JP2017108579A - モータ用ハウジング - Google Patents

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勇介 澁谷
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Abstract

【課題】 複雑な形状の中子52を使用することなく、冷却液を流通させる複数の流路が並列に並ぶ冷却効果の高いモータ用ハウジング3L、3Rを提供する。
【解決手段】 円筒形のモータ用ハウジング本体3aL、3aRの内部に、独立したC型の流路を並列に複数設け、独立したC型の流路の端部に、モータ用ハウジング本体3aL、3aRの外周部に開口する開口部54a〜54dを設け、この開口部54a〜54dを塞ぐ蓋部材56をモータ用ハウジング本体3aL、3aRに固定し、この蓋部材56の内面に、流路の一つの開口部54bと、隣り合う流路の一つの開口部54cとを繋ぐ連絡流路60を設けることにより、C型の中子52を使用してモータ用ハウジング3L、3Rを成型できるようにした。
【選択図】 図3

Description

この発明は、内部に冷却液の流路を有するモータ用ハウジングに関する。
車両駆動装置である自動車用モータには、モータの温度上昇を抑えるために、発熱の大きなモータステータの外周部のハウジングの内部に、冷却液を流通させる流路を設けたものがある(特許文献1)。
特許文献1のモータ用ハウジング100は、図18に示すように、側壁部101の内部に、冷却液を流通させる流路102を螺旋状に形成して冷却効果を高めている。
図19は、モータ用ハウジング100を鋳造によって形成する際に、鋳型の内部に配置する崩壊性の中子103を示しており、中子103は螺旋状の流路102を形成するために、螺旋形に形成されている。
特開2012−65394号公報
ところが、螺旋形状の中子103は、形状が複雑であるから、中子103を製作するための型の構造も複雑になる。
また、複雑な螺旋形状の中子を、鋳造の際に、鋳型内に保持するのも困難である。
さらに、鋳造後に中子103を崩壊させて鋳物から抜き取る際に、中子103を形成する砂が螺旋形状の流路の内部に残り易く、流路が螺旋形状であると内部に残った砂の確認も行ない難い。
そこで、この発明は、複雑な形状の中子を使用することなく、冷却液を流通させる複数の流路が並列に並ぶ冷却効果の高いモータ用ハウジングを提供することを課題とするものである。
前記の課題を解決するために、この発明に係るモータ用ハウジングは、円筒形のモータ用ハウジング本体の内部に、独立したC型の冷却流路を並列に複数設け、この独立したC型の冷却流路を繋ぐ連絡流路をモータ用ハウジング本体の外周部に設けたことを特徴とする。
前記独立したC型の冷却流路の端部に、モータ用ハウジング本体の外周部に開口する開口部を設け、この開口部を塞ぐ蓋部材をモータ用ハウジング本体に固定し、この蓋部材の内面に、冷却流路の一つの開口部と、隣り合う流路の一つの開口部とを繋ぐ連絡流路を設けるようにする。
また、前記独立したC型の冷却流路の端部に、モータ用ハウジング本体の外周部に開口する開口部を設け、この開口部を塞ぐ蓋部材をモータ用ハウジング本体に固定し、冷却流路の一つの開口部と、隣り合う冷却流路の一つの開口部とを繋ぐ連絡流路をモータ用ハウジング本体の外周部に設けることもできる。
前記独立した複数のC型の冷却流路の一端に位置する冷却流路の開口部の一つを冷却液の給入口とし、他端に位置する冷却流路の開口部の一つを冷却液の排出口とすることができる。
この発明に係るモータ用ハウジングは、円筒形のモータ用ハウジング本体の内部に、独立したC型の冷却流路を並列に複数設け、この独立した冷却流路を繋ぐ連絡流路を円筒形のモータ用ハウジング本体の外周部に設ける構造であるため、鋳型内に、同一形状のC型の中子を並列に並べて容易に成型することができる。
また、中子は、C型であるから、従来のような、複雑な螺旋形状でないので、中子の成形型を簡単な構造にすることができ、鋳込み後の砂の排出も容易であり、砂残りも独立したC型の冷却流路一本ごとに容易に確認することができる。
この発明に係るモータ用ハウジングを使用した2モータ車両駆動装置で冷却流路が2本並列に設けられている実施形態を示す横断平面図である。 この発明に係るモータ用ハウジングを使用した2モータ車両駆動装置で冷却流路が3本並列に設けられている実施形態を示す横断平面図である。 この発明に係るモータ用ハウジングの第1の実施形態を示す斜視図である。 第1の実施形態の蓋部材を外した状態を示す斜視図である。 第1の実施形態のモータ用ハウジングを鋳込む際に使用するC型の中子を2本並列させた状態を示す斜視図である。 この発明に係るモータ用ハウジングの第2の実施形態を示す斜視図である。 第2の実施形態の蓋部材を外した状態を示す斜視図である。 第2の実施形態のモータ用ハウジングを鋳込む際に使用するC型の中子を3本並列させた状態を示す斜視図である。 この発明に係るモータ用ハウジングの第3の実施形態を示す斜視図である。 第3の実施形態の蓋部材を外した状態を示す斜視図である。 この発明に係るモータ用ハウジングの第4の実施形態を示す斜視図である。 第4の実施形態の蓋部材を外した状態を示す斜視図である。 第4の実施形態の蓋部材を外した状態の側面図である。 第4の実施形態のモータ用ハウジングを鋳込む際に使用する2本のC型の中子を流路形成部によって連結した状態を示す斜視図である。 第5の実施形態の蓋部材を外した状態の側面図である。 第6の実施形態の蓋部材を外した状態の側面図である。 第7の実施形態の蓋部材を外した状態の側面図である。 従来のモータ用ハウジングを示す斜視図である。 図18の従来のモータ用ハウジングを鋳込む際に使用する中子の斜視図である。
2モータ車両駆動装置Aに使用するモータ用ハウジングを例にして、この発明の実施形態を説明する。
2モータ車両駆動装置Aは、図1または図2に示すように、2基の減速機2L、2Rを左右並列に収容する減速機ハウジング20を中央にし、その減速機ハウジング20の左右に2基の電動モータ1L、1Rのモータ用ハウジング3L、3Rを固定配置した構造である。
左右2基の電動モータ1L、1Rのモータ用ハウジング3L、3Rには、図1または図2に示すように、冷却液を循環させる冷却流路4が周方向に形成されている。
図1は、図3〜図5に示す第1の実施形態、図11〜図14に示す第4の実施形態、図15に示す第5の実施形態のように、冷却流路4を2本並列に設けた例を示している。
また、図2は、図6〜図8に示す第2の実施形態、図9〜図10に示す第3の実施形態、図16に示す第6の実施形態、図17に示す第7の実施形態のように、冷却流路4を3本並列に設けた例を示している。
モータ用ハウジング3L、3Rの冷却流路4のアウトボード側(車両の外側)の端部には、ラジエター(図示省略)から供給される冷却液を吸入する給入口5が設けられ、この給入口5とラジエターとは給入用配管7によって接続されている。
モータ用ハウジング3L、3Rの冷却流路4のインボード側(車両の中央側)の端部には、冷却流路4内を通過した冷却液を吐出する排出口6が設けられ、この排出口6とラジエターとが排出用配管8によって接続されている。
給入口5と給入用配管7との接続、あるいは排出口6と排出用配管8との接続には、ワンタッチで接続が可能なワンタッチ式の配管継手を使用すると便利である。
ラジエターによって冷却された冷却液は、給入用配管7、給入口5を経て冷却流路4に供給され、モータ用ハウジング3L、3Rの冷却流路4を通過してモータ用ハウジング3L、3Rを冷却した後に、排出口6から排出され、排出用配管8を通じてラジエターに戻されて循環使用される。
2モータ車両駆動装置Aにおける左右の電動モータ1L、1Rは、図1または図2に示すように、モータ用ハウジング3L、3R内に収容されている。
モータ用ハウジング3L、3Rは、周方向に冷却液を流す冷却流路4を有する外側面が開口した円筒形のモータ用ハウジング本体3aL、3aRと、このモータ用ハウジング本体3aL、3aRの外側面を閉塞する外側壁3bL、3bRと、モータ用ハウジング本体3aL、3aRの内側には減速機2L、2Rと隔てる内側壁3cL、3cRからなる。モータ用ハウジング本体3aL、3aRの内側壁3cL、3cRには、モータ軸12aを引き出す開口部が設けられている。
電動モータ1L、1Rは、図1または図2に示すように、モータ用ハウジング本体3aL、3aRの内周面にステータ11を設け、このステータ11の内周に間隔をおいてロータ12を設けたラジアルギャップタイプのものを使用している。図示していないが、アキシャルギャップタイプの電動モータを使用してもよい。
ロータ12は、モータ軸12aを中心部に有し、そのモータ軸12aはモータ用ハウジング本体3aL、3aRの内側壁3cL、3cRの開口部からそれぞれ減速機2L、2R側に引き出されている。モータ用ハウジング本体3aL、3aRの開口部とモータ軸12aとの間にはシール部材13が設けられている。
モータ軸12aは、モータ用ハウジング本体3aL、3aRの内側壁3cL、3cRと外側壁3bL、3bRとに転がり軸受14a、14bによって回転自在に支持されている(図1または図2)。
左右並列に設けられた2基の減速機2L、2Rを収容する減速機ハウジング20は、中央ハウジング20aとこの中央ハウジング20aの両側面に固定される左右の側面ハウジング20bL、20bRの3ピース構造になっている。左右の側面ハウジング20bL、20bRは、おおよそ左右対称形状に形成されている。
減速機ハウジング20の側面ハウジング20bL、20bRのアウトボード側の側面と電動モータ1L、1Rのモータ用ハウジング本体3aL、3aRの内側壁3cL、3cRとを、複数のボルト29によって固定することにより、減速機ハウジング20の左右に2基の電動モータ1L、1Rが固定配置されている。
中央ハウジング20aには、中央に仕切り壁21が設けられている。減速機ハウジング20は、この仕切り壁21によって左右に2分割され、2基の減速機2L、2Rを収容する独立した左右の収容室22L、22Rが並列に設けられている。
減速機2L、2Rは、図1または図2に示すように、左右対称形に設けられ、モータ軸12aから動力が伝達される入力歯車23aを有する入力軸23と、この入力歯車23aに噛み合う大径歯車24aと出力歯車25aに噛み合う小径歯車24bを有する中間軸24と、出力歯車25aを有する出力軸25とを備える平行軸歯車減速機である。
減速機2L、2Rの入力軸23の両端は、中央ハウジング20aの仕切り壁21の左右両面に形成したボス部27aと側面ハウジング20bL、20bRに形成したボス部27bに転がり軸受28a、28bを介して回転自在に支持されている。
入力軸23のアウトボード側の端部は、側面ハウジング20bL、20bRに設けた開口部から外側に引き出されており、開口部と入力軸23の外側端部との間にはシール部材31を設け、減速機2L、2Rに封入された潤滑油の漏洩を防止している。
入力軸23は、中空構造であり、この中空の入力軸23にモータ軸12aが挿入されている。入力軸23とモータ軸12aとは、スプライン結合されている。
中間軸24は、外周面に入力歯車23aに噛み合う大径歯車24aと出力歯車25aに噛み合う小径歯車24bを有する段付き歯車である。この中間軸24の両端は、中央ハウジング20aの仕切り壁21の両面に形成したボス部32と側面ハウジング20bL、20bRに形成したボス部33とに転がり軸受34a、34bを介して支持されている。
出力軸25は、大径の出力歯車25aを有し、中央ハウジング20aの仕切り壁21の両面に形成したボス部35と側面ハウジング20bL、20bRに形成したボス部36に転がり軸受37a、37bによって支持されている。
出力軸25のアウトボード側の端部は、側面ハウジング20bL、20bRに形成した開口部から減速機ハウジング20の外側に引き出され、引き出された出力軸25のアウトボード側の端部の外周面に、等速ジョイントの外輪部材15aがスプライン結合されている。
出力軸25に結合された等速ジョイントは、ドライブシャフト(図示省略)を介して駆動輪(図示省略)に接続される。
出力軸25のアウトボード側の端部と側面ハウジング20bL、20bRに形成した開口部との間には、シール部材39を設け、減速機2L、2Rに封入された潤滑油の漏洩を防止している。
図3及び図4は、この発明のモータ用ハウジング3L、3Rの第1の実施形態であり、図5はこの第1の実施形態のモータ用ハウジング3L、3Rを鋳造する際に使用するC型形状をした崩壊性の中子52を示している。
中子52は、モータ用ハウジング3L、3Rの円筒形のモータ用ハウジング本体3aL、3aRの内部に独立したC型の冷却流路4を形成する流路形成部52aと、このC型の流路形成部52aの両端に設けられた、円筒形のモータ用ハウジング本体3aL、3aRに開口部54a〜54dを形成する開口形成部52bとからなる。
中子52は、コーナ部分が丸みのある長方形断面に形成している。中子52のコーナ部分を丸みのある長方形断面に形成すると、コーナ部分が角ばった長方形断面の場合よりも、成型後に、鋳型からの砂の排出が容易で、砂残りがし難くなる。
中子52は、例えば、砂を固めた砂型であり、材料には砂以外に、塩、焼却可能な材料を使用することができる。
図3及び図4に示すモータ用ハウジング3L、3Rを鋳造する場合、鋳型内に中子52を2本並列に配置した後、鋳型内に溶湯を流し込み、溶湯の冷却後に、中子52を崩壊させて中子52を抜き取ると、円筒形のモータ用ハウジング本体3aL、3aRの内部に、中子52のC型の流路形成部52aによって独立した冷却流路4が2本並列に形成され、円筒形のモータ用ハウジング本体3aL、3aRの外周部に、2本の中子52の端部に設けられた開口形成部52bによって4つの開口部54a、54b、54c、54dが形成される。
4つの開口部54a、54b、54c、54dが設けられる円筒形のモータ用ハウジング本体3aL、3aRの外周部には、平坦な蓋取付け座55が形成されている。
蓋取付け座55の外面には、開口部54a、54b、54c、54dを塞ぐ蓋部材56がボルト57によって固定されている。
蓋部材56には、冷却液の給入口5と、冷却液の排出口6と、隣り合うC型の流路を繋ぐ連絡流路60とが形成されている。
図3及び図4の実施形態では、蓋部材56を蓋取付け座55の外面にボルト57によって固定すると、給入口5が開口部54aに、排出口6が開口部54dに、開口部54bと開口部54cとが連絡流路60によって連通される。給入口5から供給された冷却液は、開口部54aから図4の左(アウトボード)側のC型の冷却流路4内に導入され、開口部54bから引き出されて、連絡流路60に入り、連絡流路60を通って、図4の右(インボード)側のC型の冷却流路4の開口部54cから右(インボード)側のC型の冷却流路4に入り、開口部54dから蓋部材56の排出口6に排出される。
蓋取付け座55と蓋部材56との接合面は、冷却液の漏れを防止するために、Oリングや液体ガスケットなどのシール部材によってシールを施している。
図6及び図7に示す第2の実施形態のモータ用ハウジング3L、3Rは、図8に示すように、鋳型にC型の中子52を3本平行に配置して成型したものである。
この第2の実施形態のモータ用ハウジング3L、3Rは、鋳型内に並列に配置した3本の中子52の流路形成部52aによって、円筒形のモータ用ハウジング本体3aL、3aRの内部に3本の冷却流路4が並列に形成され、3本の中子52の端部に設けられた開口形成部52bによって、図7に示すように、円筒形のモータ用ハウジング本体3aL、3aRの外周部に、6つの開口部54a、54b、54c、54d、54e、54fが形成されている。
6つの開口部54a、54b、54c、54d、54e、54fが設けられる円筒形のモータ用ハウジング本体3aL、3aRの外周部には、第1の実施形態と同様に、平坦な蓋取付け座55が形成されている。
蓋取付け座55の外面には、図6に示すように、開口部54a、54b、54c、54d、54e、54fを塞ぐ蓋部材56がボルト57によって固定されている。
蓋部材56には、冷却液の給入口5と、冷却液の排出口6と、隣り合うC型の冷却流路4を繋ぐ2本の連絡流路60とが形成されている。
この第2の実施形態では、蓋部材56を蓋取付け座55の外面にボルト57によって固定すると、給入口5が図7の最も左(アウトボード)側の1本目の冷却流路4に位置する開口部54aに、排出口6が最も右(インボード)側に位置する3本目の冷却流路4に位置する開口部54fに連通する。そして、1本目の流路の開口部54bと真ん中の2本目の冷却流路4の開口部54cとが連絡流路60によって連通され、2本目の冷却流路4の開口部54dと3本目の冷却流路4の開口部54eとが2本目の連絡流路60によって連通される。
給入口5から供給された冷却液は、開口部54aから図7の左(アウトボード)側の一本目の冷却流路4内に導入され、開口部54bから引き出されて左側の連絡流路60に入り、左側の連絡流路60を通って、開口部54cから2本目の冷却流路4に入り、2本目の冷却流路4の開口部54dから引き出されて2本目の右(インボード)側の連絡流路60に入り、右側の連絡流路60を通って、開口部54eから3本目の冷却流路4に入り、3本目の冷却流路4を通り、開口部54fから蓋部材56の排出口6に排出される。
図9及び図10に示す第3の実施形態のモータ用ハウジング3L、3Rは、第2の実施形態と同様に、鋳型に中子52を3本平行に配置して成型したものであり、第2の実施形態とは、蓋部材56に設ける2本の連絡流路60の配置が異なる。
この第3の実施形態のモータ用ハウジング3L、3Rは、第2の実施形態と同様に、鋳型内に並列に配置した3本の中子52の流路形成部52aによって、円筒形のモータ用ハウジング本体3aL、3aRの内部に3本の冷却流路4が並列に形成され、3本の中子52の端部に設けられた開口形成部52bによって、円筒形のモータ用ハウジング本体3aL、3aRの外周部に、図10に示すように、6つの開口部54a、54b、54c、54d、54e、54fが形成されている。
6つの開口部54a、54b、54c、54d、54e、54fが設けられる円筒形のモータ用ハウジング本体3aL、3aRの外周部には、第2の実施形態と同様に、平坦な蓋取付け座55が形成されている。
蓋取付け座55の外面には、開口部54a、54b、54c、54d、54e、54fを塞ぐ蓋部材56がボルト57によって固定されている。
蓋部材56には、冷却液の給入口5と、冷却液の排出口6と、隣り合うC型の冷却流路4を繋ぐ2本の連絡流路60とが形成されている。2本の連絡流路60は、上記第2の実施形態では、斜めに2本設けているが、第3の実施形態では、2本の連絡流路60を上下平行に設けており、蓋部材56を蓋取付け座55の外面にボルト57によって固定すると、給入口5が図10の最も左(アウトボード)側の1本目の冷却流路4に位置する開口部54aに、排出口6が最も右(インボード)側に位置する3本目の冷却流路4に位置する開口部54fに連通する。1本目の冷却流路4の開口部54bと真ん中の2本目の冷却流路4の開口部54cとが上側の連絡流路60によって連通され、2本目の冷却流路4の開口部54dと3本目の冷却流路4の開口部54eとが下側の2本目の連絡流路60によって連通される。
給入口5から供給された冷却液は、開口部54aから図10の左(アウトボード)側の一本目の冷却流路4内に導入され、開口部54bから引き出されて上側の連絡流路60に入り、連絡流路60を通って、2本目の冷却流路4に位置する開口部54cから2本目の冷却流路4に入り、2本目の冷却流路4の開口部54dから引き出されて2本目の連絡流路60に入り、連絡流路60を通って、3本目の冷却流路4の開口部54eから3本目の冷却流路4に入り、3本目の冷却流路4を通り、開口部54fから蓋部材56の排出口6に排出される。
次に、図11〜図13に示す第4の実施形態のモータ用ハウジング3L、3Rは、第1の実施形態と同様に、鋳型内に並列に配置した2本の中子52の流路形成部52aによって、円筒形のモータ用ハウジング本体3aL、3aRの内部に2本の冷却流路4が並列に形成され、2本の中子52の端部に設けられた開口形成部52bによって、円筒形のモータ用ハウジング本体3aL、3aRの外周部に、図12及び図13に示すように、4つの開口部54a、54b、54c、54dが形成されている。
この第4の実施形態では、図14に示すように、2本のC型の中子52の隣り合う開口形成部52bを、連絡流路形成部52cによって繋ぎ、この連絡流路形成部52cによって、円筒形のモータ用ハウジング本体3aL、3aRの蓋取付け座55に、隣り合う流路を繋ぐ連絡流路用の凹部61を設けている。
この第4の実施形態では、円筒形のモータ用ハウジング本体3aL、3aRの蓋取付け座55に、隣り合う流路を繋ぐ連絡流路用の凹部61を設けているので、蓋部材56には、給入口5と排出口6だけを設けている。
給入口5から供給された冷却液は、開口部54aから図12及び図13の左(アウトボード)側のC型の冷却流路4内に導入され、開口部54bから引き出されて、蓋取付け座55に設けた連絡流路用の凹部61を通り、2本目の冷却流路4の開口部54cから2本目の冷却流路4に入り、2本目の冷却流路4を通り、開口部54dから蓋部材56の排出口6に排出される。
なお、第4の実施形態で示される隣り合う流路を繋ぐ連絡流路用の凹部61は、中子52の連絡流路形成部52cにより鋳込みよって形成しているが、連絡流路形成部52cがない中子52を使用し、鋳込み後に蓋取付け座55を切削して連絡流路用の凹部61を形成するようにしてもよい。
次に、図15に示す第5の実施形態のモータ用ハウジング3L、3Rは、第4の実施形態と、隣り合う冷却流路4を繋ぐ連絡流路用の凹部61の配置が異なる。
この第5の実施形態では、隣り合う冷却流路4を繋ぐ連絡流路用の凹部61を、1本目の流路の開口部54bと2本目の冷却流路4の開口部54cとの間に設けている。
図16と図17に示す第6、第7の実施形態のモータ用ハウジング3L、3Rは、第4、第5の実施形態と同様に、隣り合う冷却流路4を繋ぐ連絡流路用の凹部61を円筒形のモータ用ハウジング本体3aL、3aRの蓋取付け座55に設ける点において共通するが、第6、第7の実施形態では、円筒形のモータ用ハウジング本体3aL、3aRに設けるC型の冷却流路4を3本並列に設けており、蓋取付け座55に6つの開口部54a、54b、54c、54d、54e、54fを設けている。
図16に示す第6の実施形態は、蓋取付け座55に、1本目の冷却流路4の開口部54bと2本目の冷却流路4の開口部54c、2本目の冷却流路4の開口部54dと3本目の冷却流路4の開口部54eをそれぞれ連絡流路用の凹部61によって繋いでいる。
図17に示す第7の実施形態は、蓋取付け座55に、1本目の冷却流路4の開口部54bと2本目の冷却流路4の開口部54c、2本目の冷却流路4の開口部54dと3本目の冷却流路4の開口部54eをそれぞれ連絡流路用の凹部61によって繋いでいる。
この発明のモータ用ハウジング3L、3Rは、発熱の大きな自動車の車両駆動用モータに使用することにより、高い冷却効果を有する。
1L、1R :電動モータ
2L、2R :減速機
3L、3R :モータ用ハウジング
3aL、3aR :モータ用ハウジング本体
3bL、3bR :外側壁
3cL、3cR :内側壁
4 :冷却流路
5 :給入口
6 :排出口
7 :給入用配管
8 :排出用配管
11 :ステータ
12 :ロータ
12a :モータ軸
13 :シール部材
14a、14b :転がり軸受
15a :外輪部材
20 :減速機ハウジング
20a :中央ハウジング
20bL、20bR :側面ハウジング
21 :仕切り壁
22L、22R :収容室
23 :入力軸
23a :入力歯車
24 :中間軸
24a :大径歯車
24b :小径歯車
25 :出力軸
25a :出力歯車
27a、27b :ボス部
28a、28b :転がり軸受
29 :ボルト
31 :シール部材
32、33 :ボス部
34a、34b :転がり軸受
35、36 :ボス部
37a、37b :転がり軸受
39 :シール部材
52 :中子
52a :流路形成部
52b :開口形成部
52c :連絡流路形成部
54a、54b、54c、54d、54e、54f :開口部
55 :蓋取付け座
56 :蓋部材
57 :ボルト
60 :連絡流路
61 :凹部
A :2モータ車両駆動装置

Claims (5)

  1. 円筒形のモータ用ハウジング本体の内部に、独立したC型の流路を並列に複数設け、この独立した流路を繋ぐ連絡流路をモータ用ハウジング本体の外周部に設けたことを特徴とするモータ用ハウジング。
  2. 前記独立したC型の流路の端部に、モータ用ハウジング本体の外周部に開口する開口部を設け、この開口部を塞ぐ蓋部材をモータ用ハウジング本体に固定し、この蓋部材の内面に、流路の一つの開口部と、隣り合う流路の一つの開口部とを繋ぐ連絡流路を設けたことを特徴とする請求項1記載のモータ用ハウジング。
  3. 前記独立したC型の流路の端部に、モータ用ハウジング本体の外周部に開口する開口部を設け、この開口部を塞ぐ蓋部材をモータ用ハウジング本体に固定し、流路の一つの開口部と、隣り合う流路の一つの開口部とを繋ぐ連絡流路をモータ用ハウジング本体の外周部に設けたことを特徴とする請求項1記載のモータ用ハウジング。
  4. 前記独立した複数のC型の流路の一端に位置するC型の流路の開口部の一つを冷却液の給入口とし、他端に位置するC型の流路の開口部の一つを冷却液の排出口としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のモータ用ハウジング。
  5. 前記給入口と排出口とを蓋部材に設けたことを特徴とする請求項2記載のモータ用ハウジング。
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