱体2を備え、該断熱箱体2の内部に食品等を貯蔵する貯蔵室が形成されている。
貯蔵室の内部は、断熱箱体2の天面部から底面部に亘って略垂直に形成される縦仕切壁13によって左右方向に区画される。縦仕切壁13は、鋼板若しくは合成樹脂等から形成され、その内部には、発泡ポリウレタンや発泡ポリスチレン等から形成される断熱材が設けられる。縦仕切壁13で区画されることによって、貯蔵室の内部には、保存温度の異なる第1室としての左室3と、第2室としての右室6と、が形成される。
左室3は、横仕切壁14によって上段の第1上室としての左冷蔵室4と、その下段の第1下室としての冷凍室5と、に区画される。左冷蔵室4は、冷蔵温度帯の収納空間であり、冷凍室5は、冷凍温度帯の収納空間である。なお、横仕切壁14は、縦仕切壁13と類似の構成であり、合成樹脂等から形成され、その内部には断熱材が設けられる。
右室6は、横仕切壁15によって、上段の第2上室としてのワイン室7と、その下段の第2下室としての右冷蔵室8と、に区画される。右冷蔵室8は、左冷蔵室4とは異なる温度に設定可能な冷蔵温度帯の収納空間であり、ワイン室7は、左冷蔵室4及び右冷蔵室8よりも温度の高い収納空間である保存室となる。なお、横仕切壁15は、合成樹脂等から形成され、横仕切壁14と同様に、その内部に断熱材が設けられても良い。
上記のように、冷蔵庫1の貯蔵室は、縦仕切壁13及び横仕切壁14、15によって、左上の左冷蔵室4、左下の冷凍室5、右上のワイン室7及び右下の右冷蔵室8の保存温度の異なる4つの独立した収納空間に区画される。これにより、冷蔵庫1は、異なる種類の飲食物等を、夫々の種類に応じて好適な温度帯の収納空間に収納することができ、夫々の品質を好適に維持することができる。
図2は、冷蔵庫1の扉10〜12を開けた状態を示す透視図である。図2に示すように、断熱箱体2の前面、即ち貯蔵室の前方は開口しており、断熱箱体2には、前面の開口を開閉自在に塞ぐ扉10〜12が設けられる。
詳しくは、左冷蔵室4の前方には、左上下端部近傍が断熱箱体2に回動自在に支持されて左冷蔵室4を開閉自在に塞ぐ扉10が設けられる。扉10は、透光性を有する複層ガラス10bと、複層ガラス10bの周囲を囲んで複層ガラス10bを支持すると共に断熱箱体2に回動自在に支持される枠体10aと、を有する。
冷凍室5の前方には、左上下端部近傍が断熱箱体2に回動自在に支持されて冷凍室5を開閉自在に塞ぐ扉11が設けられる。扉11は、扉10と同様に、透光性を有する複層ガラス11bと、複層ガラス11bを支持する枠体11aと、を有する。
右室6の前方には、右上下端部近傍が断熱箱体2に回動自在に支持されてワイン室7及び右冷蔵室8を開閉自在に塞ぐ扉12が設けられる。扉12は、透光性を有する複層ガラス12bと、複層ガラス12bを支持する枠体12aと、を有する。
このように、左冷蔵室4、冷凍室5及び右室6に夫々独立して開閉可能な扉10〜12を設けることにより、飲食物等を出し入れする際の冷気の漏れを少なくすることができる。また、扉10〜12の一部分に透光性を有する複層ガラス10b〜12bを採用することにより、扉10〜12を開けることなく、貯蔵室の内部に収納された飲食物等を確認することができる。これにより、内部を確認するための扉10〜12の開閉を減らし、扉10〜12の開閉に伴う冷気の漏れを抑制することができる。また、複層ガラス10b〜12bの採用により、独自の意匠的効果が得られる。
左冷蔵室4、冷凍室5、ワイン室7及び右冷蔵室8の内部には、夫々飲食物等を載置若しくは収納するための棚や収納容器等が設けられても良い。これら収納容器等については種々の形態を採用し得る。例えば、左冷蔵室4若しくは右冷蔵室8の内部には、食品等を収納する収納容器の他、飲料ボトル等を収納するボトルホルダや、医薬品等を収納する薬品容器、ケーキ等を収納する専用のケーキボックス等が設けられても良い。
また、ワイン室7の内部には、ワインボトルを載置するボトルホルダやワイングラス等を収納するグラスホルダ等が設けられても良い。また、冷凍室5の内部には、自動製氷装置や自動製氷装置で作られた氷を収納するアイスボックス等が設けられても良い。
また、左冷蔵室4、冷凍室5、ワイン室7及び右冷蔵室8の内部には、例えば、LED(Light Emitting Diode)等を光源とする照明装置が設けられても良い。これら照明装置を、扉10〜12が閉じた状態においても点灯可能なものとすることにより、これら照明装置から発せられて複層ガラス10b〜12bを透過する光によって、意匠的な効果が得られる。
図3は、冷蔵庫1の概略構成を示す左室3近傍の側面断面図である。なお、図3において、庫内を循環する空気の流れを実線矢印で示している。図3に示すように、冷蔵庫1の本体である断熱箱体2は、前面に開口部を有する鋼板製の外箱2aと、該外箱2aの内側に間隙を持たせて配設され、前面に開口部を有する合成樹脂製の内箱2bと、前記外箱2aと内箱2bとの間隙に充填発泡される発泡ポリウレタン製の断熱材2cと、を有する。
左冷蔵室4の後方、即ち背面側には、後述する冷却器41で冷却された空気を左冷蔵室4に供給する第1上室供給風路としての左冷蔵室供給風路21が形成されている。左冷蔵室供給風路21は、発泡ポリスチレン等の合成樹脂から成形されるダクト部材55と内箱2bとの間に形成され、ダクト部材55の前面には、合成樹脂製の仕切体51が配設される。なお、右室6についても同様に、ワイン室7の後方には、ダクト部材や仕切体によって区画されて、第2上室供給風路としてのワイン室供給風路23が形成されている。
冷凍室5の後方には、合成樹脂製の仕切体52及び発泡ポリスチレン等の合成樹脂から成形されるダクト部材56で区画されて、第1下室供給風路としての冷凍室供給風路22が形成されている。冷凍室供給風路22は、冷却器41で冷却された空気を冷凍室5へと流す供給風路である。なお、右室6についても同様に、右冷蔵室8の後方には、ダクト部材や仕切体によって区画されて、第2下室供給風路としての右冷蔵室供給風路24が形成されている。
また、冷凍室5の後方には、冷凍室5から後述する冷却室20へと空気を戻す第1下室帰還風路としての冷凍室帰還風路26が形成される。冷凍室帰還風路26は、冷却室20の下部につながり、冷凍室5の背面下部近傍には、冷凍室帰還風路26につながる戻り口37が形成される。
左冷蔵室供給風路21と冷凍室供給風路22とは連通しており、左冷蔵室供給風路21には、左冷蔵室4に供給される空気の流量を制御する第1上室ダンパとしての左冷蔵室ダンパ43が設けられる。
内箱2b内部の冷凍室供給風路22の更に後方には、仕切体50で区画されて、冷却室20が形成される。冷却室20上部の仕切体50には、冷却室20と冷凍室供給風路22等の各供給風路とをつなぐ開口20aが形成されており、開口20aには、冷却室20で冷却された空気を冷却室20から冷凍室供給風路22等に送り出す送風機42が設けられる。
そして、冷却室20の内部には、循環する空気を冷却するための蒸発器である冷却器41が配置されている。冷却器41は、圧縮機40、図示しない放熱器、図示しない膨張弁若しくは図示しないキャピラリーチューブに冷媒配管を介して接続されており、これにより、蒸気圧縮式の冷凍サイクル回路が構成される。なお、本実施形態に係る冷蔵庫1では、前記冷凍サイクル回路の冷媒として、R600a、即ちイソブタンが用いられる。
なお、冷蔵庫1は、左冷蔵室4、冷凍室5、ワイン室7及び右冷蔵室8の温度を夫々検出する図示しない温度センサ等を備える。また、冷蔵庫1は、前記温度センサによって検出される各収納空間の温度に基づいて圧縮機40や送風機42の稼働停止や運転周波数等を制御する制御装置を備える。また、前記制御装置は、左冷蔵室ダンパ43、後述するワイン室ダンパ44及び右冷蔵室ダンパ45等の開度を制御しても良い。
次に、図4及び図5を参照して、冷蔵庫1の内部で空気を循環させる風路の構成について詳細に説明する。図4は、冷蔵庫1の風路系統を示すブロック図である。図4に示すように、冷蔵庫1は、左冷蔵室4、冷凍室5、ワイン室7及び右冷蔵室8に夫々空気を循環させる4つの循環経路を有する。
具体的には、左冷蔵室4に空気を流す循環経路は、冷却室20から送風機42、左冷蔵室ダンパ43及び左冷蔵室供給風路21を経由して左冷蔵室4につながり、そこから第1上室帰還風路としての左冷蔵室帰還風路25を経由して冷却室20につながる。なお、左冷蔵室ダンパ43は、左冷蔵室4に供給される空気の流量を制御する第1上室ダンパであり、左冷蔵室供給風路21に設けられる。
冷凍室5に空気を流す循環経路は、冷却室20から送風機42及び冷凍室供給風路22を経由して冷凍室5につながり、そこから第1下室帰還風路としての冷凍室帰還風路26を経由して冷却室20につながる。
ワイン室7に空気を流す循環経路は、冷却室20から送風機42、ワイン室ダンパ44及びワイン室供給風路23を経由してワイン室7につながり、そこから第2上室帰還風路としてのワイン室帰還風路27及び合流帰還風路29を経由して冷却室20につながる。なお、ワイン室ダンパ44は、ワイン室7を冷却する空気の流量を制御する第2上室ダンパであり、ワイン室供給風路23に設けられる。
右冷蔵室8に空気を流す循環経路は、冷却室20から送風機42、右冷蔵室ダンパ45及び右冷蔵室供給風路24を経由して右冷蔵室8につながり、そこから第2下室帰還風路としての右冷蔵室帰還風路28及び合流帰還風路29を経由して冷却室20につながる。なお、右冷蔵室ダンパ45は、右冷蔵室8に供給される空気の流量を制御する第2下室ダンパであり、右冷蔵室供給風路24に設けられる。
このように、冷蔵庫1は、4つの独立した収納空間である左冷蔵室4、冷凍室5、ワイン室7及び右冷蔵室8に夫々つながる4つの供給風路として、左冷蔵室供給風路21、冷凍室供給風路22、ワイン室供給風路23及び右冷蔵室供給風路24を有する。
そして、冷蔵庫1は、夫々の収納空間に供給される冷気の流量を独立して制御する3つのダンパとして、左冷蔵室ダンパ43、ワイン室ダンパ44及び右冷蔵室ダンパ45を有する。このような構成により、冷蔵庫1は、4つの収納空間を夫々異なる温度帯で好適に冷却することができる。そのため、異なる種類の飲食物等を、夫々の種類に適した温度に維持される収納空間に夫々収納して、それら飲食物等の品質劣化を抑制することができる。
なお、左冷蔵室ダンパ43、ワイン室ダンパ44及び右冷蔵室ダンパ45は、共有の1つのモータによって開閉されても良い。1つのモータで左冷蔵室ダンパ43、ワイン室ダンパ44及び右冷蔵室ダンパ45を開閉する構成により、貯蔵室を広く確保できると共に、部品数を削減して生産性を高めることができる。
図5は、冷蔵庫1の風路構成を示す正面図である。図5に示すように、冷却室20及びそこに配設される冷却器41は、貯蔵室及び縦仕切壁13の後方で左室3及び右室6に跨って形成される。詳しくは、冷却室20及び冷却器41は、冷凍室5及び右冷蔵室8に跨って形成される。即ち、冷却室20は、冷蔵庫1の左右方向の略中央に配設される。
このように冷却室20が左室3及び右室6に跨って形成されことにより、冷却器41を左右方向に幅広く形成することが可能となる。そのため、冷却器41の奥行き、即ち前後方向の寸法を小さく形成することができ、効率的な冷却を行うための十分な伝熱面積を確保しつつ、冷却室20の奥行きを狭くして貯蔵室を広く確保することができる。
冷却室20から左冷蔵室4につながる左冷蔵室供給風路21は、左冷蔵室4の後方に形成される。そして、左冷蔵室4の背面には、左冷蔵室供給風路21につながり、左冷蔵室供給風路21から左冷蔵室4に空気を吹き出す吹出口31が形成される。
また、左冷蔵室4の背面下部近傍には、左冷蔵室帰還風路25につながる戻り口35が形成される。左冷蔵室帰還風路25は、左冷蔵室4の背面下部近傍から冷凍室5の後方で冷却室20の左側を通り、冷却室20の下部近傍に左側からつながる。
冷却室20から冷凍室5につながる冷凍室供給風路22は、冷凍室5の後方に形成される。そして、冷凍室5の背面には、冷凍室供給風路22につながり、冷凍室供給風路22から冷凍室5に空気を吹き出す吹出口32が形成される。
冷凍室5の背面下部近傍には、冷凍室帰還風路26につながる戻り口36が形成される。冷凍室帰還風路26は、冷凍室5の背面下部近傍から冷却室20の左側の下部近傍に接続される。
冷却室20からワイン室7につながるワイン室供給風路23は、ワイン室7の後方に形成される。そして、ワイン室7の背面には、ワイン室供給風路23につながり、ワイン室供給風路23からワイン室7に空気を吹き出す吹出口33が形成される。
ワイン室7の背面下部近傍には、ワイン室帰還風路27につながる戻り口37が形成される。ワイン室帰還風路27は、ワイン室7の背面下部近傍から右冷蔵室8の後方で冷却室20の右側を通り、右冷蔵室帰還風路28と合流する。そして、ワイン室帰還風路27と右冷蔵室帰還風路28が合流した合流帰還風路29は、右冷蔵室8の後方で冷却室20の右側を通り、冷却室20の下部近傍に右側から接続される。
冷却室20から右冷蔵室8につながる右冷蔵室供給風路24は、右冷蔵室8の後方に形成される。そして、右冷蔵室8の背面には、右冷蔵室供給風路24につながり、右冷蔵室供給風路24から右冷蔵室8に空気を吹き出す吹出口34が形成される。
右冷蔵室8の背面の上下方向の略中央には、右冷蔵室帰還風路28につながる戻り口38が形成される。右冷蔵室帰還風路28は、前述のとおり、ワイン室帰還風路27と合流する。
なお、戻り口38は、冷却室20の底部よりも上方に形成され、より好ましくは、冷却器41の上部若しくは冷却器41よりも上方に形成される。これにより、送風機42を停止した際に、冷却室20内の冷気が合流帰還風路29及び戻り口38を経由して右冷蔵室8に逆流することを抑制することができる。
上記のように、冷却室20が左右方向の略中央に配置されることにより、冷却室20から各収納空間に夫々つながる左冷蔵室供給風路21、冷凍室供給風路22、ワイン室供給風路23及び右冷蔵室供給風路24は、夫々好適な長さ及び形状に構成される。これにより、各収納空間に効率良く空気を循環させることができると共に、貯蔵室の有効な収納容積を大きく確保することができる。
また、上記のように、帰還風路が左右に分かれて、左冷蔵室帰還風路25及び冷凍室帰還風路26が左側に形成され、ワイン室帰還風路27、右冷蔵室帰還風路28及び合流帰還風路29が右側に形成されることにより、帰還風路を短く構成することができる。これにより、効率的な空気の循環が可能となる。また、貯蔵室を広く確保することができる。
また、ワイン室帰還風路27と右冷蔵室帰還風路28とが合流して1つの合流帰還風路29が形成されることにより、帰還風路が占める容積を減らして、貯蔵室を広くすることができる。
また、左冷蔵室帰還風路25、ワイン室帰還風路27、右冷蔵室帰還風路28及び合流帰還風路29は、冷却室20の側方、即ち冷却室20に対して左右方向の外側に形成される。このような構成により、帰還風路と冷却室20との前後方向の重なりがなくなり、貯蔵室の有効な収納容積を大きく確保することができる。
次に、図6及び図7を参照して、実施形態を変形した例として、冷蔵庫101について詳細に説明する。図6は、冷蔵庫101のワイン室7近傍の側面断面図である。図7は、冷蔵庫101の風路構成を示す正面図である。なお、図6及び図7において、庫内を循環する空気の流れを実線矢印で示している。また、既に説明した実施形態と同一若しくは同様の作用、効果を奏する構成要素については、図6及び図7において、同一の符号を付している。
図6に示すように、冷蔵庫101では、ワイン室7を冷却するためのワイン室供給風路123は、その前方が仕切体53によって区画されており、仕切体53には、吹出口が形成されない。即ち、ワイン室供給風路123とワイン室7とは連通せずに完全に分離されており、ワイン室供給風路123を流れる空気は、ワイン室7に流れ込まない。
図7に示すように、ワイン室供給風路123は、ワイン室7と熱交換可能に、ワイン室7の後方に形成され、ワイン室帰還風路127につながっている。なお、ワイン室供給風路123は、ワイン室7との伝熱を効率良く行うために、例えば、蛇行状等に形成されても良い。
前述のとおり、ワイン室供給風路123には、吹出口が形成されず、また、ワイン室帰還風路127には、戻り口が形成されない。このような構成により、ワイン室供給風路123を流れる空気は、ワイン室7に流れ込ますに図6に示す仕切体53を介してワイン室7内の空気と熱交換することになる。つまり、仕切体53を介した熱伝達によって、ワイン室7の内部が好適に冷却される。
そして、ワイン室7の内部を冷却した後のワイン室供給風路123内の空気は、図7に示すワイン室帰還風路127から合流帰還風路29を経由して冷却室20の下部近傍に戻される。このように、冷却器41で冷却された空気をワイン室7に循環させないでワイン室7を冷却することにより、ワイン室7内の乾燥を抑制することができる。
また、図6に示すように、仕切体53には、例えば、アルミニウム等の良熱伝導性の金属板等から形成される冷却板58が設けられても良い。冷却板58が設けられることにより、ワイン室供給風路123を流れる空気からワイン室7内の空気への熱伝達が促進され、ワイン室7を効率良く冷却することができる。
なお、熱伝達率を更に高めるために、冷却板58にフィンや凹凸形状等を形成しても良い。また、仕切体53に冷却板58を取り付ける構成に代えて、仕切体53自体を熱伝導率の高い金属板等から形成しても良い。
また、仕切体53及び冷却板58の前方には、合成樹脂製の仕切体54によって区画されてワイン室循環風路60が形成される。仕切体54には、ワイン室7とワイン室循環風路60とをつなぐ吹出口133及び戻り口137が形成される。
そして、ワイン室循環風路60の内部には、ワイン室7とワイン室循環風路60に空気を循環させるワイン室送風機47が設けられる。このような構成により、ワイン室送風機47を稼働してワイン室7内の空気をワイン室循環風路60の内部に強制循環させ、ワイン室循環風路60の内部を流れる空気と冷却板58との熱伝達を促進することができる。即ち、ワイン室送風機47による強制対流によって、仕切体53及び冷却板58を介する熱伝達が促進され、冷却効率が向上する。また、ワイン室7内で空気が循環されるので、ワイン室7の内部の温度が均一化される。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、前述の冷蔵庫1及び冷蔵庫101では、第1室が左側に形成される左室3であり、第2室が右側に形成される右室6である例を示したが、第1室及び第2室の配置は、これに限定されず、左右反転されても良い。
また、冷蔵庫1及び冷蔵庫101では、第1上室が冷蔵温度帯の左冷蔵室4、その下段の第2下室が冷凍温度帯の冷凍室5、第2上室が左冷蔵室4及び右冷蔵室8よりも温度の高いワイン室7、その下段の第2下室が冷蔵温度帯の右冷蔵室8である例を示した。しかし、区画された各収納空間の温度設定は、これに限定されるものではなく、冷蔵室や冷凍室等の配置については、種々の変形が可能である。
また、上記の実施形態では、ワイン室7の冷却について説明したが、本発明に係る冷蔵庫は、ワイン室7を加熱する手段、例えば、電気ヒータ等を備えても良い。これにより、ワイン室7の内部を室温よりも高い温度で保温することもできる。
また、扉10〜12は、透光性を有する複層ガラス10b〜12bを有するものとして説明したが、これに代えて、例えば、鋼板や合成樹脂等から形成されて内部に断熱材が充填される通常の断熱扉を採用しても良い。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更実施が可能である。
1 冷蔵庫
2 断熱箱体
3 左室
4 左冷蔵室
5 冷凍室
6 右室
7 ワイン室
8 右冷蔵室
10 扉
11 扉
12 扉
13 縦仕切壁
14 横仕切壁
15 横仕切壁
20 冷却室
21 左冷蔵室供給風路
22 冷凍室供給風路
23 ワイン室供給風路
24 右冷蔵室供給風路
25 左冷蔵室帰還風路
26 冷凍室帰還風路
27 ワイン室帰還風路
28 右冷蔵室帰還風路
29 合流帰還風路
40 圧縮機
41 冷却器
42 送風機
47 ワイン室送風機
43 左冷蔵室ダンパ
44 ワイン室ダンパ
45 右冷蔵室ダンパ
53 仕切体
58 冷却板
123 ワイン室供給風路
127 ワイン室帰還風路

Claims (5)

  1. 断熱箱体の内部に形成される貯蔵室と、
    前記貯蔵室に供給される空気を冷却する冷却器が配設される冷却室と、
    前記冷却室につながり前記冷却器で冷却された空気を前記貯蔵室に向かって流す供給風路と、
    前記冷却器で冷却された空気を前記冷却室から前記供給風路に送り出す送風機と、
    前記冷却室につながり前記供給風路を経由して供給された空気を前記冷却室に戻す帰還風路と、を備え、
    前記貯蔵室は、縦仕切壁によって左右方向に区画される第1室と、第2室と、を有し、
    前記第1室は、横仕切壁によって上段の第1上室とその下段の第1下室とに区画され、
    前記第2室は、横仕切壁によって上段の第2上室とその下段の第2下室とに区画され、
    前記冷却室は、前記貯蔵室及び前記縦仕切壁の後方で前記第1室及び前記第2室に跨って形成され、
    前記供給風路は、前記第1上室につながる第1上室供給風路と、前記第1下室につながる第1下室供給風路と、前記第2上室を冷却する空気を流す第2上室供給風路と、前記第2下室につながる第2下室供給風路と、を有し、
    前記第1上室供給風路には、前記第1上室に供給される空気の流量を制御する第1上室ダンパが設けられ、
    前記第2上室供給風路には、前記第2上室を冷却する空気の流量を制御する第2上室ダンパが設けられ、
    前記第2下室供給風路には、前記第2下室に供給される空気の流量を制御する第2下室ダンパが設けられることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記帰還風路は、前記第1上室につながる第1上室帰還風路と、前記第1下室につながる第1下室帰還風路と、前記第2上室を冷却した空気を戻す第2上室帰還風路と、前記第2下室につながる第2下室帰還風路と、を有し、
    前記第1上室供給風路、前記第1上室帰還風路、前記第1下室供給風路及び前記第1下室帰還風路は、前記第1室の後方に形成され、
    前記第2上室供給風路、前記第2上室帰還風路、前記第2下室供給風路及び前記第2下室帰還風路は、前記第2室の後方に形成されることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記第2上室帰還風路と前記第2下室帰還風路は、合流して1つの帰還風路となって前記冷却室の下部につながることを特徴とする請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記帰還風路は、前記冷却室に対して左右方向の外側に形成されることを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の冷蔵庫。
  5. 前記第2上室供給風路を流れる空気は、前記第2上室と前記第2上室供給風路とを区画する仕切体を介して、前記第2上室の内部の空気と熱交換することを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載の冷蔵庫。
JP2015242862A 2015-12-14 2015-12-14 冷蔵庫 Active JP6766298B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015242862A JP6766298B2 (ja) 2015-12-14 2015-12-14 冷蔵庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015242862A JP6766298B2 (ja) 2015-12-14 2015-12-14 冷蔵庫

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017110823A true JP2017110823A (ja) 2017-06-22
JP6766298B2 JP6766298B2 (ja) 2020-10-14

Family

ID=59081209

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015242862A Active JP6766298B2 (ja) 2015-12-14 2015-12-14 冷蔵庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6766298B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3705818A1 (en) * 2019-03-07 2020-09-09 Samsung Electronics Co., Ltd. Refrigerator
CN113383202A (zh) * 2019-02-01 2021-09-10 三星电子株式会社 冰箱

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05141840A (ja) * 1991-11-18 1993-06-08 Matsushita Refrig Co Ltd 冷蔵庫
JP2008002758A (ja) * 2006-06-23 2008-01-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 冷蔵庫
JP2008106993A (ja) * 2006-10-25 2008-05-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 冷蔵庫
US20080256964A1 (en) * 2007-03-31 2008-10-23 Soo Kwan Lee Refrigerator and controlling method of the same
JP2008267654A (ja) * 2007-04-18 2008-11-06 Sharp Corp 冷却庫
JP2010230214A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Haier Sanyo Electric Co Ltd 冷蔵庫

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05141840A (ja) * 1991-11-18 1993-06-08 Matsushita Refrig Co Ltd 冷蔵庫
JP2008002758A (ja) * 2006-06-23 2008-01-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 冷蔵庫
JP2008106993A (ja) * 2006-10-25 2008-05-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 冷蔵庫
US20080256964A1 (en) * 2007-03-31 2008-10-23 Soo Kwan Lee Refrigerator and controlling method of the same
JP2008267654A (ja) * 2007-04-18 2008-11-06 Sharp Corp 冷却庫
JP2010230214A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Haier Sanyo Electric Co Ltd 冷蔵庫

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113383202A (zh) * 2019-02-01 2021-09-10 三星电子株式会社 冰箱
EP3705818A1 (en) * 2019-03-07 2020-09-09 Samsung Electronics Co., Ltd. Refrigerator
KR20200107390A (ko) * 2019-03-07 2020-09-16 삼성전자주식회사 냉장고
CN113544448A (zh) * 2019-03-07 2021-10-22 三星电子株式会社 冰箱
EP4015949A1 (en) * 2019-03-07 2022-06-22 Samsung Electronics Co., Ltd. Refrigerator
CN113544448B (zh) * 2019-03-07 2023-02-03 三星电子株式会社 冰箱
KR102627719B1 (ko) 2019-03-07 2024-01-23 삼성전자주식회사 냉장고

Also Published As

Publication number Publication date
JP6766298B2 (ja) 2020-10-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN104101154A (zh) 冰箱
KR20180087618A (ko) 저장 용기 및 이를 포함하는 냉장고
WO2017010070A1 (ja) 冷蔵庫
JP4667307B2 (ja) 冷蔵庫
JP6766298B2 (ja) 冷蔵庫
JP2009041793A (ja) 冷蔵庫
JP2015102320A (ja) 冷蔵庫
WO2016006517A1 (ja) 冷蔵庫
JP2017146023A (ja) 冷蔵庫
JP2017194193A (ja) 冷蔵庫
JP2008002760A (ja) 冷蔵庫
JP3657184B2 (ja) 冷蔵庫
JP5782091B2 (ja) 冷蔵庫
JP5490853B2 (ja) 冷蔵庫
JP6799853B2 (ja) 冷蔵庫
JP2016205778A (ja) 冷蔵庫
JP2002295949A (ja) 冷蔵庫
JP2011202909A (ja) 冷蔵庫
JP5620538B2 (ja) 冷蔵庫
JP5617003B2 (ja) 冷蔵庫
JP2008002696A (ja) 冷蔵庫
KR20070075835A (ko) 냉장고.
JP2016090073A (ja) 冷蔵庫
JP2014020684A (ja) 冷蔵庫
JP2014137185A (ja) 冷蔵庫

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191003

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191107

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191210

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200304

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200804

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200820

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6766298

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250