JP2017107559A - 逆走防止システム、逆行防止システム及び逆走警告装置 - Google Patents

逆走防止システム、逆行防止システム及び逆走警告装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 逆走ではないと思い込んでいる逆走車のドライバーに対して逆走である事実を気付かせることができる逆走防止システムを提供する。【解決手段】 具体的には、高規格幹線道路等の出口通路に設置する逆走車検知装置と、逆走車検知装置が逆走車を検知した場合に前記出口通路に沿って所定長にわたって逆走車のドライバーが視認継続可能に配置される強力ライトと、からなる逆走防止システムを提供する。これにより、逆走ではないと思い込んでいる逆走車のドライバーに対して逆走である事実を気付かせることができる逆走防止システムを提供することができる。また、そのような課題達成に止まることなく、同時に、センサー(逆走車検知装置)が、逆走車を正確に検知するための工夫を備えている逆走防止システムを提供することができる。【選択図】図5

Description

本発明は、主に、高規格幹線道路及び/又は都市高速道路(以下、両者を合わせて「高規格幹線道路等」という。)の出口部分からの逆走を防止するための逆走防止システムに関するものである。
高規格幹線道路等は、一方通行であるにもかかわらず、近年、高規格幹線道路等の出口から逆走して高規格幹線道路等に進入し、そのまま逆走を続ける車両が発見されている。このような車両を運転する者は、意図的に逆走という危険な行為をしているのではなく、自己が逆走していることに気付かずに高規格幹線道路等の出口から進入し、引き返すことができなくなっていることが多い。
そこで、高規格幹線道路等の出口から高規格幹線道路等へと進入しようとする逆走車の運転者に対して、逆走であることを知らせるための技術が望まれていた。
この点について、逆走車の運転者に事前に逆走を気づかせることで逆走防止を試みる逆走防止装置として、特許文献1の技術が挙げられる。
特願2009−157702号公報
特許文献1においては、高速道路のサービスエリアやパーキングエリア等の休憩施設の駐車場から一方通行路である本線へ退出する際、退出方向への矢印が付与された標識が進入路から退出路に至るまで通路に沿って所定間隔ごとに設置されており、この標識は、連続的又は断続的に発光するように構成されている逆走防止システムが開示されている。また、接近センサーを出口に設け、休憩施設から出る車両が接近したことを契機に接近センサーから出力される信号を検知することで、列状に配置された標識の発光体が、退出方向となる一方通行の順方向へ発光状態が移動するように点灯する技術が開示されている。
しかし、そもそも特許文献1は、逆走しないように案内表示を立てて、その案内表示を目立たせるという工夫にすぎず(特許文献1の段落0019及び0020)、例えば強力な光をあてて警告するなどの注意喚起のための工夫が特に存在しないので、迷っている者に対して進行すべき方向を示すことはできても、逆走ではないと思い込んでいる者に対して逆走である事実を気付かせることはできないという問題があった。
また、接近センサーを出口に設けているが、これは正しい進行方向に従って出口から出庫する車両が接近センサーに近づいた場合における案内に用いられるものであり(特許文献1の段落0034から0040及び図4参照)、逆走車の検知に用いられるものではないし、逆走車と順走車又は歩行者などとを区別するような工夫も存在しない(特許文献1の段落0040を参照)。
本発明は、そのような問題を踏まえて、逆走ではないと思い込んでいる逆走車のドライバーに対して逆走である事実を気付かせることができる逆走防止システムを提供しようとするものである。
具体的には、高規格幹線道路等の出口通路に設置する逆走車検知装置と、逆走車検知装置が逆走車を検知した場合に前記出口通路に沿って所定長にわたって逆走車のドライバーが視認継続可能に配置される強力ライトと、からなる逆走防止システムを提供する。
また、本発明は、その特徴に加えて、前記強力ライトが、逆走車の走行方向と逆向きを指し示す形状と配列をしている逆走防止システムを提供する。
また、本発明は、その特徴に加えて、前記強力ライトが、複数が前記出口通路に沿って並べられており、逆走車から見て奥方向から順に点灯して逆走車に光が向かってくるように見せる強力ライト制御部を有する逆走防止システムを提供する。
また、本発明は、その特徴に加えて、前記強力ライトが、普通乗用車のドライバーの目線の高さ付近に設置される逆走防止システムを提供する。
また、本発明は、その特徴に加えて、前記強力ライトが、通路側壁上に設置される逆走防止システムを提供する。
また、本発明は、その特徴に加えて、前記強力ライトが、通路面に埋め込まれて設置される逆走防止システムを提供する。
さらに、本発明は、前記特徴を歩行者や自転車の逆行防止に応用した技術を提供する。すなわち、一方通行の出入口通路に設置する逆行検知装置と、逆行検知装置が逆行を検知した場合に前記出入口通路に沿って所定長にわたって逆行主体が視認継続可能に配置される強力ライトとからなる逆行防止システムを提供する。また、その特徴に加えて、(1)前記強力ライトが、逆行方向と逆向きを指し示す形状と配列をしている逆行防止システム、(2)前記強力ライトが、複数が前記出入口通路に沿って並べられており、逆行主体から見て奥方向から順に点灯して逆行主体に光が向かってくるように見せる強力ライト制御部を有する逆行防止システム、(3)前記強力ライトが、逆行主体の目線の高さ付近に設置される逆行防止システム、(4)前記強力ライトが、通路側壁上に設置される逆行防止システムを提供する。
さらに、本発明は、
一方通行道路を逆走する逆走車を検知する逆走車検知装置に接続され、
前記逆走車に光を照射する方向で前記一方通行道路に配置されているライトを制御する逆走警告装置であって、
前記逆走車検知装置から前記逆走車が検知されたことを通知する逆走車検知通知を受信する受信部と、
前記受信部により前記逆走車検知通知が受信された場合に、前記ライトを点灯させる点灯制御部とを有する逆走警告装置を提供する。
これらの発明によれば、逆走ではないと思い込んでいる逆走車のドライバーに対して逆走である事実を気付かせることができる逆走防止システム及び逆走警告装置を提供することができる。また、そのような課題達成に止まることなく、同時に、センサー(逆走車検知装置)が、逆走車を正確に検知するための工夫を備えている逆走防止システムを提供することができる。さらに、それを歩行者や自転車の逆行防止に応用すれば、一方通行の交通整理などを遵守させることができるし、逆行による事故を防止することにも繋がる。
本発明における強力ライトの一例を示す図 「逆」との文字を強力ライトに付した場合の強力ライトの一例を示す図 ガードレール上に強力ライトを設置した場合の一例を示す図 強力ライトが逆走車の走行方向と逆向きを指し示す形状である場合の一例を示す図 本発明の基本的な使用態様を示す図 検知装置にレーザーセンサーを用いる場合の検知装置の仕様の一例を示す図 強力ライトの仕様の一例を示す図 図7の仕様の強力ライトを用いた場合の水平発光特性を示す図 図7の仕様の強力ライトを用いた場合の鉛直発光特性を示す図 強力ライトの構造の一例を示す図 複数のライト対を配列した逆走防止システムの構成例を示す図 逆走警告装置の構成例を示す図 ETC2.0に対応させた逆走防止システムの構成例を示す図 一対のライト対を配列した逆走防止システムの構成例を示す図
以下、本件発明の実施の形態について、添付図面を用いて説明する。なお、実施の形態と請求項の相互の関係は以下の通りである。実施の形態1の説明は請求項1に関し、実施の形態2の説明は請求項2ないし5に関し、実施の形態3の説明は請求項6ないし10に関し、実施の形態4〜6の説明は請求項11ないし24に関するものである。
本件発明は、これら実施の形態に何ら限定されるべきものではなく、その要旨を逸脱しない範囲実施の形態において、種々なる態様で実施し得る。
実施の形態1.
本実施の形態における逆走防止システムは、「逆走車検知装置」と「強力ライト」とからなる。図5は、本実施の形態の基本的な使用態様を示す図である。強力ライト(0501)からの光(0502)が逆走車(0503)のドライバーに向けられている。
以下、本実施の形態の構成要件である「逆走車検知装置」と「強力ライト」の具体的な内容につき、説明する。
<逆走車検知装置の機能>
「逆走車検知装置」は、高規格幹線道路等の出口通路に設置される。一般的に、自動車の逆走の原因は、高規格幹線道路等の出口を入口と間違えて進入してしまう点にある。そのため、逆走車を早い段階で検知するためには、高規格幹線道路等の出口通路に設置することが望ましい。
ここにおける「出口通路」とは、一般道との境界部分だけではなく、パーキングエリアやサービスエリアとの境界部分を含むものである。
また、高規格幹線道路等の出口通路は、逆走車でなくとも、例えば一方通行に従って高規格幹線道路等の出口から一般道に出ていく車両も通る部分である。また、場所によっては、歩行者や自転車も通る部分である。そうすると、例えば物体が通過したら検知するというのでは、誤って順走車や歩行者・自転車をも検知してしまう。そのため、本来の検知対象である逆走車を正確に検知するための工夫があることが望ましい。具体的には、「レーダセンサー」や「レーザーセンサー」を用いて車両との距離を時間変化で観察し、例えば、時間経過に伴って出口側から車両の距離が徐々に近くなっているのであれば、逆走車検知装置に近付いている車両として逆走車であると判断するという具合である。
また、検知装置は、車両の移動方向を把握できるものであれば良く、必ずしも1つの原理に基づく必要はない。例えば、赤外線反応、車両の移動において生ずる音、車両と外気との温度差、車両通過時に生じる路面の摩擦量などを検知する方法であっても良いし、さらにはこれらを複合的に勘案して逆走車を判別しても良い。
図6は、例えば検知装置にレーザーセンサーを用いる場合の検知装置の仕様の一例を示す図である。光源は最も安全な「レーザクラス1」、定格消費電力は「DC24V +10%/−15%」、測距距離は「半径30m(反射率10%)」、測距角度は「190度」、角度分解能は「0.25度」、測距誤差は「±200mm」、計測誤差は「±100mm」、通信ポートは「Ethanet,RJ-45,10BASE-T/100BASE-TX準拠」、プロトコルは「UDP,TCP/IP」、出力は「5点」、保護等級は「IP66」という仕様にすることが望ましい。これらは一例であって、値については、前後±20%の範囲内であれば、本発明の効果は達成され得る。
このような「逆走車検知装置」により、逆走車を正確に検知することができる。
<強力ライトの機能>
「強力ライト」とは、逆走車検知装置が逆走車を検知した場合に前記出口通路に沿って所定長にわたって逆走車のドライバーが視認継続可能に配置されるものである。
従来、逆走車に逆走であることを気付かせるための方策としては、(1)LED表示板や看板による文字・イラスト警告、(2)スピーカによる音声警告、(3)回転灯による警告が試みられてきた。しかし、逆走車の運転者に多い高年齢者や認知症者には、(1)の方法は、文字やイラストが何を意味しているのかの理解が困難であり、(2)の方法は、聴覚が低下していることから気づかない(聴こえない)ことが多く、(3)の方法は、回転灯が街中にありふれているため特別注意を引くことができず、いずれの方法によっても注意喚起として不十分であり、逆走車の減少につながらなかった。これら失敗の原因は、いずれも視覚や聴覚に対するアプローチであったことが挙げられる。そこで、視覚・聴覚ではなく、異常なまでの光を正面から当てることにより、心理的に怖気づかせるという心理面に対するアプローチにより、逆走であることを運転者に認識させるというのが本発明の狙いである。そのため、強力ライトの機能が本発明の最も重要な特徴である。
図1は、本実施の形態における強力ライトの一例を示す図である。強力ライト(0101)から強力な光(0102)が逆走車(0103)内にいるドライバー(0104)に向けられている。図10は、強力ライトの構造の一例を示す図である。強力ライト(1001)は、多くのLED(1002)で構成されている。
「所定長」とは、強力ライトが設置されている距離ないし範囲のことを意味する。逆走車は、逆走であることに気付くまでの間、走行し続けるのが通常なので、一定時間にわたって強力ライトによる光を逆走車のドライバーに対して当てるのであれば、強力ライトは、一定の距離又は範囲において逆走車のドライバーが視認可能なように設置されていることが重要である。そうすると、例えば複数の強力ライトを配置する場合を例とすれば、2mから10mおきに、50mから100mに渡って強力ライトが配置されていることが望ましい。なお、強力ライトを複数にすることにより、その個数を増やせば増やすほどドライバーに対して強力ライトの光により逆走を知らせる距離を延長することができるので、より確実に逆走を防止することができる。
強力ライトの点灯時間については、節電の観点から余分な時間の点灯がなく、かつ、逆走車の運転者を怖気づかせるのに十分な時間であることが必要となる。単数の強力ライトによる場合には一定時間継続的に点灯することで心理的に怖気づかせることになる。具体的には、5秒から10秒にわたって継続的に点灯することが望ましい。他方、例えば強力ライトの明かりが逆走車から見て奥の方から逆走車に向かってくるように見せるため、複数のライトを連続的に点灯するなどの方法により心理的に怖気づかせるのであれば、短くても良い。具体的には、個々のライトは0.1秒から1.0秒にわたって点灯し、これが複
数連なることで光が流れるように逆走車に向かってくるようにするというもので十分な効果を奏し得る。
「逆走車のドライバーが視認継続可能に配置」とは、ドライバーが注視しなくても当然に視認できる位置であることが望ましい。例えば、高さについてはドライバーの目線と同じ高さの位置であることが望ましい。ドライバーの目線と同じ高さは、車種によっても異なるものである。そこで、例えば、逆走車検知装置における逆走車の検知の際に、車高をも測定し、運転席の高さを予測して、その結果を反映させた高さに強力ライトの配置位置を調節する機能を備えていても良いし、配置位置を調節しなくとも強力ライトの発光方向を調節しても良い。
さらに、逆走車の方向に強力ライトの向きを調節することによって、逆走車には強い光を当てて、順走車には光を当てないという工夫が考えられる。特に、例えば強力ライトの明かりが逆走車から見て奥の方から逆走車に向かってくるように見せる構成にする場合には、順走車からすれば、進行方向に光が流れるので、加速の相図であると勘違いする可能性があり、逆走車との衝突を誘発しかねない。そのため、逆走車の方向に強力ライトの向きを調節することによって、逆走車には強い光を当てて、順走車には光を当てないという工夫は重要である。
「強力ライト」の照度は、眩しくてドライバーが怖気づくのに十分な照度である必要がある。具体的には、中心光度4,500cd以上であることが望ましく、更には中心光度5,000cd以上であることが望ましい。もっとも、あまりにも照度が高すぎると、視力を一瞬失うことによる事故の危険があるので、中心光度は8,000cd以下であることが望ましい。
また、図7は、強力ライトの仕様の一例を示す図である。強力ライトの仕様は、一例でいえば、水平発散角度は「60度以上」、鉛直発散角度は「6度以上」、定格消費電力は「45W以下」、寿命は「4万時間以上」、質量は「2.5kg以下」、発光面有効径は「φ120mm」、保護等級は「IP X7」という仕様にすることが望ましい。図8は、このような仕様の強力ライトを用いた場合の水平発光特性を示す図である。中心光度を基準値「1」として、その50%に相当する「0.5」以上の光度を有する角度が60度以上存在することが分かる。図9は、このような仕様の強力ライトを用いた場合の鉛直発光特性を示す図である。中心光度を基準値「1」として、その50%に相当する「0.5」以上の光度を有する角度が6度以上存在することが分かる。これらは一例であって、値については、前後±20%の範囲内であれば、本発明の効果は達成され得る。
この強い光に加えて、例えば、逆走車の進行方向と逆向きの矢印形状、あるいは「逆」との文字を強力ライトと連動させれば、上記のように矢印又は文字のみでは十分な効果が得られなくとも、強力ライトによる心理的に怖気づく効果と相まって、逆走であることに気付くことができると考えられる。
図2は、「逆」との文字を強力ライトに付した場合の強力ライトの一例を示す図である。
強力ライト(0201)から強力な光(0202)が逆走車(0203)内にいるドライバー(0204)に向けられることで、ドライバーの注意がライトに向き、そのライトに「逆」との文字があれば、逆走であることに気付くはずである。
また、異常事態に気付いたドライバーに対して、サイレンを鳴らしたり電光掲示板などの標識にて逆走である旨を表示すると、更に効果的である。この場合、サイレンは、強力ライトの発光開始時点から鳴らし、逆走である旨を示す電光掲示板は、強力ライトの配置されている領域から更に逆走方向に進んだ位置に配置すると良い。例えば、強力ライトが出口通路に沿って複数配置されている場合、逆走である旨を示す電光掲示板は、強力ライトが過ぎ去って自己を振り返る心理的な余裕が出るタイミングに視認できるよう、逆走方向にこれらの強力ライトの最後の配置位置よりも更に逆走側に配置すると良い。
これらの特徴を備えた「強力ライト」により、高規格幹線道路等の出口から高規格幹線道路等へと進入してしまうような高い注意力をもたない者に対しても十分に逆走の事実を知らせることができる。ゆえに、逆走ではないと思い込んでいる逆走車のドライバーに対して逆走である事実を気付かせることができる逆走防止システムを提供することができる。
また、逆走車がこれらの強力ライトを通過した充分あとまで強力ライトを点灯し続けるのは順走車にとってもよくないので(例えばバックミラー、ルームミラーから目がくらむ)消灯するのが好ましい。消灯は、最初に強力ライトの点灯からの時間経過で行ってもよいし、さらにセンサーを設けてこれらの強力ライトを通過したことを検知して消灯するようにしてもよい。後者の場合には道路管理者等にこの逆走防止システムにて食い止められなかった旨の警告を自動で送信するように構成してもよい。これを手順で示すと、センサー稼働、逆走車検知、強力ライト等作動、逆走車通過検知、強力ライト消灯、逆走車通過警告送信という手順となる。
<まとめ>
以上により、逆走ではないと思い込んでいる逆走車のドライバーに対して逆走である事実を気付かせることができる逆走防止システムを提供することができる。また、そのような課題達成に止まることなく、同時に、センサー(逆走車検知装置)が、逆走車を正確に検知するための工夫を備えている逆走防止システムを提供することができる。
実施の形態2.
本実施の形態では、実施の形態1の特徴に加えて、「強力ライト」につき、更に以下のような特徴のいずれか1つ以上を備えている逆走防止システムを説明する。
まず、前記強力ライトは、逆走車の走行方向と逆向きを指し示す形状と配列をしていることが望ましい。逆走車の走行方向と逆向きを指し示す形状としては、例えば矢印形状が挙げられている。これにより、逆走車のドライバーに対して、正しい進行方向を示す矢印と逆向きに走行していることを認識させ、逆走であることに気付かせることができる。
次に、前記強力ライトは、複数が前記出口通路に沿って並べられており、逆走車から見て奥方向から順に点灯して逆走車に光が向かってくるように見せる強力ライト制御部を有することが望ましい。心理的に怖気づかせる観点において、人間は、自分の方向に向かってくるものに対してネガティブな印象を受けるものである。そのため、より一層の怖気づかせる効果を発揮することができる。
この前記出口通路に沿って並べられている複数の強力ライトは、逆走車から見て奥方向から順に大きくなっていることが望ましい。人間は、拡大して見えるものに対してネガティブな印象を受けるものであるから、そのような人間の心理的な特徴を踏まえると、逆走車から見て奥方向から順に大きくなっていることにより一層怖気づかせることができる。
次に、前記強力ライトは、普通乗用車のドライバーの目線の高さ付近に設置されていることが望ましい。もちろん、車両には普通乗用車以外にもトラックやバスなどが存在する。
しかし、現時点においては、実際の逆走車の殆どすべてが高齢者などの運転にかかる車両であり、プロであるトラックやバスなどのドライバーが運転する車両の逆走車は殆ど存在しない。そのため、逆走防止のためには、まず一次的には、普通乗用自動車を運転するドライバーの目線の高さに近い高さに設置すれば良い。具体的には、地上1100mmの高さであることが望ましく、この高さは、ガードレール又はその上部の位置に相当する。また、ガードレールが存在しない場所においては、通路側壁上に前記強力ライトを設置することが考えられる。
図3は、ガードレール上に強力ライトを設置した場合の一例を示す図である。ガードレール(0301)上に強力ライト(0302)が設置されており、強力な光(0303)を発している。
さらに図4は、強力ライトが逆走車の走行方向と逆向きを指し示す形状である場合の一例を示す図である。ガードレール(0401)上に矢印形状の強力ライト(0402)が設置されており、強力な光(0403)を発している。
<変形例>
以上の実施例に加えて、その変形例として、逆走車であると検知された場合にはドライバーの目の前にバーないし暖簾が降りてくるという構成が考えられる。この場合には、通常では起こり得ない異常事態の発生にドライバーが怖気づくことになる。
その他、運転者に逆走であることを強く印象付ける方法としてはホログラム、ホログラフィーを利用することも考えられる。この技術では、何もない空間に像を映し出すことが可能なので、進行方向に障害物を投影したり道が行き止まりであるように投影することができ、運転者に強烈な印象を与えることができる。
また、順方向の走行には邪魔にならないが逆方向の走行には邪魔になるような路面の障害物を、逆走車を検知した時点で立ち上げることも考えられる。例えば、道幅いっぱいに邪魔板を立てるが、その傾きは逆走方向に鋭角になるように立てることが考えられる。そうすると、順走車のタイヤでは邪魔板は踏まれて路面に倒れるが、逆走車のタイヤでは路面に倒れないように構成できる。邪魔板は、弾性力をもって立てられており、順方向からの自動車に踏み倒されても再び同様の角度に立ち上がるように構成する。
また、逆走車を検知した場合、進行方向に沿って出口に向かっている車両との衝突を回避するため、出口に向かっている車両に対して知らせる工夫が存在することが望ましい。これが例えば「逆走車あり」という表示では、一般的に逆走車が多発している場所であるのか、それとも、その時に逆走車が出口から侵入して接近している緊急事態なのか伝わりにくいので、より注意を喚起できる表示態様であることが望ましい。例えば、「逆走車が接近しています」などの標識を強力ライトで点灯させるなどの工夫が考えられる。
自動車が高度にエレクトロニクス化される場合、例えば通信機能が備わり外部からも自動車をコントロール可能である場合には、逆走車と順走車の衝突を防止するため、逆走車の検知と同時に、通信を介して、逆走車又は/及び順走車に対し、エンジンを停止する命令を送ることが考えられる。
また、エンジンを停止するより前に、通信を介して、逆走車内又は/及び順走車内のオーディオシステムにて逆走である旨の音声を出力することも考えられる。この場合、逆走車内又は/及び順走車内でオーディオを利用中のときには、割り込み処理が可能なように自動車及び高規格幹線道路等の管理者側のシステムが構成されていることが好ましい。
また、自動車の自動運転化が進んだ場合、マニュアルで逆走したとき、逆走車に対して、マニュアルから自動制御に強制的に切り替えた上で、逆走方向から復帰する方向に自動運転するよう命令を出力する構成としても良い。この強制的な復帰動作は、そもそも逆走する直前に働くようにシステム化することも考えられる。復帰する方向への自動運転は、いわゆる停止及びバックを含むものであっても良い。このような目的に適うように自動車を構成するためには、バック方向の自動運転も可能なように自動車にセンサー類を配備することが必要である。
以上により、より一層確実に逆走を防止することができる。
実施の形態3.
本実施の形態における逆行防止システムは、実施の形態1及び実施の形態2の逆走防止システムを歩行者や自転車などの逆行一般に応用したものである。本実施の形態における逆行防止システムは、「逆行検知装置」と「強力ライト」とからなる。
以下、本の形態の構成要件である「逆行検知装置」と「強力ライト」の具体的な中身につき、説明する。
<逆行検知装置の機能>
「逆行検知装置」は、一方通行の出入口通路に設置される。一般的に、歩行者や自転車の逆行の原因は、一方通行の出入口通路を間違えて逆向きに進入してしまう点にある。そのため、逆行を早い段階で検知するためには、一方通行の出入口通路に設置することが望ましい。
また、ここで用いる検知機能は、誤って順行主体を検知することなく正確に逆行主体を検知するものであることが望ましい。そのため、検知対象者の移動方向を正確に検知するための工夫があることが望ましい。具体的には、「レーダセンサー」や「レーザーセンサー」を用いて人間との距離を時間変化で観察し、例えば、時間経過に伴って距離が近くなっているのであれば、逆行検知装置に近付いている人間として逆行主体であると判断するという具合である。
また、検知装置は、人間の移動を把握できるものであれば良く、必ずしも1つの原理に基づく必要もない。例えば、赤外線反応、移動において生ずる音、人間と外気との温度差などを検知する方法であっても良いし、さらにはこれらを複合的に勘案して逆行を判別しても良い。
このような「逆行検知装置」により、正確に逆行主体を特定することができる。
<強力ライトの機能>
「強力ライト」とは、逆行検知装置が逆行を検知した場合に前記出入口通路に沿って所定長にわたって逆行主体が視認継続可能に配置されるものである。
「所定長」とは、強力ライトが設置されている距離ないし範囲のことを意味する。逆行主体は、逆行であることに気付くまでの間、逆行し続けるのが通常なので、一定時間にわたって強力ライトによる光を逆行主体に対して当てるのであれば、強力ライトは、一定の距離又は範囲において逆行主体が視認可能なように設置されていることが重要である。そうすると、例えば複数の強力ライトを配置する場合を例とすれば、1から5mおきに、10mから20mに渡って強力ライトが配置されていることが望ましい。なお、強力ライトを複数にすることにより、その個数を増やせば増やすほど逆行主体に対して強力ライトの光により逆行を知らせる距離を延長することができるので、より確実に逆行を防止することができる。
強力ライトの点灯時間については、節電の観点から余分な時間の点灯がなく、かつ、逆行主体を怖気づかせるのに十分な時間であることが必要となる。単数の強力ライトによる場合には継続的に点灯することで心理的に怖気づかせることになる。具体的には、5秒から10秒にわたって継続的に点灯することが望ましい。他方、例えば強力ライトの明かりが逆行から見て奥の方から逆行に向かってくるように見せるため、複数のライトを連続的に点灯するなどの方法により心理的に怖気づかせるのであれば、短くても良い。具体的には、0.1秒から1.0秒にわたって点灯するというもので十分な効果を奏し得る。
「逆行主体が視認継続可能に配置」とは、逆行主体が注視しなくても当然に視認できる位置であることが望ましい。例えば、高さについては逆行主体の目線と同じ高さの位置であることが望ましい。逆行主体の目線と同じ高さは、逆行主体の身長によっても異なるものである。そこで、例えば、逆行検知装置における逆行の検知の際に、逆行主体の身長を測定し、その結果を反映させた高さにライト位置を調整する機能を備えていても良い。また、ライトの配置位置で調整するのではなく、ライトの角度で調整しても良い。
さらに、逆行主体の方向に強力ライトの向きを調節することによって、逆行主体には強い光を当てて、順行している者には光を当てないという工夫が考えられる。
「強力ライト」の照度や仕様については、実施の形態1で述べたことと同様である。
<まとめ>
以上により、逆行ではないと思い込んでいる逆行主体に対して逆行である事実を気付かせることができる逆行防止システムを提供することができる。また、そのような課題達成に止まることなく、同時に、センサー(逆行車検知装置)が、逆行主体を正確に検知するための工夫を備えている逆行防止システムを提供することができる。これにより、一方通行の交通整理などを遵守させることができるし、逆行による事故の防止にも繋がる。
<変形例>
「強力ライト」につき、更に以下のような特徴のいずれか1つ以上を備えている逆行防止システムを提供する。
まず、前記強力ライトは、逆行方向と逆向きを指し示す形状(例えば、矢印形状)と配列をしていることが望ましい。これにより、逆行主体に対して、正しい進行方向を示す矢印と逆向きに走行していることを認識させ、逆行であることに気付かせることができる。
次に、前記強力ライトは、複数が前記出入口通路に沿って並べられており、逆行主体から見て奥方向から順に点灯して逆行主体に光が向かってくるように見せる強力ライト制御部を有することが望ましい。心理的に怖気づかせる観点において、人間は、自分の方向に向かってくるものに対してネガティブな印象を受けるものである。そのため、怖気づかせる効果をより一層発揮することができる。
この前記出入口通路に沿って並べられている複数の強力ライトは、逆行主体から見て奥方向から順に大きくなっていることが望ましい。人間は、拡大して見えるものに対してネガティブな印象を受けるものであるから、そのような人間の心理的な特徴を踏まえると、逆行主体から見て奥方向から順に大きくなっていることにより一層怖気づかせることができる。
逆行を検知した場合、進行方向に沿って進行している人間との衝突を回避するため、進行方向に沿って進行している人間に対して知らせる工夫が存在することが望ましい。これが例えば「逆行者あり」という表示では、一般的に逆行が多発している場所であるのか、それとも、その時に逆行主体が出口から侵入して接近しているのかが伝わりにくいので、より注意を喚起できる表示態様であることが望ましい。例えば、「逆行している人が接近しています」などの標識を強力ライトで点灯させるなどの工夫が考えられる。
以上の変形例により、より一層確実に逆行を防止することができる。
実施の形態4.
本実施の形態では、逆走車のドライバーに対向車が迫ってきていると思わせることにより逆走を認識させる逆走防止システムを説明する。
図11は、本実施の形態に係る逆走防止システム100の構成例を示す。
本実施の形態に係る逆走防止システム100は、逆走警告装置10、センサー41〜45、強力ライト対61〜65、デジタルサイネージ71、デジタルサイネージ72で構成される。
逆走防止システム100は、高規格幹線道路等の出口通路のような、一方通行道路に配置される。
車両20は、一方通行道路を逆走する逆走車である。車両30は、一方通行道路を順走する順走車である。
逆走警告装置10は、センサー41〜45、ライト対61〜65、デジタルサイネージ71、デジタルサイネージ72に接続されている。
逆走警告装置10は、逆走車が検知された場合に、ライト対61〜65を点灯させて逆走車のドライバーに対向車が迫ってきていると思わせて、逆走中であることを気付かせる。また、逆走警告装置10は、デジタルサイネージ71にメッセージを出力して、逆走車のドライバーに路肩への退避を促す。
また、逆走警告装置10は、デジタルサイネージ72にメッセージを出力して、順走車のドライバーに逆走車があることを通知する。
逆走警告装置10の詳細は後述する。
センサー41とセンサー42は、一方通行道路の出口付近に配置される。
センサー41とセンサー42は、逆走車検知装置を構成する。
センサー41とセンサー42という2つのセンサーが配置されていることで、車両の進行方向を検知することができる。
逆走があった場合は、センサー41、センサー42の順で車両の通行が検知される。センサー41が車両の通行を検知した後にセンサー42が車両の通行を検知した場合に、センサー42が、逆走車が検知されたことを通知する逆走検知通知を逆走警告装置10に送信する。一方、センサー42が車両の通行を検知した後にセンサー41が車両の通行を検知した場合は、当該車両は順走車なので、逆走警告装置10には逆走検知通知は送信されない。
なお、センサー41とセンサー42の代わりに、実施の形態1で説明したレーザーセンサーを用いてもよい。
センサー43は、一方通行道路の路肩付近に配置される。
センサー43は、逆走車の一方通行道路からの退避を検知し、退避検知装置を構成する。
センサー43は、車両の通行を検知した場合に、逆走車が一方通行道路から退避したことを通知する退避検知通知を逆走警告装置10に送信する。
なお、図11では、センサー43はセンサー42とライト対61の間の位置に配置されているが、センサー43の位置は図1の位置に限定されない。
センサー44は、一方通行道路の入口付近に配置される。
センサー44は、順走車検知装置を構成する。
センサー44は、車両の通行を検知した場合に、順走車が検知されたことを通知する順走検知通知を逆走警告装置10に送信する。
ライト対61〜65は、実施の形態1〜3で説明した強力ライトであってもよいし、別のライトであってもよい。但し、ライト対61〜65は、普通車両のヘッドライトと同等以上の明るさである必要がある。
ライト対61〜65は、逆走車に光を照射する方向で規定の間隔で縦列に配置されている。ライト対の間の間隔は40メートルである。また、センサー42に最も近いライト対61は、例えばセンサー42と100メートル離れている。なお、上記の100メートル、40メートルは一例であり、他の長さであってもよい。
また、ライト対61〜65は、普通車両のヘッドライトと同等の高さに配置されている。また、ライト対61〜65において対になっている2つのライトは、一方通行道路の左右に配置される。このため、2つのライトの間隔は普通車両のヘッドライトの間隔よりも広くなるが、2つのライトの指向方向を内向きにすることにより逆走者のドライバーに対向車のヘッドライトが光っていると思わせることができる。このように、ライト対61〜65は、逆走車のドライバーに自身が一方通行道路を逆走していることを認識させる形態で発光する。
デジタルサイネージ71は、逆走車のドライバーが視認できる位置に配置されたディスプレイ装置である。デジタルサイネージ71は、逆走車に向けたメッセージを表示する。デジタルサイネージ71は、例えば、「路肩に寄れ」というメッセージを表示する。
デジタルサイネージ72は、順走車のドライバーが視認できる位置に配置されたディスプレイ装置である。デジタルサイネージ72は、順走車に向けたメッセージを表示する。デジタルサイネージ72は、例えば、「逆走車あり」というメッセージを表示する。
図12は、本実施の形態に係る逆走警告装置10の構成例を示す。
逆走警告装置10は、ハードウェア構成として、通信装置14、プロセッサ15及び記憶装置16を備えるコンピュータである。
また、逆走警告装置10は、機能構成として、受信部11、点灯制御部12及びメッセージ制御部13を備える。
通信装置14は、センサー42〜44、ライト対61〜65、デジタルサイネージ71及びデジタルサイネージ72と通信する。
記憶装置16には、受信部11、点灯制御部12及びメッセージ制御部13の機能を実現するプログラムが記憶されている。
そして、プロセッサ15がこれらプログラムを実行して、後述する受信部11、点灯制御部12及びメッセージ制御部13の動作を行う。
図2では、プロセッサ15が受信部11、点灯制御部12及びメッセージ制御部13の機能を実現するプログラムを実行している状態を模式的に表している。
受信部11は、通信装置14を介して、センサー42から逆走検知通知を受信する。また、受信部11は、通信装置14を介して、センサー43から退避検知通知を受信する。また、受信部11は、通信装置14を介して、センサー44から順走検知通知を受信する。
点灯制御部12は、受信部11により逆走車検知通知が受信された場合に、逆走車から遠いライトから順に各ライト対を規定の点灯時間の間点灯させ、点灯時間の後に消灯させる。点灯制御部12は、各ライト対の点灯時間の間の点灯と点灯時間の後の消灯とにより、一方通行道路で想定される車両走行速度で光を逆走車に向かわせる。つまり、点灯制御部12は、逆走車のドライバーが車両のヘッドライトが自身に向かって進んできていると感じるようにライト対61〜65の点灯時間を制御する。逆走車のドライバーは、ヘッドライトを点灯させた対向車が自身に向かって迫ってくるように感じる。このため、逆走車のドライバーは自身が一方通行道路を逆走していることを認識することができる。
点灯制御部12は、例えば、ライト対61〜65の各々に点灯指示を送信してライト対61〜65を点灯させる。また、点灯制御部12は、例えば、ライト対61〜65の各々に消灯指示を送信してライト対61〜65を消灯させる。点灯指示はライト対61〜65の点灯を指示する制御信号である。消灯指示はライト対61〜65の消灯を指示する制御信号である。
また、点灯制御部12は、受信部11により退避検知通知が受信された場合にも、点灯中のライト対を消灯させる。
メッセージ制御部13は、デジタルサイネージ71に、逆走車のドライバーに一方通行道路から退避するよう指示するメッセージを表示させる。メッセージ制御部13は、例えば、前述の「路肩に寄れ」というメッセージを表示するようデジタルサイネージ71に指示する。
また、メッセージ制御部13は、デジタルサイネージ72に、順走車のドライバーに一方通行道路に逆走車がいることを通知するメッセージを表示させる。メッセージ制御部13は、例えば、前述の「逆走車あり」というメッセージを表示するようデジタルサイネージ71に指示する。
次に、本実施の形態に係る逆走防止システムにおける動作例を説明する。
車両20が一方通行道路を逆走すると、センサー41が、車両の通過を検知する。センサー41は車両の通過を検知したらセンサー42に車両の通過を検知したことを通知する。センサー42はセンサー41から通知があった後に車両の通過を検知した場合に、逆走があったと判定し、逆走検知通知を逆走警告装置10に送信する。
逆走警告装置10では、通信装置14を介して受信部11が逆走検知通知を受信する。そして、受信部11は、逆走検知通知の受信を点灯制御部12に通知する。
点灯制御部12は、逆走検知通知の受信が通知されると、車両20から最も遠いライト対であるライト対65に点灯指示を通信装置14を介して送信する。ライト対65は、点灯指示に従って点灯する。
次に、点灯制御部12は、ライト対65に対する消灯指示とライト対64に対する点灯指示を送信する。ライト対65は消灯指示に従って消灯し、同時にライト対64は点灯指示に従って点灯する。
次に、点灯制御部12は、ライト対64に対する消灯指示とライト対63に対する点灯指示を送信し、ライト対64が消灯指示に従って消灯し、同時にライト対63が点灯指示に従って点灯する。
以降、同様にして、点灯制御部12はライト対の並び順に従って、点灯指示及び消灯指示の送信を繰り返す。点灯制御部12は、ライト対61に対しては、受信部11により退避検知通知が受信されるまでは、消灯指示を送信しない。つまり、車両20が退避エリア(路肩等)に退避するまでライト対61は点灯を続ける。
各ライト対の点灯時間は例えば1秒間である。つまり、点灯制御部12は、あるライト対に点灯指示を送信し、1秒後に当該ライト対に消灯指示を送信する。
この結果、ライト対65が1秒間点灯した後に消灯し、同時にライト対64が点灯し、1秒後にライト対64が消灯し、同時にライト対63が点灯し、1秒後にライト対63が消灯し、同時にライト対62が点灯し、1秒後にライト対62が消灯し、同時にライト対61が点灯する。
このように点灯時間を制御することで、ヘッドライト光が時速60km/h程度で車両20に向かっていくような視覚効果を得ることができる。車両20のドライバーは対向車が時速60km/h程度で自身に向かって来ていると感じ、危険を避けようと退避エリアへ退避する。
また、点灯制御部12は、ライト対65への点灯指示の送信に並行して、メッセージ制御部13に逆走検知通知の受信を通知する。
メッセージ制御部13は、逆走検知通知の受信が通知されると、通信装置14を介してデジタルサイネージ71にメッセージの表示を指示する。この結果、デジタルサイネージ71は、「路肩に寄れ」等のメッセージを表示する。
また、センサー42が逆走車の通行を検知した後に、センサー44が順走車の通行を検知して順走検知通知を逆走警告装置10に送信した場合は、受信部11が通信装置14を介して順走検知通知を受信し、点灯制御部12に順走検知通知の受信を通知する。そして、点灯制御部12はメッセージ制御部13に順走検知通知の受信を通知する。
メッセージ制御部13は、順走検知通知の受信が通知されると、通信装置14を介してデジタルサイネージ72にメッセージの表示を指示する。この結果、デジタルサイネージ72は、「逆走車あり」等のメッセージを表示する。
車両20が退避エリアに退避した場合は、センサー43が車両20の通過を検知し、退避検知通知を逆走警告装置10に送信する。
逆走警告装置10では、通信装置14を介して受信部11が退避検知通知を受信する。そして、受信部11は、退避検知通知の受信を点灯制御部12に通知する。
点灯制御部12は、退避検知通知の受信が通知されると、点灯中のライト対61に消灯通知を通信装置14を介して送信して、ライト対61を消灯させる。
また、点灯制御部12はメッセージ制御部13に退避検知通知の受信を通知する。
メッセージ制御部13は、通信装置14を介してデジタルサイネージ71及びデジタルサイネージ72にメッセージの表示の停止を指示する。この結果、デジタルサイネージ71及びデジタルサイネージ72は、メッセージの表示を停止する。
このように、本実施の形態では、複数のライト対を順次点灯させることで、ヘッドライト光が逆走車に向かっていくような視覚効果を得ることができ、逆走車のドライバーに対向車が自身に向かって来ていると感じせることができ、逆走車のドライバーに一方通行道路からの退避を促すことができる。
また、デジタルサイネージに逆走車のドライバー向けのメッセージを表示することでも、逆走車のドライバーに一方通行道路からの退避を促すことができる。
更に、デジタルサイネージに順走車のドライバー向けのメッセージを表示することで、順走車のドライバーの注意を喚起することができる。
なお、上記では、複数のライト対を縦列に配置し、複数のライト対を順次発光させることとしたが、単体のライトを複数縦列に配置し、複数のライトを順次発光させるようにしてもよい。この場合は、1つの光が逆走車に向かって進むように見えるため、逆走車のドライバーは二輪車が自身に向かって走って来ていると感じる。この場合でも、逆走車のドライバーは衝突を避けようとして一方通行道路から退避すると考えられる。
また、上記では、ライト対65〜62の点灯時間を1秒間にすることでヘッドライト光が時速60km/h程度で進むようにする例を説明した。しかし、点灯時間を増減することで、ヘッドライト光の進む速度を変化させてもよい。
また、上記では、1台の対向車がヘッドライトを点灯させて車両20に向かって走行しているかのような視覚効果を得る制御を点灯制御部12が行う例を説明した。これに代えて、点灯制御部12は、複数台の対向車が順に車両20に向かって走行しているかのような視覚効果を得る制御を行ってもよい。
具体的には、点灯制御部12は、逆走車から遠いライト対から順に各ライト対を規定の点灯時間の間点灯させ、点灯時間の後に消灯させ、更に規定の消灯時間の後に点灯時間の間再点灯させ、当該点灯時間の後に再消灯させる制御を行う。例えば、点灯制御部12は、ライト対65を1秒間点灯させた後消灯させ、ライト対64を1秒間点灯させた後消灯させ、ライト対63を1秒間点灯させた後消灯させる。この後、点灯制御部12は、ライト対62とライト対65をそれぞれ1秒間点灯させた後消灯させる。次に、ライト対61を点灯させて続けるとともに、ライト対64を1秒間点灯させた後消灯させる。更に、ライト対63、ライト対62の順にそれぞれ1秒間点灯させる。このようにすることで、2台の対向車が連続して逆走車に向かって走行しているかのような視覚効果を得ることができる。
また、上記では、点灯制御部12は、点灯指示と消灯指示を繰り返し送信することとしたが、点灯指示のみを繰り返し送信するようにしてもよい。すなわち、ライト対65〜62の点灯時間を予め1秒と設定しておくことで、点灯指示の送信のみで、ライト対65〜62において点灯と消灯を繰り返させることができる。
また、上記では、センサー43に加え、センサー42が退避検知通知を逆走警告装置10に送信するようにしてもよい。具体的には、センサー42は、逆走検知通知を逆走警告装置10に送信した後に車両20の通過を検知した場合、すなわち、車両20がバックすることで一方通行道路を退避した場合に、退避検知通知を逆走警告装置10に送信する。退避検知通知を受信した後の逆走警告装置10の動作は上記した通りである。
実施の形態5.
図13は、本実施の形態に係る逆走防止システム100の構成例を示す。
図13では、図11のデジタルサイネージ71の代わりに無線通信機器81が配置され、デジタルサイネージ72の代わりに無線通信機器82が配置されている。
無線通信機器81及び無線通信機器82はETC2.0に対応した無線通信機器である。つまり、無線通信機器81及び無線通信機器82は、狭域通信用の無線通信機器である。無線通信機器81及び無線通信機器82は、具体的にはDSRC(Dedicated Short Range Communications)によりメッセージを車両に送信する。
無線通信機器81及び無線通信機器82以外の構成要素は、図11に示すものと同じであるため、説明を省略する。
また、本実施の形態でも逆走警告装置10の構成例は図12に示す通りである。
以下では、主に実施の形態4との差異を説明する。以下で説明していない事項は実施の形態4と同じである。
本実施の形態では、メッセージ制御部13は、逆走検知通知の受信が通知された場合に、逆走車のドライバーに一方通行道路から退避するよう指示するメッセージを無線通信機器81に送信させる。具体的には、メッセージ制御部13は通信装置14を介して無線通信機器81にメッセージの送信を指示する。無線通信機器81は、例えば、「逆走しています、路肩に寄って下さい」等のメッセージをDSRCにより送信する。当該メッセージを受信した車両20では、ダッシュボード上に当該メッセージを表示し、また、スピーカから当該メッセージを音声出力する。
また、本実施の形態では、メッセージ制御部13は、順走検知通知の受信が通知された場合に、順走車のドライバーに逆走車の存在を通知するメッセージを無線通信機器82に送信させる。具体的には、メッセージ制御部13は通信装置14を介して無線通信機器82にメッセージの送信を指示する。無線通信機器82は、例えば、「逆走車が向かって来ています、退避して下さい」等のメッセージをDSRCにより送信する。当該メッセージを受信した車両30では、ダッシュボード上に当該メッセージを表示し、また、スピーカから当該メッセージを音声出力する。
メッセージ制御部13が無線通信機器81及び無線通信機器82からメッセージを送信させる点以外は、実施の形態4と同様である。
本実施の形態では、車両のダッシュボード上にメッセージを表示させ、またスピーカからメッセージを音声出力させる。このため、実施の形態4のデジタルサイネージへのメッセージの表示と比較して、より直接的にドライバーの注意を喚起することができる。
なお、実施の形態4と実施の形態5とを組み合わせてもよい。つまり、メッセージ制御部13は、デジタルサイネージ71に逆走車のドライバーへのメッセージを表示させるとともに無線通信機器81に当該メッセージを送信させてもよい。また、つまり、メッセージ制御部13は、デジタルサイネージ72に順走車のドライバーへのメッセージを表示させるとともに無線通信機器82に当該メッセージを送信させてもよい。このようにすることで、より確実にドライバーの注意を喚起することができる。
実施の形態6.
図14は、本実施の形態に係る逆走防止システム100の構成例を示す。
図13では、図11のライト対61〜65の代わりにライト対65のみが配置されている。
ライト対65は、例えばセンサー42と260メートル離れている。なお、上記の260メートルは一例であり、他の長さであってもよい。
なお、ライト対65のみが配置されている点以外は、図11と同じである。
また、本実施の形態でも逆走警告装置10の構成例は図12に示す通りである。
以下では、主に実施の形態4との差異を説明する。以下で説明していない事項は実施の形態4と同じである。
本実施の形態では、1つのライト対65のみで実施の形態4で説明した視覚効果と同じ視覚効果を得る。
具体的には、逆走警告装置10の点灯制御部12は、逆走検知通知の受信を通知された場合に、ライト対65の照度を徐々に増加する。これにより、車両20のドライバーは、自身に向かってヘッドライトが近づいて来るように感じ、衝突を避けるために一方通行道路から退避する。
なお、複数のライト対を順に点灯させる代わりにライト対65の照度を徐々に増加させる点以外の動作は実施の形態4に示すものと同じである。
ここで、ライト対65の照度を徐々に増加させる方法を説明する。
ライト対65の照度は、ライト対65のライトに流れる電流の強さで可変させることができる。逆送警告装置10の点灯制御部12がライト対65を点灯させる信号を受信した際、ライト対65を点灯させるために、ライト対65と接続されている電源ケーブルの電流をライト対65を点灯させるための電流値の50%から60%、70%と徐々に増加させ、100%まで増加させる。このようにすることでライト対65は自身の照度を50%から100%と増加させることが可能である。その際、照度を50%から100%まで増加させるための時間は、1秒程度とする。
また、ここでは、ライト対65の照度を徐々に増加させることを示したが、1秒がたち照度100%となったら一旦ライト対65を消灯し、また、照度50%から100%まで照度を増加させて消灯することを繰り返し、点灯制御部12はライト対65を明滅しているように稼働させてもよい。
なお、上記では、ライト対の照度を徐々に増加させることとしたが、単体のライトの照度を徐々に増加させるようにしてもよい。この場合は、1つの光が逆走車に向かって進むように見えるため、逆走車のドライバーは二輪車が自身に向かって走って来ていると感じる。この場合でも、逆走車のドライバーは衝突を避けようとして一方通行道路から退避すると考えられる。
また、実施の形態5に示すように、デジタルサイネージ71、72の代わりに無線通信機器81、82を用いてもよい。また、デジタルサイネージ71、72とともに無線通信機器81、82を用いてもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、これらの実施の形態のうち、2つ以上を組み合わせて実施しても構わない。
あるいは、これらの実施の形態のうち、1つを部分的に実施しても構わない。
あるいは、これらの実施の形態のうち、2つ以上を部分的に組み合わせて実施しても構わない。
なお、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
最後に、逆走警告装置10のハードウェア構成の補足説明を行う。
図2に示すプロセッサ15は、プロセッシングを行うIC(Integrated Circuit)である。
プロセッサ15は、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)等である。
記憶装置16は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)等である。
通信装置14は、例えば、通信チップ又はNIC(Network Interface Card)である。
また、記憶装置16には、OS(Operating System)も記憶されている。
そして、OSの少なくとも一部がプロセッサ15により実行される。
プロセッサ15はOSの少なくとも一部を実行しながら、受信部11、点灯制御部12及びメッセージ制御部13の機能を実現するプログラムを実行する。
図2では、1つのプロセッサが図示されているが、逆走警告装置10が複数のプロセッサを備えていてもよい。
また、受信部11、点灯制御部12及びメッセージ制御部13の処理の結果を示す情報やデータや信号値や変数値が、記憶装置16、又は、プロセッサ15内のレジスタ又はキャッシュメモリに記憶される。
また、受信部11、点灯制御部12及びメッセージ制御部13の機能を実現するプログラムは、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ブルーレイ(登録商標)ディスク、DVD等の可搬記憶媒体に記憶されてもよい。
また、受信部11、点灯制御部12及びメッセージ制御部13の「部」を、「回路」又は「工程」又は「手順」又は「処理」に読み替えてもよい。
また、逆走警告装置10は、ロジックIC(Integrated Circuit)、GA(Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)といった電子回路により実現されてもよい。
この場合は、受信部11、点灯制御部12及びメッセージ制御部13は、それぞれ電子回路の一部として実現される。
強力ライト:0101、0201、0302、0402、0501、1001
光:0102、0202、0303,0403、0502
自動車(逆走車):0103、0203、0503
ドライバー:0104、0204
ガードレール:0301、0401
LED:1002
逆走警告装置:10
受信部:11
点灯制御部:12
メッセージ制御部:13
通信装置:14
プロセッサ:15
記憶装置:16
車両:20、30
センサー:41、42、43、44
ライト対:61、62、63、64、65
デジタルサイネージ:71、72
無線通信機器:81、82
逆走防止システム:100

Claims (25)

  1. 高規格幹線道路及び/又は都市高速道路の出口通路に設置する逆走車検知装置と、
    逆走車検知装置が逆走車を検知した場合に前記出口通路に沿って所定長にわたって逆走車のドライバーが視認継続可能に配置される強力ライトと、
    からなる逆走防止システム。
  2. 前記強力ライトは、逆走車の走行方向と逆向きを指し示す形状と配列をしている請求項1に記載の逆走防止システム。
  3. 前記強力ライトは、複数が前記出口通路に沿って並べられており、逆走車から見て奥方向から順に点灯して逆走車に光が向かってくるように見せる強力ライト制御部を有する請求項1又は2に記載の逆走防止システム。
  4. 前記強力ライトは、普通乗用車のドライバーの目線の高さ付近に設置される請求項1から3のいずれか一に記載の逆走防止システム。
  5. 前記強力ライトは、通路側壁上に設置される請求項1から4のいずれか一に記載の逆走防止システム。
  6. 一方通行の出入口通路に設置する逆行検知装置と、
    逆行検知装置が逆行を検知した場合に前記出入口通路に沿って所定長にわたって逆行主体が視認継続可能に配置される強力ライトと、
    からなる逆行防止システム。
  7. 前記強力ライトは、逆行方向と逆向きを指し示す形状と配列をしている請求項6に記載の逆行防止システム。
  8. 前記強力ライトは、複数が前記出入口通路に沿って並べられており、逆行主体から見て奥方向から順に点灯して逆行主体に光が向かってくるように見せる強力ライト制御部を有する請求項6又は7に記載の逆行防止システム。
  9. 前記強力ライトは、逆行主体の目線の高さ付近に設置される請求項6から8のいずれか一に記載の逆行防止システム。
  10. 前記強力ライトは、通路側壁上に設置される請求項6から9のいずれか一に記載の逆行防止システム。
  11. 一方通行道路を逆走する逆走車を検知する逆走車検知装置に接続され、
    前記逆走車に光を照射する方向で前記一方通行道路に配置されているライトを制御する逆走警告装置であって、
    前記逆走車検知装置から前記逆走車が検知されたことを通知する逆走車検知通知を受信する受信部と、
    前記受信部により前記逆走車検知通知が受信された場合に、前記ライトを点灯させる点灯制御部とを有する逆走警告装置。
  12. 前記ライトは、
    前記一方通行道路に沿って規定の間隔で縦列に配置されている複数のライトであり、
    前記点灯制御部は、
    前記受信部により前記逆走車検知通知が受信された場合に、前記逆走車から遠いライトから順に各ライトを点灯させる請求項11に記載の逆走警告装置。
  13. 前記点灯制御部は、
    前記逆走車から遠いライトから順に各ライトを規定の点灯時間の間点灯させ前記点灯時間の後に消灯させる請求項12に記載の逆走警告装置。
  14. 前記点灯制御部は、
    各ライトの前記点灯時間の間の点灯と前記点灯時間の後の消灯とにより、前記一方通行道路で想定される車両走行速度で光を前記逆走車に向かわせる請求項13に記載の逆走警告装置。
  15. 前記複数のライトは、
    前記一方通行道路に沿ってライト対が前記規定の間隔で縦列に配置されて構成されており、
    前記点灯制御部は、
    前記逆走車から遠いライト対から順に各ライト対を規定の点灯時間の間点灯させ前記点灯時間の後に消灯させる請求項12に記載の逆走警告装置。
  16. 前記点灯制御部は、
    前記逆走車から遠いライト対から順に各ライト対を規定の点灯時間の間点灯させ前記点灯時間の後に消灯させ更に規定の消灯時間の後に前記点灯時間の間再点灯させ前記点灯時間の後に再消灯させる請求項15に記載の逆走警告装置。
  17. 前記逆走警告装置は、
    前記逆走車のドライバーに自身が前記一方通行道路を逆走していることを認識させる形態で発光するライトを制御する請求項11に記載の逆走警告装置。
  18. 前記点灯制御部は、
    前記ライトの照度を徐々に増加する請求項11に記載の逆走警告装置。
  19. 前記ライトは、
    ライト対であり、
    前記点灯制御部は、
    前記ライト対の照度を徐々に増加する請求項11に記載の逆走警告装置。
  20. 前記ライトは、
    ライト対であり、
    前記点灯制御部は、
    前記ライト対の照度を徐々に増加し、ライト対の照度が最大になったら一旦消灯し、再度ライト対の照度を徐々に増加させ、ライト対を明滅させる請求項11に記載の逆走警告装置。
  21. 前記逆走警告装置は、
    前記逆走車の前記一方通行道路からの退避を検知する退避検知装置に接続されており、
    前記受信部は、
    前記退避検知装置から前記一方通行道路からの退避が検知されたことを通知する退避検知通知を受信し、
    前記点灯制御部は、
    前記受信部により前記退避検知通知が受信された場合に、前記ライトを消灯させる請求項11に記載の逆走警告装置。
  22. 前記逆走警告装置は、更に、
    前記逆走車のドライバーが視認できる位置に配置されたディスプレイ装置に、前記逆走車のドライバーに前記一方通行道路から退避するよう指示するメッセージを表示させるメッセージ制御部を有する請求項11に記載の逆走警告装置。
  23. 前記逆走警告装置は、更に、
    前記一方通行道路の順走車のドライバーが視認できる位置に配置されたディスプレイ装置に、前記順走車のドライバーに前記一方通行道路に逆走車がいることを通知するメッセージを表示させるメッセージ制御部を有する請求項11に記載の逆走警告装置。
  24. 前記逆走警告装置は、更に、
    前記一方通行道路に配置された狭域通信用の無線通信機器に、前記逆走車のドライバーに前記一方通行道路から退避するよう指示するメッセージを送信させるメッセージ制御部を有する請求項11に記載の逆走警告装置。
  25. 前記逆走警告装置は、更に、
    前記一方通行道路に配置された狭域通信用の無線通信機器に、前記一方通行道路の順走車のドライバーに前記一方通行道路に逆走車がいることを通知するメッセージを送信させるメッセージ制御部を有する請求項11に記載の逆走警告装置。
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