JP2017106578A - 摩擦係合装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】引き摺り損失の軽減と冷却性能の向上とを両立させた摩擦係合装置を提供する。【解決手段】アウタプレート62およびインナプレート63は、ケース49内の収容室65に配置され、ピストン64の移動により互いが係合する係合状態と係合が解放される解放状態との間で状態が変化する。制御部は、係合状態に変える係合位置、解放状態に変える解放位置、および係合位置と解放位置との間に設定された中間位置にピストン64をそれぞれ移動させる制御を行う。第2腕部70は、ピストン64に連動して移動するとともに、ピストン64が解放位置に移動したときに潤滑油73を収容室65に供給するための第1孔67を閉じる閉じ位置に移動し、またピストン64が中間位置に移動したときには第2孔69により第1孔67を開く開き位置に移動する。【選択図】図4

Description

本発明は、例えば車両の自動変速機に使用される摩擦係合装置に関し、詳しくは複数の摩擦部材に潤滑油を供給する摩擦係合装置に関する。
従来、例えば車両の自動変速機に使用される摩擦係合装置が知られている。摩擦係合装置は、複数のインナプレートと各インナプレートの間に配置された複数のアウタプレートとを備えている。複数のインナプレートおよび複数のアウタプレートは、摩擦部材を構成しており、ピストンの進退により一方向に押圧されることで互いが係合する係合状態と係合が解放される解放状態とに状態が変わる。これらの状態に移行する間では摩擦部材の互いがスリップ係合する。潤滑油は、スリップ係合による焼き付きを防ぐために供給される。ところで、摩擦係合装置では、解放状態にて潤滑油を供給すると、潤滑油によって引き摺り損失が発生することがある。例えば摩擦係合装置が解放状態のときには、潤滑油が摩擦部材の回転数差によりせん断される。このため、潤滑油の量が多いと引き摺り損失が大きくなり、摩擦係合装置の効率を低下させる。
そこで、解放状態のときに生じる引き摺り損失を防ぐように構成された湿式多板クラッチが知られている(例えば、特許文献1参照)。湿式多板クラッチは、アウタプレートとインナプレートとが互いに離間した解放状態よりもピストンの押圧によってアウタプレートとインナプレートとが摩擦係合された係合状態の方が、スライド通油孔とインナ通油孔との間における潤滑油の流通抵抗が小さくなるように構成されている。これによれば、係合状態では、スライド通油孔とインナ通油孔との間の流通抵抗が小さくなるため、接合部への潤滑油の供給量を多くすることができ、潤滑油を通じて接合部における摩擦熱を充分に放熱し、プレートの焼き付を防止することができる。また、解放状態では、スライド通油孔とインナ通油孔との間における潤滑油の流通抵抗が大きくなるため、インナプレートとアウタプレートとの間に供給される潤滑油の量を抑制することができる。
他の摩擦係合装置としては、例えばピストンを押圧位置から元の位置に戻すためのリターンスプリングを2つのスプリングで構成し、2つのスプリングによってピストンの押圧力に対する反力をピストンの移動区間のうちの異なる区間に作用させることで、摩擦部材の係合の応答性と引き摺り損失の軽減とを両立させたものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2013−190053号公報 特開2008−215503号公報
しかしながら、上記湿式多板クラッチでは、係合状態から解放状態に向けて状態が変化することに伴い潤滑油の供給が徐々に漸減する構成になっている。そのため、潤滑油を常時供給するような湿式多板と比較して、解放状態のときに潤滑油の供給が係合状態に比べて少なくなるため、引き摺り損失を軽減することができる。しかし、解放状態においては、その前の移行を含み潤滑油の供給が減少されているため、発熱量が大きくなる条件下では冷却性能が不足して、摩擦部材の温度が上昇してしまうおそれがある。
この発明は、上記の技術的課題に着目してなされたものであって、引き摺り損失の軽減と摩擦部材の冷却性能の向上とを両立させた摩擦係合装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、この発明は、ケースの内部に一方向に移動自在に配置された押圧部材と、前記ケースの内部に区画された収容室に配置されており、前記押圧部材の移動により互いが係合する係合状態と前記係合が解放される解放状態との間で状態が変化する第1摩擦部材および第2摩擦部材と、を備えた摩擦係合装置において、前記係合状態に変化させる係合位置、前記解放状態に変化させる解放位置、および前記係合位置と前記解放位置との間に設定された中間位置のそれぞれの位置への前記押圧部材の移動を制御する制御部と、前記押圧部材と連動して移動するとともに、前記押圧部材が前記解放位置に移動したときに潤滑油を前記収容室に供給するための油路を閉じる閉じ位置に移動し、前記押圧部材が前記中間位置に移動したときには前記油路を開く開き位置に移動する開閉部材と、を備えたことを特徴とするものである。
この発明によれば、ピストンを解放位置に移動させたときには開閉部材が油路を閉じる閉じ位置に移動される。ピストンを係合位置と解放位置との間に設定された中間位置に移動させたときには、開閉部材が油路を開く開き位置に移動される。したがって、潤滑油を常時供給する摩擦係合装置と比較して、解放状態のときに潤滑油の供給を停止することが可能となるため引き摺り損失を軽減することができる。これに加えて、例えば係合位置から解放状態に移行する間の中間位置にて開閉部材が油路を開くため、この間に生じる、例えばスリップ係合による発熱を潤滑油の供給により迅速に冷却することができる。これによって、摩擦部材の発熱量が大きくなる条件下でも冷却性能が不足して摩擦部材の温度が上昇することを防止することができる。
この発明を適用した車両の一例を概略的に示す説明図である。 図1に示した車両の自動変速機を示すスケルトン図である。 図2に示した自動変速機の係合表を示す図である。 図2に示した自動変速機の第2ブレーキ機構を示す断面図である。 図4に示した第2ブレーキ機構のピストンを示す説明図である。 ピストンの位置に対して開閉部材の開閉状態と第2ブレーキ機構の状態との関係を示す図である。 第2ブレーキ機構を解放する動作の手順を示すフローチャートである。 第2ブレーキ機構の係合または解放の動作を示すタイムチャートである。
図1は、この発明に適用される車両の一例を示す説明図である。図1に示すように、車両10は、FF(Front engine, Front drive)型の車両である。なお、FF型の車両に限定されず、例えばFR(Front engine, Rear drive)型の車両であってよい。車両10は、内燃機関11、自動変速機12、デファレンシャル15、駆動軸16、駆動輪17およびECU(Electronic Control Unit)18を含む。
内燃機関11は、内部で燃料を燃焼させて駆動力を出力するものであって、例えばエンジンである。以下、内燃機関11をエンジンと称して説明する。エンジン11が出力した駆動力は、自動変速機12に伝達される。自動変速機12は、トルクコンバータ19および変速機20を備えており、車両10の運転状況、例えば車速およびエンジン負荷(アクセル開度)の情報に応じて変速機20の変速段を目標変速段に変更する。トルクコンバータ19は、内部に作動流体を備え、エンジン11が出力した駆動力を変速機20へ作動流体を介して伝達する。変速機20は、複数の変速段を備え、目標変速段を設定することにより、入力される駆動力を所定の駆動力に増減してデファレンシャル15に伝達する。デファレンシャル15は、駆動軸16の左右に取り付けられた駆動輪17に駆動力を伝達する。
ECU18には、例えば駆動軸16の回転速度を検出する車速センサ22が送出する車速情報、シフトレバー23に備えられたポジションスイッチ24が送出するポジション情報、アクセルペダル25に備えられたアクセル開度センサ26が送出するアクセル開度情報が入力される。またECU18には、ブレーキペダル27に備えられたストロークセンサ28が送出するブレーキ情報、エンジン11の電子スロットルバルブ33に備えられたスロットル開度センサ29が送出するスロットル開度情報、エンジン11に備えられたエンジン回転数センサ30が送出するエンジン回転数情報が入力される。さらにECU18には、自動変速機12に備えられた入力軸回転数センサ31が送出する入力軸回転数情報および出力軸回転数センサ32が送出する出力軸回転数情報が入力される。なお、変速機20の変速段を運転者が選択した変速段に設定するマニュアルモードを設けてよい。ECU18は、入力された各情報を、ROM(Read Only Memory)34に記憶されたマップおよびプログラムなどに基づいて処理して得られた結果に基づいて、車両10が最適な運転状態となるように、エンジン11および自動変速機12を制御する。
図2は、自動変速機12の一例を示すスケルトン図である。図2に示すように、自動変速機12は、トルクコンバータ19および変速機20を備える。トルクコンバータ19は、エンジン11から入力される駆動力が伝達される入力軸35と、変速機20に出力する出力軸36とを備える。変速機20は、例えばプラネタリギヤユニットが使用されている。プラネタリギヤユニットは、第1遊星歯車機構37、第2遊星歯車機構38、出力ギヤ39、第1ブレーキ機構40、第2ブレーキ機構41および第3ブレーキ機構42、第1クラッチ機構43および第2クラッチ機構44を備えている。なお、第1クラッチ機構43、第2クラッチ機構44、第1ブレーキ機構40、第2ブレーキ機構41および第3ブレーキ機構42のうちの少なくとも一つは摩擦係合装置の一例である。
第1遊星歯車機構37は、シングルピニオン型の遊星歯車機構であって、サンギヤ45、ピニオンギヤ46、リングギヤ47およびキャリヤ48を備えている。サンギヤ45は、トルクコンバータ19の出力軸36に連結されている。ピニオンギヤ46は、キャリヤ48に回転自在に支持されており、サンギヤ45およびリングギヤ47にそれぞれ噛合している。第3ブレーキ機構42は、リングギヤ47を自動変速機12のケース49に固定させる。第1ブレーキ機構40は、キャリヤ48をケース49に固定させる。
第2遊星歯車機構38は、ラビニヨ型の遊星歯車機構であって、サンギヤ50、ショートピニオンギヤ51、キャリヤ52、ロングピニオンギヤ53、キャリヤ54、サンギヤ55およびリングギヤ56を備えている。サンギヤ50は、第1遊星歯車機構37のキャリヤ48に連結されている。ショートピニオンギヤ51は、キャリヤ52に回転自在に支持されている。ショートピニオンギヤ51は、サンギヤ50およびロングピニオンギヤ53と噛合している。キャリヤ52は、出力ギヤ39に連結されている。ロングピニオンギヤ53は、キャリヤ54に回転自在に支持されており、ショートピニオンギヤ51、サンギヤ55およびリングギヤ56にそれぞれ噛合している。キャリヤ54は、出力ギヤ39に連結されている。第1クラッチ機構43は、サンギヤ55とトルクコンバータ19の出力軸36とを係合させる。第2ブレーキ機構41は、リングギヤ56をケース49に固定させる。第2クラッチ機構44は、リングギヤ56と出力軸36とを係合させる。
ECU18は、油圧コントローラ58に設けられる各種ソレノイドバルブに制御信号を送信することにより第1クラッチ機構43、第2クラッチ機構44、第1ブレーキ機構40、第2ブレーキ機構41および第3ブレーキ機構42に供給される油圧をそれぞれ制御する。具体的には、油圧コントローラ58には、エンジン11のクランクシャフト(図示なし)に連結されているオイルポンプ60が設けられる。オイルポンプ60は、クランクシャフト(図示なし)が回転することにより駆動して、作動油および潤滑油の供給による油圧を発生させる。オイルポンプ60で発生された油圧は、各種ソレノイドバルブ(図示なし)に供給される。各種ソレノイドバルブ(図示なし)は、ECU18からの制御信号に基づいてデューティ制御される。なお、潤滑油は詳しくは後述する摩擦部材を冷却するために用いられる。作動油と潤滑油とは同じまたは同様なものを使用してよい。
第1クラッチ機構43、第2クラッチ機構44、第1ブレーキ機構40、第2ブレーキ機構41および第3ブレーキ機構42は、それぞれ多板式の摩擦係合装置により構成される。第1クラッチ機構43、第2クラッチ機構44は、駆動力が入力される入力側の、例えば複数の第1摩擦プレート(図示なし)と、駆動力を伝達する出力側の、例えば複数の第2摩擦プレート(図示なし)とを含む。第1摩擦プレート(図示なし)及び第2摩擦プレート(図示なし)は、オイルポンプ60によって供給される作動油の油圧により係合力が制御される。
第1ブレーキ機構40、第2ブレーキ機構41および第3ブレーキ機構42は、それぞれ多板式の摩擦係合装置により構成される。各ブレーキ機構40〜42は、ケース49の内面にスプライン嵌合された、例えば複数のアウタプレート(図示なし)と、変速機20を構成する回転要素にスプライン嵌合されている、例えば複数のインナプレート(図示なし)とを含む。アウタプレート(図示なし)とインナプレート(図示なし)とは、作動油の油圧によって互いの係合力が制御される。なお、第1クラッチ機構43、第2クラッチ機構44、第1ブレーキ機構40、第2ブレーキ機構41および第3ブレーキ機構42としては、係合圧を油圧に限らず、例えば空気圧を用いて制御してもよいし、また、多板式の摩擦係合装置の代わりに、単板式の摩擦係合装置を使用してもよい。
図3は、図2で説明した自動変速装置の各変速段を成立させるためのブレーキ機構およびクラッチ機構の状態を説明した係合表を示す。自動変速機12は、前進段の1速〜6速および後進段との7つの変速段に設定可能となっている。図3では、変速段のうちの前進段の1速を「1ST」、前進段の2速を「2ND」、前進段の3速を「3RD」、前進段の4速を「4TH」、前進段の5速を「5TH」、前進段の6速を「6TH」および後進段を「REV」として表している。また、図3では、第1クラッチ機構43を「C1」、第2クラッチ機構44を「C2」、第1ブレーキ機構40を「B1」、第2ブレーキ機構41を「B2」および第3ブレーキ機構42を「B3」として表している。さらに、各変速段での第1クラッチ機構43、第2クラッチ機構44、第1ブレーキ機構40、第2ブレーキ機構41および第3ブレーキ機構42の状態として、「○」は係合または固定を、「×」は解放として表している。
図3に示すように、第1クラッチ機構43は、1速段〜4速段の全ての変速段において係合される。すなわち、第1クラッチ機構43は、1速段〜4速段における入力クラッチである。第2クラッチ機構44は、4速段〜6速段において係合される。第1ブレーキ機構40は、2速段および6速段での変速段において係合される。第2ブレーキ機構41は、1速段および後進用変速段において係合される。第3ブレーキ機構42は、3速段、5速段および後進用変速段において係合される。
ここで、この発明の摩擦係合装置を、例えば前述した第1クラッチ機構43、第2クラッチ機構44、第1ブレーキ機構40、第2ブレーキ機構41および第3ブレーキ機構42のうちのいずれかに使用してよく、例えばこの発明の摩擦係合装置を適用する個数は限定されない。以下、この発明の摩擦係合装置を第2ブレーキ機構41に適用した例として説明する。
図4は、変速機のうちの第2ブレーキ機構41の要部を示す断面図である。図4に示すように、ケース49は、車両10に固定されており、内部には変速機20を構成する各部を水密に収容している。第2ブレーキ機構41は、ケース49の内壁に固定された複数のアウタプレート62と、変速機20を構成するリングギヤ56にスプライン嵌合されている複数のインナプレート63とを含む。複数のインナプレート63は、軸方向に直列状に配置されており、アウタプレート62の各々の間に挿入されている。アウタプレート62は、第1摩擦部材の一例であり、また、インナプレート63は、第2摩擦部材の一例である。
アウタプレート62およびインナプレート63は、ケース49、リングギヤ56およびピストン64で区画された収容室65に収容されている。収容室65は、ケース49内に環状に設けられている。ピストン64は、ケース49の内部右壁に設けられた凹部66内で軸方向に移動自在に配置されている。ピストン64には、凹部66との間で水密な空間を作るために、オイルシール61が取り付けられている。凹部66は、ピストン64に押圧力を発生させる油室として機能する。ピストン64は、押圧力によってアウタプレート62とインナプレート63とを係合させる。複数のアウタプレート62および複数のインナプレート63を挟んでピストン64の反対側には、フランジ59が配置されている。フランジ59は、ピストン64の押圧を受け止める作用をする。なお、ピストン64は押圧部材の一例である。第2ブレーキ機構41は、作動油が油圧コントローラ58から凹部66に供給されると、ピストン64が押圧方向に移動して、ピストン64とフランジ59との間で複数のアウタプレート62と複数のインナプレート63とが挟圧されて係合状態になる。
リングギヤ56は、潤滑油73を収容室65に導くための第1孔67を備えている。第1孔67は、軸方向に長い、例えば断面スリット状に形成されている。断面スリット状の第1孔67は、リングギヤ56の周方向に沿って所定の間隔に複数形成されている。なお、第1孔67としては、スリット状の長孔の代わりに、断面円状の孔を軸方向に複数並べた構成としてよい。第1孔67が形成された部位は、同図の左方から右方に向けて断面略腕状に延びた第1腕部68となっている。第1腕部68には、複数のインナプレート63が所定の間隔離して固定されている。第1孔67は、複数のインナプレート63のうちのいずれかのインナプレート63の間に対して、第1腕部68の内径側から潤滑油73を収容室65に供給するための貫通孔となっている。油圧制御部72は、ECU18により制御されることで、オイルポンプ60からケース49の内部を介して収容室65に向けて供給される潤滑油73の油圧を制御する。例えば油圧制御部72は、収容室65に潤滑油73を供給する場合には、潤滑油73の潤滑量を高める制御を実施する。なお、第1孔67は、油路の一例である。
一方、ピストン64には、第2孔69が、例えば断面円状に形成されている。第2孔69は、同図の右方から左方に断面略腕状に延びた第2腕部70の先端寄りに設けられている。第2腕部70は、ピストン64に一体的に設けられており、第2腕部70には、第2孔69がピストン64の周方向に所定の間隔で複数形成されている。第2腕部70は、ピストン64が中間位置および係合位置に移動したときに第2孔69が第1孔67の下に移動して第1孔67を開く開き位置に移動する。また、第2腕部70は、ピストン64が解放位置に移動したときに、第2孔69に対してピストン64の押圧方向での後方に設けられた遮蔽部71が第1孔67の下に移動して遮蔽部71により第1孔67を閉じる閉じ位置に移動する。なお、遮蔽部71および第2孔69を含む第2腕部70をピストン64とは別の部材に分けた構成としてもよい。この場合には、分けた第2腕部70をピストン64の移動に連係して移動させるように構成してよい。第2孔69および遮蔽部71を含む第2腕部70は、開閉部材の一例である。
図5は、ピストン64の構成を模式的に示す説明図である。ピストン64は、油圧コントローラ58から供給される油圧により軸方向に移動可能に配置されている。ECU18は、例えば変速要因や固定させる回転要素の発熱要因に応じてピストン64を軸方向のうちの凹部66に対して近位端となる解放位置、遠位端となる係合位置、および解放位置と係合位置との間に設定された中間位置にそれぞれ移動させる制御を実施する。ピストン64が解放位置のときには、第2ブレーキ機構41がアウタプレート62とインナプレート63との係合を解放させる解放状態に変わる。ピストン64が係合位置のときには、第2ブレーキ機構41がアウタプレート62とインナプレート63とを係合させる係合状態に変わる。中間位置は、軸方向に所定の幅を持って設定されている。例えば中間位置は、係合状態のうちのアウタプレート62とインナプレート63とが完全に係合する状態(以下、「完全係合状態」と称す)となる前の状態、例えばスリップ係合状態に変わる位置から、解放状態に変わる位置を含む範囲に設定されている。解放状態への変化は、ピストン64が解放位置に移動したときだけ変化するのではなく、解放位置から係合位置寄りの所定の位置までの範囲内に移動したときに変化している。このため、ECU18は、係合圧の制御によってピストン64を中間位置のうちのいずれかの位置に移動させることで、第2ブレーキ機構41を解放状態とスリップ係合状態との間の所定の状態に設定することができる。なお、ECU18および油圧コントローラ58は、制御部の一例である。
ECU18は、ROM34に記憶された各種制御プログラムやマップに基づいて演算処理を実行する。RAM74は、ECU18での演算結果や各センサから入力されたデータ等を一時的に記憶するメモリである。ECU18は、ROM34に記憶されている制御プログラムに基づいて動作することにより、例えば情報収集部75、変速段決定部76、計算部77およびカウンタ78として機能する。
情報収集部75は、車両10の各情報を逐次収集する。変速段決定部76は、例えば出力軸回転数センサ32の出力信号に基づいて車速を演算するとともに、スロットル開度センサ29の出力信号に基づいてスロットル開度を算出する。そして、変速段決定部76は、演算した車速、及びスロットル開度に基づいて、例えばROM34に記憶された変速マップを参照して目標変速段を選択し、その目標変速段と現状の変速段とを比較して変速が必要であるか否かを判定する。計算部77は、変速が必要であると判定された場合でかつ第2ブレーキ機構41を係合状態から解放状態に変化させるときに、例えばインナプレート63の発熱量を計算する。例えばインナプレート63の発熱量の計算は、リングギヤ56の回転量やトルク変化あるいは油圧コントローラ58から供給される作動油の油圧に基づいて行う。計算部77は、計算した発熱量に基づいて、例えばインナプレート63の温度を算出し、算出した温度に基づいて、例えばインナプレート63を冷却するための冷却時間を算出する。冷却時間は、潤滑油73を供給する時間に対応する。潤滑油73の供給する時間は、ピストン64を中間位置に維持させる時間に対応する。カウンタ78は、ピストン64を中間位置に維持させる時間をカウントするためのものである。なお、インナプレート63の代わりに、アウタプレート62に対する発熱量および温度を計算して中間位置に維持させる時間を求めてもよい。
ピストン64は、ECU18は、油圧の制御に加えてリターンスプリングによる反力を利用してピストン64の位置を精度よく制御する。リターンスプリングは、第1スプリング80、第2スプリング81および第3スプリング82を含む。第1スプリング80は、ピストン64を係合位置から解放位置に移動させる区間にて、油圧の供給によりピストン64に作用する押圧力に対する反力を発生させる。第2スプリング81および第3スプリング82は、第1スプリング80を挟む両側にそれぞれ配置されており、ピストン64を係合位置から中間位置に移動させる区間にて前記反力を発生させる。解放位置と中間位置との間では、係合位置と中間位置との間と比べてピストン64に作用する反力が小さい。このため、解放位置から中間位置までの間では、ピストン64を精度よく位置制御することが可能となる。なお、第2スプリングと第3スプリングとは、同じまたは同様のものを使用してよい。
ECU18は、凹部66に供給する潤滑油の油圧を減少させてピストン64を解放位置に戻す。この場合、ピストン64が係合位置から中間位置に移動する区間では、第1スプリング80、第2スプリング81および第3スプリング82の付勢力により解放位置に戻される。また、ピストン64が中間位置から解放位置までの間で移動する区間では、第1スプリング80の付勢力によって解放位置に戻される。
図6は、ピストン64の位置に対して開閉部材の開閉状態と第2ブレーキ機構41の状態との関係を示す図である。図6に示した「B2」は、第2ブレーキ機構41を表す。ピストン64が係合位置に移動した場合には、第2孔69により第1孔67を開く開き位置に第2腕部70が移動されている。このとき第2ブレーキ機構41は、完全係合状態となる。ピストン64が中間位置に移動した場合には、第2孔69により第1孔67を開く開き位置に第2腕部70が移動される。第1孔67は、軸方向に長い断面スリット状に形成されている。このため、ピストン64が係合位置から中間位置まで移動する間で第2腕部70を開き位置に維持可能となる。ピストン64が中間位置のときに第2ブレーキ機構41は、スリップ係合または解放状態となる。ピストン64が解放位置に移動したときには、遮蔽部71により第1孔67を遮蔽する閉じ位置に第2腕部70が移動される。このとき第2ブレーキ機構41は、解放状態となる。
図7は、第2ブレーキ機構41を解放する動作の手順を示すフローチャートである。図7に示すように、ステップS1では、情報収集部75が、例えば油圧コントローラ58が各部に供給する油圧およびエンジン11や自動変速機12の各回転要素の回転数情報の車両10の各情報を逐次収集する。ステップS2では、変速要求のうち第2ブレーキ機構41が係合状態から解放状態に切り替える必要のある変速かを判定する。例えばECU18は、車両10の運転状況に応じてその時点での目標変速段と現状の変速段とを比較して変速が必要である場合に変速要求を出力する。この変速要求のうちの第2ブレーキ機構41を係合状態から解放状態に変える必要のある変速かを判定する。ステップS2にて肯定の場合(Y側の場合)には、ステップS3に移行される。ステップS3では、計算部77がその時点での、例えばリングギヤ56の回転量やトルク変化あるいはそれまでのピストン64への油圧(係合圧)に基づいて、例えばインナプレート63の発熱量を計算する。ステップS4では、計算部77が前記発熱量に基づいて、例えばインナプレート63の温度を算出する。温度としては、例えば潤滑油73の温度やそれまでの第2ブレーキ機構41の使用状況および大気温などのパラメータを用いて発熱量から算出または推定してよい。
ステップS5では、算出した温度に基づいて潤滑油73の供給時間(t0)を算出する。この場合、例えばインナプレート63の温度と潤滑油73の供給時間との対応関係を予め記録したマップに基づいて算出してよい。ステップS6では、例えばピストン64を係合位置から中間位置に移動させる。ステップS7では、中間位置に移動させる指令を出力した時点を基準にカウンタ78で計時する。ステップS8では、カウンタ78で計時したカウント値(t)が冷却時間(t0)を越えたか否かを判定する。肯定の場合(Y側の場合)には、ステップS9に移行される。ステップS9では、ピストン64を中間位置から解放位置に移動させる制御を実施する。ステップS2にて否定の場合(N側の場合)には、リターンに移行される。また、ステップS8にて否定の場合(N側の場合)には、ステップS7での計時が継続される。なお、インナプレート63の温度を直接または間接的に検出する温度センサを設けてよい。この場合、ステップS3で説明した発熱量の計算およびステップS4で説明した温度の計算を省略することができる。
図8は、車両10が走行中に第2ブレーキ機構41が動作する一例を示すタイムチャートである。なお、図8に示した「B2」は、第2ブレーキ機構41を表す。時間t1では、自動変速機12が1速段から2速段に変速段をシフトアップしている(同図に示す符号A)。この場合には、第2ブレーキ機構41を係合状態から解放状態に変える解放側の油圧制御が行われる。解放側の油圧制御(同図に示す符号B)を実施する場合には、解放状態から係合状態に変える係合側の油圧制御(同図に示す符号C)と比べて、トルク変動をそれほど考慮しなくてよいため、係合力を一気に弱める油圧制御が実施される。このとき、例えばインナプレート63の実際の温度が同図に示す符号Dとなっている。実際の温度Dをその時点の、例えばインナプレート63の回転数やトルクに基づいて推定し、推定した温度に基づいてピストン64を中間位置に維持させる時間F、つまり冷却時間「t0」が計算により求められる。冷却時間「t0」の間では、油圧制御部72が潤滑油73の潤滑量を高める制御を実施する。このため、収容室65に供給される潤滑油73の量(同図に示す符号G)が、その前の係合位置のときの潤滑量(同図に示す符号H)よりも多くなっている。これにより、ピストン64が中間位置のときには、第2孔69が第1孔67を開いているため、潤滑油73が収容室65に向けて供給される。よって、第2ブレーキ機構41が係合状態から解放状態に移行する間に生じる摩擦熱を迅速に冷却することができる(同図に示す符号D1)。
時間t2では、ピストン64が中間位置から解放位置に移動される。ピストン64が解放位置に移動することで、遮蔽部71が第1孔67を閉じる。油圧制御部72は、潤滑油73の潤滑量を少なくする制御を実施する(同図に示す符号K)。第2ブレーキ機構41は、直前まで潤滑油73が収容室65に供給されていたから、例えばインナプレート63が事前に冷却されている。このため、解放状態に変わってからの自然に冷却される時間を大幅に短縮することができる(同図に示す符号D2)。なお、潤滑量を少なくする制御は、潤滑油73の収容室65への供給がゼロになることを含む。
時間t3のときには、自動変速機12が2速段から1速段に変速段がシフトダウンしている(同図に示す符号H)。この場合、第2ブレーキ機構41を解放状態から係合状態に変える係合側の油圧制御(同図に示す符号C)が実施される。この場合には、解放側の制御(同図に示す符号B)と比べて、係合を迅速に行わせるための油圧制御が実施される。このため、係合側の油圧制御では、ピストン64を中間位置に維持させる制御を実施していない。ピストン64が係合位置に移動している間(同図に示す符号I)では、油圧制御部72が潤滑油73の潤滑量を高める制御を実施している(同図に示す符号J)。ピストン64が係合位置のときには、第2孔69が第1孔67を開いている。しかし、アウタプレート62およびインナプレート63が完全係合状態になって互いが固定されているため、潤滑油73が収容室65に供給されても問題はない。なお、クラッチ機構の場合には、摩擦部材の互いが完全に係合した状態でかつ一体的に回転しているため、摩擦部材の間に潤滑油73が入り込んでもスリップを生じさせることはない。
この実施例の場合には、解放状態において同図にある符号Kに示すように、潤滑油73の収容室65への供給が停止または減少される。このため、潤滑油73を収容室65に常に供給する例(同図に点線で示す符号M)と比べると、回転しているインナプレート63が潤滑油73により抵抗を受けることによる損失仕事量(同図に点線で示す符号N)を大幅に低減することができる。
以上、実施例に基づいて説明したが、この発明は上述した実施例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が加えられて実施されるものである。例えば、この発明の開閉部材は、第1孔67、第2孔69および遮蔽部71で構成されているが、本発明ではこれら構成に限らない。
また、自動変速機12の構成の第2ブレーキ機構41に本発明を適用した例で説明したが、他のブレーキ機構40,42や各クラッチ機構43,44の何れか一つ、あるいは、各ブレーキ機構40,42および各クラッチ機構43,44の何れか複数の組み合わせに対しても適用できることはいうまでもない。また、リターンスプリングを構成する第1スプリング80、第2スプリング81および第3スプリング82の代わりに、例えば複数のアウタプレート62と複数のインナプレート63との間に弾性体を設けてよい。この場合、弾性体によってアウタプレート62とインナプレート63との間隔を所定間隔に広げるように付勢させればよい。さらに、ピストン64を解放位置に迅速に戻すことが可能な構成であれば、リターンスプリングや弾性体を省略してよい。
12…自動変速機、 18…ECU、 41…第2ブレーキ機構、 58…油圧コントローラ、 62…アウタプレート、 63…インナプレート、 64…ピストン、 65…収容室、 66…凹部、 67…第1孔、 69…第2孔、 71…遮蔽部、 73…潤滑油。

Claims (1)

  1. ケースの内部に一方向に移動自在に配置された押圧部材と、前記ケースの内部に区画された収容室に配置されており、前記押圧部材の移動により互いが係合する係合状態と前記係合が解放される解放状態との間で状態が変化する第1摩擦部材および第2摩擦部材と、を備えた摩擦係合装置において、
    前記係合状態に変化させる係合位置、前記解放状態に変化させる解放位置、および前記係合位置と前記解放位置との間に設定された中間位置のそれぞれの位置への前記押圧部材の移動を制御する制御部と、
    前記押圧部材と連動して移動するとともに、前記押圧部材が前記解放位置に移動したときに潤滑油を前記収容室に供給するための油路を閉じる閉じ位置に移動し、前記押圧部材が前記中間位置に移動したときには前記油路を開く開き位置に移動する開閉部材と、を備えたことを特徴とする摩擦係合装置。
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