JP2017105210A - 記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗浄液の汚れを所定の濃度以下にすることができるベルト洗浄装置を提供する。【解決手段】ベルト洗浄装置は、搬送ベルトの表面を洗浄液で洗浄するベルト洗浄装置であって、搬送ベルトの下方に位置し、該搬送ベルト表面を洗浄液で洗浄する、回転可能な洗浄部材と、該洗浄部材の一部を浸漬する洗浄液を貯留する洗浄液貯留部と、洗浄液貯留部に供給された洗浄液を洗浄液貯留部から排出させる洗浄液排出部とを備え、前記洗浄液貯留部は、該洗浄液貯留部の底部から突出する仕切部を備え、前記仕切部の上端を乗り越えた前記洗浄液を前記洗浄液貯留部から前記洗浄液排出部へと排出させ、仕切部と回転する洗浄部材とが形成する洗浄液の洗浄液排出部への流路は、仕切部の上端に向けて漸次狭まる。【選択図】図2

Description

本発明は、被搬送物を搬送する搬送ベルトを洗浄するベルト洗浄装置及びこれを備えた記録装置に関する。
本願において、記録装置には、インクジェットプリンター、ラインプリンター、複写機、ファクシミリ等の種類が含まれるものとする。
従来、紙、布帛等の記録媒体に対して高精細な画像を記録する装置として、インクジェット方式による記録装置が広く普及している。特に、記録媒体が長尺である場合、無端ベルトを備えるベルト搬送装置を使用し、前記記録媒体を無端ベルト上に密着させて搬送させることが行われている。
また、この記録装置では、いわゆる縁なし記録を実行することがある。この際、無端ベルトに記録ヘッドから吐出したインクが付着することがある。さらに、記録媒体がミスフィードされた際や記録媒体の厚みが薄い際にも、インクが前記搬送ベルトに付着することがある。このため、前記搬送ベルトにインクが付着したままにすると、新しく送られてきた記録媒体が、前記付着したインクにより汚されてしまうことがある。
また、この記録装置において記録する記録媒体の種類により、紙粉や糸くず、前処理材等の異物が搬送ベルトの表面に付着することがある。このため、搬送ベルトに付着した異物を放置したままにすると、新しく送られてきた記録媒体の裏面に付着して製品品質を低下させることや、無端ベルトと記録媒体との間の摩擦に影響を与えて記録媒体の搬送を不安定なものとすることがある。
このため、前記搬送ベルトに付着したインクや異物等を除去するために、前記搬送ベルトを洗浄するベルト洗浄装置を備えた記録装置がある(特許文献1)。
この記録装置におけるベルト洗浄装置は、駆動ローラーと従動ローラーとに巻回された搬送ベルトの下方に位置し、当該搬送ベルトの移動方向に沿って、散水パイプ、ブラシローラー、掻き取りブレード、吸液ローラーが順に設けられている。散水パイプは、無端ベルトの表面の対向する部位に洗浄液を噴射する。
ブラシローラー及び吸液ローラーは、それぞれ前記移動方向と同じ方向に回転可能に構成されている。さらに、各ローラーの一部は、洗浄液貯留部に貯留された洗浄液に浸漬されている。掻き取りブレードは、ブラシローラーと吸液ローラーとの間の位置で、搬送ベルトの表面に付着した異物等を掻き取るように配置されている。
ブラシローラー及び掻き取りブレードは、散水パイプから噴射されて搬送ベルトの表面に付着した洗浄液を掻き取ることにより、搬送ベルトの表面から汚れを除去する。この際、除去された洗浄液は、ブラシローラーの一部が収容されている洗浄液貯留部に収容される。
また、この洗浄液貯留部では、ブラシローラーの一部が浸漬されるように所定の液位を保つように構成されている。すなわち、このベルト洗浄装置では、洗浄液貯留部における洗浄液の液面を所定の液位に保つために、洗浄液供給管から洗浄液が供給されている。この洗浄液供給管の供給口は、洗浄液の液面より上方に位置し、前記液面上方から汚れていない新しい洗浄液を洗浄液貯留部に供給する。また、前記洗浄液貯留部にはオーバーフロー管が設けられ、洗浄液の液面が所定の液位を越えた際、洗浄液がオーバーフローして前記オーバーフロー管により前記洗浄液貯留部から排出される。
特開2012−116617号公報
ところで、この洗浄液貯留部では、洗浄液の供給及び排出が洗浄液貯留部に貯留された洗浄液の液面付近で行われることから、搬送ベルトを洗浄して汚れた洗浄液や搬送ベルトから除去された異物等がオーバーフロー管から排出しきれずに洗浄液貯留部の底部に沈殿することとなる。
これにより、このベルト洗浄装置では、洗浄液貯留部の底部に沈殿した汚れや異物等を積極的に排出することができないことから、洗浄液貯留部内の洗浄液の汚れの濃度が上昇し、汚れた洗浄液で無端ベルトを洗浄することになる。その結果、ベルト洗浄装置の無端ベルトへの洗浄性が低下する。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、洗浄液の汚れを所定の濃度以下にすることができるベルト洗浄装置を提供することを目的とする。
上記課題を達成するため、本発明の第1の態様のベルト洗浄装置は、搬送ベルトの表面を洗浄液で洗浄するベルト洗浄装置であって、前記搬送ベルトの下方に位置し、該搬送ベルト表面を洗浄液で洗浄する、回転可能な洗浄部材と、該洗浄部材の一部を浸漬する前記洗浄液を貯留する洗浄液貯留部と、前記洗浄液貯留部に供給された前記洗浄液を前記洗浄液貯留部から排出させる洗浄液排出部とを備え、前記洗浄液貯留部は、該洗浄液貯留部の底部から突出する仕切部を備え、前記仕切部の上端を乗り越えた前記洗浄液を前記洗浄液貯留部から前記洗浄液排出部へと排出させ、前記仕切部と前記回転する洗浄部材とが形成する前記洗浄液の前記洗浄液排出部への流路は、前記仕切部の上端に向けて漸次狭まることを特徴とする。
本態様によれば、前記洗浄液供給部から供給された洗浄液は、前記仕切部と前記洗浄部材との間を通って前記仕切部の上端をオーバーフローして前記洗浄液貯留部から前記洗浄液排出部へと排出される。このため、前記洗浄液は、前記仕切部と前記洗浄部材との間において前記仕切部の上端に向けて漸次狭まる流路を通ることとなる。このため、前記洗浄液は、前記漸次狭まる流路を通る際に洗浄液の圧力が高まり、その流速が増加する。これにより、前記洗浄部材の汚れを前記洗浄液により前記洗浄液排出部に洗い流すことができる。したがって、前記洗浄液貯留部に貯留される前記洗浄液の汚れを所定の濃度以下とすることができ、搬送ベルトの前記洗浄部材による洗浄効率を向上させることができる。
また、本態様によれば、洗浄液貯留部において貯留される洗浄液の汚れの濃度を所定の濃度以下とすることができるとともに、洗浄液貯留部内に沈殿した汚れや異物等は当該洗浄液貯留部から排出させることができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記仕切部の前記上端は前記洗浄部材の回転軸よりも下方に位置していることを特徴とする。
本態様によれば、前記仕切部の前記上端が前記洗浄部材の前記回転軸よりも下方に位置していることから、前記洗浄液が前記上端をオーバーフローする位置も前記回転軸より下方に位置する。したがって、前記仕切部と前記洗浄部材との間の前記洗浄液の圧力及び流速を高めた状態で前記洗浄液を前記洗浄液排出部に排出させることができる。
本発明の第3の態様は、第1または第2の態様において、前記洗浄液を前記洗浄液貯留部に供給する洗浄液供給部を備え、前記洗浄液供給部は、前記洗浄液貯留部において前記洗浄液の少なくとも一部を前記仕切部の上端により規定される前記洗浄液の液面より下方に供給することを特徴とする。
本態様によれば、前記洗浄液供給部が前記洗浄液の少なくとも一部を前記洗浄液の液面より下方に供給することから、前記洗浄液貯留部内部に対流を生じさせて前記洗浄液の汚れを均一化させる。さらに前記洗浄液の流路において前記洗浄液貯留部の底部に溜まった汚れを前記液面に巻き上げて前記洗浄液排出部から排出させることができる。その結果、前記洗浄液貯留部に貯留されている前記洗浄液の汚れの濃度を所定の濃度以下とすることができる。
本発明の第4の態様は、第3の態様において、前記洗浄部材の回転方向は、前記搬送ベルトの走行方向と逆方向であることを特徴とする。
本態様によれば、前記洗浄部材を前記搬送ベルトの走行方向と逆方向に回転させることにより、前記搬送ベルトと前記洗浄部材との相対速度を増すことができ、前記搬送ベルトに対する前記洗浄部材の洗浄効率を向上させることができる。
本発明の第5の態様は、第3または第4の態様において、前記洗浄部材の前記回転軸は、前記洗浄液貯留部において前記洗浄液供給部に設けられた側が片寄って配置されていることを特徴とする。
本態様によれば、前記洗浄部材は前記洗浄液貯留部において前記洗浄液供給部に設けられた側に片寄って配置されていることから、前記洗浄部材を回転させて前記搬送ベルトを洗浄した後、前記搬送ベルトの洗浄により汚れた洗浄液は、前記回転の遠心力により前記洗浄部材から前記洗浄液排出部側に向けて飛ばされることとなる。したがって、汚れた洗浄液が、前記洗浄液貯留部の外に飛び出すことを防止することができるとともに、前記汚れた洗浄液を前記洗浄液排出部から排出し易くすることができる。
本発明の第6の態様は、第5の態様において前記搬送ベルトの走行方向における前記仕切部と前記洗浄部材との間の距離は、前記洗浄液供給部が設けられた側の前記洗浄液貯留部の側壁と前記洗浄部材との間の距離よりも小さいことを特徴とする。
本態様によれば、前記搬送ベルトの搬送方向における前記仕切部と前記洗浄部材との間の距離を前記洗浄液供給部が設けられた側の前記洗浄液貯留部の側壁と前記洗浄部材との間の距離よりも小さくすることにより、前記仕切部と前記洗浄部材との間の前記洗浄液の圧力及び流速を前記洗浄液貯留部の側壁と前記洗浄部材との間の距離よりも高めることができる。その結果、前記洗浄液排出部の近傍での前記洗浄部材の洗浄効率を向上させることができる。
本発明の第7の態様における記録装置は、被搬送物を搬送する搬送ベルトを備える搬送部と、前記搬送ベルト上の被搬送物である記録媒体に記録ヘッドからインクを吐出させて記録を実行する記録部と、第1乃至第6のいずれか一の態様に記載のベルト洗浄装置とを備える。
本態様によれば、第1乃至第6のいずれか一の態様と同様の効果を当該記録装置において得ることができる。
本発明に係る記録装置を示す概要図。 第1の実施例に係るベルト洗浄装置の側断面図。 第1の実施例に係るベルト洗浄装置の平面図。 第2の実施例に係るベルト洗浄装置における底部を示す側断面図。 第3の実施例に係るベルト洗浄装置における案内部材を示す側断面図。
各図において示すX−Y−Z座標系はX方向が被記録媒体の搬送方向、Y方向がキャリッジの走査方向、Z方向が装置高さ方向を示している。
以下、図1を参照しつつ記録装置10の全体構成について概説する。記録装置10は、送出部12と、記録部14と、ベルト搬送部16と、ベルト洗浄装置18と、乾燥部20と、巻取部22と、制御部24とを備えている。
送出部12は、記録媒体支持軸26と、第1ローラー28と、第2ローラー30と、第3ローラー32とを備えている。記録媒体支持軸26には、「被搬送媒体」としての記録媒体Pがロール状に巻回されている。また、送出部12には、記録媒体支持軸26に巻回された記録媒体Pを回転駆動させて第1ローラー28に向けて送り出す回転駆動ユニット34が設けられている。第1ローラー28、第2ローラー30及び第3ローラー32は、装置本体36に回動可能に設けられている。
記録媒体Pは、該記録媒体Pが巻回された記録媒体支持軸26から回転駆動ユニット34により引き出されて、第1ローラー28、第2ローラー30及び第3ローラー32を介して、後述するベルト搬送部16に搬送される。
記録部14には、図1におけるY軸方向(図1紙面表裏方向)に延びるキャリッジガイド軸38が設けられている。キャリッジガイド軸38は、キャリッジ40に通されている。キャリッジ40は、キャリッジモーター42及び図示しない駆動機構により、キャリッジガイド軸38に沿って図1におけるY軸方向に変位する。また、キャリッジ40には、インクを記録媒体Pに向けて吐出する記録ヘッド44が設けられている。また、記録ヘッド44の下方において該記録ヘッド44に対向する位置に所定の間隔をおいてガイドプレート46が設けられている。
ベルト搬送部16は、記録媒体Pの搬送経路において第3ローラー32の下流側に配置されている。ベルト搬送部16は、搬送駆動ローラー48と、搬送従動ローラー50と、無端ベルト52と、押圧ローラー54とを備えている。搬送従動ローラー50は搬送経路において第3ローラー32の下流側に配置され、搬送駆動ローラー48は、搬送従動ローラー50の搬送経路下流側に配置されている。搬送駆動ローラー48は、駆動モーター56により回転駆動される。搬送駆動ローラー48及び搬送従動ローラー50には、無端ベルト52が巻回されている。
また、搬送駆動ローラー48及び搬送従動ローラー50に巻回された無端ベルト52は、図1においてZ軸方向における上側に位置する上側巻回部分52aと、下側に位置する下側巻回部分52bとを備えている。本実施例では、上側巻回部分52aは搬送従動ローラー50から搬送駆動ローラー48に向けて移動し、下側巻回部分52bは搬送駆動ローラー48から搬送従動ローラー50に向けて移動するように構成されている。すなわち、搬送駆動ローラーは、図1において反時計方向に回転する。
さらに、上側巻回部分52aは、Z軸方向において記録ヘッド44とガイドプレート46との間を通るように位置している。上側巻回部分52aは、搬送従動ローラー50と押圧ローラー54に挟持されている。押圧ローラー54は、装置本体36に回動可能に支持された支持アーム57の先端に回動自在に配置されている。このため、第3ローラー32から搬送されてきた記録媒体Pは、押圧ローラー54により上側巻回部分52aに押し付けられ、上側巻回部分52aにより記録部14に搬送される。
そして、記録部14において記録媒体Pは、記録ヘッド44と対向する。記録ヘッド44は、記録媒体Pにむけてインクを吐出し、記録(捺染)を実行する。記録が実行された記録媒体Pは、その後、記録部14の下流側に搬送駆動ローラー48により搬送される。また、下側巻回部分52bは後述するベルト洗浄装置18の上方に位置し、無端ベルト52に付着したインクや異物等をベルト洗浄装置18により洗浄される。
乾燥部20は、搬送経路において搬送駆動ローラー48の下流側に配置されている。乾燥部20は、第4ローラー58と、ヒーター60と、放熱プレート62とを備えている。第4ローラー58は、搬送駆動ローラー48の下流側に位置し、上側巻回部分52aに貼り着いた記録媒体Pを引き離し、放熱プレート62に向けて記録媒体Pを案内する。
放熱プレート62は、円弧状の放熱面62aを備えている。放熱面62aの内側には、ヒーター60が設けられている。記録媒体Pは、ベルト搬送部16から第4ローラー58を介して放熱プレート62の放熱面62aの上端に搬送され、放熱面62aに沿って搬送される。尚、記録媒体Pの厚さが、インクが裏移りしない厚さである場合、そのまま乾燥部20を介して巻取部22に巻き取られる。
また、記録媒体Pの厚さが、インクが裏移りする厚さである場合、搬送経路において第4ローラー58と放熱プレート62との間で、間紙Rが記録媒体Pと重なるように供給される。間紙Rは、図1に示すように間紙ローラー64に巻回されている。間紙Rは間紙ローラー64から引き出され、第5ローラー66を介して搬送経路における第4ローラー58と放熱プレート62との間に供給される。
記録媒体Pは、放熱プレート62の放熱面62aに沿って搬送されている間にヒーター60により連続的に加熱される。この加熱により、記録媒体Pに染み込んだインクの溶剤(水分)が蒸発し、記録媒体である布帛に前記インクが定着する。
巻取部22は、記録媒体巻取軸68と、テンションローラー70と、回転駆動ユニット72とを備えている。記録媒体巻取軸68は、回転駆動ユニット72により回転駆動させられ、乾燥部20において乾燥が終了した記録媒体Pを巻き取る。テンションローラー70は、装置本体36に回動可能に取り付けられた支持アーム74の先端に回動自在に設けられている。
テンションローラー70は、記録媒体巻取軸68に巻き取られる記録媒体Pに対応して回動しながら接する。そして、テンションローラー70は、その自重により記録媒体PをZ軸方向下方に付勢している。このため、記録媒体Pは、テンションローラー70により適度なテンションを与えられた状態、すなわち巻き締めるように記録媒体巻取軸68に巻き取られる。尚、記録媒体Pに間紙Rが重なっている場合には、テンションローラー70は、重なった記録媒体P及び間紙Rの間紙R側に接する。さらに間紙Rは、記録媒体Pとともに記録媒体巻取軸68に巻き取られる。
制御部24は、送出部12、記録部14、ベルト搬送部16、ベルト洗浄装置18、乾燥部20及び巻取部22における動作、記録媒体Pの搬送速度、記録動作の制御等を制御している。
以上が記録装置10の全体構成と記録媒体Pの搬送経路の概要である。次いで第1の実施例に係るベルト洗浄装置18について図1ないし図3を参照しつつ説明する。尚、以下の説明において、無端ベルト52の下側巻回部分52bの走行方向とは、図1における+X軸方向に向かう方向を意味する。
<<<第1の実施例>>>
ベルト洗浄装置18は、無端ベルト52の下側巻回部分52bの下方に位置している。ベルト洗浄装置18は、「洗浄部材」としての回転ブラシ76と、洗浄液貯留部78と、洗浄液供給部80と、洗浄液排出部82と、第1のワイパー部84と、第2のワイパー部86とを備えている。また、無端ベルト52の下側巻回部分52bの上方においてベルト洗浄装置18と対向する位置には、ガイドプレート87(図1参照)が設けられている。
さらに、ベルト洗浄装置18の下方には、図1におけるZ軸方向において無端ベルト52の下側巻回部分52bに対する位置を変位させるZ軸変位機構88が設けられている。Z軸変位機構88は、洗浄液貯留部78の下部を支持する支持部90と、支持部90をZ軸方向に沿って上下動させる駆動部92と、ベース94とを備えている。
駆動部92はベース94を介して装置本体36に固定されている。Z軸変位機構88は、ベルト洗浄装置18をZ軸方向に沿って上下動し、無端ベルト52の下側巻回部分52bと回転ブラシ76との相対位置を調整する。尚、ベルト洗浄装置18が下側巻回部分52bと接触する際、ガイドプレート87が下側巻回部分52bを支持し、下側巻回部分52bを水平状態に維持する。
洗浄液貯留部78は、Y軸方向に延びる箱状の容器であり、その上部は開放されている。洗浄液貯留部78には、該洗浄液貯留部の底部96から突出する「仕切部」としての仕切板98が設けられている。仕切板98は、洗浄液貯留部78内において、洗浄液を貯留する貯留槽100と、洗浄液を洗浄液排出部82に向けて排出する排出槽102とに区分けされる。また、仕切板98の上端98aは、回転ブラシ76の後述する回転軸104よりもZ軸方向において下方に位置している。また、仕切板98は、貯留槽100における洗浄液の液位を一定に保つ「堰」として機能する。すなわち、上端98aのZ軸方向における位置が液面の位置となる。
貯留槽100内には、回転ブラシ76が配置されている。回転ブラシ76は、回転軸104と、該回転軸に嵌装されたブラシ部106とを備えている。ブラシ部106は、複数のブラシ(図示せず)を回転軸104の軸方向に連ねて設けている。また、ブラシ部106において、前記軸方向に設けられたブラシの幅は無端ベルト52の幅に対応している。
回転軸104の両端は、図3に示すようにY軸方向すなわち貯留槽100の幅方向において該貯留槽の幅を超えて延び、図示しない軸受に支持されている。さらに、回転軸104のいずれか一方の端部は、図示しない駆動源に接続されている。これにより回転軸104は、図示しない駆動源により回転駆動させられる。そのため、回転ブラシ76は、本実施例では前記図示しない駆動源により図2における反時計方向に回転させられる。
また、図2および図3を参照するに、洗浄液貯留部78において回転ブラシ76の回転軸104のX軸方向における位置は、洗浄液供給部80寄りに位置している。すなわち、洗浄液貯留部78において、回転軸104のX軸方向における位置関係は以下のように設定されている。貯留槽100の+X軸方向の側壁108から回転軸104までの距離aは、排出槽102の−X方向側の側壁110から回転軸104までの距離bよりも小さく設定されている。さらに、X軸方向において、回転ブラシ76から仕切板98までの距離cが、回転ブラシ76から+X軸方向の側壁108までの距離dよりも小さく設定されている。
また、回転軸104は、少なくともその一部が図2におけるZ軸方向において仕切板98の上端98aの位置よりも+Z軸方向すなわち上方に位置している。具体的には、仕切板98の上端98aのZ軸方向における位置は、回転軸104の中心よりも下方に設定されている。さらに仕切板98の上端98aのZ軸方向における位置を回転軸104の下端より下方に位置させることが望ましい。尚、本実施例では、仕切板98の上端98aのZ軸方向における位置は、回転軸104の下端より下方に設定されている。
また、回転ブラシ76は、少なくともブラシ部106の一部が貯留槽100内の洗浄液に浸漬している。すなわち、回転ブラシ76の少なくとも一部は、貯留槽100の洗浄液の液面よりも下方に位置している。
また、図2において回転ブラシ76と接するように描かれた2点鎖線は、無端ベルト52の下側巻回部分52bを示している。図2において下側巻回部分52bは、矢印に示すように−X方向から+X方向に移動する。これに対して、回転ブラシ76は、本実施例では図2における反時計方向に回転する。すなわち、下側巻回部分52bと回転ブラシ76とは、互いに接触する部分において反対方向に移動する。このため、下側巻回部分52bに対する回転ブラシ76の相対速度が速くなることから、無端ベルト52に対する回転ブラシの清掃効率が向上させることができる。
次いで、無端ベルト52の移動方向において回転ブラシ76の下流側には、第1のワイパー部84と第2のワイパー部86とが設けられている。第1のワイパー部84は、スペーサー112と、第1固定板114と、第1ワイパーブレード116と、ワイパーブレード押さえ部材118とを備えている。第1固定板114は、側壁108の上端部内側にスペーサー112を介して取り付けられている。
第1ワイパーブレード116は、先端部116aと、基端部116bとを備えている。ワイパーブレード押さえ部材118は、第1ワイパーブレード116の基端部116bを第1固定板114に押し付けた状態で図示しないねじ部材により第1固定板114に固定されている。第1ワイパーブレード116の先端部116aは、無端ベルト52の下側巻回部分52bと接し、回転ブラシ76により除去しきれなかった汚れおよび洗浄液を掻き取る。第1ワイパーブレード116は、柔らかい弾性素材(例えば、シリコンゴム等)で構成されている。尚、第1のワイパー部84は、ベルト洗浄装置18の側面視において起立した姿勢である(図2参照)。
次いで、無端ベルト52の移動方向において第1のワイパー部84の下流側には、第2のワイパー部86が設けられている。第2のワイパー部86は、第2固定板120と、第2ワイパーブレード122と、ワイパーブレード押さえ部材124とを備えている。第2固定板120は、側壁108に対して傾斜した姿勢で固定されている。
第2ワイパーブレード122は、先端部122aと、基端部122bとを備えている。ワイパーブレード押さえ部材124は、第2ワイパーブレード122の基端部122bを第2固定板120に押し付けた状態で図示しないねじ部材により第2固定板120に固定されている。第2ワイパーブレード122の先端部122aは、傾斜した状態で上方に位置する角部が無端ベルト52の下側巻回部分52bと接し、回転ブラシ76および第1ワイパーブレード116により除去しきれなかった汚れ及び洗浄液を掻き取る。
また、第2ワイパーブレード122は、第1ワイパーブレード116より比較的固い弾性素材(例えば、ウレタンゴム等)で構成されている。尚、第2のワイパー部86は、ベルト洗浄装置18の側面視において無端ベルト52の移動方向下流側に傾斜した姿勢である(図2参照)。
このため、本実施例において無端ベルト52は、下側巻回部分52bにおいてベルト表面に付着した汚れや異物を、洗浄液が付着した回転ブラシ76により洗浄され、回転ブラシ76により除去される。さらに回転ブラシ76により除去しきれなかった汚れ、異物および洗浄液は、第1ワイパーブレード116および第2ワイパーブレード122により除去されることとなる。
次いで、図2および図3を参照して洗浄液貯留部78の構成及び洗浄液の流路について説明する。洗浄液貯留部78すなわち貯留槽100において+X軸方向側の側壁108には、洗浄液供給部80が設けられている。洗浄液供給部80は、装置本体36内に設けられた図示しない洗浄液タンクから側壁108に設けられた開口126を介して貯留槽100に洗浄液を供給する。また、開口126は、少なくとも一部が仕切板98の上端98aより下方に位置するように側壁108に設けられている。すなわち、洗浄液供給部80は、洗浄液の一部を上端98aにより規定される液面より下方に供給する。
また、洗浄液供給部80において開口126の前方すなわち貯留槽100側の位置には板状の案内部材128が設けられている。案内部材128は側壁108から突出し、斜め下方(図2において−X方向かつ−Z方向)に延びている。また、案内部材128は図3に示すように洗浄液貯留部78すなわち貯留槽100の幅方向(図3におけるY軸方向)に延設されている。すなわち、案内部材128は、開口126から供給された洗浄液を貯留槽100の底部96に向けて案内する。さらに、案内部材128は、開口126から供給された洗浄液を貯留槽100の幅方向(図3におけるY軸方向)に向けて拡散させる。
また、洗浄液貯留部78すなわち排出槽102の底部130には、複数の洗浄液排出部82が前記幅方向に間隔をおいて設けられている。洗浄液排出部82は、貯留槽100から仕切板98の上端98aを乗り越えて、すなわちオーバーフローして排出槽102に流れ込んだ洗浄液を排出槽102から排出させる。洗浄液排出部82は、排出した洗浄液を図示しないフィルターを介して前記洗浄液タンク(図示せず)に戻す。すなわち、洗浄液は、前記洗浄液タンク(図示せず)から洗浄液供給部80、貯留槽100、排出槽102および洗浄液排出部82を循環するように構成されている。
ここで、洗浄液の流路について説明すると、洗浄液は、洗浄液供給部80から開口126を介して貯留槽100内に供給される。そして、開口126から供給された洗浄液は、案内部材128により、貯留槽100の幅方向(図3におけるY軸方向)に拡散させられつつ、貯留槽100の底部96に向けて案内される。
次いで、貯留槽100の底部96において貯留槽100の幅方向に広がった洗浄液は、図2において−X方向に移動する。この際、底部96に沈殿している汚れや異物も合わせて−X方向に押し流す。そして、仕切板98近傍まで移動した洗浄液の流れは、仕切板98に当たり、底部96から仕切板98の上端98aへと流れの向きを変える。このため、底部96において洗浄液の流れにより仕切板98近傍に押し流されてきた汚れや異物は、上端98aへ向けて巻き上げられる。
ここで、仕切板98と回転ブラシ76との間に形成される流路132は、仕切板98の上端98aに向けて漸次狭まるように構成されている。このため、洗浄液は底部96から流路132を通って仕切板98の上端98aへと向かう際、流路132が次第に狭まることから圧力が上がり、その流速が速くなる。このため、仕切板98近傍で巻き上げられた汚れや異物は、前記洗浄液の速い流れに巻き込まれて上端98aから排出されることとなる。その結果、貯留槽100内から汚れや異物等を除去しやすくなる。
また、流路132において洗浄液が流れる方向と回転ブラシ76の回転方向とは反対である。このため、流路132を通る洗浄液の流速が速くなることにより、回転ブラシ76に対する洗浄液の相対速度が速くなる。これにより、流路132を通る洗浄液が回転ブラシ76から汚れを除去する洗浄液の洗浄性を向上させることができる。
そして、流路132を通って仕切板98の上端98aを乗り越えた、すなわちオーバーフローした洗浄液は、汚れや異物とともに排出槽102から洗浄液排出部82を介して図示しない前記洗浄液タンクに向けて排出される。そして、洗浄液排出部82から排出された洗浄液は、図示しないフィルターにより汚れや異物等を取り除かれ、前記洗浄液タンクに戻された後、再度洗浄液供給部80を介して貯留槽100に供給される。
したがって、貯留槽100における洗浄液の汚れの濃度を許容できる範囲内の濃度に保つことができる。これにより、回転ブラシ76のブラシ部106に付着する洗浄液の汚れの濃度を許容できる範囲内の濃度にすることができ、無端ベルト52へのベルト洗浄装置18の洗浄性を向上させることができる。
<<<第2の実施例>>>
図4を参照して、第2の実施例に係るベルト洗浄装置134について説明する。第2の実施例に係るベルト洗浄装置134は、貯留槽100の底部に凹凸が形成されている点で第1の実施例のベルト洗浄装置18と相違する。
図4に示すように、貯留槽100の底部136には、貯留槽100の幅方向すなわちY軸方向において所定の間隔をおいて複数の溝138が形成されている。溝138は、X軸方向において貯留槽100の+X方向側の側壁108から仕切板98まで延びている。このため、案内部材128により開口126から底部136に案内された洗浄液は、溝138に沿って流れることになる。
これにより洗浄液は、開口126から仕切板98まで溝138に沿って均一に流れることから、底部136に沈殿した汚れや異物を流路132に向けて押し流しやすくすることができる。その結果、貯留槽100内における洗浄液の汚れの濃度を許容できる範囲内の濃度に保つことができる。
<<<第2の実施例の変更例>>>
(1)本実施例において溝138は、図4に示すように断面形状を矩形として構成したが、この構成に代えて、断面V字状に構成してもよい。
(2)本実施例において溝138は、X軸方向において貯留槽100の+X方向側の側壁108から仕切板98まで延びている構成としたが、側壁108から仕切板98までの間の一部に溝を設ける構成としてもよい。
<<<第3の実施例>>>
図5を参照して、第3の実施例に係るベルト洗浄装置140について説明する。第3の実施例に係るベルト洗浄装置140は、案内部材128に洗浄液を案内する案内条が設けられている点で第1の実施例のベルト洗浄装置18と相違する。
図5に示すように、本実施例の案内部材128には、洗浄液を開口126から貯留槽100の幅方向すなわち洗浄液の流れる方向と交差する方向に拡散させるための凸状の複数の案内条142が設けられている。本実施例の案内条142は、案内部材128において開口126に対向する位置から貯留槽100の幅方向すなわちY軸方向(図5参照)に漸次広がるように形成されている。すなわち、案内条142は、Y軸方向において互いの距離が漸次大きくなるように形成されている。
このため、開口126から供給された洗浄液は、案内条142に沿って貯留槽100の幅方向(Y軸方向)に拡がりながら貯留槽100の底部96に向けて案内される。このため、貯留槽100の幅方向(Y軸方向)における洗浄液の流れを均一にすることができる。
<<<第3の実施例の変更例>>>
(1)本実施例では、案内部材128に凸状の案内条142を形成したが、この構成に代えて複数の案内溝を形成する構成としてもよい。
(2)本実施例では、案内条142を一対の案内条としたが、この構成に代えて複数の案内条が開口128と対向する位置から前記幅方向および底部96に向けて延びるとともに互いに隣り合う案内条に対して所定の角度をなす構成としてもよい。
<<<第1の実施例ないし第3の実施例の変更例>>>
(1)本実施例では、回転ブラシ76を複数のブラシから構成したが、これに代えて、回転軸104の軸方向に延びる板状のゴム部材を回転軸104の周方向に一定の間隔をおいて設ける構成としてもよい。また、前記板状のゴム部材を回転軸104の軸線方向に傾斜してスパイラル状に設ける構成としてもよい。あるいは、洗浄液を含浸するスポンジ等によりブラシ部106を構成してもよい。
(2)本実施例では、第1ワイパーブレード116と第2ワイパーブレード122とを異なる材質から構成したが、この構成に代えて第1ワイパーブレード116と第2ワイパーブレード122とを同じ材質により構成してもよい。
(3)本実施例では、仕切板98の上端98aのZ軸方向における位置は、回転軸104の中心より下方の下端よりも更に下方に設定される構成としたが、この構成に代えて仕切板98の上端98aのZ軸方向における位置を回転軸104の中心と上端との間に設定する構成としてもよい。
(4)本実施例では、「仕切部」を平板状の仕切板98として構成したが、板状部材に限定するものではなく、洗浄液貯留部78を貯留槽100と排出槽102とに仕切ることができる部材等により構成してもよい。
上記説明をまとめると本実施形態のベルト洗浄装置18、134、140は、無端ベルト52の表面を洗浄液で洗浄するベルト洗浄装置であって、無端ベルト52の下方に位置し、該無端ベルト52表面を洗浄液で洗浄する、回転可能な回転ブラシ76と、該回転ブラシ76の一部を浸漬する洗浄液を貯留する洗浄液貯留部78と、洗浄液貯留部78に供給された洗浄液を洗浄液貯留部78から排出させる洗浄液排出部82とを備えている。洗浄液貯留部78は、該洗浄液貯留部78の底部96から突出する仕切板98を備え、仕切板98の上端98aを乗り越えた前記洗浄液を洗浄液貯留部78から洗浄液排出部102へと排出させる。仕切板98と回転する回転ブラシ76とが形成する洗浄液の洗浄液排出部102への流路132は、仕切板98の上端98aに向けて漸次狭まる。
仕切板98の上端98aは回転ブラシ76の回転軸104よりも下方に位置している。洗浄液を洗浄液貯留部78に供給する洗浄液供給部80を備えている。洗浄液供給部80は、洗浄液貯留部78において洗浄液の少なくとも一部を仕切板98の上端98aにより規定される洗浄液の液面より下方に供給する。
回転ブラシ76の回転方向は、無端ベルト52の下側巻回部分52bの走行方向と逆方向である。回転ブラシ76の回転軸104は、洗浄液貯留部78において洗浄液供給部80に設けられた側すなわち側壁108の側に片寄って配置されている。無端ベルト52の走行方向における仕切板98と回転ブラシ76との間の距離cは、洗浄液供給部80が設けられた側の洗浄液貯留部78の側壁108と回転ブラシ76との間の距離dよりも小さい。
記録装置10は、被搬送物Pを搬送する無端ベルト52を備えるベルト搬送部16と、無端ベルト52上の被搬送物である記録媒体Pに記録ヘッド44からインクを吐出させて記録を実行する記録部14と、ベルト洗浄装置18、134、140とを備えている。
また、本実施形態では本発明に係るベルト洗浄装置を記録装置の一例としてのインクジェットプリンターに適用したが、その他液体噴射装置一般に適用することも可能である。
ここで、液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録媒体に記録を行うプリンター、複写機及びファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記インクジェット式記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録媒体に相当する被噴射媒体に噴射して、前記液体を前記被噴射媒体に付着させる装置を含むものである。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
尚、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
10 記録装置、12 送出部、14 記録部、16 ベルト搬送部、18、134、140 ベルト洗浄装置、20 乾燥部、22 巻取り部、24 制御部、26 記録媒体支持軸、28 第1ローラー、30 第2ローラー、32 第3ローラー、34 回転駆動ユニット、36 装置本体、38 キャリッジガイド軸、40 キャリッジ、42 キャリッジモーター、44 記録ヘッド、46 プラテン、48 搬送駆動ローラー、50 搬送従動ローラー、52 無端ベルト、52a 上側巻回部分、52b 下側巻回部分、54 押圧ローラー、56 駆動モーター、57 支持アーム、58 第4ローラー、60 ヒーター、62 放熱プレート、64 間紙ローラー、66 第5ローラー、68 記録媒体巻取軸、70 テンションローラー、72 回転駆動ユニット、74 支持アーム、76 回転ブラシ、78 洗浄液貯留部、80 洗浄液供給部、82 洗浄液排出部、84 第1のワイパー部、86 第2のワイパー部、87 ガイドプレート、88 Z軸変位機構、90 支持部、92 駆動部、94 ベース、96、130、136 底部、98 仕切板、98a 上端部、100 貯留槽、102 排出槽、104 回転軸、106 ブラシ部、108 +X方向側の側壁、110 −X方向側の側壁、112 スペーサー、114 第1固定板、116 第1ワイパーブレード、116a、122a 先端部、116b、122b 基端部、118、124 ワイパーブレード押さえ部材、120 第2固定板、122 第2ワイパーブレード、126 開口、128 案内部材、132 仕切板と回転ブラシとの間に形成される流路、138 溝、142 案内条、P 記録媒体、R 間紙、a 貯留槽の+X軸方向の側壁から回転軸までの距離、b 排出槽の−X方向側の側壁から回転軸までの距離、c 回転軸から仕切板までの距離、d 回転軸から+X軸方向の側壁までの距離
上記課題を達成するため、本発明の第1の態様のベルト洗浄装置は、搬送ベルトの表面を洗浄液で洗浄するベルト洗浄装置であって、前記搬送ベルトの下方に位置し、該搬送ベルト表面を洗浄液で洗浄する、回転可能な洗浄部材と、該洗浄部材の一部を浸漬する前記洗浄液を貯留する洗浄液貯留部と、前記洗浄液貯留部に供給された前記洗浄液を前記洗浄液貯留部から排出させる洗浄液排出部とを備え、前記洗浄液貯留部は、該洗浄液貯留部の底部から突出する仕切部を備え、前記仕切部の上端を乗り越えた前記洗浄液を前記洗浄液貯留部から前記洗浄液排出部へと排出させ、前記仕切部と前記回転する洗浄部材とが形成する前記洗浄液の前記洗浄液排出部への流路は、前記仕切部の上端に向けて漸次狭まることを特徴とする。
また、上記課題を達成するため、本発明の記録装置は、被搬送物を搬送する搬送ベルトを備える搬送部と、前記搬送ベルト上の被搬送物である記録媒体に記録ヘッドからインクを吐出させて記録を実行する記録部と、前記搬送ベルトの下方に位置し、該搬送ベルトの表面を洗浄液で洗浄する、回転可能な洗浄部材と、前記洗浄部材の一部を浸漬する前記洗浄液を貯留する洗浄液貯留部と、前記洗浄液貯留部に前記洗浄液を供給する洗浄液供給部と、前記洗浄液貯留部に供給された前記洗浄液を前記洗浄液貯留部から排出させる洗浄液排出部と、を備え、前記洗浄液貯留部の底部には、前記洗浄液供給部から前記洗浄液排出部側に向けて延びる複数の溝が設けられている、ことを特徴とする。

Claims (7)

  1. 搬送ベルトの表面を洗浄液で洗浄するベルト洗浄装置であって、
    前記搬送ベルトの下方に位置し、該搬送ベルト表面を洗浄液で洗浄する、回転可能な洗浄部材と、
    前記洗浄部材の一部を浸漬する前記洗浄液を貯留する洗浄液貯留部と、
    前記洗浄液貯留部に供給された前記洗浄液を前記洗浄液貯留部から排出させる洗浄液排出部と、を備え、
    前記洗浄液貯留部は、該洗浄液貯留部の底部から突出する仕切部を備え、前記仕切部の上端を乗り越えた前記洗浄液を前記洗浄液貯留部から前記洗浄液排出部へと排出させ、
    前記仕切部と前記回転する洗浄部材とが形成する前記洗浄液の前記洗浄液排出部への流路は、前記仕切部の上端に向けて漸次狭まる、ことを特徴とするベルト洗浄装置。
  2. 請求項1に記載のベルト洗浄装置において、前記仕切部の前記上端は前記洗浄部材の回転軸よりも下方に位置している、ことを特徴とするベルト洗浄装置。
  3. 請求項1または2に記載のベルト洗浄装置において、前記洗浄液を前記洗浄液貯留部に供給する洗浄液供給部を備え、
    前記洗浄液供給部は、前記洗浄液貯留部において前記洗浄液の少なくとも一部を前記仕切部の上端により規定される前記洗浄液の液面より下方に供給する、ことを特徴とするベルト洗浄装置。
  4. 請求項3に記載のベルト洗浄装置において、前記洗浄部材の回転方向は、前記搬送ベルトの走行方向と逆方向である、ことを特徴とするベルト洗浄装置。
  5. 請求項3または4に記載のベルト洗浄装置において、前記洗浄部材の前記回転軸は、前記洗浄液貯留部において前記洗浄液供給部が設けられた側に片寄って配置されている、ことを特徴とするベルト洗浄装置。
  6. 請求項5に記載のベルト洗浄装置において、前記搬送ベルトの走行方向における前記仕切部と前記洗浄部材との間の距離は、前記洗浄液供給部が設けられた側の前記洗浄液貯留部の側壁と前記洗浄部材との間の距離よりも小さい、ことを特徴とするベルト洗浄装置。
  7. 被搬送物を搬送する搬送ベルトを備える搬送部と、
    前記搬送ベルト上の被搬送物である記録媒体に記録ヘッドからインクを吐出させて記録を実行する記録部と、
    請求項1から6のいずれか1項に記載のベルト洗浄装置と、を備える記録装置。
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