JP2017110600A - インジェクタ - Google Patents

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基樹 小西
Motoki Konishi
基樹 小西
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Abstract

【課題】燃焼室内の燃料の密度にムラが生じ難いインジェクタを提供する。
【解決手段】バルブボディー2とその内部に配置されるニードルバルブ3とを備え、内燃機関の燃焼室に燃料を噴射するインジェクタ1であって、バルブボディー2の先端に回転可能に取り付けられ、燃料の通り道となる噴射孔4hを有する回転部材4を備える。このインジェクタ1に備わる噴射孔4hの向きは、燃料の噴射に伴って回転部材4を回転させるように設定されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の燃焼室に燃料を噴射するインジェクタに関する。
ディーゼルエンジンでは、燃焼室内の空気をピストンで圧縮して高温にし、インジェクタから燃料を噴射することで、燃焼室内で空気と燃料とを混合して自然着火(圧縮着火)させる。燃料の噴射を行なうインジェクタは、筒状のバルブボディーと、その内部に配置されるニードルバルブと、を備え、バルブボディーの先端に燃料の通り道となる噴射孔が形成されている(例えば、特許文献1参照)。このような構成を備えるインジェクタでは、ニードルバルブが後退(バルブボディーの先端とは反対側に移動)することで、噴射孔から燃料が噴射される。
ディーゼルエンジンのインジェクタでは、複数の噴射孔を周方向に並べて、燃焼室に燃料を分散させることで、燃焼室内で空気と燃料とが速やかに混合されるように構成されている。
特開2003−254066号公報
従来のインジェクタでは、燃料の噴射方向が決まっているため、燃焼室内の周方向における燃料の密度にムラが生じてしまう。特に高負荷走行時、空気過剰率(燃料を完全に燃焼させるのに必要な空気量に対して実際にエンジンの供給される空気量の割合)が低くなるため、燃焼室内の燃料の密度にムラがあると、十分な燃焼を得られない虞がある。その結果、燃焼室で不完全燃焼に伴うスモークが発生するなどの問題がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的の一つは、燃焼室内の燃料の密度にムラが生じ難いインジェクタを提供することにある。
本発明の一態様に係るインジェクタは、バルブボディーとその内部に配置されるニードルバルブとを備え、内燃機関の燃焼室に燃料を噴射するインジェクタであって、前記バルブボディーの先端に回転可能に取り付けられ、前記燃料の通り道となる噴射孔を有する回転部材を備える。このインジェクタに備わる前記噴射孔の向きは、前記燃料の噴射に伴って前記回転部材を回転させるように設定されている。
上記インジェクタでは、燃料の噴射に伴い、噴射孔を有する回転部材が回転する。つまり、噴射孔の位置が絶えず変化しながら燃焼室に燃料が噴射される。そのため、上記インジェクタを用いることで、燃焼室の燃料の密度にムラが生じ難く、そのムラに伴う問題の発生を抑制できる。
実施形態1に係るインジェクタの概略部分断面図である。 図1のインジェクタに備わる回転部材を回転軸方向から見た概略図である。 実施形態1のインジェクタを備えるディーゼルエンジンの概略構成図である。
以下、本発明の実施形態に係るインジェクタを図面に基づいて説明する。
<実施形態1>
図1は、内燃機関の燃焼室に燃料を噴射するインジェクタ1の先端側の縦断面図である。インジェクタ1は、従来の構成と同様に、バルブボディー2と、バルブボディー2の内部に配置されるニードルバルブ3と、を備える。本例のインジェクタ1における従来のインジェクタとの主な相違点は、バルブボディー2の先端に回転可能に取り付けられる回転部材4を備えることにある。以下、インジェクタ1の各構成を詳細に説明する。
≪バルブボディー・ニードルバルブ≫
バルブボディー2は、略円筒状の部材である。バルブボディー2の先端側の一部において、バルブボディー2の内径が、バルブボディー2の先端に向うに従って徐々に狭くなっている。そのため、バルブボディー2の内部に配置されるニードルバルブ3の先端が、バルブボディー2の内周面に当て止めされるようになっている。ニードルバルブ3が紙面上方(バルブボディー2の先端と反対側)に後退すれば、加圧された燃料がバルブボディー2の内周面とニードルバルブ3の外周面との間を通って回転部材4の噴射孔4hから噴射される。
≪回転部材≫
回転部材4は、複数の噴射孔4hを有する本体部40と、フランジ部41と、を備える。本体部40は、略半球状部材の内周をくり抜いたような形状を備える。本体部40の外周面形状と内周面形状はほぼ相似形となっている。一方、フランジ部41は、本体部40の縁部に形成される円環形状を備える。この回転部材4は、バルブボディー2の端面に配置され、円環状の押さえ部材42でバルブボディー2から外れないように取り付けられている。回転部材4のフランジ部41と押さえ部材42との間、および回転部材4のフランジ部41とバルブボディー2の端面との間にはスラストベアリング43,44が配置されている。また、回転部材4と押さえ部材42との間、および押さえ部材42とバルブボディー2との間には、各部材間の隙間からの燃料の漏れを抑制するシール部材45,46が設けられている。以上説明した構成により、回転部材4がバルブボディー2の先端に回転可能に取り付けられ、かつバルブボディー2からの燃料の漏れを抑制することができる。
[噴射孔]
上記本体部40に設けられる噴射孔4hは単数でも良いが、複数であることが好ましい。本例では、回転部材4に6つの噴射孔4hが形成されている。これらの噴射孔4hは、燃料の噴射に伴って回転部材4を回転させるように設定されている。つまり、噴射孔4hの軸線が、回転部材4を回転させる方向に燃料を噴射するように設定されている。この噴射孔4hの軸線の向きに関し、図1に加えて図2を参照して以下に説明する。
まず、図1を参照し、回転部材4の回転軸4sに直交する方向(即ち、インジェクタ1の側方)から見たときの噴射孔4hの軸線の方向を説明する。この方向から見たとき、噴射孔4hの軸線は、回転軸4sに対して傾いている。回転軸4sに対する噴射孔4hの軸線の傾きθは、燃焼室の形状や大きさによって適宜選択することができる。
次に、図2を参照し、回転部材4の回転軸4s方向から見たときの噴射孔4hの軸線の方向を説明する。この方向から見たとき、噴射孔4hの軸線は、回転軸4sから径方向に対して傾いている。より具体的には、回転軸4sから伸び、噴射孔4hの入口4eの中心を通る径方向線(二点鎖線参照)に対して、噴射孔4hの出口4oの中心が時計回りにズレた位置にある。このように、径方向線に対する噴射孔4hの軸線が傾いていることで、噴射孔4hから塗り潰し矢印で示すように燃料を噴射したときに、噴射の反力で回転部材4が回転する。燃料の噴射量が同じなら、径方向線に対する噴射孔4hの軸線の傾きθを大きくすれば回転部材4の回転速度が大きくなり、傾きθが90°のとき上記回転速度は最大になる。
ここで、図2の方向から見たときの各噴射孔4hは、周方向に同じ向き(本例では時計回り)に傾いている必要がある。また、各噴射孔4hの軸線の傾きθは、同じであることが好ましい。
≪インジェクタの適用例≫
実施形態1に示すインジェクタ1は、直接燃料噴射式ディーゼルエンジンに好適に利用することができる。以下、インジェクタ1を備えるディーゼルエンジンの構成例を図3に基づいて簡単に説明する。
図3に示すディーゼルエンジン100は、シリンダブロック50と、シリンダブロック50の上部に配置されるシリンダヘッド60と、シリンダブロック50に収容されたピストン70とを備える。ピストン70の頂面には、凹部によりキャビティ71が形成されており、シリンダヘッド60とキャビティ71とで燃焼室80が形成される。燃焼室80には、シリンダヘッド60に形成される吸気ポート61と排気ポート63とが連通しており、各ポート61,63の開閉は、吸気バルブ62と排気バルブ64で制御されている。
このような構成を備えるディーゼルエンジン100において、上述したインジェクタ1の回転部材4が燃焼室80に露出するように、インジェクタ1がシリンダヘッド60に設けられている。インジェクタ1は、既に述べたように、燃料の噴射に伴い回転部材4が回転する構成を備えているため、燃焼室80内にムラなく燃料を噴射できる。その結果、燃焼室80における不完全燃焼を抑制できる。
ここで、高負荷走行時、空気過剰率は低くなるが、本例のインジェクタ1によれば、空気過剰率が低くなっても燃焼室80での不完全燃焼を抑制することができる。高負荷走行時には、燃料噴射圧が高くなるため、噴射圧の上昇に伴って回転部材4の回転も速くなり、燃焼室80における燃料と気体の混合が速やかに行なわれるからである。
本発明のインジェクタは、自動車のディーゼルエンジンに好適に利用可能である。
1 インジェクタ
2 バルブボディー
3 ニードルバルブ
4 回転部材 4s 回転軸
40 本体部 41 フランジ部 42 押さえ部材 43,44 スラストベアリング
45,46 シール部材
4h 噴射孔 4e 入口 4o 出口
100 ディーゼルエンジン
50 シリンダブロック
60 シリンダヘッド
61 吸気ポート 62 吸気バルブ 63 排気ポート 64 排気バルブ
70 ピストン 71 キャビティ
80 燃焼室

Claims (1)

  1. バルブボディーとその内部に配置されるニードルバルブとを備え、内燃機関の燃焼室に燃料を噴射するインジェクタであって、
    前記バルブボディーの先端に回転可能に取り付けられ、前記燃料の通り道となる噴射孔を有する回転部材を備え、
    前記噴射孔の向きは、前記燃料の噴射に伴って前記回転部材を回転させるように設定されているインジェクタ。
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